お父さんもボクも女装子④ 「原田朋子の玲也への思い」

お父さんもボクも女装子④ 「原田朋子の玲也への思い」


洋介は、オフィスに1番に来て、コーヒーを飲もうと給湯室に来た。
期待した通り、オフィスで一番仲良しの女性篠原明美がいた。
明美は、24歳と若い。
明美は派遣社員で2年目だが、洋介は、明美とは気が合い何でも話せた。
明美は、美人で背が170cmほどある。
洋介は、チャンスと思い、明美に聞いてみた。

「あのさあ、ぼくの友人に、女装趣味の奴がいるのね。
 で、彼は、奥さんにカムアウトしようと思ってる。
 家でも、時々女装でいたいのかも知れない。
 篠原さんどう思う?カムアウトは、成功すると思う?」

「やめた方がいいです。奥さん嫌がると思います。」
「奴は、女装すると、ほとんど男とばれない美人になるよ。」
「同じですよ。森本(洋介)さんの奥さまが、
もし、髪を男性のリクルート・ヘアーにして、
 ネクタイ締めて、男性のスーツの恰好を家でなさったら、
 森本さん、どう思います?」
「それ、ちょっとイヤ。」
「仕草も男性、声も男声にされたら、嫌じゃありませんか?」
「うん。よく思わない。」
「ベッドでは、もっと嫌でしょう。奥様がいくらイケメンの男性になっていても。」
「うん。セックスする気になれない。」
「それと同じですよ。よっぽど理解のある奥様なら別ですけど。
 女装は悪いことではないですが、外でなさって、内緒にされるのが一番です。」
「うん、わかった。彼にそう言っておくね。篠原さん、ありがとう。」

明美は、わかっていた。
洋介の言う「友人」とは、洋介自身だと。
『あたしなら、平気なのに。
あたしは、洋介さんの女装、一目見てみたい。
 あたしが男装して、二人でデイトなんてしてみたい。
 洋介さん、20歳くらいにしか見えないし。
 ああ、奥様にジェラシーしちゃう。
 世の中、うまくいかないな。』
明美は、叶わぬ思いを拭き消すように、シンクを磨いた。



玄関を出る玲也の髪型を見て、母の則子は少し安心した。
教わった通り、水で髪を整えると男子の髪型になんとか見える。

玲也は、教室に入って、机に座り、なんとなく周りを気にしていた。
「お、髪切ったのか。」
「うん。」
それ以上は、聞かれなかった。
「わあ、玲也ちゃん、髪切ったのね。」と女の子達。
「うん。まあね。」
女の子達もそれ以上何も言わない。

水というのは、蒸発する。
水で整えた玲也の髪は、当然のごとく、少しずつ乾いてくる。
風も吹く。
玲也は、みんなから特に何も言われないので、
安心して、水のことを忘れてしまったのだった。

それが、昼食の後、玲也の髪は、元に戻って来ていた。
ある女子が気が付いた。
「キャー、玲也ちゃん。そういう髪型だったんだ。
 左右のカットの場所がちがう!」
女子が集まって来た。
「わあ、ステキ!そんなヘアスタイル見たことない。めちゃカッコイイ。
 玲也ちゃんに似合ってる。」
「ちょっと、女の子に見えるかも。」
「そこが、いいんじゃない。」
男子も来た。
「おおおおお。玲也お前、可愛いよ。」
「おお、カッコイイな、その髪。」
「前より女っぽく見えるけど、玲也はその方がずっといい。」

「みんな、ありがとう。でも、恥かしいから、解散して。」玲也が言った。
「ああ、いいよ。」
みんなは、素直に解散した。

席が一番前の玲也を、じっと見ている目があった。
席が一番後ろの、原田朋子。
背が、170cm。
ショートヘアー。
女らしく、しとやかで、クラス1の美人である。
だが、マドンナとは呼ばれることはなかった。
それは、朋子が、極端に無口だったためだ。
休み時間、一人でいることも多い。

朋子は、心で思っていた。
『みんなのように、玲也くんのそばに気楽に行けたら、
 どんなにいいだろう。
 今度の玲也くんの髪型は、カッコよくて、可愛くて、
 胸がキュンとして、耐えられない。
 ああ、この気持ち、どうすればいいんだろう。』

その夜、原田朋子は、一生に一度の勇気を出して見ようと思った。
そして、小さな紙に、玲也へのメモを書いた。
『明日の帰り、〇〇駅の改札で待ってて。
 ダメならあきらめるから気にしないで。
           原田朋子』

次の日の朝、朋子は、誰よりも早く来て、
玲也の上靴の中に、四つに折ったメモを入れた。

玲也は、気が付いた。
そして、それが、無口な原田朋子からのものだったので、
よっぽどのことだと思った。
そして、大切にメモをしまった。
5分休み、誰も見ていないことを確かめ、
『OKだよ。玲也』と小さな紙に書いて、朋子の靴の中に入れた。

朋子の指定した○○駅とは、静かな駅だった。
1つ前の駅は賑やかだ。
朋子は誰にも見られず会いたいと言うことだと思った。
なんだろう。
原田さんが、ぼくを好きなはずないし。
多分、ボクの髪型が気に入って、
その美容室を教えて欲しいということかなと思った。
学校で聞けばいいけど、原田さんは、すごくシャイだから、聞けないんだと思った。

翌日、学校が終わった。
玲也は、少なからず緊張していた。
無口だが、クラス1の美人だ。
背が高くて、スタイルも抜群。
ステキな女の子だ。
心がときめかないわけがない。

玲也は、指定の駅で降りて、スクール鞄を背負って、
例のスポーツバッグを持って、改札を出た。
後ろから、「玲也くん。」という小さな声がした。
朋子だった。
9月の終わりで、朋子は、ウエストのくびれた紺の上着を着ている。
「あの、人に見られたくないから、カラオケでいい?」
と朋子は聞く。
この駅にもカラオケはある。
「うん。」と玲也は言った。

カラオケに行くまで、朋子は、少しうつむいて何も言わなかった。
手続きは、朋子がした。
二人で、ホールのフリードリンクを持って部屋に入った。

ソファーに並んで座った。
「来てくれてうれしい。」と朋子は言った。
「ヘアスタイルのこと?」
「関係はあるけど。」
「何?」
「おとといの玲也くんのヘアスタイル見て、たまらなくステキだと思ったの。」
「ありがとう。」
「玲也くん、ちょっと女の子みたいでしょう。」
「うん。自分で認めてるよ。」
「怒らないでくれる。」
「うん、怒らない。」
「玲也くん。女の子の服着てみてくれない?」

玲也は、ドキッとした。
無口な朋子から、そんなこと言われるとは夢にも思わなかった。
朋子は、ビニールに入った服を見せた。
「これ、あたしが中学のときの制服なの。
 背が、160cmくらいのとき。
 ちゃんとクリーニングしてある。
 女の子の下着も買って入れておいたの。
 あたし、女装した玲也くんに会いたくてたまらないの。
 こんなお願いもうしないから。
 一度だけでいいの。お願いを聞いてくれない?」
玲也は、朋子をみつめた。
「原田(朋子)さん。もしかして、ボクのこと好いていてくれるの?」
朋子は、玲也を見て、うなずいた。
「うん、着替える。ボク、女の子の服着るの好きだから。」

(つづく)

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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