スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いろいろな女装子さん(動画あり)

またまた、女装子さん集です。

はじめに、ノンポーイさんのCMです!
ああ、ノンポイちゃん、最高!






これから、写真です。

中国美少女3お人形33
middle_14255654275.jpg

こういう「男」の対極の容姿でいる女装子さん。すごく萌えてしまいます。


お次は、
middle_1430491218r.jpgmiddle_1430493036p.jpg
女性になったときの姿は、まさに女性で、こういう方、大好きです。


k6DnQj255.jpg
この変身写真、何度見ても、感じてしまいます。
もし加工じゃないなら、気絶です。


多田くん3
関西にある天下のN中学・高校で、女装をしたTくんです。(中学生だと思います。)
男子校のなので、こんな子がいたら、みんなにモテモテですね。


椿姫さん
誰かと思ったら、真ん中に椿姫彩奈さんがいます。
両脇にいるのは、女性でしょうか、女装子さんでしょうか。確認できておらず、すみません。


チェンチェン5
この方は、韓国のタレント、チェンチェンさんです。
私、この写真を見ると、なぜかとても感じてしまいます。


356322aa.jpg
普通にいるような、ノーメイクの女の子。胸がなく、男子の証拠もあり。この写真好きです。


次は、最後です。
middle_1378984043.jpg
middle_1378983352.jpg
あまり見たことのないお二人ですが、ニューハーフさんなのでしょうね。
お綺麗です。


今回は、このくらいにいたします。
見てくだあり、ありがとうございました。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。











スポンサーサイト

自選・優秀作品②「パンクの良太」後編

2話完結のお話しですので、この後編で終わりです。
細かい描写などを見て、自分ではよくできた作品だと思っています。
==================================  

多次元女装サロン②「パンクの良太」(後編)


良太は、胸をドキドキさせながら、109号室のドアの前に来た。
ドアノブを触った。
すると、自分の着ている物が、クリーム色の光沢のあるワンピースに変わった。
ウエストの幅広の帯が、背中で大きなリボンになっている。
白いストッキングに、可愛い黒の靴を履いている。
耳を覆う長い髪を感じた。
その髪が、胸のところまであった。
前髪が眉のところまで。

良太は、息を吸い込んで、ドアを開けた。
そして、見た。
自分と同じ服を着た、髪の長い、可愛く清楚な女の子が、
部屋の真ん中に立っていた。

「良太さん、いらっしゃい。あたし、良子です。」
良子は、かすかにほほ笑んだ。
良太は、良子を見てドキンとした。
可愛い女の子だ。
ほんとかよ。
俺が、女に育てられていたら、こんなに可愛くなったのかよ?

「あの。良子ってんだよな?俺さ。今、どんな姿なの?」良太は聞いた。
「あたしと同じよ。良太さんと双子だと思って。」
良子は、そう言って、良太の手を引いて、
壁の大鏡に行った。

「ね。あたし達、双子みたいでしょ?」
良太は、鏡に見入っていた。
その内、一筋の涙を頬に落とした。
「こんなに可愛く女らしくなれるんだったらさあ、
 どうして俺を女の子として育ててくれなかったんだ。
 俺、小さいときに、何度も父さん母さんに言った。
 ぼくは、女の子だって。
 何度も言ったのに。
 どうして、信じてくれなかったんだ。」
良太はそう言って、しゃがむと膝に腕を置いて、顔を埋め、おいおいと泣き始めた。

良子もしゃがんで、良太の肩に腕をかけた。
「そうだよね。悲しいよね。
 あたしは、全部わかるよ。良太の記憶が、あたしに全部コピーされてる。」
「そうなの?」良太は、良子を見た。
「うん。良太とあたしは、同じなの。」
「じゃあ、俺の気持ち、全部わかってくれるの。」
「ええ。全部わかるわ。」
良子は良太をソファーに連れて行って座った。

「でも、良子の心は、俺のみたいに汚れてない。」
「良太だって汚れてないよ。あたしの心は、良太の心から、
 『男らしくしなくちゃいけない。』っていう気持ちを、
 取り除いたものなの。ただそれだけなの。
 それで、良太が生まれつき持っている『女の心』でいるの。」

「じゃあ、俺は、良子の女の心を、もう持ってるの?」
「うん。あたしが、その証拠。」
「良子は、クローンで、時間が来て、俺がこの部屋出たら、
 いなくなっちゃうんだろ。」
「あたしは、無くなるけど、心は、良太の心の中に帰るの。」
「そうなの?俺は、良子の心といつもいっしょなの?。」
「だって。元々良太の心から出て来たんだもん。」
「わあ、そうか!」
と言って、良太は良子を抱きしめた。

それから、二人は紅茶を淹れ、飲みながら、
これまでの辛かったことや、悲しかったことをたくさん思い出して泣いたり、
これから、どうすれば、一人の女性になれるかを、
たくさん話し合った。

「良子、頭いいなあ。」と良太が言う。
「何よ、あたしは、あなたよ。」と良子が言って、二人で何度も笑った。

時間が来た。
「あたし、良太の心の中にいるけど、
 今日みたいに二人で話したいときは、ここにくればいいの。」良子が言う。
「そうか。ここに来れば、いつでも会えるんだな。」

良太は、部屋を出た。
あれ?良子の女の子の姿のままだ。
男の姿に戻るはずなのに。

受付に行った。
郁美が言う。
「もし、あなたが、このまま家に帰り、『女の子宣言』をなさるなら、
 その格好の方が、いいと思ったの。
 幼い頃、何度もカムアウトなさったでしょうが、
 今するのとでは、訳が違いますからね。」
「それ、ありがたいです。この姿の俺をみたら、家族も納得するかも知れない。
 俺、この格好で今晩カムアウトします。」
良太は笑った。

「いくらですか?」と良太は聞いた。
「あなたは、性同一性障害という障害者扱いで、タダです。
 それどころかサポートも受けられます。
 例えば、その服や靴を差し上げるなどです。」
「この長い髪は?本物だよ。」と良太。
「一夜にして、ロングヘアー、ゲットだぜ!」
郁美は、拳を宙に突いて言った。

「私達は、えっちだけじゃなく、こう見えて、慈善団体なんですよ。
それから、これは、保護者にGIDを理解してもらうためのパンフです。
 そして、これは、LGBTIに理解のある全国の高校のリストです。
 中には全寮制のところもあって、LGBTIの生徒専用の棟のある寮もあります。
 どうですか。少し未来が明るくなりますでしょ。」
郁美は、にこっと笑った。
「はい、うれしいです。」と良太は、声を弾ませた。

=3年後=

土曜の午後、制服を着たすらりとした女子高生が、サロンを訪れた。
「わあ~、ここまだ、健在だったんだ。うれしいな。」
と、彼女は言った。
「あら、良太さんこと良子さんね。」と郁美が言う。
「わあ~、覚えていてくださったの?」と良子は目を輝かせた。
「はい。あたしは、お客様を全員覚えていますから。」

「郁美さんがいてくれて、うれしい。郁美さん、年を取らないの?」
「そう、あたしは、ずっと23歳のままなの。」
「郁美さん、はい、これ。」と良子は花束を差し出した。
「まあ。うれしい。良子さん、すっかり女の子ね。」
「今日、高校を卒業したの。」
「まあ、おめでとう。これからは?」
「大学に進学するの。」
「それは、それは。
 あなたは、ここタダなのに、結局一度も来なかったわ。」
「心の中に良子がいたから、来る必要なかったの。
 ね、郁美さん!暗い部屋の受付ばかりでなく、外へ出ませんか。いい天気よ。」
「そうねえ。」と郁美は腰を上げた。

二人で、太陽の光を浴び、大きな背伸びをした。


<おわり>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



自選・優秀作品『パンクの良太』前編

大げさなタイトルをつけてしまい、すみません。
昨日過去の作品を読んでいたら、「あ、これいいなあ。」と思える作品がありました。
再投稿になりますが、2回に分けて、投稿します。読んでくださるとうれしいです。
======================================

多次元女装サロン「パンクの良太」(前編)


多次元女装サロンに、その少年は、夜の8時頃やってきた。
高校生くらいだろうか。小柄である。
六月の陽気であるのに、皮ジャンを着ている。
首から上は、一口に「ツッパリ」あるいは「パンク」である。
部分的に色に染めた髪をジェルで固め、ニワトリのトサカのようにしている。
眉は、無いに等しい。
唇に、ダークなリップを塗っている。 

受付嬢の郁美の前で、そわそわしている。
「いらっしゃいませ。」と郁美は、いつもと変わらない笑顔を見せた。
「いくらよ。」
「高校生さんなら、学割で、1万円です。」
「俺、学校、ろくに行ってねえし。」
「学籍があるなら、学割利きますよ。」

「俺、良太。」
感心にも、少年は名を名乗った。
「私は、郁美です。」
郁美は、開いてあるパソコンに、パララと入力した。

「そのさ、ちょっと女になってみようかななんて。
 俺の女さ、全然意味不明な女でさ、女の気持ちってーの?
 ちょい、知りたいと思ってさ。俺みてーのでも女になれんの?」
「もちろんです。」郁美は、にっこりと言い、キーボードにパチパチと打ち込んだ。

郁美は、長年受付をしてきた勘でもわかるのだが、
スクリーンの数値が、「良太」を表していた。
郁美のパソコンは、良太の容姿、目の動き、声、唇の動き、
すべてを捕え、良太の本質を解析していくのだ。

スクリーンには、良太の「女性度」が70%と出ていた。
一般男性の女性度は、30%ほど。
女装子の女性度は、50%ほど。
良太の70%は、「性同一性障害(性別違和)」のレベルである。

郁美は、良太の彼女の話など全く無視して言った。
「良太さんは、女性として、生まれて来るべきだったと思ったことはありませんか。」
「バカ言え。そんなことあるかよ。」
「これは、良太さんのせいではありません。
 環境が、あなたを無理矢理男子にしてしまったのです。
 良太さんは、それにあらがうことができず、しかたなく男子として成長しました。
 あなたの女性の心を胸の奥に押し込んでです。」

良太は、しばらく郁美をにらんでいた。
やがて、視線を落とした。

「どうでしょう。今日、あなたの女性の心を全開にして、
 姿形も、あなたが女の子として育てられたら、
 こうなっていたというクローンをつくりましょう。
 その子に、一度会ってみたいと思いませんか?」
良太は、郁美を正面に見ていた。
「じゃあ、さあ。俺の親が、もし俺を女の子として育ててくれてたら、
 こんな風になってたって子を、見せてくれるってわけ?」
「そうです。会ってみませんか?」

「俺自身は、どんな女になるの。」
「見かけはクローンと双子のように同じ子です。
 あなたが、自然に女の子として振る舞える設定もありますが、
 それを『すべて演技』にすれば、良太さんは、ご自分の言葉で話せます。」 

「わかったよ。俺が女なら、さぞブサイクだろうよ。
 だけど、それが、俺なら、受け入れるしかねーよな。」
良太は、伏し目がちに言った。

良太は、そのとき自分の心を思い出していた。
どれだけ、女の子になりたいと思ってきたことか。
男らしくしろ!と言われて、どれだけ悲しい思いをしてきたか。
今の、パンクな格好も、自分を男らしく見せるための、
精一杯の工夫だった。

「わかった。その女の子に会いてえ。」
良太は言った。

「では、109号室です。
 すべて、準備ができています。」郁美は言った。

良太は、胸をドキドキさせながら、109号室のドアの前に来た。
そして、ドアノブを触った。

(後編につづく)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。





SF 『2300年のメイン・タウンはこんなところ』

SF 『2300年のメイン・タウンはこんなところ』


私は、物語の中で、2300年に特別に作られた「レトロタウン」と、いうところを、
ときどき出します。レトロタウンは、2015年に設定された町です。

今日は、2300年そのままのメイン・タウンについて、紹介してみたいと思います。
(もちろん、私の空想なので、科学的根拠など全くありません。)

メインタウンは、恐ろしいところといつも書いています。
ここは、年令を変えるのも自由、性別を変えるのも自由。
美男美女になるのも簡単です。
ですから、町に老人をあまり見かけません。
赤ちゃんを抱いた女性はいます。
人生を長くやって来た人が、もう一度赤ちゃんになりたいと、
赤ちゃんになる人もいるのです。
子育てが大好きという人。男性なら、女性になって、その赤ちゃんを育てます。

芸能界があって、テレビに、可愛い女の子の歌手集団がいて、人気です。
その子たちは、50人くらいの編成ですが、前身は、ばらばらです。
50歳を過ぎたおじさん。女の子になりたい男子学生。元チンピラの男。
元男性が、ほとんどです。女の子は、中年のおばさん、女医さんなど、
歌手集団のイメージから、かけ離れて人が、みんな可愛い女の子に、
美容整形して、出ています。
歌や踊りは、その技術を脳にインストールすれば、
その場で歌って踊れるようになります。
見る方は、それを、100も承知で見ています。
見る人たちの多くは、今まで舞台で騒がれた人たちが、多く、
演ずるより、1ファンとしてキャーキャー言っている方が、
よっぽど楽しいと気が付いた人です。

女子高校もいっぱいあります。
伝統のある格式高い女子高ばかりです。
朝は、「ごきげんよう」と言い、帰るときも同じ挨拶をします。
女子生徒はきちんと、制服を着て、品行方正に学園生活を過ごします。
ストレートな長い髪をした子が、多いです。
この女子高に通っているのは、ほとんどが、前身が男性だった人です。
プロレスラー、重量挙げの選手など、
清純な女の子からは、想像されない人ばかりです。

女学校は、完全なビジネスで、1週間単位で、女生徒から授業料を取ります。
女生徒達は、「令嬢の所作」というソフトをインストールしているので、
みんな、令嬢たる振る舞いをします。
「ねえ、玲子さま。次の科目覚えてらっしゃる。」
「あら、あたくしも、わからないわ。」
などの話し方です。

放課後は、みんな二人組になって、レンタルルームでセックスをします。
女らしく上品なレズビアン・セックスです。
股間にPをわざわざ残している人もいて、そう言う人同士で、
令嬢らしい女装子のセックスをします。

コンビニで、一番売れているのは、ソフトです。
無線で頭の中にインストールできます。
ピアニストになれるソフト。歌手になれるソフト。
一流の画家になれるソフト。
小説家になれるソフト。
こんな風に、一流の芸術家、タレントに簡単になれてしまうので、
芸術に対する価値が、あまりありません。

人々は、一部の例外を除き、みんな美女美男です。
体をいくらでも若くリフレッシュできるので、「若さ」の価値もありません。
また、美人、美男に対する価値もありません。

医学の発達で、病気や怪我で死ぬ人はほとんどいません。
これでは、人口が増えるばかりです。
しかし、うまくできていて、赤ちゃんを産む人もほとんどいません。
子育ての喜びを、忘れてしまっている人が、ほとんどなのです。

仕事は、ロボットがやってくれますので、
大人たちは、時間を持て余しています。
女性は、美容サロンに通い、気分に合わせた顔にしたり、
男になって、冒険の旅に出たり、
男性は、女性になって、メイクやファッションを楽しんだり、世間話をしたり、
中には、男性的なスポーツの世界に飛び込む人もいます。

この町にも、恐怖の一日があります。
約1か月に1度やってきます。
それは、「1つ前の自分に戻る日」というものです。

これは、人々のあまりに過激な変身を制御するもので、
予告もなしに、24時間、1つ前の姿に戻されます。
大きなテレビの中で、歌って踊っていた可愛い女の子たちは、
ステージの上で、おじさんや、さえない男子学生、
マッチョな男性などに姿に変わり、全部見られてしまいます。
「何よ、幻滅だわ。」
と、少女歌手集団を見ていた女子高生も、
すぐに、自分がおじさんの姿に戻っていることに気が付き、
「ああ、まずい。」と毛布の中に潜ってしまいます。
名門女子高もしかり。
あるクラスでは、ほとんど全員がおじさんだったり、
美貌で若い憧れの女の先生が、白髪のおじいさんだったり。

お嬢様のレズビアン・セックスをしていた二人は、
お互いが、むさい男同士であることが、わかってしまったり。

この日が怖くて、人々は、1つ前からの大きな変身を控えるようになります。

しかし、人間とは「喉元過ぎれば・・」というように、
次は約1か月先と思い、多くの人は、やっぱり大変身をするのでした。
おじさん同士と分かった令嬢二人は、24時間、おじさんの姿に耐え、
晴れてお嬢様に戻り、
「やっぱり、玲子が好き。」
「あたしも、由奈が好き。」
と抱き合うのでした。

美少女歌手集団の子達も、24時間後、可愛い女の子に戻り、
再び、全国のファンを沸かすのでした。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



2度目の女装外出「四谷シモン」と会う

ちょっと、自慢話になってしまったかもしれません。
あらかじめ、お詫び致します。
===================================  

2度目の女装外出「四谷シモン」と会う


私は、女装のために借りた3畳の小部屋の2か月目。
お金が続かず、これが最後というとき、
思い切り、2度目の外出をしようと思いました。
季節は5月でした。
涼しい日でした。

初外出で、一つ残念だったことは、下が、ジーンズだったことです。
今度こそスカート・・と思いましたが、
まだ、女の子の歩き方ができているか自信がありませんでした。
ミニスカートを履く勇気はありません。

そこで、私は、ふくらはぎまでの長さの茶色のミディ・スカートを中古で買いました。
少し厚手で、ひらひらとはしません。
上は、黒い体にフィットしたサマーセーター。
ウエストラインを隠すために、メッシュのベスト。
髪は、かつらにせず、肩まで伸びていた地毛にしました。
(かつらは疲れるのです。)
それは、男子にも見えるので、
頭に、スカートの色に合わせた、ベレー帽をかぶりました。
メイクは、マスカラに、頬紅、リップだけにしました。

目的地は、決まっていました。
私が、その頃心酔していた唐十郎の劇団状況劇場の劇を見に行くことです。
いつもは、空地に赤テントを張って行われているのですが、
そのときは、上野不忍池の水上公園で行われていました。

私は、胸をドキドキさせながら、外に出ました。
すると、すれ違う人からあまり見られません。
私は、少しずつ自信を持ちました。

劇は、開場6時、開演7時。
着くと、長い列が、すでにできていました。
私は、チケットをもって、立っていました。
隣は、女の子でしたが、私をジロジロ見ていません。
女の子なら、私の女装をいっぺんで見抜くでしょう。
しかし、アンダーグランド的な劇なので、奇抜なスタイルの客が大勢いて、
女装の私など目立たないのだろうと思いました。
この劇に来て、正解でした。

私は、やっとチケットを切ってもらい、中へ入りました。
舞台の正面は、避けて、前から、10列目くらいの右端の木のベンチが空いていたので、
そこに座りました。
背の高い男性の隣でした。

状況劇場の初期に、四谷シモンという背の高い女形がいました。
大変な人気役者で、セクシーで、客を笑わせます。
私も、女装趣味なので、四谷シモンが大好きでした。
彼は、俳優が本業ではなく、本業は、球体関節人形の作家です。
私は、人形が大好きだったので、四谷シモン人形は、よく見に行っていたし、
四谷シモンといえば、私にとって、人形作家なのです。

私は、隣の背の高い人を、なんとなく見たのです。
すると、素顔の四谷シモンではありませんか。
(個展などで、素顔を知っていました。)
私は、いっぺんで、緊張の塊になりました。
私は、自分が女装していることも忘れ、
『どうしよう。話しかけたい。でも、その勇気が出ない。』
と、心で葛藤していました。

しかし、私は、有名人を見ると、話しかけずにはいられないタイプでした。
私は、とうとう話しかけました。
「あのう、四谷シモンさんでしょうか?」
シモンさんは、私を見て、
「ああ、そうですよ。」といいました。
「あの、ぼくは、シモンさんの人形のファンです。」
「そうなの?私の人形を知っている人なんか、珍しいのに。」
「そんなことありません。」
「じゃあ、住所と名前を書いてくれたら、今度あなたに個展の招待状書きますよ。」
「ほんとですか!」
私は、嬉々として、自分のノートの1ページに住所と名前を書いて、渡しました。
シモンさんは、それを見て、
「あれ?あなた、男の子だったの?」と言いました。
「女装してます。女の子に見えたのでしょうか?」
「ああ、てっきり女の子だと思った。」
「劇での、シモンさんのファンでもあります。」
「あはは。劇の方が楽しんだよ。」
そこまで、話したとき、劇のスタッフのような人が来て、
シモンさんを連れて行ってしまいました。

『わあ、四谷シモンと話した!』
と、私は、興奮しました。
その感激を、胸の中で繰り返し、
その日の劇は、心半分で見ていた気がします。

私の、超思い出に残る、女装外出でした。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



忘れられない2つの女装

忘れられない2つの女装


自分の忘れられない女装は、いくつもあるのですが、
その内の2つを書きます。
私は、人前で女装することは、小学生の時代に、訳があり、何回もありました。
しかし、それは、私の思う女装ではありませんでした。
それは、オープンであり、気分の高まりがありません。
私の思う「女装」とは、誰もいないところで、女装の気分を高めながら、
性的興奮の中で、密かに行うものでした。
忘れられない女装が、2つあります。

私の、子供の頃の家は、木造で、2階は10畳の一間でした。
そこは、物干しが隣にあり、乾いた洗濯物が山と積まれていました。
その山こそ、私の女装に宝庫でした。

中1のときだと思います。
夏です。
午後の2時頃、家族がみんな留守になりました。
そのとき、私は、姉の水着が着たくてたまりませんでした。
スクール水着ではなく、黄色い地に、模様のある
オシャレな、ワンピースの水着でした。
私には、チャンスでした。
私は、その頃、ブリーフ型の白いパンツを履いていました。
パンツを脱いで、直接姉の下着を履く勇気はありませんでした。

私は、本当に家族がみんな行ってしまったか、確かめました。
みんな、2時間は、帰ってきません。
私は、心を決めました。
洗濯物の中から、姉のオシャレ水着を出して、
パンツ1つになって着てみました。
私は、タマタマを体内にしまえることは、知りませんでしたが、
Pの方は、股間に回せることは知っていました。

体が、汗をかかないように、そっと水着を着ました。
体に、ぴったりフィットしました。
私は、ヒップが大き目だったので、ぴったりでした。
私は、長く伸ばしていた髪を指で撫でて、耳を出しました。
そして、その部屋にしかないドレッサーをのぞきました。
そのとき、胸がつぶれるほど、感激しました。

『女の子だ。』
心から、そう思ったのです。
私の華奢な肩。
自分のウエストがくびれているように見えました。
私は、うれしくて何度も鏡を見ました。
胸に、詰め物をしてみました。
感激でした。

私は、汗がつくといけないので、すぐに脱いで、
男の服を着ました。
体は、燃えるように熱くなっていましたが、
私は、その頃、自イを知りませんでした。

2つ目の女装です。
これは、中3のとき、4月の頃だったと思います。
3つ上の姉は、高校2年生でした。
私は、姉が、毎日ガードルを着けていることを知っていました。
私は、ガードルを脱いだり、履いたりしている姉を、見ていました。
そして、ガードルに、性的興奮を覚えるようになっていました。

その日の午後、家族が映画に行くと言うのです。
私は、絶好のチャンスだと思いました。
そして、風邪を引いているので、映画にいかないと言いました。
家族は、日を変えようかと言いましたが、
ぼくのことは、気にしないで、行っておいでよと強く言い張りました。
そして、家族は、私を置いて出かけました。

私は、家族が、忘れ物だなどと帰って来ることもあるかと思い、
30分ほど、待ちました。
家族は、映画館に入った頃でしょう。


私は、姉の制服という全身女装をしようと身が震える思いでした。
パンツだけは、自分の洗濯の済んだものを履きました。
ブラをつけ、自分の靴下を詰めました。
そして、白いスリップ。
もう、胸が、最高に高鳴っていました。
いよいよ、ガードルです。
それに、脚を通すとき、手が震えました。
そして、履きました。衣擦れの音がして、
ガードルが、私のヒップを締め付けました。
股間に回したPが、完全に目立たなくなって、女の子の股間のようになりました。

緊張しました。
私の性的興奮は最高潮になっていて、
私は、部屋に吊るしている、姉の制服に手を伸ばしました。
ブラウスのボタンをかけ、紺のプリーツスカートを履いて、
紺の上着を着て、蝶々の紺のリボンを胸にかけました。
白いソックスを履いて、女の子のように、靴下の口を、折って短くしました。

そして、ドレーサーを見ました。
『ああ・・。』と声が出そうでした。
私は、髪を肩位に伸ばしていたので、まるで、女子高生でした。
制服を着て、くるっと回って、スカートをパラシュートにしてみたり、
女の子の仕草をしてみたりしました。
腕を前に当てると、ブラの膨らみを感じます。

満足でした。
時間は、まだ、十分にあったのに、やましい気がして、
姉の制服とブラウス、スリップを脱ぎました。
ガードルだけは着けて、その上から、男物のズボンを履いてみたりしました。
前がもっこりしていません。
ガードルが腰を締め付ける感じに、酔いしれました。
やがて、それも、脱いで、男の子に戻りました。

