スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

IS 看護師 江崎裕美②「初出勤でのあいさつ」

今日は、あまりえちな場面がありません。

このお話は、善意ある人しかでてきません。

====================================

<第2話>「初出勤でのあいさつ」


裕美は、都心にある高層病院を見上げた。
14階まである。
ここが、今日から勤務する麻布の森病院だ。
築3年のピカピカに新しい病院だ。

中で、看護服に着替えるので、家からは私服で来た。
タンクトップの下着に、緑のサマーセーターを着た。
下は、ぶかぶかのベージュのズボン。
看護服の紙袋を持って、中に入った。
9階の外科病棟に行く。

裕美がエレベーターに乗ったとき、女の子が走って来て乗って来た。
エレベーターに二人だけ。
「あなたも今日から看護師?」とその子は聞いた。
かなり可愛い。背は、裕美と同じ、163cm位。
「うん、そう。あなたも?」裕美は言った。
「ええ。9階で一緒だから、二人とも外科病棟じゃない?」とその子。

「あたし、安田絵里。」
「ぼくは」、と言いそうになって、裕美は言葉を呑んだ。
昨日の父の言葉だ。(OFFのときは、『ぼく』でいいのに、)
「私は、江崎裕美。」と言った。
絵里の方から手を出してきて、二人で握手をした。

裕美は、絵里が自分を女の子だと思っていると直感した。
生れてから、どれだけ女の子に間違えられたか知らない。

「江崎さんは、スッピンできたの?薄くなら、メイクOKだと聞いたわ。」
と絵里が言った。絵里は、薄いメイクをしていた。
「あ、うん。」
裕美はなんとなく絵里の言葉に合わせてしまった。
絵里が、自分を女の子だと思っていることを確信した。

エレベーターの中で、絵里とかなり仲良くなった。

9階に降りた。
真っ先に看護服に着替える。
更衣室に行く。
裕美が、男子更衣室に入ろうとすると、
絵里が、裕美の袖をつかんだ。
「ここ男子よ。」と言う。
「あのう、私、男なんだ。」と裕美は言った。
「うそ。」と絵里は目を丸くした。
「じゃあ、あたし、江崎さんに失礼なこと言わなかった?」
と絵里は慌てて言った。
「大丈夫。」と裕美はにっこりした。
『はあ~、前髪が決定的だなあ。』と裕美は思った。

看護服。ズボンはLだ。
伸縮の効く素材で、裕美の女性並みのお尻がなんとか入る。
だが、裕美の小さなPは、ズボンの圧迫で陥没し、
タマタマが、恥骨の穴に入ってしまう。
すると、股間がフラットになって、まるで女性のようになる。
もっこりが少しもない。
上着はSだ。
半袖で、前にファスナーがあって、それを上げる。
悪いことに、ウエストが若干細くなっていて、
裕美の女の子体型が、見え見えになる。
おまけに、ファスナーは首まででなく、胸は襟になっている。
ブカでもいいから、上着もLにすればよかったと、裕美は思った。
そうすれば、狭い肩幅や、細いウエストを隠せたのに。

フラットな股間を上着が少し隠してくれていたが、
みんなからは、ここが見えるのじゃないかと裕美は心配した。

やがて、仕事の始まる8時になった。
看護師たちは、ナースステーションに集合した。
15名ほどいる。
裕美は、発見した。
ナースの中に、ズボンで男服の人がいる。
男服ではなく、この上着は、男女兼用なのだ。
だったら、自分は女性に見られてもしかたがない。
頭に、ナースの象徴であるナースキャップをつけていないだけだ。

裕美と安田絵里は、みんなの前に立たされた。
外科部長である女医の高坂美由紀が、まず、安田絵里を紹介した。
安田絵里は、「よろしくお願いします。」と言った。
拍手があった。
次に、裕美を紹介だ。
部長の高坂は、裕美に、「大学のこと言ってもいいかしら?」と言った。
「あ、はい。」と裕美は答えた。
「実は、江崎裕美さんは、驚くことに、あの天下のT大卒です。」
と高坂が言うと、みんなは「えー!」と言った。
「T大に、看護学部があったんですか。」
と男子の看護師が聞いた。
「ええ、ちゃんとあるのよ。T大卒の看護師なんて、めったにお目にかかれないわ。
 期待のホープよ。じゃあ、江崎さん、言葉があれば、どうぞ。」と高坂は言った。

