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新ヒロイン・柳沢聡子③ 『支配人とその家族』完結編

完結編まで、どうにか書くことができました。
一生懸命書きましたので、読んでくださるとうれしいです。
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新ヒロイン・柳沢聡子③ 『支配人とその家族』完結編


ホテルグリッツ・レストランのオーナー河村英吉は、
極めてフランクな好人物であり、聡子は好きであった。
50歳ほどで、髭をたくわえていて、
黒い背広をすらりと着こなしている。

オーナー室に入ると、河村は聡子を見て、
「なんだ、聡子さんなの。じゃあ、松村君は、聡子さんに捕まったのか。」
「はい。」と松村は小さい声で言った。
河村の前に松村が座り、松村の横に聡子が座った。
松村だけが、ガチガチになっていた。
「聡子さんは、コーヒーだったね。松村君もコーヒーでいいな。」
河村は、コーヒーメーカーから3つのカップにコーヒーを注いだ。
河村がソファーに戻った。
「じゃあ、松村君。最初にやった悪いことを言ってみなさい。」

松村は、聡子を女装の人と見て、離れ小島に座らせたことを話した。

「バカだなあ、君は。そのために、次々罪を重ねることになったわけだ。」河村。
「はい。」松村は、うつむき、コーヒーに手を付けなかった。
「イチロー選手ほどのスーパースターが来たら、
 客は、女装の人より、もっと、もっと見るぞ。料理を味わうどころではないよ。
 そこで、君は、客が料理に集中できるようにと、
イチロー選手を、今日聡子さんを案内した席に、
 壁に向かって座らせる度胸があるかい。」
「とても、ありません。」
「な。そこに君の偏見があるのよ。女装の人を見下していたわけだ。
 君は、料理漫画を読んだことはないのか。
 コーヒーを飲みなさい。命令だ。」
松村は、コーヒーにやっと口をつけた。
聡子は、そういう河村が好きであった。

「『ザ・シェフ』(剣名舞、加藤唯史)なら、読みました。」松村。
「読んだのか。感動しただろう。」
「はい。私がレストランで働きたいと思わせてくれた漫画です。」
「あのシェフは、どんなえらい人間にも、どんな貧しい子供たちにも、
 同等の情熱をこめて料理する。
 私の説教より、あの漫画を読み返す方が、よっぽどいい。
 もう一度、読み返しなさい。
そして、偏見を一つ一つ捨てていきなさい。

 あ、そうだ、聡子さんへ謝らなくては。
 あんな席にお連れして、本当にすいませんでした。
 このオーナーの不徳の致すところです。」
「オーナーにそう言われると、もう怒れませんよ。」と聡子は笑った。

次に、松村は、聡子を女性トイレに行かせなかった罪を言った。
「松村君は、女装の人が来たら、どうすればいいか、
 知らなかったんだな。
 私は、この聡子さんに教わった。松村君に教えておくんだったなあ。」

聡子は言った。
「それは、ソムリエの小杉礼子さんに教えました。
 松村さんは、礼子さんから教わってください。」

次に、松村は、予約表を偽装した件を話した。
「松村君は、また悪い癖が出たのか。なかなか治らんか。
そうだ、ソムリエの礼子さんと、ボーイの小沢君を呼んで、
知恵を借りよう。今日は水曜日で、そう忙しくはないだろう。」
と河村は電話をして、二人を呼んだ。

二人は来て、オーナーの隣に並んで座った。
震えている松村を見た。

松村は、ガチガチになりながら言った。
「私は、子供の頃から、嘘ばかりつき、
 それが、ばれぬよう、また嘘を重ね、
 さんざん皆から嫌われてきました。
私は、最低の人間です。
大人になっても、
自分が少しでも不利になると、嘘で逃れて来ました。
でも、嘘はつき通せるものではなく、方々で追い出されました。
このレストランの支配人になれたとき、絶対嘘はつかないと誓いましたが、
柳沢様にまた嘘をつきました。
もう、ほとほと自分に愛想がつき、消えてしまいたい気持ちでおります。」

河村オーナーは、改まった顔をして、姿勢を正し、聡子に言った。
「聡子さんは、もう知っていると思いますが、
私には、変な意地があり、優秀な部下だけで身を固め、
 何かを成功させても、あまり喜びを感じないのです。
 これは、私のうぬぼれですが、私は、松村のような、
 どこかいびつで、何か心に困難の有る人達といっしょに、
 互いに助け合いながら、仕事をなんとかやっていくことを、
 人生の目標にしています。
 ゴツゴツした小石でも、いくつかが集まり、その凸凹がうまく噛みあえば、
 固い一つの大きな石になれるかもしれないと、日々考えています。
 そこで、聡子さんにお願いです。」

河村は、ソファーを後ろに下げ、床に両手を突いた。
「お願いです。松村を許してやっては、くださらないでしょか。」
松村が、急いで河村の隣に来て、両手をついた。
河村は、続けた。
「松村は、偏見がありましたが、聡子さんをあんな席に案内した理由は、
 意地悪でも欲でもなく、一応は、お客様のために自分の考えで、
 したことです。そこに私は、ただ一つ救いを見ます。
 どうか、この通りです。松村をお許しください。」
河村は、深く頭をさげた。
松村は、泣きながら頭をさげた。

礼子と小沢は、驚いて見ていた。
「もうどうぞ、ソファーにおかけください。」と聡子は言った。
二人は、ソファーに戻った。

聡子は言った。
「松村さんは、お仕事では、幾度か違反なことも
 なさって来たようですが、こういう方に限って、
 お家では、いいパパであることが多いのです。
 家でいいパパになれるなら、仕事の場でも、きっといい職員になれると、
 私は信じています。
 そこで、松村さんのお宅にお電話をかけ、
 松村さんがどんなパパか、ご家族に、聞きたいのです。
 そして、いいパパなら、そんな家庭を崩したくありませんし、
 今後の松村さんを信じて、今日のことは忘れたいと思います。」

「なるほど。」と河村は言った。
ソムリエの礼子とボーイの小沢は、松村が好きではなかったが、
よいパパであることを、祈った。

松村は、スマホで家に電話をかけた。
「ああ、芳子、俺だ。レストランの方が、家での俺のようすを、
 お聞きしたいようなんだ。電話を替わるよ。」
聡子は、電話をかわった。
「もしもし、柳沢聡子と申します。
 あの、決して悪い意味ではなく、
ご家庭での、松村さんのご様子をお聞きしたいのです。
 松村さんは、いいお父様でしょうか。」
「あ、はい、いい夫ですし、いい父親だと思います。」
電話の先方の声が、みんなによく聞こえる。

「例えば、どんなところでしょう。」
「そうですね。子供とよく遊んでくれます。
 家事も手伝ってくれますし、約束を守る人です。」
「そうですか。上のお子さんに代わっていただけますか。」
「はい。佳子です。」
「柳沢といいます。お父さんは、どんなお父さんですか。」
「やさしいお父さんです。
めったに怒りません。
 怒っても謝ればすぐ許してくれます。
よく遊んでくれます。
 あたしの学校の話を、よく聞いてくれます。
 夕食のとき、みんなを楽しくしてくれます。」
「ありがとう。下のお子さんに代わって。」
「はい。勇気です。」
「柳沢と申します。
お父さんは、いいお父さんですか。」
「はい、そう思います。」
「どんなところが、特にいいお父さんですか。」
「いっぱい、遊んでくれます。
キャッチボールをしてくれたり。
おもしろいし、みんなを笑わせてくれます。
 それから、約束をまもってくれます。
「ありがとう。下のお子さんに代わってくださいますか。」

「もしもし。1ねん2くみ まつむらゆうたです。」
その声を聞いたとき、松村の目に、こらえていた涙がどっとあふれた。

「柳沢と申します。お父さんのこと好きですか。」
「はい。大好きです。」
「どんなところが好きですか?」
「おもしろいところです。あと、いっしょに遊んでくれます。
 約束も守ってくれます。」
「お父さんに点数を付けるなら何点ですか。」
「100点です。」
「そう。いいお父さんでお幸せですね。」
「はい。」
「では、皆さまによろしくね。さようなら。」
「さよなら。」

松村は、涙に暮れていた。
ソムリエの礼子も小沢ももらい泣きしていた。
河村も、目を潤ませていた。

「こんないい家庭のいいお父さんを、訴えたりはできませんね。」
聡子は、言った。
「ありがとうございます。心を入れ替えてがんばります。」松村は言った。
「一番下のお子さんが、100点をくれたじゃないか。
 これは、大変なことだぞ。自信を持ちたまえ。」と河村。
「はい、がんばります。」松村は、何度も頭を下げた。

「じゃあ、聡子さん。これで、解決としていいでしょうか。」河村。
「はい。訴えません。」聡子が言ったとき、礼子と小沢は、思わず拍手をした。

そのとき、ドアをノックする音が聞こえた。
「柳沢様のお相手の方が、見えました。」とソムリエの声がした。
松村が、頭を下げて、「失礼します。」と飛んで行った。

松村は、ソムリエと一緒に、窓側の2番のテーブルに、
聡子のパートナーを案内し、やって来る聡子を案内した。
「遅れて、すまなかった。」とパートナー。
「いえ、どんぴしゃりのタイミングよ。まあ、綺麗な夜景だこと。」
「そうだね。ここは、最高のテーブルだね。」
「そうね。」と聡子は、にっこりとした。

オーナー室を去るとき、礼子と小沢は、河村に聞いた。
「あのう、支配人が、いいパパでなければ、どうなったんでしょうか。」礼子。
「聡子さんは、松村がいいパパだという、確信があったから、電話をしたんだよ。
 その確信がなければ、他の方法を考えただろうね。」河村。
「他の助ける方法をですか。」小沢。
「その通り。」河村。
「あの方は、一体どんな方なんですか。ただの方とは思われません。」礼子。
「いや、専業主婦だよ。」と河村。
「まさか。」と礼子と小沢。
「ま、不思議な方なんだけどね。」と河村は、にこっと笑った。

廊下に出て、少し歩いて、小沢は言った。
「ぼくも、いびつな小石です。」
「あたしだってそうよ。」礼子。
「ぼくが、大失敗したときも、オーナーは、ああやって謝ってくれるでしょうか。」
「謝ってくれるわよ。でも、オーナーの前に、
 今度は、支配人が体を張って、謝ってくれると思う。」
「あ、そうですね。」
小沢と礼子は、互いに笑顔を見せた。



翌日から、支配人松村は、2つのことを変えた。
まず、部下を呼び捨てにせず、「くん」や「さん」を必ず付けて呼んだ。
ホールでは、部下に対しても、丁寧語を使った。
それを、皆が習うようになり、レストランには、
より和やかな空気が流れるようになった。


<おわり>

(次回は、未定です。)

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新ヒロイン・柳沢聡子・登場②「支配人、大ピンチ!」中編

後半が、とても長くなりましたので、2つに分け、
3回で、完結といたします。
読んでくださるとうれしいです。
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新ヒロイン・柳沢聡子・登場②「支配人、大ピンチ!」中編


テーブルに帰って来た聡子は、
一番そばにいる、若いウエイターのところへ行った。
彼のベストのポケットに折り畳んだ1000円のチップを入れた。
「支配人が、あわてて予約名簿の場所に行って、
 ある人物の予約の欄を斜線で消すと思うの。
 そのとき、誰の名前を消したか、見て欲しいの。
 あたしは、柳沢と言います。多分私の名前を消しますから。
 後で、一言教えてちょうだい。」
「はい。わかりました。」
「えーと、小沢さんですね。」
「はい、そうです。」
その若いボーイは、嬉々として言った。
多分、支配人は、みんなから嫌われている。聡子は思った。

聡子は、飲み物だけを頼んでいた。
支配人がそばに来た。
「あ、支配人さん。」と聡子は呼んだ。
「先ほどから見ているのですが、窓側の席が、かなり空いているようなの。
 私の予約が、こぼれてしまったのか、
できれば、予約名簿を見せてくださいませんか。」
「ええっと、それは、ちょっと・・。」と支配人はぐずった。
「お客の請求があった場合、予約名簿は提示しなくてはならない。
 ホテル法にはそう記されていると思いますが。私の勘違いかしら?」
と、聡子は、試しに言ってみた。
「あ、そうですね。只今持って参ります。」
支配人は言って、
「小沢、ちょっと来てくれ。」と例のボーイを連れて、受付に入った。
小沢は、入るとき、聡子に目配せをした。

「小沢、その名簿から、『柳沢聡子』って名前を探してくれ。」と支配人。
「今日のご予約なら、探すまでもないのでは。」と小沢。
「あ、そうだな。俺は、何を慌てているんだ。」と支配人。
「ここです。」と小沢は指を差した。
支配人は、定規を持って、柳沢聡子の欄に斜めに当てて、
ボールペンを握ったが、なぜか、手が震える。
(やましいことを、しようとしているためか。)
「小沢。俺の代わりに、柳沢のところを、斜めに線を引いてくれ。」
「こうですか?」
「ああ、それでいい。で、キャンセルの欄に一昨日の日付を入れてくれ。」
「5月3日ですね。」
「ああ、そうだ。」
小沢は、やったーと思った。
支配人は、これでよしと思った。
後は、PCの予約表を、2日前にキャンセルにすればいい。
手が震え、それは、後でしようと思った。

小沢は、聡子のそばで、何か拾う振りをして、
「今、柳沢様を、線で消しました。」と言った。
「ありがとう。」と聡子は、Vサインをした。

支配人は、名簿を持ってやってきた。
「柳沢様。お待たせいたしました。
 私の勘違いで、柳沢様の予約は、5日前に窓側のテーブルでお受けしていますが、
 一昨日キャンセルされていることがわかりました。
 この通りでございます。」
見ると、窓側の6番の席が、いったん予約されていて、キャンセルで消されている。
「窓側の6番って、どの席ですの?」と聡子。
「小川、その席に立って。」
小川が席に立った。
「まあ、あんないい場所だったの。残念だわ。今は、予約が入っちゃたのね。」
「はい、申し訳ありません。」
聡子は、予約名簿を見つめながら、あきらめた風を装った。

支配人は、いくつかミスをしたと、聡子は思っていた。
キャンセルを受けたら、まずパソコンの方でキャンセルする。
すると、当日の予約客の中に名は出て来ない。
当日の急なキャンセルのみ、ボールペンで線を引く。
線が引かれていたということは、当日のキャンセルを表す。
だが、支配人は、キャンセルは2日前だと言った。
キャンセルは、今日の日付を言うべきだった。

窓側6番の席には、「予約席」の札が置いてある。
だが、当日の6番テーブルの予約は、予約表にはなかった。
当日予約をパソコンに入力すると、混乱をするので、
1つの予約名簿に手書きで入れるのが普通である。

さて、どうしましょうかと、聡子は考えた。
支配人を首にするのは簡単。
人権侵害、今、文書偽装工作も行った。
だが、支配人に妻子がいるなら、首にはしたくない。
嘘をすべて白状させて、反省させようか。
だが、それで、心を入れ替える男だろうか。

支配人は6番のテーブルをずっと空にしておくのはまずいと思った。
そこで、若い男女が来たので、予約なしにそのテーブルに案内した。
これで、あのお客に対し、筋が通った。
こうして、支配人は、嘘を隠すため、また新たな嘘をついた。
6番の席は埋まったと言いながら、
予約表にもPCにも名前のない二人を、座らせてしまった。

聡子は、支配人が、そばを通ったので、呼び止めた。
「松村支配人さん。少しだけ、私の前にお座りになりませんか。」
「すいません。ご勘弁願います。今一番忙しいときなのです。」
「支配人一人いなくても、どうにかなります。
 あなたにとって、重要なことです。」
はじめは、チョロイ客だと思っていた柳沢聡子だが、
今は、少し違うと感じていた。
支配人は、少しの恐れを抱いて聡子の前に座った。

「支配人さん、ご家族は。」
「そう言うことなら、後に願いますか。」
「大事なことです、答えてくれませんか。」
「妻と小学生の子供が3人います。」
「わかりました。」
「今日、こちらのオーナーに会えますか?」
支配人は、まずいと思った。
「あいにく、オーナーは、外出中です。」
「そう。じゃ後で、電話してみるわ。」
(支配人は、ドキッとした。オーナーの電話番号を知っているほどの人なのか。)

「支配人さん。私は素直で単純で、すぐ騙されるタイプです。
 でも、今あなたが座ってらっしゃるところに、
 もうすぐ、私のパートナーが来ます。
 そのパートナーが、ホテル経営に精通し、
業界の指導的立場にある人かもしれない。
そう考えたことは、ありませんか。」

『その通りだ。大物だったら困る。
 自分の小細工など全部見抜かれる。
 この女装男のことしか考えなかった。なんということだ。』
支配人は、ボディブローを食らった思いだった。

「あたしのパートナーが、あなたから見て、
雲の上のような人物かも知れないと、
 ほんの少しでも考えませんでしたか。」
「そうなのですか!」松村は青くなった。
「もし、そうだったらの話しです。
 あなたがまず恐いのは誰?」
「オーナーです。」
「人事権があるわけですね。」
「はい。オーナーに首だと言われたら首です。」
「オーナーが恐いのは?」
「このホテルの社長です。」
「その社長さんが恐いのは。」
「大株主です。」
「ここは外資系だから、アメリカ本社のホテル・グリッツに、
その大株主がいますね。」
「そうです。まさか・・。」
「早合点しないで。ただ、聞いただけです。」
聡子は、にっこりとした。
 
「なぜあなたのご家族のことを聞いたかを言います。
 これを、ご覧になって。」
聡子は、運転免許証を見せた。
「性別を見てください。」
今の今まで、聡子を女装の男性と疑わなかった松村は、仰天した。
聡子は、免許証をしまって、支配人を見た。
「あなたは、女性を女子トイレに行かせないという、
 とんでもない人権侵害を犯したのです。
 さらに、これは、大きな侮辱ですから、侮辱罪。
 名誉棄損にあたるかもしれません。

 そして、今さっき、予約表を偽装工作しましたね。
 2日前のキャンセルなら、あの表にプリントアウトされませんよ。
 私は、今日、食事のあと、弁護士を呼んであなたを告訴するよう進めます。
 ソムリエの小杉礼子さんは、私が女性であることを確信し、
 謝罪されましたので、対象外です。
 礼子さんから、聞きませんでしたか?あたしは、女性だと。」

松村の顔から、完全に血の気が引いていた。
決めのアッパーを食らっていた。

「あなたが罪に問われて、多額の慰謝料を請求される。
 新聞ニュースで騒がれる。
 それは、あなたのご家族にとって、耐えがたいことだと思いましたから、
 ご家族のことを伺ったのです。
 あなたが独身なら、もう弁護士にことを進めさせているところです。
 つい訴えたい人の家族のことを考えてしまう。
 私の悪い癖なんです。」
 
 松村は、背を伸ばして座り、油汗をかいていた。
「オーナーの河村さんは、今、オーナー室にいますね。」
「はい。嘘を言い、申し訳ありませんでした。」
「電話をして、忙しい時間で恐縮ですが、重大なことなので、
 今からお伺いしていいでしょうか。そう言ってください。」

(次回、いよいよ完結です。)


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新ヒロイン・柳沢聡子・登場①「ダメな支配人の巻」

このお話は、一部実話です。
2話完結です。エッチではありません。
読んでくださるとうれしいです。
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新ヒロイン・柳沢聡子・登場 ①「ダメな支配人の巻」


展望のできるホテル最上階のレストランである。
50歳くらいの女性客が来たとき、
小柄でやせた支配人の松村は、思わずそっと顔をしかめた。
女装の男性である。
背が170cmほどあり、ぽっちゃりしている。
身なりは、頭の先からつま先まで一分の隙もなくきちんとしている。
しかし、女装の男性であることは、明らかだと支配人松村は思った。