女装にはいろんな段階があると思います。
初めてのメイク、初めての外出、初めて外で人と話すなど。
でも、私にとっては、この留守の家での密かな女装が、
他の何よりも、心に残っています。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



多次元女装サロン③『生まれて来る新しい心』最終回

多次元女装サロン③『生まれて来る新しい心』最終回


「利香。やめて。あたし、イっちゃう。」
「うん。あたし、Pちゃんを頬張れるなんて、自分でびっくりしてる。」
利香は、美香を見て行った。
「女の子の気持ちになってきたのよ。」と美香。
利香は、美香の隣に戻った。

「女装子さんは、裸になってセックスは、あまりしないの。」と美香。
「分かるわ。裸になったら、男になっちゃう。」
「でも、利香とあたしは、女の子の体だから、裸になれるわ。
 ベッドで、裸で抱き合わない。」
「なんでも、試したい。」利香は言った。

二人は、洋服と下着を畳んで、脇に置き、
丸裸になって、ベッドの毛布を胸まで掛けた。
「抱き合おう。」と美香。
「うん。」利香。
抱き合いながら、二人は、体を手で撫であった。
「利香、柔らかいね。ほんとに、アソコ以外は、女の子なんだ。」
「『ポヤポヤ』ってあだ名つけられた。」
「可愛い名前じゃない。」美香。
「ね。こうやって撫で合ってると感じる。」
「あたし達、女の皮膚でしょう。体中性感帯だから感じるの。」

乳房と乳房が、触れて、たまらなく気持ちがいい。
二人は、息を荒くさせて行った。

「ねえ。利香は、女装子の心が欲しいんでしょう。」
「うん。そうなの。」
「アナル・セックスって知ってる?」
「知ってる。」
「それも、経験した方がいいわ。
 あたし達の体、この部屋に入るときリフレッシュされてるから、
 完全に綺麗なの。」
「うん。じゃあ、体験してみる。」

美香は、利香の太ももを愛撫した。
「あああ。」と利香が声を出した。
二人のPは、完全に大きくなっていた。
Pの周りも愛撫され、利香は、声を上げた。

美香は、ベッドサイドに置かれているクリームを指に取った。
「赤ちゃんを産むときのような脚にして。」と美香。
利香は、脚を広げ、膝を立てた。
「指を入れるわよ。」美香が言う。
ヒンヤリ冷たいものが、利香のお尻の穴に入って来た。
「あああん。」と、利香は声を上げた。
「痛くない?平気?」
「うん。」
美香は、指を出し入れした。
「どう?」
「平気。少し気持ちがいい。」
「じゃあ、うつ伏せになって、お尻を上げて。」
「こう?」
「そうよ。今度は、あたしのが入るわ。」
「ええ、来て。」
美香は、クリームを自分のPに塗り、利香のお尻の中に挿入した。
「ううううん。」と利香が言った。
「痛くない?」
「息がつまるようなの。」
「じゃあ、動かすわよ。利香は男の子に犯されているの。いい?」
「ええ、あたし、犯されるのね。」
美香は、ゆっくりと、ピストン運動を始めた。
「ああ、ああん、女の子になった感じがするわ。」
「そうなの?もっと犯して欲しい?」
「ええ、もっと犯してみて。」

美香は、ピストン運動を続けた。
その内、美香は、口調を変えた。

「利香、これで、お前は女だ。女の声を上げてみろ。」
「ああん、あたしは、女。男の子に犯されているの。」
「もっと声を出せ。」
美香は、ピストンを速めた。
「あああ、すごい。いやん、いやん、あたし、壊れる。」
「もっと、もっとだ。」
「あああん。やん、やん、やん。いい、すごく、いいの。
 もっと犯して。あたしは女。女なの。」
「そうだ。お前は、女だ。もっと、ひーひー言ってみろ。」
「あん、あん、あん、あん、いい、いいの、ステキ。
 ああん、あたし、もう男に戻れない。
 一生女になるわ。一生男に犯されるの。ああん、もっと、犯して。」

利香の言葉に、美香は、急に興奮してしまった。
「利香。あたし、突然来ちゃった。あたし、イきそう。あああ、我慢できない。」
美香は、そう叫ぶと、ピストンを止めて、ぴくぴくと痙攣した。
「利香、ごめん。あたし、先にイくわ。」

美香が、利香の背中に覆いかぶさってきて、二人はつぶれた。
「ごめんね。先にイっちゃって。」美香は言った。
「謝ることないわ。実は、あたしも、イっちゃったの。
シーツを少し汚しちゃった。」と利香。
「あたしの、ピストンだけで。」
「うん。」
「いつ?」
「『もう、男に戻れない。』って言ったときからイってしまいそうで、
 美香がイっちゃって、あたし、お尻の穴の奥に、
 美香の熱い液を感じたとき、急にイっちゃったの。」
「そうだったの。」

「始めに、美香のものが入って来た時から、
 あたし、本気で女の心になってしまって、
 今までのは、半分演技だったと思うんだけど、
 お尻の方は、完全に女だったの。
 美香が、男言葉を使ったとき、どんどん興奮しちゃって、
 自己陶酔しちゃって、イってしまったの。」

「利香。女装子の心、半分はゲットね。」と美香はにっこりして言った。
「やっと、体と心が一致した時が、あった感じ。」利香は満足げに言った。

二人は、体を綺麗に拭いて、服を着て、テーブルにいた。
美香が、紅茶を淹れた。
「じゃあ、今日のこと、整理するわよ。」と美香が言った。
「利香は、メイクが楽しくなった。」と美香。
「うん、そう。」
「オシャレも、楽しくなった。」美香。
「うん、そう。」利香。
「でも、これは、一般の女の子もそうだから、女装子特有のものでは、ないかもね。
 24時間女装でいられる人は、女装しても、あまり萌えないから、
 それと、似ているかもね。」
「ああ、そうね。でも、オシャレに目覚めた女の子って感じかな。」

「強く、キスされると、感じるのね。」美香。
「うん、そう。」利香。
「これは、女の子の心ね。」美香。
「Aセックスで、感じちゃった?」美香。
「すごく感じたの。」利香。
「女の子は、これ、しないから、女装子的かな?」美香。
「そうね。後ろをピストンされるだけで、イっちゃったもの。」利香。

「いくつか女装子の喜びを体験できたのね?」
「うん。体験した。今、家で、メイクしたら、感じるかも知れない。」
「じゃあ、今日は、上出来ね。」
「そう思う。」

時間が来た。
「ここに来れば、美香にまた会えるかな?」
「いつでも、会えるわ。
 でも、次は、別の女装子さんを経験するのがいいと思う。」
「少し、ハードルを上げるのね?」
「そう。」
「そうしてみる。」利香はにっこり笑った。
美香と、両手を握って別れた。

ドアの外に出ると、自分が初めに着ていたワンピースになっていた。
髪も、肩までの、ストレートになっていた。
郁美のところへ行った。
「まあ、その表情は、収穫があったのね。」郁美は言った。
「ええ。たくさん収穫がありました。」
「おいくらですか?」と利香は聞いた。
「あなたは、タダです。」
郁美は、そういって、利香を事務所の中に入れた。

「この多次元女装サロンは、障害のある人を支援してるの。
 お金儲けだけじゃないの。
 あなたは、性の発達障害なので、立派に私たち支援団体の対象者です。
 あなたは、ご自分の性に対するトラウマがあり、高校に行けずにいます。
 でも、こんな高校もあるんですよ。」
郁美は、そう言って、ある高校のパンフレットを渡した。
「その高校は、アメリカのサンフランシスコにある
 カストロ・ハイスクールの日本校。
 LGBTIの人達のための専門の高校なの。
 大学のように広い学園よ。
 トイレに男女の区別がなかったり、
 入学のとき、戸籍とは、違った自分の好きな性別と名前を選べるの。
 詳しくは、パンフを読んで。

 それから、利香さんは、支援の対象者だから、
 この女装サロンには、何回でも、タダで来ることができます。」

郁美の説明を聞きながら、利香は、目を輝かせた。
「その学校、素晴らしいです。あたし、そんな高校なら、行けます。」
「そう、よかった。」
郁美はにっこり笑った。

1年後。
利香は、銀杏並木の学園の道を歩いていた。
銀杏の葉が、ちらほらと落ちて来る。
利香は、長そでの花柄のワンピースに、
生成りのカーデガンを着ていた。
「利香ー!」と後ろから呼ぶ、3人の女の子がやってきた。
みんな可愛いが、戸籍は男子である。
「ね、明日、カラオケでパーティーよ。男の子もくるわよ。」
里美という子が言った
「だめよ。土日は、あたし、自動車整備工場でのバイトなの知ってるじゃない。」と利香。
「油まみれで、やってるの?」とユキ。
「ケーキ屋さんの売り子の方が、利香似合ってるわよ。」加奈子。
「でも、顔中油だらけの女の子が、お風呂で綺麗になって、
 可愛い女の子になるって、あたしは、ステキだと思うけど。」ユキ。
「早く、終わったら行くね。」と、利香。
「そうして。男の子たち、喜ぶわ。」里美。
「そうなの?」と利香。
「そうよ。悔しいけど、あたし達より、利香は女子力高いから。」と里美。
「じゃあ、がんばって、仕事早く終わらせるね。」
利香は、にっこりした。
この学園に来て、世界が変わった。
今では、すっかり、自分は女の子だと思っている。

『心は、変えられないけど、新しい心が生まれて来ることがある。』
郁美の言葉だった。
ほんとにそうだなあと、利香は思い、
幸せをかみしめた。

<おわり>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。


多次元女装サロン『郁美、難題に挑戦』(中編)

書いていましたら、どんどん長くなってしまい、後編の終わりまで書けませんでした。
そこで、今回を<中編>といたします。読んでくださるとうれしいです。
=====================================  

多次元女装サロン『郁美、難題に挑戦』(中編)


郁美はしばらく考えていて、組んでいる腕を解いて、言った。
「利香さんの心は、変えることができないけど、
 心を開くことはできるかもしれないわ。
 今日ダメなら、また来てください。
 何度も試しましょう。
 105号室へどうぞ。」
「はい。」と利香は言って、部屋に向かった。

利香が105の部屋のノブを触ったとき、髪の毛が伸びた気がした。
胸をドキドキさせながら、中へ入った。
すると、目の前に、眩しいほど綺麗な女の子が立っていた。
フルメイクをして、体にフィットした真紅のボディワンピースを着ている。
肩がほとんど出ていて、吊り紐だけで吊っている。
ウエストがくびれた素晴らしいプロポーション。
赤いエナメルの厚底のハイヒールを履いていて、背が、利香より10cmほど高い。
ストッキングに包まれた脚が、ものすごく長く見える。

『こんな綺麗な子と、お話ができるかなあ?』と利香は少し不安に思った。

「こんにちは。あたし、美香です。あなたのコピー・クローンよ。」
そう、美香は、言った。
「コピー・クローンってなあに?」
「利香に寸分たがわないコーピーなの。つまり、あなたでもあるの。」
「うそ。あたし、あなたみたいに綺麗じゃないわ。」
「あなたも、あたしと同じメイクして、同じ服を着れば、
 あたしと、双子のようになるわ。」
「ほんと?」利香は言った。
「試してみる?」
「う、うん。」利香は言った。

利香は、今まで、フルメイクなどしたことがなかった。
自分を着飾ることに、ほとんど興味がなかったからだ。

利香は、ドレーサーのストールに座らされ、
美香によって、どんどんメイクされていった。
自分が見る間に変わっていく。
やがて、美香にそっくりになった。

美香は、ホットカーラーを手に持って、
利香の長くなった髪に、ゆるいウエーブを着けて行った。
前髪にも、カールを入れる。

利香は、目を見張った。
つけ睫毛で、お人形のように大きくなった目。
真紅の唇。

「ほんとだ。美香にそっくりになった。」と利香。
「ね。当然と言えば当然だけど。」と美香。

美香と同じ服を着た。
肩ひものない黒いブラを初めてつけた。
黒いショーツの上に黒いガードルを履き、
肉色のストッキングを履き、ガードルの金具につけた。
真紅のフィット・ワンピース。
超ミニで、太ももを少ししか隠していない。
厚底のエナメルのハイ・ヒールを履いた。
キラキラ光るピアスに、胸元を飾るネックレス。
(ピアスの穴は、この部屋に入ったとき開いた。)

「出来上がりだわ。大鏡を見に行こう。」
「うん。」
利香は、立ち上がった。
すると、美香と同じ背丈になっている。
慣れないハイヒールに、よろっとしながら、
美香に手を引かれ、壁にある大鏡を見に行った。

「わあ~。」と利香は、声を上げた。
「うそみたい。あたし、美香みたいに綺麗。」と利香。
「そうよ。同じ子だもの。」
と、美香は、利香の背に腕を回した。
利香も同じように美香の背に腕を回した。

美香は言った。
「利香は、今、どんな気持ちで自分を見てるの。男の子として?」
「男の子として、可愛い女の子を見てる。」
「メイクして、可愛くなってうれしい?」
「すごく、うれしい。」
「それは、女の子の心じゃない?」
「あ、そうか・・。」

「キス、してみようか。あたしと。できる?」美香。
「できる。女の子好きだもの。」
「そうよね。」
美香は、利香にティッシュを噛ませ、自分も噛んだ。
二人は、そっと向き合い、唇を重ねた。
軽く、そっと何度も触れた。
だが、突然に、美香が男の子のように、
力強く、利香を抱きしめ、強くキスをしてきた。

唇を離したとき、利香は、気まずそうにうつむいた。
「一瞬、男の子にキスされてるみたいだった?」と美香は聞いた。
「う、うん。一瞬、自分が女の子にされたみたいだった。」
「今度は、利香が、あたしを男の子のように力強くキスするの。」と美香。
「美香、もう一度、力強くキスしてみて。」利香は言った。
「いいわよ。」
美香は、力強いキスをした。すこし長く。
「悪くなかった?」美香は、聞いた。
「うん。悪くなかった。鏡を見てるから、自分が女の子だって錯覚する。」

「利香。一人えっち、するよね。」美香が言った。
「うん。」
「どこから、始めるの?」
「乳房から。」
「男の子なのに?」
「だって、あるから。」
「じゃ、こうするのね。」
美香は、利香に大鏡を見せながら、利香の背に回った。
そして、利香の乳房を、ゆっくりと、服の上から揉んだ。
ああん、と利香は声を上げた。
「今の声は、女の子の声よ。」美香。
「だって、乳房は、女の子のものだもの。」利香。
「じゃあ、乳房のときは、女の子の心になるのよ。思いっきり。」
「うん。」利香は言った。

美香は、利香の肩ひもを下げて、ブラを外して、
利香の乳房を直接に触った。
その内に、利香の乳首をこりこりと指で揉んだ。
「あああ、いや、そこ感じるの。」
「もっと、女の子の心になって。」美香は、乳首を攻め続けた。
「いや、感じるの。ダメ、そこはダメ。いや、止めて。」
「今、女の子の心なのね。」
「うん。多分。」

美香は、利香の肩ひもをもとに戻し、ドレスを整えた。
「アソコが、苦しいでしょ?」美香は耳元でささやいた。
利香は、自分の股下に回しているアソコが、
大きくなっていることを感じた。
「ね、ガードルとストッキングとショーツを、一気に下げるけどいい?」と美香。
「いや、恥ずかしい。アソコが、興奮してるの。
 美香に見られるの恥ずかしい。」
「何言ってるの。利香と美香は、同じ子なのよ。
 自分に見られて恥ずかしいの?」
「そうね。じゃあ、いい。」利香は言った。

美香が後ろから、利香のガードルに手をかけて、
ショーツとストッキングを脱がせた。
その途端、大きくなった利香のPが、
フィット・ワンピースの下部を押し上げた。
その後、美香も、下半身に身に付けているもの全部を脱いだ。
美香も、スカートの一部を尖らせている。

「利香の大きくなっているもの、鏡に映すわ。」
美香は、利香のスカートの中で熱くなっているものを、露出した。
「あ、いや、恥ずかしくて、死にそう。」
利香は、両手で顔を覆って、うつむいた。
「利香は、男の子じゃない。これがあって当たり前よ。
 どうして、恥ずかしいの?」
「だって、今、あたし、女の子になってるから。」
「女の子の心でいるの?」
「多分、そうだわ。」
「あたしのも見て。」
美香は、そう言って、スカートを上げ、Pを露出した。
「利香。あたしにPちゃんがあっても、しらけない?」と美香。
「美香は、あたし自身だから、しらけない。」
「じゃあ、ちゃんと鏡を見て。二人とも可愛い女の子だけど、
 Pちゃんがあるわ。」と美香。
利香は、そっと鏡を見た。それから、じっと鏡を見た。
一人えっちのときは、自分のPを見ている。
それと同じだ。
でも、可愛い女の子の姿にPがあっても、しらけないのが不思議だった。

美香は、利香をソファーに誘った。
座ると、目の前に鏡がある。
可愛い、ドレスアップした女の子が2人いる。
「一人えっちだから、利香の触ってもいいでしょう。」
美香はそう言って、利香のスカートに手を入れ、
熱くなったPを触った。
「あああん。美香、あたし、感じる。」
「利香も、あたしの触って。」
「うん。」
二人は、互いに、超ミニのスカートの中に、手を入れた。

「あたし達、男の子なの。だから、今、ゲイだと思う?レズビアンだと思う?」
美香は聞いた。
「レズビアンだと思う。」
「お互い、Pちゃんをこんなに大きくしてるのに?」
「だって、女の子同士に見えるもの。」
美香にPを愛撫され、快感がずんずん頭に響いて来て、
利香は、声を挙げそうになった。
「利香。あたしのものにフェラできる。」
「今なら、できると思うわ。」
「じゃあ、して。」
利香は、ソファーから降り、美香の前にひざまずいて、
突き出している美香のPを、口に含んだ。

『ああ、この行為は、女の子が男の子にするものだ。
 自分の心は、今、どんどん女の子になって行く。』
利香は、そんな思いに至った。


(次回は、「女装子の心に至る利香」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



多次元女装サロン『郁美最大の難問』(前編)

2話完結の短いものを書きます。またまた「多元女装サロン」です。
=====================================

多次元女装サロン『郁美最大の難問』(前編)


蒸し暑い夏の夜。
ここは、小さな雑居ビルがひしめいている怪しげな通り。
小さな電燈を一つ点けている「多元女装サロン」がある。
入り口は狭くて暗い。

その夜、やってきた女の子を見て、受付の郁美はドキッとした。
生成りの木綿のワンピースを着て、すっきりしたボブヘアーの女の子だ。
美少女である。
「あのう。」とその子が言ったとき、
『ここは、あなたのような若い女性が来るところではありませんよ。』
郁美はあやうくそう言おうとして、その言葉を呑み込んだ。
今まで、何千人と女装子を見て来た郁美でさえ、
その子を女の子だと思うところだった。

「ここは、性の悩みを聞いてくれるところだと聞きました。」
少女は言った。高校生くらいか。
「主に女装の願いを叶えるところです。」
郁美は、そう言いながら、目の前のパソコンを開いた。
パソコンに内蔵されたカメラとマイクが、目の前の少女を解析していく。
『なるほど。』と郁美は思った。

「あたし、利香といいます。女の子に見えますよね。」利香は言った。
可愛い声だ。
「ええ。完全な女の子に見えます。」
「あたし、男なんです。」
パソコンが、そう解析しているので、郁美は、驚かなかったが、
「まあ、男の子には、到底見えないわ。」そう言った。

「あたし、女装子の心が欲しいんです。」利香は言った。
郁美は、びっくりした。
「それは、今は女装子ではないということ?」
「あたし、性の発達障害だと思うんです。
 アソコは男の子なのに、そのほかの体は、完全に女です。
 乳房もあります。声もこうだし。
 どこの病院へ行っても、私の診断ができないと言われました。
 こちらなら、私の診断をしてくださいますか。」利香は言った。

「はい。あくまで仮説ですが、
あなたは、K-18型男性ホルモン不応症です。
 今、正常な男性器を持ちながら、その他の体は、
女性として発育しています。」
「その通りです。」利香は言った。

「それで、利香さんが今一番困っていることは、なんですか。」と郁美。
「あたしは、小・中学校を男として通いましたが、
 見かけはまるで女で、ずいぶんからかわれました。
 もちろんいじめにも合いました。
 そこで、学校に行くのがつらくなり、高校進学をあきらめました。
 そこから、髪を伸ばし、女の子の服を着て、女として生活始めました。
 家族も、許してくれました。
 家は、自動車修理工場なので、父の仕事を手伝いをしています。
 作業服で、油まみれで働いていますが、工場の若い人達は、
 みんな、あたしを男と思わず、『利香さん』と呼んでくれます。』

「そう。さて、一番、困っていることはなんですか。」郁美は言った。
「あ、はい。あたし、心は男です。だから、好きなのは女の子です。
 でも、乳房のあるあたしは、男として女の子に近づくことができません。
 心が男なので、男の子に恋をすることがありません。
 男の子に抱かれても、うれしくありません。
 GIDでも、ありません。
 だから、あたしの男の部分を手術して、女になろうとは思いません。
 筋力を鍛えて、男らしい体にする道もありますが、
 それは、いやなんです。私は、今の女の体を憎んでいません。
 これは、我ままでしょうか?

 あたしは、女装することに、喜びを感じません。
 私は、可愛い女の子に、Pがあっても興奮しません。
 でも、女装子さんとのセックスが、一番身近に感じます。

 だから、あたしの結論ですが、女装子さんを愛せる心になりたいんです。
 女性の衣服を身に着けることに、喜びを感じるようになりたいんです。
 女の姿にPがあることに、興奮し、感激できる心が欲しいんです。
 つまり、女装子さんの心が欲しいんです。」

利香は、切々と語った。

「多次元女装サロン」と言えど、「心」を変えることはできない。
さすがの郁美も、「はて。」と腕を組んで考え込んでしまった。

(次回、後編につづきます。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。






中国の2大女装美少女

今日は、用がありまして、時間のない中、ミニ投稿です。すみません。
======================================middle_1404885806.jpg

妖精のようにお綺麗ですよね。
謎に包まれた人で、お名前や、国名も、実話よくわかりません。
この方は、このお写真しか、いくら探してもなかったのですが、
やっと、あと3枚見つかりました。
同じ、撮影の場所です。
この3枚。
0010434231_13.jpg
ドレスが、白いこと。髪型、表情も少し違います。
このお写真の方がシャープですね。

0010434231_17.jpg
ちょっと横向きで、ちがいますね。

0010434231_16.jpg
3枚目から、後ろに漢字のある黒板が見えます。中国の字というより、台湾の字のようですが。
頭のあたりに、薄く文字があります。これは、ファッションのモデル写真のようにも見えます。
だからといって、女性だったなんて、思いたくはありません。これだけ綺麗な男の子なら、
女性ファッションのモデルができますね。



中国のもう一人の女装美少女。
五十嵐奈波さんのお写真を、もう少し並べます。
見たものばっかりだったら、ごめんなさい。

高校生 (2)
thK90Y418V.jpg
このアングル、少ないと思うのですが。(真横からは、けっこうあるんです。)

中国美少女
これ、ステキなアングルだと思います。

mig_009.jpg
あ、間違えて、タイのノンポーイさんのを載せてしまいました。
まあ、いいか。彼女こそ、世界1だと、私は、思っています。

では、じっくりできなくてすみません。
また、今度!
(次回は、文にしようと思っています。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。









女装子グループ写真

グループ写真って、一人一人のいいところだけ合わさって、
全体にとても楽しめるものになります。
今回は、女装子さんのグループ写真を集めてみました。

5tt.jpg
男の子みたいな人もいますが、ぱっとみて、フェミニンな写真に見えませんか。
真ん中の子と、左端の子が可愛いです。

555.jpg
この方は、可愛いので、女の子かも知れません。
一応、「女装のカテゴリ」にありました。

172233.jpg
トップの写真と、同じメンバーのように思います。

phenome.jpg
これ、方向がわかりません。女性が男性になっていってるのか、
男性が女性になっていっているのか。いずれにしても、全部同一人物です。


asiane.png
これも、わからないんです。女性の男装写真か、男性の女装写真なのか。
男性の女装写真であってほしいと思います。(みんな、同一人物であることに変わりはありません。)

2823556嵐
これは、『嵐』の加工写真だと思います。

15288380y.jpg
これは、韓国のテミンさんの集合写真です。

887y.jpg
ちょっと可愛過ぎます。女の子でしょうか。(一応、女装ジャンルにあったのですが。)

jjuu5.jpg
女の子の変身ですが、男の子の変身も混じっています。

アリス偽娘団e
中国の「アリス偽娘団」です。かなり粒揃いですね。

middle_1363779.jpg
男性4人であることに、間違いありません。
ちょっと、年上っぽい魅力がありませんか?

