人探し名人・柳原恵子MtF<最終回>「お父さんを捜せ!」

最終回だと思い、力を入れて書いていたら、思い切り長くなりました。
明日、お休みします。2日分だと思ってくださると、幸いです。

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人探し名人・柳原恵子MtF<最終回>「お父さんを捜せ!」


夏休み最後の日。月曜日。
午前10時ごろ、恵子と信也は、近所の公園で、
ちびっ子相手に、野球をやっていた。
野球だというのに、恵子は、桃色のワンピースでやっている。
信也は、ジーンズにTシャツ。

学校で部活をやってない恵子と信也の、唯一の運動の機会である。
しかし、相手は、小学1年生から6年生の8人。女の子が半分。
半分、子供たちを遊ばせてあげているという感じだ。
5月頃から、子供たちに入れてもらって、ずっと日曜日にやっている。
夏休みは、ほぼ毎日。

「10時だよ。みんな、水筒飲んだ方がいいわよ。」
恵子が、言う。
すると、みんなは、「わあ~。」と言って自分のリュックに走って行き、
おいしそうに水筒のものを飲む。
恵子と信也はペットボトル。

水を飲んでいる子供たちは、幸せそうで、
それを眺めるのが、恵子は好きだ。

11時半ごろ、野球は解散する。
「じゃあ、あたし達も、家に帰ってお昼を食べよう。」と恵子。
「ああ。午後どうする?」と信也。
「あたしの家、誰もいないよ。」と恵子。
「じゃあ、恵子ん家で、夏休み最後の…をするか。」
「うふん、いいね。」恵子は、首をすくめた。

家に着くと、恵子の分のサンドイッチがあった。
「いただきます。」
一人で言って、おいしいサンドを食べた。

シャワーを浴びることにした。
髪を洗った。
ちゃんとドライヤーをかける。

信也が来た。
部屋に入る。
決まって言う。
「恵子は、女女してねーのに、部屋は、女っ気ぷんぷんだな。」
「この部屋が、あたしの本質なのよ。」
と恵子はいう。
「髪洗ったな。シャンプーのいい匂いがする。」
「ね、今日、裸になっちゃおうか。」
「そう思って、俺もシャワー浴びた。」
うふっと二人で笑う。

二人は、互いに後向きになって、服を脱ぐ。
ショーツ一つになって、恵子は、白いタオルケットにもぐった。
信也が恵子に覆いかぶさって来る。
恵子は、信也のアソコをお腹に感じた。
「信也、もう興奮してるの?」
「あたり前だよ。裸同士だぜ。恵子は?」
「してるよ。」
「じゃあ、お互い、パンツ脱ごう。」
二人で完全な裸になった。
信也の指が、恵子の髪を梳いた。
そして、キスをする。

信也に、ぎゅっと抱きしめられると、
恵子は、女の子の喜びを感じる。
胸を愛撫される頃には、息が乱れて来る。
信也は、たっぷり愛撫してくれる。
胸の先端をかじったり、爪の先でひっかくようにされる。
恵子の頭に、つんつんと快感が走る。
「信也、もう我慢できない。」と恵子は言う。
「俺も。」
二人の大事なところをお腹で挟んで、体を動かす。
「まって、クリーム塗る。」
恵子は、そう言って、コールドクリームを二人のお腹に塗る。
そうすると、なめらかに擦れるようにできる。
信也が、体を上下する。
「ああ、信也、感じる。たまらない。」
「俺もたまらない。」

信也の方が、脚を広げていた。
「恵子。こういうのは、女の方が脚を広げるのじゃないか。」
「だと思うけど、恥ずかしいよ。」
「いいから、少し開いてみ。俺が、入れるくらい。」
恵子は、少し脚を広げた。
「このくらいだよ。」
信也が恵子の足に手をやり、ぐーとM開きにした。
「あ~ん。恥ずかしい。」
恵子は、いやいやをした。
しかし、それは、恵子が想像の中で、いつもしていたことだった。

その状態から、信也は、アレを擦って来る。
「あ~ん、あたし、犯されてる気がする。」
「俺は、犯している気がする。」
その気持ちが、二人を燃え上らせた。
「あん、あん、あん。」と恵子は、女の子の可愛い声をこれでもかと出した。
信也が燃えているのがわかる。

その内、恵子は口走った。
「信也、もっと犯して、もっと犯して、あたしをもっと女にして。」
「ああ、女の声をひーひー上げさせてやる。」
そろそろ、恵子にそのときがやってきた。
自分の言った言葉で興奮していく。
「信也、あたしダメ、ダメ、ああん、いく。」
「俺も、いきそう。」
「いっしょにいこう。」
「ああ。」
「ああん、ダメ、いく、いきそう、だめ。」
「俺もだ。いきそうだ。恵子、いってもいいか。」
「うん、あたしもいく、あああ、いっちゃう、いっちゃう。」
「俺も、いく。ううううう。」
二人は、同時に果てた。