女装の客がいると、他のお客が見る。
皆さん、気が散って料理を楽しめない。
松村はそう思ったのだ。
そこで、松村は、ホールの展望テーブルから一番はずれにある、
壁に向かったテーブルに案内した。
しかも、彼女を壁に向かって座らせた。
つまり、彼女の顔が、他の客から見えないようにしたのである。

~~~~~~~~~ここまでが、実話です~~~~~~~~~~~~

彼女は、予約のとき、柳沢聡子(さとこ)と名乗り、男性のパートナーと2人だと言った。
聡子だけ、ずいぶん先に来てしまった。
聡子は、支配人松村に、
「展望が出来る窓側のテーブルを予約しましたが。」と言った。
「何かの手違いかも知れません。後ほど調べておきます。
 今はこのテーブルしか開いておりません。大変申し訳ありません。」支配人は言った。
(支配人は、我ながら、下手な言い訳をしていると思っていた。)
「そうですか。おかしいわねえ。」と聡子はそれ以上は言わなかった。
支配人は、あんな言い訳で通るのか。
女装の客だが、やりやすい客だと思った。
それが、支配人の大間違いだったのだが。

支配人は礼をして、ホールの角、トイレへの入り口に立っているソムリエの女性に、
何かを耳打ちした。美貌のソムリエだ。

聡子は、今の内にトイレに行っておこうと席を立った。
そして、トイレに向かおうとすると、女性のソムリエが止める。
「お客様。今、女子トイレは使えません。」
「故障中なの?」と聡子。
「はい、すみません。」
「じゃあ、化粧直しだけにするわ。」
「それも、今だめなんです。」
「じゃあ、トイレ中の大修理なの?」
「はい。申し訳ありません。」
ソムリエの小杉礼子は、支配人から、
「あの女装の客を女子トイレに入れるな、外の多目的トイレに行かせろ。」
と支配人に言われていたのである。

「じゃあ、どうすればいいの?」聡子は聞いた。
「外に、多目的トイレがありますから、そちらをご利用くださいませ。」ソムリエは、そう言う。
(なぜ、『外の女子トイレ』と言わないのだ。)
ははん、と聡子は思った。
「この階は、迷路のようで、分からないの。やっとここに来られたくらいなの。
 すみませんが、そこまで、案内してくださいませんか?」
「はい、ご案内いたします。」
ソムリエの礼子が歩こうとしたところ、聡子が止めた。
「待って。あなたが、いなくなったら、困るでしょう。
 あそこに、代わりの人を立たせておかないと。」
「大丈夫です。女子トイレのドアをあければ、使えないとわかると思います。」

女装の聡子だけ阻止すればいいので、礼子はそう言ったのだった。

「違います。この階は迷路だと言いましたでしょ。
 だれも、トイレをさがせません。
 案内のために、人が立っていないといけませんよ。」
礼子は、軽くジョブを食らった思いだった。
返す言葉がない。
「そうですね。では、代わりのものを探してまいります。」
もう一人の女性ソムリエが、礼子のいた場所に立った。

礼子は、決して暇ではないのにと思いながら、
聡子を案内していた。
多目的トイレから、聡子は、出てきた。
「ありがとう。」と言って、隣の女子トイレを覗いた。
工事中などでは全然ない。

ゆっくり歩きながら、聡子は言った。
「今日は、ずっと、誰かがあそこに立っていなくてはならないわね。」
「は、はい。そうですね。」
(もしかして、反撃されているのかもしれない、と礼子は思った。)
「あなた、えーと小杉礼子さんですか。
 私を多目的トイレに案内しましたね。
 鏡が小さく台もなく、化粧直しもろくにできない。
 私を多目的室に案内するなら、他の女性客も同じトイレに案内しなければ、
 不公平であり、私は、ひがみますよ。クレームも出します。わかりますか。」
「はい。」
(はじめ、素直で、大人しい客だと思っていたが、けっしてそんな客ではないことに、礼子は気づき始めた。)

「交代した方に、お客様を多目的トイレにご案内するように言いましたか。」
「はい、言いました。」
(礼子は、嘘をついた。)
「忙しいときに、5人の女性が、バラバラに、トイレに来たら、
5人の人達で案内することになります。
 多目的トイレは、1台だから、時間がかかりますよ。列ができます。
 7時を過ぎれば、ホールはめちゃくちゃ忙しいでしょう。
 そう言うことを考えましたか?」
「そうですね。」礼子はうつむいた。窮地に立っていた。

そのとき、礼子が代わったソムリエが、女性客と来た。
「代わりの人を立たせた?」礼子は聞いた。
「立たせたわ。でも、なんでこんなことしてるの。」彼女は言った。
「多目的トイレにご案内するのよ。」礼子。
「え?どうして!」代わりのソムリエは怒ったように言った。
「いいからそのようにして。」礼子は、苦しくも言った。
二人は行った。

「礼子さん。あたしに嘘をつきましたか?」
「いえ、思い当たりません。」礼子は、視線を落とし、お客を怖いと思った。
「多目的トイレにいくように引継ぎをしたと、あたしに言いましたね。
 でも、さっきのソムリエさんは、『え?どうして!』と言いましたよ。
 引継ぎをしませんでしたね。」
礼子は、しばらく無言だったが、やがて、観念した。とても、勝てる相手ではない。
「はい。しませんでした。」そう言った。

「礼子さん。私が、女装の男性に見えますか?」と聡子。
「見えません。お客様は、女性です。」礼子は、聡子にうったえるように言った。
「そう確信するなら、例え上司であろうと、信念を持って言うべきことは言うのです。
 ただの、イエスマンになってはダメなの。
 支配人は、女性である私を、女子トイレに行かせないという、
 大変な人権侵害をしたのです。
 私は、すぐにでも弁護士を呼んで、支配人を人権侵害及び侮辱罪で訴えます。
 そこで、ただのイエスマンだったあなたは、このままでは、共犯として
 罪をかぶります。トイレに行こうとする私を止めたのは、あなたですから。

 マスコミは、人権関係の話題が大好きなのよ。
 とくに、あんな一流レストランで、女性を女子トイレに行かせなかったなどと聞いたら、
 もう大変です。主役の二人の中に、
 あなたのような美貌のソムリエさんがいてごらんなさい。
 あなたの私生活は、なくなります。
 それどころか、レストランが、危機に瀕します。

 言っておきますが、私は、このホテルを訴えますからね。
 ホテル経営にも、大きく響きます。

 支配人から言われたとき、あなたは、レストランの生死にかかわることだという
 判断力を持つべきでした。わかりますか?」

「はい。でも、どうすればよかったのでしょう。
 私は、お客様に男性かどうかなど、尋ねる勇気はとてもありませんでした。」

「レストラン側から、私にそんなことを尋ねたら、一大事です。」
「はい。」
「お客に言ってもらえばいいのです。私をフリーに女子トイレを使わせ、
 客からクレームが出なければ、それでよし。
 客からクレームがあれば、支配人と客と私を小部屋に呼んで、
 『この方から、クレームがありましたので、
  性別を明らかにするものがあったら、見せてください。』
と言えばいいんです。
 私を男かも知れないと見たのは、あくまで客であって、
 レストラン側は、なんの非もありません。
 もし、その人物が男性であったときは、丁重に、
 トイレは、多目的トイレがありますから、そちらをご利用ください。
 そう言えば、なんの問題もなく解決です。」

「とても、大切なことを教えていただきました。ありがとうございました。
 でも、今日は、レストラン側の判断で、お客様をここまでお連れしてしまいました。
 もう、遅いのでしょうか。」礼子は、すがるようにいった。

「これから、支配人に一言だけでも、『あのお客様は、女性です。女子トイレに
 行かせないなんて、とんでもないことです。』と噛みつけば、
 あなたの罪は、帳消しになります。
 まずは、支配人の言葉を無視して、レストランの女子トイレを開放するの。
 支配人が、何か言って来たら、さっきの言葉を言うのです。
 無視するだけでもいいわ。『歯向かった』ことになりますから。」

「はい、わかりました。ありがとうございます。
 一時は、どうなることかと思いました。
ご足労をおかけし、申し訳ありませんでした。」
礼子は安心したように、深く礼をした。
「はい、これ。もっと安心したいでしょう。」
聡子は、運転免許証を礼子に見せた。
礼子は、見て確かめ、安堵の笑顔を見せた。
「支配人には内緒よ。もう少し意地悪したいの。」
聡子は、くすっと笑った。

(次回は、後編「支配人、大ピンチ!」です。)


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アメリカでのエピソード 『ルイジアナ・ママ』

遠い昔のことで、記憶が交差しているかも知れません。
そこは、どうか、ご容赦くださいませ。
読んでくださるとうれしいです。
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アメリカでのエピソード 『ルイジアナ・ママ』


また一つ、アメリカでのことを思い出しましたので、それを書きます。

6月の末でした。アメリカに来て、2か月ほどでした。
前の日に、大シャワーが降り、明くる日です。
キャンパスの駐車場を降りると、なにやら、学生たちが走っています。
私も負けじと走りました。
すると、昨日なかったところに湖ができていました。
そこは、キャンパスが洪水にならないように、
降った雨をためるところでした。
長さ100mほど、巾30mほどの湖です。
普段は草が生えているところなので、水は汚れていませんでした。

学生たちは、湖の堤防のところに集まって、エキサイトしていました。
こういうシチュエーションでは、たいていヒーローになろうとする男子がいて、
Tシャツを脱いで、水に入って行きます。
得意そうに「行ってくるぜ!」とばかりに、ガッツポーズをとりながら。
主に、女の子達に、晴れ姿を見せるのが、目的です。
女の子達は、『バカねえ。』と思っているのですが、拍手をして、
「水の中はどう?」などと聞きます。
「気持ちいいぜ。」とその男子が叫びます。

その男の子が、女の子達にウケるとわかると、
2番目、3番目の男子が、「俺も、行くぜ!」とばかりに水に入っていきます。
『もう、しょうがないわねえ。』と女子は笑っているのですが、
水の男子は、もっと受けようと、水の中で踊ったり、泳いだりします。
私は、男心が分かりますので、
男の姿をしていたら、水の中に入ったかも・・
などと思っていました。

水の男の子のパフォーマンスに皆があきたころ、
私の隣にいた2人の男の子が、アメンボウを見つけました。
お人好し風な2人でした。
二人は、話しています。
「アメンボウは、どうやってあそこにいるんだ。」
「水がないときは卵で草むらにいて、水が来たら、大人になるんだろう。」
「バカ言え、長い間、卵でいるわけないだろう。」
「それもそうだ。湧いて出てくるんじゃねえか。」
「何もないところからか。」
「だってよ。雨の後の、ちょっとした水たまりにもいるぜ。」
「何もないところから、湧くのかよ。」
「一気に湧いて、大人の姿になるってのも変だな。」
「不思議だな。」
「空を飛んでくるのよ。」
と私は、知っていたので、うずうずして、とうとう話しかけました。
「どこから?」
「風に乗って、水のあるところを探しているのよ。
 キラキラした水みたいなところを見つけると、そこに降りるの。
 で、水に溶けている栄養分を吸うの。」
「へえ、飛べるの。」
「うん。羽がけっこう強くて、飛ぶ。」
「へーえ。」

「ところで、君は、有名なワンピースの子じゃないか?」
「有名なの。」
「ああ、キャンパスに1人しかいないワンピースの子。」
「みんな、『ミス・ワンピース』って呼んでるよ。」
私は、とても、うれしい気になりました。

「な、コーヒーおごるよ。ミス・ワンピースと話してえ。」

私達は、学生経営の コーヒー店の野外のテラスにいきました。
「ジュンは、いつニューオーリンズに来たんだ。」とジョン。
「2か月前かな?」
「2か月で、すでに南部なまりが身に付いてるぜ。」ロン。
「どこが。」
「西海岸の奴らは、『ニュオ・リーンズ』って『リー』を伸ばす。
 地元の俺らはさ、『ニュ・オーリンズ』って、『オ―』を伸ばす。」
「ジュンは、『オー』を伸ばして言う。立派に南部っ子だ。」
私は、歌を口ずさみました。

♪ あの子は、ルイジアナ・ママ やって来たのは ニュオーリンズ
   (実際は、英語で歌いました。)

「ほんとだ!」と私は、うれしくなりました。
すると、ジョンが「ルイジアナ・ママ」をテーブルを叩きながら、
歌い始めました。(歌が、とても上手でした。)
すると、ロンが踊り始めました。
「ジュン、来いよ。」と言われて、私は下手な踊りで、
ロンの相手をしました。

すると、野外テラスにいた人が何組か踊り始めました。
私は、すごくうれしくなりました。
アメリカの人はノリがいいなあと思いました。

アメリカで、友達がいなかった私にとっては、
とても、うれしいひとときでした。

(次回は、未定です。)


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アメリカでのエピソード(もう1つ)

アメリカでのエピソード(もう1つ)


●青い目の青年との初会話

私の大学は、アメリカの南部にあるニューオーリンズにありました。
正規の学期は9月からでしたが、私は少しでもアメリカになれるように、
4月に来ていました。
夏季用の、ショート・プログラムがあります。

そのころ、友達と言えば、寮にいたころのルームメイト一人。
パキスタン人。
私が、アパートに移ってからは、友達らしい友達はいませんでした。
ましてや、ネイティブの青年と話す機会などありませんでした。

5月の末です。
私は1つの授業を終えて、次の校舎に行こうと外に出ると、
すごい雨量の雨が降っています。
学生たちは、校舎に備え付けてある傘をさして、次の校舎にいきます。
次の校舎の前に傘を戻します。
傘は、傘と言うより、まるで、ビーチパラソルでした。
そのくらいないと雨に当たります。

私は、女装で、ワンピースを着ていました。
軒の下で、どうしようかとおろおろしていました。
そのとき、
「ヘイ!行こう。」とパラソルを持ったハンサム青年が、
私の肩を抱いて、パラソルに入れてくれようとします。
「ありがとう。」と私は言って、彼のパラソルに入りスタートしました。
彼を見ると、背が高く、青い目の典型的白人青年です。
『モテるだろうなあ。』と思いました。

「すごい雨ね。」と言いました。
「『雨』じゃない。『シャワー』っていうんだよ。」
「ああ、体洗うシャワーね。ほんとだ、あのくらいにすごい。」と私は笑いました。

私達は、次の校舎に着きました。
彼の肩が濡れていました。
「あたしの方に、たくさん被せてくれたのね。ありがとう。」といいました。
「いやいや、なんでもないよ。」
行く教室が同じです。「ジャズ」の授業です。
「あ、偶然?」と聞きました。
「君が、ジャズの教室だって、知ってたさ。だからパラソルに誘った。」
「どうして、知ってたの?」(200人くらい収容の教室です。)
「多分、男は、みんな君のことを知ってるよ。
 君は、必ず、一番前の一番真ん中に座る。
 すり鉢型の教室だから、嫌でも君の姿が目に入る。
 それに、決定的に、もう1つ。」と彼は、お茶目な顔をした。
「何?東洋人だってこと?」
「違う。君は大学でただ一人、ワンピースを着てる。
 男は、みんなジーンズの女の子より、スカートの女の子の方が好きなんだよ。」
「そうかあ。じゃあ、これから、スカートにすれば、点数稼げるわね。」
「そういうこと。」
彼は、上手なウインクをして、後ろの席の方へ行きました。
私は、手を振って、前の席の方へ行きました。

ネイティブの白人の青年と話した!
私の心は、『やったー!』でした。

それにしても、「ウインク」とは、なんと素晴らしいサインだろうと思いました。
多くのことを一瞬に語れます。
例えば、
『じゃあな。これからも、スカート履いて来いよ。期待してるぞ。
 俺は、後ろが好きだから、ここでお別れだ。
 君と少しでも、話しができてうれしかったよ。』
なんと、これだけのことを、彼は、ウインク1つで伝えました。

ウインク、練習しようかな。そんなことを思いながら、うふっと笑って、
私は、教室の、私の定位置に座りました。

(次回は未定です。
もう一つアメリカのエピソードがないか、探しています。)


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アメリカでのエピソード3つ

アメリカでのエピソード3つ

※少し物語を連続して書き過ぎてしまい、疲れてしまいました。
今日は、私の懐かしいアメリカでのエピソードを思い出しましたので、
綴ります。

●「赤でしょ!」

私は、女装をしていました。
女装の運転は、いろいろ危険なのに、よくまあ運転したと思います。
その道は細くて、メイン道路から枝のように外れて、メイン道路に沿っています。
メイン道路とその道の信号は同じではありません。
メイン道路が青のとき、私のいた細い枝道は、赤でした。
だから、私は、当然止まっていました。
すると、後ろにいた男が、フォーンを鳴らすのです。
「行け!青だろうが!」そう言いたそうに。
男は、メイン道路の信号を見ていて、細道の信号を見ていないのです。

私は、車の中から、「信号見てよ!」とアクションをしましたが、
男は、また、フォーンを鳴らします。
私は、頭に来て、車から降り、男の車まで行き、
「赤が見えないの!あたしに、事故を起こさせる気!」と言いました。
私が、指差したので、男は、細道の信号を見ました。
男は、「ごめん、ごめん、君が正しい。ほんとにごめん。」
と手を合わせました。

それで、私は、気が済みましたが、考えたら、単身、男の車に近づくなんて、
危ない行為だったかもと、後から、冷や汗をかきました。


●バンパーって車の一部じゃないの?

車の運転が未熟だったころ、道路で、とうとうガス欠をやってしまいました。
女装していました。
道路のかなり先にガソリン・スタンドが見えましたが、歩いて行くには遠いのです。
私は、車から降りて、思案に暮れていました。
そのとき、後ろから来た、黒人の大きな女性が、
車から降りて、
「ガス欠?」といいます。
「はい。」
「自分の車に乗りな。」
私が運転席に乗ると、
「行くよ。」と声がして、
その女性は、後ろから、車で、私の車を押してくれるのです。
私の車が勢いで、少し前に離れると、
また、ガーンと車をぶつけて、押してくれます。
「こ、こんなのあり?」と私は、驚くやら、感激するやら。
とうとう、私の車が、ガソリン・スタンドに近づいてきました。
女性は、最後の一押しをして、
「グッド・ラック!」と手を振って行ってしまいました。

私は、最後の一押しで、ガソリン・スタンドの給油所に車を付けることができました。
スタンドの店員さんに聞いてみました。
「車へこましながら、あんなことしてくれるものなの?」
「めずらしいけどね。俺ら、バンパーは、車の一部だとは、思ってないから。」
彼は、そう言いました。

私は、誰かにご恩返しをしたかったのですが、
パンパーは、やっぱり、車の一部に思えて、できませんでした。


●「君みたいな女の子は・・」

車で、大学からの帰り道です。
女装をしていました。
私は考え事をしていました。
そのとき、曲がるべき道に、「あっ。」と気が付いて、
ウインカーを出して、それこそ急に曲がったのです。
そのとき、すぐ後ろに車が来ていて、
普通なら交通事故でした。
しかし、運転の人は、すごいテクで、まるで私の車をジャンプして、
キーーーと車を横にして止まりました。(私には、そう見えました。)
私は、胸をなで下ろしました。
謝るために、すぐに降りました。
その車から出て来たのは、30歳くらいの背広の人でした。

散々に怒られました。
しかし、その人は、紳士と見えて、
ある程度で、怒るのを止めてくれました。
「君みたいな女の子は、運転は無理。なるべく彼に乗せてもらうんだな。」
それが、最後のお叱りの言葉で、許してくれました。
私は、好奇心にかられ、聞きました。
「運転が、ものすごくお上手なのですね。」
「昔、ちょっと走っていたからな。
 俺だから、事故にならかったんだぜ。」
「私は、ラッキーでした。ありがとうございました。」
彼は、行ってしまいました。
車を見送りながら、何度もお辞儀をしました。
胸をなで下ろしました。
「命拾いをした。」と思いながら、
その人が、「君みたいな女の子は・・。」と私を女と見てくれたことが、
なんだかうれしくて、理不尽にもかすかに喜んでしまいました。


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トランキュラ「ママと3人の息子」③「義男と浩二に訪れた幸せ」最終回 

トランキュラの家庭を描くつもりでしたが、それは、とても、
難しいことだとわかりました。弘とその友達を主人公にしました。
最終回です。読んでくださるとうれしいです。
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トランキュラ「ママと3人の息子」③「義男と浩二に訪れた幸せ」最終回 



放課後、義男と浩二に電話があった。
「今、弘といるんだ。お前らも来ねえ。205だ。」
「お、行くよ。」と浩二は言って、義男に、「205だ。」と言った。

205のドアを開けたとき、二人は、仰天した。
昨日見た超美少女がそこにいたからだ。

「ストールに座って。」佐々川希似の子が言う。
「実は、あたし、奈美夫が変身したものなの。」
「えええええ?」と義男と浩二は言った。
「あたしは、弘。」と弘は言った。
「嘘だろう!」と2人は言った。

そこで、奈美夫と弘で、トランキュラの説明を全部した。
諸注意も全部した。
「悪いこと、しないでいいのか。」と浩二。
「うん。慈善団体だから、災害があったら、1番に駆け付けて、
 働く義務があるだけ。それだけなの。」と奈美夫。

義男と浩二は、顔を見合わせた。
「なるなる。俺をトランキュラにしてくれ。義男はいった。」
「俺も迷わねえ。トランキュラにしてくれ。」浩二は言った。

儀式が終わった。
「これで、あなた方もトランキュラ。
 胸で、なりたい女の子をイメージして、『変身』と言えば、その子になれる。」と奈美。
義男が言った。
「浩二、お前、自分が好きな田原レナになろうとしてるだろ。
 まて、俺が、田原レナになる。お前から見て、俺が田原レナだった方がいいだろう。」
「ああそうだな。じゃあ、義男は、俺の好きな井上美沙になってくれるのか。」
「それがいいだろう。」
二人は、目をつぶった。心の中で「変身」と言った。
目を開けた。
女子の制服を着てる。
お互いに、自分の好きな子が前にいる。
二人は、急いで壁の大鏡を見に行った。
「いや~ん。夢見たい。」
「ああん、うれしい。」
二人共、声が女の子。仕草や、話し方も、自然に女の子になっていた。
アソコが、いっぺんで大きくなってしまった。
「ね、隣の部屋も、借りておいたの。
 二人で、行っておいでよ。」奈美夫は言った。
義男と浩二は、その意味がわかった。

二人は、隣に飛んで行った。
まず、部屋の大鏡に前に立って、二人で並んだ。
「美沙なのよね。あたしの大好きな美沙。」と義男(以下、レナ)。
「そうよ。美沙よ。あなたは、レナ。大好きなレナ。」浩二(以下、美沙)。
「ああん、うれしい。」レナ。
二人は、抱き合った。
「わあ、体が柔らかい。女の子ってこんなに柔らかいの?」
「そうみたい。レナもすごくやわらかい。」
「あたし、女の声しか出ない。」
「あたしも。」
「心が半分、女になってる。」
「あたしも。」
「ああん、うれしい。」
「あたしも。」
二人は抱き合った。そして、キスをした。

美沙が、レナの後ろに立って、レナの胸を愛撫した。
「ああ、感じる。たまらない。」レナ。
「ここは?」美沙は、レナの乳首を揉む。
「だめ。感じ過ぎちゃう。」レナ。
二人は、交代した。
美沙は、乳首を揉まれて、大声をあげた。
「ね、ブラウス脱いじゃおうか。リボンは、残しておく。」
「いいわよ。」
二人は、脱いだ。
「ブラウスの下、ブラなんだ。」
「スリップ着てるかと思った。
「レナの下着姿、すごく色っぽい。」
「あたしだって、大好きなレナの下着姿見てるのよ。

「ね、ショーツ脱いで、スカート上げ見よう。」
「男の子のものが、ビンビンになってるわよ。そう言うの好き?」美沙。
「最高に、興奮しちゃう。」
「あたしも。じゃあ、脱いじゃおう。」
二人は、背を合わせ、ショーツを脱いだ。
「あん、いやん。テント張ってる。」
「あたしも。ね、同時にスカートあげて、見せ合いっこしよう。」
「うん。せーの。」
二人は、スカートの前をあげた。
「いや~ん。美沙にPがあって、上を向いてる。」
「あたしの好きなレナに男の子のものがある。」
「ああん。耐えられない。」
二人は、スカートを上げたまま、抱き合った。
PとPが擦れる。

「感動して、あたしイきそう。」美沙。
「あたしも。一気にいっちゃう?」レナ。
「もう少し楽しみたい。ブラウス羽織って、ソファーに行こう。」
「うん。」

弘子と奈美の部屋。
「奈美。変身すると、お尻の穴の中も、綺麗になるの。」
「ほんと。」
「お尻の穴に、興味がある?」
「ある。お尻の穴犯されてみたい。
 もっと女の気分になれそう。」
弘は、バッグからジェルを出して、奈美のお尻の穴に入れた。
自分のPにも塗った。
弘子が座り、奈美は、弘子に背を向けて、
弘子のPを自分に入れながら、重なるように座った。
「ああ、弘子のものが入ったわ。女になった気持ち。」
正面が鏡になっている。
「佐々川希ちゃんに入れてるみたい。たまらない。」
二人で、体を上下に揺らした。
「ああん、どうしよう。あたし、心の底まで女になっていく。」
「いいのよ。ちゃんと男に戻れるから。」
「ああ、すごく感じる。ああ、いや。いや~ん。」
「あたしだって、感じるの。奈美みたいな可愛い子のお尻犯しているの。
 最高。」

レナと美沙は、ソファーで抱き合って、お互いのPを愛撫していた。
「あん、あん、お姉様、あたし感じる。いきそうなの。」とレナ。
「あたしも、レナにこんなこと、してるんだもの。
 感じて、たまらない。」
二人は、キスをして、胸を揉み合い、やがて、到達しようとしていた。
「美沙お姉様。あたし、もうダメだわ。がまんできない。
 イかせて。お願い、イかせて。」
「レナ。あたしも限界。あたしをお口で、先にイかせて。」
「いいわ。」レナは、美沙のスカートを上げて、
 固くなっている、美沙のものを口に含んだ。」
「あああ、イくわ。大好きなレナに、こんなことされてる。
 ああ、だめ、いく、いく、いく、イっちゃう、イっちゃう。」
美沙は、体をぶるぶるふるわせて、レナの口の中に果てた。

その後に、レナが同じように、体をぶるぶると震わせて、
美沙の口の中に果てた。

弘子と奈美は、ジュータンの床に移っていた。
「奈美、あたし、イく。もう、限界。だめ、あああ、だめ。」
「あたしもよ。前からイっちゃう。あああ、イっちゃう。」
二人は同時に達した。

弘子と奈美は、汚したところを綺麗にして、
奈美は、多目的トイレで、弘子から発射されたものを、外に出した。
弘は、浩二にメールをした。
浩二たちも終わったという。

4人は、女の姿のまま、奈美の部屋に集まった。
義男「あたし、どうしよう。ずっと女でいたい。
   女になると、気持ちもやさしくなる。
浩二「あたしも、女でいたい。女の方が楽しい。」
奈美夫「あたし、男に戻っても、突っ張るの止める。
    普通の男子生徒になる。」
義男「俺も、ふつうの男子生徒になる。」
浩二「俺も。ときどき女の子になれるなら、突っ張る必要ない。
弘「じゃあ、よかった。みんな気持ちがやさしくなっちゃったんだ。」
三人「そう。」

弘の家。夕食時。
「お母さん」たる啓子がいる。
ショートヘアで、背が高い。
3人の息子は、男の姿でいる。
弟の優が、弘のそばで、くんくん嗅いでいる。
「弘、何か怪しい。女の匂いがする。」
「そんなことねーよ。」と弘。
「ぼくも、弘、あやしいと思う。」薫。

「どうしたの。別にいいじゃないの。」と啓子。

「弘が、女の子になって、男にキスされたか、
 女の子にキスしたか。」と優。

「その話、やめ!3人とも女の子になりなさい!」
「はい。」と言って、3人は、女の子になった。
人格が変わる。
「ママ、この炊き込みご飯、おいしいわ。」と弘子。
「うん。すごく、おいしい。」と優。
「今度作り方教えて。」と薫。
「ま、いい子になるのね。ママ、この子達、ずっと女の子にしたら。」と啓子。
「そうね。本気で思っているわ。」
「ダメよ、ママ。男でいて、それから女の子になるのが、楽しいんじゃない。」弘子。
「その通り。あたしたち、それだけは、わかってる。」優。
「あたしも、わかってる。」と薫。
「肝心なところだけは、わかってるのね。」
ママが啓子を見た。
3人の娘は、くすくすっと笑った。

<おわり>


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トランキュラ「ママと3人の息子」②「奈美夫、超美少女になる」

始め、「ママと3人の息子」の話で進めるつもりでしたが、