21148698_480x480.jpeg
みんな、かなり美形ですね。

最後に、1つ。
middle_1432692887.jpg
これ、感じてしまいました。

では、では、これにて。

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。









つい感じてしまう女装子さん(その3)

写真をまた、方々から、お借りしました。すみません。

Liu Shi23歳
変身写真です。右の変身後のお写真が、あまりに可愛いので、
この人が・・・と、つい、感じてしまいました。


middle_1390.jpgmiddle_13900.jpg
こんなハイセンスな女性になるなんて、感じてしまいます。


middle_13507.jpgmiddle_1350796.jpg
さっと女性に変身して、結婚式。感じてしまいます。

middle_134373.jpgmiddle_1343735576.jpg
酔っぱらっている女装写真って、珍しいのではないでしょうか。
この方、色っぽいです。

middle_136.jpgmiddle_13668.jpg
この方、どうしても元男性には見えなくて、感じてしまいます。

夏雪小姐middle_13660.jpg
この方も、どうしても、元男性には見えません。
ナチュラルな女性を感じて、萌えてしまいます。

middle_1429.jpgmiddle_14299.jpg
すごく、女の子女の子していて、感じてしまいます。

middle_14352.jpgmiddle_1435.jpg
メイクをすると、ステキな女性に。萌えてしまいます。


最後に、比較写真では、ありませんが、五十嵐奈波さん。
da4dcf69-stt.jpg
奈波さんのこの写真が大好きです。
「聖伝」とは、CLAMPの漫画でしょうか。
奈波さんの役は「けんだっぱ王」という美しい琴姫であるような?
(漫画読んだんです。)
この奈波さん、胸もあるように見え、男の子かと思うと、感じてしまいます。

では、本日は、この辺にいたします。

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。





続きを読む

広報委員長・沢田美津子④「奥様気分満喫」最終回

やっと、最終回です。読んでくださり、ありがとうございました。
===================================  

広報委員長・沢田美津子④「奥様気分満喫」最終回


ゴールデンウィーク前に、早々と、親睦の飲み会を開いた。
場所は、居酒屋で、三方壁に囲まれて、障子で出入りする、
掘りコタツ式の細長い部屋。
12人にピッタリの広さ。

出席は、なんと全員だった。
奥様達は、日ごろ羽を伸ばせる場がないので、
こういう機会は逃さないようだ。
美津子は、名前の書いたカードを胸に貼るように用意した。
これで、互いの名前がわかる。

席は決まっていないが、なんとなく1~3年の6人、
4~6年の6人が、塊になった。
美津子は、高学年部ループにいた。

つまみを食しながら、酒が進むと、皆さんはだんだん多弁になった。
美津子は、レディース・トークを楽しんで見ていたが、発見した。
若い頃の仕草の癖は、皆同じ。
「いや~だ。」と言いながら、隣の人の肩をたたく。
「ねえねえ。」と言いながら、隣の人の手に手を重ねる。
美津子もそうしたかったが、恥ずかしいのだった。
やっぱり、自分は、男子なのだろうか。

45歳くらいのお話しのリーダー格の野崎が言った。
「ねえねえ、沢田さんが委員長になって、あたし達すごく楽になったけど、
 委員長さんは、実は、陰で大変なんじゃない。」
「そうよ、そうよ。」と皆さんが言う。
美津子は、バッグから1枚のCDを出した。
「広報くん」とある。
「このソフト1つで、私は全く苦労知らずなのよ。
 写真を入れたいところが、後から出て来たとするでしょう。
 そのとき、窓を作り、写真をコピー%ペイストできる。
 文字列は保たれる。
 写真を三角にしたり、花模様にしたりは、自由自在。
 縦書き、横書きの混在も自由自在。
 みなさんからの、記事を、コピペすれば、
 新聞の形式で、ぱっと入ってくれる。
 これで、紙面が埋まったら、メモリーにいれて、
 印刷屋さんに渡して終わり。」

「まあ、」とBさん。
「それすごいわ。あたし、子供の剣道クラブの広報なんだけど、
 それ使わせてもらえる?」
「どうぞ、どうぞ。」と美津子。

「ところでさ。」と43歳の野坂良美が乗り出して小声で言った。
「あたし達、向うの6人より、やっぱり年増よね。」
「そりゃそうよ。学年が、3年上なんだもの。」Aさん。
「1年生のお母さんなんて、まだ、娘さんみたいよ。」
「そうよね。」
「でも、小林さんは、5年生のお母さんよね。
 どうして、そんなに若いの?」
小林百合子は、ボブヘアで、まるで、学生ほど若く見える。
「あたし、18歳で結婚したから。」
「じゃあ、18+11・・。まだ、20代なの?」
「次の誕生日で、30だけど。」と小林。

「わあ、いいなあ。20代になりたいわ。」とみんなが言った。

「委員長さんも、若いわよ。」Cさん。
「あたし、38ですよ。」と美津子。
「ま、ほんと!30歳くらいに見えたわ。
 お若いのに、お出来になる方だわと驚いていたの。」
「8歳も若く見られてうれしいわ。」と美津子。

お酒が徐々に回ってきている。
ついに、野坂良美は、話を下に落とした。
「みなさん、夜の営み、週に何回くらい?」
「だめよ。小林さんみたいな若い人もいるのに。」Cさん。
「もう30だから、平気ですよ。」と小林。

みんな、野崎に聞かれた。

「足りなくありません?」と野崎。
「もちろん、足りないわよ。」とBさん。
「足りない分、ご自分で補ってらっしゃるのよね。」と野崎。
「まあ、そうねえ。」と皆さんが言う中、
「そんなこと、できませんよ。
 主人が寝てる横でなんかできないわ。」と小林が言った。
「昼間、するに決まっているじゃない。」とD子が言った。
「だめよ。あたしなんか共働きだから、昼もだめよ。」
「あ、そうか。そう言う場合、どうすればいいかしら。」
「そうねえ。」とみんなが考え始めた。

「みなさん、何のお話しですか?」と、28歳独身の日下部芳子が来た。
みなさん、一瞬、心で『わあ~。』と思った。
「ああ、その、体にいいことしてますかっていうことをね。」
と野崎は、とっさに言った。
日下部の登場で、話題は健全なものに代わり、
美津子は、胸をなでおろした。

楽しい時間はどんどん過ぎた。
美津子は、レディース・トークを堪能した。
奥様の中にいると、自分も奥様であるという気がして、
美津子の心は、とても満たされた。



2月の末。後期の広報が完成した。
後期の委員は、出来上がった広報の最終稿を見て、何度も笑みを浮かべた。
「ほんとに、メールだけでできたのね。」
と、皆は、同じことを言った。
「みなさん、締め切りをきっちり守ってくださったからですよ。」
と美津子は言った。
そして、みんなに「広報くん」を紹介した。
「これが、あったからできたの。じゃなきゃ、大変すぎるわ。」
と、美津子は言った。
「これ、すごいソフトね。来年の方に引き継ぐといいわ。」とAさん。
「もちろん、引き継ぐわ。」と、美津子。

3月の初旬に、広報は、子供を通じて配布された。
隆が持って帰ってきた広報を、佐和子は、しみじみと見た。

佐和子は、クリニックで、もう薬は、要らないでしょうと言われ、
もしもの時ように、少し薬をもらい、もう通院はいらないと言われた。
佐和子は、うれしかった。
美津子の頼もしく、やさしい顔が目に浮かんだ。

次の日、佐和子の家で、完治のお祝いをすることにした。
美津子と紀子を呼んだ。
(美津子の夫は、単身赴任ということになっていた。)
テーブルの上に、飯台が乗せられ、豪華なちらし寿司があった。
その他、オードブルの数々。

それを見て、美津子と紀子は、「わあ~、すごい。」と言った。
佐和子は、にこにこしていた。
ビールで乾杯の前に、佐和子の夫の靖男は、言葉を述べた。
これから、何か言おうとする靖男の目から涙があふれた。
佐和子も、涙を浮かべていた。

靖男は、やっと口を開いた。
「約一年前、佐和子の様子がおかしくなり、
 隆と私二人は、辛い思いをしました。
 佐和子は、もっとつらい気持ちでいたと思います。
 10日あまりのことでしたが、耐えがたい時間でした。
 私は、佐和子の原因は、
広報委員長になったことのストレスだと思いましたので、
佐和子には内緒で、学校長のところへ、行きました。
そして、広報委員を降りるわけにはいかないかと、願い出ました。
しかし、校長からは、活動が始まるのは、4月からで、
まだ、1か月時間があるから、様子を見て欲しいと言われました。

しかし、もしあと1か月も佐和子が、つらい気持ちをかかえていたら、
状態が悪化し、一体佐和子はどうなってしまうかと、
それこそ、地獄にいる思いでした。

ところが、美津子さんが、救世主のように来てくださいました。
その日のうちに、原因を聞き、すぐにクリニックをさがし、
連れて行ってくださり、その場でお薬を呑ませてくださいました。
そして、広報委員長を引き受けてくださるという、
信じがたい好意をくださいました。
そのありがたさを思う度、胸が熱くなります。

それから、紀子さんとお二人で、佐和子が片時も一人にならないように、
守ってくださいました。
そのお蔭で、今日、やっと、完全に佐和子は治癒しました。
ありがとうございます。」
靖男は、涙ながらに頭を下げ、座った。

佐和子が立ち言った。
「主人が全部言ってくれました。
 付け加えます。
 美津子さんと紀子さんが救ってくださったのは、
 私だけでなく、夫の靖男と隆の二人もです。
 私のあの暗い状態が、毎日続いていたら、主人はどうなったことでしょう。
 隆はどうなっていたことでしょう。
 それを、考えますと、お二人に、いくら感謝しても足りません。
 本当に、ありがとうございました。」
佐和子は、涙をいっぱい浮かべて、席に座った。

隆が言った。
「おばさん達に、ぼくからも、ありがとうって言います。
 ありがとうございました。
 そして、早く乾杯をして、食べよう。」
みんな、にっこり笑って、グラスを差し出した。
「かんぱーい!」


<おわり>

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



広報委員長・沢田美津子③「委員長・発動」

『ストーリーがな~い!』と、そう思われるかもしれません。ただ、ひたすら、ごめんなさい。
2話完結のつもりが、第4話まで、書くことになりました。次回、完結です。
=======================================

広報委員長・沢田美津子③「委員長・発動」


美津子は、会社勤めのとき、会社の広報誌を、一人でやっていたこともあり、
こういう仕事は、得意中の得意であった。
ただ、一人でやる分にはよいが、奥様達と複数の人数でやるには、
「みんなでやった!」という達成感も大切であると思った。
反対に、一人一人の負担をできる限り少なくすることも大切だと思った。
それで、「広報は大変だ。」というイメージを払拭できる。

3月の終わりに、美津子は佐和子と一緒に、
佐和子が長期の休養が必要であるという診断書をもらった。
また、自分で書式を作り、
広報委員長の仕事を、沢田美津子にすべて委任するという書類を作った。
この2つをもって、PTA活動の教師側の代表である副校長を訪れた。

副校長は、診断書と委任状を見て、2つ返事でOKした。
そして、美津子は、保護者側のPTA会長に、2つの書類を見せて、
是非承諾をもらっておいて欲しいと頼んだ。
副校長は、
「わかりました。よろしくお願いします。」と頭を下げた。

美津子は、その足で、広報の活動部屋へ案内してもらい、
過去3年間の広報と、活動記録を記したノートを預かった。
広報は年2号出せばいいことを知った。
昔は、年4号だったが、委員の負担が大きく、
年2号になったとのことだった。
『これは、楽勝。』と美津子は思った。

そして、4月の第3週目、
授業参観があり、その後保護者会があった。
1、3、5年は、3役員の選出。
2、4、6年は、前年度に役員を決めているので、一般の保護者会があった。
隆の担任は、28歳くらいの、スカッとした女の先生だった。
日下部芳子。
自己紹介のとき、美津子は、佐藤佐和子が体調不良のため、
自分が、長期にわたり、広報委員長を勤めることを皆に告げた。
美津子は、拍手で、歓迎された。
(さもなくば、別の広報委員長を決めなくてはならない。今からそれは、あまりにも大変。)

保護者会が終わったところから、3役員は、それぞれの集合場所にいく。
広報委員は、音楽室だった。
行くと、学年名と自分の名前の書いたカードがあり、
裏に両面テープがあり、胸に貼る。
各学年2クラス。1年から6年までで、12人である。
音楽室では、近くのお母さんたちが、ぼそぼそ話していた。
「委員長の佐藤さんが変わって、代理の人がくるそうよ。」
「今の佐藤さんじゃ大変だと思ったわ。
 前にものすごく、具合が悪そうだったもの。」
「代理の方、できる方だといいわね。」
「そうよ。委員長によって、私たちの負担が全然違うのよ。
「そんなもの?」
「何度も、何度も、集まることになって、仕事は全然進まない。
 そんなときもあったそうよ。」
「じゃあ、いい委員長が来ることを祈らなくちゃね。」

やがて、奇数学年の広報委員も集まった。
みんな、カードに名前を書いて、胸に着ける。
係りの教員は、6年2組担任の、日下部芳子だった。

美津子は、パソコンを前に立った。
かなり、ドキドキして、声が裏返りそうになった。
「えー皆様。見知らぬ人間が、前に現れ、
不可解に思われていらっしゃることと思います。
(少し笑い。)
本来、広報委員長は、6年2組の佐藤佐和子さでしたが、
佐藤さんは、体調を崩され、長期の休養が必要となり、
その代理といたしまして、私、沢田美津子が参りました。
佐藤さんには、遠く及びませんが、1年間代理を勤めさせていただきます。
(大きな拍手。)

では、早速ですが、名簿を作りたく思います。
皆さま、スマホかケータイをお持ちでしょうか。」
みなさん、首を縦に振る。
「それでしたらば。」と美津子は、黒板に自分のメールアドレスを書いた。
「このアドレスに、ご自分のクラス名。そして、お名前を書いたメールを、
 私宛に送ってくださいますか。」

なるほど・・と感心しているお母さんがいた。

「はい、12人の方、全員のメールをいただきました。
 皆様のスマホには、履歴に私のアドレスがあると思います。
 今、それを、広報委員長、沢田美津子と登録していただけますか。」
皆さん作業が早い。

「では、これから、皆さまのご希望を伺いたいと思います。」
美津子は、去年の広報、前後期2冊ずつを全員に配った。
「では、お伺いします。
 1年で発行するのは、2号だけなんです。
 これを、毎回12名で、ワイワイ作っていくか、
 12名の方を6人ずつに分け、片方の号だけ担当する方がいいか、
 挙手を願いたいと思います。
 まず、6人ずつでやる方がいいと思われる方。」
ほぼ、全員が手を挙げた。
「これで、決まりですね。」
「前期は、7月発行です。後期は、10月から、3月までです。
 どちらも、面倒なことがあります。
 えー、1年から3年までの6人の方は、前期、
 4年から6年までの方は、後期。
 それで、よろしいでしょうか。」
全員同意。
「では、6人のグループの方同士、連絡ができますように、
 今お互いにメール交換をしてくださいますか。」
6人は、集まって、メール交換をした。

それから、6人の大体の仕事を決め、それを、美津子にメールをした。
例えば、写真、イラスト、文章など。

「皆様。これで、今日のノルマは達成しました。
 私は、それを整理しまして、紙に印刷された名簿を作成し、お子様を通じて、
 お渡しします。
 それに、誰がいつまでに何の仕事をすればいいかも、書きこんでおきます。
 うっかりすることもありますので、私から、「仕事を始めてください。」
 というメールを直前にお送りします。
 その私も、うっかりが多いのですが。
 (少し、笑い。)
 そして、できました写真や、原稿は、すべてメールに添付して、
 私にお送りください。
 6人でご相談があるときは、自由に集まってくださって結構です。
 私は、送られて来た原稿、写真等を、こちらで、徐々に広報の形に、
 並べていきます。
 最終原稿ができましたら、6人の方に集まっていただき、
 確認を取ります。
 ですから、うまくいけば、学校で6人が集合するのは、
 今日と、確認の日の、2回で済むと思います。
(「わあ~、すごい!」という大きな拍手があった。)

 それから、これでは、お互いの皆様の懇親になりませんので、
 私の方から、自己負担の宴会を企画させていただきます。
 自由参加ですが、どうぞお出でくださいませ。
 私の方からは、以上です。

 では、担当の日下部先生。
 最後のご挨拶をお願いします。」

「日下部です。今日はお集まりくださり、ありがとうございます。
 また、委員長様のお蔭で、とんどん決まっていき、感激しました。
 スマホをフルに活用される新しいやり方を見た思いです。
 皆様。どうぞよろしく、お願いいたします。」
大きな拍手があり、散会となった。

毎年1時間はかかるこの集会が、20分程で終わった。

初め、新しい広報委員長を心配していた3人は話していた。
「素晴らしいわね。たった、2回集まるだけで済むなんて。」
「そうよ、スマホをフルに使うなんて、グッド・アイイデアよね。
 いつも、集まる時刻でもめるのよ。昼がいいか夜がいいかで。」
「去年の人達、5回も6回も集まっていたわよ。」
そう言いながら、3人は、にっこりして、美津子に挨拶していった。

『さて、今日の出来は、80点くらいかな?』
美津子は、うふっと首を傾けた。


(次回は、最終回「広報委員長のおわり、佐和子完治」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



広報委員長・沢田美津子②「佐和子、ほぼ完治する」

広報委員長・沢田美津子②「佐和子、ほぼ完治する」


クリニックから帰って来ると、美津子は、佐和子をソファーに座らせ、
イヤホーンがあったので、音楽を聞かせた。
こういう時の音楽は、
元気が出るようにと、ポップな音楽は、禁物だ。
心が落ち着く、ヒーリング音楽がいい。
それとも、スローなジャズのようなもの。

同じ環境にいるのがいい。
気分転換にと、外に連れ出すのは、よくない。
本人にあまり話しかけるのも、よくない。
本人が話しかけてくるときだけ、答える。
スマホは、善し悪しだが、相手がいるメールのようなものは、よくない。
綺麗な景色や、動物の写真を見るのは、可。

美津子は、佐和子が、音楽を聞いているのをときどき確かめながら、
洗濯、お掃除をすませた。
簡単に食べられる軽食を作り、キッチンテーブルでいっしょに食べた。

「今、あたし、最高に幸せ。全部美津子さんがやってくれて、
 あたしは、じっとしていればいいんだもの。」と佐和子は言った。
「その内、じっとしているのが苦痛になるわよ。
 そのとき、治ったと言えるのよ。」
「ああ、そうか。じっとしてるのが嬉しいときは、まだまだなのね。」
「そう。だから、今は、たっぷりじっとしているの。」
「うん。わかったわ。」

今、佐和子は、よくなっている。
この時期が一番危ない。
取り返しのつかないことをやってしまう。
うつ病が重いときは、そんな元気もないが、
少し良くなって来た時に、
急激に落ち込むことがある。
そのとき、大それたことをしてしまう。
美津子は、今の佐和子から、片時も目が離せないと思っていた。

食後、美津子は、スマホから紀子にメールを打ち、
ことの一切を知らせた。

紀子からの返信。
「わかった。佐和子さん、知ってるわよ。ずばり、あたしのタイプ。
 あたし、昼間、美津子のヘルプに行っていいかな?
 『片時も目が離せない。』というのは、大変でしょう。』

美津子から。
「それ、助かる。ぜひ来て。女でね。
 ここ、10日くらいが、山だから。」
紀子。
「OK。」

昼過ぎに、紀子がやって来た。
美津子が紀子を紹介した。
紀子も、佐和子が大好きである。
そういう思いというのは伝わるのか、
初対面で、佐和子は、とても嬉しそうにした。

3時を過ぎたとき、隆が帰ってきた。
玄関に出向いた佐和子を見て、隆は、うれしそうににっこりした。
「お母さん。顔色いいよ。少しよくなったの。」隆は言った。
「そうなの。朝よりもずっとね。」
「わかるよ。
 となりにいるのは、沢田さんのおばさんでしょう。」
「そうよ。知っていてくれたの。」と美津子。
「うん。お母さんが、とっても可愛い人って、いつも言ってる。」
「まあ。」と美津子は赤くなった。
「お母さんは、美人よね。」と美津子。
「うん、まあ、そう思う。隣のおばさんは?」
「紀子っていいます。沢田のおばさんのお友達。」紀子は、言った。

「わかった。お母さんを助けに来てくれたんですね。
 よろしくお願いします。」と隆は言い、
「じゃあ、二人もおばさんがいるから、ぼく、遊びに行ってくるね。」
隆はそう言って、ランドセルを玄関に置いて、外へ、飛び出していった。

「隆は、だから、ここ10日ほど遊びに行かなかったんだわ。
 あたしのこと、見てくれていたんだわ。」
佐和子は、そう言って、涙を浮かべた。
「いい子ね、やさしい子だわ。」と紀子は言った。
「隆君、うれしそうだったわ。お母さんの笑顔見て。」と美津子。
「ええ。」と佐和子は、美津子と紀子に、涙の笑顔を見せた。

その日は、子供が大好きな、カレーライスにした。
美津子と紀子で、いそいそとやっている。
佐和子は、キッチンテーブルに座って、うれしそうに二人を見ていた。
洗濯物は、もう乾いていて、取り込んで畳んである。

6時に隆が帰って来る。
「わあ、今日はカレーライス?」という。
「そうよ。誰でも好きでしょう?」と美津子。
「お母さんが、少し良くなったお祝いかな?」と隆は言った。
「そうとも言えるわね。」と紀子はいった。

テーブルに椅子が5つある。
紀子も同席しることにした。

やがて、7時を過ぎて、夫の靖男が帰ってきた。
美津子と紀子がいて、賑やかになっていることに、靖男は驚いた。
その真ん中に、佐和子がいた。
「あなた、お帰りなさい。」と、佐和子はにっこりした。
「佐和子、君・・・。」と佐和子の笑顔に靖男は喜んだ。
「そうなの。後で話すけど、少し元気になったの。」
「ああ、よかった。どんなマジックが行われたの?」
靖男は、玄関を上がった。
美津子は、紀子を紹介した。

靖男は、背広を脱ぎ、ホームウエヤーに着替えて、テーブルについた。
「わあー、今日はにぎやかだねえ。」と隆が嬉しそうにいった。
食事をしながら、佐和子が、一日のことを話し始めた。

「え?沢田さんが、広報委員長を1年間やってくださるの!」
「そうなの。あたしの心の一番の重みだったことを、
 引き受けてくださったの。
 そうでなければ、あたしは、
1年も2年も治らないところだったと先生が、おっしゃってた。」

靖男は、美津子に向かって姿勢を正し、
「こんなことを代わりにやってくださる方なんて、ふつういません。
 佐和子が、一番気に病んでいたのは、広報委員長のことだと、
 思っていました。でも、私には、どうすることもできませんでした。
 それを、引き受けてくださる方がいるなんて、思ってもみないことでした。
 ありがたいです。ありがとうございました。」
靖男は、言いながら、涙を。ぽたぽたと落とした。

「そう言ってくださると、うれしいですが、私にとってもチャンスなんです。
 あたしは、子供がいませんので、学校というところで、
 いろいろな奥様達と、親しくなりたいという気持ちもあるんです。
 ギブ・アンド・テイクですわ。」と美津子は言った。

いち早く、カレーライスを3杯も食べた隆が、
「テレビ見に行っていい。」と言って、抜けた。

そこで、美津子は、小声で言った。
「私、この病気の体験者なんです。
 それによりますと、よくなって来た時が一番危険なんです。
 あるとき、急にどかんと気持ちが落ち込んでしまい、
 取り返しのつかないことをしてしまいます。
 すごく、重いときは、そんなことをするエネルギーすらありません。
 そこで、この10日間くらい、私と紀子で、佐和子さんから、
 絶対目を離さないようにします。
 夜は、ご主人と交代いたします。
 そこで、ご主人と隆君で、
佐和子さんから目を離さないようにしていただきたいんです。」

「わかりました。私が読んだ本にも、そのことが書いてありました。
 何から何まで、行き届いたケアをしてくださり、ありがとうございます。
 よろしくお願いいたします。」靖男は頭を下げた。
「だから、紀子さんも、応援に来てくださったのね。
 ありがとうございます。あたしは、果報者です。」
佐和子は言った。

3日後、佐和子は、見違えるほど元気になった。
抗不安薬の副作用で、少し眠いという程度だった。

1週間後、クリニックに行った。
先生は、まだまだ、無理をしてはいけないといって、
決してがんばったりしないようにと言った。

1か月後、佐和子は、美津子の監視の下で、
家事の一切をできるようになった。
テレビも楽しめた。
新聞も読めた。

そして、1か月半後、クリニックの先生は、
もう美津子の監視はいらないだろうと言った。
後は、徐々に、薬を減らしていくだけだと言われた。

佐和子と美津子は、診察室を出たとき、抱き合って喜んだ。
「よかったね。」
「ええ、うれしい。」
と、二人で言った。

隆は、6年生になった。
4月の第3週目。
美津子の広報委員長第1回目の仕事が始まった。


(次回は、「美津子広報委員長発動」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



広報委員長・沢田美津子(番外編)①「佐和子を助ける」

前シリーズの主人公沢田美津子の「番外編」を書こうと思います。
前シリーズは、完全なエッチ本位のものでしたが、
この番外編は、ほとんどエッチなしのもので、気が引けています。
読んでくださいますと、私は、大喜びです。
================================  