ティッシュで拭きとり、綺麗にした。
脚を開いてやったことで、恵子には、新鮮な喜びがあった。
それは、信也も同じだった。
時は、2時を過ぎていた。



高木芳郎は、デスクで仕事をしながら、
斜め前の塚田圭一のデスクを見ていた。
塚田圭一は、高熱が出て、欠勤と言うことであったが、
何か、気になっていた。
塚田圭一は、細いが背が高く、
社内の野球部のキャプテンでピッチャーだった。
高木芳郎は、キャッチャーで、二人で優秀なバッテリーである。

塚田は、普段は冗談を飛ばし、明るい性格だが、
仕事は、真面目で、いわゆる完璧主事だった。
その塚田が、先週、大きなミスを2つ続けてやった。
3つ目もやりかねないところ、高木が気が付いてフォローした。
ミスが続いた1週間、塚田圭一は、口数が少なくなり、
ときどき、人の話を聞きのがすことがあった。

高木は、胸騒ぎがして、課長の遠藤孝夫に相談した。
「塚田のことですが、本当に家で寝ているか、気になります。」
「そうか。私も嫌なよかんがしていた。じゃあ、君が家に電話してみてくれ。」
高木は、人のいないところに行き、塚田の家に電話した。
それが、午後の3時だった。

「あのう、同じ社にいる高木と申します。
 ご主人は、ご在宅でですか。」と高木。
「いえ、朝、いつも通り、会社に行きましたが。」
「様子は、どうでしたか。」
「少し、元気がないように思いました。」
「実は、塚田君は、会社に来ていないのです。
 欠勤の連絡が本人からありました。」
「え?」と冴子の声がした。

高木は、すぐに課長の遠藤に知らせた。
「ミスが続いた気晴らしに、どこかへいったのじゃないかな。」と遠藤。
「いえ、あいつは、そんなことする奴ではありません。
 私は、胸騒ぎがします。」
「よしわかった。警察に知らせよう。」

課長は、会社の地域にある「米川警察署」に連絡した。
「わかりました。」と米川警察署は、答え、
まず1番に、塚田圭一の住まいがある警察である「沢田警察署」に連絡した。
これが、3時半だった。

沢田警察署では、すぐに調べ、署長に知らせた。
「沢田圭一。42歳。奥さんと3人の小学生の父親です。
 近くには、いない気がします。
 探すのは、極めて困難です。」
「わかった。とりあえず、防災無線で、地域に流してくれ。
 同時に、私は、ある人に聞いてみる。」

恵子は、信也と、テーブルでお菓子とジュースを飲んでいた。
恵子が、次第にそわそわしてきた。
「恵子。何か予感がするのか。」
「うん。かなりピンチな気がする。」

そのとき、恵子のケータイが鳴った。
「はい。柳原恵子です。」
「署長です。一人、若いお父さんが行方不明です。
 遠くへ行っている可能性があります。
 塚田圭一という人です。恵子さんの団地の方です。
 何か、感じませんか。」
「感じます。『水の沢』です。」
「『水の沢』ですか。それは、遠いですね。一緒に捜索にご協力願えますか。」
「はい。友人と一緒でいいですか。」
「もちろんです。」
電話を切った。
「信也、大変。野球に来てる賢太君と智恵ちゃんと彩夏ちゃんのお父さんが、
 行方不明。」
「水の沢なのか。」
「遠くだから、はっきりわからないけど。」

時刻は、4時に近づいていた。

恵子の家の前に、2台のパトカーが来た。
後の1台に、奥さんと3人の子供がいた。
「あ、野球のお姉ちゃんとお兄ちゃんだ。」と3人が叫んだ。
先頭の1台に、運転席の隣に恵子、後部座席に、信也が警察官と共に座った。

水の沢なら、駅を通過したはず。
パトカーは、まず、地域に1つしかない駅に向かった。
小さな駅だ。
皆は降りて、警察官は、ます駅員に聞いた。
「この人ですが、この駅で見かけませんでしたか。」
署員は、妻の冴子が持って来た写真を見せた。
「いましたよ。午後1時ごろ、サラリーマンの格好で、
 ベンチに座り、缶ビールを4、5本飲んでいましたので、
 はっきり覚えています。
様子が変だったので、警察に知らせようと思いましたが、
電車に乗ってしまったので、それきりでした。」と駅員。
「どの方面の電車に乗ったかわかりますか。」
「はい。『水の沢』方面です。」
「ありがとうございました。」

駅員の言葉が、恵子の言葉と一致し、
「水の沢」方面は、まず間違いないということになった。
「多分ですが。水の沢へいく国道の陸橋だと思います。」と恵子は言った。
連絡が、水の沢警察にも行った。
水の沢警察は、人数を動員して、国道のあたりを調べ始めた。

4時半を過ぎた。

署長を乗せたパトカーが、1台駅に到着した。
三台のパトカーは、恵子を先頭に、水の沢に向かった。

水の沢警察が、血眼になって、水の沢陸橋あたりを捜しているとき、
塚田圭一は、水の沢の湖にいた。
川をせき止めて作った湖である。
圭一は、死ぬことしか考えていなかった。
どこで死のうか、それだけをおぼろに考えていた。
家族のことや、会社のことは、何も心に浮かばない状態だった。