長男弘とその友達の話になって来てしまいました。
そこで、一区切りとして、次回、最終回にしたいと思います。
====================================   

トランキュラ「ママと3人の息子」②「奈美夫、超美少女になる」


「ねえ、どういうこと?教えて。なんで17歳なの?」奈美夫は言った。
「奈美夫は女の子になりたいんじゃない?つまり、女装子。」
「どうして、わかるの。あたしのことゲイだって言う人いたけど、
 女装子だって当てられたの初めて。」
「俺も、女装子なの。だから、奈美夫は、本能的に俺を求めたんだと思う。」
「そうよ。あたし、女の子の服着て、女の子の言葉を話して、
 女の子みたいに振舞いたいの。」
「そうすると、興奮する?」
「する。アソコがビンビンになっちゃう。」

「ね、奈美夫、今から、奈美夫の目の前で、俺、女になるから、驚かないで。」
弘は、「変身」と心で唱えた。
すると、いつもの赤いワンピースの女の子に変身した。
「キャー!」と奈美夫は言った。

「びっくりしたでしょう。あたし、トランキュラっていう種族になったの。
 どんな女の子にも、男の子にも、一瞬にしてなれるの。
 ドラキュラは、悪いことするけど、トランキュラは、慈善運動をするの。
 説明は、たくさんあるけど、奈美夫、トランキュラにならない?
 17歳以上じゃないと、誰かをトランキュラにできないの。だから、あたし、
 17歳になるまで待ってたの。昨日17歳になった。
 
 奈美夫は、みんなに怖がられてるけど、あたしは知ってた。
奈美夫は、心の綺麗な子だって。
 だから、誘えるの。トランキュラになったら、奈美夫の願いがたくさん叶うわ。
 あ、そうだ。変身しても、アソコだけは、男の子のままだけどね。」

奈美夫は、迷わずうなずいた。
「うん。弘の仲間になりたい。トランキュラにして。」
「うんわかった。儀式は簡単よ。」
弘は、バッグから針を出し、自分の耳たぶを差し、血を少し盛り、
奈美夫の耳たぶに針を差し、血を持って、自分の血を奈美夫の血に当てた。

「おわり。奈美夫、奈美の方がいいわね。なりたい女の子をイメージして、
 『変身』って唱えると、その子になれるわ。」
「ほんと!それだけ?じゃあ、やる。」
奈美夫は、目をつぶった。変身と心で言った。
弘の目の前で、女優の佐々川希になった。
奈美夫は、うっすら目を開けて、壁の大鏡を見に行った。
「うそー!」と叫んだ。
「うれしい、うれしい、うれしい、ああん、涙が出て来る。」
心も女性の心が半分入って来ているので、涙もろくなる。

弘子は、奈美を抱きしめた。
「お姉様、ありがとう。あたし、明日から、突っ張るのやめる。」
「奈美が、こんな美少女になったら、あたし、たまらない。」
弘子は、うしろから、奈美を抱いた。
「ここも、本物よ。」と、奈美の乳房を揉んだ。
「ああん、感じる。すてき。」奈美は、鏡を見ながらいった。
弘子は、奈美の乳首を、くりくりとした。
「ああん、感じる。いや~ん。うれしい。」

「ねええ、二人でショーツ脱いじゃおう。」弘子。
「あたし、超ミニよ。」
「だから、いいんじゃない。」
奈美は、にこっとして、ショーツを脱いだ。弘子も脱いだ。
「や~ん。すーすーするわ。」
「ねええ、奈美は、スカートめくって、そこに女の子のものがあるのと、
 びんびんになったPちゃんがあるのと、どっちが興奮する?」と弘子。
「決まってるわ。姿は完璧な女の子。だけど、男の子のPちゃんが、
 びんびんになってる。そっちの方が、もう、最高に興奮する。」
「よかった。あたしも、同じ。」

弘子は、奈美の前に回ってしゃがみ、奈美のびんびんになったPを口に含んだ。」
「や~ん、感激。弘子みたいな超美少女が、そんなことしてくれるの?」
しばらくして、
「交代。」弘子が言った。
「うん。」奈美は、しゃがんで、弘子のものを口に含んだ。
「ああん、今の奈美、どれだけの美少女か知ってる?
 奈美みたいな可愛い子にされたら、あたし、すぐイっちゃう。」

二人は、何回か交代して、ソファーに移った。
お互いのPを手で撫であいながら、
キスをして、どんどん高みへ登って行った。
お互いに激しい息をしながら、
「あん、あん、あん、あたし達、女の子よね。」奈美。
「そう、女の子なの。心の底まで、女の子になるの。」弘子。
「うん。心の底まで、女の子になってくる。」
「女の子の表情、そのものよ。」
「ああん、お姉様が可愛い。お姉様がステキ、あたし、うれしい。」
「奈美も可愛い。最高に可愛いの。あたし、たまらない。」
「ああん、お姉様、あたし、イきそう。だめ、急に来たの。
 あああん、イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。」
「いいわ。」
弘子は、そういって、奈美のPを加えた。
「ああああああん。」奈美が叫んだと同時に、
温かなものが、弘子の口の中に入って来た。

弘子も、イってしまう、寸前だった。
「奈美、奈美、お願い。あたしも、いきそうなの。
 あああああ、ダメ、ダメ、イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。」
奈美が弘子のPを口に含んだ。
奈美も弘子の熱い物を、口の中に感じた。
二人は、ソファーに沈んだ。

ワンドリンク頼んで、弘子は、奈美に、トランキュラの説明を詳しくした。
悪用してはだめ。例えば、大人に変身して、レンタルビデオ店で、
18禁のDVDを借りたら、それは、悪用にあたり、力を失う。
また、トランキュラ同士は、腕に赤いリングが見える。
自分が、「人のを見ないモード」にすれば、人にもリングは、見られない。
女装子は、青いリングが見える。これも、悪用しないこと。
変身しているところを、人に見られたらだめ。
女装子には見られてもいいけど、その女装子をトランキュラにすること。
その他、いろいろなことを、伝えた。



奈美夫のいなくなったベンチで、
義男と浩二は、間を詰めようともせず、ポケットに手を入れ、
じっとしていた。
「浩二さ、俺、奈美夫のこと怖くてしかなねんだけどさ、
 あいつがいないと、なんか、つまんなくね。」義男はそう言った。
「俺は、あいつのこと怖くねえけどさ、
 あいつがいねーと、つまんねーのは、お前と同じ気持ちだ。」
「今頃、二人で、いちゃいちゃやってんのかな。」義男。
「盛り上がってるの、奈美夫だけで、弘の方は、迷惑だろうよ。」
「そんなことねえよ。野中が、わざわざ奈美夫のところへ来たぜ。」
「野中は、律儀な奴だからよ。約束守っただけよ。」浩二。
「そうかなあ。俺、奈美夫っていい奴だって、今わかった。」義男。

「男同士でやってんのに、俺、なんだかうらやましい感じだ。」義男。
「俺もだ。奈美夫みたいな女の声で、迫られてみてーよ。」浩二。
「浩二。おもしろそうだから、俺とお前でやってみねえ。」義男。
「カラオケ行って、ちょっとだけやってみるか。」と浩二。

二人は、少し歩いて、カラオケの2人用の部屋に行った。
「義男、お前の好きな女はだれだ。」
「C組の井上美沙。」
「浩二は?」
「B組の田原レナ」
「じゃあ、お互い好きな女になろうぜ。」義男。
二人は、立って向かい合った。
「いいよ。じゃあ、俺からいくぞ。俺は、奈美夫の見てっからよ。」浩二。
「おう。」義男。

「ねえ、お姉様。あたし、お姉様のこと好きなの。」と浩二。
「ちょ、ちょと待て。浩二、お前女の声出せるのかよ。
 今、一瞬、ドキっとしたぜ。」義男。
「お前もやってみろよ。」浩二。

義男の番。
「いやん、お姉様、そこ感じるの。あああん。」
「まて。お前の方がうまいじゃね。まるで女の声だ。俺、萌えちゃったよ。」浩二。
「俺、目えつぶってる。で、お前のこと田原レナだと思う。」浩二。
「俺も、目えつぶる。お前を、井上美沙だと思ってやる。よし、浩二、行くぞ」
「ああ。」
「いや、いや、お姉様、今日は、抱いてくださる約束よ。ね、抱いて。
 レナ、1週間も待ってたのよ。」義男。
「いいわ。(義男を抱く。)」
「もっと強く。」義男。
「これでいい?」浩二。
「ああ、ステキ。お姉様、キスして。」義男。
浩二は、思わずキスをする。互いにいやがらない。
「ああ、ステキ。お姉様が、この世で、一番好き。」義男。
「あたしも、美沙が、一番好き。」浩二。

「俺、気分出ちゃったよ。どうしよう。」と浩二。
「浩二、ソファーで、徹底的にやってみねー?」義男。
「ああ、やってみようぜ。」浩二。

5分後、二人は目をつぶったまま、
義男は、浩二のズボンの中に手を入れ、あれを愛撫しながら、
浩二の男の乳房を愛撫していた。
「あん、美沙、あたし感じるの。ああ、いや。感じる。」浩二。
「ああ、お姉様のことが好き、もっと感じて。」

さらに5分後、二人は、クライマックスに入って行った。
二人のズボンとパンツは、膝まで下がっていた。
二人は、濡れたお絞りを互いのPに巻き、フィニッシュの愛撫を始めた。
「いやん、いやん、レナ、あたしイク、イっちゃう。」義男。
「美沙、あたしもイくの、イっちゃう、イっちゃう。」浩二。
「あああああああ。」
と2人は果てて行った。

お絞りで、綺麗にして、服装を直した。
「俺たち、ゲイだったのかな。」義男が言った。
「俺たち、二人とも、女装子だと思う。
 だって、俺、目エつぶって、自分が女になってた。
 ゲイの人は、男のままでいいわけだろ。」浩二。
「そうだな。俺は、はっきり言うと女装子だ。
 ちっちゃいときから、女の子の服が着たくてたまらなかった。」義男。
「俺もそうだ。きっと奈美夫も、女装子だと思う。」浩二。
「そうかもな。」義男。
「俺たち、運命で結ばれてたんだな。」浩二。
「ああ、奈美夫のヤツ、弘とうまくやれてるといいな。」義男。
「俺たち、今度女装して、やってみねえ。義男なんか、けっこう可愛いしさ。」浩二。
「浩二も、いい女になるかもな。今日よりずっと気分出るな。」
二人は顔を見合わせ、にこっとした。

気分もっさっぱりして、二人がドアを出たときだった。
女姿の奈美と弘子が、ちょうど来たのだ。
奈美は、義男と浩二なので、思わず名を呼ぼうとして、
それを、呑みこんだ。
義男と浩二は、あまりに美少女である2人の女の子を見たので、
びっくりして、一瞬固まった。
2組は、すれ違った。

「ああ、びっくりした。あの二人、めちゃめちゃ可愛かったな。」義男が言った。
「俺たちに、何か言いそうにしてなかったか?」浩二。
「それは、俺たちがびっくりしたからだろう。」義男。
「そうだな。」浩二。

「思わず、『よう!』なんて言っちゃうところだった。」と奈美。
「びっくりしたね。」
「あたし、見ちゃった。二人の腕の青い輪(女装子の印)。」
「あたしも見た。」
「あの二人も女装子だったんだ。だから、本能で3人仲良くなったのかな。」
「言えてるかも。」
「あたし、あたしだけ、いい思いできない。」奈美。
「同感。あの二人も、トランキュラにする作戦考えよう。」
奈美は、弘を見て、にっこりした。

(次回は、「義男と浩二に訪れる幸せ」です。)

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トランキュラ「ママと3人の息子」①「ときどき3人姉妹」

連続になりますが、「トランキュラ」を書きます。
これ、けっこうアイデアが浮かぶので、書いていて楽しいです。
読んでくださるとうれしいです。
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トランキュラ「ママと3人の息子」①「ときどき3人姉妹」


「また、喧嘩やってるわね。」
とママの真由美は、眉を吊り上げ、2階へ上がって行った。
10畳の部屋に、男3人と言うのが、無理だったか。
10畳を3つに分けるべきだった。
そんなことを考えながら、真由美は、部屋のドアの前で子供たちの声を聞いていた。
どうも、チョコをどう分けるかということらしい。
くだらない。だから男は・・。
そういう真由美も、トランキュラであり、男である。

弘(高2)それ、もともと俺がもらったんだぜ。
優(高1)俺がもらったときは、3人で分けたじゃね。
薫(中2)ぼくなんか、学校でチョコ禁止だよ。ぼくだって欲しいよ。
弘 半分は俺だって。
優 うるせえ。ちゃんと3等分しろよ。
薫 兄ちゃんばっかずるいよ。

その内、枕を投げ合う音が始まった。
弘 おい、ボールは投げんなよな。
優 うるせえ。

真由美は、バタンとドアを開けた。
「なんなのよ!何を取りあってるのよ。
 それに、この部屋の散らかり様はなんなの!
 あんたたち、女の子になりなさい。そしたら、うまく行くから。
 で、片付けもね。」

子供たちは知っている。
ママが男に変身したら、身も凍るほど怖いことを。
3人は、ぶーたれながら、セーノで女の子になった。
すると、ぶーたれた顔が消えた。

弘=弘子は、可愛い赤のワンピース。長い髪。
優は、ブルーのワンピースに、ポニーテイル。
薫は、ピンクのサマーセーターに、デニムのタイトミニのスカート。
ショートヘア。
みんな優しそうで可愛い。

部屋の空気は、一辺に変わった。
真由美は、それを見届けて、部屋を出た。

弘子「まず、お部屋から片付けよ。」
優「そうね。ずいぶん散らかしちゃったわね。」
薫「ついでに、他に散らかっているものみんな片付けよう。」
弘子「そうね。早くやっちゃおう。」

部屋は、見る間に綺麗になった。

弘子「じゃあ、来て。チョコは、10個あるから、3つずつ分けて、
   残りの1個は、ジャンケンで決めない?」
優「それは、お姉ちゃんがもらったんだから、お姉ちゃんが食べたら。」
薫「あたしも、それでいいと思う。」
弘子「薫が一番年下だから、薫にあげる。」
薫「いいの?やったー。」

こんなふうに、チョコの分けっこは一辺で解決した。

この野中家は、ママの真由美が、トランキュラ。
3人の息子がトランキュラ。
一人だけ、ボーイッシュな女性で、外で美容師として働いているのが、圭子。
3人の息子を産んだ人。みんなから「お母さん」と呼ばれている。
真由美は、特別の場合以外、女として生きている。
圭子も真由美も美女である。

3人の息子は、女装子である。だから、女の子になると、
それぞれ自分の理想の女の子になる。
そして、わずかに、性的な興奮状態になる。
通常、その興奮状態でいることは、本人の負担になるので、
極力、男の子でいさせている。
真由美自身は、ま、さておきの話である。

野中家の女の子3人は、プリクラに行こうと家を出た。
3人は、希に見る美少女であり、多くの人が見て、振り返って見る。
「あたしたち、可愛いって思われてるのかなあ。」と3女の薫が言った。
「お姉ちゃんが、一番美少女じゃない。」と優が言う。
「あなた達二人には、負けるわ。」と弘子。

夏休みを目前に控えている。
3人とも、肩見せのワンピースを着ている。

3人が、これから行こうとするゲームセンターのベンチに、
3人の柄の悪そうな高校生がいた。
右端にいる義男が、カンコーヒーを飲んで、そのカンを地面に置いて蹴とばした。
「おい、義男、ちゃんと拾って、籠に入れろよ。」
と真ん中の、少し小柄な奈美夫が言った。
「どうせ、清掃に来るんだろうよ。同じだろう。」
「バカヤロ、お前が清掃する身になって見ろよ。
お前のカンのために、わざわざ、あそこまで、歩かなきゃなんねえだろ。」と奈美夫。
右端にいた浩二が言った。
「義男、奈美夫のいうこと聞いとけ。」
「ちぇっ、変なとこ、細けんだからよ。」
義男は、素直にカンを拾いに行き、籠に入れた。

そのとき、美少女3人が来た。
弘子は、ベンチの3人を見て、優と薫を廊下に出した。
「あたし、あの3人の一人に用があるの。
 ガラの悪い子がいるから、あなた達プリクラやったら、さっと帰ること。
 帰りにアイス食べて行きなさい。これ、1000円、あげるから。」
「わ~い。」と言って、優と薫はプリクラに行った。
弘子は、男に変身した。背が、10センチほど高くなる。

弘は、ポケットに手を突っ込んで、3人のところにいった。
「奈美夫。お前、俺との約束、忘れてねえ?」
奈美夫は、気が付いた振りをして立った。
「いけねえ。弘、わりい。」
そして、残りの二人に、
「わりぃ。俺、弘と先約があったんだ。今度またな。」
そう言って、弘と奈美夫はゲームセンターを出ていった。

残った二人。
「なんか、変じゃね。」義男。
「変だと思うだろ。奈美夫のヤツ、俺らの中じゃ威張ってるじゃね。」と浩二。
「ああ、あいつ、なんか怖えからな。」義男。
「ところが、あの弘と2人だけになるとよ、一辺で・・。」
「一辺で?何?」
「女になっちゃうんだよ。」浩二。
「えええ?奈美夫がか?オネエになるっての?」
「オネエとは、ちょっと違うんだな。クラスにいる女みてーな自然な女。
俺、聞いちゃったんだよ。たまたま音楽室いったらよ。
 楽器置き場に、弘と奈美夫がいる。
 奈美夫が弘に抱き付いてさ、『ね、弘くん、お願い、あたしを抱いて。
 キスして。お願い。一度だけでもいいの。あたし、弘君のこと好きなの。』
 って言ってた。」
「うそ、だろう。」
「それがよ、声まで女になってるのよ。俺、ほんとの女かなと思って、
 小窓を覗いたらさ、奈美夫なんだよ。」
「そりゃねえだろう。奈美夫は、小柄だけどよ。俺だって、ビビってるヤツだぜ。」
「今頃、カラオケかなんか行って、二人でキスでもしてっかな。」
「見にいきてーな。」
「やめとけよ。奈美夫の好きなようにしてやれよ。」
「わかったよ。浩二。お前もけっこうまともだな。」
「奈美夫がいねーときは、俺がしっかりしねーとな。」
二人は、くすっと笑った。

今まで、ポケットに手を入れて、がに股歩きをしてきた奈美夫だったが、
弘とカラオケの部屋に入るなり、弘に抱き付いた。
「ね、弘くん、お願い、今日こそ、あたしを思い切り抱いて。
 キスもしてほしいの。」
その声は、まるで女の子の声そのものだった。
そして、雰囲気がまるで、女の子だった。
弘は、わかっていた。奈美夫の手首に青いリングが見えていた。
奈美夫は、ゲイではなく、女装子だ。

弘は、奈美夫を強く抱きしめた。
そして、奈美夫に口づけをした。
奈美夫は、一気に脱力して、弘にぶら下がってしまった。

弘は、奈美夫をソファーに座らせた。
「奈美夫。今日は、すごく大事な話があるんだ。
 奈美夫の俺への気持ち、ずっと前からわかってた。
 そして、俺は、自分が17歳になるのを待ってた。」
二人は、階下で作って来た飲み物を呑んだ。

「何それ?なんで17歳なの。」奈美夫。
「17歳になったら、人をトランキュラにできるから。」弘は言った。

(次回は、『奈美夫、トランキュラになる』です。)


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トランキュラ「お花の先生と弟子」②『軍配はどっち?』後編

この後編で終わりです。
読んでくださるとうれしいです。
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トランキュラ「お花の先生と弟子」②後編『軍配はどっち?』


広いリビングは、ふかふかのジュータンが敷かれている。
静かな夜にふさわしい音楽が流れている。
「先生、キッチンテーブルになさる。
 それとも、ソファーで。」佳子は言った。
「ソファーがいいわ。佳子と並んで食べるわ。」と悦子。

佳子は、ワゴンを持って来た。
ソファーの前のガラスの低いテーブルに、オードブルを置く。
「キャー、ステキ。」
と悦子は言った。
ワイングラス2つに、赤ワインを継いだ。
左利きの佳子は、悦子の左に座った。
(微妙に大事なことである。)
「わあ、先生ったら、ストッキング履いてるの?股間が穴あきの。」
「ね、その『先生』っていうの止めて。夜はお友達よ。」
「先生って呼ばれる人を、犯すの、うれしいもの。」
「あたしのこと『ペット』っていうくせに。」
「『先生』を『ペット』にするから、萌えるのよ。」

「昼間の大人しい佳子から、想像つかないわ。」
「それをいうなら、先生だわ。今のその格好なあに。
 1つ間違えれば、娼婦よ。」
「これが、あたしの本質なの。」
「やがて、あたしに、お尻の穴を、ずぼずぼされるのが?」
「だめよ。佳子さん。そんな言葉を使っちゃ。」

そんな話をしながら、佳子は、ずっと悦子の太ももを撫でている。
悦子が、感じていないわけがない。
(ああ、また佳子に先手を取られてる。)
佳子は、悦子に紙ナプキンを渡した。
「口紅が付くから。」佳子は、悦子に紙を噛ませて、自分も噛んだ。
佳子は悦子の肩を抱いて、頬をこちらに向けさせ、キスをした。
(ああ、また、リードされた。今夜は、あたしが、佳子をいじめるのに。)
佳子が、悦子の胸を愛撫し始めた。
「先生。昼は、ノーパン、夜は、ノーブラだわ。」
「佳子だって、そうじゃない?」
「えへ、ばれたか。」と佳子は舌を出した。

佳子の胸の愛撫で、かなり感じ始めてしまった。
やり返そうと思ったが、やめた。
愛撫されている方がずっといい。

佳子が、服の上から、悦子の乳首をくりくりと指でつまんで来た。
「あああ、佳子、感じるわ。」
「もう少し。」
「あん、ああん。」と悦子は声をあげた。

太ももと乳房をたっぷり揉まれた。
悦子のショーツの中のものは、股の下に回しているのに、
ぱんぱんにはち切れそうになっていた。

「先生。ショーツを脱ぐの。あたしも脱ぐわ。」
「今脱いだら、はみ出てしまうわ。」
「気にしないの。」
二人は、腰を浮かせて、ショーツを脱いだ。
思った通り、超ミニのスカートから、Pが顔を覗いている。
しかし、佳子のスカートを見ると、佳子も、Pをのぞかせている。
「佳子さんも、感じていたの。」
「だって、ペットを可愛がると、興奮するわ。」
悦子は、ちょっとうれしかった。

その内、佳子は、女の子座りをするように、
悦子の太ももの上にまたがって座った。
きちんと脚をそろえている悦子のPは、太ももに沿って、前を向いている。
そこに、佳子のPが入って来た。
二人のPが向かい合って並んだ形だ。
その状態から、佳子が、ピストン運動をはじめた。
PとPが擦れて、すごい快感だ。
「あん、あん。」と佳子が初めて声をあげた。
「いやん、いやん。」と悦子も声を上げた。
「先生、いいでしょ、これ。あああん。」
「ええ、いいわ。あたし、イきそう。」

佳子も快感に顔を歪めている。
悦子は、目の前にある佳子の両の乳首を摘まんで、くりくりとした。
「ああん、いやん。先生、だめ、あたし、感じちゃう。」
「佳子さん、あたしに、めちゃくちゃにされたいのでしょ。」
悦子は、そういって、佳子をはねのけ、ジュータンの上に寝かせた。
そして、びんびんになっている佳子のPをにぎった。
「あ~ん。恥ずかしい、恥ずかしいわ。」佳子がいう。
「何が恥かしいの、カチンカチンになっていることが恥かしいの。」
「ええ、そうなの。先生に見られるのが恥かしいの。」

「じゃあ、お尻の穴なら平気なの?」
悦子は言って、佳子のお尻の穴に指を当てた。
「いやん、いやん。触らないで、お願い見ないで。」と佳子。
「綺麗にしてあることが恥かしいの。
 中にクリームを入れてあることが、恥ずかしいの。」
「そうなの。入れられることを、待っているようで恥ずかしいの?」
「待った通り、入れてあげるわ。ぼすぼす入れたり出したりしてあげるわ。」
「いやん。そんな言い方しないで。」

悦子は、佳子を四つん這いにして、自分のPにクリームを足して、
佳子の中に挿入した。
「いや~ん。」と佳子は叫んだ。
悦子は、ぼすぼすと入れたり出したりしながら言った。
「どうお?昼間の清楚な佳子さんが、今、こんなことされているのよ。
 昼間のおすましのお顔をしてごらんなさい。
 大人しい佳子さんになってみなさい。
 お尻の穴にPを入れられるなんて、エッチだわ。どうなの?」
「あん、あん、昼間のあたしは、嘘の顔なの。
 こうやって、お尻をぼすぼすされて、喜んでいるのが、本当のあたしなの。
 先生だってなによ。昼間あんなにお気取りしているのに。
 Pちゃん、カチカチに固めて、あたしのお尻に入れるなんて、
 えっちだわ。エッチすぎるわ。」
「よくも言ったわね。もう許さないから。あなたが気絶するまで、
 突きまくるわ。」
「いや~ん。やっぱりやめて。あたし、昼間のお気取りの先生が、
 着物のまま、着物のあたしを、ぼすぼすしてるのを思い描いているの。
 そう思うと、感じちゃう。」
「やだ、佳子さんが、そんなこと言うから、あたしも同じ姿を思ってしまったわ。
 ああ、たまらない。あたし、イってしまいそう。」
「先生、あたしも、トコロテンしちゃいそう。前から出ちゃうわ。
 先生のぼすぼすが感じるの。」
「あたしも、イきそう。佳子さんもそうなの。」
「ええ、あたしもイっちゃう。ああん、イっちゃう、イっちゃう。」
「あたしも、イく。佳子さんのお尻の中に果てるわ。
 ああ、イく、イくわ。あああ、イっちゃう、イっちゃう。」
「あたしも、イくの、ああ、イく、イくわ。イっちゃう、イっちゃう。」
「あああああん。」
「ああああああん。
二人は、ぴくぴくしながら、同時に果てて行った。
そのとき、トランキュラである二人は、イメージが作用したのか、
先生は、和服の昼間の姿、佳子は、昼間のお弟子の姿に変わった。
悦子は、先生のまま、弟子の佳子のお尻にPを入れていた。
佳子は、和服の姿で、先生に入れられていた。
二人は、はっとして、離れた。
とっさに、悦子は、ハンカチでPをくるんで、着物を正して正座した。
佳子は、ハンカチを出して、自分のPを拭き、お尻の穴に当てて、
着物を正し、正座した。

「あの・・。」と悦子は、佳子に、
「あたくし、もしかして、はしたなくも、佳子さんの・・その・・
 お尻の穴に、あたくしのあるものを入れて、ぼすぼす、いえ、
 あの、出したり入れたり、したかしら。」と聞いた。
「ええ、多分、あたくしは、はしたなくも、お尻を丸出しにして、
先生は、あたくしのお尻の穴に、
 先生の固いものを、ぼすぼす、いえ、入れたり出したり、
 なさったように思います。」
「まあ・・。」と言って、先生は真っ赤になり、両頬に手を当てた。
「佳子さんに、とんでもない失礼なことをしてしまったわ。」
「失礼だなんて、そんな。あたくしは、うれしく思いました。」
「実は、あたくしも、うれしかったの。
 それで、もし、佳子さんが、いいとおっしゃるなら、
 その・・佳子さんのものも、固くしていただいて、
 あたくしのお尻の穴に入れて、
ぼすぼす、いえ、入れたり出したりしてくだされば、あたくし、うれしいの。」
「まさか、先生のお尻の穴に、あたくしの・・まあ、どうしましょう。」
佳子は、真っ赤になって両頬に手を当てた。

「どんでもないお願いをしてしまったわ。忘れてくださる?」
「いえ、先生、入れさせてください。あたし、先生のことを、
 誰よりも、お慕いしています。」
「うれしいわ。あたしも、佳子さんが、好きでたまらないの。」
二人は、見つめ合い、抱き合い、唇を合わせた。

こんな風に、二人は、手を変え品を変えて、
セックスライフを、楽しんでいるのでした。

(次回は、未定です。)

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トランキュラ「お花の先生と弟子」前編

トランキュラ「お花の先生と弟子」前編

※トランキュラとは、男性であるが瞬時に女性に変身できる種族です。
耳たぶの血を交換することで、仲間を増やせます。
変身能力を悪事に使うと、その場で、能力を失います。

広い和室である。
生徒が、10人ほど、花をあれこれと生けている。
正面の先生は、きちんと正座して、生徒を見ている。
大森悦子29歳。トランキュラである。
髪をアップにして、額の髪を横に留めて、聡明そうな額を見せている。
薄緑の着物がいかにも似合っている。大変な美貌である。

その横にいろいろと世話をしている女性川村佳子23歳は、
1番弟子であり、たった一人の弟子でもある。
淡い朱色の着物を着て、彼女も髪をアップにし、
前髪を少しだけ垂らしている。彼女も、美貌である。
川村佳子は、大森悦子が移したトランキュラである。
トランキュラは、元から女装趣味のある者にしか移せない。

生徒が一人一人出来上がった花を見せに来る。
悦子は、にっこりと寸評を述べ、生徒は帰って行く。

「先生。最後の生徒さんが帰りました。戸締りをしてまいります。」
弟子の佳子は、性格が大人しいのか、消え入りそうな声で話す。
佳子は、着物の袖を美しくさばいて、玄関を閉めて帰って来る。

先生の悦子は、きちんと正座している。
「佳子さん。少し肩が凝ったの。揉んでくださる。」
「はい。」と消え入りそうな声で言い、佳子は、悦子の後ろに正座した。
「生徒さん、みんな帰ったわね。」
「はい。帰りました。」

佳子は、悦子の肩を揉みながら、その内、悦子を抱いて、
頬を悦子の背中に当てた。
「佳子さん、これは、なあに?」と悦子。
「先生は、あたしの気持ち知ってらっしゃるくせに。」
「わかるけど、師弟の間のけじめがあるわ。」
「いやです。」
そう言って、佳子は、悦子の脇の下の隙間に手を入れ、
悦子の乳房に手を当てた。
「先生は、やっぱりブラをなさっていないわ。」
「和服にブラなんておかしいでしょう。」

佳子は、悦子の乳房を揉み始めた。
「お願い。佳子さん、やめて。」
佳子は、揉みつづける。
その内、佳子は、悦子の乳首を摘まみ、くりくりと愛撫した。
