<最終回>形状記憶シリコンと変人天才博士「全身マスクを脱いで」

最終回まで、読んでくださり、ありがとうございます。
お話は、まだ先まで書いたのですが、
第5話くらいで、止めておくのがいいと思いました。
機会があれば、<第2部>を書きたいと思っています。
また、読んでくだされば、うれしいです。
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<第5話>「全身マスクを脱いで」最終回


ルナこと、大森裕也の実年齢は、32歳。
高名な大学の工学部を優秀な成績で卒業した。
就職は、引く手あまたであったが、
裕也は、子供の頃からの女装子で、女装して働くのが夢だった。
ただ、自分は女装しても、可愛くなれないことを知っていた。
その頃、同じ女装仲間から、山奥で一人研究をしている万能の天才博士、
一之宮麻衣吉の存在を知った。
博士も相当な女装子であるとのこと。
そこで、裕也は決意した。

やっとたどり着いた博士の研究所で、博士は真っ先に言った。
「君は、脚が長いね。」
「はい、背の割には、長いと思います。」
「歯並びはどうじゃ。」
裕也は、「いー。」をして見せた。
「綺麗な歯をしているね。君は、合格。弟子にしよう。」
博士は、それだけで、簡単に裕也を弟子にした。
裕也の経歴など、一切聞かなかった。

博士は裕也に、(まだ、未完であった)全身フィーメイル・マスクを作ってくれた。
夜はそれで、過ごしていいと言われた。
裕也は、市販されている高価なフィーメイルマスクを知っていたが、
博士のものは、その時点で、はるかに完成度が高かった。

裕也は、後に博士に聞いた。
「博士は、ぼくの足の長さと歯並びだけを見て、採用してくれたのは、なぜ?」
博士は答えた。
「足の長さと、歯並びだけは、まだ、わしは変えられんのだよ。」
「ぼくの経歴なんかは、気にならなかったの。」
「わしのところに助手として来てくれたのは、この10年、君だけじゃ。
 君も相当な変人じゃ。わしと気が合うに決まっとる。そう思った。」
博士は、そう言って笑った。

10年経った今、自分は、17歳の可愛い女の子として、
博士の元にいる。
ほぼ、24時間、女の子でいる。
心も、完全に17歳の女の子になっている。
自分が、32歳だということを、ほとんど忘れている。
ルナは、幸せだった。

気持ちのいい、6月の朝。

「ルナ、この写真の女の子を解析して、立体画像を作ってくれんか。」
と博士は、言う。
「はい。」とメイド姿のルナは言い、パソコンを前に、パチパチとキーを打つ。
ルナにとっては、朝飯前だ。
やがて、立体画像ができる。
3次元空間のどこからでも、画像の子を見ることができる。
画像の子は、座ったり、歩いたり、また、踊ったりする。
このプログラムは、裕也が作った。
「身長165cm。あたしと同だわ。」ルナは言った。



2週間が経った。

ルナは、新しい全身フィーメイル・マスクにすっかり馴染んでいた。

夜になり、ルナは、湯船につかっていた。
もうじき、一番辛い時間がやって来る。
全身マスクが、ぶよぶよになって来た。
それを、脱がなければならない。

元の小太りの裕也の体になる。
いつも見たくないと思う。
『天国の父さん、母さん、ごめんね。
せっかくもらった体、見たくないなんて。
 でも、許してくれるよね。』
ルナは、そんなことを心で言いながら、体を見なかった。
だから、ルナは、いつも天井を見たり、ガラス戸を見たり、
体を見ないように、直接触らないように、体を洗う。
ぷっくりしたお腹を触りたくない。

脱衣所に出た。
小さい鏡があるが、見たことがない。

髪を拭き終ったときだ。

「ルナ、大変、大変、ワンピースだけ着て、
 早く来て。ああん、助けてー。キャー!」
という麻衣の悲鳴がした。
ルナは、あわてた。
ろくに体も拭かず、赤いチェックのワンピースだけ着て、
麻衣のところへ行った。

すると、麻衣が、ルナを上から下まで見て、にこにこしながら、腕を広げた。
そして、ルナのところに来て、ルナを抱きしめた。
「ルナ、おめでとう。
やっぱり裕也の体を見ないで、洗ってたのね。
 裕也なら、そのワンピース、入らないわよ。
ルナ、あわてて、スキンを被らないで来たでしょう。」と麻衣が言う。
ルナは、はっとした。