広報委員長・沢田美津子(番外編)①「佐和子を助ける」


3月になり、冬を超えたかと思う頃である。
紀子との「偽奥様」も、もう1年以上やってきた。
美津子の団地は、新しい団地で、住人の年齢層は、若かった。
奥様達は、若くて30歳、少し年配でも40歳くらいだった。
子供たちは、赤ちゃんから小学生までが多く、
団地はいつも賑わっていた。

美津子は、近所の奥様達とさほど親しくなってはいない。
事情のある身であるから、ある程度の距離を置いている。

しかし、向いの右隣の佐藤家の佐和子とは、親しくなった。
女装子とはいえ、美津子は、女性も好きだ。
向い右隣りの佐藤佐和子は、35歳くらい。
背は、168cmと高い方であり、脚が長く、ピップがきりっとアップしていて、
プロポーションが、抜群である。
ジーンズに体にフィットするTシャツなど着ていると惚れ惚れする。
顔立ちも、美しく知性的で、まさに美津子のお気に入りだった。

朝、紀夫を見送りに玄関に出ると、佐和子と必ず顔を合わす。
互いの夫が、団地を出る同じバスに乗るためか。
お気に入りの佐和子に声を掛け、お茶に誘ったことが何度もある。

その佐和子が、ここ3日ほど、夫の見送りに外に出て来ないのだ。
美津子は、心配になった。
そこで、朝、佐和子の夫の靖男に声を掛けた。
「佐和子さん、どうかなさったの?」
すると、靖男は、何か考えるようにして、
「ちょっとお話ししてもいいですか。」
と、美津子を通りから奥まった遊歩道に誘った。

靖男は、次のバスをあきらめたようだった。
「ここ10日ほど、佐和子の元気がないんです。
 笑わなくなったし、夜息子といっしょに見ていたテレビも見なくなったし、
 夕食を作ることができなくて、ピザでも取って欲しいというし、
 朝は、トーストだけなのに、それも作れません。
 土日は、何もしないで、ソファーにいるか、布団を敷いて寝ています。
 何かとてもつらいことを抱えているようです。」

「そうですか。ご主人は、奥様を今どうご覧になっていますか?」美津子は言った。
「うつ病か、その入り口にいるのだと思います。」
「その方面の病院、つまり心療内科か精神科に行くことに、
 ご主人は、抵抗をお持ちですか。」
「ありません。家内のためなら、1日も早く、行かせたいです。
 ただ、佐和子がショックを受けるかも知れないと思って、言えないでいます。」
夫の靖男はうなだれた。
美津子は、一肌脱ごうと思った。
「それなら、この件は、私が出しゃばってよろしいでしょうか。
 佐和子さんの心の重荷を聞き出して、
 精神科の病院か、クリニックに行くように勧めます。
 こういうことは、ご家族より、あたしみたいな、第3者の方がいい場合があります。」
「そうですか。それは、願ってもないことです。お願いいたします。」
靖男は、頭を下げた。

美津子は、その足で、「ごめんください。」と言って、佐藤家に入って行った。
キッチンの男の子が、「おはようございます。」とあいさつをした。
「おはよう。」と美津子は言った。
その子は、自分でトーストを焼いて、牛乳と一緒に食べ、
「いってきまーす。」と言って出て行った。
5年生の、隆という名の、とても感じのいい子だ。

美津子は、27歳のとき、うつ病を経験し、8か月で回復した。
だから、佐和子の心の状態がよくわかった。

佐和子は、何にもしないで、キッチンの椅子に、ぼーと座っていた。
「佐和子さん。ソファーに行こう。」美津子は、佐和子の手を引いた。
佐和子は、手を引かれるままに、ソファーに座った。
「佐和子さん。ご自分の今の状態、どうご覧になってる?」
「うつ病だと思うの。」佐和子は言った。
「じゃあ、すぐにお医者様のところへ行かなくちゃ。長引いてしまうわ。」
「精神科に行くのに、主人や隆は、わかってくれるかしら。」
「ご主人は、賛成されたわ。」
「そうなの?よかった。」

「佐和子さん。今、心の中に、とても大きな悩みとか、嫌なことがあるでしょう。
 よかったら、あたしに話して。」
「あるの。すごく嫌なこと。」
「紅茶を淹れるわ。少し待っていて。」
美津子は、早業で紅茶を作り、佐和子の前に置いた。

佐和子は、紅茶を一飲みした。そして、言った。
「PTA活動のために、クラスの親たちの中から3役員を決めるの。
 『学級委員』『研修委員』『広報委員』の3つ。
 来年度の6年生に向けての選出があったのだけど、
 まだ、役員をやったことがないのは、3人の親だけだったの。
 そこで、強制的に、あたし、委員にされたの。
それも、一番大変な『広報委員』。しかも、委員長なの。

 元気なときのあたしなら、できたかもしれない。
 でも、今のあたしには、到底出来そうもないの。
 朝から晩まで、その広報委員のことばかり考えていて、
 心から離れないの。胸に重い鉛の塊を抱えたような感じなの。」
「そうだったの。可哀相に。」
と美津子は、佐和子を抱きしめた。
佐和子は、抱き付いて来た。
「主人がいるときは、こうして抱いてもらっていると、落ち着くの。
 美津子さんが、抱いてくれても、落ち着く。」
「そう、じゃあ、ずっとこうしているわ。」美津子は言った。

「まず、佐和子さんの大きな重荷をなくしてあげる。」
「どういうこと?」と佐和子は、美津子を見た。
「学校での、広報委員長は、あたしが、やるわ。
 そういうの得意なのよ。あたしが、やる理由なんて、何とでもうまく言えるから。」
「そんな。悪いわ。」
「いいの、いいの。あたし、子供いないし、あたしに、任せて。
 それから、家事の一切は、当分あたしがやります。
 あたしも仕事があるけど、パソコンでの仕事だから、
 パソコンを持ってきて、ここでやるわ。
 一人になると心細いでしょう?」
「そう、心細いの。でも、紀子さんに、すごく迷惑かけるわ。」
「あなたは、今、病気なの。健康な者が助けるのはあたりまえ。
 あなたは、病院でのお薬を呑んで、ただじっとしているだけでいいの。
 あなたのは、『心の病気』じゃないの。
 脳の伝達物質が、うまく働かない病気なの。
 だから、お薬が必要なの。
 だから、今から病院へ行きましょう。」

美津子は、スマホを取り出して、近所の評判のいいクリニックを探した。
幸い近くに評判のいい精神科クリニックがあった。
予約をとろうとしたが、今すぐに診られるという。

美津子は、タクシー会社に電話して、佐藤家の前に来てもらった。
自分の家に帰って、バッグをもって、佐和子と車に乗った。

「佐和子さん。広報の仕事がなくなって、少し気が楽になった?」美津子は聞いた。
「ええ、お蔭様で。でも、まだ、元気が出ないの。」
「当然よ。まだ、脳の内部の働きは治ってないわ。
 実は、あたしは、27歳のときうつ病になったの。」
「ほんと?」
「ええ。だから、佐和子さんのこと、他の人よりわかるつもり。」
「どのくらいで治ったの?」
「8か月。」
「それ、早い方?遅い方?」
「早い方だと思う。手遅れになると、
10年以上不安が取れない人もいるそうよ。」
「あたしは、早く受診した方?」
「多分ね。」

クリニックに入ると、中はすいていて、
佐和子は問診票を書かされた。
すぐに佐和子は呼ばれ、問診表をもって、診察室に行った。
15分くらい先生と話していた。
その内、美津子も呼ばれた。

美津子が来たとき、医者は、説明を始めた。
「佐藤さんの承諾を得ましたので、沢田さんにもお話しします。
佐藤佐和子さんですが、これは、私の診たところ、
 10日ほど前、生理があり、月経前緊張症といううつ状態であったと思われます。
 普通なら、3日もすれば治ります。
 ところが、そのときに、保護者会があり、広報委員長という大役を仰せつかった。
 うつ状態で心の抵抗力が落ちているところに、大役がドカンと落ちて来た。
 それが、佐和子さんのうつ状態を悪化させ、長引かせてしまった。
 今、うつ病の入り口くらいでしょう。
 しかし、お友達の沢田さんが、救世主のように現れ、
 広報委員長を引き受けてくださった。
 これで、佐和子さんの回復は、一気に早まると思います。

 お薬ですが、不安を和らげるもの、2、3日で効果の出る気分を盛り上げるもの、
 そして、抗うつ薬です。抗うつ薬は、相性がありますから、吐き気が出たり、
 眠気が強く出る場合は、すぐに他のものに変えます。
 抗うつ薬は、効き始めるのに、3週間ほどかかりますので、変化が起こらなくても、
 がっかりしないでください。
 最後に、睡眠導入剤ですが、他の薬の作用で、十分眠くなりますので、
 眠れないときだけ、呑んでください。
 今日のお薬をお呑みになれば、明日は、かなり楽になりますよ。

 それから、広報委員の仕事ですが、元気になったからと言って、
 沢田さんと代わったりは、しないでください。
 1年間全部、沢田さんにやってもらってください。
 「広報委員長」という小さなトラウマが形成されていることでしょう。
 それを、解消するには、1年ほどかかります。
 家事、その他は、少しずつご自分がやれそうなことをしていってください。
 しかし、無理は、禁物です。
 あと、お薬の副作用で、ご主人との夜の生活に支障を来たすと思います。
 しばらくの間、我慢なさってください。
 いえ、我慢なさるのは、ご主人の方なのですが。あははは。」
と、先生は笑った。

待合室で、薬をもらったとき、
美津子は、佐和子に、すぐ呑むように言った。
抗不安薬なら、15分で効く。

広報委員長をしなくてよくなった安心感。
クリニックへ行った安心感。
薬を呑んだという安心感。
この3つの安心感で、帰りのタクシーの中で、
佐和子に笑顔が見えるようになった。
「美津子さんは、先生もおっしゃっていたけど、あたしの救世主だわ。」
佐和子は笑顔を見せた。
「まだ、何もしてないわよ。家事のお世話も、当分させてもらいますからね。」
「本当に、いいの?」
「いいのよ。だって、あたし、佐和子さんのこと愛しているのよ。」
(あ、これは、本音だと美津子は思った。)
「じゃあ、お願いします。
 あたし、主人と隆に、少し元気になったあたしを見せたい。」
「そうなの?楽しみが思い浮かぶようになったら、しめたものだわ。」
と、美津子。
佐和子が、また笑顔を見せた。

(次回は、「広報委員長・沢田美津子」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



『奥様ごっこ』④「二人で試すローププレイ」最終回

ひとまず、この回で、最終回とします。
考えがまとまりましたら、続きを書きたく思っています。
読んでくださり、ありがとうございました。
==============================  

『奥様ごっこ』④「二人で試すローププレイ」最終回


午後6時。
美津男がやってくる1時間前だ。
夕食の用意はできた。
後は、自分の体を清めるだけ。
紀子は、丸裸になり、風呂場に置いてある浣腸器で、
お尻の中に、100ccの食塩水を入れた。
最後に、イチジク浣腸を少し入れるのがコツだ。
イチジク浣腸のグリセリンが肛門を刺激する。
紀子は、裸のまま、ジュータンの上に横たわって、
尿意が来るのをじっと待っている。
5分を過ぎたころやってくる。
「あ~ん、いや。トイレにいきたいわ。
 あああ、どんどんいきたくなるわ。
 でも、あと、1分がんばるわ。
 あ、あ、もうだめかも。」
紀子は、必死の思いで、トイレに行く。
100ccを、排出する。
「ああ、開放感がたまらない。やめられないわ。」と紀子は思う。

2度目の浣腸。
100cc。最後に、イチジク浣腸を入れる。
2回目は、2分で我慢できなくなる。
でも、排出した時、お尻の中が綺麗になったようでうれしい。
「今日は、ジェルにしよう。」と、紀子は、ジェルをたっぷり入れた。
クリームより、ジェルの方が高いのだ。

風呂に入って、体を拭いて、ガウンを着て、ばっちりメイクをする。
「今日は、美津男は何を考えて来るかしら。」
そう、期待しながら、夜の女の顔をつくる。
下着は黒。スリップを必ず着る。
ブラウスに、今日は、ヒザ丈のスカートにする。
上は、同色のウエストの首入れたジャケット。
パンプスを履いて待っている。

やがて、チャイムが鳴り、美津男が顔を見せる。
「あなた、お帰りなさい。風呂が先?お食事が先?」と紀子。
「今日ぼくは、女になるから、家で風呂に入ってきた。」
「じゃあ、お食事にしましょう。」

夕食が終わって、ワインタイムのとき、美津男が、持っていたスーツケースを開けた。
いつもは、空なのだ。
今日のスーツケースには、ロープがいっぱい入っている。
そして、「SM入門」などという本がある。」
「まあ、そう言えば、あたし達、一度も試したことないわね。」
「一度、やってみよう。ぼく、メイドになるから。
 紀子は、若奥様で、メイドに厳しいの。
 ある日、メイドは、奥様を縛りあげて、復讐をする。どう?」
「いいわね。ソフトSMにしてよ。」と、紀子。
「ぼくだって、ハードは、怖いよ。」美津男は言った。

美津男はメイド服に着替えた。
「まあ、美津子、可愛いわ。」と紀子は笑った。

紀子は、ソファーに座っている。
そこへ、メイド・美津子が紅茶をトレイに乗せてやってくる。
しかし、何か緊張し、トレイをがたがた言わせる。
「なんで、震えてるの。」
「奥様が、紅茶をこぼすと、お叱りになるので、
 緊張してしまうんです。」
その内、メイドの手の震えで、紅茶が、トレイの中でこぼれてしまう。
「何やってるの。あたしは、そんなに怖くはないわよ。
 淹れなおしてきなさい。」
メイド、引き下がるが、次は、ロープをもって、奥様の背後に忍び寄る。
そして、さっと奥様の両腕にロープをかける。
ロープは、奥様の胸を避けて、4重にかかる。

「何よ、何するの?止めなさい。今すぐ止めなさい。」
「一度、奥様の体を、調べてみたかったんですわ。」
メイドはそう言って、奥様の手首を縛って、そのロープを、
横に張ったロープに連結する。
こうされると、ひじが張るが、横のロープに食い込み、動けない。

「ああ、動けないわ。びくともできない。こんなこと止めて。
 止めなさい。」
「あたし、奥様にキスしたかったの。」
メイドはそういって、奥様に無理やり口づけをする。
「お仕置きじゃ、すまないわよ。」と奥様。
「さあ、どうなるかしら。」とメイドは、目をきらりとさせる。

「奥様。あたしが男だってご存知ですよね。」
「知らないわ。そうだったの。あなた、男の子なの。」
「今、お見せしますわ。」
メイドは、そう言うと、紀子の脚をまたがるように、ソファーの上にのった。
紀子の顔が、すぐ股間のところにある。
メイドは、ショーツを落として、スカートを持ち上げた。
そこには、隆々とした、メイドのPがあった。

「奥様。ね。あたし、男でしょ。しゃぶって。」とメイド。
メイドは、Pを奥様の口に持って行く。
奥様は、いやいやをするが、
「しゃぶらないと、奥様があたしに縛られたこと、旦那様にいうわ。
 縛られて、うれしくって、のたうち回ったって。」
「そんなのやめて。」と言いながら、奥様は涙ながらに、メイドのPをしゃぶる。
メイドは、奥様の髪に指を入れて、どんどん突いてくる。

「奥様が、フェラが大好きなことわかったわ。
 今度は、奥様のスカートの中を調べるわ。」とメイド。
「やん、それは、やめて。お願い、それだけは、よして。」
紀子は必死に言う。
「どうして、そんなに、いやなの。さては、何かあるのね。
 さては、奥様。あんなに『いやだ、いやだ』と言いながら、
 感じてしまって、あそこが、びしょ濡れになっているとか。」
「違うわ。あなたに無理やりされたことなんかで、感じないわ。」
「じゃあ、調べるわ。」
メイドは、ジュータンに降りて、
紀子の前に膝立になり、紀子のプリーツスカートの中に手を入れて行った。
「ああん。ダメ。やめて。絶対ダメ!」奥様は叫ぶ。
だが、メイドは、するりと奥様のショーツを取った。

もはや、Pを隠すことができない。
不覚にも、恥ずかしいくらいPを固く大きくさせてしまっている。
それは、プリーツのスカートに尖がりを作ってしまって、
一目で明らかである。
「まあ、奥様。濡れてるからじゃなくて、あたしのしたことで、
 感じてしまったのね。何時?あたしのものをフェラしたとき?
 それとも、縛って差し上げたとき?」
「縛られたとき、感じたの。あなたの男の子の見たとき、
 もっと、感じたわ。あなたにショーツを取られたときも、感じたの。」

「奥様。ひょっとして、お尻の穴を犯せれるの、好きでありませんこと。」
奥様は、黙っている。
「まあ、恥ずかしくて、イエスと言えないのね。
 可愛いわ。奥様の願いを叶えてさしあげるわ。」
メイドは、奥様に、ソファーに浅く座るようにいい、
両足首をロープで結び、そのロープを首の方に引っ張って、首の後ろに結んだ。
今や、奥様のお尻は、メイドから丸見えになっている。

「やめて。恥ずかしいわ。こんなのイヤ。丸見えだわ。」と奥様。
メイドは、奥様のお尻の穴に、指を突っ込んだ。
「いやあああ。」と奥様は叫んだ。
「イヤじゃないくせに。指がすーと入ったわ
 きっと中も綺麗にされているのね。あたしのアレを、ぶちこんで欲しいのね。」
「そんな、そんなことないわ。たまたま、綺麗にしてただけなの。」
「旦那様には、言えないわね。お尻の穴にぶち込んでなんて。
 ああ、奥様、どんどん興奮して、大きくなってますわよ。
 お尻の穴が丸見えになっていることに、興奮なさっているの。」
「大きくしているはずないわ。今、死ぬほど恥ずかしいわ。」

「指じゃなくて、あたしの本物をぶち込んでさしあげますわ。」
「いや~、いや~、ロープを解いて。」
「早く、ぶち込んで欲しいのね。」
メイドは、自分のスカートを上げて、奥様の穴の中に、挿入した。
「あああああ。」と奥様は叫んだ。
メイドのピストン運動が恥じます。
「あ~ん、いや~ん。」
「どう?普段は、道具を使っていたんでしょ。
 あたしの、本物、いいでしょう?」
「ええ、いいわ。あたし、気が狂いそう。」
メイドは、突きながら、奥様の大きくなっているものを、愛撫した。
「あああああ。あたし、あたし・・。」と奥様は繰り返した。
「いいのね。」
「ええ、いいの。もっと犯して。もっと、もっと犯して。」
「いいですわ。奥様が、壊れるまで、突いてあげるわ。」

激しいときが、つづいた。

「ああああん、紀子さん。あたし、前からいっちゃう。」
「あたしも、イきそうよ。いつイってもいいわ。」
「あ、あ、あ、ああああ。イっちゃう。イっちゃう。」
「奥様。あたしも、イくわ。あああん、出ちゃう、出ちゃう。」



身を整えて、二人は、キッチンでハーブティを飲んでいた。
「あたし、一つやかったわ。」と美津子。
「なあに?」と紀子。
「SMってさ、Sの方が数倍大変。
 次々と、ストーリー考えなくちゃいけないし。」美津子。
「そうね。今度、あたしが、美津子をMにして、
 ひーひー言わせてあげる。」と紀子。
「うれしいけど、怪しいな。途中で『ドンデン』して、
 紀子が、Mになるわよ。」
「かもね。」
と、二人で、笑った。


ひとます<完>とします。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。


『奥様ごっこ』③「紀夫が女になる番」

『奥様ごっこ』③「紀夫が女になる番」


紀夫は、朝、スーツとネクタイを締めて、
美津子に「行ってきます。」をする。
そして、ご近所の人々に挨拶をする。

駅から、2駅乗って降りる。
喫茶店で時間をつぶす。
やがて、「近野」と表札のかかった戸建ての家に入って行く。

部屋に入ったら、
「ああん、男の格好は堅苦しいわ。」と女の声で言い、
スーツとネクタイを外しワイシャツを脱ぎ、ズボンを脱ぐ。
すると、中は、黒いスリップを着ている。
スリップの肩ひもを外し、乳房を抑えているナベシャツを脱ぐと、
ボンっとCカップの胸が現れる。
パンツでなく、ショーツを履いている。

紀夫は、ドレッサーの前に座り、頭にかぶっている男の髪のかつらを取る。
すると、バサッと、背中まである髪が下りる。
少しウエーブのかかった長い髪をとかしながら、
額が半分隠れるように、長い前髪を整える。
ここで、紀夫は、紀子になる。

ご近所の手前、ブラウスに、ミディアム丈のスカートを履き、
薄化粧にして、洗濯物を干し、玄関の手入れをする。
近所の奥様に多く会う。
紀子は、女声と男声を使い分けられる。
その気になれば、女子高生のような若い声も出せる。
しかし、近所の人に使うのは、アルトがかった低めの声だ。
背が、168cmの紀子は、そんな声が似つかわしい。

紀子は、美津子より、ずっと女になることに恵まれていて、
顔の整形はしていない。
ハイウエストで、ヒップが、天然で87cmある。
脚が長いので、ほぼ女性の位置にウエストのくびれが来る。
これを、美津子はいつもうらやましがる。
一つだけ、豊胸をした。
2期に分けて、今Cカップである。

黒いショーツに、Pを股下に回して、履く。
女の股に見える。
肉色のパンストを履く。
その上から、黒いガードルを履く。
Pが、しっかり押さえられていると、より女になった気がする。
男のスーツ姿は、堅苦しいと言いながら、
女の姿の方が、ずっと体への圧迫が多い。

紀子は、ドレッサーの前に座り、メイクをする。
美津子と同じ38歳だ。
紀子は、キャリアウーマンの姿が好きで、
年相応のいい女に見られたいと思っている。
メイクの後、エリがVに深く開いたブラウスを着て、
エンジがかったミニのタイトスカート、
そして、ブラウスと同じくVに開いた上着を着る。
これは、少し前にかがむと、ブラの中の乳房が見えてしまう。
上着は、ウエストのところがくびれている。
胸に金属のアクセサリー。
家は、板の間が多いので、パンプスを履く。

紀子は、一日の中で、こんな恰好でいることの方がずっと長いので、
今では、当たり前のように、着ている。

紅茶を淹れてから、仕事にかかる。
ウェブ・デザイナーとして腕がよく、高給を得ている。

デスクでは、きちんと脚をそろえ、斜めに流して座っている。

11時近くなると、必ず、性的興奮が訪れる。
「だめよ。美津子が来るまでダメ。」
と、言い聞かす。
そう言いながら、タイとスカートからはみ出ている、
綺麗な白い自分の太ももを見る。
『ここが、一番女だわ。ああ、そそられる。』
紀子は、我慢する。
ガードルを履いていることが、なんとか、紀子の興奮を抑える。

仕事のノルマを終え、
紀子は、外に出て、たっぷり「奥様」と言ってもらう。
洋服店は、「お客様」と呼ぶのでつまらない。
カウンターのラーメン屋さんは、○である。
女の客は、あまり来ないので、珍しがられ、
「奥さん、なんにします。」と言ってくれる。

その日、ラーメンを食べて、帰って来た。

休憩をして、全部メイクを落として、
シャワーを浴びる。
必ず、浣腸をして、お尻の中をきれいにして、
たっぷりのクリームを入れる。
再び、キャリアウーマンの格好をして、メイクをし直す。

紀子は、美津子と二人で、ストーリーのあるセックスをしてきた。
いくつか、パターンがある。
看護婦と女性院長。
ピアノ教師と令嬢。

今日は、『男子新入社員と女課長』がいいと紀子は思った。

夕食の支度をして、
待ちに待った美津男が、帰って来た。
スーツにネクタイ姿だ。
「あなた、お帰りなさい。」と紀子は、出迎える。
「あれ?紀子、正装してるじゃない。」と美津男。
「美津男さんも、そのままの格好でいて。」
「あ、わかった。新入社員と女課長をしたいんだね。」
「そうなの。」紀子は、少し赤くなる。
「あれ、ぼくも感じる。」と美津男は、言った。

紀子が用意した夕食を食べて、ワインのひととき。
「じゃあ、紀子、仕事机に座っていて。」
「ええ。もう感じちゃう。」
「ぼくも。」と美津男は、にっこりした。

プレイの始まり。

「課長。自分は、まだまだ、かかっちゃいますよ。
 自分のこと気にしないで、先に帰ってくださいよ。」と美津男。
「そうは、いかないわ。部下を残して、先に帰れないわ。
 それより、美津男くん。あたし、肩が凝ってたまらないの。
 少し、揉んでくださらない。」
「はい。」
美津男は、課長のところへ来て、肩を揉み始める。
「ああ、いいわあ。」
「こんな、もんすか?」
「美津男くん。あたしの今日のブラウスと上着。
 Vに割れてるから、美津男くんから、ブラの中丸見えじゃない?」
「そ、そんなことないす。見えたって、見ません。」
「見たって、いいのよ。」
紀子は、美津男の手を取って、胸の中に入れる。
「か、課長。」
「あたしみたいな年齢のオッパイじゃ、つまらないでしょう。」
「そんなことないっす。若い子より、課長のような『女』って人の
 オッパイの方が、感じちゃいます。」
「そうお?じゃあ、両手で、揉んでいいわ。」
紀子は、上着とブラウスのボタンを2つ外す。
美津男は、せっせと揉みながら、乳首に指を当て、くりくりとする。
「あああん。感じるわ。」
「そうすか。いいすか。」
「ええ、感じるわ。」
課長は、椅子を美津男に向けて、美津男のズボンを撫でる。
「あなたも、興奮してるの。」
「当たり前っすよ。」
課長は、美津男のズボンのファスナーを下げ、
中から、大きくなった彼の物を、抜出し、
それを、口にほおばる。
「ああ、課長。課長みたいな女性にそんなことされたら、俺・・。」
「もうすこしね。」