「あああ、止めて。あたしは、あなたの先生よ。あああ、止めて。」
「先生が、可愛くて、たまらないの。」
「何を、バカな。あたしは、29、あなたは、まだ23よ。」
激しい快感が、悦子を襲っていた。

「先生、感じてらっしゃるわ。」
「感じてないわ。これ以上は、許さないわよ。」
「先生、ショーツを履いてないでしょう。」
「あたしは、大和撫子ですよ。和服にショーツなんて履かないわ。
「ノーパンで過ごして、一日感じてらっしゃるのだわ。」
「まさか。」
「嘘だわ。」
佳子は、そう言うと、悦子をなぎ倒し、その上に乗った。
そして、悦子の柔らかそうな唇に、唇を重ねた。
悦子は、無抵抗だった。
佳子は、悦子を見つめたまま、
悦子の着物の裾を開いて、悦子の太ももに手を入れた。

「先生は、すごく感じてらっしゃる。」
「感じていないわ。」
佳子は、悦子の太ももをたっぷり愛撫し、
とうとう股間に手を入れた。
「あ、いや。」と悦子は小さく叫んだ。
佳子が触ったのは、カチカチに硬直した悦子のPだ。
「先生。体は、嘘をつかなくてよ。」
先生は真っ赤になり、横を向いた。
「佳子さんは、罪な人だわ。」
「先生、恥ずかしがらなくても、よろしいのよ。
 あたしのも触って。」
佳子は、悦子の手を、自分の股間に導いた。
ショーツを履いていない。
そこには、悦子に負けないくらいの、硬直したPがあった。
「先生に触っていただくと、うれしい。」
佳子は、悦子の手で、自分のPを愛撫した。

「先生は、あたしのペットなのよ。お忘れになった?」
「そんなこと知らないわ。」
「もっと、可愛がってあげる。」
佳子はそういって、悦子の胸を大きく開いた。
形のいい乳房が、顔を見せた。
「ああん、止めて。」
「これから、先生のお尻の穴を調べて差し上げるわ。」
「ああん、それだけは、やめて。」
佳子は、悦子の着物の合わせを大きく開いて、股間の奥まで手を入れた。
やがて、悦子のお尻の穴まで指が届いた。

「先生、お尻の穴にクリームが仕込まれているわ。
 これどういうことなの。浣腸を何度もなさり、綺麗にして、
 クリームを仕込まれたのね。」
「違うの、そんな意味じゃないの。」
佳子は、悦子のお尻の穴に、指を入れた。
「ああん、いや。」
佳子は、指を出し入れした。
「佳子さん、お願い。あたし、恥ずかしくて、たまらないの。
 お願いだから、やめて。」

「いいわ。夜、たっぷりいじめて欲しいのね。」佳子は言った。
「夜は、あなたのペットになるわ。今イっちゃったら、夜が楽しくないもの。」
「そうしましょ。」佳子は言った。
悦子は、思っていた。
「夜こそ、佳子を気が狂うまで、犯してあげるわ。」

二人は、それぞれ自分の部屋に入った。
そして、夜用の服装に替えた。
悦子は、真っ赤なボディコン。わざわざ目立つように、白いショーツ。
背中までのストレートの髪。前髪もストレート。
紫のアイシャドウを分厚く塗り、たっぷりのつけ睫毛。
真紅のリップを厚く塗り、セクシーにした。
高いヒールのパンプを履いた。
これが、昼間の和装の悦子だとは、誰も思わない。

佳子は、同じく、ショーツの見えそうなブルーのボディコン。
メイクは、悦子よりずっと大人しめ。学生風。
前髪。長いストレートな髪を、ポニーテイルにしていた。

洋間は、キッチンとお酒のバーが付いた、ラブホテルのようだった。

(次回は、後編です。)


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4人の女装美魔女と幸夫③『あたし、男に戻れないかも』最終回

最終回です。もっと長くするつもりでしたが、
エネルギー不足で、ここで、終わることにしました。
これまで読んだくださった方々、ありがとうございました。
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4人の女装美魔女と幸夫③『あたし、男に戻れないかも』最終回


幸夫は、女になる照れくささというハードルをやっと超えた。
すると、今まで、15年以上心の中に貯めて来た「女」が、
一気に出て来るのだった。
4人の美魔女に体中を愛撫され、ユキは、女の言葉を噴出した。
「いや~ん、いや~ん。お願い。あたし、感じ過ぎてる。
 もう限界なの。やん、やん、もう許して。」
ユキは叫び、散らした。

4人は、ユキをフカフカのジュータンに下ろし、
沙也が、腕を上に上げさせ、すべすべの脇の下を舐め、
久美が、ユキの顔中にキスをし、
由香里が、太ももを愛撫し、
ルカが、ユキのPを口に含んだ。
「もっと、女の子になるのよ。」と由香里。
「ええ、なるわ。あたし、もっと女の子になる。」
「もっと可愛い声を出すの。」
ルカが、ユキのPを口で愛撫するたびに、
ユキの声は、どんどん女の子の声になっていった。
ユキは、もともと女の子の声の持ち主だったが、
恥かしいので、男の声をあえて出していた。
そのタガがとれて、少女そのものの声になっていく。

「ユキ、あなたは女よ。永久に女なの。いいこと。」由香里が言った。
「ええ、あたしは、女。もう、男にはもどれないの。」とユキ。
「そうよ、いいわ。女として、生きるのよ。」と久美。
「心の底まで、女になるの。」ルカ。
「心の底まで、女なの。」ユキ。

ユキが、快感に顔を歪めても、それは、女の子の歪め方。
可愛くて、セクシーだ。
4人は、萌えて来た。
そして、ユキをめちゃめちゃに愛撫した。

「あたし、イっちゃう。許して。あたしをイかせて。
 お願い、許して、あたし、イっちゃう。イっちゃう、イっちゃう。」
「いいわ。ルカのお口の中にイっちゃいなさい。」沙也が言った。
ユキの体が、ぶるぶると震えて来た。

ユキは、脚をピンと伸ばして、「ああああああ。」と叫んだ。
ルカは、ユキの熱い物が口の中に入って来るのがわかった。
ルカは、それを呑みこんだ。

「ああ。」といって、ユキは、お人形のように、
ジュータンの上に大の字になって目をつぶっていた。
「可愛かったわね。」と久美がいった。
「たまらなかったわ。」と沙也。
「やっぱ、若い子は、いいわね。」と沙也。
「その言い方、おばさんっぽいわよ。」とルカが言って、笑った。

ユキが、上体を起こして、
「ありがとう。」と言った。そして、
「あたし、もう男に戻れない気がする。
心の中で、女の子の世界に飛び込んでしまったの。
いま、男の言葉出て来ない。」
ユキの表情や仕草が、女の子になっている。
「男の格好に戻ったら、男の子になれるんじゃない?」と由香里が言った。
「なれないと思う。」ユキが言う。
沙也が言った。
「これは、一種の自己催眠ね。
 自分で、女の子になりたいって思ってるところへ、
 あたし達から、女だ、女だって言われたもの。」
「そうね、時間が経てば、男の子にもどれるわ。」と久美。

4人は、ユキをソファーに寝かせて、毛布をかけた。
「少し、寝るといいわ。男の子に戻れるから、」沙也が言った。
「はい。」とユキは答えた。

「ねえ。あたし、ユキに興奮して、収まらないわ。」由香里がルカに言った。
「あたしも。」
沙也と久美もそう言って、4人は、ベッドルームに消えた。

幸夫は、ソファーの毛布の中で、くふふと笑った。
『女の子になったと言えば、これからあの人たちの前で、
思い切り女になれるわ。』
心で、そう言った。
そして、その心の言葉が、女の子になっていることに気が付かなかった。

朝になった。
目覚めてみると、自分は、1つのベッドに寝かされていた。
ここに来たときの男の服を着ていた。
みんながやってくれた。
そして、自分をベッドに寝かせてくれるために、
誰かが、二人でベッドに寝てくれた。

朝食をご馳走になった。
「あの、あたしを1ベッドに寝かせてくれて、ありがとう。」
と、幸夫は言った。
「あたしと由香里は、いつも一緒のベッドで寝てるから、心配しないで。」
とルカが言った。
「大学間に合う?」と久美。
「ええ、間に合うわ。」幸夫は言った。

幸夫がお礼を言って、去ったとき、4人は言った。
「男の子に戻っていたと思う?」ルカ。
「自分のこと、『あたし』って言ったわ。」由香里。
「『ええ、間に合うわ』って言ったわ。」沙也。
「大丈夫よ。友達に会えば。」久美が言った。
「そうね。」と由香里が言った。

幸夫は、アパートに帰り、洗面をして、
教科書とノートをバッグに入れて、大学へ行った。
門をくぐったとき、友達の鈴木が声を掛けて来た。
「幸夫、お前変だぞ。女みたいな歩き方してるぞ。」
「え?やだ、ほんと?」
幸夫は、そう言って自分の口をふさいだ。
「女ごっこでもしてるのか。ま、お前は女に見えるからいいけど。」
「あたし、女言葉になってる?」
「『あたし』って今言ったろ。歩き方、仕草、表情、声がみんな女。」
「いや~ん。どうしよう。あたし、女になっちゃったの?」

その日、幸夫は、大学で一言もしゃべらずにいた。
そして、あの4人が来るコンビニに行って、待っていた。
4人が来た。
「ねえ。あたし、女になっちゃったの。男にもどれないの。」
そう言った。
沙也が言った。
「じゃあ、もう、とことん女になって、女装して大学行きなさいよ。
 ユキは、今、女でいる方が目立たないわ。」
「出席を取る授業はどうすればいいの?」
「出席は、名前まで呼ばれないでしょう。大丈夫よ。」由香里。

その日、ユキは、また女の子にされた。
まだ、見たことのなかった、4人のPちゃんを見た。
ルカのPちゃんを見て、特に感激した。
そして、フェラをした。
アナルを綺麗にされて、みんなから、少しずつ犯された。
これが、一番気分が女になる。
四つん這いになり、ルカから犯されたとき、
「ああん、うそ、うそ、ルカがPちゃんを大きくして、
 あたしを、犯している。
 いや~ん。もう、あたし、女でしか、いられない。」

女装して、初めて大学に行った。
鈴木が幸夫を見つけた。
「お前、女と全然変わらない。その方が、ずっと自然に見えるよ。」
「ほんと?あたし、女に見える?」
「ああ、見える、見える。可愛いよ。」

2か月半もある夏休み。
幸夫は、女の子として過ごした。
伸びて来た髪を、美容院に行き、髪の色を淡くして、
スタイリッシュな、ショートカットにした。
ほとんど誰も、ユキが女装子だとは思わなかった。

鈴木とは、何度かデイトをした。
キスをすると、鈴木は興奮したので、何度かフェラをしてあげた。
「幸夫は、女と何も変わらない。」と鈴木は言った。

4人の美魔女のマンションへは、ほとんど毎日行った。
幸夫は、あるときふと思った。
4人は、美魔女ではなく、「魔女」なのだと。


<おわり>

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4人の女装美魔女と幸男②「幸夫、女にされる」

毎度、マンネリのセッ〇スシーンで恐縮です。
読んでくださると、うれしいです。
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4人の女装美魔女と幸男②「幸夫、女にされる」


その日も、コンビニのイートインに4人がやってきた。
幸夫は、出来るだけ彼女達を見ないで、ソフトクリームを食べていた。

4人は、なにやら、目で会話をしていた。
その内、一番若く見えるルカが、幸夫に声をかけた。
「ねえ、学生さん。いつもいっしょね。
 よかったら、椅子を一つ動かして、あたし達の中に入らない?」
幸夫は、ドキッとしたが、お話をしたいという気持ちが勝り、
「はい。」と言って、フリーの椅子を、4人掛けのテーブルに付けて座った。

「ねえ、毎日一緒になるわね。あたし達が、
 元ニューハーフだってこと、分かっちゃったわよね。」
ショートヘアの幸夫が2番目に可愛いと思っている由香里が言った。
「あ、はい。」と幸夫が答えた。

長身の沙也が言った。
「ね、あなた、ニューハーフってどう思う?偏見ある?」
「ぼくは、女装子だから、偏見なんて全然ありません。」
思い切った言葉だと思いながら、幸夫は、この4人には、言えると思った。

「そうなの。じゃあ、家でこっそり女装するの?」ボブヘアの久美。
「ぼくは、アパートだから平気なんですが。」幸夫。
「なんですが、何?」とルカ。
「まだ、東京に来て2か月だから、何も揃ってないんです。
 お金がないから、服とか化粧品を買えません。」

4人は、顔を見合わせた。
ルカが言った。
「ね、じゃあ、今日あたし達のマンションに来ない?
 なんでも、揃ってるわよ。あなたを、完璧な女の子にしてあげる。」
その言葉は、幸夫の胸をキュンとさせた。
「はい。お願いします。」幸夫は、声を少し震わせて言った。

幸夫にとって、4LDKのマンションは、驚くほど広かった。
完全に女性だけで住んでいる部屋だった。
男の匂いがどこにもない。
幸夫の背は、162cm。一番好きなルカと同じ背丈。
少しぽっちゃりしたショートヘアの由香里は160cm。
ボブヘアを1つにまとめている久美が、164cm。
一番背の高い沙也は、170cmあった。

夕食をみんなで作って、それを済ませた。
みんなまだ、素顔のままだった。
「じゃあ、幸夫君を、女の子のユキちゃんにする時間ね。」
と長身の沙也が言った。
みんなは、幸夫をバスに連れて行った。
体を点検した。
「まあ、ユキは、体毛らしいものがないわ。ラッキーね。」
「いいわね。あたし達、全身永久脱毛にどれだけお金使ったか、分からないわ。」
「ね、脇の下、剃っても大丈夫よね。」ルカが言う。
「はい。」
ユキの返事で、脇の下がつるつるになった。
幸夫は、ぞくぞくしていた。

上がってすぐ、ショーツを渡された。
股間の下にPを回し、タマタマを体内に入れる方法を初めて知った。
その上に白いガードルを履いた。
ガードルはショーツより「女」を感じさせる。
幸夫は、うれしくてたまらなかった。
胸の位置に、皮膚に吸着するシリコンの乳房を貼った。
そして、ブラ。
白いスリップを被った。
「まあ、ユキは、女装するために生まれて来たような子ね。」
と長身の沙也が言った。
脚が長く、狭い肩幅、お尻が大き目で、
ウエストのくびれが、女の子並に高い位置にある。
これらのことは、今まで、幸夫が知らなかったことだった。

ルカがメイクをしてくれた。
後の3人は、見ていた。
「ね、眉を細くしていい?」ルカが言う。
「男のとき、大丈夫でしょうか。」
「前髪を下ろして、隠しておけばいいのよ。」
幸夫は、そのときすでに、興奮状態になった。
理性の半分がなくなっていた。

細い形のいい眉になると、幸夫の顔は、一辺に女の顔になった。
髭は、ない。
ルカが素早くメイクをして、アイメイクを終えたとき、
幸夫の顔は、すでに女の子になっていた。
シャドウ、チーク、そして、ピンクのリップを引いたとき、
愛くるしい少女になった。
幸夫は、股の下にあるものを大きくさせてしまい、
ガードルを履いていることに感謝した。

ルカは、色の薄い、前髪のある、
カールが1つのボブヘアのウィッグをもってきた。
ウィッグこそ、幸夫が未体験であるものだった。
高くて買えなかった。
その憧れのボブヘアを被せてもらった。
髪を梳かすと、一気に少女になった。
幸夫は、うれしくて、興奮してしまった。

たって、肩見せの、白いショートドレスを着せてもらった。
紐でドレスをつっている。
スカートは、開いている。

「まあ、想像以上だわ。可愛いわ。」と3人は言った。
「ああ、あたし、ユキをみて興奮しちゃった。」と久美が言った。

「ユキ、いいこと。女の子になったのだから、自分は、『あたし』って呼ぶの。
 あたし達の名は、呼び捨て、そして敬語はなし。友達言葉にするの。
 いいこと。」
ルカが言った。
「できないかもしれません。」とユキはいった。
「大丈夫。興奮して来ると、言えるから。」ルカは、そう言った。

「じゃあ、あたし達も変身して来るから、
 ユキは、ずっと鏡を見ているといいわ。
 可愛い自分を見て、自分は、女の子だっていいきかすのよ。」
沙也がそういって、4人は、各部屋に行った。

ユキは、リビングのドレッサーを見ながら、喜びをかみしめていた。
可愛い。この子が自分だなんて。
初めての完全女装だ。ウィッグを被ると、こんなに女の子になるなんて。
心が、どんどん女の子になっていく。
だが、女言葉をまだ話せそうにない。
自分を「あたし」とは、まだ呼べない気がする。
心では、とっくに自分を「あたし」と呼んでいる。
心では、とっくに女言葉を話しているのに。

15分ほど経ち、メイクを終えた4人が来た。
ドレスアップしている。
みんな、すごい美人だ。
ナンバー1だった人達だ。
みんな10歳くらい若く見えた。
ぽっちゃりした由香里は、25歳くらいに見える。
女子大生風の服をきたルカは、20くらいの学生に見える。

ユキは、興奮した。
由香里とルカは、ユキを3人掛けのソファーに運んだ。
そして、移動式の横長の大きな鏡を、ユキの前に置いた。
ああ、自分が見える。
由香里とルカが、ユキの両脇に座り、ユキの体を愛撫し始めた。
「ユキ、自分のこと、『あたし』って言える。」とルカ。
「ちょっと、恥ずかしいです。」
「もう少し、心を女にする必要がいるわ。」と由香里。
「あたしは、『女の子』って言ってみて。鏡を見ながら。」ルカ。
「あたしは、女の子。」とユキ。
「心がこもっていないわ。」由香里。
沙也がユキのスカートに手を入れた。
そして、ガードルごと、脱がせた。
「ああ、いや。」ユキは思わずつぶやいた。
沙也は、ユキのスカートをめくり、
ユキに自分のPが見えるようにした。
「ああん、いや。」ユキはいった。
「あたし、女の子なのに。いや~ん。そう言うの。」ルカ。
沙也が、そっとユキのPを愛撫した。

ユキの心の中で、あるハードルを突破しようとしていた。
ああ、もうすぐ、心も女の子になる。
「さあ、『あたしは、女の子。いやん、いやん、いやん。』っていうの。」ルカ。
「あたしは、女の子。いや~ん。感じるの、感じるの。」ユキは言った。
ユキは、とうとうハードルを突破した。

(次回は、「あたし、男に戻れないかも」です。)

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4人の女装美魔女と幸夫①「4人の正体」

前から考えていた物語ですが、まだ、どうなるか全くわからず、
とにかく書いてみようと思います。
読んでくださるとうれしいです。
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4人の女装美魔女と幸夫①「4人の正体」


大倉幸夫は、大学1年。
気楽なアパート住まいだった。

季節は、6月に入り、気持ちのよい日が続いていた。

幸夫は、このところソフトクリームにはまっており、
住まいの近くのスーパーマーケットの隣のコンビニのソフトクリームが、
どこよりもお気に入りだった。
そのコンビニは、ある程度広いイートイン(テーブルとイスの無料コーナー)があり、
コンビニのソフトを窓際の椅子で食べるのが、毎日の楽しみだった。

毎日、5時半頃食べにくるのだが、幸夫のとなりに、必ず4人のおばさんが座っていて、
楽しそうに、パンを食べコーヒーを飲んでいる。
その4人の会話が聞こえてくる。
「ね、女ざかりっていくつぐらいだと思う?」
「35。」
「あら、40くらいよ。」
「じゃあ、あたし達、女ざかりに店をやめたの。」
「女ざかりじゃないわよ。男の女ざかりにやめたのよ。」
あはははは・・と笑っている。

「男の女ざかり?」
幸夫の胸は、反応し、震えた。
幸夫は、女装子であった。
道やスーパーで、いつも女装の人がいないかと探す癖がついている。

となりの4人のおばさん達は、40歳くらいで、
いつも、全くのすっぴんである。
ただ一人、乙女チックなロングヘアーの人がいる。
その人は、30歳くらい。20代かも知れない。
メイクをしたら、綺麗になるのに。幸夫はそう思っていた。

4人のおばさん達が来るのは、きっちり5時半だ。
きっと隣のスーパーで働いている。
仕事は、みんな5時までで、仕事の疲れを、このイート・インで癒している。
この4人のおばさんは、何かがある。
そう思い、幸夫は、毎日決まった席で、ソフトクリームを食べるようにした。
4人のおばさんは、決まってとなりの4人掛けに座る。
日に日に、幸夫は分かって来た。

この4人のおばさんは、元ニューハーフだ。
大きなニューハーフのお店のナンバー1の人だった。
次々にナンバー1を経験し、今は、4人とも辞めて、
となりのスーパーで働いている。
すっぴんであるから、裏の仕事だ。
20歳代に見える人も、同じ年だとわかった。驚きだ。
幸夫は、分かれば分かるほど、興味と興奮が募って行くのだった。

4人のおばさんは、一緒に外へ出た。
「あの学生さん、女装子よね。」と長身の沙也が言った。
「でも、前からあそこにいたわ。あたし達が後よ。」とぽっちゃりした久美。
「あたし達、元ニューハーフってわかること、あえて、たくさん言ったわ。」由香里。
「あの子、かわいいわ。絶対女装させたい。」と一番若く見えるルカ。
「相当、いい線いくわね。」と沙也。

4人は、徒歩で帰れる、高級マンションの4LDKの部屋に帰って来た。
2か所あるシャワーを交代で使う。
1人が1ベッドルームを持っている。
それぞれの部屋で、メイクをし、服を変え、リビングに集まって来ると、
まるで、別人になっている。
40歳といっても、かつてお店ナンバー1だった4人である。
スーパーでのすっぴんからは、想像もできないいい女になる。
みんな10歳若返り、アラサーに見える。
若く見えるルカは、20歳そこそこに見える。

4人で夕食を作り、乾杯をする。
食事が終わり、少しお酒を飲む。
「ね、今日のラッキーガールは、だれだっけ。」と沙也がいう。
「ルカよ。楽しみだわ。」とボブヘアの久美が言う。
ルカは、幼稚園の先生の姿がお好みで、
白いブラウス、タイトなミニスカート。そして、ストレートなエプロン。
可愛いパチパチのつけ睫毛、ピンクのリップ、
長いストレートな髪を背にたらし、前髪に隙間をあけて、
ピンで留めている。

「じゃあ、幼稚園の先生を犯してあげましょう。」
と沙也が言い、ルカを、ソファーに連れていく。
みんなが集まって来る。
ルカのエプロンをめくる。
みんなが、ルカの体をおさわりする。
「ああん、お願い。明日の準備があるの。やめて。」とルカ。
(嘘である。)
ショートヘアの由香里が、キスをする。
由香里は、ルカの次に可愛いと思われている。

胸を触られ、やがて太ももを撫でられ、
ルカは、次第に息を荒くしていく。
「お願い。イヤ、やめて。」とルカ。
「さあ、ルカの正体を探る時間ね。」沙也が言うと、
久美は、ルカのタイトスカートに手を入れて、
ショーツを下ろす。
「ああん、いや~ん。だめ。」
上にめくったスカートから、大きくなったルカのPが、顔を見せる。
若く見えるうえに、男である。
「いやん、恥ずかしいわ。」
「男なのに、女の先生やっているの?この姿を子供たちに、見せられる?」と沙也。
「いやいや、見せられないわ。絶対の秘密なの。」とルカ。
一人が、ルカのPを愛撫している。
一人が、ルカにキスをする。
一人が、ルカの乳房を揉み、乳首を攻める。
「ルカが一番いじめ甲斐があるわね。」沙也。
「40歳なのに20代に見えるのって、ジェラシーだわ。
 もう、徹底的にいじめてあげる。」と、ぽっちゃりの久美。
「ああん、いじめないで。やさしくして。」ルカは叫ぶ。

やがて、ルカの言葉は変わる。
すでに、体をばたばたさせている。
「ああん、あたしをもっといじめて。もっと、もっと、いじめて。」
「まあ、本音を言ったわね。救いようのない女だわ。」
「みんな、徹底的にいじめましょう。」
3人は、激しく攻めた。

由香里が、たまらなくなり、
ワンピースから、自分のショーツを脱いだ。
そして、ルカのソファーに乗り、
スカートを上げて、大きくなった男のものを、ルカの口の中に入れた。
そして、ルカの口を犯し始めた。

由香里が、言った。
「いや~ん。若い幼稚園の先生を犯している気分。
 あたし、萌えちゃって、長く持たないわ。」
由香里の口の中で、ルカが、もぐもぐ言っている。
由香里は、自分がイってしまいそうになり、Pを抜いた。

「あああん、あたしイく。イっちゃう。イっちゃう。あああん、ダメー。」
ルカが叫ぶ。

沙也と久美が、ルカの両腕をとって、
部屋の大鏡の前に連れ得ていった。
由香里が、ルカのスカートとエプロンを上げて、びんびんになっているルカのPを愛撫する。
「ほら、自分の姿をよく見るの。40歳なのよ。
 だのに、こんな若作りして、まさか、興奮しているの?」沙也が言う。
「ああん、恥ずかしいわ。大きなPがあるのがはずかしいの。」ルカ。
「飛ばしたくなったのね。いいわ。鏡まで飛ばすのよ。」沙也。
「ああん、お願い。許して。」とルカ。
ルカの体が、震えて来た。
由香里はそれが分かり、愛撫の速さを増した。

「ああん、いく、いく、イっちゃう、イっちゃう。イっちゃう。」
ルカは、首を振り、ぴくぴくと体を動かした。
そして、白い液を、放射線を描いて飛ばした。

(次回は、『幸夫、4人に誘われる』です。)


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高原クリニック不妊治療科「セックスレス夫婦の場合」1話完結

長い小説を書いてきましたので、例の高原クリニックを書きます。
ここにある医師高原が言うことは、私がかつて学びましたことで、
正式に医学的なものではありません。あくまで、物語として、
お読みくださると幸いです。1話完結です。エッチなしです。
====================================    

高原クリニック不妊治療科「セックスレス夫婦の場合」


午後の4時ごろ、スーツを着た小柄な若い男性が着た。
見たところ、30歳くらいである。杉田英吉と名乗った。
高原は、質問表の回答を見ながら、
「なるほど。奥様が妊娠されるまでは、できたのですね。」
「はい。妻のお腹が大きくなりましたので、
セックスをやってはいけないと思いました。そこで、セックスを我慢しました。」
「なるほど。そして、赤ちゃんが生まれたら、今度は、赤ちゃんがすべてとなり、
 セックスどころではなくなった。」

「はい。妻は夜中3時間おきに赤ちゃんに起こされ、
 とても、セックスが出来る状態ではないと思ったのです。
 でも、もうセックスなしで6か月になり、さすがにと思って、
 妻としてみようとしたのですが、私も、妻も萌えませんでした。
 2度、トライして、2度ともダメでした。」

「よくあるケースですな。」と高原。
「そうなんですか?」と杉田。
「ほんとは、6か月も我慢する必要はなかったのです。
 杉田さんは、自分だけの部屋がありますか。」
「はい。デスクが必要なので、自分だけの部屋があります。」
「6か月もの間、セックスレスで、済むはずがありません。
 当然、自己処理をなさいましたね。」
杉田はうつむき、赤くなった。
「はい。よくしました。」
「ご自分のお部屋で。」
「はい。」

「まず、それが原因の1つですな。」
「そうなんですか。」
「はい。これは、アメリカのある大学での実験結果ですが、
 男女のセックスから得られる快感と、マスタべ―ションから得る快感の、
 どちらが大きいかと言う実験がなされました。
 男女20人の恋人同士です。
 すると、マスタべ―ションの方が、圧倒的に、大きかったのです。」

「そうなんですか?でも、わざわざお金を出して、
 女性を求める人もいるではないですか。」
「それは、お金を出して買った女だから、自分の好きにできる。
 本番は法律に触れますから、男は寝ているだけで、
 女性に、愛撫をしてもらうという人が、けっこう多いのです。
 これは、一種のマスタべ―ションです。
 男は、女性を喜ばせる必要はありません。
 夫婦のセックスより、ずっと楽です。」
「なるほど。うなずけます。」

「マスタべ―ションの仕方は、人に寄り千差万別です。
 ベッドにバスタオルを敷いて、下半身裸になり、
 そのバスタオルに、アレを押し付けて、体を上下に動かす人。
 一番多いのは、竿の部分を手で握り、上下に手を動かす人。
 けっこう多いのは、クリームをアソコの先に付け、
 ぐにゅぐにゅと撫でる方法。
 この応用で、コンドームの先に、クリームを入れて、
 コンドームを装着してから、先の部分をぐにゅぐにゅとする方法。
 これは、始末が簡単です。
 この全てにおいて、手で、どれだけ力をいれるかは、
 また、様々です。

 お金を出して、女性を買い、女性にアソコを愛撫してもらっても、
 普段の自分のやり方と違うと、少しも、興奮できなかったりします。」

「なるほど。私にも、経験があります。」

「女性との性行為で、始めからうまく行くのは、
 竿を手で上下する自慰をして来た人に多い。
 似ていますでしょ。」
「は、はいそうですね。」
「で、私は、思うんです。杉田さんは、セックスができない間、
 自慰の仕方を変えませんでしたか?
 クリームを、先の部分に塗って、ぐにゅぐにゅするのは、大変刺激が強いので、
 これが、自分の標準になってしまうと、
 奥様とのピストン運動では、刺激を得られなくなってしまう。」

「おっしゃる通りです。私は、クリームにやり方を変えました。
 では、どうしたらいいのでしょう。」
「奥様と、ダメ元で、やり続けることです。
 男性は、2、3回ダメだと、すぐあきらめてしまう。
