スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お父さんもボクも女装子⑦「母へのカムアウト」最終回

2つのエピソードを書きましたので、長くなりました。
読んでくださると、うれしいです。
=================================

お父さんもボクも女装子⑦「母へのカムアウト」最終回


玲也も原田朋子も、部活に入っていなかったことは、幸いだった。
玲也は、女装したいことが理由だった。
二人は、いつも一緒に帰る。
学校から離れると、手を繋ぐ。

教室での、朋子は、だんだんおしゃべりができるようになってきていた。
玲也と二人でいると、男女に関わらず、人が集まって来て、
朋子はいろいろ聞かれて、返事をするうち、話ができるようになってきた。

学校の帰り、週に3日は、カラオケによる。
私服をもってきて、小さな鏡を立ててメイクもする。
メイクをした玲也をみて、朋子は、ものすごく喜んだ。
「玲也、美少女じゃない。すごーい。超可愛い。」
「朋子は、恐ろしいくらいの美女だよ。
 ぼくだけに見せてね。学校のみんなに見せちゃいやだよ。」
「玲也の美少女も、あたしだけが知っていたい。」
玲也といるとき、朋子は、とてもおしゃべりな子になれるのだった。

朋子は、母と二人の母子家庭だ。
母は役所で働き、毎日6時に帰ってくる。
それまでに、朋子は夕食を作る。
朋子が部活に入らないのは、そのためでもあった。

「今日、あたしの家に来て、母に会ってくれない。
 家(うち)は、母子家庭で、母が仕事から帰ってくるまでに、
 あたしが、夕ご飯を作るの。
 玲也、お食事を手伝ってくれて、3人でお食事してくれたらうれしい。」
「わあ、朋子、えらいんだね。うん、手伝う。
 朋子のお母さんにも会いたいし。」
「玲也、どっちで会う。男の子で、女の子で?」
「男で会う。だって、女の子で会ったら、長続きしないもの。」

玲也は、家に電話をして、母に、夕食は友達の家で食べると言った。

朋子の家は、団地の一軒家で、玲也の家に似ていた。
朋子は、8畳の板の間の部屋をもらっていて、
見るからに女の子の部屋だった。
「わあ、いいなあ。ぼくも、女の子の部屋に住みたい。」
「いつでも、遊びに来て。二人で、女の子しよう。」
「うん。うれしい。」

二人で、料理をした。
玲也も母の料理をよく手伝っていたので、てきぱきと手伝った。
朋子の母、芳江が帰って来る6時少し前に、
テーブルの上に料理がずらりと並んでいた。

玲也は、朋子のお母さんと会うことに、胸をドキドキさせていた。
6時ぴったり、芳江が、ドアを開けて、「ただいまー!」と声がした。
「わあ、いい匂い。今日は、何?」
と芳江が姿をみせた。
40歳くらい。ブルーのセミロングのワンピースを着ている。
セミショートの髪がステキだった。
背が高く美人で、朋子はお母さんに似たのだと思った。

朋子は、玲也と並んで立った。
「お母さん、紹介する。お友達の森本玲也くん。
 お料理も手伝ってくれたの。」
「森本玲也です。高校2年、男子です。」と言った。
「まあ。」と芳江は、満面の笑みを浮かべた。
玲也は、芳江の笑顔は、最高にステキだと思った。
「朋子の母の芳江です。どうぞよろしく。」と芳江は言った。

三人は座って、飲み物をついだ。
芳江には、ビール。
乾杯をした。
しばらく、美味しい、美味しいと言いながら食べた。

「玲也。さっき『高校2年、男子です。』なんて言う必要ないのに、
 どうして言ったの。」と朋子。
「あ、これ、ボクの口癖でね。初対面の人には、そう言わないと、
 『中学生、女子』って思われるのね。だから、先に言っとくの。」
「そうかあ。」と朋子は笑った。
芳江も、くすくす笑っていた。
その内、芳江は、目に涙を浮かべた。
「お母さん、どうしたの。」朋子が聞いた。
「うれしかったの。朋子は中学のとき、辛い時期があって、
 それから、あまり話をしなくなったでしょう。
 でも、このところ明るくなった。
 玲也さんが、いてくれるためね。」

「うん。ずばり、その通りなの。
 玲也は、人気者だから、玲也のそばにいると、人が来るの。
 そして、あたしもいろんなこと聞かれるの。
 それに、答えているうち、少しずつ話せるようになって来たの。」
朋子は言った。

「でも、初めに『ラブ・メッセージ』くれたの、朋子だよ。」と玲也が言う。
「まあ、朋子がそんなことしたの?」芳江は、目を丸くした。
「あの日は、玲也のヘア・スタイルがステキで、我慢できなかったの。」
「そう言えば、玲也さんのヘア・スタイルステキだわ。」
「このときも、美容師さんに、『高校2年、男子です。』って言ったんですけどね。
 ちょっと、女っぽくされました。」
あははは、と3人で笑った。
久しぶりに賑やかな時間が、過ぎて行った。



洋介は、「よし、これで行こう。」と計画を立てた。
金曜日である。
洋介は、退社して、いろいろな切符を売っている切符店に行った。
そこで、人気のある遊園地の切符を4枚買った。
家に帰って、玲也に計画を話した。
「うん。いいと思う。外で会った方が、気持ちがおおらかになるもんね。」
と玲也は、言った。

洋介は、夕食で、次の日曜日、家族で遊園地に行くことを発表した。
梨奈は、わああ、と言って喜んだ。
玲也が言う。
「ボク、日曜の午前中に、大事な用があるから、
 12時には、間に合うように遊園地に行く。」
「12時からでも、たっぷり楽しめるから、それでいいよ。」
と洋介は、言った。
洋介と玲也は、目を合わせた。
これで、第一ハードル通過。