課長は、フェラをやめる。
「課長、これで終わりじゃないっすよね。」
「美津男くん、女が男に見られて、一番恥ずかしいのどこだと思う。」
「そりゃ、アソコでしょう。」
「外れよ。」
「ええ?他にあるんすか?」
「アソコの近くよ。」
「あ。お尻の穴?」
「そうよ。一番見られて恥ずかしいところって、一番感じるところなの。」
「そうなんすか。」
「あたしの、一番恥ずかしいところ、触ってくれない?」
「課長のお尻の穴なんか、触ったりしたら、俺、気絶しますよ。」
「ソファーに行きましょう。」

課長は、美津男を3人掛けのソファーに連れて行く。
課長、ソファーの上に横に座り、頭を下げて、お尻を突き出す。
「美津男くん。あたしのスカートを上にあげて、
 あたしのガードルと、パンストとショーツを、
 穴が見えるところまで下げて。」
「はい。」
美津子は、お芝居と知りながら、興奮してしまう。
美津男は、言われたとおりにして、課長のお尻の穴を露わにした。
「ああ、課長。俺、気絶しそうっす。」
「穴に、指を入れて。中をきれいにしてあるの。」
「はい。」
美津男は、指を穴の中に入れた。
「ああん、ステキ。出したり、突っ込んだりして。」
「はい。」
「いや~ん。恥ずかしくて、死にそう。」
「俺もです。」
「もっと、激しくいじめて。」
「はい。こうすか。」
「そう、ああ、感じるわ。ああ、たまらない。」

「美津男くん。あたしのガードルとパンストとショーツを一気に脱がして。」
美津男は、一気に脱がせる。
ここで、課長の大きくなったものが顔を見せる。
「あああ、課長。女性なのに、男の物があります。」
「スカートを下ろして。」
「はい。」
「幻滅しなかった。男の物がある、女なんて。」
「感激ですよ。課長のモノで、俺の恥ずかしいところを犯してください。」
「ええ、いいわよ。じゃあ、ベッドに行きましょう。」

ベッドの上で、黒いスリップ姿になった紀子は、
裸になった美津男に、お尻の穴を、後ろから、激しく犯される。
紀子は、快感の悲鳴を上げる。
「課長、最高っす。課長お尻を犯すなんて、たまらないっす。」
「激しく犯して。もっと、もっと犯して。」
「犯します。これで、課長は、俺のものですよ。」
「ええ、あたしは、あなたのものよ。何でも、言うなりになるわ。
 あああん、感じるの、もっと突いて、もっと激しく突いて。」

やがて、紀子に到達のときが来る。
「ああん、すてき。あたし、イっちゃう。前の方から出てしまうわ。」
「俺も、課長の中に、発射しそうです。」
「ああ、あたし、イっちゃう。もうダメ。もうダメ。」
「俺も、イくっす。あああああ。」
二人は、同時に果てた。


(次回は、「二人で試すローププレイ」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



『奥様ごっこ』②「紀夫との熱いひととき」

『奥様ごっこ』②「紀夫との熱いひととき」


一人エッチで、つい体にフィットしたボディコンを着て、
濃いメイクをして、ロングの髪のかつらを被ってしまったのは、
美津子の不覚であった。
美津子は、庶民的な一般的な奥様でいることが、一番感じる。
気が落ち着いて、朝のスタイルに着替えた。

美津子が、若いときは、若い娘となっての女装のレズビアンが好きだった。
紀夫と二人で、高校生の制服を着てのレズビアンは最高だった。
ところが、30歳を過ぎてからは、趣味が変わった。
「女ざかり」という言葉がある。
この言葉の理解は人によって違う。
25歳くらいと思う人。35歳くらいと思う人。
42、3歳くらいと思う人もいる。
つまり、女はある年齢になった方が、「女」を感じさせる。
別の言い方だと、「女気がむんむんしている」のが女ざかりだ。
美津子は、その年代は「アラフォー」だと思っている。

美津子は、アラフォーと思える人とよく立ち話をし、
アラフォーの奥様達の仕草や表情などを、よく観察し真似た。
若い女の子は、「そうだよ。」などと男言葉を使うが、
アラフォーになると使わない。
「あら、いやだわ。○○さんも、そうじゃなくって?」などと、
女言葉が多いのだ。
これこそ、美津子の目指す「女」なのだ。

美津子は、デスクに向かった。
一度集中すると、瞬く間に仕事が片付いて行く。

12時を過ぎて我に返り、朝、紀夫のために2つ作ったお弁当を食べる。

紀夫は、朝、スーツを着て、会社に出かけるようにして、美津子の家を出る。
それから、喫茶店で少し時間をつぶし、人目が少なくなった頃、
自分の戸建ての家に帰る。美津子と同じ、一人暮らしだ。
家に入ったら、すぐ女になる。
紀夫もなかなかの女になる。
そうして、男物と女物が混じった洗濯物を干し、
家周りの掃除をする。
近所の人にあったら、挨拶をする。
紀夫も在宅の仕事であり、昼頃に、
美津子の作ってくれたお弁当を食べる。

紀夫と美津子は、アラフォーの女装子で、赤の他人。
それを、お互いに夫婦のようにして、「奥様ごっこ」をしているのだ。

午後、4時になると、美津子はスーパーに行く。
若い女性店員と話すのが好きだ。
「ねええ?このお刺身、他のは2割引きになっているのに、
 これだけ、2割引きになってないわ。間違いかしら。」
などと、聞く。
「それは、その一つだけ、作られた時刻が新しいんです。」
「あら、そうなの。これも、2割引きにしちゃいなさいな。」
「そうは、いかないんです。」と、女店員は笑う。
「まあ、シビアなのね。」
美津子は、にっこりして去っていく。
こんな風に、買い物は、けっこう奥様気分にさせてくれる場なのだ。

家に帰り、お料理も楽しいときだ。
美津子は、胸からのエプロンをして、頭にバンダナをスカーフのように巻き、
せっせと、料理を作る。
お酒のオードブルも作る。
時刻は、6時、あと1時間で紀夫が帰って来る。
バスを沸かす。
紀夫のバスローブを出す。
『今日、紀夫は、女になりたがるかしら、男のままあたしを犯すかしら。』
と考える。どっちでもいいように、下着を2セット用意する。

美津子は、先にバスに入る。
紀夫のPが、お尻の穴に入って来てもいいように、
美津子は、浣腸をして、中をきれいにする。
食塩水100ccを2度やる。
そのときは、トイレに走る。
体を洗い、綺麗になって、
下着を着ける前に、お尻の穴に、クリームをたっぷり入れておく。
オレンジ色の袖なしのブラウスに、クリーム色のひざ丈のフレア・スカート。

6時になると、紀夫は、スーツにネクタイという男になり、
美津子の家に向かう。
7時になり、紀夫がやって来る。
「お帰りなさい。あなた、風呂が先、お食事を先になさる?」
と、美津子は出迎え、主婦の決まり文句を言う。
そして、畳の間で、紀夫のスーツとネクタイを受け取り、
ハンガーにかけ、ブラシを当てる。
「風呂にさっと入って来る。」
「いいわ。今日は、男になる、女になる?」
「男になって、美津子を思い切り犯してあげる。」
「まあ、やだ。」と美津子は、少し赤くなり、紀夫の腕をたたく。

紀夫はゆるいズボンと、Tシャツで、風呂から出て来る。
紀夫も、豊胸でCカップの胸がある。
それを、ナベシャツで隠している。

夕食が始まる。
「ぼくたちさあ、夫婦っていうより、愛人みたいじゃない?」と紀夫がいう。
「そういう関係もいいわね。なんか、会えたとき燃えるわ。」
「でも、『奥様』とか『奥さん』って響きいいよね。」
「そうなの。スーパーなんかで出店の人から『奥様』って呼ばれると感じちゃう。」
「ぼくも、女のときは、感じちゃう。」

「今日あたし、懺悔なの。」と美津子。
「何?」
「昼間、急にむらむらっとして、その・・一人でやってしまったの。」
「じゃあ、レイプごっこでもやらないと、燃えないかな。」
「いやよ。あれ、大声でちゃう。今日はやさしく愛して。」
「わかった。」

食事の後、二人でワインを飲む。
その後が、セックス。
そう思うだけで、うきうきする。
紀夫は、美津子の手を引いて、二人掛けのソファーに誘う。
自分たちが見えるように、前に姿見が置いてある。

紀子は腕を、美津子の肩に掛けて、
「美津子は、女の子は卒業して、女になったね。」
「もう、年増だわ。」
「そこが、いいんだよ。『女』の方が、ずっと犯し甲斐がある。」
紀夫は、そう言って、美津子にキスをした。
下を絡めて、ディープなものだ。
それを、くり返す。
この段階で、美津子は、すでにアソコを大きくしてしまう。
(昼間、一度やったのに。)
紀夫が、美津子のブラウスのボタンを外していく。
それを脱がせると、白いスリップとブラが現れる。

「あなた、やさしくしてね。」
「わかってるさ。」
紀夫は、美津子のスリップの隙間から、ブラを外してしまう。
美津子は豊胸だったが、乳首を鍛えている。
毎日、指で揉んで、それ以外のときは、脱脂綿を当てて刺激を避けている。
紀夫の指が、美津子の胸に伸び、ゆっくりと揉んでいく。
その内、乳首を指がつまみ、くりくりとされる。
「ああ、あなた、そこ感じるの。」美津子は思わず声を上げる。
「これ、大きくなったね。女の子と変わらないよ。」
そう言いながら、紀夫は、乳首を揉み続ける。
「あああん、ダメ、ダメ、あたし感じるわ。」
「じゃあ、アソコも大きくなった?」
紀夫は、美津子の耳元でささやく。
「いやん。恥ずかしいこと言わないで。」
「調べて、みようかな。」
「いや、意地悪しないで。キスがいいわ。」
しかし、紀夫の手は、美津子のスカートに伸びた。
スカートを手繰り、美津子の長くて白い太ももを露わにする。
「美津子の太ももにいつも感じちゃう。」
「あああん。」
紀夫は、美津子の太ももを何度も撫でる。

ショーツの中の美津子の秘密の物は、快感に叫んでいる。
紀夫は、美津子のスカートを上げ、美津子の脚を全部露わにする。
ショーツの三角地帯に手を入れる。
「やめて、恥ずかしいわ。恥ずかしくて死にそう。」
「じゃあ、もっと恥ずかしくするよ。」
紀夫は、美津子のショーツに両手をかけて、
一気に、美津子のショーツを下ろし、脱がせたしまった。
「あああん、いや。」
美津子は、両手で、顔を覆った。
美津子のアレは、決して小さくはない。
「美津子、鏡を見て。美津子の秘密のものを見るの。」
紀夫は、そう言いながら、美津子の最も感じるところを、そっとなぜた。

「ああ、感じてることが、あなたにばれてしまったわ。
 こんなに大きくして、あたし、恥ずかしい。」
「こんなに大きく固くするほど、感じたんだね。」
「言わないで。お願い。」
「本当は、アソコにぼくのものが欲しいんでしょう。」
「何?意味が分からないわ。」
「美津子のお尻の穴に、ぼくの物を入れて欲しいんだよね。」
「やん。そんなこと考えもしないわ。そんなこと、えっちだわ。」
「本当は、お尻の穴の奥を、綺麗にして、クリームを入れてるくせに。」
「そんな、えっちなこと、考えもしないわ。」
「じゃあ、調べてみよう。」
「あ、いや。」
紀夫は、美津子を横抱きにして、ベッドへ連れて行った。
美津子のスカートを脱がせ、美津子を四つん這いにした。
「あなた、いや。調べたりしないで。
 あたし、恥ずかしくて、死んじゃう。」
美津子がそう言ったとき、紀夫の指が、美津子のお尻の穴に入ってきた。

「いや~ん。そこが一番恥ずかしいの。あたし、女よ。
 女のお尻の穴に指を入れるなんて。」
紀夫は、美津子の言葉を無視して、指を入れたり出したりした。
その内、美津子は大人しくなった。
「恥ずかしがってるのに、美津子のアソコ、固いままだよ。
 お尻の穴、好きなんだね。」
「そうよ、そうなの。あなたの指じゃいや。」
美津子は、とうとう開き直る。
紀夫は、Tシャツとパンツを脱いで、自分のアソコにクリームをつけた。
「美津子の一番好きなことしてあげるね。」
そう言って、紀夫は、挿入した。
「あああん。いやいやいや。」
紀夫は、どんどん突いた。
「あ、あ、あ、いいわ。あたしは、エッチな女。恥ずかしいことが好きなの。」
紀夫は、突きながら、美津子のアソコを握って、愛撫した。
「ああ、いやん、いやん、ステキ、もっとして、もっと犯して。」
「ああ、美津子が壊れるまで、犯してやる。」

美津子は、絶叫しながら、肢体をくねらせた。

やがて、二人に限界が来た。
「美津子、俺、もう、イきそう。美津子は?」
「あたしも。イくわ。ああ、イきそう。イっちゃう。」
二人は、同時に身を震わせた。

(次は、「紀夫が女になる番」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



短編『奥様ごっこ』①「沢田美津子の秘密」

短い物を書いてみようと思います。今日のお話しも、短いです。
==================================  

『奥様ごっこ』①「沢田美津子の秘密」


近所の奥様達は、沢田家の奥様・美津子が、男性だとは、夢にも思っていなかった。
その朝、美津子は、主人を見送り、玄関の外に出て来る。
主人の紀夫は、出会う人々に挨拶をしながら、バス停に向かっていく。
その頃、玄関に出ている奥様達に、美津子は、明るい声で、
「おはようございます。」をする。

美津子は、背が、163cmくらい。
脚が長く、プロポーションのよい美津子をうらやむ奥様も多かった。
美津子は、わずかにぽっちゃりしていて、美人というほどでもないが、
男好きのする顔をしている。
リップを薄く塗り、他は、ノーメイクだ。

紀夫を送り出してから、美津子は、玄関側の物干しに、
男性物と女性物の衣類を干す。
女性のショーツやブラは人目に付かないように、
男性のシャツで隠しながら干す。
美津子のその姿を、近所の奥様は見ている。

朝の日課として、美津子は、
玄関の掃除を毎日して、花に水をやり、垣根を整える。

7月に入り、夏日が多くなった。
美津子は、袖なしの白いブラウスを着て、
木綿の花柄のあるミディアム丈のスカートを履いていた。

美津子は、今、38歳。
肌がきめ細かく、童顔であったので、
近所では、30歳くらいに見えている。
肩までの髪は、軽くウエーブをかけ、前髪を7:3に分けている。

美津子の男性名は、美津男である。
子供の頃から、女装の趣味があったが、
本格的に女に近づこうと思ったのは、大学を卒業してからである。
全身永久脱毛をした。
コルセットを、女性の位置にくびれができるように、
肋骨の下から上に、装着して、もう15年になる。
今では、コルセットなしでは、いられないほどになった。
2つ買って、交互に洗濯をしながら、使って来た。
お蔭で、肋骨の真下で、60cmの細さになった。
この細さで、お尻の肉付きのいい美津子の体は、女に見える。

美容整形も少しした。
鼻を高くするなど、盛り付ける整形は形がくずれるので、
「削る」ことだけをした。
エラを削り、アゴも少し削って、ほっそりとさせた。
額を丸くしたかったが、前髪で隠せると思い、いじらなかった。
エラとアゴの整形だけで、美津男の顔は、驚くほど女顔になった。
そして、最後に迷ったあげく、豊胸手術をした。
Bカップ。その内、Cカップにしようと思っている。

セックスのことを考え、美津男は、ホルモンは打たなかった。

美津子は、工業デザイナーである。
在宅でやっている。
優秀だったので、生活は豊かだった。

紅茶を飲んだ美津子は、
仕事をしようと、デスクのパソコンの前に座った。
だが、気が乗らない。
しばらく、考えていた。
ああ、やっぱり、だめ。
美津子は、スカートの前を手繰っていった。
白くむっちりした太ももを見た。
性的興奮が首をもたげて来る。
「ああん、いや。」
股の下に回しているPが、悲鳴を上げている。
紀夫が来る日だ。我慢しようと思ったが、
いったん火のついた体は、どうしようもない。

美津子は、デスクから立った。
箪笥から、体にフィットする茶のワンピースを取り出した。
ブラウスとスカートを脱ぎ、
長い髪のかつらを被った。
ドレッサーの前に座る。
アイメイクをして、唇に赤いルージュを引いた。
別人のように、美人になる。

美津子は、自分の女っぽい顔を、うっとりと眺めた。
どんどん、興奮してくる。
『あん、いや。あたし、女だわ。』
美津子はそう言って、スカートの中に手を入れ、
ショーツを取った。
股の下に入れていたものを解放してやる。
すると、それは、ミニのスカートからはみ出して、直立している。
『近所の奥様達、こんなあたしを見たらどう思うかしら。
 ああ、興奮するわ。』

美津子の手は、その直立しているものを、そっと撫でた。
『少しだけのつもりだったの。でも、そんなの無理だわ。
 あ~ん。あたし、いい女だわ。』

何ものも、美津子を止められない。
美津子の愛撫の手は、どんどん速くなる。
美津子は、脚を大きく開いた。
快感で気が狂いそうになる。

『ああん、ああん、イくときは、女の顔でいくのよ。
 いいこと、美津子。エッチな顔をしていくの。
 ああん、もうダメ。もうダメ。イくわ。イっちゃう。
 あああああ。』

美津子は、Pから白い液体を、鏡まで飛ばした。

美津子は、ティッシュでPを拭き、ジュータンを拭き、
鏡を拭いた。
その頃、やっと気持ちが落ち着く。

『ああ、あたしったら、救いようもないえっちだわ。』
満足感とわずかな自己嫌悪が、胸をよぎった。


(次回は、「夫・紀夫との熱いひととき」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



つい感じてしまう女装子さん<その2>

今日も、方々から拝借してしまい、気が引けますが。
一度、投稿したものもあります。ご容赦を。

97957_201209031959069463_2.jpg
こういうの、もう一つあります。

etti.jpg
なんだか、男性に迫られている女装子さんに、感じてしまいます。

middle_141 4枚
こういう変身写真も、感じてしまいます。
しゃがんでいる写真から、この方のスタイルのよさがわかります。

プールの人2プールの人3
すごい変身で、ドキッします。この方のをもう1枚。

プールの人
感じて、しまいます。

middle_1435592626.jpg
女性になったときが、ぽっちゃりしていて、なんか限りなく女性的です。
すごく、感じてしまいます。

ok=27.jpgtoukou1.jpg
この方も、女性になったとき、すごく女性的で、感じてしまいます。

middle_1428504192.jpg
3人集まると、3倍萌えてしまいます。

middle_1425452861.jpg
この方の女っぽさは、見ただけで、感じてしまいます。

middle_1425564355.jpg
こういう乙女チックな方に、感じてしまいます。

213017楓くんdesu
これ、なんだか萌えてしまうんです。

中学生?
この方、男の子だということですが、女の子でないことを祈ります。


最後です。
hennsinnn.jpg
この方が・・・。

hennsinn3.jpg
ほとんどノーメイクで、こんな風に。

そして、
hennsinn4.jpg
最後は、こんな女性に。もう、最高に感じてしまいます。


ああ、もう感じすぎてしまいました。
本日は、この辺で失礼いたします。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。












物語「薫のアメリカ」について

物語「薫のアメリカ」について


このところ、書くと長くなってしまって、
「薫のアメリカ」も、すぐ終わる予定が、第8部まで書いてしまいました。

この物語では、1回の量が、普段の2倍ほど書いてしまいましたので、
途中で、疲れてしまい、「つい感じてしまう女装子さん」を入れて、
休憩をしました。
私は、
①終わりまで考えて書くとき。
②途中まで考えていて書き始めるとき。(後は、なんとかなるだろうの精神です。)
③第1話しか考えていなくて、後は、毎日ストーリーを考えながら書いていくとき。
が、あります。
この③が一番ひやひやします。
今回は、②でした。
薫が、ジョージのハウスに行って、男の子5人だと思っていたのが、
まるで、女の子5人だったと驚く場面まで考えていました。
で、そこから先について、苦戦しました。

主役が、第2話から登場するお話は、初めて書きました。
弁護士上原啓二(玲子)と恋人・美幸との場面から始めましたのは、
上原啓二が、信用するに足る弁護士だということを、お伝えしたかったからです。

私は、国際線に乗ったことがありますが、
空港の仕組みがどうなっているのか、忘れてしまって、
ごまかして書くのに苦労しました。
薫が、サンフランシスコ空港について、
どうしていいかわからず呆然としてしまうところは、私の経験に基づきました。
私は、迎えもなく、ほんとにどうしようかと思いました。

法律のことが分からず苦労しました。
初め、薫はアメリカに永住させる予定でしたので、
薫がジョージの養子にすればいいと思っていました。
その内「学生ビザ」というのがあることを思い出しました。
これは、学生である限り、手続きをしていけば、ずっとアメリカに、
滞在できるだろう・・と、調べもせず、書きました。
アメリカの市民権を持つリリと、日本国籍を持つ薫が結婚すれば、
期間限定で、両国の永住権が得られる。これも、調べたわけではないのですが、
知人でそう言う人がいましたので、そうだろうと思い書きました。
多分、どちらかの国に暮らすことにして、何年かその国に滞在すれば、
永住権が得られるのだと思います。

「性の発達障害」ということにも触れました。
ISのことです。アメリカでは、DSDと呼ばれているようです。
これも、ちゃんとした医学的知識もないまま書きました。
シンディとクリスという2人の女の子が出てきますが、
彼女たちのモデルになった疾患は、アンドロゲン不応症です。
(あくまで、モデルです。)
薫とリリの疾患のモデルは、クラインフェルター症候群です。
きちんとした医学的知識がありませんので、
あくまで、物語上の疾患ということに、させていただきました。

さて、<第1部>完 としまして、第2部はどうなのだということですが、
今のところ、第2部を書ける見通しがありません。
題材はありそうなのですが、今のところ、まだ自信がないのです。

この頃、書き始めると、長い物語になってしまいます。
それが、いいのか悪いのかわかりません。
とりあえず、心のまま、書いていきたく思います。

私の物語を読んでくださった方に、感謝申し上げます。
また、物語を書き始めましたら、どうぞ、読んでやってくださいませ。

では、これをもって、物語のあとがきといたします。


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



薫のアメリカ⑧「帰国・すべての始まり」<第1部>最終回

どうにか、第1部の完結に持って行くことができました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
===================================   

薫のアメリカ⑧「帰国・すべての始まり」<第1部>最終回


ジュディとクリスがお勧めのジェンダー・クリニックに、
薫とリリは、行った。
体の方々を診察され、最後に、染色体検査をして、
約2週間後、薫とリリは、KFシンドロームと診断された。
身長を1週間ごとに計り、1か月で1cm伸びていたら、
薬物投与で、対策を取ると言われた。

診断を受けた日、薫とリリは、喫茶店に行き、話をした。
「薫、診断されて、どう思った?」とリリ。
「神様が、あたしを女装子にしてくれたことに、感謝した。」と薫。
「あたしも。」
リリと二人で、にっこりした。
「戸籍の性別変更する?」とリリ。
「性分化疾患の人は、日本でも、性別変更できるみたい。
でも、その必要があるまで、しない。」薫。
「あたしも。今まで、男の戸籍でやって来たんだし。」リリ。
二人は、また目を見合ってにっこりした。

薫は、弁護士の上原啓二にジェンダークリニックの診断結果を伝えた。



12月。
薫が、ハウスに来て、2か月になる。
ジョージは、大きなデスクにパソコンを置いて、小説を書いていた。
その横で、薫が、同じくパソコンとにらめっこしている。
ジョージの秘密の稼業、日本語の女装小説を書いているところだ。
薫が言う。
「ジョージさん、ここ、
 『いや~ん、いや~ん。あああ、いいわ。いいわ。もっとして。』
 のとこですが、
 『いやん、いやん、だめ、だめ、あああ、いい、いいの、もっとして。』
 の方が、日本語っぽいです。」と薫。
「わあ、そうね。薫の方が、ずっとえっちだわ。そうしておいて。」
とジョージは、笑った。