「えーと、私は、小さいときから女の子にずーと間違われてきました。
 それなのに、今、わざわざ、女性に見られてもしょうがない髪型でいます。
 自分でも、矛盾していると思います。
 お願いがあるんです。
 これから患者さんも、私を女性と間違えるかも知れません。
 そのときは、男だと訂正なさらず、そのままにしておいてくださるとうれしいです。
 男だと分かって、びっくりして私を見る人々の視線が、ややトラウマになっています。
 お願いいたします。」
裕美は、そう言って頭を下げた。
実際、その場にいた看護師のほとんどが、裕美を女性だと思っていたのだ。
驚く顔を見せず、みんなは、大きな拍手をした。
そして、みんなは、裕美が、男子であるということの方が、インパクトが大きく、
裕美が、T大卒ということを忘れてしまった。

朝の会は終わった。
安田絵里が、すぐに着た。
「江崎さん。あたし、男子更衣室の前で、『うそ。』って、
 驚く顔しちゃったわ。ごめんなさい。少し傷ついたでしょう。」
「あ、大丈夫。慣れっこだから。」と裕美は、笑顔を見せた。

1年先輩の、大野早苗は、仲のいい海原美奈の袖を引いて、
廊下の隅まで連れて行った。
「ねえ、美奈。江崎さんのこと、どっちだと思う?」と言う。
「何のこと?」と美奈。
「江崎さんは、性同一性障害よ。
 でも、女性から男性になりたいのか、
 男性が女性になりたいのか、わからない。」と早苗。
「早苗何言ってるの。どっちでもないわよ。男の人よ。」
「だって、ズボンの股間がフラットだった。
 胸は、ベルトを当ててるんだと思う。
 声も女の子だし、あの体のラインは、女性よ。」
「だったら、男の子になりたい女性?
 それなら、もっと男っぽい髪型にするはず。
 男っぽい声をだすはず。」と美奈は言った。
「そうか、そうよね。」
「考え過ぎ。どっちだっていいでしょう。
 江崎さんのありのままを、受け入れればいいの。」と美奈。
「うん。わかった。」と早苗は言った。

第1日の多くは、医師やベテランの看護師に付き添って、患者を見て回ることだった。
裕美は、近藤良太という若い医師についていた。
外科病棟は、雰囲気が明るい。
みんな、日に日によくなって、退院する。
裕美は、行く先々で、「看護婦さん。」と呼ばれた。
「すいません、看護婦さん。ティッシュが切れました。
 新しい箱をお願いします。」
と30歳くらいの男性患者に言われた。
「はい。わかりました。」と裕美は答える。

男の看護師には、みな「看護師さん」というが、
女子の看護師を、「看護師さん」と呼ぶ人は、少なかった。
みんな、「看護婦さん」と呼ぶ。
裕美は、「看護婦さん」と呼ばれることが、少しも嫌ではなかった。
できるなら、ナースのワンピースを着て、頭にナースキャップをつけて、
白いストッキングを履いて、ナースの靴を履き、
「白衣の天使」として、患者に尽くしたかった。



勤務終了の5時が近づいた。
裕美は、トイレに入った。
アソコが小さくて立ってするのが、なかなか大変なので、
いつも個室に入る。

座っていると、2人の看護師が入って来た。
『今は出られないな。』と裕美は思い、二人が終わるのを待っていた。

「なあ、江崎さん、可愛いな。」と一人が言った。
「ああ、今日スッピンだったぜ。だけど、一番可愛かった。」
「ほんとは、女の子だよな。」
「それは、間違いない。男は、女の子のそばにいくと反応しちゃうからな。」
「俺も、反応した。でも、何か訳があるんだろうな。」
「事情があるんだろうから、男子だと思って接しないとな。」
「そう。俺たち看護師だからな。」

二人は、そんな会話をして出て行った。
『ほんとは、女の子…かあ。』
裕美は、心でポツンと言った。
そして、ここの人は、みんなやさしいなあと思った。


■次回予告■
裕美の第2日目。
早速、夜勤となります。
裕美は、ある患者に対して、「白衣の天使」となります。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。