日曜日。
みんな、ウキウキしていた。
「お母さん、若く見える格好をして行ってね。」と梨奈が言った。
「うん。20歳くらいに見えるように、がんばるわ。」
「お父さんもね。髪をぱさぱさにすれば、若く見えるから。」と梨奈。
「うん。お母さんと二人、目指せ20歳。」と洋介は言った。

3人は、9時半に遊園地に向かって、家を出た。
「さあ、気合い入れなくちゃ。」と玲也は言った。
そして、自分の部屋に隠してある、女装の用品を出した。

白地にピンクの模様のある、長袖のワンピース。
スカート部は、広がっていて、膝上10cm。
前髪のある、セミロングのウィッグ。淡い色の髪。
母が、玲也とわからないように、アイメイクをバッチリとした。
白い花飾りの付いたカチューシャ。
ピンク系のリップ。
黒い靴。肩から下げる黒いバッグ。

玲也は、時間を合わせて、家を出た。

ほぼ12時だった。
洋介、則子、梨奈の3人は、昼を食べるために、テーブルに座った。
入り口広場の周りのテーブルである。
洋介は、到着している玲也を確認した。
「ぼくと梨奈で、バーガーとドリンクを買ってくる。
 お母さん、ここで、テーブル取っておいてよ。」と、洋介。
「いいわよ。あたしは、オレンジジュースがいいわ。」
「OK。」

二人は、4人分のバーガーとドリンクを買って、
洋介は、テーブルとは、違う方向に歩いて行こうとする。

「お父さん。こっちよ。」梨奈が慌てて行った。
「いいの、いいの。」と洋介は、ここで、今日の計画を梨奈に話した。
「わあ~、お兄ちゃん女装で来るの?わあ、楽しみ!最高。」
梨奈は、大喜びだった。
二人は、メリーゴーランドの周りのテーブルに座り、
4人分のバーガーとドリンクを置いて、待っていた。

則子は、ポニーテイルにし、黄色いセーターに、
タイトなミニの白いスカートを履いていた。
どう見ても、20歳くらいの学生に見える。

則子は、5分待って、心配になった。
でも、2人で行って迷子になるなんて、考えられない。
遊園地は混んでいない。
10分経ったとき、これはおかしいと思い、
バッグを持って、席を立った。
そして、広場の真ん中に出て、周りを見回した。

同じ広場にいる玲也は、「今だ。」と思った。
一目見られて、ばれたらどうしよう。
心臓がドキドキしていた。
深呼吸を2回して、母に近づいて行った。

「あの、誰かをお探しですか?」玲也は、できるだけの女の子の声で言った。
則子は、玲也を見た。
『あ、ばれてない。』と玲也は、思った。
「ええ、家族とはぐれてしまいましたの。」
「あたしも、家族を捜しています。でも、大丈夫。
 遊園地ではぐれたら、『メリーゴーランドに行け。』って言葉があるんですよ。」
「まあ、そうなんですか?でも、メリーゴーランドは、どこにあるのかしら。」
「あたしは知っています。ごいっしょに行きませんか。」
「はい、お願いします。」
二人は、歩きはじめた。

「あの、ご家族は何人ですか。」と、玲也。
「夫と、高校生の息子と、中学生の娘です。」
「まあ、そんな大きなお子さんが。あたしは、あなたのこと学生さんだと思いました。」
「ありがとう。あなたは、可愛い方だわ。中学生に見えるけど、
 メイクなさっているから、高校生?」
「はい、そうです。」玲也は、にっこりと笑った。

二人は、メリーゴーランドの回りのテーブルにやってきた。
梨奈は、母といっしょの女の子を見て、エキサイトした。
「わあ、あれお兄ちゃん?超可愛い。あたしたまらない。最高。」
洋介と梨奈で、二人に大きく手を振った。

「あ、いました。ありがとうございます。」と則子は、玲也に頭を下げた。
「あの二人は、あたしが探している家族でもあるんですよ。」
そこで、玲也は、テーブルの二人に手をふった。
テーブルの二人が、玲也にも大きく手をふった。

「え?」と則子は、途方にくれて玲也を見た。
ここで、カムアウトだ。
「お母さん。ぼく、玲也。」
「ええ?」と則子は、玲也を見つめた。
「玲也なの?全然わからなかった。可愛いわ。」

二人が、テーブルに来ると、梨奈が待てずに、飛び出してきて、
「お兄ちゃん、可愛い。もう、最高。あたしの妹みたい。」
と、大はしゃぎした。
みんなが席に着いた。
「驚いたわ。洋介さんは、みんな知ってて、仕組んだの?」
「うん、そう。」
「梨奈も知ってたの?」
「あたしは、さっき聞いたばかり。」

「玲也の女装を、則子が認めてくれるように、ぼくが、一芝居打った。」
と洋介は言い、則子の反応を見ていた。
「可愛い女の子だと思って疑わなかった。優しくて、賢そうだったし。」
則子は、玲也を見て、
「いいわ。あたしの負け。でも、エスカレートしないでね。」
「わあ~ほんと?ぼく、ガールフレンドいるから、エスカレートしないよ。」
玲也は、言った。
「え?ガールフレンド?!」
3人が、声を揃えて言った。
「この子だよ。」玲也は、スマホの写真を見せた。
「わあ、美人!」と3人。
「背は、170cm。」
「170?!」と3人。

3人は、玲也のガールフレンドに大きく興味が移り、
玲也の女装のことは、忘れたかのようだった。

横で、優雅に回っているメリーゴーランドを見もしないで。


<おわり>

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



スポンサーサイト
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。