「ジョージ、それとね。
『車の中で、A男は、B子の太ももをなぜた。タイトスカートからはみ出た
 B子の太ももは、なまめかしい。
A男は、B子のパンティ・ストッキングとショーツを脱がした。』
ここですけどね。タイトスカートから、パンストとショーツを脱がすことは、
むずかしいです。
と言って、パンストは、履かせたい。
そこで、B子は、穴あきのパンストを履いていることにするんです。
で、ショーツは、デートの始めから履いていないの。
今日は、セックスにならないだろうと思ったからなの。
デートの最中、ノー・ショーツのB子は、
Pちゃんが、タイトスカートに擦れて、何度も大きくしてしまうの。
その度、バッグで隠したりして、苦労するの。
その内、快感がどんどん高まって、やがて車の中。
A男がB子の太ももを撫でて、B子のタイトスカートに手が入る。
B子は、むき出しの、大きくなったPちゃんが恥かしくて、抵抗する。
『やめて、お願い、恥ずかしいの。いや、いや、ダメ。』
A男は、強引に、B子のスカートの奥に手を入れ、
B子の固く大きくなっているものに達する。
A男の驚く顔。
B子は、恥ずかしくて、『あああん。』と言って、うつむいてしまう。』
って、こんなのどうですか。」と薫。

ジョージは、薫の顔を見た。
「まあ、まあまあ、薫ったら。いいわあ、それ。
あたし、聞いていて興奮しちゃった。」とジョージが言った。
いつの間にか、リリが後ろに来ていて。
「ああん、興奮したわ。薫、才能があるんじゃない?」とリリ。

「薫、あたし、大筋だけ渡すから、後は、薫が書いて。」
と、ジョージは、本気で言った。

「あらまあ。」と言って、ティンとミンが来た。
「期末試験目前なのに、勉強しなきゃだめじゃない。」とティン。
「それが、薫が書いた文、すごくエッチで興奮するの。」とリリ。
「どんなの?」とティンとミン。

文は、日本語だったので、リリが英語に直して、二人に聞かせた。

「わあん、これ、興奮する。」とティン。
「あたし、もう勉強できない。」ミン。
「でも、薫すごいわ。」とティン。
「また、書いたの見せてね。
っていうより、リリ、英語で聞かせてね。」とミン
ティンとミンは、二人で急いで部屋に入った。
「あの二人、勉強しに部屋に帰ったと思う?」とリリ。
「さあ、どっちかしら。」とジョージが答えた。

薫は、毎日の授業をしっかり聞き、
ハウスで短時間にきっちり復習をしていたので、
試験のための勉強をさほど必要がなかった。
英語のハンデがあったが、授業で出て来る言葉は、しっかり覚えていた。
それに、受験校で鍛えられ、ペーパー・テストには強かった。

薫は、リリも、相当成績がいいと思っていた。
なぜなら、リリのノートは、忘れそうなことだけ、書いてある。
何もかも、書いてはいない。
リリは、ノートの忘れそうなことだけ、復習すればいい。

薫は、とうとう、期末試験の日まで、ジョージのとなりで、
小説を書いていた。

試験当日である。
教科は、国語(英語)、数学、社会、理科の4教科。
薫は、全部よくできたと思った。
リリが聞いて来た。
「薫、どうだった?英語で困らなかった?」
「うん、なんとかなった。」
「さすが、薫。みんな、学年で1位は、薫だって言ってるよ。」
「まさか。」薫は言った。

翌々日、テストが返され、学年、上位20人だけ、壁に発表される。
みんな、飛んで見に行く。

リリと薫で見に行った。
「わあ、やっぱり!」とリリが飛び上がった。
一位のところに、薫の名があった。
リリが、第3位だ。
「リリも、すごい。」と薫は言った。
「薫がまだ来ないとき、あたしが、1位だったのよ。」
「わあ、そうなんだ。」と薫は言った。



1年が立った。
ジョージのハウスは、高校生しか入れないので、卒業すれば、
アパートを借りて、自分で生きていかねばならない。
しかし、大学の4年間は、ジョージからの生活援助がある。

みんなより1歳年上だったキャシーは、アリゾナの大学へ行った。

プロの推理作家であるジョージは、薫の才能を見出し、
推理小説を書くように勧めた。
薫は、すぐに200ページほどのものを書いて、ジョージに見せた。
ジョージは、それを読み、自分の目に狂いのないことを確信し、
薫の推理小説を出版した。
「ジョージ推薦」という宣伝効果もあり、10万部売れたのである。
薫は、それから、勉強に差支えない範囲で、推理小説を書いていった。
ジョージは、薫がその内ドカンとヒット作を書くことを確信していた。

ある日、薫とリリは、見晴らしのいい公園にいた。
「薫。薫の将来の夢は?」とリリが聞いた。
「まず、リリと結婚する。」
「同性婚?」
「とは限らない。あたしは、この国に戸籍がないから、
 リリが、女性になるの。そうすれば、異性婚だよ。
 あたしは、結婚で、市民権を得られるはず。」
「あたしが、日本に住むこともできるね。」
「そうだね。」

「大学も出たい。
そして、あたしは、ジョージさんのやっている活動をしたい。
 小説を書きながら、性的マイノリティの人たちに何かしたい。
 具体的には、考えていないけど。
 あたしには、多額の遺産があるんだって。
 邸宅もあるんだって。だから、資金的には、何とかなりそう。」
「二人が結婚したら、あたしが、そっちの方するから、
 薫は、小説に専念すればいいと思う。」

「まだ、リリにプロポーズもしてないのに。」
「あたしは、薫と一生、いっしょにくらしたい。
 それが、アメリカでも、日本でもいい。
 日本は、母の祖国だし。」
「そう言って、くれるの。今、プロポーズしていい?」
「もうしてるわ。」
「そうね。」
二人は、目を合わせて、微笑んだ。

二人は、高3になり、ジョージのハウスを出るとき、
結婚式を挙げた。
リリは、女性の戸籍を得た。

結婚式は、小さな教会で、ジョージとハウスの人達だけで行った。

大学は、サンフランシスコに近い、カリフォルニア州立大学バークレイ校へ、
リリと一緒に言った。
学生の間も、薫は、推理小説を書き続けた。
コンスタントに10万部は売れる作家になっていた。
そのことを、弁護士の上原啓二に伝えると、
「薫くんの財産が、増えるばかりじゃないの。(笑)」
という返事がきた。

すばらしく美しいバークレイ校と4年でお別れした。
薫の背は、166cm、リリは、163cm。
これ以上高くはならないだろうと言われた。

卒業後、二人は、日本に行くことを決めていた。
日本には、まだまだ、性的マイノリティーの人達の施設が不足している。
薫は、性別適合手術の基金なども考えていた。

成田の空港を降りたのは、午後の2時頃だった。
薫もリリも、すらりとした素敵な女性になっていた。

「お、あれだ!うへー、すごい美人。」
「もう一人も、超美人。」
「誰が見ても女だな。」
そう言って、二人を出迎えたのは、見送りに来てくれた高井、太田、小林だった。
その横に、上原啓二が言った。少しも年を取っていない。
薫は、3人を見つけて、リリといっしょに、走って行った。
「わあ、来てくれたの。びっくり、感激!」と薫は言った。
「先生も、ありがとうございます。ここにいるのが、妻のリリです。」
「わあ、二人とも、美人だね。薫くん、よかったね。」上原は言った。
「な、薫。結婚した訳?」と高井。
「うん。少し早いけどね。」薫。
「リリといいます。どうぞよろしく。」リリが言うと、3人は赤くなった。
「高井です。」
「太田です。
「小林です。」
太田が言った。
「薫は、女性と変わらないから、同性婚かな?」
「いや、薫は、男だから、異性婚だよ。」
3人には、リリも生まれは男子などと、想像もつかないのだった。

「今日は、薫くんにも初めての、ご両親の邸宅にご案内します。
 前の、マンションのご両親の物は、ある部屋に全部運んであります。」
上原は、そういって、空港の外に案内した。
「あの、薫さんがよろしければ、お友達もどうぞ。
 フルーツなどが用意してあると思います。」と上原。
「どう?みんな来る。」と薫。
「いきてーよな。薫ん家も、見ておきたいし。」と3人。

空港の外に出ると、たまに映画で見るリムジンというのが来た。
「わあ~、すごい。」とリリが言った。
中は、信じられないほど長かった。
薫とリリ、後4人は、軽々入れた。
「リムジンに乗った!」と3人ははしゃいでいた。

リムジンは、大型船のように、音もなく走った。
やがて、大きな庭がある、邸宅に着いた。
「わあ~!」とみんなで声を上げた。
リムジンから降りると、邸宅の前に、
使用人と見える人たちが、左右に並んでいた。
「上原さん。ここが、これから私たちが住む家ですか。」薫は聞いた。
「はい、ご両親のお住まいでした。今は、薫さんの所有です。」
「わあ、どうしよう。」と薫はリリと目を合わせ言った。
「俺たちも、入っていいんですか。」と3人は言った。
「はい。どうぞ。」と上原。

薫とリリは真っ直ぐに人々のところへ行った。
老年の執事が1人。コックが2人。
メイド服のメイドが2人。
老年の女性・メイド長が一人。
計6人だ。

薫とリリは、一人一人、会釈をし、握手をして回った。
最後の人に握手をして、薫は言った。

「え~、こんな邸宅で暮らせることに、只今戸惑っております。
 先ほど、私のことを、『ご主人様』と読んでくださいましたが、
 私は、それほどの人間では、まだ、ありません。
 ですから、当分の間は、「薫さん」または「薫様」と読んでくださるとうれしいです。
 隣のリリですが、『奥様』と呼ばれて、うれしかったみたいです。
(みんな、笑う。)
 そうだよね。」と薫は、リリに聞いた。
「奥様は、今日の1度だけで十分です。「リリさん」または「リリ様」と、
お呼びください。」リリはそう言った。

薫は続けた。
「私は、にぎやかなのが好きなんです。
 ですから、朝夕の食事は、できましたら、みなさん一堂に会して、
 お食事をしませんか。
 途中でいろいろ運ばずに済むように、そんなお料理を、
 コックの佐伯さん、加藤さん、お願いします。

 あ、それから、私の大切な友達を紹介します。」
薫は、高井、太田、小林を紹介した。
拍手が起こった。
「では、入らせていただきます。」

中に、長いテーブルがあり、そこに、オードブルやら、
パフェ、フルーツなど、豪華に並んでいた。

「薫は、早速、すべての人をテーブルに呼んだ。」
そして、にぎやかな、昼のパーティが行われた。

薫の隣に、上原がいた。
「これから、いろいろやろうと思っています。
 よろしくお願いします。」
と薫は上原に言った。
「全面的に協力します。私も、女装子ですから。」
と上原が言った。
それが、リリの耳に入った。」
「何?なんですか。上原さんがなんなの?」とリリ。
上原は、スマホを取り出し、自分の「玲子」のときの画面をリリに渡した。
「それ、私です。」と上原。
リリは、驚いて、口に手を当てた。
「まあ、わあ~、じゃあ、上原さんも?」とリリ。
「はい。」と、上原はにっこり笑った。

友達3人は、上機嫌で、片端から食べていた。
みんなの笑い声が、たくさん聞こえた。
『やっぱり、賑やかなのがいいな。』薫は、思った。


<薫のアメリカ・完>


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



高坂薫のアメリカ⑦「性の発達障害」

今回は、ある性の発達障害が出てきますが、
これは、物語としてアレンジした部分もあり、
医学的参考などには、どうかなさらないようにお願いいたします。
==================================  

高坂薫のアメリカ⑦「性の発達障害」


薫は、ハウスの中で人気があり、
夜になると、いろいろな子から声がかかった。
薫は、リリと一番セックスがしたいと思いながら、
人がいいので、呼ばれるままに、その子のところへ行った。

ある夜、やっとリリとセックスができることになった。
二人で、スリップだけの姿になって、ベッドの上で、キスをしていた。
やがて、ベッドに横になり、
お互いの胸をさわった。
そのとき、薫は、気が付いた。
「リリ、乳房が大きくなってるの?」
「うん。そうなの。前から気にしてた。」
「リリ、あたしも、乳房じゃないけど、乳首が女の子みたいに大きくなってきたの。」
「感じる?」リリは、薫の乳首を指でつまんだ。」
「ああん、だめ。感じるの。」薫は言った。
「あたしも、感じるの。薫触って。」
「うん。」
「ああん。頭に快感がびりびりくるの。」と、リリ。

「リリ。あたしたち二人、女の子みたいな体型だけど、
 個人差の範囲、超えているかもしれないよ。」と薫。
「あたし、オッパイが出て来たとき、さすがにそう思った。」と、リリ。
「一回、診てもらおう。」薫。
「その前に、あの二人に聞いてみない?」リリ。
「シンディーとクリス?」薫。
「そう。あの二人、性の発達障害だって言ってた。」リリ。
「だったら、詳しいかもしれないね。」薫。
「うん、そうしよう。」リリ。

その日の二人は、そこで、中断してしまった。

明くる日、薫とリリは、シンディーとクリスに話を聞いて欲しいと声をかけた。

その日の学校が終わり、4人は、ファミリーレストランにいた。
シンディとクリスに、パフェをごちそうした。

「シンディ、クリス、聞いて。あたし達二人、乳房が出て来たみたいなの。
 あり得る?なんかの大きな性の発達障害じゃない。
 二人は、そういうこと詳しそうだから、今日聞きたかったの。」
リリは言った。
「そうなの?それは、思ったより大変なことかも。」シンディは言った。
「今、思いつく原因が、二つあるわ。」クリスは言った。
「何?」リリと薫は乗り出して聞いた。

「1つは、ホルモンバランスの崩れ。
 性ホルモンを供給する脳下垂体に腫瘍のようなものができて、
 男性ホルモンの供給が阻害され、女性ホルモン過多になって、
 乳房なんかが出てきちゃう。
 これは、手術で、腫瘍を取ることで改善されるはず。」クリスは言った。

「もっと、深刻なのもあるのね。」リリは、聞いた。
シンディがゆっくりと言った。
「あたし、ドクターではないから、あくまで、参考程度よ。
 KFシンドロームってあるの。染色体異常。
 男子はXY染色体。女子は、XX染色体。
 だけど、XXYっていう染色体をもつ人がいるの。
 男子に比べで、Xが一つ多いでしょう。このXが体を女性化するの。

 性の男性機能は、正常なの。でも、精子の数は、うんと少ない。
 生まれたときは、おちんちんもあるし、男子とみられる。
 なんの不自由なく育つけど、12、3歳くらいから、女の子の体に
 成長していく。
 乳房の発達は、遅い方だから、今頃出てきたり、
 そのまま、出て来ない人もいる。
 リリや薫は、男の子にしては、女の子の体型に近すぎる。」

「深刻なのは、どんなところ?」リリは聞いた。
「リリは女装子だから、女の子の体に成長することに、
 大きな抵抗はないはず。
 でも、女装子ではない人にとっては、女の体になるなんて、
 耐えられないことじゃない。」クリスは言った。

「そうっかあ、人によって、大変な悲劇になるのね。」リリが言った。
「ね、あたし達、ジェンダー・クリニックに行くべき?」と薫が聞いた。
「絶対、行くべき。」クリスとジュディが、口をそろえて言った。
ジュディが、
「この疾患は、脚、腕、首なんかが長くなるのね。
 リリや薫は、今、ちょうどカッコイイレベルじゃない。
 でも、今後、それ以上長くなるかもしれない。
 それを抑えるためにも、ドクターのところへ行くべき。」と言った。
「うん。ようくわかった。」と薫とリリ。

4人は、パフェを半分ほど食べた。

「ねえ、聞いていい?
 ジュディーとクリスは、見たところなんの問題もない女の子だと思えるんだけど、
 性の発達障害があるの。」リリは言った。
ジュディとクリスは、顔を見合わせた。
「この二人には、言ってもいいか。」とクリス。
「うん。性の発達障害の仲間だしね。」とジュディ。
クリスが、
「あたし達、なんの問題もない、女の子に見えるでしょう。
 でも、あたし達の性染色体は、XY、つまり男のなの。」と言った。
「ええ?どういうこと?」とリリ。
ジュディが、
「あたし達、生理がいつまでたっても来ないから、
 内科に行って、それから、ジェンダークリニックに行ったの。
 そこで、染色体が、女子のXXではなくて、
 生物学的に男子を示すXYだったの。」と言った。
クリスが、
「母体の中にいるとき男の子のはずだったんだけど、
 男児をつくる男性ホルモンを受け付けない体だったの。
 だから、女性ホルモンが働いて、見かけは女児として生まれたの。
 性自認は女で、女の子の遊びを好み、性格も典型的な女の子なの。
 なんの問題なく思春期になり、体はすべて女なのに、
 生物学的には、男だってわかったの。
 解剖学的には、完全な女じゃないの。
 だから、妊娠は難しいの。
 私たちは、生理不順で、ドクターのところへ行ってわかったけど、
 不妊治療に行って、わかる人もいる。
 オリンピックなんかの、セックスチェックでわかる人もいる。
 もちろん、独身で、何も知らずに一生を過ごす人もいる。」

リリも薫も、涙を浮かべていた。
薫は言った。
「それ、辛すぎる。一人の女の子が、ある日突然、
あなたは、生物学的に男ですなんて言われても、
受け入れられるわけがない。」
リリが、
「それ、残酷すぎる。ふつう耐えられない。死にたくなるよ。」
クリスが、
「うん。死にたくなった。女の子の中にいても、自分の染色体は男だと思って、
 自分は別の人間だって気がした。家族の中でも、娘でも息子でもない気がして、
 世の中で、自分は一人ぼっちなんだと思って、絶望した。」

リリ。
「どうやって、克服したの?」
クリス。
「克服に、ずいぶん時間がかかった。
 でも、ある日決意して、カストロ・ハイスクールに来たの。
 自分は、女でも男でもないから、居場所は、ここしかないと思ったの。
 でも、入ったら、あたしより困難な人がいっぱいいた。
 例えば、MtFやFtMの人。
 彼らは、心以外の体は、全部異性のものなわけじゃない。
 大変な障害だと思った。
 みんな、いろんないじめを受けて来た人だった。
 でも、今は、明るく毎日過ごしている。

 あたしは、心は女。体も女。声も女。何もかも女。
 たった一つ、染色体だけが男。
 彼らに比べて、たったそれだけじゃないと思った。
 子供を産む困難があっても、彼らよりどれだけ恵まれているかがわかったの。」
ジュディ。
「それに、あたし達二人とも、お腹の中に、卵巣が生きていることが分かったの。
 人工授精すれば、子供を持てる可能性を知ったの。それが、大きな希望だった。
 リリや薫が、KFシンドロームだとしても、人工授精で、子供はできるよ。」

リリ。
「そうだったの。
 今日は、ものすごく貴重なお話しを聞いたわ。」
薫。
「ジェンダー・クリニックは、迷わず行くね。
 そして、どんな結果であっても、受け入れる覚悟ができた。
 ほんとうに、ありがとう。」

ジュディとクリスは、にっこり笑った。


(次回、第一部の完結です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




小休止・「つい感じてしまう女装子さん」

このところ、少し早いペースで物語を書いてきましたので、
少し疲れました。そこで、小休止を取りたいと思います。

美人であるかどうかを別にして、私が「つい感じてしまう女装子さん」の写真を並べます。

thXNG9DK8I.jpg
こういう、むさい男が、可憐な少女になると、感じてしまいます。

middle_1404994189.jpg
これも、そうですね。二人が同じ人とは信じられません。

middle_1373542064.jpg
もう少し綺麗な写真があります。

middle_1373542171.jpgmiddle_1373542352.jpg

middle_1368269822.png
これも、変身です。
もう1枚。同じ人です。

middle_1368269854.jpg
プロポーションが、驚くほどいいですね。


BwHE-HFCEAAHB3f.png
この人、とてもセクシーで感じてしまいます。男性に感じちゃうなんて・・。

middle_1415712549.jpg
この人みたいに、徹底的に『女』と言う人に感じてしまいます。

middle_1361772063.jpg
この人見ながら、「本当は男性」と思うと、感じてしまいます。

middle_1361516680.jpg
こういう可憐な人が「男性」と思うと、萌えてしまいます。

middle_1388043042.jpg
(黒縁無視してください。)右の人が、女っぽくて萌えてしまいます。

ますく2
昼は、モーレツ社員、夜は女になり、客を招いて、シャンパン・パーティなんて。
こんな風に一日を過ごせたらいいですね。

最後です。
これでも男
この人を女性と思っていて、今まで載せませんでしたが、
どうも、男性タレントのようです。胸がうすいのが、唯一男性かなと思える点です。
他は、完全に女性ですね。

それでは、本日は、このくらいに致します。

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。












高坂薫のアメリカ⑥「ミンとのセックス」

予告で、4組のセックスと書きましたが、
2組のセックスまでしか書けませんでした。
読んでくださるとうれしいです。
====================================

高坂薫のアメリカ⑥「ミンとのセックス」


ミンは165cmで、薫より少し背が高い。
「薫、今日のレオタード姿、すごく素敵だった。
 憧れちゃったの。
 あたしも、1つ持って来たの。
 薫、今、レオタード着てくれる。
 あたしも着る。」ミンはそう言った。
「ええ、いいわよ。」薫はそう言った。
そして、二人で、背中と背中を合わせ、レオタードを来た。

「鏡を見よう。」ミンが言った。
「うん。」
二人で、壁の大鏡を見た。
レオタードが、どれだけ女の子っぽい服なのかを再認識した。
二人の可愛い女の子が映っていた。
「薫は、どうして、そんなに女の子体型なの。
 ウエストが細いし、ハイウエストだし。
 ヒップだって、女の子くらいにあるし。
 そして、脚が長い。」ミンが言う。
「ミンだって、女の子じゃない。
 普通誰が見ても、女の子だよ。」
「ううん。そんなことない。」ミンが言う。
「そう言えば、ミンは、女性ホルモンやりたいって言ってたわね。」
「うん。もっと女の子みたいになりたいの。」
ミンは、そう言いながら、薫の後ろに来て、薫を抱きしめた。
「ああ、薫は、柔らかいわ。女の子ってこんな風なんだね。」
「あたし、柔らかいの?」
「うん。羨ましい。キャシーみたい。」
「まって。」と言って、薫は、引き出しの中から、薄いスカーフを取り出した。
「ミン、こうすると、ハイウエストに見えるし、ヒップも大きく見えるよ。」
薫は、そう言いながら、ミンのウエストの少し上を、
スカーフで強目に結んだ。
すると、ミンのウエストは、高く細くなり、ヒップが大きく見えた。
ミンも、脚がすごく長かった。
「わあ、ほんとだ。あたし、スタイルよくなった。」ミンが喜んで言った。
「今度は、あたしが、ミンを抱きしめるね。」
薫は、後ろに行って、ミンを抱きしめた。
「ミンだって、柔らかいわよ。」
「ほんと?うれしい。」

ミンが、薫の方を向き、薫を抱き、キスをした。
初めは、ちょんちょんと唇を合わせるだけだったが、
その内、舌を舐めあい、深いキスをした。
ミンの息が荒くなってくる。
薫は興奮して、あそこを大きくしてしまった。
「ね、アソコを前に持ってこよう。」ミンが言う。
「うん。恥ずかしいけど。」
二人で、レオタードのショーツの位置をごそごそした。
「わあ、薫はやっぱり、男の子なんだね。」
「ミンも、男の子。女の子にしか見えないのに。」

二人は、モッコリさせた部分を互いに擦りあった。
「薫、感じてる?」
「もちろん。もう、たまらない。」
「あたしも。」
ミンは、薫を連れてベッドの上に誘った。
寝ている薫の上に乗り、ミンは、薫の顔をキス攻めにした。
そして、体を摺り寄せて来る。
レオタードの感触がたまらない。
「ね、ダンスの練習が終わった女の子が二人で、
 いけないことしているみたいじゃない?」薫は言った。
「そうね。たまらなく萌えちゃう。」とミン。

散々抱き合い、キスした後、
ミンは、薫の両腕をレオタードから出して、
薫の腕を上で抑えた。
「やん、薫の脇の下、つるつるで綺麗。」
ミンはそう言いながら、薫の脇の下をキスしたり舐めたりした。
そして、薫のブラを上にあげ、薫の乳首を、舌で刺激した。

「ああん、ミン、あたし、感じる。」薫は声を上げた。
ミンは、このとき思った。
薫に乳房わないが、乳首が女の子並に大きい。
(リリもそうだった。)と思い出した。
ミンは、薫の乳首を、軽く噛んだり、舌で刺激をした。
その度、薫は、体をくねらせて反応した。
「ミン、やめて。そこ、感じすぎるの。」薫はいった。

ミンはそこで、薫の太ももに手を入れて来た。
「ああん、そこ、もっと感じるの。」薫は、背を反らす。
「薫を、裸にしていい?」
「毛布を掛けてくれたらいいわ。」
「あたしも、裸になるね。」
電気を消して、ミンは、薫を裸にして、自分も裸になって、
毛布をかぶった。
裸になって、抱き合った。
「薫は柔らかい。女の子だわ。薫は女の子。」
ミンは、そう言いながら、薫の体中を撫でまわし、
薫の固く大きくなったものを、手でそっと撫でた。
「ああん。ミン、あたし、セックス初めてなの。
だから、興奮していっちゃう、すぐイきそうなの。」
「わかったわ。」
ミンは、そう言うと、薫の熱くなったPを口に含んだ。
毛布は、すでに、あってないようなものだった。