ここでは、死ねないと考え、圭一は、街の方へ歩いて行った。
買い物袋に、ビールの缶がたくさん入っていた。
いくら飲んでも、酔いはしなかった。
ただ、雲の上を歩いているようだった。

ゆっくりと歩いて、国道に出たとき、6時をわずかに過ぎていた。
圭一は、陸橋へ上がって行った。

水の沢の警察は、どうしても見つからず、一端引き上げていた。

先頭の恵子のいるパトカーが水の沢に入った。
「水沢に入りました。」運転の警官が言った。
「はい。」と恵子は答えた。
先頭を走っている恵子と後部座席の信也と警察官は、
目を皿のようにして、見ていた。
沢田警察の3台のパトーカーに続いて、
高木芳郎を乗せた米川署のパトカーが一台。
その後ろに、救急車が走っていた。

塚田圭一は、道路を見下ろし、ここなら死ねると思った。
最後のビールを飲むことにした。
味などしなかった。
塚田圭一は、立っていた。
いよいよだと思った。

恵子と運転士と信也は、同時に見つけた。
「車を脇に止めます。」
恵子の車が脇に止まったことに続き、塚田の家族のパトカーが止まった。
扉が開き、3人の子供が、真っ先に飛び出して行き、
陸橋の階段を上って行った。

「お父さん、死んじゃダメ。ダメー!」
「死んじゃやだー!」
「死んじゃダメー!」
3人は、父の元に走った。
3人とも泣いていた。
圭一は、奇跡を見るように3人を見た。
『ここに来るはずがないのに・・。』
そのとき、圭一の頭は、初めて家族のことに思い及んだ。
圭一の目にどっと涙があふれた。
1年生の賢太は、真っ先に父にたどり着き、父にしがみついた。
次に3年生の智恵、そして、5年生の彩夏が、
わーわー泣きながら、圭一にしがみついた。

圭一は、膝を地に着いた。
そして、3人を抱きしめた。
「死なない。もう、死なない。
 ごめんな。ほんとにごめん。
 みんな、よく来てくれた。ありがとう。」
圭一も、子供たちも、声を上げて泣いた。
圭一の妻冴子も加わり、家族みんなで泣いた。

友人の高木や、課長の遠藤。恵子と信也は、少し離れたところで見ていた。
みんな涙に暮れていた。

信也は恵子の肩に手をかけ、
「よかったなあ。」と言った。
「ほんとによかった。」恵子は言った。



その日から、1週間、塚田圭一は、会社を休むように言われた。
圭一は、憑き物が取れたように、元気になった。
そして、完璧主義から抜け出すことが出来た。

9月中頃、日曜日の公園である。
子供たちと、恵子、信也に加えて、
一人頼もしいメンバーが増えた。
塚田圭一である。
バットを構えて、6年生の森祐樹の投げるボールを打とうとしている。
キャッチャーは、恵子。
祐樹が投げる。
圭一は、思い切り振ったように見せるが、
ボールは、2年生の幸子のところへ、絶妙なゆるいゴロで行く。
幸子が捕ると、
「わあ、捕られたか。会心の当たりだったんだけどなあ。」とおどける。
みんなが、わーわー喜ぶ。

信也が、恵子の後ろにいた。
「恵子、一番人気、塚田さんに取られたな。」
「ほんと。最強のお父さんね。」
と恵子は信也を見て笑った。



<人探し名人・柳原恵子MtF 完 >


■次回予告■

明日は、京都に行ってきます。
物語はお休みいたします。


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すごいですね

>非表示コメントの方へ。

「いいね」と言ってくださって、ありがとうございます。

過去の数値、すごいですね。

私は、42歳の厄年は、過ぎました。
もう年なんですよ(涙)。

では、連休、有意義に過ごされますよう。

今回のお話もとても面白かったです。

恵子さんのワンピース、今回は桃色と書かれていましたね^_^
やっぱりピンク、と書かれてあるのとは雰囲気が変わりますね〜。

下着も、ピンクと桃色だとずいぶん感じが変わる気がします。


ラックさんの書かれる、お話の中の、架空の地名が大好きです。
水の沢とか…。
(前のお話の生地の名前なども)
どれもしっくりくるというか、本当にすごいなぁ〜と思っています。

うれしいです

まみさん。

今度のお話が、面白かったと言ってくださり、
とってもうれしいです。
私は自分で、ひよっとすると、全然おもしろくないのじゃないかという気がしていましたので、少し安心しました。

恵子のワンピースを桃色と書いていたのでしょうか。
(無意識に書いていますので、覚えていないんです。)
「桃色」と日本語で書くと、柔らかく、ほんのりした感じになりますね。

架空の地名を誉めてくださるのですか?うれしいです。
実際の地名を書くと、何かまずい気がしました。
布の名前は、いい加減に呼びました。
実際の布の名前など知りませんので、
架空の名前で切り抜けました。

プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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