スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エピローグ「香の理解ある家族」

こんな家族、いいなあ、という気持ちで書きました。
==================================

エピローグ「香の理解ある家族」


香は、家の前まで来た。
12時を少し過ぎていた。
昼食に、家族みんなが揃っているはず。

家族に、このヘアスタイルを公開しなければならない。
いろんな反応を想像してみた。
中2の妹・佳奈(美少女)。
「お兄ちゃん、女の子みたいじゃない。これから、どうするの?」
って言うかなあ。
母の礼子(美人)。
「まあ、香。どうしてそんな髪にしたの。
 それでなくても、女の子に間違われるのに。
 お母さん、知りませんよ。」
こんなところかなあ。
父の康夫(お茶目)。
「女の子だと思ったよ。よく似合ってるじゃないか。
 外に出るときは、スカート履いて行った方が、
 かえって、じろじろ見られないぞ。」
こんなこと、言ってくれるわけないかあ。

楽天的な香も、さすがに玄関を前にして、ビビってしまった。
しかし、いつかは、見せなければならない。
香は、思い切って、玄関のドアを開けて、中に入った。

佳奈が、奥のキッチンから飛んで来た。
「お兄ちゃん、お帰り。」
と言って、香の頭を見た。
妹の顔が、みるみるニンマリして来る。
小さい声で、「わあ!」と言った。
目が、笑っている。
(佳奈は、否定的ではない。香は一安心。)

「お兄ちゃん、可愛い。ね、すぐあたしの部屋来て。」
そう言って、佳奈は、玄関に近い自分の部屋に香を連れ込んだ。
「あはははは。」と佳奈は、部屋のドアを閉めて、大笑いをした。

「お兄ちゃん、もう絶対女の子。そのヘアスタイル最高にステキ。」
そう言って、佳奈は、衣装ダンスから、花柄のワンピースを出した。
「お兄ちゃん、これ着て。完全に女の子だから。」
佳奈は、無理矢理、香のセーターを脱がせ、
男の下着のままの香に、ワンピースを着せた。
それを、眺めて、
「わあ、やったー!超可愛い。
 お兄ちゃん、この格好で、お父さんたちに見せようよ。
 お父さん、お母さん、何ていうか、楽しみじゃない。」
思いもよらぬ、妹のリアクションだった。

「怒られないかな。」香は言った。
「笑うに、決まってるじゃん。」
佳奈は、香を廊下に連れ出し、
一人先にキッチンに行って、
「ねえ。お兄ちゃん、美容院に行って、女の子になって帰って来たよ。」
と父母に言った。
「ええ?」と父母は、きょとんとした。
香は、佳奈に連れられて、キッチンへ行った。

母の礼子は、口をポカンと開けて、
「まあ、可愛いわ。香が女装したら、可愛くなると思ってたけど、
 これほどまでとはねえ。」と言った。
(母も、嫌悪を見せない。)
「お母さん、お兄ちゃん、ノーメイクでこれよ。すごくない?」
「そうねえ。」と礼子は言う。

「お父さん、何とか言って。」と佳奈。
「う~ん。佳奈、香に、ちょっとメイクしてみろ。口紅だけでいいよ。」
(父も否定的ではなさそう。香、かなりリラックス。)

「あ、リップならあたしが持ってる。」
と、母が言い、ピンクのリップを出した。
(母が、協力的。)
香の唇が、ピンクに染まる。
これで、香は、完全に女の子である。

「おおお。」と3人は目を見張った。
(なんか、認められたの?好感度ありなの?)

香は、自分の椅子に座った。

それからの、3人の会話を、香は、目を白黒させて聞いた。

「俺なあ、正直言うと、香のこと、
 女の子だと錯覚するときが、しょっちゅうあった。
 後ろから香に、首に抱き付かれたりすると、ドキッとしたりさあ。」と父。
「あたしもよ。洋服店で、香の下着買うとき、
 つい女の子のコーナーに行っちゃったりしたわ。」
「あたしなんて、しょっちゅう『お姉ちゃん』って呼びそうになったわ。」
「あははは・・。」と3人は高笑い。

「さあ、食べましょう。」と母の礼子が言い、みんなで食べ始めた。

「こうしてみると、香は、なんだ、様になってるなあ。
 男の格好だと、香の仕草に違和感があったけど、
 女の子の服着てると、違和感がない。」と父の康夫。
「そうね。男の子なのに『女の子みたい』って言われるなら、
 女の子になっちゃえば、もう、言われないわね。」と礼子。
「お兄ちゃん、歩き方とか、仕草とか、全部女の子っぽいから、
 女の子としては、『普通』ってことね。」と佳奈。

「香、俺と母さんで、香が小学生のときから、ずっと心配してたことだけど、
 香は、その・・なんだ、性同一性障害(性別違和)なのかな?
 それなら、それで、母さんも俺も、覚悟はあるぞ。」と、父の康夫が言った。
香は答えた。
「お父さん、ぼく、それじゃないよ。
 女の子になってしまいたいとは思わないの。
 女の子の服着て、女の子に見られたいって思ってるだけ。」
「あんまり、違わないって思うけど?」と礼子。

「例えば、ぼくは、女の子を好きになるけど、男子には、恋をしない。
 女の子になる手術をしたいなんて、ぜんぜん思わない。
 あくまで、心は男。」と香。
「じゃあ、将来好きな彼女ができて、その子と結婚することはあるのね。」母。
「うん。大あり。」
「じゃあ、よかった。女の子の服着るだけなら、家でも着ていいよ。」父。
「あたしも、いいわよ。」母。

「香、ひょっとして、今、スカートの中は、男のパンツか?」父。
「そうよ。あたしの下着、貸せるわけないじゃない。」と佳奈。
「それは、興ざめだ。今日佳奈といっしょに、
 女の子の下着、いくつか買ってくるといい。」父。
「お兄ちゃん、大丈夫よ。今のお兄ちゃん、完璧に女の子だから。」佳奈。
「うん、ありがとう。そうする。」
と、香は、安堵の胸を撫で下ろした。

なんて、理解のある家族だろう。
言葉は、しばらく、男言葉。
その内、ちょこちょこ、女言葉を言ってみよう。
仕草は、すでに女の子だそうだし。

わあ、やった!
ぼくのバラ色の家庭生活が、今日から始まる。
香の胸は、ぽかぽかだった。

<おわり>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




スポンサーサイト
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。