ミンの口での愛撫で、薫は、絶頂に達しようとしていた。
「ミン、あたしダメ。イくわ。イくわ。もうダメ。
 イっちゃう、イっちゃう、イっちゃう。」と薫は叫んだ。
「いいわ。あたしの口の中にイって。」
「あん、あああん、もうダメ。ミン、イくわ、イっちゃう、イっちゃう。」
薫は、体を震わせ、ぴくん、ぴくんさせて、ミンの口の中に果てた。

ミンが薫の横に来た。
「ああ、薫可愛かった。」と言った。
「今度は、あたしが、ミンをイかせてあげるね。
 ミンのやり方見ていたから。」
薫は、そう言って、ミンの上になり、ミンの体中を愛撫した。
やがて、ミンは、大声を上げ、体をバタバタとさせて、
薫の口の中に果てて行った。

二人で、毛布にくるまった。
「幸せだったわ。」と、ミンが言った。
「あたしも。ミンが、初めての人だったの。」薫。
「そうだったの?それ感激だわ。
 あたし、やっぱりホルモン打つの、まだ止める。
 イかせてもらったときの気持ちよさ、なくしたくない。」ミンが言った。
「そう、思うの?」
「うん。当分大丈夫。」ミンが、薫を見つめて、微笑んだ。



上原啓二(玲子)と藤井卓也(美幸)は、キッチンテーブルで、
ワインを傾けていた。
玲子は、フレアのたっぷりある、エンジ色のワンピース。
美幸は、ボディコンの茶のワンピースを着ていた。
二人とも、フルメイクだ。

玲子が美幸に聞いた。
「ねえ、アメリカでは、戸籍の性別を変えるの、日本より甘いはずよね。」
「日本は、性別適合手術をしてないとダメよね。」
「日本でFtMさんは、どうなるの。」玲子。
「妊娠ができない体に手術を受けたときじゃない?」美幸。
「そうか。アメリカだと?」玲子。
「戸籍のことは、わからないの。
 でも、パスポートだけなら、性別違和で、
異なる性への治療を受けているという主治医の証明書があればいいみたい。」
「そうなの?治療が完了していなくても、いいんだ。」
「そうみたいよ。」美幸。

「じゃあ、パスポートで希望する性になって、日本に来たら、
 そのパスポートをもって、日本の戸籍変えられる?」玲子。
「むずかしい問題ね。
でも、そもそもパスポートって外国に行くときのものじゃない。
 行った国で、パスポートの性別が認められないって、
パスポートの意味がないじゃない。
アメリカ国内でも、州によって、法律が違う。
さっき言った方法で、性別を変えられない州もある。
そんな州へ行って、パスポートの性別が認められないって、
極めて、不合理じゃない。」美幸。
「そうよね。」玲子。
「あの子のこと考えているのね。」美幸。
「うん。帰って来て性別が変わっていたら、また、ややこしくなると思ってね。」玲子。
「そうね。」美幸。

「ところで、美幸は、異なる性への治療なんてものじゃないけど、
 あなた、一体どこまで、自分の体、いじったの。」玲子。
「ホルモンはやっていないの。Pちゃんに元気でいてもらいたいから。
 言わば、外科的手段ね。
 豊胸でしょう。全身脱毛。お尻の穴の周りもね。
 お尻の穴の周りの色素の除去。
 オデコにシリコン入れて、丸くしたわ。男は、絶壁でしょう。
 肋骨を1対とって、ハイウエストにした。
 それに、コルセットもして、ウエスト58を得る。
 ごつごつしたヒザを滑らかにする手術。
 O脚の矯正。
 大きなお尻を作るために、シリコン注入。
 太ももを女みたいにするために、脂肪注入。
 喉仏を切除する手術。
 顔は、怖いからいじってないの。変形してくるからね。
 まあ、ざっとこんなものだけど、
 これ、アメリカで、異性への治療として、認められないと思うわ。
 異性になるための治療って、多分、ホルモン投与のことだと思う。
 あたしもね、ホルモンやれたら、もっと本格的にいい女になれるんだけど。」
美幸は一気にそう言った。

「まあ、よくそれだけ、やったわね。
 あたしが、やったのは、全身永久脱毛だけよ。」
「玲子の体は、奇跡的に女よ。あたし、かなわないわ。」
「そんなことないわ。」
「ね。たくさん投資したあたしの体、使ってちょうだい。もったいないわ。」
「いいわよ。」
玲子は立って、美幸を、大きな壁鏡の方に連れて行った。
そこに、美幸を移して、
「見事に、女のハイウエストね。ウエスト58cmのくびれ。
 Cカップの豊胸。女並のお尻。
 ボディコンから出た太ももが見事に色っぽいわ。
 いい女には、長いストレートな髪が似合うし。」
玲子は、そういいながら、美幸の太ももに手を入れ、
奥まで、上げていった。
「あら、今日は、ちゃんと履いてるの?」
「だって、超ミニのボディコンだもの。アレの顔が出ちゃう。」
玲子は、美幸のショーツを、パンストごと脱がせた。
美幸をソファーに連れて行き、
キスをしながら、美幸の太ももを撫で始めた。

美幸の男のものは、すぐに大きくなり、ボディコンからはみ出し、
直立した。
「あ~ん、この時が一番好きなの。」美幸が言う。
「あたしも、そうして。」と玲子。
「いいわよ。」
美幸は、玲子のフレアスカートを上げて、むちっとした太ももを撫で、
その内、玲子のショーツを脱がせた。
すると、玲子のPも、すでに大きくなって直立していた。
「あたしのPを見て感じたの?」美幸は言った。
「ううん。むっちりした美幸の太ももに感じたの。」玲子。
美幸は、玲子のPをそっと触った。
「いやん。」と言って、玲子は、身を震わせた。

二人は、キスをしながら、お互いの太ももを撫であった。
「今日は、玲子を女にしてあげるわ。」
「ほんと?うれしい。」
「犯して、犯して、気絶させるわ。」美幸。
「乱暴にしないで。」玲子。
「乱暴にするわ。」
「いやん、怖い。」玲子。
美幸は、玲子の手を取り、ベッドに運んだ。

二人、黒いスリップ姿になり、
四つん這いになった玲子が、後ろから美幸に犯されている。
「いやん、いやん、いやん。」と玲子は振動に合わせて声を上げる。
「玲子は、女。どうしようもなく、女だわ。」美幸。
「そうよ、あたしは、女。お犯されたいの。」
 もっと犯して。もっと乱暴にして。」玲子。
「救いようのない女ね。いいわ。もっといじめてあげる。」
「ああああ、あたしは女。心も体も女。」

二人の行為は続いている。

後ろからの挿入だけで、玲子もPの方からイける。
「ああん、美幸、あたし、ダメ。いくわ。許して。あたしイっちゃう。」
「いいわよ。あたしも、イっちゃう。ああ、だめ。イっちゃう。」
ああああああ、という声を二人は同時に発して、ベッドの上につぶれた。


(次回は、未定です。すみません。)

バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



高坂薫のアメリカ⑤「カストロ・タウンのハイスクール」

高坂薫のアメリカ⑤「カストロ・タウンのハイスクール」

※サンフランシスコに「カストロ通り」という地域が実際にあります。
 そこは、性的マイノリティーと言われる人が多く住んでいます。
 このお話は、その地域をモデルにしていますが、
 物語として書いてありますので、実際のものではありません。
 また、「カストロ・ハイスクール」も物語上の学校です。

朝早めに、薫は、リリに教わりながら、高校の女子の制服を着ていた。
紺と赤のチェックのプリーツのミニスカート、白いブラウスに可愛いネクタイ。
そして、紺の上着。日本の女子高生の制服と似ている。

「ねええ?自由な学校なのに、制服があるの?」と薫はリリに聞いた。
「制服、着なくてもいいのよ。だけど、みんな、制服が好きなの。
 薫だって、女子の制服、うれしいでしょう。」とリリ。
「うん、うれしい。みんなもそうなんだ。」薫は言った。

朝食は、料理上手のティンとミミが作る。
ジョージと6人が集まる。
6人とも制服だ。
食器を片付け、みんなで学校へ。
バスで3ストップ行き、降りて、5分ほど歩くと、学校がある。
驚くほどステキな学校だ。

薫は、転入生なので、事務室に行き、
やがて、背の高い、ミス・ウイリアムに会った。
ミス・ウイリアムは、薫を見て、
「まあ、可愛い子ね。」と言って、にっこりした。
ミス・ウイリアムは、25歳くらいの綺麗な人で、薫はドキドキした。
応接室に案内され、ミス.ウイリアムから、説明を受けた。

「この学校は、各学年2クラス、1クラス30人。
 1年生から3年生まで、6クラスあります。
 制服は義務じゃないけれど、なぜか、みんな制服を着て来るわ。

 薫が、今、女子の制服を着ているということは、
 学校で、女子として扱って欲しいということね。
 この学校の生徒は、自分の希望する性を選ぶことができます。
 名前もね。
 でも、公式なもの、成績表、生徒名簿、卒業証書などは、
 戸籍通りの名になっています。

クラスで、男子の制服を着ている子は、男子だと見てちょうだい。
 FtMの子、また、男子になりたいと思っている子も男子の制服でいます。
 ゲイの子は、当然男子の服です。
 女子も、同じよ。レズビアンの子、MtFの子、女装の子、AGの子などは、
 女子の制服でいるわ。

 みんな、好きな名前を自分につけていて、先生たちも、みんなをその名で呼ぶわ。
 薫は、Kaoru Kosakaでいいかしら?」

「はい。薫は女の子名前になれますから、それで、いいです。」
「トイレは、男女の別がありませんから、堂々と入ってください。
 更衣室も、男女の別がないけれど、お互い周りの人を見ないで、
 壁やガラス戸を見ながら着替えることになっているの。」

「わあ、素晴らしいですね。」と薫は、目を輝かせた。
「それから、教員、職員の性別も、見かけと一致していませんから、
 見える方で、名前を呼んでください。
 ちなみに、あたしは、生まれが男子です。」ミス・ウィリアムはにっこりと言った。
「わあ、ほんとですか!すごくお綺麗です。」と薫は言った。
「ありがとう。教員に対しても、名前で呼ぶのが、アメリカの習慣ですが、
 あたしは、『ミス』と呼ばれるのがうれしいので、そう呼んでもらっています。
 名前は、カレンです。
 では、クラスに行きましょうか。
 この学校の生徒たちは、みんな優しくて、いい子ばかりよ。」
とミス・ウイリアム言った。

ミス・ウイリアムスと薫は、教室である、2-Aに向かった。
階段を上がると、あるクラスの生徒が、何人か窓から顔を出していた。
「おーい、女の子だ。」
「可愛いぞ。」
などと言っている声が聞こえた。

先生共に、薫が、教室に入ると、
生徒たちは、いっぺんに静かになった。
(お行儀がいい。)
薫は、リリの姿を見つけた。
リリは、ウインクをした。
ミス・ウイリアムは、簡単に薫の説明をして、
薫に自己紹介をするように言った。
薫は言った。
「日本から来ました。カオル・コーサカです。
 あたしは、トランスベスタイトつまり女装子です。
 ホルモンとか外科的な手術は受けていません。
 日本では、この高校のようなところはなくて、
 あたしは、カストロ・ハイスクールに入れて、幸せでいっぱいです。
 みなさんが、仲良くしてくださると、うれしいです。」
薫は、礼をした。
すごい、拍手が起きた。

「じゃあ、カオルは、リリの隣にすわって。」
そう言われた。
みんなが、ええ?わあ~などと反応する。
リリの隣に座れるのが、ラッキーなのか、
薫がとなりに来る、リリがラッキーなのか、
その内のどちらかなんだろうと思った。

リリの隣に座れることは、心強かった。
リリが、にこにこしていた。

1時間目は、ミス・ウイリアムの数学だった。
学習は、日本の開明高校の上位であった薫には、簡単すぎる問題だった。
しかし、薫は、みんなが悩んでいるときに、
「はい。」などと手を挙げることはしなかった。
ミス・ウイリアムは、書類を見ているので、薫の実力を知っている。
何人か手を挙げる。
その度、ミス・ウイリアムは、
「わあ、おしいわ。」
「けっこう、迫っているわ。」
「ほんの、もう少しよ。」
などと言い、「違います。」などと言わない。
薫は、すばらしいと思った。
これが、アメリカ式なのだろうか、
ミス・ウイリアム式なのだろかと知りたかった。
みんなが、不正解に終わったとき、
「カオル、答えを言って。」と薫を差す。
「はい、6X-ABです。」と薫は答える。
「正解!ファンタスティック!」という。
みんなが、おおおおと言って、拍手をする。

1時間目が終わったとき、15、6人の生徒に囲まれた。
そして、質問攻めにあう。
「俺、FtMのジョン、よろしくね。」などと自己宣伝する者もいる。
みんな、自分の性のタイプは、気にしていないようだった。

「トイレに行こう。」とリリが誘ったとき、
みんなも、ついて来た。
トイレには、「トイレ」としか、表示がない。
男子用の便器を使うのは、ゲイの男子だけ。
他は、みんな個室を使う。

薫は、こんな気持ちのいい学校は、他にはないと思った。

3時間目は、体育だった。
2時間目が終わった昼休みに着替える。
女子は、体育館で、新体操だった。
レオタードに着替える。
薫は、レオタードに憧れを持っていたので、ドキドキする。

更衣室で、リリの隣で着替えた。
ブラはしたまま、下は、無地のガードルを履いている。
薫が、レオタードを着たとき、リリが言った。
「わあ、薫。似合うわ。ハイ・ウエストだし、
奇跡的にヒップがあるし、脚がめちゃ長い。」
そう言う、リリも、まるで女の子の体型だった。

合同体育なので、隣のクラスのティンやミンもいっしょだ。
レズビアンの女の子は、別にして、
薫は、みんなからプロポーションを誉められた。
薫は、顔が小さいので、8等身近くに見えた。

授業は、楽しかった。
女の子として、授業を受けられるなんて、夢のようだった。
体育館には大きな壁鏡がある。
そこに映っている自分は、女の子にしか見えなかった。

長い一日が終わって、リリ、ティンやミンと一緒に、ハウスに帰って来た。
「学校はどうだった?」とジョージが聞いた。
「もう、夢のようでした。女子の体育ができるなんて、最高にうれしかったです。」
薫は言った。
「ところで、ジョージ、今日も女装ですか。」とリリが聞く。
「だって、薫に女装姿から、見せたでしょう。
 男姿で、幻滅されるのいやなの。」とジョージは言った。
「いいことですよ。いつも女性でいてください。」
とティンが言ってみんなで笑った。

リリの部屋で、制服を脱いで、スリップ姿でいたとき、
ドアをノックする音が聞こえた。
ドアを開けてみるとティンだ。
「ミンがね。一番好きだったリリと、今、一番好きな薫が、
 同じ部屋で、うらやましいって泣いてるの。
 今日の薫のレオタードがあまりに素敵だったから、
 薫とセックスしたいって。」
「そう。わかったわ。薫、ミンとセックスしてあげて。
 その間、あたしとティンとでセックスしよう。薫、いい?」
「うん、いい。」薫は言った。
「じゃあ、みんな、シャワー浴びて、ミンはこの部屋。
 あたしは、ティンの部屋へ行くわ。
 えーと、制服着ていくことにしよう。」
「うん、OK。」
ティンは出て言った。

シャワーを終え、下着やブラウスを変えて、制服を着て、薫は待っていた。
ノックがあり、ドアを開けると、ミンが制服姿で照れくさそうに入って来た。
女子高生同士のセックス。
薫は、胸がドキドキした。

(次回は、「4組のセックス」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




薫のアメリカ④「パジャマ・パーティー」

今日は、ふつうの長さです。少し、物足りない気もしますが。
読んでくださるとうれしいです。
==============================

薫のアメリカ④「パジャマ・パーティー」


夜の8時半を過ぎた。
薫は、時差による眠気と戦っていた。
「薫、今日の10時半まで我慢よ。
 そして、朝は、寝坊しないで、ちゃんと時刻に起きるの。
 パジャマ・パーティで、きっと目が覚めるわ。
 コーヒー飲んで眠気と戦おう。」
リリに誘われて、コーヒーメーカーの機械のところにいった。
朝に、20人分作られて、保温されている。
薫は、お砂糖も、ミルクも入れるタイプだった。

「そろそろ用意しよう。」
とリリから渡されたのは、パジャマというより、ベビードールだった。
吊り紐が、キャミになっていて、お尻がやっと隠れる長さしかない。
ショーツがぶかぶかで、Pの様子が一目でわかってしまいそう。
「薫の肩のライン、まるで女の子だから、みんなに見せちゃおう。」
と、リリが言う。
リリも、似たような、ベビードールだった。
リリも、女の子のプロポーションをしている。
二人とも、鮮やかなピンク系。

部屋に入ると、みんな、目にまぶしいなまめかしい女の子色のベビードールや、
ネグリジェを着ている。
床中に、薄いマットが敷かれている。
ジョージさんも、顔を出した。昼間のワンピース姿。
「あたしは、手は出さないから、見てるだけ。いい?」
「いいですよ。」とみんなは言った。

リリが立って、
「今日のターゲットは、キャシーです。」と言った。
わあああ・・と拍手が起きる。
キャシーのセックスフレンドのアリスが言った。
「キャシーは、ホルモンのためか、めったに、アソコが大きくならないの。
 今日、みんなで、キャシーを満足させてあげて。」
「キャシーに触ることができるだけでも、あたしは満足。」と、ティンが言った。
「じゃあ、スタート!」とリリ。

キャシーが寝て、みんなが、寄って行った。
「みんな、初めは、そっと、そっとよ。」とリリ。
5人の10の手で触られる。
「わあ、キャシー、柔らかい。女の子ってこうなのね。」とミンが言った。
キャシーは、みんなの顔を見て、不安そうにしている。
初めはお腹を撫で、次は、キャシーの手を上にして、
腕から、脇の下を触っていく。
キャシーは、おとなしくされるがままにしていたが、
表情が感じていることを表していた。

キャシーのショーツが脱がされる。
「いやん、ダメ。恥ずかしいわ。」キャシーが言う。

お腹から、足の先、そして、太ももも愛撫される。
キャシーの小さなPが、心なしか大きくなっていた。

みんなは、キャシーのネグリジェを脱がせ、ブラも取ってしまった。
そして、ティンとミンが、キャシーの乳房を愛撫し、
たっぷり愛撫して、乳首を刺激していく。
「ティン、ミン、だめ、そこだけは感じるの。
 いや。あそこが、大きくなっちゃう。
 女の子なのに、恥ずかしいわ。

キャシーのルームメイトのアリスは、キャシーの太ももの愛撫に徹している。
リリがそばにいて、キャシーの男の名残りを見ている。
それが、どんどん大きくなって行く。
キャシーが、そこを大きくしてしまうことは、めったにないのだ。
リリとアリスは、それを見て目と目を合わせた。

「ああん、いや、恥ずかしいわ。みんなに見られるのが恥かしいの。」
キャシーは、そればかり繰り返していた。

アリスは、持って来たクリームを指に付けた。
リリは、キャシーの脚をM開きにして抑えた。
アリスは、女の子座りをして、キャシーの腰を膝の上に乗せた。
そして、指を、キャシーのお尻の穴に入れた。

「あああああん。」とキャシーは、体を震わせた。
アリスが、指を出し入れする。
おしとやかなキャシーのお尻の穴に、指を入れるなんて。
見ていた薫は、たまらない気持になっていた。
キャシーは、何度も声を上げる。

キャシーは、そばに薫がいるのを見た。
「薫、あたしを抱いて。思い切り抱いて欲しいの。」
「ええ、わかった。」
薫は、横から、キャシーを抱いた。
キャシーは、薫に抱き付いてきた。
「薫、キスして、お願い。」
薫は、初めてのキスだと思った。
唇をキャシーの唇に重ねた。
ああ、柔らかい唇と、薫は思った。

下半身では、リリが、キャシーのPを愛撫していた。
アリスは、Aホールを愛撫している。
リリは、キャシーがイきそうになっていることがわかった。

薫がキャシーとの唇を解いたとき、
キャシーは、断末魔の声をあげた。
薫を強く抱きしめながら、
「ああん、あたし、イってしまうわ。
 いや、いや、男の子の場所から、出てしまいそう。
 いやん、恥ずかしい。男の子にされちゃう。
 でも、我慢できないの。あああああん。
 あたし、イっちゃう、ほんとに、イっちゃう、
 男の子になっちゃう。あたし、イくの。イっちゃう、あああ、イっちゃう。」

キャシーは、驚くほど体を痙攣させ、腰のあたりを上下に振動させ、
アゴを上げながら、背を反らし、
あああああ、と叫びながら、ある物を噴射した。

みんなは、興奮しながらそれを見ていた。
キャシーが、達するのを初めて見た。
きっと、大勢で愛撫されたからだと思った。

リリと、アリスで、濡れたところを拭き、
キャシーにブラを着け、ショーツを履かせ、
ネグリジェを着させた。

ティンとミンは、感激してボーとしていた。
今まで、キャシーにだけは、手を出してはいけないと思っていた。
GIDであり、ホルモンをやっていて、
仕草も、話し方も、完全に女の子で、男の子のかけらもない。
キャシーは、言わば、異性だったのだ。
そのキャシーが、男の子の部分を大きくして、
肢体を震わせ、男の子のものを発射した。
思い出しただけで、興奮してくる。

リリが立って言った。
「さあ、みなさん、今日はここまでよ。
 続きをしたい人は、各部屋でやってね。
 薫は、今日、疲れているから、そっとしておくの。
 ジョージさん、どうでしたか。」

「興奮しちゃったわ。
 今度は、あたしも入れて。」とジョージが言った。
「いいですよ。わあ~い。」
とみんなが言った。

薫は、リリと部屋に戻った。
「今日、薫とにゃんにゃんしたいけど、我慢するね。」とリリ。
「あたし、興奮して眠れそうにないけど、メール1つ書いて、寝るね。」
薫は、そう言って、パソコンから、弁護士の上原啓二にメールを書いた。

『無事、ジョージさんのハウスに着きました。
イメージしていた人と全然違いました。
 ジョージさんは、女装した綺麗な人で、
 住んでいる男の子5人は、どう見ても女の子でした。
 最高に、うれしかったです。
 いろいろな手続きありがとうございました。
 おかげさまで、苦労知らずでいます。
 では、おやすみなさい。』

送信して、毛布に潜った。
薫は、幸せだった。
それを、噛みしめているうちに、眠りに入った。

(次回は、「カストロ・タウンのユニークな高校」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。



薫のアメリカ③「ハウスの人たち」

予告の内容とちがってしまいました。すみません。
今日も、だらだらと長く書いてしまいました。
読んでくださるとうれしいです。
=======================================  

薫のアメリカ③「ハウスの人たち」


ハウスに入ると、リリが薫を自分に部屋に連れて行き、
「あたしが薫のルームメイトよ。」と言った。
「ほんと?すごく、うれしい。」と薫は言った。
「今日は、これから、薫の歓迎パーティーなの。
 薫はおめかしするから、まず、シャワーを浴びて来るの。
 あたしが案内するわ。」
リリは、薫のバスローブをもって、バスに行き、
シャワーの使い方を教えた。

出て来た薫を部屋に連れて行き、ショーツを履かせた。
このとき、女の子に見えるショーツの履き方を教えた。
つまり、タマタマを体内にしまい、Pを股の下に回して、
ショーツを履く。
「わあ、女の子みたい。」と薫は感激して何度も見ていた。

リリが、薫側のベッドのカーテンを開けると、
たくさんのスカートやワンピースが吊られていた。
「これ、みんな薫のよ。薫の弁護士さんが、お金を送ってくれたの。
 あたし達、5人で買いに行ったの。」リリが言った。
薫は、うれしくてたまらなかった。
リリは、薫にブラを着けて、ブラパッドを入れて、
スリップを被せた。

リリは、ほれぼれ薫を眺め、
「薫は、プロポーションも女の子なんだね。
 肩幅が狭いし、ウエストが細い。
ハイウエストだし、ヒップがあるし、
 脚が、すごく長い。奇跡的だわ。」と言った。
「喜んでいいことなの?」と薫。
「もちろん。女の子としてはだけどね。」とリリ。
 
次にメイク。薫は二重だった。
ファンデーションを薄く塗り、つけ睫毛で、目をぱっちり。
ピンク系のシャドウを瞼に塗り、チーク、ピンクのリップを薄く。
ここで、薫は、見違えるほど可愛くなった。
メイクが、初めてだった薫は、感激した。
リリは、針金の入ったヘア飾りを、首の後ろから頭のてっぺんに回し、
そこでねじり、ウサギの耳を作った。
「わあ、可愛い。」と、リリは言った。

白いふわふわのミニのワンピースを来た。七分袖。
ピンクのリボンがところどころに縫い付けてある。
かかとの高いパンプスを履く。
細いウエスト、長い脚。
出来上がり。

