「 Fly me to the Moon 」

「 Fly me to the Moon 」


女装の話でなく、すみません。

私は、メルヘンチックな気分に浸るのが大好きな子供でした。
これは、小学生のときか、中1のときか、記憶が定かでありません。

私は、その頃、一人遊びが好きでした。
日曜の午後になると、少し遠い公園までいきました。
知っている友達に会いたくなかったのです。

そこは、ゴーカートを乗れる大きな公園でしたが、
もう、それはすたれてしまって、人のいない公園になっていました。

その公園の出口のところに、公民館の分室があって、
2階に、ほんの小さな図書室がありました。
いつ行っても、人がいませんでした。
私は、その頃、童話を自分で作って書いていました。
図書室は、児童図書室でしたので、子供向けの本ばかりです。

私の大のお気に入りの本は、立原えりかの「木馬が乗った白い舟」という本でした。
白いハードカバーの本で、そのお話は、今まで読んだことのないような、
新しいタイプのものでした。
私は、感激し、最後の「作者のプロフィール」を見ました。
すると、作者は、白いチャイナドレスを着たとっても可愛い人でした。
20歳くらいの人です。
私は、いっぺんで、立原えりかさんに恋心を抱きました。

休みの日になると、私は、児童図書分室に来て、
立原えりかさんの本を読みました。
そして、たっぷりメルヘンチックな気分になって、帰りました。

帰りの道に、おもちゃ屋さんがありました。
いつも、ほとんどお客がいませんでした。
売り場はとなりの畳の部屋とガラス戸で仕切られていて、
畳の部屋に家族の人達がいます。
そこの40歳くらいのおばさんが、
ときどき、店に出て来て、私を見ていました。
美人のおばさんでした。
私は、そのおばさんも大好きで、ほんの少し恋をしていました。

私は、店に入ると、ブリキのおもちゃの鉄琴で、
「Fly me the Moon 」を、必ず弾きました。
この曲は、簡単なんです。ドーシ・ラ・ソ・ファーと
並んでいる鍵盤通りに叩けば、いいのです。
店番の私の好きなおばさんがいないときも、
奥で聞いていてほしいなあと、私は思っていました。

しかし、この曲は、一か所「半音」のところがあるのです。
オモチャの鉄琴では、それが弾けません。
だから、私は、半音のところで止めて、いつも、店を出ました。

それから、どの位後でしょうか。
私は、立原えりかさんを読み、メルヘン気分で、
オモチャ屋さんに行きました。
大好きなおばさんは、いませんでした。
でも、曲は弾こうと、いつもの鉄琴の前に来ました。
そして、私は、感激しました。

ブリキの鉄琴ではありましたが、
半音付きの2段になった鉄琴が置かれていました。
私は、うれしくて、キョロキョロおばさんを探しました。
おばさんは、いませんでしたが、私は、鉄琴を叩きました。
曲の知っているところまで、全部弾けました。
おばさんは、きっと聞いてくれていた。
そう思いました。

私は、うれしくて、にこにこしながら、帰りました。

忘れられない思い出です。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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