 あきらめるのが、早すぎます。
 奥様に、事情を話し、ダメでも、毎日やってほしいとフランクに頼むことです。
 そして、あなたが奥様から刺激をうけるように、
 奥様の両手を上に上げて、ハンカチで縛るとか、
奥様にとって恥ずかしいような、体位を試すとか。
 その間、あなたは自慰は、我慢します。

 そして、性行為のとき、奥様を愛撫しますが、
 たくさん、話しかけることです。
 『ここ、どうお?感じる?』とか。
 『強すぎない?とか、他に触られたいとこある?』
とか、奥様の好みを、遠慮なく聞くのです。
こうすれば、お2人の性行為は、より満足なものになって行くと思います。
奥様が育児に疲れていても、性行為を求めていないとは限りません。
あなたから、今日はどう?と尋ねてください。
それで、ダメだったら、また来てください。
次の作戦を考えましょう。」
高原は、にっこりと杉田を見た。
杉田は、明るい顔をしていた。



10日後、杉田は、菓子箱を持ってやってきた。
うれしそうな顔をしていた。
「先生、ありがとうございます。
 昨日、やっとできました。
 家内にも、気持ちのいいところをたくさん聞きました。
 やっぱり、自分一人で考えていてはいけないんですね。
 これで、大きな悩みと不安がなくなりました。
 ありがとうございました。」

4人の看護師が顔を見せた。
4人もにこにこしていた。
杉田は、高田に菓子箱を渡し、
頭を下げながら、出ていった。

「先生よかったですね。」と4人が言った。
「久しぶりの不妊治療の患者さんだからね。
 うれしかったよ。」
「この頃、専門外の患者さんが多すぎますものね。」
「ネット見たけどさ。俺のこと『名医』って、
 そこだけは、消して欲しいよ。」
「そうですね。プレッシャーですよね。」
みんなで、あははははと笑った。

(次回は、未定です。)


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着ぐるみスーパームーン⑤『遊園地、大入り満員』最終回

なんとか、終わりまで書くことができました。
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました。
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着ぐるみスーパームーン⑤『遊園地、大入り満員』最終回


遊園地の正式名は、「にこにこ遊園地」という平凡な名前だ。
さびれて、もう閉園間際であったにこにこ遊園地に、
毎日、ぞくぞくと客が集まるようになった。
口コミやネットの力は偉大である。
ムーンとマーキューリーが、初めてアクロバットを見せた日、
動画サイト に動画が流れた。
『本物のスーパー美少女戦士現る』
スタントマンではなく、美少女戦士本人がスタントをやっている。
そんなテロップが流れ、ステージとムーンとルルのアップの映像が流れ、
見た人は、その美貌に驚いた。
こうして、5日の内に、にこにこ遊園地の入場者は、
5倍になった。
最後のゆるキャラとのラインダンスも、癒されると大好評だった。
時は、11月に入っていたが、観客は寒さに負けず、
連日大入り満員だった。

ショーの休憩時間は、グッズコーナーが大繁盛。
軽食通りも、人であふれていた。

着ぐるみコーナーの主任である大原は、園の社長である吉川に呼ばれた。
「大原さん。今、奇跡が起きてますな。」と吉川が言った。
「はい、全く。これも、スーパームーンとマーキュリーのお蔭です。
 私は、何もしていないんです。」と大原。
「謙遜な方ですな。これだけ客が来てくれれば、園としても、予算を出せます。
 クリスマスに向けて、盛り上げていきたいと思います。
 必要な物、企画などありましたら、どんどんおっしゃってください。」
「はい。実は、今回の立役者である、スーパーマーキュリーさんが、
 大変な頭脳の持ち主でして、彼女の言う通りにしていれば間違いないのです。
 私の手柄ではなくて、彼女の手柄であることを、社長にお伝えいたします。」
「わかりました。これもそれも、大原さんの人徳の賜ですよ。」

社長も大原も、大変正直で、いい人間であった。

ルルは、どんどん企画を出して言った。
ゆるキャラ8人を、初めから舞台に出し、
悪者6人が、ゆるキャラを誘拐しようとする。
それを、ムーンとマーキュリーが助ける。

「もう一人欲しいな。」とルルが言った。
「二人で8人は、間ができちゃうね。」とムーン。
「前半、あたし達は、スティックの代わりに、飾りのある棒を使おう。」
「棒術できるの。」
「うん。ショーのための棒だから、あたし達がステキに見えればいいわけ。」

その頃、ニコニコ遊園地に向かう電車のなかで、背の高い女の子がいた。
17歳くらいの、大変な美少女。
寒い季節なのに、ぶかぶかのチノパン。
タンクトップを色違いに2枚重ねているだけだった。
紫がかった癖のある髪を、ポニーテイルにしている。

前の老齢の夫人が立って、棚の大きなバッグを取ろうとしたとき、
少女は、片手でひょいと持ち上げて、夫人に渡した。
「まあ、力があるのですね。」と夫人。
「それだけが取り柄なんですよ。」と、少女は爽やかに笑った。

遊園地の舞台は、悪者が間に合い、8人の悪者が、
8人のゆるキャラをさらおうとしている。
「あと一人欲しいね。」とルルが言った。
「がんばろう。」とムーンが言ったとき、
舞台の袖から、背の高い美少女戦士が、連続バク転をしながら、登場した。
その子も美少女戦士の姿をしている。紫の髪。

観客は、一斉に立ち上がって拍手をした。
とくにお母さん世代の人達は、夢中に拍手した。
「スーパージュピター」と方々から声が上がった。

ムーンとマーキュリーは、ジュピターを見て飛び上がった。
「わあ~、来てくれたんだ。」とムーン。
「やったー!」とマーキュリー。

美少女戦士が3人になって、会場は一層盛り上がった。

その日のショーが終わり、ジュピターは、ムーンとルルと一緒に、
主任の大原に会いに行った。
「あなたも、大変な美貌だね。」と大原は嬉しそうに言った。
「後2人、仲間が来ると思います。マーズとヴィーナスです。」
「では、5人が全部そろうの?」
「はい、クリスマスに間に合うように、
 二人とも、仕事を辞める準備をしています。」
「おお、クリスマスにそろうのですが。
 ルルさん。クリスマスの企画を頼めますか。」
「まかしてください。」とルルは、胸を叩いた。
 
1日、100人くらいの入場者だった遊園地は、
今や、1日1500人を超えるようになっていた。
クリスマスには、3000人以上の入場者が見込まれた。

1日のショーが終わり、ジュピターが着替えようとしているのを、
ムーンとルルは止めた。
「だって、この格好で園の外に出るの、俺はずかしい。」
とジュピターは言った。
舞台では、かろうじて女の子をやっていたのに、
舞台をおりると、仕草や言葉が、まるで男の子だ。
ルルは、ジュピターに春コートを着せて、ルルの家に連れていった。
ジュピターのコートを脱がせて、美少女戦士にした。

ムーンのときのように、ルルはジュピターに、
「シャワー替わりスプレー」をかけた。
「わあ、すげー、風呂上がりの感じ。」
「でしょう。」とルルは言い、
ジュピターをソファーの真ん中に、座らせ、
ムーンとルルで挟んだ。
「ジュピター、忘れた。あたし達、男ってバレちゃいけないのよ。」ルル。
「そうよ、今のジュピターは、まるで男の子。」とムーン。
ルルとムーンは、ジュピターの体を撫でていった。
「俺、あんまり、女修行しなかったから。」
「だったら、今してあげる。
 ジュピターを救いようもない女の子にしてあげる。」
ルルの手は、ジュピターの胸を触っていた。
ジュピターは、目の前の自分の姿を見て、興奮してしまいそうだった。

「少し感じて来たのね。自分のこと、あたしって言って。」ルル。
「恥ずかしいよ。あたしなんて、言えない。」
「こんなに美少女なのに、女の子らしくしなければ、だめ。」ムーン。
ルルが、ジュピターの乳首をさわった。
「あ、いや。」とジュピター。
「今の、おんな言葉よ。やっぱりジュピターは女の子。」ルル。
ルルは、乳首の愛撫を強めた。
「ああん、いやん、やめて。」

ジュピターは言った。女になってしまった心が、はずかしくて、
今まで、封印してきた。
男の子にも女の子にも接近できず、いっそ男でと思って来た。
それが、仲間が自分を愛撫してくれる。
ジュピターは、うれしくて女の心の封印を解きそうになっていたのだ。

「俺が、女言葉使っても、笑わない?」
「笑うわけないわ。」ムーン。
「ほんとは、女っぽくしたかったの。」
「心の底まで、女になるのよ。」
二人で、ジュピーターの乳首を攻めた。
「女言葉が出ちゃう。ああん、出ちゃう。
 ああん、あたし、感じる。女になっちゃう。」
ジュピターは、とうとう封印した女を解放した。
ルルは、ジュピターにキスをした。
その間、ムーンが、ジュピターの下半身のものを全部脱がせた。
「あん、いやん、恥ずかしい。あたし、大きくしてるのが、はずかしい。」
「心が女になったから、はずかしいのよ。」ルル。
ムーンは、ジュピターのPを愛撫した。
「いやん、いやん、それ、感じるの、やめて、お願い。」
「もっとしてって聞こえるわ。」とルル。

ジュピターは鏡を見た。
可愛いスーパー戦士の姿で、あそこを大きくしている。
たまらなくエッチな気持ちになった。
ルルとムーンがどんどん攻めて来る。
「あん、いやん、やめて、お願い、許して。」
ジュピターのアルトボイスが、どんどん幼い女の子のようになっていく。
ジュピターは、ムーンの胸に抱き付いて、
「お姉様、お願い、もう、許して。」と言った。
「止めないでってことね。」
ジュピターの体が震えていた。
ルルは、ジュピターの脚を少し広げて、びんびんになっているPを口に含んだ。

「いや~ん。それ、感じるわ。あたし、たまらない。」
ムーンは、ジュピターの脚を大きく開いた。
「いやん、はずかしい、はずかしいの。」
「すごく女の子になってきたわ。
 もうすぐ、心の底まで女になるわ。」とムーン。
「もう、なっているの。心の底まで、女の子なの。
 だから、許して、あたしをイかせて。」
ジュピターは、両手を胸に当てて、耐えていた。

「やっと女の子になってきたわ。」ルル。
「ええ、女の子になれたわ。お姉様、お願い、あたしをイかせて。
 もう、男に戻れないの。女として生きて行くから。お願い。」
ルルは、ジュピターのPの愛撫を速めた。
「あああん。あたしは女の子。一生女の子なの。
 あん、いや~ん。イッチャウ、イっちゃう、イっちゃう。」

ジュピターは、激しく体を揺らせて、白い液を高く飛ばした。

ルルが、「ね、女になれた。」と聞いた。
ジュピターは、目を開け、
「ううん。俺、心は男。
 でも、今みたいに、男から女にされるの、一番萌えるの。
 そのために、男してるようなもんなの。
 ね、またやって。お願い!」

ムーンとルルは、あきれて顔を見合わせた。



12月24日、クリスマス・イブ。
その日のショーは、照明の専門家、音効の専門家。
そして、スーパーマーズ、スーパーヴィーナスが揃っていた。
5人のコスチュームは、金銀のラメがついている。
音楽が鳴って、ヴィーナスとマーズが、3回のバク転をして、最後は高いジャンプをして登場。
「わあ、まさか、まさか、まさか。」そんなお母さんたちの声を受けて、
ヴィーナスとマーズは、初めて観客の前に笑顔を見せた。
美少女戦士はみんな、口の横に小さなマイクを付けている。
「みなさん、メリー・クリスマス!今日に間に合うようにやってきました!」

わああああ・・と、かつてヴィーナスとマーズのファンだったお母さん達は、
立ち上がって拍手をしていた。
その熱狂の中、照明が天井に移る。
ムーンを真ん中に、ジュピターとマーキュリが、
天井から降りているロープをスティックに巻いて、するすると降りて来る。
「わあああああ。」と子供たちの声。
音効がメロディになり、5人で、アクロバットを見せる。
そこに、ゆるキャラたちが登場して、歌ったり、踊ったり。

2000人は、集まっていると思える観客は、
一体となり、いっしょに歌っている人が大勢いた。

「夢のようだね。」と主任の大原が、副主任の小坂に言った。
「今まで、長く耐えて来ましたね。」
「ああ、人のいない遊園地で、よくやってきた。」
「報われますね。」
「ああ。」

演出はすべて、マーキュリー。
アクションとクリスマス・メロディを挟み、
30分のショーがあっという間に終わった。
ゆるキャラとのラインダンスが終わったとき、
今まで、聞いたこともないような大きな拍手が起こった。

舞台から見て、正面に、大きなクリスマス・ツリーが、
電飾に飾られている。

ムーンは、客席にいる子供たちを見て思った。
『この子達が、大人になるまで、やっていたい。』

<おわり>


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着ぐるみスーパームーン④『ムーンとルルの二人の時間』

少し、長くなりました。後半えっちです。
次回、最終回です。読んでくださると、うれしいです。
=================================    

着ぐるみスーパームーン④『ムーンとルルの二人の時間』


その日、この遊園地で20年間起こらなかったことが、起こった。
午前の10時ごろである。ゆるキャラの遠藤が、頭を外して、
主任室にやってきた。
「主任、すごいことが起きてます。とにかくステージにきてください。」
「え、悪い事かい、いい事かい。」と主任の大原。
「いいことです。」と遠藤。

主任の大原と、副主任の小坂は、部屋を空にして、
ステージへと飛んで行った。
「おおこれは。」と大原と小坂は、ある感慨を持って眺めた。
ここ20年前、セーラームーンと大レンジャーの人気が最高のとき、
このステージが、観客でうまった。
それと同じ光景を見たのである。

スーパームーンとスーパーマーキュリーが、
二人で、すごいアクロバットをしている。
「ムーン、来て!」
と、マーキュリが指を組んで待っていると、
ムーンが走って来て、マーキュリーの手に足をかけ、
高くジャンプして、空中3回転をする。
観客は、拍手の嵐。

「マーキュリー来て!」とムーンが言う。
マーキュリーは、同じく、ムーンの組んだ指をジャンプ台に、
真上に回転しながら昇る。
そして、天井から吊り下がっているロープをつかむ。

「これは、すごい。スタントマンがやってるんじゃないよ。」
「あんな可愛い子が、ほんとにやってるんだよ。」
「すごい。これは、すごいわ。」

「ね、お母さん。本物のスーパームーンとマーキュリーだから、
 あんなことができるの。」
と小さい女の子が母親に聞く。
「そうね。月とすい星からやってきた人たちだから、できるのね。」

主任大原は、目に涙を浮かべていた。
「俺たちがなんの企画をしなくても、
 あの二人だけで、こんなにお客を集めているじゃないか。」
「この遊園地の黄金時代に近いものです。もう一度あの興奮が見られるなんて。」
副主任小坂も、涙を浮かべていた。

一通りのアクロバットが終わると、
スーパームーンが、ゆるキャラを呼んで。
「ねえ、みんなステージに上がって来て。」
すると、8体のゆるキャラが上がって来て、
みんなで、肩を組んで、
スーパームーンの歌を歌いながら、ラインダンスをした。
若いお母さんたちの少女時代の懐かしい歌だ。
お母さんたちは、目を潤ませている。
また、ゆるキャラが、可愛いと、すごい拍手をもらった

「次のショーは、1時間後、11時からです。」
ムーンがそう言って、みんなで手を振りながらステージを降りた。

みんなで、抱き合って、ショーの成功を喜び合った。

主任が、涙目でやってきた。
「こんなの20年振りなんだよ。感無量だ。今日またやってくれるのかい。」
マーキュリーが答えた。
「今日は、あと2回やります。
 スーパームーンの主題歌ですが、カラオケがあるとうれしいです。」
「あるとも。20年まえに使ったテープがある。
 あれを、ラインダンスのとき、かけよう。」と主任。
「だったら、もっと盛り上がりますね。」とムーンは言った。

5時になり、閉演となった。
ショーは、全部で5回やり、ムーンとマーキュリーは、
さすがに、少し疲れていた。
「今日は、このまま帰らない?」とマーキュリが言う。
「目立ち過ぎない?」
「大いに目立ちましょう。」とマーキュリー。
「そうね。」とムーンは笑った。

「ねえ、今日はあたしの家に泊まって。一人暮らしだから。」とマーキュリーは言った。
「うん。マーキュリーの住んでるところ見たい。」
「お楽しみだよ。」
「ほんと?」とムーン。

「ここよ。」とマーキュリー。
「まさか、ここは、お婆ちゃんの家よ。」
「あたしの、正体を明かすね。」
中に入って、マーキュリーは、お婆ちゃんの着ぐるみを見せた。
「あ、あ、マーキュリーが、あのお婆ちゃんだったの。」
「原作に拠るとね。あたしは、呪いをかけられ、お婆ちゃんにさせられた。
 でも、スーパームーンを4年間見ると、呪いが解かれる。
 だから、お婆ちゃんの姿で、ムーンを毎日見に来ていたの。」
「そんな原作あるの?」
「あたしが作ったの。」
二人で、あははと笑った。

「マーキュリーは、魔法使いなのね。」とムーン。
「うん。ムーンの運動能力を3倍にしたわ。」
「だから、今日、あんなすごいことできたんだ。
 それに、あたし32歳だけど、今、17歳になってる。
 それに、顔も美人。脚も長い。
 みんなマーキュリーの仕業?」
「今の、ムーンが、本当の姿。
 桐島邦夫は、ムーンの仮の姿よ。その証拠にご家族いないでしょ。」
「そう。気が付いたら、一人暮らしだった。」
「ね。同じアパートの親戚のおじさんは、ムーンを守る人。」
「そうだったんだ。だから、親切にしてくれたのね。」

二人で奥に上がると、そこは、ベッドルームだった。
広くて、何もかもそろっている。
「ここに座ると、自分が見えるわ。」
2人掛けのソファーにすわると、鏡に自分の姿が見える。
「ね、汗かいているから、シャワーを浴びたい。」とムーン。
ルルは、スプレーを持ってきて、ムーンにかけた。
そして、自分にも。
「これで、シャワーを浴びたのと同じになったわ。」
「ほんとだ。体が、さっぱり、さらさらになったわ。」
ルルは、だんだんムーンに身を寄せてきた。

「あの、あたし達に、どうしてPちゃんがあるの。」
ルルは、ムーンの体を撫でて来る。
「あたしたちは、月と6つの惑星に生まれた王子様なの。
 その頃、悪の一味がいて、命を狙われていたの。
 だから、女装して、プリンセスとして育てられたの。」
ルルは、ムーンの胸を、柔らかく愛撫してきた。
「女として育てられたあたしたちは、心も女の子になってしまった。
 だから、Pちゃんを残して、男だってことを思い出すようにされたの。」

「ルル。あたし、さっきから、感じているの。」
「セックスをしないと、あたし達の心は、女になってしまうの。」
ムーンは、鏡の可愛く美しい姿を見た。
それだけで、興奮してくる。
「ルル、あたしを抱いて。」
「いいわよ。」
ルルは、ムーンを抱いて、厚いキスをした。

4年も想いつづけたルルの口づけに、ムーンは体を震わせた。
「ね、下のスキンタイツを脱いでしまおう。」とルル。
「恥ずかしいわ。スーパームーンなのに、アレがあるなんて。」
「あたし達は、魔法の少女性をもっているの。
 そんな子にPちゃんがあるのを見ると、
最高に興奮するようにできてるの。」
「ルルもいっしょに脱いでくれる?」
「もちろん。ショーツもよ。」
二人は、背中を合わせて、スキンを脱いだ。ショーツも脱いだ。
ムーンは、最高に恥ずかしかった。
コスチュームのスカート部は、思い切り短いので、
大きくしているアレが、見えてしまいそうだ。
ルルは座った。
「ね、思い切り、鏡に映さない?
 その方が、男であることを思い出すわ。」
「恥ずかしいだけだわ。」
「あたしの言うことを聞くの。」
ルルは、ムーンが抑えているスカートの手をどけて、
ムーンのスカートをめくった。
すると、透き通るのような美少女のムーンの股間に、
膨張したPが姿を現した。
「あ、いや。」とムーンは顔をそらした。

ムーンは、顔を反らしながら、ルルのスカートの中に手を入れた。
ルルの大きく固くなったPに触った。
「ああ、ルルは、そんなに可愛いのに、男の子なのね。」
「ムーン、男の子の心が、戻って来た?」
ルルは、ムーンのPを愛撫しながら、聞いた。
「戻らないわ。反対に、心が女の子になっていくみたい。
 いや~ん。ルルの言ったのと違う。あたし、どんどん女の子になっていく。
 いや~ん。いや~ん。ほんとに男の心を取り戻せるの。」
「ある程度女の子になって、それから、男の子になるの。」
ルルは、そう言うと、ムーンの胸に手を入れて、乳首をくりくりとした。

「あああん。ステキ。がまんできない。そこ、感じるの。」
「どんどん女の子になって行くでしょう。」
「ええ、女になっていく。乙女の心そのままだわ。」
「ああん。ムーン、ステキよ。聖少女と言われているムーンが、
 Pちゃんをびんびんにして、悶えてるなんて。」
「ね、ほんとに身も心も女になってから、男に戻れるのよね。」
「ええ、戻れるわ。さあ、これから、完全な少女になるのよ。」

ルルは、そう言って、ムーンのPを口に含んだ。
「あ、ルルにそんな事されたら、あたし・・。
ああん、あたしの男の物を出してしまうわ。
ルル、やめて、出してしまったら、男に戻れない。
あたし、永久に女の子になっちゃう。
ああん、いや~ん。どんどん女になっていくわ。」
「プリンセス・ムーンだけは、女になっていいの。
 あたし達の女神なの。さあ、男の物を出してしまいなさい。」
ルルは、愛撫を手に替えて言った。

「ルル、あたし、女になっちゃう。出してしまいそう。
 ああん、イっちゃうわ。イってしまうわ。」
ムーンは、ぶるぶると体を震わせた。
「あああん、だめ、でちゃう、あああん、イっちゃう。」
「いいのよ。あなただけは、女になっていいの。
 思い切り出すの。」
「イっちゃう。ああん、イっちゃう、イっちゃう・・。
ムーンは、体をばたばたと前後に震わせ、
断末魔の声をあげて、白い液を遠くへ飛ばした。

ムーンは、ソファーに深く沈んだ。
だが、少し回復すると、ルルを犯したくてたまらなくなった。
「ルル。今度は、あたしがルルを犯すの。」
ムーンは、そう言って、ルルをフカフカのジュータンに寝かせた。
「ああ、お姉様。乱暴にしないで。」ルルは言う。
「乱暴にするわ。ルルを、心の底まで女にするの。」
「いや~ん。それはダメ。」
ムーンは、ルルの上に乗って、顔尾中にキスをし、そして、唇にキスをした。
「ああん、ステキ。あたし達の、プリンセス。」とルルは言った。
ルルの体中を愛撫し、乳房をもんで、乳首を攻めた。
「いや~~~~ん。」とルルは叫んだ。
そして、太ももをたっぷり、そして、Pちゃんを口に含んだ。

「ああ、ステキ、あたし達のお姫様。」
ルルの体が、少しずつ震えて来た。
ムーンは、ルルのPを愛撫しながら、
「さっきあたしに言ったこと、嘘でしょう。」と言った。
「あああん、お姉様、感じる。何も聞かないで。」
「いいわ。ルルを気絶させてあげるわ。」
「いや~ん。」
それから、激しい愛撫が続き、ルルは、断末魔の声をあげた。
「あああん。あれは、嘘なの。お姉様をもっと女にしたかったの。
 あああん、あたし、イっちゃう。お姉様助けて。
 イッチャウ、イっちゃう、あああん、イっちゃう。」
ルルは、ムーンの口の中に果てた。
ルルは、満足した顔をしていた。

ムーンは、ルルの隣に寝た。
「かなり、萌えちゃう嘘だったわ。」とムーンは言った。
「でしょう?」とルルは言った。
そして、思っていた。
「お仕事以外のときは、ムーンをもっと、もっと女の子にしてあげる。」
うふっとマーキューは笑った。

(次回は、「遊園地、大入り満員」最終回です。)


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着ぐるみスーパームーン③「桐島邦夫・本物に変身」

エッチのない話を毎度すみません。明日は、エッチを少し書きたいと思います。
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着ぐるみスーパームーン③「桐島邦夫・本物に変身」


邦夫は、おばあちゃんがくれた、新しい着ぐるみを前にして、
まず、身を清めるため、シャワーを浴びた。
体を拭いて、新しい女子のショーツを履いて、Pを股間に回した。
そして、着ぐるみの箱を開けた。
まず、上半身のスキンを着る。
洗濯用に2着ある。
白い肌の色。軽くて着ている感じがしなかった。
それは、タイツも同じ。
衣装を着た。驚くほど体にフィットして、
女の子の体型を作ってくれる。
これも、来ている感じがしなかった。

次はフェイス。
ドレッサーに座った。
今までの被るものと違っている。
顔だけにお面を付ける感じだ。
首のところを後ろに回すと、左右がぴたりと密着する。
顔が、お面とは思えないほど、薄くて肌に貼りついている。
それでいて、スーパームーンの顔になっている。
黄色いかつらを被る。
ツインテールの分け際そっくりに、頭に吸い付くように密着する。
ブーツを履いて、姿見で見てみた。
「ああ、すごい。マスクに見えない。」

邦夫は、もったいなくて、かつらをとり、マスクをはずした。
そして、鏡を見て、「うそーーーー!」と叫んだ。

自分の顔が、美少女になっている。17歳くらい。
髪が、前髪と肩までのストレートヘアになっていて、真っ黄色だ。
これを、ゴムで、ツインテールにして、シュシュのついた長い髪を取り付ければ、
スーパームーンになる。
何から何まで、行き届いている。
色が白くて、透き通るような超美少女だ。
まさに、スーパームーンのイメージ。

コスチュームを脱ぎ、スキンも脱ぎ、ショーツ1つになった。
そこに、邦夫が見たのは、脚の長い、完璧な少女だった。
乳房もある。ヒップもある。高い位置のウエストのくびれ。
ただ、ショーツの中にあるものは、前と変わらず男であるようだった。

邦夫は、とりあえず何か着なければと、押し入れを探した。
古いしわしわのブラがあった。とりあえずそれを身に付けた。
ジーンズを履いてみた。
ぴっちりしたものは、お尻が大きくなったのか、入らない。
伸び縮みのするのがやっと入った。
しかし、脚が8cmほどツンツルテンである。
脚の長いのが取り柄の邦夫の脚が、さらに8cm長くなっている。

その格好で、鏡を見た。
「うわあ~、カッコイイ。
 でも、髪が、真っ黄色だから、コスプレの子に見られるな。」
上に、ピンクのちびシャツを着た。
体にぴっちりしていて、胸が出ている。
女の子に見える。

「ちょっと待てよ。どうすれば、戻れるんだ・・。」
箱の中を見た。説明書があった。
それによると、着ぐるみをもう一度着て脱げば、元に戻れるとあった。
邦夫は、今のままがよかった。

(このまま、外に出たら、目立つだろうな。)と思った。

しかし、お腹がすいているし、女の子の服も少し買わねばならない。
シュシュの長い髪をとって、髪を梳かし、外に出た。
すれ違う人、みんなが見ていく。
それは、邦夫の美貌か、脚の長さか、黄色い髪か。
少しも悪い気がしない。むしろ、うれしくてたまらない。

洋服店に入って、鏡を見た。
完全に女の子だ。超美少女だ。
「何か、お探しですか。」と、若い店員が来た。
「あ、はい。いろいろ欲しいんです。」
邦夫は、言って驚いた。
17歳くらいの女の子の声しかでない。

洋服店で、袋にいっぱい服を買った。
その店に靴もあったので、2足買った。
メイクのコーナーで、ピンクのリップだけかった。
後は、何もいらないほど、綺麗な顔をしている。
まつ毛も地のまつ毛が、長くてカールされている。

アパートに帰って、買った服をいろいろ着てみた。
スタイルが驚くほどいいので、どの服も似合った。
「はあ~、今、ぼくは、女の子だ。
 それも、とびきり綺麗な女の子だ。」
あれだけ、なりたかった女の子になったのに、実感がわかなかった。

邦夫はこれからのことを考えた。
そうだ、こうするしかない。
やがて、結論に達した。

翌日、邦夫は、黄色い髪の女の子そのままに、
シンプルなワンピースを着て、リップだけ引いた。
女子の更衣室へ入って、セーラームーンのスキンを身に付けた。
コステュームを着た。
黄色い髪の毛をツインテールにして、
髪を長くするための、シュシュのついた長い髪を地の髪につけた。
まるで、つながっているように、絡まる。
赤いブーツを履き、着て来たものをバッグに入れた。
顔は、そのまま。

更衣室を出たとき、ゆるキャラを着ている遠藤さんと会った。
「あら、どなた?」と遠藤は言った。
「邦夫の妹です。兄は、少し怪我をしましたので、あたしが、当分変わることになりました。」
邦夫は言った。
「あの石ね。でも、あなた、ステキだわ。
 可愛いし、最高のプロポーションだわ。」
「ありがとうございます。」
邦夫はそう言った。
そして、主任のところへ行った。

事情を話した。
「わかった。内も助かるよ。
 ところで、君は、美人だし、抜群のスタイルだし、
 マスクをかぶらないそのスタイルで、やってみてくれるかい。」
「はい。そのつもりです。」

邦夫が退室した後、主任の大原は、副主任の小坂に言った。