「わあ、リリ、ありがとう。
 あたし、完全な女の子になった気分。」
「超美少女だわ。みんな驚くわ。楽しみ。」リリが言った。

リリは、リビングをのぞき、OKかどうかを確かめた。
みんな、席に着いていた。

「じゃあ、行きまーす。」とリリが声を上げ、
薫を連れて、みんなのところへ行った。
薫の姿が見えると、みんなは、拍手をはじめ、
「わあ~。」とか、「キャ~。」とか、「可愛い~。」とか声を上げた。
みんなもオシャレをしている。
それは、完全に女の子集団だった。

楕円形の大きなテーブルの上座にジョージさんがいて、
薫は、その隣に座った。その右隣にリリ。
リリが立って、
「これから、薫の歓迎会を始めます。」と言った。
どうやら、リリが司会らしい。
「では、ジョージさんから、お言葉をどうぞ。」と、リリ。
ジョージが、立って話した。
「このハウスは、5年目になりますが、
 海外からメンバーを迎えたのは、薫が初めてです。
 これは、とてもうれしいことです。
 乾杯の後、みんなに自己紹介をしてもらいますが、
 ここにいるのは、みんな事情があって、身寄りのない人たちばかりです。
 そのことを、話すとみんな悲しくなりますので、
それは、なしでいきましょう。
 みんな、年令と、セックスの好みと、自分の体のことを話してください。」
ジョージは座った。
リリが、
「じゃあ、乾杯しましょう。」と言った。
みんなは、グラスに、ノンアルコールのシャンパンを継いだ。
「では、新メンバー薫を祝して、乾杯!」とリリ。
「乾杯!」とみんな元気な声で言った。

しばらく、ケーキを食べたり、飲み物を飲んだりした。

リリが立った。
「では、自己紹介です。じゃあ、ティンからです。」

ティンは立った。
背は、薫より少し低いくらい。プロポーションがいい。
顔は、南国の美少女という感じだった。
「高2です。あたしは、ベトナムから、アメリカにきました。
 となりの同じべトナムのミンがセックスフレンドです。
 これまで、リリが一番可愛いと思ってきましたが、
 薫は、リリと同じくらい可愛くて、今、とってもうれしいです。
 その二人が、同室だなんて、すごくジェラシーです。
(みんなが、笑う。)
 あたしは、女装子です。
 子供の頃から、スカートが履きたくてたまりませんでした。
 女装子同士で、セックスするのが好きです。
 女の子とセックスができます。
 でも、男の子は苦手です。男の子に恋はしません。
 どうぞよろしく。」
と、ティンは、薫を見て言った。
薫は、会釈をした。
拍手あり。

「はい、では、ティンのセックスフレンドのミンです。」とリリ。
ミンが立った。ティンより少し背が高い。
ティンと同じく、南国の美少女だ。
「高2です。ティンのセックスフレンドのミンです。
(みんなが、笑う。)
 あたしも、女装子です。
 だから、性自認は男です。
 でも、女性ホルモンへの憧れがあって、女らしい体になりたいって、
 いつも、思っています。
 でも、心が男なのに、女性ホルモンを打つと、絶対後悔するって、
 みんなに言われています。
 そんな風に、悩み多い乙女のあたしミンです。
 薫には、一目で、恋に落ちました。」
ミンは、座った。
笑い声と、大き目な拍手。

「では、その憧れの女性ホルモンを得ているアリス、どうぞ。」と、リリ。
アリスが立つ。薫より、少し背が高い。
白人でブロンドの、透き通るような美少女。
「高2です。ミンの憧れの女性ホルモンを打っているアリスです。
(笑い。)
 生まれたときから、自分は、女の子だと思い続けて来ています。
 女性ホルモンを打ち始めて3年になります。
 乳房がBカップほどになりましたが、豊胸手術をして、Cカップにしたいです。
 ホルモンを始めると、性機能がダメになると言われていますが、
 あたしの場合は、そうでもなく、性欲があり、セックスができます。
 全くダメになる人もいますが、これは、個人差によるようです。
 男の子は、もちろん好きですが、女装子さんも好きです。
 となりのキャシーとレズビアンの関係です。
 自分では、バイセクシュアルかなと思っています。」
みんな、拍手。

「次は、キャシーです。どうぞ。」と、リリ。

キャシーが立つ。一番背が高く、170cm位ある。
美少女というより美人。
「一人だけ高3です。あたしは、生粋のGIDかなと思っています。
 ホルモンを3年打っています。胸は、Cカップくらいです。
 子供の頃から、男らしく振舞おうと、努力しましたが、
 どうしても女の子の仕草をしてしまっていて、
『女脳』の働きって恐ろしいなと思いました。
(みんな、少し笑う。) 
多分、みなさんの中で、あたしが、一番女女していると思います。
泣き虫だったり、怖がりだったり、女の子丸出しです。
まだ、男の名残りがありますので、男の子とセックスができません。
だから、アリスに男役をしてもらって、セックスをしています。
アリス以外の女装子さんも、受け付けています。(笑)
あたしを怖がらずに、愛をください。(みんな笑い。)
あたしも、バイセクシアルかな。
薫は、あたしのタイプです。」
と、にっこりと薫と目を合わせて座った。
みんな、すごい拍手。

リリが立つ。
「キャシー、よくわかりました。みなさん、キャシーに愛をあげてくださいね。」
みんな、笑う。
「じゃあ、薫の前に、あたし、リリです。
 あたしは、典型的な女装子です。
 男の子は、あたしを女の気分にしてくれるという意味で好きですが、
 男の子に恋することは、ありません。
 超可愛い薫と同室で、うれしいですが、あたしは、薫を独り占めしません。
 みなさん、あたしが、よそ見をしているあいだに、薫を奪ってください。
(みんな、笑う。)
 女装子って、自分より可愛い子を見たとき、ジェラシーより先に、
 その子を好きになってしまいますよね。
 あたしは、女装子のそういうノー・ジェラシーなところが、好きです。

 あたしは、ここまで。最後に薫です。どうぞ。」
リリは座った。

薫は立った。
「ジョージさんが、悲しいことは、言いっこなしと言われましたが、
 あたしは、つい、3週間前に両親を、自動車事故で無くしました。
 そして、悲しみの涙に暮れていましたが、弁護士さんの紹介で、
 こちらにきました。
 ジョージさんと言う男性と、5人の男の子がいるんだよと聞いていました。
 あたしのイメージでは、ジョージさんは、眼鏡を掛けて、小柄でずんぐりしていて、
(みんな、笑う。)
 みなさんは、やさしそうな5人の男の子だと思っていました。
 だから、こちらに来て、女の子たちの声が聞こえて、
 綺麗な大人の女性と、可愛い4人の女の子を見ました。
 おまけに、迎えに来てくれた超可愛いと思っていたリリまでが、
 元男の子と知って、まるで、夢を見ているような、うれしい気持になりました。
 悲しい出来事がありましたが、今は、悲しみは遠くに行ってしまい、
 幸せな気持ちでいっぱいです。
 あたしは、女装子です。女装もセックスも初心者です。
 みなさん、よろしくお願いします。」

薫が、頭を下げると、ひときわ大きな拍手が起こった。

「じゃあ、今から、残りの食べ物を片付けてしまいましょう。
 途中、質問有りです。」
「はい!」とミンがてをあげて。「薫の声は、完全に女の子だけど、天然?」と言った。
「ああ、そうなの。ずっと女の子の声だったから、ずいぶん困ったの。
 みなさんの声も、すごく可愛いけど、天然?」薫。
キャシーが、
「メラニー法で、血のにじむような訓練をしたのよ。
 地声は、『こんな感じ。』」と言った。
それが、完全に男子の低い声だったので、薫は「わあ~。」と驚いた。

「他の人も、みんなそうなの?」と薫。
リリが、
「あたしは、天然。後の4人は、みんな訓練したの。」と言った。
そこで、残りの3人は、自分の地声を披露した。
「あたしもよ。」とジョージも地声を披露した。
薫は、「わあ~!」の連続だった。
声が幼い子のように可愛いと思っていたティンまでも、地声が低かった。
薫は、かすかに興奮してしまった。

30ほど経って、リリが言った。
「みなさん、今夜のパジャマ・パーティは、9時からです。
 テレビ室に、集合です。
 薫は、疲れているので、ターゲットにしません。」

「パジャマ・パーティって何?」薫はリリに聞いた。
「みんな、ネグリジェであつまって、ターゲットの子を、
 みんなで、愛撫して、天国へいかせてあげるの。」
「わあ、楽しみ。今日のターゲットは、だれ?」
「薫だけに教えるわ。一番女の子っぽいキャシーよ。」リリは小声で言った。
「わあ、楽しみ。」薫は言った。
薫は、キャシーのまるで女の子である仕草や表情を見て、
密かに興奮していたからだ。


(次回は、「パジャマ・パーティー」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




高坂薫のアメリカ②「ハウスで待っていた人達」

だらだらと、すごく長く書いてしまいました。いつもの2回分の長さです。
読んでくださると、うれしいです。
======================================

高坂薫のアメリカ②「ハウスで待っていた人たち」


十月の初旬。
高坂薫の両親が亡くなって、2週間が経った。
その日、薫と弁護士・上原啓二(=玲子)は、
薫のマンションのキッチンテーブルで、話をしていた。
啓二は、眼鏡をきちんと掛けて言った。
「君に、とてもプライベートなことを聞いてもいいかな?
 もちろん、嫌なら答えなくてもいい。」
「あ、はい、どうぞ。」と薫は言った。
「薫くんは、女の子と間違われることが多い?」
「多いなんてもんじゃありません。
 誰も、男に見てくれません。」薫は、少し頬を染めながら言った。
「それで、君自身なんだけど、女の子になりたいと思ったことある?」
薫は少し考えていた。
「女の子になりたいと思ったことはありません。
 だけど、女の子の服を着て、女の子の言葉使ったり、
女の子みたいに振舞ったりするのは憧れです。
 これ、生まれたときからの、心の中の秘密です。
 家では、女の子の格好は恥ずかしいから、
 髪だけ、女の子みたいにして、それだけは許してもらってきました。」
「要するに、薫くんは、女装子?」
「ああ、そうです!ぼく、女装子です。」と薫は嬉しそうに言った。

「君の気持、よくわかるよ。実は、私も女装子だよ。」啓二は言った。
「え?ほんとですか?」薫は目を輝かせた。
啓二は、スマホを出して、玲子のときの自分を見せた。
「わあ~、これ、先生ですか!超美人です。わあ、うれしいです。」
薫は拍手をして喜んだ。

「君の保護者代わりの人をずっと考えて来たんだけど、
 アメリカのサンフランシスコで暮らしてみない?
 森本ジョージっていう40歳の人がいるんだけど、
 独身で、薫君のような、身寄りのない若者のためのハウスを作って、
 いっしょに住んでいるんだ。今、5人の男の子がいる。
 で、このジョージさんのハウスのある町は、
 性的マイノリティに特別理解のあるところで、
 ジョージさんのハウスにいる5人も、薫君と似た子達なんだ。
 ジョージさん自身が女装子だよ。
 どう?そのハウスで暮らしてみない。」
啓二はそう言った。
薫は、目を輝かせて、
「先生、それ『カストロ・タウン』のことではありませんか?」と言った。
「そう、よく知ってるね。薫君にとって、居心地のいいところだと思うよ。」
「わあ~い、そこ、ぼくの憧れの町です。ぼく、ハウスに行きたいです。」
薫のその言葉で決まった。



ここは、空港の見送りの場。
薫、啓二、そして、薫の友達3人が来ていた。
背の高い高井が、薫に言った。
「薫、いいか。アメリカは怖いところだからな。
 お前、自分が男だと思って、夜道なんか歩くんじゃないぞ。
 回りから見たら、お前は、女の子なんだから。」
「そうだよ。」とぽっちゃりした太田が言う。
「自分のこと、いつも女だと思ってた方がいいよ。
 暗い通りなんか、歩くなよ。」
「とにかく、一人で行動するなよ。声かけて来る男に気をつけろよ。」と、小柄な小林。
3人は、別れがつらくて、涙ぐんでいる。

「うん。わかった。気を付けるね。
 ありがとう。学校でも仲良くしてくれて、ありがとう。
 元気でね。
 それから、先生。ここまでしてくださって、本当にありがとうございました。
 じゃあ、そろそろ、行きます。」
薫は頭を下げた。
「薫、早く帰って来てくれ!」高井。
「メールよこせよ!」太田。
「薫は、俺たちのアイドルだった。さみしいよー!」と小林が叫んだ。
薫は、涙を拭きながら、ゲートに入って行った。
『薫は、学校で人気があったのだなあ。』と啓二は思った。

薫は、ジーンズに白い長そでのTシャツ。
その上に、皮の茶のベストを着て、
バッグ代わりの小さなリュックを背負っていた。

薫には、初めての飛行機だった。
ジャンボジェット機の中の広さに驚いた。
薫は、後ろの方の、3人掛けの中央だった。
窓側は、中年の女性がすでに座っていた。
隣にどんな人が来るのだろうと思っていた。

その内、背の高い、ストレートな長い髪の女の子が来た。
オシャレな白いブラウス。茶のズボン。
そして、袖なしの長いカーデガンを着ていた。
美人だ。

女の子は、薫を見るなり、
「ラッキー。」と小さな声で言った。
その子が、隣に座った。
「あの、どうしてラッキーって言ったの。」
薫は気になって聞いた。
「だって、隣は女の子の方がいいもの。」
と、彼女は言った。

ああ、また女の子に見られた。
こんな時「ぼく、男だよ。」と言えばいいが、
そう言ったときの相手の驚く顔を見るのが嫌だ。
好意的に驚く人もいるが、嫌悪感を顔に出して驚く人もいる。
薫はそれが嫌で、小さなトラウマになっている。
そこで、相手の思うまま、女の子として振舞うことにしている。
だが、はて、と薫は考えた。
女の子として話してきたのは、今まで、大人ばかりだ。つまり敬語。
友達言葉としての、女言葉を話した経験がほとんどない。
しかし、ええい、ままよと薫は思った。

「そうね。あたしも隣が女の子の方がいいかな。」と薫。
「あたし、美咲。高2。」
と女の子は、手を出してきた。
「あたしは、薫。同じく高2。」
そう言って、薫は美咲と握手をした。
「同い年なんだ。学校聞いてもいい?」と美咲。
はてと薫は思った。
男子校である。それも、進学校の中でも、ピカ1の学校だ。
ふつうの女子高の名を言った方がいい。
「あたし、希望の森高校。有名じゃないけど。」と薫は言った。
「あたしは、緑陰女子高校。」と美咲。
女子でナンバー1の学校だ。
「わあ、あの緑陰女子?」
「うん。知ってる?」
「もちろん。美咲、才女なんだ。」
「学年のビリッケツよ。」そう言って美咲は笑った。
さっぱりした感じのいい子だと薫は思った。

「さっきさ、隣が女の子で、ラッキーって言ったのは、
 男性が嫌だって意味じゃないの。
 例えば、隣が超イケメンの男の子だったらさ、
 ずーと落ち着かないと思わない?」
「ああ、そういう意味だったの。」薫は笑った。
「美咲は美人だから、イケメン君と釣り合うと思うけど。」と薫。
「あなたこそ、超美少女じゃない。
 あたしって、美貌を鼻にかけてる感じじゃない?これ、ダメなの。
 薫みたいに、聖少女っぽい子がモテるのよ。」
「あたし、聖少女なの?そう思ったことないけど。」
「薫は、中学のとき、モテなさそうな男子にも、モテたでしょう。」
薫は、高井、太田、小林の3人を思い浮かべて、くすっと笑った。
悪いが、彼らはモテモテのタイプではない。
「ううん。誰にもモテなかったわ。」
「ほら。あなた、いい子なのよ。謙虚だわ。
 あなたみたいな子には、もったいなくて男は近づけないのよ。
 聖少女だから、この子だけは、傷つけちゃいけないと、みんな思うのね。
 あたしなんか、生意気の塊だから、何とかして潰してやれってみんな思うわけ。」
薫は、美咲の言うことがおかしくて、あははと笑った。

美咲は、クールな見かけによらず、おしゃべりだった。
薫は、いつの間にか引き込まれて、
気が付くと、ガールズ・トークをしていた。
『ああ、これが、憧れてたガールズトークなのかな。』
薫はそう思い、ほのかな幸せを感じた。

薫が乗っている飛行機は、アメリカの飛行機だった。
薫は、英語が好きだったし、英会話も習っていたので、
スチュワーデスが、英語で話しかけてくるのが楽しみだった。
コーヒーか紅茶か、聞きに来る。
「コーヒー・プリーズ」と言うつもりだった。

やがて、スチュワーデスが、ワゴンを持ってやってきた。
そして、薫と美咲の席に来て、ぺらぺらと英語を話した。
わあ~、初めてネイティブの人に話せると思っていたら、
美咲が、
「ココア、ありますか。」と堂々と日本語で言った。
「はい、ありますよ。」とそのブロンドのスチュワーデスは、日本語で言った。
薫は、少なからず、がっかりした。
「そちらの方は?」と日本語で聞かれて、
「同じココアがいいです。」と言った。

美咲は、しゃべるだけしゃっべって、
「あたし、少し寝るね。」と言い、アイマスクを着けて、身を低くした。
薫は、チャンスと思って、トイレに行くことにした。
男子に入るか、女子に入るか、困りながら、トイレに行ってみると、
車椅子の男女共用トイレがあった。
これで、一安心。

その内、映画が始まった。
邦題で「天国から来たチャンピオン」という映画。
古い映画だが、薫の大好きな映画だった。
美咲は起きて、二人でしっかり見た。
日本語の字幕が出なかったが、薫は、ほぼ完ぺきに分かった。

映画が終わると、美咲が、
「いい映画ね。あたしのベスト3と入れ替えよう。」そう言った。
「あたしの、ベスト1の映画よ。」と薫は言った。
「チャップリンの『街の灯』が1位なんだけど。」と美咲。
「あ、それが1位でもいいわね。」薫は言った。
「『アパートの鍵貸します』があたしのベスト2。」と美咲。
「わあ~!それ、あたしの2位でもある。」と薫は喜んだ。
それから、二人で、映画の話に花を咲かせた。
美咲のお蔭で、時間がどんどん経っていく。

途中、ハワイで税関を通った。

ハワイくらいの近さなら、日本があまり恋しくないのにと思った。
サンフランシスコは、地球の裏側。
薫は、希望と同じくらい不安があった。

飛行機に戻り、少し寝た。
機内食を食べ、また少し寝て、
翌日の午前11時30分頃、飛行機は、サンフランシスコへ着いた。

機内で美咲と握手をして、外へ出た。
大荷物が出て来るところで待ち、自分のボストンバッグを拾った。
今まで、飛行機でいっしょだった人たちが、どんどんいなくなる。
みんな、待っている人がいて、会って抱き合ったりしている。
肝心の美咲も、友達のところへ手を振りながら行ってしまった。

薫は、迎えが来ると聞いていた。
だが、そんな人影はいない。
薫は、とうとう一人ぼっちになり、バッグを横に置いて佇んでいた。
日本と何もかも違い、どうすることもできなかった。
外の道路に、バスを見かけたが、
どの方向に、どう乗ればいいかわからない。
かといってタクシーに乗れば、いくら料金を取られるかわからない。
心細くて、涙が出てきそうだった。

そのとき、隣のゲートの方から、
ヒールの靴音を立てて、ミニで赤いチャイナドレスを来た女の子が、走って来た。
そして、薫の少し前で止まると、脇に挟んであったスケッチブックをめくり、
1面を薫に見せた。
『高坂薫くん』と大きく日本語で書かれていた。

薫は、うれしくて、手を上げて振り、にっこり笑った。
前髪のあるストレートロングの髪の子は、顔をほころばせ、
「薫ね。ごめんなさい。ちょっと遅れて来ちゃって、
 ここで、あなたを見たのよ。でも、女の子だと思っちゃって、
 他のゲートを探しに行ったの。
 ああ、よかった。会えて。」
彼女は、少しなまりのある日本語で、そう言った。
「ありがとう。どうしようかと思っていたの。」
「あたし、リリ。母は、日本人。父は、韓国人。」
「ぼくは、日本人。高坂薫。」
二人で握手をした。
リリは、薫より少し背が低く、メイクをしていて、驚くほどの美少女だった。

「薫、女の子にしか見えない。女装子だって聞いてるけど、
 今のままで、完璧に女の子に見えるわ。わあ~、うれしい。」
と、リリは、胸の前で手を組んで、ピョンピョン跳ねた。
「女装子に偏見を持ってないんだね。」と薫は言った。
「持ってないわ。」と、リリ。

リリは、薫の手を取って、まずバスに乗った。
バスに揺られながら、薫は言った。
「リリのそのチャイナドレス、ステキだね。」
「ありがとう。あたし、チャイナの血は混ざってないんだけどね。」
「ハウスには、男の子が5人、ぼくで6人って聞いたけど、
 他に、 リリみたいな女の子もいるの?」
「そうよ。」リリはそう言って、意味ありげに笑った。

薫は、ハウスのことを自分なりに想像していた。
森本ジョージさんは、40歳。小柄で、少しずんぐりした人。
眼鏡を掛けているイメージ。
5人の男の子は、優しそうで、色が白い感じ。
多分、ゲイのカップルが2組。
その内、1組は、白人。
残りの一人は、女装子で、普段は男の子。
ジョージさんと5人の男の子が、目に浮かんでいた。

「ジョージさんは、何をしている人?」と薫は聞いた。
「推理小説の作家よ。」とリリ。
「わあ、すごい。」
「それと、内緒で、女装小説を書いているの。」
「わあ、読んでみたい。」
「英語で書いて、日本語でも書いてる。
 でも、ジョージは、日系6世で、日本語は上手じゃないから、
 あたしが、お手伝いしてるの。
 でも、これからは、ネイティブの薫がいるから、
 薫がやった方がいいわ。」
「何か、お手伝いできるなら、なんでもやりたい。」薫は言った。

バスは、サンフランシスコの観光街に来た。
「わあ~すごい。」
「アメリカで1番の観光地。今度ゆっくり遊びに来よう。」とリリ。
バスは、観光街を抜けて、やや郊外にやってきた。
「もうすぐよ。」リリが言う。

「さあ、カストロ通りに入ったわ。もうすぐよ。」と、リリ。
バスから見て、男同士の2人が手をつないで歩いていたり、
女性同士が、仲良く歩いていたり、
ふつうの町とは、少し違うことがわかる。

「さあ、ここで降りるの。少し歩くわよ。」リリが言った。
いよいよ、みんなに会える。
薫は、胸がドキドキした。
急な坂を上っていく。
その内、周りが芝生に囲まれた、大きな平屋の家が見えた。

リリが、近くに来て、「おーい。」と手を振った。
すると、その家から、数人の女の子が出て来た。
薫が近づいていくと、
キャーキャー言って喜んでいる。
「あの子よ。」
「女の子じゃない。」
「ね、ジョージ、男の子のはずでしょう?」
なんていう声が聞こえる。

やっと着いた。
いるのは女の子4人。
そして、年上の素敵な女性。
リリが、
「皆さん、薫でーす。」と、英語で言った。

―――― 以下、会話は、日本語で書きますが、実際は、英語です。――――――――

「わあ、可愛い。素敵。」
「ね、男の子なの?」
「うん。そうよ。薫、ジョージよ。」と、リリが年上の女性を手で差した。
「日本からようこそ。あたしが、ジョージです。」
25歳くらいの、すらりとした、綺麗な女性だった。
「薫です。よろしくお願いします。」と薫は言って、握手をしながら、
「あのう、ジョージさんは、男性だと思っていました。」と言った。
「薫が来るから、がんばって女装しているのよ。」とジョージはにこやかに言った。
「わあ~、ステキです。お若く見えます。」と、薫。
「ありがとう。」とジョージ。

薫がもっと驚いたのは、4人の女の子だった。
5人の男の子をイメージしていたのに。
「リリ、男の子が5人じゃないの?」と薫は聞いた。
すると、リリは、うれしそうに、
「ねえ、みんな。薫が、みんな女の子じゃないかって言ってる。」と言った。
「わあ~、やったあ。」と、みんな大喜び。一人が、
「あたし達、みんな、生まれは男なのよ。」と言った。
「あたしもね。」とリリが言った。
「わあ、そうなの!なんだか、うれしい。」と薫は言った。
5人の男の子と、5人の女の子では、大変な違いだ。
みんな可愛い。
薫は、これからの生活を思って、喜びが胸に込み上げて来た。


(次回は、「ユニークなハイ・スクール」です。)


バナーをこちらではまだ貼れずにいます。
アメブロの方で押してくださると、幸いです。




プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

リンク
最新記事
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧

自己女性化愛好症

御中根 蕗菜 です

女装子動画 Japanese crossdresser porn

enma’s blog

瞳のセルフヌード

毎日が日曜日

女装子&ニューハーフのペニクリ&アナルマンコ

MadameM【秘密の手帳】

川*´v`*川し

復讐の芽 ***藤林長門守***

橙の電車
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。