「鏡を見て。ルナがいるから。」と麻衣が言う。
ルナは、立ち鏡を見た。
そこには、スキンを被っていないのに、ルナがいた。
「ね、麻衣、どういうこと?」
「まあ、ソファーに座って。」
ルナと麻衣で座った。

「今度の新しい全身マスクだけど、あたしの新発明なの。
 ルナは、それを使った第1号。
 今度のは、スキンを着けていると、体がそれに合わせて、変わっていくの。
 乳房は、体の脂肪が集まって来て、スキンの成分と交代していくの。
 ヒップもそれに同じ。
 ハイ・ウエストみたいに圧迫されているところは、
 急速に矯正されて行くの。
 約2週間かけて行われていくんだけど、
 ルナは、毎日、何にも言わなかったじゃない。
 多分、お風呂で、洗ったり、体拭いたりするとき、
自分の体見てないんじゃないかなって思ったの。」と麻衣は言った。

「じゃあ、麻衣。あたしの体が、スキン通りになったの。
 一生、あたし、この体でいられるの?」
「あたしの研究によればね。性感帯もスキンの通り。
 あなたの希望で、Pちゃんだけは、付いているわよ。」
「あたし、うれしい。ほんとにこんなに可愛くなれたの?
 裕也には悪い気がするけど、裕也はあたしだし、
 許してくれると思う。」
「ルナ、地毛が伸びて来たから、可愛くカットすれば、
キュートな女の子でいけるよ。」
「うん、そうね。
 麻衣、ありがとう。あたし、うれしい。」
そう言って、ルナは、麻衣に抱き付いて泣いた。



翌日。
「ルナ。美容院へ行って、可愛いショートにしてもらいに行こう。」
と麻衣が言う。
「わあ、うれしい。」
「前に言った原宿に行こう。」と麻衣。

今度は、二人共体にフィットした伸縮性のワンピースを着て行った。
超ミニ。ルナは、青。麻衣は、黒。
二人に集まる視線をたっぷり楽しんだ。

原宿は、いつも人で混んでいる。
青山通りのカリスマ美容師の店にルナは入って行った。
麻衣は、外で待っていて、ルナのことを想像していた。
「髪を変えれば見違えますよ。」とイケメンの美容師が来て言った。
「うれしいです。オシャレなショートにしてくださいますか。」
ルナは言った。
美容師のハサミさばきを見ながら、
『こんなカリスマ美容師さんに、女の子として、
 髪をいじってもらうなんて、本当に夢みたい。』
ルナは、しみじみと思っていた。

1時間後、外に出て来たルナを見て、麻衣は、飛び上がった。
「ルナ、ステキー!」と抱きしめた。
ルナは、髪の色を落として、ステキなショート・ヘアーの女の子になっていて、
麻衣は、胸キュンだった。

可愛い女の子になり、オシャレな通りを歩く気分は最高だ。
「また、AVの二人の人がやって来ないかな。」とルナが言って二人で笑った。
すると、男子の二人連れが来る。ルナ、麻衣を見ている。
学生か高校生。
二人は、麻衣とルナを見て、こそこそ話している。
やがて二人は、目の前に来た。

一人が、かなり緊張した風に、
「あの、俺たち高校生で、原宿初めて来たんです。」
「で、友達に写メ自慢したいんです。」
「もしよかったら、俺たちとツーショットお願いしたいんです。」
「お姉さん達みたいな綺麗な人と撮れたら、最高に自慢っす。」
(ダメだろうなあ、という二人の表情だった。)

「いいわよ。光栄だわ。」とルナが言った。
「ほんとっすか。」二人は目を輝かせた。
それから、腕を組んで撮り、腕を抱き、学生さんの肩に頭を預けて撮り、
最後は、ほっぺたにチューをして撮った。

青年二人は、撮れた写メを確認し、
「やったー!ありがとうございます。」
と頭を下げて、行った。

ルナと麻衣が、振り返って見ると、
二人は飛び上がり、ヤホー!と言っていた。

「ルナ。男の子も、いいなあって思ったんじゃない?」と麻衣。
「うふん。男の子も、可愛いなってね。」ルナは、うふっと笑った。

<おわり>

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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