「見たかい。彼女の美貌。それに、プロポーション。」
「うまく、企画を練って、売り出したいですね。
 この遊園地の人気が上がりますよ。」小坂は、にっこりと言った。

そう言っているうちに、もう一人すごい子が来た。
ブルーのおかっぱの髪に、スーパーマーキュリーの格好をしている。
マスクをかぶらず、ものすごく可愛い。

「あのう、あたしは、セーラームーンの仲間ですので、
 お給料はいりません。ここに置いてはくださいませんか。
 あたしは、IQ300となっていますが、それほどでもありません。
 でも、ちょっとは、オツムがいいです。」
「そう。さっきのセーラームーンと可愛さでは劣らないね。」
主任の大原は、大喜びだった。
「あたしも、セーラームーンも、抜群の運動能力を持っています。
 そこで、昔ここでやっていた、悪者をやつけるショーをすれば、
 けっこういけると思います。
 もしよろしかったら、ステージで、今日から、ムーンと二人で、
 練習します。」

「いいとも。給料はいらないと言っても、みんなと同じに払いますよ。
 あとで、いろいろ教えてください。」
「はい。では、失礼します。」

外では、ムーンの周りに集まって、着ぐるみたちが、絶賛していた。
邦夫は、ペコペコ頭を下げて、「よろしくお願いします。」と言った。

そして、そこからムーンは、一人で歩いていた。
すると、後ろから走って来る人の気配がした。
「ムーン、あたしだよ。マーキュリのルルだよ。」
その子は、後ろから、高く飛び、空中で2回くるくると回り、
邦夫の肩に、肩車のようにスポッと乗った。

「え?マーキュリーって言った?ルルって言った?」と邦夫。
マーキュリーは、スポンと降りて、邦夫の前に顔を見せた。
「ムーンは、約束通り、4年間、スーパームーンをやっててくれた。
 だから、あたし達、再会できたんだよ。」
マーキュリーは、目をキラキラさせていった。
「わあ、その顔も、その声も4年前のままだよ。
 ルルのこと、忘れた日はないのよ。
 ほんとに会えたんだね。」
「そうだよ。今日から、毎日、ここで一緒だよ。」
「わあ、うれしい。」
「あたしも!」
二人は、抱き合った。

着ぐるみたちが、少し離れたところで、拍手をし、踊っていた。

(次回は、『ムーンとルルの二人の時間』です。)


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着ぐるみスーパームーン②『スーパームーン、お婆ちゃんを救う』

書いている私は楽しいのですが、お読みになっている皆様はどうだか。
自信のないまま書いています。読んでくださるとうれしいです。
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着ぐるみスーパームーン②『スーパームーン、お婆ちゃんを救う』


4年後。
日曜日である。
邦夫の仕事に、日曜休みはない。
邦夫は、電車に20分乗り、ある遊園地に歩いて行く。
さほど、大きな遊園地ではないが、
そのエリアには、着ぐるみのキャラクターが、たくさんいて、
小さな子供たちに人気である。

キャラの着ぐるみの中にいるのは、若い女性が多い。
可愛いゆるキャラも、女性である。
強い系のロボや仮面ライダーは、エリアにはいない。
昔は、常設ステージで、大レンジャーや仮面ライダー・ショーをやったが、
今は流行らず、癒し系着ぐるみが主である。

みんなは、遊園地側が用意した着ぐるみを着ていたが、
邦夫だけは、自分のスーパームーンを使っていた。
それは、とびきり優秀だと思えたからだ。
始めから、男性が着るものと想定して作ってあるように思える。
邦夫は、もう1体同じ会社のものを買って、
洗濯をしながら、代わりばんこに着ている。

着ぐるみをするスタッフの更衣室があり、
桐島邦夫は、男性更衣室に入るが、出て来た時は、スーパームーンである。
邦夫は、可愛い女声で話せるので、
その声で話せば、中の人が男性であるとは、誰も、思わない。

着ぐるみの若い女性スタッフたちは、
「スーパームーンの中が、桐島さんのような男性だと知ったら、
子供たち、ショックを起こすわね。」とからかったりする。
邦夫は、
「ふん!あたしは身も心もスーパームーンなの。
 からかう悪い子は、お仕置きよ!」と言い返す。
女の子達は、キャーといって身をかわす。

邦夫は、このスーパームーンの着ぐるみを、
28歳から、もう4年もやっている。
こんなに続いた仕事は初めで、一生これをやってもいいと思っている。
邦夫は、運動神経抜群であり、体は細身で、脚が特別に長く、
スーパームーンになると、最高にカッコよかったのである。

スーパームーンを知らない子もたくさんいる。
そんな子は、邦夫のところに来て、「おねえちゃん。」と呼ぶ。
そう呼ばれると、自分が女になった気がしてうれしい。
「おねえちゃん、いっしょに写真撮って。」と言われる。
「いいわよ。」とお姉さんっぽい声でいう。
その子のお母さんが、にこにこしながら、カメラを構える。
邦夫は、ポーズを決める。
「ありがとうございました。」と母子に言われる。

その着ぐるみの広場の隅で、いつも椅子を置いて、見ているおばあちゃんがいる。
ぽっちゃりしていて、可愛いおばあちゃんだ。
邦夫は、一度話しかけたことがある。
そばに行ってしゃがみ、
「ねえ、お婆ちゃんは、着ぐるみが好きなの。
 それとも、キャラが好きなの?」
と女の子の声で聞いた。
おばあちゃんは、意外なことを言った。
「スーパームーンのあなたが好きなのよ。」
「え?あたしが?」
「そう、あなたのスーパームーンは、最高だわ。着ぐるみもきっと喜んでいるわ。」
「ほ、ほんとですか。」邦夫は、思わず敬語が出た。
「ありがとうございます。うれしいです。」邦夫は、そう言って礼をして離れた。

この4年間、誉められたのは、初めてだった。
あのおばあちゃんは、きっと着ぐるみの専門家だ。
だから、目が肥えている。
そんな人から、誉められるなんて。
他の着ぐるみのスタッフは、みんな長くて6か月で辞めていく。
自分は、もう4年になる。
着ぐるみを愛している。
邦夫は、キャリアが評価され、飛び上がるほどうれしかった。

季節は、10月に入った。
日曜日で、子供たちが大勢いた。
おばあちゃんは、いつものようにいた。

その出来事は、昼過ぎに起こった。
いつも座っているおばあちゃんが、杖をもって、
よちよちと、広場の着ぐるみのいるところへ来たのである。
邦夫から、3mほど離れたところで、遠くの何かを見ていた。
そのとき、6年生くらいの男の子が、広場の外から、広場にある木に当てようと、
握り拳くらいの石を、思い切り投げた。
だが、その石は、木に当たらず、おばあちゃんの顔の方へ飛んで来た。
男の子と家族は、「あっ。」と声を上げた。
男の子のそばで、「キャー!」と声を上げた人がいた。
邦夫は、石に気が付き、おばあちゃんと石の間を瞬時に見た。
そして、3、4歩ダッシュして、スーパーマンのように飛んだ。
そして、おばあちゃんのところで、体を縦にねじり、石に対して、背を向けた。
背中にゴキッという音と痛みを感じた。
(と言うことは、おばあちゃんに当たらなかった。)

大勢が見ている。
邦夫に、自分はスーパームーンだという自覚が生まれ、
そのまま、右手で着地し、側転に移り、左手をつき、
両足で着地、その勢いのまま、後方腕立て回転(バク転)をした。
邦夫の体は、空にお腹を向けて、高く宙に浮き、両足で着地した。
長いツインテールの髪が舞い、美しい光景だった。

「わあ~。」と見ていた人のすごい歓声が上がり、
100人くらいの大きな拍手をもらった。
「わあ~い、やっぱりスーパームーンは、すごいね。」
と、小さな子が言っているのが聞こえた。

邦夫は、おばあちゃんに、
「あたしに当たりましたから、おばあちゃんは、ご無事ですよね。」
と言った。
「ええ、ええ、あなたのお蔭で、あたりませんでした。
 さすが、スーパームーンだわ。」とにっこりと言った。
男の子が、家族で謝りに来た。
「すいませんでした。」と男の子も親も言う。
「石は、危ないから、今度投げたら、お仕置きよ。」
と、邦夫は、男の子に指を差してにっこりとした調子で言った。
(それは、叱るより、ずっと効果がある。)

その後、サインください、ツーショットお願いしますの声が続いた。

やっと静かになった。
見ると、おばあちゃんがいる。
「今度、お休みの日に、ここへ、来てくださいますか。」
とおばあちゃんは、小さい名刺をくれた。
見ると「木の実着ぐるみ工房」とある。
邦夫は、ドキンとした。忘れもしない「木の実着ぐるみ工房」。
邦夫のスーパームーンを作ってくれたところだ。
「このスーパームーンを作ってくださいましたね。
 だから、私を毎日見に来てくださったのですか。」
「はい、そうです。あたしの作った着ぐるみが、どうしているか、
 毎日見たくなるの。あなたへプレゼントもあるんですよ。」
おばあちゃんは、そう言ってにっこりしながら、杖を突いて行ってしまった。

邦夫の休みである水曜日に、おばあちゃんの工房へ行った。
おばあちゃんの着ぐるみ工房は、電車の途中駅にあった。
邦夫は、自分が男姿でいることに、気が引けた。
せめて女装姿で来たかったが、自分の女装は話にならないことを知っていた。

邦夫は、胸をドキドキさせて、工房の木の扉を開けた。
周りは、いろんな素材の棚。
ビニール素材の棚。ゴム素材の棚。
キラキラの飾り紐。
天井からも、いろいろなものが吊り下がっていた。
おばあちゃんは、ミシンの前にいた。
「あのう。桐島といいます。スーパームーンの中身です。実は男です。」
と邦夫は言って、照れて下を見た。
「知ってましたよ。通販であなたは本名をお書きになっていたでしょう。」
とおばあちゃんは言った。
「だから、男性が着て、女性に見えるように、工夫を凝らしました。
 胸に、シリコンが詰まっていたり。
 アンダーバストの10cm下が、ウエストになっていて、
そこからなだらかなピップラインを描くようにしたの。」

「だからなんですね。
なんだか、あのウエアを着ると、女性になれた気がしていました。」
「そうお。うれしいわ。今日は、あなたが体を張って、私の命を助けてくれました。
 恩返しに、新しい、特別なスーパームーンを作ったの。
 受け取ってくださると、うれしいわ。」
おばあちゃんは、そう言って、平たい大きな箱をくれた。
「いただいて、いいんですか。」
「はい。あなたは、命の恩人ですから。」
おばあちゃんは、にっこりして、そう言った。

邦夫は、興味ある工房について、たくさん聞きたいことがあったが、
もらったスーパームーンが着たくて、お礼を言って早々に帰った。

おばあちゃんは、邦夫が行ったのを確かめて、くくくと笑った。
そして、頭の髪をまとめて、上にひっぱった。
すると、おばあちゃんの顔が、スポンと抜けて、
中から、可愛い女の子の顔が現れた。
前髪におかっぱの髪、それが、ブルーに染まっている。
その子は、おばあちゃんのコスチュームの背中のファスナーを下ろし、
おばあちゃんの体を脱いで、全身を現した。
胸の青い大きなリボン、青いプリーツのミニのスカート。
女の子は、人差し指で天を突き、
「スーパーマーキュリー、明日より、遊園地へ参上!」
そう宣言した。
このスーパーマーキュリーこそ、邦夫がこの4年間、
片時も忘れず待っていた、あの日の少女だった。

(次回は、着ぐるみスーパームーン③『桐島邦夫・本物に変身』


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着ぐるみスーパームーン①「スーパーマーキュリーとの出会い」

新作ですが、これは、だめだろうと、長い間寝かせてあったものです。
他に書くことが思い浮かばず、勇気を出して投稿いたします。
読んでくださると、これほどうれしいことはありません。
(カテゴリーは、ファンタジーです。)
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着ぐるみスーパームーン①「スーパーマーキュリーとの出会い」


桐島邦夫は、28歳。
たった一人の親戚のアパートを安価で借りて住んでいる。
大学を出たとき、就職に失敗し、今まで、バイト、バイトで凌いできた。
しかし、どんなバイトも長続きせず、
自分はこのまま、定職に付けないかもしれないと思っていた。

邦夫は、女装願望があった。
一度女装しようと、メイクを試みたが、
まるで、女の顔にならない。
がっかりしているとき、「着ぐるみ」というものを知った。
可愛い顔をした着ぐるみを被るだけで、一気に女の子になれる。

邦夫は、思い切ってスーパームーンの着ぐるみを通販で買った。
邦夫は、164cm。小柄だが、特別に長い脚の持ち主だった。
そして、肩幅が狭く、痩せている。
着ぐるみは、女子が被るSサイズのものを買ったが、
股下の長さも書いておいた。

上半身に指まである肌色の厚手のスキンを着て、
下半身に、同色の厚手のスキンを履く。
それだけで、スネの毛や男の手を隠してくれる。

そして、スーパームーンの衣装を着る。
それは、胸が膨らんでいて、
アンダーバストからその下10cmほどは細く、肋骨を圧迫する。
そこから、ヒップにかけて、なだらかな、女性のラインを作ってくれる。
『出来のいい着ぐるみだなあ。』と邦夫は思った。

脚の長さも、邦夫の股下に合わせ、長くしてくれている。
顔は、着ぐるみというより、マスクに近かった。
すっぽりかぶり、顔によく吸着させて、
後頭部から首までのファスナーを閉める。
目だけは、原作の漫画並に大きいが、穴が空いていて見える。
耳が付いていて、穴があるので、聞こえる。
息もできるし、唇が開き話すこともできる。

黄色いスーパームーンのかつらを被る。
前髪あり。
ツインテールのお団子から、長い髪の毛が、左右に降りている。
足に赤いロングブーツ。かかと4cm。

邦夫は、スーパームーンになる。
顔は、少し大きいが、脚が長く、素晴らしい女の子のシルエットだ。

邦夫は、女声の出し方を、ずっと練習してきた。
女の子のいろいろな声を出せる。

スーパームーンになって姿見を見ると、いつも性的に興奮してしまう。
ある行為をやらずには、いられなくなる。
というより、それが目的だった。



10月になった。
邦夫は、「着ぐるみの会」というのを、ネットで知った。
是非行ってみたいと思い、スマホから、申し込んだ。
集合は、夜の7時だった。
邦夫は、着ぐるみ一式を大きなバッグに入れ、出かけた。

受付に女性がいて、名前を確認。
そして、5つほどある、更衣室の1つに入り、
スーパームーンに変身した。
男物を、バッグに入れて、コインロッカーに入れた。
受付で、ネームカードに、「スーパームーン」と名前を書いてもらい、
それを胸に貼った。

中は、明るく、中央部は、さらにライトがあたっている。
壁に沿って、ぐるりソファーになっていて、
着ぐるみの人が、ずらり並んでいる。
みんな、可愛い女の子の着ぐるみだ。
邦夫は、ほとんどの着ぐるみの中は、男性ではないかと思った。
多分、けっこう年配の人もいそうな気がした。
全部で、12人だった。

やがて、メイン・イベントが始まった。
スピーチ台に若い女性が立って、
開会の挨拶をした。
それから、番号順に、呼ばれ、呼ばれた人は、ホールの中央に出て来る。
着ぐるみの人は、話せないので、
女性がマイクで話す声に合わせて、パントマイムをする。
「あたしは、ルカっていうの。
 着せ替え人形で遊ぶのが好き。
 あと、おままごとも好き。
 ここで、友達ができたらいいなって思っているの。」
みんな、幼い女の子の特徴的な、パントマイムをして、
とても、上手だ。

気持ちわかるなあと、邦夫は思って見ていた。
日ごろ、責任ある仕事で、ストレスのたまった人なら、
まったく180度違う女の子になって、ひとときを過ごす。
これほどの、息抜きは、他に考えられないと思った。
女装も同じだが、着ぐるみは、幼い女の子にもなれる。

参加者は、採点表が配られ、出場者に点数をつける。
それを、後で集計して、高得点の人は商品をもらえる。
これは、なかなか楽しいなと邦夫は思った。

邦夫も呼ばれて、スーパームーンの、パントマイムをした。
原稿は、申し込みのとき、書いて送信している。
一人一人に、皆さんが拍手をする。

邦夫の隣は、偶然にも、スーパーマーキュリーだった。
水星を預かる、ブルーの美少女戦士だ。
パントマイムがとても上手だった。

パントマイムが終わると、歓談の時間だ。
皆さん、パントマイムで、上手に話している。
邦夫が見ていると、ホールの一画に小部屋が4つほどあり、
黒いアコーデオン・カーテンが入り口になっている。
そこへ、ペアになった人が入って行く。
一組、二組・・。
邦夫は、隣にいる、スーパーマーキュリーに、女声で聞いた。
「ね、アソコの小部屋は、なあに。」
すると、スーパーマーキュリーも女声で答えた。
「セックスしてるのよ。」
「そうなんだ。」
「あたし達もいかない?」
スーパーマーキュリーがいう。
邦夫は、興味津々付いて行った。
周りが黒い板部屋。
ソファーの正面が全面のガラス。

「ちょっと暑いな。これ、脱ごうかな。」
とマーキュリ―が言って、かつらを取り、マスクを取った。
「あっ。」と邦夫は叫んだ。
女の子だ!可愛い!
ストレートな髪。前髪が、汗で濡れオデコに貼りついている。
「あ、だめ。女の子だとは思わなかった。ごめん。」
邦夫は、驚いて、地声で話してしまった。
「あたしが男の方がよかった?」と聞く。
「うんん。女の子の方がうれしいけど。」邦夫は言った。
「あたしは、ルルよ。」
ルルは、そう言って、邦夫の着ぐるみのスカートの中に手を入れた。
そして、いたずらな顔をして、タイツの中に手を入れてきた。

邦夫は驚いていた。女の子が、初対面の男に、こんなことをするの?
邦夫は、着ぐるみの衣装が隠してくれるので、
Pを、股の下に回すなど、していなかった。
ルルの手は、邦夫のPに簡単に達した。
『ああ、ほんとなの?いいの?』と邦夫は驚いていた。
邦夫のPは、元気になっていた。
ルルに撫でられるたび、邦夫のPは、大きくなる。

「ね、さっきみたいな女の子の声をあげて。
 あたし、女同士の方が安心する。」
「うん。あたし、セックス初めてだから、どうしていいかわからない。」
邦夫は、女声で言った。
「タイツを脱いで。上からじゃ、やりにくいの。」
邦夫は、タイツを半分脱いだ姿は、恥ずかしいと思ったが、
女の子がしてくれようとしているのだ。
女の子に縁のなかった邦夫にとって、
これは、奇跡だ。
そう思い、ショーツごと、タイツを太ももまで下げた。
ルルが、邦夫のPを愛撫するスピードが増した。
邦夫は、耐えがたくなっていた。
「ルル、イっちゃいそう。」
「わかったわ。」
ルルは、ポケットから、ウエットティッシュを出し、
その2枚を取り出して、邦夫のPをくるんだ。
これで安心と思ったとたん、心が緩み、そのときがやってきた。
「あ、あ、ルル、イく、イっちゃう。あ、イっちゃう。」
邦夫は女声をあげた。
そのとたん、ティッシュの中に果ててしまった。
幸せだった。

「ね、スーパームーン。あたしにもやって。」
ルルが言う。
「女の子の君にしてもいいの?」邦夫は心臓が止まるかと思った。
「いいの。」
邦夫は、恐る恐るルルのタイツに手を入れ、
ずっと下に入れた。
そのとき、「あ。」っと声をあげた。
「ルルは、男の子なの?」と言った。
「うん。どこへ行っても女の子にしか見てくれない男の子。
 ただ、スーパームーンだけは、わかってくれる。」
邦夫は、女の子声をキープしたまま。
「うん。わかってあげられる。今あたし感動してる。」
ルルは、自分でタイツを膝まで脱いだ。
男の証しが、はっきり大きくなっている。

邦夫は、そっと愛撫した。
ルルは、目を閉じていた。
「あたし、天国にいるみたい。」ルルが言った。
「あたしは、感激して気絶しそう。」
そうっと愛撫を続けた。
そのうち、ルルの体が微動してきた。

ルルは、ポケットのウエットティッシュを邦夫に渡した。
邦夫は、2枚取り出し、ルルのPをくるんだ。
愛撫をすると、ルルが激しく体を振動させた。
「あ~ん、スーパームーン、あたし、イく。あああああん、イっちゃう。」
ルルは激しく体を震わせ、果てて行った。

ティッシュを薄いビニール袋に入れ、身を整えた。

「ね、ルルとまた会える?」と邦夫。
「4年にたったらもう一度会える。今日がその日だったの。会えたでしょう。
次は、4年後。邦夫が、ずーと、スーパームーンでいてくれたら、
 会えるの。そして、あたし達は、男同士だけど、結婚するの。」
「どうして、そんなことわかるの?」
「あたしは、最高の星見(星の占い師)、スーパーマーキュリーよ。」
「ルルと結婚できるの?ルルとなら、男同士でも全然かまわない。
ちょっと一目惚れしたかも。」
邦夫は言った。

「ずっと、スーパームーンでいて。」マーキュリーは、邦夫の手を両手で握った。
「うん。絶対そうする。」邦夫は、手を握り返した。

邦夫は、生まれて初めて恋をした。
これが、恋なのかと初めてわかった。

(次回は、『4年後のスーパームーン』です。)


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謎の「完パス」キャンデー⑤『エミの正体』最終回

今日で、お話が終わります。これまで読んでくださった方、
ありがとうございます。今日の最終回も読んでくださるとうれしです。
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謎の「完パス」キャンデー⑤『エミの正体』最終回


「好美は、キャンデーは舐めて来なかった。
 女の子の心にもなっていない。」とエミが言った。
「ぼく、このままで女の子になりたい。」と好美。
「じゃあ、あたしもそうする。
 もう呑んでるキャンデーが、あと1時間で切れるの。
 女の子の心も地のままになっちゃう。
 あと、1時間で、好美にあたしの正体がバレちゃう。」
「ぼく、エミの正体が誰でも、仲良くできる。」
「ごっつい男かも知れないよ。」
「エミだと思えば平気。」
「わかった。好美は、天下のいい子だから、安心。
 でも、体のラインだけ、幻覚かけるね。
 オッパイがあって、女の子の体のラインにする。
 あたしは、もうそうなっているから、好美もそうして。」

エミが、パチンと指を鳴らした。
すると、好美の胸がボンと出て、胸が重くなった。
「あ、乳房ができたの?」
好美が触ると、柔らかい胸があった。
「ウエスト、ヒップも女の子並だよ。」
さわると、ウエストの位置が、ぐんと高くなっていた。
お尻も大きい。
「好美は、脚がすごく長いから、それは、そのまま。
 これは、2時間で切れるよ。あたしは、切れないけど。」エミは言った。

ブラをつけた。初めて、中が本物のブラだ。
白いスリップ。初めて、ウエストの位置がジャストだ。
ピップを覆うスリップがぴったり。
好美は感激した。
「ね、これもみんな幻覚なの?」と聞いた。
「幻覚でも、感じるよ。」
ショーツが、大きなヒップで、横に引っ張られる。

制服の、ブラウスを着て、プリーツのチェックのミニのスカートを履く。
胸に、大きなリボンを着ける。
紺のソックスを履く。
髪の毛は、無難なブラウンのボブヘアーを被り、梳かしてもらった。
アイメイクだけして、リップだけ引く。
好美は、ドレッサーの前で、感激した。
毎日高校で見ている、女子の制服は、好美の憧れ中の憧れだった。
どれだけ着てみたいと思ったかわからない。
好美が、うっとり鏡を見ている間に、
エミは素早く着替えて、好美と同じメイクをした。

エミが、もう一つストールを持ってきて、好美と並んだ。
「好美は、キャンデーがなくても、可愛いね。」とエミがいった。
「ぼく、女装すると『女の子の心』を呑まなくても女の子になる。」と好美はいった。
「あたしも同じよ。」エミが言う。
「ね、オッパイ触られるとこんな感じよ。」
エミが、好美のオッパイを触って来た。
「ああ、エミ、感じる。」
「たくさん揉まれると、理性がなくなってしまうわ。」
「あん、いや~ん。気持ちいい。」
鏡の中には、女子生徒のレズビアンが映っている。
エミは、好美のブラウスのボタンをはずした。
そして、ブラの中に手を入れてきた。
「あん、いやん、お姉様、感じる。いやん、感じる。」
「ここを触られると、悲鳴をあげるわ。」
エミは、好美の乳首をくりっとした。
「あああん、そこすごい、やめて、耐えられない。」
エミは、どんどん攻めた。
「はああああああん、だめ、もうやめて、感じるの、感じるの。」

エミは、好美の太ももに手を入れた。
「あああ。」と好美はのけ反った。
「ここも、感じるでしょ。」
「ええ、ええ、感じるわ。」
好美は、たっぷり、エミに愛撫されて、失神しそうだった。

「せっかくの制服、脱ぎたくないわね。」
エミはそう言って、好美を横抱きにして、ベッドに運んだ。
ベッドの天井に、銀のシートが張られたものがある。
鏡と同じくらい、映してくれる。

エミは、制服を着たままの好美を少しずつ犯していった。
好美は、鏡を見ながら、快感に体を歪める自分を見た。

やがて、エミは、好美のショーツに手を掛けた。
「いやん、お姉様。恥ずかしいわ。いや。」
エミは、強引にショーツを下ろす。
スカートをめくられ、大きなPが目に入る。
「好美、びんびんになっていて、ステキだわ。」
「お姉様。その言い方恥ずかしい。」
「こうされるの、好きでしょう。」
エミは、好美のはち切れそうなPを、口に含んだ。
女子の制服の子同士ということが、好美を大きく刺激した。
「あん、いやん、いやん、感じるの、お姉様、許して、お願い。」
天井を見ながら、快感に悶える自分の動作は、まるで女の子だと、好美は思った。
『ああ、あたしは、女の子。快感の中で、どんどん女の子になるの。』

エミは、好美のPの愛撫を手に変えて、初めてキスをしてきた。
『あああ、ステキ。』心で思った。
口の中で、舌と舌を絡ませた。

ブラを上にあげられ、乳首を直接に噛まれた。
「はああああ。」と好美は、背を反らせた。」
「もうダメ、もうダメ、お姉様、行かせて、お願い、行かせて。」
好美は、首を左右に振りながら、そう叫んだ。
「好美は、いい子だから、もう少しがまんするの。」エミが言う。
「もう、ダメなの。お願い、許して、もうダメなの。
 イっちゃう。イっちゃう、イっちゃう。」
好美の体が振動してきた。
「ああああああん。」と言って、好美の体が硬直した。
エミは、急いで、好美のPを口に含んだ。
好美は、体をぴくぴくしながら、エミの口の中に果てた。

波が去って行くと、好美は、エミを犯したいという気がむらむらと湧いた。
エミがしてくれたことは、そのまま、エミがしてほしいこと。
「お姉様、どう?」と聞きながら、エミの乳首をくりくりとし、
「ここは、どう?」と聞きながら、エミの太ももを愛撫した。
いろんなところを、たっぷり、たっぷり、いじめた。
やがて、エミは、「やめて、お願い、許して、あたし、もうだめ。」
と口走った。
そこから、エミのPを口に含み、愛撫して、ときどきキスをして、
じらせに、じらせて、エミをなかなかイかせなかった。

やがて、エミは、半狂乱になった。
「好美、ゆるして、あたし、もうダメ。意地悪しないで、お願い。
 お願い、ゆるして。」
「お姉様、これからよ。オッパイを初めから攻めるわ。」
「だめだめ、あたし、イく、イっちゃうの、許して、許して。」
好美が、何度かじらせて、エミは、理性を失い、
のたうち回った。
「あああああ、イく、イく、イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。」
と、叫びながら、好美の口の中に、果てた。

エミは、ぐったりしていた。
「ああ・・好美・・最高だった・・もうすぐ、あたしの魔法が解けて・・
本当のあたしが現れる・・そのあたしも・・好美が・・
好きになってくれますように・・。」

そう言って、エミは、眠りに落ちた。
好美は、毛布を二人にかけて、ずっとエミの顔を見ていた。

その内、エミの顔立ちが変わって来た。
好美は、目を丸くして見ていた。
エミの顔は、だんだん知っている人に似て来て、髪型も変わった。
「うそ!うそ!」と好美は、目を見開いた。
エミの髪はポニーテイルになり、エミは、はっきり清水絵里奈になった。

絵里奈はぼんやりと目を開けた。
驚いている好美に、にっこり笑った。
好美は、身を起こした。

「エミは、絵里奈だったの!」好美は言った。
「うん。がっかりした?絵里奈は、女じゃないの。女装子なの。」と絵里奈。
「ううん。がっかりなんかしない。
 あたしは、同じ可愛い女の子がいたら、その子が女の子であるより、
 女装子だった方がずっと感激するもの。」
「ほんと?」
「ほんとよ。わあ、すご~い。絵里奈が女装子だなんて、最高。
 あ、じゃあ、あたし、絵里奈のPちゃんくわえちゃったの?
 絵里奈は、あたしのPちゃんをくわえてくれたの?
 わあ、どうしよう。恥ずかしい。」と好美は、両手で顔を隠した。

絵里奈は、起き上がって、好美を抱きしめた。
「あたしは、好美のこと、前からずっと好きだったの。
 あたしは、男の子とセックスできない、女の子とはもっとできない。
 女装子さんとだけできる。だから、
 好美が女装子だったら、どれだけうれしいかって思っていたの。
 あのキャンデーあげた次の日、好美が来たでしょ。
 好美が女の子の顔になっていたから、女装子だってわかった。
 あのとき、うれしくて、泣きそうになったの。」

「そうだったんだ。エミは、絵里奈が、キャンデー食べたときのキャラなんだね。」
「うん。ほんとのあたしは、臆病で、いつもうじうじしているの。
 だから、エミになって、いろいろなことを叶えてた。
 でも、絵里奈のままで、2つ勇気を出したの。
 1つは、好美に宿題の答えを教えてもらいに並んだこと。
 もう1つは、好美たちで、カラオケしてるところに顔を出してみたこと。」
「あのとき、よく来てくれたね。あたし、絵里奈の隣で幸せだった。」
「あたしも。好美のこと女の子に見えて、すごくリラックスできた。
 男の子達も、すごく、いい人達よね。」

「ね、あたしはエミとセックスしてて、絵里奈とまだしてない。」と好美。
「あたしも、絵里奈として、されたい、したい。」絵里奈。
「じゃあ、もう一回?」好美。
「うん。」絵里奈は、そう言って、ポニーテイルをほどいた。
「わあ、髪を下げた絵里奈もすごくステキ!」と好美。
「今、二人とも、女の子の体のラインだから、下着も全部脱がない?」絵里奈。
「アレがあるけどね。」好美。
「ふふ。」と、二人は、顔を見合わせた。



翌日。6時間目が終わった。
帰りの用意をした好美は、まっすぐ絵里奈のところへ行った。
「いっしょに帰ろう。」と好美。
「うん。」と言って絵里奈は立ち上がり、好美と手を取った。
クラス全員が、「はあ~?」と見ていた。
「じゃあ、皆さん、お先に。」
二人はにっこりそう言って、廊下を歩いて行った。

廊下から、次々に首が出て来る。
「あれB組の超美少女の清水と、超女の子みたいな好美だろ!」
「どうなってんだ?」

B組の「オタク5人組」の遠藤。
「ありえるよな。」
後の4人。
「ああ、あり得る。」
遠藤。
「俺たちもあり得るかな。」
4人。
「あり得ない。」

風を切って、校門へ向かった。
「みんなを驚かすのって、楽しいね。」と好美。
「うん、最高!」と絵里奈。

輝く空。
青春の1ページにぴったり。


<おわり>


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謎の「完パス」キャンデー④『カラオケ、びっくりの飛び入り』

これまで読んで来てくださり、ありがとうございます。
このお話も、次回⑤で、最終回に、いたします。
最後まで、お付き合いくださると、うれしいです。
=================================

謎の「完パス」キャンデー④『カラオケ、びっくりの飛び入り』


「今日は、友達と、カラオケいくから、夕食いらないよ。」
と言って、女装道具の入ったバッグを持って出た。

好美は、細かく砕いたキャンデーの欠片を舐めて行こうかと迷って、止めた。
『刺激が強すぎるといけないしね。』
好美はそんなことを言って歩いて行った。
途中、横田からメールが入った。
『ルーム203だ。』と書かれてあった。

好美は、カラオケ店に入り、「203の仲間です。」と断って、
多目的トイレに入った。
ショーツは、家から履いて来た女物。
Pを股の下に回して履く。ピンクのスリップ。
花柄のキャミワンピース。ミニ。
いつもは、地毛を耳を出して女の子風にしていたが、
エミからもらった、色の淡いボブのウィッグを被った。
靴を女の子のサンダルに変える。
『今日は、少しがんばろう。』と思って、
まつ毛をカールして、つけ睫毛をつけた。
お目目、パッチリ。
そして、ピンクのリップ(今までで初めて)。
これで、好美は、10人中9人は女の子と見るくらいになる。

その姿で、5人のいる部屋へ入った。

5人は、一瞬ぽかん。
その内、
「好美、可愛ええ、ぜってー女の子。」と細井が言って、
みんな、うおおおおおおおおと拍手した。
「今日の、好美は、特別だな。」
「おお。女の子にしか見えねえ。」笹川。
「うふん、うれしい。」と好美は言った。

飲み物と焼きそばを人数分大盛で頼む。
で、早速おしゃべりが始まる。
好美は、人一倍笑う。
どんなくだらないボケでも、大笑いする。

こういう場で、モテる女の子というのは、
人一倍笑う子であること。
突っ込み待ちのボケがきたら、すかさず突っ込める女の子。
その点、好美は、満点だった。
みんな、好美に笑ってもらいたくて、おもしろいことをいう。
カラオケで歌うヤツは、一人もいない。

そうやって、ゲラゲラ笑っているとき、
一人の飛び入りがドアから顔を見せて、
6人は、仰天した。

「あわわわわ・・、ほ、本物か?」と遠藤が指差した。
「本物よ。ね、あたしも入れて。
 みんないつも楽しそうだから、仲間に入りたかったの。」
そう言って入って来たのは、清水絵里奈だった。
「仲間に入れて?」
「も、もちろんいいよ。じゃあ、女同士、好美の隣がいいな。」と大木。
「好美は、正式には、女じゃないぜ。」横田。
「正式にはなの?」と絵里奈が聞いた。
「非公式には、女だ。」細井が言った言葉に、みんなは、がはははははと笑った。
「高坂君、可愛い。」と絵里奈が言った。
「俺たち、いつも女っ気がねえじゃね。
 そこで、好美に女の子になってもらってるわけよ。」
「清水さあ、その『高坂君』っての止めなよ。誰のことだかわからねえよ。」
みんなは、また、がははははと笑った。
「じゃあ、好美って呼んでいいの。」絵里奈。
「うん、いいよ。」と好美。
「じゃあ、みんなもあたしのこと、絵里奈って呼んで。」
「待て、みんな。絵里奈って呼んでいいのは、ここだけ。
 学校で、清水のこと『絵里奈』なんて呼んでみろ、
 男から袋叩きだ。」
と遠藤が言った。
あははははと笑いながら、「ここだけな。」とみんなは言った。

絵里奈は、和やらかい素材の、ブルーのワンピースだった。
いつものポニーテイル。リボンをブルーに変えてある。
その絵里奈と腕を触れ合うように座っている。
好美は、夢心地だった。

飲み物と焼きそばが大盛できた。
横田が言った。
「よ、みんな。『焼きそば』は、なんで『焼きそば』っていうか知ってるか。」
「そばを焼くからでしょ。」と好美。
「正解は、『焼きそ』じゃ、『焼きそば』にならねえからだよ。」
「くだらねえ。」とみんなは、爆笑した。
絵里奈は、笑って、好美の肩をぱたぱたとたたいた。
「じゃさ、『ラーメン』は、なんで『ラーメン』っていうんだ。」
「ラーメ」じゃ、ラーメンにならねーから。」笹川。
また爆笑。

「じゃさ、」横田。
「横田で最後。これ、くだらなすぎるからよ。」遠藤。
「『アイス』は、なんで、『アイス』っていうんだ。」
「わかった、わかった!」と絵里奈が立ち上がって言った。
『スがないと、アイ(=愛)になって、ほかほかで解けちゃう!』
「当たり!」と横田。
「わあ、あたった!」と絵里奈は興奮して、好美を抱きしめた。
「すげー横田!今のは俺たちのレベル、超えてたな。」と笹川。
また、がははははははと笑った。
絵里奈は、笑ったとき、隣の好美をたくさん触る。
肩を叩かれたり、背中を抱かれたり。腕を抱かれたり。
絵里奈は、好美が女の子であると、完全に錯覚しているようだった。
好美は、ずーと夢見心地でいた。

絵里奈も、「よく笑う」「ときに突っ込む」の条件を備えた100点の女の子だった。
あと10分コールがあった。
「ああ、今日は、絵里奈が来てくれて、2倍楽しかったな。」と細井。
「ね、メルアド交換しよう。今度のカラオケまた呼んで。」と絵里奈。
「いいともよ。」遠藤がいい、みんなでメルアド交換をした。
「絵里奈のメルアド、ゲットかあ。」と横田がしみじみと言った。
「これ、クラスの奴らに、ぜってー内緒だぜ。」と遠藤。

「じゃあ、いつものラーメン屋行くか。」と細井。
「絵里奈は、あの店、いやだろう。」と笹川。
「ひょっとして、東ラーメンのこと?」絵里奈。
「そう。」大木。
「あたし、あそこ好きだから、一人で平気で行くわよ。」と絵里奈。
「おおお、絵里奈は、話せるなあ。」と遠藤。

「じゃあ、ぼくは、着替えてこなくちゃ。」と好美が立ち上がった。
「まって、もう少し女の子でいて。桜スパーにも、多目的トイレあるわよ。」
絵里奈が、好美の腕を抱いて言った。
「うん。じゃあ、そうする。」と好美。

東ラーメンは、店長の周りに、カウンターだけの店である。
ちょうど7人が座れた。
好美のとなりは、もちろん絵里奈。
「お、べっぴんのお嬢ちゃんが、2人いるな。」
「そうすよ。俺ら、けっこうモテますから。」と横田が言った。
「そうは、見えねえけどなあ。」とおじさん。
みんなは、がははははと笑った。

ラーメンを食べて、名残り惜しく解散した。
好美は、スーパーで着替えがるので、そこへ行った。
「あたし、責任があるから。」と言って、絵里奈が付いて来た。
その間、手をつないでいた。
絵里奈は、好美が女の子だと、ずーと錯覚をしているんだと思った。
やがて、男に戻った。好美が下りてきた。
「ありがとう付き合ってくれて。」好美は言った。
「クラスの女の子達、みんな好美の女装姿を見たがっているの。」
「ほんと?なんで?」
「絶対、可愛くなるって。
 でも、あたしが、1番乗りしちゃった。」
「黙っててね。」
「もちろん。1番乗りしたことバレたら、あたし、袋叩き。」
そう言って、絵里奈は笑った。

駅で、さよならをした。
電車の壁に寄りかかって、
好美は、今日どれだけ幸せであったかを噛みしめた。



何事もなく1週間が過ぎた。
好美は、絵里奈に、何度もメールを送ろうと思ったが、我慢した。
カラオケのときに教え合うためのものだ、とそう思った。

その代りに、エミからメールが入った。
土曜日の午後、エミのマンションに来てほしいという。
OKの返事を出した。

家で昼食を取り、シャワーを浴びて、エミのところへ行った。
エミは、うれしそうにして、
「今日は、好美が絶対喜ぶものがあるんだ。」
エミは、そう言って、好美をベッドルームに案内した。
鴨居に服が2着吊り下がっている。

「わあ、ぼくの高校の女子の夏の制服だよ。どうして、あるの?それも2着も。」
「あたしは、好美と同じ高校だよ。」
「うん、エミがぼくのこと詳しいから、クラスの子全員を疑ったの。
 でも、それらしい子いなかった。」
「好美は、頭がいいのに、抜けてるなあ。
 そこが、いいところなんだけど、
 あたしが、隣のクラスの子かも知れないじゃない。」
「ああ、そうかあ。」と好美は、手を打った。
「洗濯用に、2着買ってあるの。今日は、2人で着てみよう。」
好美は、ぞくぞくしてしまった。
憧れて止まない、学校の女子の制服。
「エミ、ぼく興奮しちゃう。」好美は言った。

(次回は、『エミの正体』最終回です。)


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謎の「完パス」キャンデー③『エミとのセックス』

なんだか、平凡な話を、延々と書いている気がします。
第5話完結ほどになると思います。
読んでくださるとうれしいです。
=================================     

謎の「完パス」キャンデー③『エミとのセックス』


ゲームセンターに入って、プリクラをした。
好美は、初めてで、るんるんしていた。
できた写真を見て、超びっくり。
「いや~ん。あたしこんなに可愛くないのに。超可愛い。」と好美。

次は、レーシングゲームをやった。
ブースの中で、レースのシュミレーションを体験できる。
好美は、キャーキャー、黄色い声を上げて、何度もやりたがった。

ゲームセンターを出るとき、
「もう最高!見かけ女の子、心も女の子でやると、めちゃめちゃ楽しーい。」
と、好美は、興奮していた。
「好美が、レーシングにあんなにはまるとは思わなかったわ。」とエミ。
「なんで、今までしなかったのか、不思議。」と好美はいった。

1時間が、あっという間にすぎ、マンションに帰って来た。
「あと、1時間よね。次は、セックスなの。」
と好美は自分に言い聞かすように言った。
「心配してるのね。簡単よ。」と言って、エミが後ろから好美を抱きしめた。
「お姉様に言われたとおりにする。」
「じゃあ、こっち向いて。」
好美が振り向くと、エミは、好美の肩をとって、
あっという間に、好美の唇を奪った。
ああ、ステキ・・と好美は思った。
ねっとりとしたキスを何回もやり、好美は体の力が抜けて、
床に崩れそうになった。

エミ「ね、女の子の心になったら、自分のPちゃんなんか見たくないと思うの?」
好美「反対。自分にPちゃんがあるって、思う度興奮する。
   だって、女の子にPちゃんがあるのって、一番興奮することだもの。
   女の子であればあるほど、興奮する。」

エミは、女装子の力は、魔法より強いと思った。

エミ「じゃあ、二人とも、Pちゃんを見せ合おう。」
好美「うん。気絶するかもしれない。」
二人は、背中を合わせて、ショーツを脱いだ。
とたんにスカートの一部が尖がってしまう。
エミと2人で、鏡を見た。

好美「や~ん。エミもやっぱり女装子だったんだ。」
エミ「じゃあ、後ろから、好美のスカート上に上げて行こうかな。」
エミはそう言って、好美の後ろに回り、好美にスカートを上げていった。
やがて、好美の元気なPが顔を見せる。
すると、好美のPは、もっと上を向いて固くなった。

好美「あん、あたし、興奮してて、恥ずかしい。」
エミ「次は、あたしよ。」
エミもスカートの前を上げていった。
エミのPも、ぱんぱん状態だった。
好美「エミ、あたしダメ。興奮しすぎてイっちゃう。
   だって、二人ともPちゃんがあるから、興奮度5倍。」
エミ「こんなことされたら、どうかな。」
エミは、そう言うと、好美の前にしゃがんで、好美のPを口に含んだ。」
好美「ああん。だめ。耐えられない。エミにそんなことされたら・・。」
エミは、しばらく好美のPを愛撫して、
エミ「じゃあ、交代よ。」
好美「うん。」
好美は、エミのPを口に含んで、愛撫した。
エミ「ああん、好美は、今、完全な女の子だから、すごく感じる。」

二人は、交代しながら、何度もそれをやり、発射寸前になっていた。

二人は、互いに服を脱がせ、スリップとブラだけになり、
ベッドへ、行った。
スリップだけで、抱き合い、お互いのPを擦り合わせ、
さらに、興奮して言った。
好美「ああん、お姉様。あたし、もうダメ。イかせて。我慢できない。」
エミ「まだ、30分あるわ。」
好美「あっても、もうダメなの。お姉様、お願い。」
エミ「じゃあ、いいわ。」
エミは、好美のPをもう一度くわえ、ゆっくりと愛撫した。」
好美「ああん、女の子の心になってるから、ものすごく感じるの。
   エッチな心なのか、メルヘンチックな心なのかわからない。
   あたし、女の子なのに、Pちゃんをしゃぶられてるのね。」
エミ「そうよ。女の子なのに、Pちゃんをびんびんにさせてるの。」
好美「ああ、その言葉感じる。
   女の子も、こんなにエッチなの?知らなかった。」
エミ「好美プリンセスが、Pちゃんを愛撫されてるみたいよ。」
好美「あ~ん。想像したら、頭が狂ってしまいそう。」
好美がそう言ったとき、好美の体が、急に痙攣を始めた。
全身が感じる。これも、女の子の心の仕業なの?
好美「あああん、あたし、イく、イくわ、ああん、イっちゃう、イっちゃう。」

好美は体をぶるぶるとさせ、エミの口の中に果てた。
好美は、感激した。

その後、エミも、好美のたっぷりな愛撫を受けて、
大声を上げながら、好美の口の中に果てた。
二人は、毛布をかけて、うっとりしていた。

1時になり、好美はやっと女の子オーラと、女の子の心が、終わった。
エミは、ベージュ色のボブのかつらと下着と黄色いワンピースをくれた。
キャンデーは、砕いて少しだけ舐めれば、30分くらいで終わることを
教えた。

1時半に家についた好美を見て、家族は安心した。
「お兄ちゃん、男の子に戻れたのね。よかった。」と美沙が言った。
「あたしも、内心どうしようかと思っていたの。でも、よかったわ。」と母紀子。
「でも、今でも、十分女の子だけどね。」
美沙がそう言って、みんなで笑った。



翌日、月曜日。
普通、誰もが嫌がる月曜日だったが、
好美は、1つだけ楽しみがあった。
それは、大好きな清水絵里奈を見られること。

教室に入ると、1番前の好美の席に列ができている。
好美が、ノートや教科書を机に入れると、
「好子ちゃん、ここ、全部答えを教えて。」と女子。
女子は、好美を、わざわざもっと女の子である「好子(よしこ)」と呼ぶ。
好美は、少しも嫌な顔をしないで、ノートを見せる。
クラスのトップは、好美と清水絵里奈が競っていたが、
男子などは、とても絵里奈に近づけない。
女子も、なぜか好美のところへ来る。

清水絵梨香は、そんな様子を見ていて思う。
(自分には、人望がないんだわ。)
高坂くん(好美)を見習わなくちゃ。
絵里奈は、そのとき、数学のノートを持って、席を立った。
そして、好美の列の終わりに立った。

驚いて、みんなが見た。

やっと絵里奈の番が来た。最後の一人。
「ここが、どうしてもできなかったの。」と絵里奈。
「あ、これ、ここを因数分解すると、みんな消去されていくよ。」
「あ、そうか。ありがとう。わかったわ。」
と言った本人を見て、好美は、『わあ。』と驚き、真っ赤になりそうで、焦った。
清水絵里奈ではないか。

「みんなと同じように高坂君の列に並びたかったの。
 あ、でも、この問題が出来なかったことは、本当よ。」
「うん。また来て。ぼくが分からない問題は、聞きにいくね。」
好美は、にっこりとそう言った。

このとき、クラスのみんなは、2つのことに驚いた。
1つは、絵里奈が、好美の列に並んだこと。
もう1つは、ほぼ女子全員が、好美のことを「好子」と呼んでいるのに、
絵里奈は、好美を「高坂君」と呼んだことだった。

好美は、ノートと教科書を整理しながら、心はポカポカだった。
あんな近くで、清水絵里奈を見たのは、初めてだった。
絵里奈は、今日も、好美の大好きなポニーテイルにしていた。
結び目の根元に、水色のリボンをつけていた。

好美は、163mで、男子としては小柄。
だから、教室では、廊下側の一番前に座っている。
一方、清水絵里奈は、165cmで、
女子としては、背が高い方。
だから、1番後ろの運動場側にいる。

前から後ろの人は見にくい。好美はそれが、残念だった。
だが、今日はすぐ近くで、絵里奈を見ることができた。
好美は、心がうきうきしてたまらなかった。

放課後、どこの部活にも入っていない、「オタク5人組」が来た。
本当は「もてない5人組」だったが、
名前が悲しいので、オタクに変えた。
「好美、『カラオケ7』5時、いいな。お祝いだ。」と遠藤。
「なんのお祝い?」と好美。
大木が、好美の耳元で、
「絵里奈がお前のところへ来たお祝いだよ。」と言った。
好美は、にまっと笑った。
笹川が、ひそひそと、
「今日も、女になってくれよ。男だけじゃあなあ。」という。
「うん。いいよ。」と好美はにっこりと言った。

(次回④は、「カラオケでの思わぬハプニング」です。)


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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』

少し長くなりました。読んでくださるとうれしいです。
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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』


好美は、さらに考えた。
女子とは限らない。
キャンデーを舐めずに学校に来て、
学校が終わったら、キャンデーで女の子になる。
そうなると、クラスの男子も全員怪しい。

好美が、キャンデーをなめたのは、午後の1時頃。
好美が、自分の変化が見えるのは、午後の7時。
夕食時だ。
好美は自分の顔が早く見たくて、部屋の鏡の前で待っていた。
するとその内見えて来た。
好美は、「はあ~~~~~!」と、お驚きで息を吸い込んだ。
『女の子だ。自分の顔には、何の変化もないのに、女の子に見える。
 家族が驚いて当たり前だ。誰が見たって、女の子だ。
 どうしよう・・。』

好美は、家族にはもう見られていることに気が付いた。
『でも、みんな心配しているだろうな。』そう思った。
ご飯よーの母の声が聞こえて、そっと下に降りて行った。
いただきますの後、みんな、黙っていた。

好美は、そろっと言った。
「さっき見た。自分の顔。ぼくは、6時間遅れて、
 自分の顔がわかるんだって。
 これ、まずいよね。」
妹の美沙が言った。
「お兄ちゃん。女の子が男装してるって感じ。
 それも、男っぽい女の子がじゃなくて、
 女の子女の子した子が、男の子の服着てる感じ。」

「美沙、止めなさい。好美だって、困ってるようだし。」と母の紀子。
「お父さんどう思ってるの。」と美沙が聞いた。
「心が女の子なら、神様の贈り物だと思うけどな。
 好美は、小さいときから必ず好きな女の子がいたから、心は男だろう。」

『女装子は、女の子も好きなんだよ。』と好美は、言いたかったが、止めた。

「まあ、様子を見ようよ。一時的なことかも知れないし。」
義男が言って、みんなは、いつものように食べ始めた。
さすが、お父さんだと思った。

翌日、日曜日の朝。
朝食を終えて、好美は、例のコンビニに行った。
あの女の子がいるかも知れない。
すると、いた。
赤いキャミワンピースを着て、帽子をかぶっていた。
かごは持っていなかった。

「あのう、君、昨日キャンデーくれたでしょ。
 ぼく、女の子に見えちゃって、困っているの。」好美はそう言った。
「わあ、キャンデーが効いてる。今、女の子に見えるよ。
 あのキャンデーが効くの、女装子だけなのよ。あなた、女装子でしょ。」
「そんな、大きな声で言わないでよ。
 ドーナツでもおごるから、ちゃんと話をして。」

ドーナツ店で、二人は隣合って座った。
ひそひそ話ができるように。
「あたしは、エミ。」
「ぼくは、好美。エミは、魔女っ子でしょ。」
「そう。魔女っ子で、女装子よ。」
「じゃあ、男の子なの。」
「そうよ。」
「わあ、ぼく、興奮する。」
「あたしも、好美見て、興奮したわ。」

「あのキャンデー、ぼくに、渡すとき、ちゃんと言ってくれないと困るよ。」
「食べる前に、説明書読むと思ったのよ。」
「でも、24時間は長過ぎだよ。2時間で十分。」
「今、午前10時。あと3時間で切れる。
 じゃあ、その前に、女装しちゃおう。
 あたし、マンションに一人住まいだから。」

好美は、魔女っ子エミのペースにどうしてもはまってしまうのだった。
エミのアパートの中は、ふつうの部屋だった。
「魔女っ子の部屋だから、もっと気持ちの悪いものがあるんだと思った。」
「あたし、高校生やっているからね。気持ち悪いものは、隠してあるの。」
「どこに?」
「押し入れの中全部。見ない方がいいわよ。」
「見ろって言われても、見ない。」好美は、くすっと笑った。

「じゃあ、あと、3時間しかないわ。
 好美は、女の子になるのよ。」
エミは、そういって、好美のTシャツを脱がせ、
ブラを着け、スリップを着せて、黄色い可愛いワンピースを着させた。
ジーンズとパンツを脱がせ、ショーツを女の子風に履かせた。
ドレッサーに座らせ、ものすごい速さで、メイクを仕上げ、
頭にネットを被せ、ベージュに近い色のボブヘアーのかつらを被せた。

あれよ、あれよという間に、女の子にされた。
髪の色で、少しハーフがかって見える。
キャンデーが効いていて、完全な女の子だ。しかも、可愛い。

こんなに自分が女の子に見えたことはなく、好美は、興奮していた。
エミと並んで、鏡を見た。
エミの方が2cmほど背が高かった。165cmくらい。

「ね、1時間、遊びに外に出て、帰って来て1時間セックスしよう。」
セックスなどという言葉を、簡単に聞いて、好美は、ドギマギした。
「男の子同士のセックスよ。リラックス、リラックス。」
エミは、そう言った。
その後ちょっと考えて、
「ね、女の子の心を体験してみる?
男の心と違うわよ。体験しておくと、女の子の気持ちがわかるようになるわ。」
「じゃあ、2時間だけにして。」と好美。
エミは、豆粒ほどの小さな塊を、好美の口の中に入れた。

好美の胸の中に、早や変化が現れた。
好美は立って、両手を胸に当て、目をつぶった。
「ああ、ステキ。心の中が7色のシャボン玉で埋まっている感じ。
 あたし、こんな気持ち初めて。」
好美は、自分が女言葉をしゃべっていることに気が付いてなかった。
2時間の効き目の間、多分、好美は、最後まで気づかない。

「それ、女の子の心の『いいとこ取り』してるから、多分幸せでいられるわ。」
「いや~ん。女の子ってステキ。」
好美は、身振りや動作、表情まで、女の子になっているのだった。
キャンデーの力と相まって「超女の子」になりつつあった。

「ねえ、お姉様。あたし、髪にリボンつけたいの。」
と、すっかり女の子になった好美は言った。
「じゃあ、これで、いい。」
エミは、黄色い花のついた、カチューシャをさした。
好美は、喜んでいた。

外へ出るとき、好美は言った。
「ねえ、外で、エミのこと『お姉様』って呼んだら、レズだって思われる?」
「たっぷり、レズビアンしましょう。通りの人に見せつけてやるのよ。」
「きゃー!うれしい。」と好美は、黄色い声を上げた。
(キャーは、男なら、絶対出ない声だ。)

マンションの外に出ると、好美は、さっそくエミの腕を抱いた。
ときどき、頭をエミの肩に乗せる。
一目見て、できている2人の女の子だ。

少し歩くと、すぐ、賑やかな通りになった。
そのとき、向うから、柄の悪そうな男子高校生が3人来た。
超女の子の好美は、すぐ反応して、頭を真っ直ぐにして、エミの後ろに隠れ、
エミの服を摘まんだ。

高校生3人は、歩を止めた。
「おうおう、なんだよ。黄色い姉ちゃんよ。何で隠れんだよ。」
「昼間っから、お熱いじゃねーか。」
「なんてんだっけ?レスビアン、レズビアン、どっちだ?」

「あんた達だって、似たようなもんじゃない。」とエミ。
「どこがよ?威勢がいいじゃねえか。この姉ちゃんはよ。」
「ちょっとお仕置きしちゃおうかな?」

「お仕置きは、あたしが先よ。」
エミは、そういって、パチンと指を鳴らした。
その途端、男3人は、赤、黄、青のボディコンを着た、
えらくセクシーな美少女に変わった。
髪の色が、ドレスの色と同じに染まっている。
超ミニから出た脚が長くて色っぽい。

「え?何?あたし達。」と3人はきょろきょろした。
「ね、ミカ、あたし達、女だったっけ?」
「女よ。だって、あたし達、3人レズじゃない。」
「そ、そうよね。」
「ね、ルミ、この二人なあに。」
「超可愛いじゃない。」
「いやん、あたし、胸キュン。」
「浮気は、だめよ。でも、あたし、赤いキャミワンピの子に胸キュン。」
「あたしは、黄色の子。超可愛い。」
「二人ともどうかしてない。あたし達、この子達に意地悪するところだったのよ。」
「どうして?こんな可愛い子に?」
「そうよ。あ、ジェラシーなの?」
「まさか。あたしは、誰よりもセクシーなのよ。違う?」
「違う。」
「違う。」

エミは、好美の手を取って、3人の横を通って行った。
「エミ、もう少し見ていたかったと思わない?」
「そうね。」エミは笑った。
「ね。あの3人、いつまで女の子のままなの。
 ちょっとセクシーだったから、あたし、少し萌えちゃった。」
「3人を女の子にするなんて、あたしだって無理。
 3人にああ見える幻覚を与えたの。
 それから、見て楽しいように、あたし達二人にもね。」
「わあ、じゃあ、他の人には、男3人に見えるの?」
「そう。」エミは、にこっと笑った。
「わあ、それ、もっと見てみたい。」と好美は笑った。

(次回は、「エミとのセックス」です。)

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謎の「完パス」キャンデー①「好美、キャンデーをもらう」

前に、似た話を書きましたが、書き直しのつもりで、書きたいと思います。
よくあるメルヘン物です。読んでくださるとうれしいです。
==================================   

謎の「完パス」キャンデー


高坂好美(男子)は、高校2年。
自分の名前が、女名前にも思えるので、それを少し気にしていた。
反面、この名前を気に入っていた。
名前を見て、ときどき、女の子に間違えられる。
好美は、女装の願望があった。
女の子に間違えられることは、その願望を、わずかに喜ばせるのだった。
名は、人を表すと言うのか、
高坂好美は、よく女の子に間違えられた。

髪は、ちょっと長め。耳が全部隠れるくらい。
可愛い目鼻立ち。
背は、163cm。
クラスの女の子達は、好美を、クラスのマスコットだと思っている。
クラスのもてない男達は、好美を女の子と見なして、
よくそばに寄って来る。
好美は、そう言うのを少しも気にしない。
天下のお人好しだった。

高2になって、3か月余り。
もうすぐ、待望の夏休みである。
土曜の午後、好美は、学生カバンをリュックのように背負って、
コンビニの前に来た。
すると、店の前で、可愛い女の子が、メルヘン風な洋服で立っている。
前を通る人に、キャンデーと、ビラを配っている。
キャンデーは、一つだ。

好美が、前に来ると、その子は、キャンデーを鷲づかみにして、
「あなたには、たくさんあげるわ。」
そう言って、好美の胸のポケットにたくさん入れてくれた。
そして、ビラの代わりに、たくさん字が書いてある紙をくれた。
「あの、どうして、ぼくだけ、こんなにくれるの。」
と好美は聞いた。
「あなた、あたしのタイプだから、おまけしたの。」
「そう。」と言って、好美は、キャンデーの包みをやぶって1つ口に入れ、
「ありがとう。」と、にっこり言って、歩き始めた。

『あんな、可愛い子に、タイプだって言われた。』
好美は、うきうきさた。
『生まれて、初めて。』

好美は、キャンデーを頬張りながら、歩いていた。
そのうち、小さくなったキャンディーを、ガリガリっと噛んで呑みこんだ。
そのときからだ、道ですれ違う人が、自分を見ていく。
振り返りながらいていく人もいる。
『ぼく、服のどこかが変なのかなあ。』と好美は思い始めた。
ショーウィンドを見た。
どこも変ではない。

すれ違う人々は、逆に、見てはいけないというように、
あえて見ない人もいる。

土曜は、午前授業なので、家で昼食をとる。
中3の妹美沙は、もう帰っている。
好美は、自分の部屋に行き、ジーンズとTシャツを着て、
下に降りて行った。
キッチンテーブルに座ったとき、美沙が自分を見た。
そして、不思議そうに、好美を見る。
「変だなあ。お兄ちゃんは、いつものお兄ちゃんなのに、
 女の子に見える。」
「うそ!いつもと同じだよ。」
母の紀子が見た。
「まあ、ほんとだ。女の子に見えるわ。」
土曜休日の父義男も好美を見て、
「あっ。」と言った。

妹の美沙が言った。
「あの、首からアゴへのラインなんか、まるで女の子。
 お兄ちゃん、まさか、胸があったりして。」
美沙が、胸を触った。
「胸は、異常なし。」

「そんなに、女の子に見えるの?」好美は、女装子であるが、不安になって聞いた。
「見えるわ。好美であることは、間違いないのに。
女の子が、ジーンズ履いて、Tシャツ着てる感じ。」

好美は、急いで昼食を食べて、2階の自分の部屋に行った。
『そうだ。説明書みたいのもらった。』

<説明書>
これは、「完パスキャンデー」と言って、
女装が終わって、1つ口に入れると、女の子オーラが出て、
誰もが、あなたを女の子だと見てくれます。
あなた自身が、自分の女の子オーラを見られるのは、
6時間後ですが、周りの人は、すぐにあなたの女の子オーラを感じます。
このキャンデーの効き目は、24時間です。

好美は推理した。
コンビニの前であの子が配っていたのは、ふつうのキャンデー。
ぼくにだけは、完パスキャンデーをたっぷりくれた。
あの子は、ぼくが女装子だと、一目でわかった。
ぼくがもらった説明書は、特別なもの。
他の人は、ただの広告をもらった。

あの女の子は、魔法使い。
ぼくは、不思議なことを信じるタイプ。
あの女の子は・・・ちょっと待った。
女の子じゃない。
あの子は、男の子。完パスキャンデーを舐めていたんだ。
ぼくを知っていた。
きっと、ぼくと友達になりたいんだ。
クラスメートの女の子の中の一人。
その子は、きっと男の子。
魔法使いなら、なんでもできる。

好美は、クラスの女の子の顔を、一人一人思い描いた。
自然と、男っぽい女の子を選んでいた。
『ちがう、ちがう。魔法使いだから、
 可愛い女の子になってるはず。』

好美は、自分が好きでたまらない、清水絵里奈を、最後に思い浮かべた。
勉強が一番出来、超美人で、男どもが、そばへ近づきもできない、高嶺の花。
『もし、清水絵里奈さんだったら、ぼく、気絶する。
 清水絵里奈さんだけは、絶対に違う。』
好美は、ここで、考えを打ち切った。

(次回は、『好美、謎の女装子に出会う』です。)


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高原クリニック不妊治療科②『優、完全女装体験をする』後編

これは、あんまりエッチにしない予定でしたので、
そんな場面は、あっさり書いています。
読んでくださるとうれしいです。
(※院長の名を、原田から高原になっていることに気づきました。高原にいたします。)
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高原クリニック不妊治療科②『優、完全女装体験をする』後編


4人の看護師は、優をとなりのラブホテルのような部屋に連れて行った。
丸く囲まれているソファーに座り、ジュースを運んだ。
年長の高田妙子は、皆と自分を紹介して、
小坂早苗と小林エミは、「性別違和」だと言った。

優は目を丸くした。
「じゃあ、小坂さんや小林さんからみれば、
 ぼくの悩みなんか、贅沢な悩みに聞こえませんでしたか。」
小坂「悩みの大小ってあるかもしれないけど、悩みはどれも悩みよ。」
小林「あたしは、自分が女だと確信してたけど、
   二十歳まで、親の理解を得られなかったの。
   周囲の理解が得られない辛さとしては、似てると思う。」

高田「あの、私見だけど聞いてくれる。
   あたしは、こちらの江波裕美ちゃんと、レズビアンなのね。
   でも、周囲には、カムアウトしていない。
   で、思うんだけど、「女装は、こっそりやるもの」と割り切ったらどうかしら。
   家族が理解してくれなくて当たり前。友人が理解してくれなくて当たり前。
   なぜなら、『女装は、元々「秘め事」だから。』
江波「その通りよ。夫婦のセックスだって『秘め事』でしょ。
   結婚したら、セックスは当たり前のことだけど、
大ぴらに言うものではないでしょ。
子供に見せるものでもない。」
高田「秘め事であるセックスをして、罪悪感をもつ夫婦はいない。
   同じように、秘め事としてする限り、女装に罪悪感もつ必要はない。
   もし、家族が理解してくれたら、それはラッキー。
   友達が理解してくれたら、それもラッキー。
   あ、でも、友人はおしゃべりするから、あてにならないな。」

小坂「マスタべーションだって秘め事の代表よ。
   優ちゃんのクラスの子も、多分みんなやってる。女の子もね。
   だから、好きな女の子の前で、罪悪感を抱く必要なんてない。
   性的な興奮があることをしているのは、
女装もマスタべ―ションも同じじゃない。
女装を、マスタべ―ションの味付け、香辛料と考えてもいいと思う。」
小林「そうよね。香辛料を求めて、シルクロードを往復したんだもの。
   香辛料だって、大きな存在よね。」

優は、少しずつ理解してきた。
優は、今まで、自分の女装を家族に認められて、
家の中でも、女装で過ごし、学校でも認められ、
女子生徒として、通えることを夢見ていた。
今、それは、無理なことだと、理解したのだった。

優「秘め事だということ、すごく納得しました。
  なんか、罪悪感から解放されます。」
高田「秘め事と言っても、知られずにできるなら、外出したっていいし、
   同じ女装子と友達になれたら、セックスだって出来る。
小林「ここに、優ちゃんを理解する4人がいるわ。
   超ラッキーよ。あたし達で、これから、優ちゃんを、
   完全女装してあげるわ。」
優「わあ、ほんとですか。」
4人「ほんとよ。」
優「ここの看護師さんは、『最高』って意味わかりました。」

優は、そう言った。

優は、女装の素質が極めて高いことを、4人の看護師は思っていた。
シャワーを浴びさせ、そのとき、脇の下の毛を剃ってしまった。
「大丈夫でしょうか。」と優。
「腕は、降ろしていることが多いから、めったにばれないわ。」と江波。
髭や、脚の毛は、ほとんどなかったが、一応カミソリを当てた。

体を拭き、ショーツを女の子に見える履き方をして、
バスタオルを女巻きにして、優をドレッサーに座らせた。
優は、綺麗になった脇の下を何度も見ていた。

メイクは、小坂早苗がプロ並みだった。
長い筆をすごい速さでふるい、
ピンク系のアイシャドウを引き、アイラインを引き、
つけ睫毛。チーク、ピンクのリップ。
小坂は、メルヘンっぽい仕上がりをイメージしていた。

バスタオルを外し、ブラとスリップを被る。
服は、ピンクの花があしらっている、白いキャミワンピース。
少しミニ。
スカートがふわっと膨らむようになっている。
肩を隠すために、薄いピンクのボレロ。

髪の毛をネットにまとめ、
ベージュの長いかつらを用意した。
前髪はストレート、肩から下に1つカールがあり、
お姫さまっぽく見える。
そこに、白いヘヤバンドをつける。
ピンクの花飾りをつける。

白いストッキングを履き、
白いかかとの低い靴を履いて、
バッグを持って、
出来上がり。

小坂のメイクで、「これぞ女の子!」という顔になった。

優は、鏡を見て、感激していた。
自分がイメージしていた理想の女の子以上に、ステキな女の子だった。

看護婦たちは、高原を呼んだ。
高原は、見に来て、「わあっ!」と声をあげた。
「外に出ても、ばれないね。」と高原。
「優ちゃんは、女装するために生まれて来た男の子って気がしました。」
と小坂が言った。

「後は、お相手がいるといいんだけどなあ。」と高田が言った。
「医療行為としての名文が立てば、私たちがお相手するけど。」江波。
「加奈ちゃんがいるじゃない。
 先生、加奈ちゃんを呼んで、優ちゃんと2時間くらい外出経験をするのは、
 別に構いませんよね。」と高田が言った。
「うん。一人では心配だから、サポーターをつける。OKじゃない。」
高原は、そう言った。

小坂が電話をすると、女装子の加奈は10分で飛んで来た。
162cmの優に対し、加奈は、165cmくらい。
髪は、ストレートに下ろしていて、下は少し外巻きになっている。
前髪を、すだれにおろしている。
ピンクのサマーセーターに、下は、白いプリーツのミニスカート。
大学1年。優と2歳違いだった。
優に負けず劣らずの美少女である。

加奈は、いっぺんで、優を気に入った。
「わあ、この人。可愛い。やったー!」と加奈は優を見て言った。

「先生、いいんですか。」と加奈は言った。
「もう診察は終わったし、後は、本人の自由でしょう。」と高原は言った。

優と加奈が外へ出て行ったあと、高原は、看護師たちに行った。
「まあ、君たちは、すばらしいね。
 今日は、優君の女装への罪悪感を失くすことだったんだけど、
 それを、『秘め事』とは、見事と言うしかないよ。」
高田「まあ、この件では、私達、苦労してますから。」
看護師たちは、にこにこしていた。

加奈と優は、プリクタへ行って、そして、カラオケに行った。
加奈はすぐに優にキスをした。
優は、「お姉様。」と言って、加奈に抱き付いた。
加奈も優も、ショーツをとって、抱き合った。
PとPがこすれ合う。
鏡を見ながら、加奈は、優のスカートを上に上げ、優のPを、露わにした。
優は、激しく興奮した。
優が、後ろから、加奈のスカートを上げた。
加奈とともに、これも優は、興奮した。

それから、ソファーに並んで座り、キスをしたり、お互いのPを愛撫した。
やがて、優は、女の子の声を上げ、体を震わせながら達した。
その後、加奈も達した。

「加奈さん、あたしのお友達になってくれる?」と優は聞いた。
「もちろんよ。優ほど、可愛い人、めったにいないもの。」と加奈は言った。
二人は、メールアドレスを教え合った。

男の服に着替えるために、クリニックへ戻った。
「ねええ、いいことしたんでしょ。」
と4人の看護師は言った。
「いえ、そういうのは、『秘め事』ですから。」
優は、にっこりと言った。
「あら、1本取られたわね。」と高田が言って、
みんなは、あははと笑った。

<おわり>

(次回は、未定です。)


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高原クリニック不妊治療科「女装子の高校生の巻」(前編)

また、「高原クリニック」を書いてしまいました。
今回は、ずばり、女装青年登場です。(前・後編の2話完結の予定です。
読んでくださるとうれしいです。
===================================    

高原クリニック不妊治療科「女装子の高校生の巻」(前編)


土曜日の診療日に、中学生のような男の子がやってきた。
女の子風なショートの髪をしていて、
院長高原は、一目見て、女の子かと思った。
だが、診察前に書かせた質問票を見ると、17歳の男子である。
名は、森下優。

高原は、質問表を見ながら、首を傾げた。
「このところ、内には、私の専門外の患者が来るんだけど、
 森下さん。ちょっと教えてくれますか。
 このクリニックへ、どうやって来ましたか?」
「スマホで調べました。」
「どんなキーワードで?」
「性の悩み、女装、治療です。」
「それで、内が出てくるの?」
「はい、トップに出てきました。そして、評判は五つ星です。
 コメントは『先生が名医、看護師さんが、最高。』です。」

診察室の後ろにいる看護師4人は、それを聞いて、
互いに手を取り合って、飛び上がっていた。

「はあ、そうなの。じゃあ、あなたを断れないね。
 内は、本当は、不妊治療科なんだけどね。」
「それは、なんですか。」森下優は、キョトンとして聞く。
「ええっと、セックスがうまく行かないご夫婦。
 うまく行っても子供ができないご夫婦。
 そういうご夫婦を治療、または、支援するクリニックです。」
「じゃあ、ぼく、間違ったところへ来たんでしょうか。」
優は、帰るつもりか、バッグに手をかけた。

「まって、まって、せっかく来たんだから、お話くらいききましょう。」
「ぼく、女装がしたくてたまりません。
 そんな気持ちが治るものなら、治していただこうと思って来ました。」
「どうして、治そうと思うの?」
「女装は、恥ずかしくて、人に言えません。家族にはもっと言えません。
 部屋でこっそりしますが、やましい気持ちになります。」
「女装したとき、エッチな気持ちになる?」
「はい、なります。」
「で、一人えっちなどやってしまうの。」
「はい。でも、した後、すごく罪悪感に襲われて、
 すぐに、女物の服を脱いでしまいます。」

高原は、森下優の言葉遣いを聞いて、やっぱり高校生だと思った。

「君は、性的興奮を伴う女装子なんだね。」
「はい。」
「治したいとのことだけど、これは、一生治らないよ。」
「一生ですか。ぼく、子供の頃から、女装したいと思っていましたが、
 大人になったら、自然に治ると思っていました。
 でも、高校生になっても治りません。一生治らないのですか。」
「どうして、治そうと思うの。」
「それは、もし、クラスメートにばれたら、
 変態とかオカマとか言われそうです。
 家族にばれたら、気持ち悪いと言われそうです。

家族は、テレビに出ている青年タレントの女装なら、手を叩いて喜んでいます。
でも、素人の男の子が部屋でこっそり、女装している場面がありました。
 そのとき、妹が母に、
 『もし、お兄ちゃんが、こんなことしてたら、どう?』と聞きました。
 母は、『嫌よ、いやらしいわよ。』と言い、妹は、「気持ち悪いよね。」と言いました。
 『気持ち悪い』とか『いやらしい』と言われることは、オカマとか変態と呼ばれるより、
 何倍もグサリときます。一番、傷つく言葉です。
 
 『人が傷つく言葉は、言っちゃダメよ。』と母から何度も言われて育ちました。
 その母が、ぼくをグサリと傷つけて、立ち直れないくらいの言葉を言ったのです。
 悲しくて、涙が出そうでした。」
優は、目に涙をためていた。

「それは、お母さんは、君が女装子だって知らないから、口に出して言ったのでしょう。
 知っていたら、『いやらしい・気持ち悪い』などと言わなかったと思うけどな。」
「それは、口に出す出さないの違いだけで、心で思っていることは、同じだと思います。」

優は続けた。 
「でも、道徳的に考えても、倫理的に考えても、
 女装が罪なこととか、悪いことだとは、どうしても思えません。
 悪いのは、女装をからかう周囲の方です。」

「まったく、君の言う通りだ。」と高原。
「だけど、ぼくは、周囲の視線や言葉と戦えそうにありません。
 好きな女の子がいますが、その子の前に立つと、
 自分が女装の趣味があることに、罪悪感を覚えます。
 それが、悲しいです。
 だから、ぼくは、女装をしたいという気持ちを、治したいと思いました。」

高原は、森下優の、ストレートで純粋な言葉に、返す言葉を失っていた。

「あの。」と優は言った。
「例えば、家出をして、ニューハーフの店に行って、
 思う存分女装をしたら、女装に対して気が済むでしょうか。」
優は言った。

「逆だと思うよ。自分よりレベルの高い女装の人を見て、
 自分も女性ホルモンを打ちたいとか、自分も、胸を大きくしたいとか、
 女装への願望が、募るだけと思うけど。」と、高原。
「そうですね。そう思います。」と優は、うつむいた。

「一つね。女装は、病気と違って、自分の意志で我慢することはできるよね。
 恋に落ちたとき、彼女のために我慢ができる。
 結婚した時、新婚生活に夢中になり、女装のことは忘れていられる。
 子供ができたとき、子育ての喜びで、女装を忘れていられる。
 こういうことは、あるよ。」
「でも、それが、終わって一段落したら、また、女装をしたくなりませんか。」
「多分、なるだろうね。」
高原は、医者であるのに、これと言ったことが言えず、
落ち込んでいた。

「先生、ありがとうございました。
 誰にも言えなかった女装のことを、
 こんなに親身に聞いてくださったの、先生が初めてです。
 先生は、説得なんかしないで、
 友達のように聞いてくださいました。
 心が、すごく軽くなりました。
 ここは、やっぱり五つ星ですね。」
そう言って、優は、にっこりして、バッグに手を掛け、立ち上がろうとした。

そのとき、4人の看護師が出て来て、
「帰るのは待って、あたし達とも、お話をして。
 先生、いいですよね。」
と背の高い、高田妙子が言った。
「どうぞ。私より、ましなこと言ってあげて。」高原は言った。

4人の看護師は、優を、例のスウィートルームへ連れて行った。


(次回は、『優、完全女装体験をする』です。)


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女装子いろいろ写真集

今回も方々からお借りしました。あらかじめ、お礼申し上げます。
===============================

資生堂のこの動画は、皆さますでにご覧になっているかなと思います。
モデルが、純女さんなので、少し残念ですが、私は、こういう変身物大好きです。




●さて、これからは、いつものビフォー&アフターです。

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この方は、かなり変身度が高いですね。
女の子になった姿が、可愛くて、萌えてしまいます。


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この方も、かなり変身度が高いです。

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綺麗な女性になりますね。


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このかたも、女になります。

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さて、次は、
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女になっても、似てますね。当たり前かな。


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この方が・・・

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女性になると、すごくチャーミングですね。
このくらい変身出来たら、いいですね。


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もうこの方は、美女になりますね。鼻に付けているのは、お国の風習であるようです。


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男のときがシャープな顔立ちなのが、女性になると、やさし気な感じになっていいですね。


少し疲れて来ました。ほのぼのとした写真です。(変身ではありません。)
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これで、終わりです。では、また!


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高原クリニック不妊治療科<その2>「性別違和・人実」

高原クリニック不妊治療科<その2>「性別違和・人実」1話完結


※ここにある高原医師が語る内容は、
 ネットで調べたことや私個人の知識に過ぎません。
 医学的に間違えていることもあるかも知れません。
 あくまで物語として、お読みくださると幸いです。

高原クリニックに、親子連れの患者が着た。
子の方は、中学2年生の男子。
両親は、イケメンのお父さんと美貌のお母さん。
男の子は、小柄でやせ形。
一見女の子のように見える。
名前は、人実といい、音で聞くと女子の名である「瞳」を連想する。

3人は、人実を真ん中にして、座った。

父・健二
「この子ですが、男の子なのに、自分の心は、女だと言うんです。」
母・靖子
「治して、いただきたいと思ってきました。
高原院長
「何を治すのですか。」

靖子「それは、女の心を男の心に治していただきたいのです。」
高原は、あきれた顔をした。
「あのですね、ここは、不妊治療科クリニックですよ。
 心のことは、精神科です。なぜ、精神科へ行かなかったのですか。」
健二「精神科は、いろいろ、敷居が高いのです。
   まだ、世間の偏見があります。」
高原「なるほど。まあ、お話だけでも伺いましょう。」
靖子「人実が、部屋の鍵をたまたま閉め忘れていたのでしょう。
   人実が部屋で女装をしているとき、私はリンゴを持って行ったんです。
   それで、問い詰めますと、自分は女の子になりたい。
   ぼくの心は、女だといいます。」

高原「ただの女装願望ではないのですか。」
靖子「人実が、自分で違うといいます。生まれたときから、
   心が女だったと言います。」
高原「じゃあ、『性別違和』つまり「性同一性障害」の疑いですね。」
健二「はい。それを治していただきたいのです。」
高原「治りませんよ。女の子の心を男の子の心にするなんて、無理です。」
健二「催眠治療か何かで、なんとか治りませんでしょうか。」

高原「なんとかなりませんな。
例えば、お母さん。何がしかに拉致されて、
    これから、催眠治療によって、あなたの心を男にします。
    そう言われたら、死に物狂いで抵抗しますか。
    それとも、素直に心を男にしてもらいますか。」
靖子「それは、死に物狂いで抵抗します。」
高原「人実さんだって同じです。
 女の心を男にすると言われたら、死に物狂いで抵抗しますよ。
    仮に、人実さんが深い催眠状態になったとしましょう。
    しかし、そのときでも、理性がしっかり見張っているんです。
    で、自分に有害な暗示だと思うものは、理性が跳ねのけるのです。
    『人見さん。あなたには、乳房がある。』と言ったとしましょう。
    これは、受け付けるでしょう。
    理性は、それが、人実さんの願いだと知っていますから、
    拒否しないのです。」
「そうですか。」と両親はうなだれた。

高原「ところで、ご両親は、人実さんが本当に男の子かどうか調べましたか。
    女の子かも知れないのに。」

両親は、高原の意外な言葉に、軽いショックを受けた。
(とんだ、ヤブ医者かも知れない。)

健二「それは、生まれたとき、お医者様が、男の子だとおっしゃり、
   私たちも確認し、出生の届け出をしました。」
高原「そうでしょう。だから、人実さんの性は、『指定された性』でしかないのです。
   内科医は、人実さんの外性器を見て、タマタマとオチンチンがちゃんとあれば、
   男の子と判断して、内性器や染色体など調べません。
   外性器に異常があれば、詳しく調べますが。」

健二「では、人実が女の子であるという可能性もあるのですか。」
高原「内性器、染色体、遺伝子、性腺などすべてを調べて、
   生物学的に男子だという結果が出ても、全部ではありません。
   もう一つ、臨床心理士による検査があります。
   ここで、人実さんの性自認や社会的性を調べます。
   その心理士が、人実さんの性自認が女子であると判断したとき、
   人実さんは、まだ男子だと判定されません。
   そのときのイメージは、
   『この子は、女の子だが、男の子の身体を持っている。』というものです。
   ここで、初めて「性同一性障害」だと診断され、治療の対象になります。
   治療は、人実さんの身体を女子に近づけることです。
   人実さんの心を男子に近づけることは、医学の歴史に照らして、
   無理だと、分かっているからです。」

靖子「こうなった原因は、なんでしょうか。」
高原「これは、仮設でしかありません。
   お母さんのお腹の中で、人実さんの脳が成長しているとき、
   女性ホルモンを大量に浴びて、脳が、女脳になることがあります。
   女脳を持って生まれて来ると、女性としての性自認を持つと言われています。
   お母さんのせいではありませんよ。」
健二「じゃあ、どうすればいいのでしょうか。」
高原「人実さんにとって、こんな重大なことを、精神科の敷居が高いからと言って、
    また、ご近所の目があるからといって、
    こんな不妊治療科という場違いなところへいらしたことが、
    そもそもの間違いです。
    精神科、もしくは、ジェンダークリニックへ行かれるべきだったのです。
    精神科でも、ジェンダーに詳しい先生がいるところだけですよ。
  
   しかし、ここで、私たちが出来ることが、一つあります。
   人実さんは、男子経験は、15年間してこられました。
   女子経験は、ゼロに等しいと思います。
   ご自分の性自認を正確に知るために、
   週に2時間くらい、このクリニックで、女の子体験をさせることならできます。
   幸いここには、2人の性別違和のナースがいます。
   具体的なお話ができ、人実さんにとって、有益だと思います。」

人実の両親は、互いに目を合わせ、「ダメダメ。」
と、目で言い合っていた。

「そのナースを呼びましょう。」と高原。

高原は、性別違和であった小坂早苗と小林エミを呼んだ。
二人が顔を見せたとき、人実と両親は、少なからず驚いた。
二人が、完全な女性に見えたからだ。
小坂は、
「生まれたときは、男の子だったんですよ。
 私は、両親に理解がありましたので、大学に行き、薬剤師の資格をとりました。
 二十歳の時、戸籍の性別を女にしましたから、法的にも女性です。」と言った。
小林は、
「私は、看護師の資格を取りました。両親に理解がなく、
 看護師になるまで、男でいました。
 自分の大切な青春時代を女として過ごしたいとどれほど思ったことでしょうか。
 でも、ここの高原先生が理解してくださり、今は、女子として働いています。」

小坂と小林を見たことは、人実の両親にとりかなりのインパクトであった。
声も姿も、まるで女性で、清楚な感じのする二人だった。
人実は、目を輝かせていた。

しばらくして、健二が言った。
「小坂さんと小林さんを拝見して、妻と私の認識が変わりました。
 人実をここに来させます。よろしくお願いします。」
靖子も言った。
「こちらに伺ってよかったと思います。
 こちらに通わせていただきながら、ジェンダークリニックや精神科に、
 まいります。」

高原は、お勧めのジェンダークリニックのパンフレットを2、3渡した。

人実と両親の3人は、何かすっきりしたように帰って行った。

高原のそばに4人の看護師が来た。
「いやあ、百聞は一見に如かずだったなあ。
 小坂さんと小林さんを、見て、あのご両親は、安心したね。」
「ちょっとは、役にたったんですね。」と小坂は言った。
「大いに助かったよ。内もジェンダークリニックにするか。」と高原。
「それも、いいですね。」と小林が言って、みんなで笑った。

人実とその両親。
健二「いろいろわかったよ。人実は男の子の体をもった女の子なんだ。」
靖子「人実。家では、女の子の格好をしていいわ。
   女言葉も使っていい。
   人実のこと、目編の『瞳』だと思うことにする。」
人実「ほんと?わあ、やったあ!ぼく、勉強して、薬剤師になりたい。」
健二「お医者様という選択肢もあるぞ。」
人実「うん。それもいいね。」

困難は多々あるだろうが、3人は、第1ステップを踏んだ。

<おわり>

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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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