江戸町遊び人・油川京之介③「京之介、目にも止まらぬ剣術」

江戸町遊び人・油川京之介③「京之介、目にも止まらぬ剣術」


男は、二人を後ろから足早に、20mほど追い越し、
そこから、Uターンして来た。
着流しの、どこにでもいるような遊び人風である。
男はイメージしていた。
両腕を袖から引っ込めて胸の前に置き、女にぶつかったとき、
『おっとごめんよ。』と言いながら、胸から手を出し、
女の胸の財布を抜き取る。
素早く自分の胸の中に入れて、さっと仲間に渡す。

首侍の頭の皿を打った女なら、用心がいる。
もう一人は、隙だらけだ。
男は、あえてキョロキョロとし、
京之介にぶつかり、まんまと財布を抜いた。
「おっと、ごめんよ。」と言うつもりが、
「お」の音を言う前に、
「えいっ!」という女の声が聞こえ、自分の体は、宙に浮いていた。
そして、女から3mも離れた地面に、背をしたたか打った。

わっと人が集まって来た。
「なんだ、どうした?」
「スリだよ。スリがばれたんだよ。」
「あの娘さんが、男を投げ飛ばしたんだ。」
「まさか、あんな若い娘さんが投げたのかい?。」
「見たよ。男が3mは、飛ばされた。」
「こりゃすげーや。」
などと、言い合っている。
「姉様、すごい、何があったの?」と彩芽が聞いた。
「財布をすろうとしたの。」
「で、投げたのは、姉様なの?見えなかった。」
「えへん。あたし、大川合気流道場に通っているのよ。」
と、京之介は、得意気に言った。

見ると、投げられた男のそばに、4人のゴロツキが来ている。
ゴロツキと言っても、かなり筋肉のある強そうな男達である。
それぞれ、木刀代わりに棒を持っている。

4人が、京之介をにらんだとき、
「彩芽は、離れていて。」と京之介は言った。
「でも、京之介より、あたしの方がきっと強い。あたしに任せて。」と彩芽は言った。
彩芽が、かなりの腕であることを、京之介は知っていた。
「いいから、離れて。」と京之介は、彩芽を無理にも遠ざけた。

ゴロツキは、やって来て、京之介の前後左右に立ち、京之介を囲んだ。
再び、見物人が集まった。
ゴロツキ達から離れて、道の上と下に固まっている。
さっきとは違い、50人、60人になっている。
猿回しの芸人も猿を抱いて見ていた。

みんなゴロツキが恐いらしく、小声で話している。
「ああ、誰かそこらに、強ええ、お侍がいないかねえ。」
「ゴロツキにみんなで石を投げたらどうでえ。」
「石なんか、都合よく落ちてるもんかね。」
「ああ、どうなるんだあ・・?」
人々は、そんなことを言い合っていた。

「女だてらに、とんだ生意気だぜ。
俺らの仲間が何したってんだ。
 罪もねえのに、イテエ思いさせやがって。
 謝るなら、許してやるから、小判の5枚10枚置いて行け。」
正面の一番強そうなのが言った。

「へん、何をしたかは、そいつに聞いてごらん。」と京之介。
「何を!女だろうが、容赦はしねーぜ。
 痛い目にあいてえってのか。」
「ごたく言ってないで、やれるもんなら、やってきな。」
「てめえ!」
男はそう言って、棒を上段に構えた。
同時に、左右の男も正眼に構え、
棒の切っ先を、京之介の首近くに寄せている。
後ろに一人。

見物人は、固唾を呑んで見ていた。
真ん中の娘が、少しも恐がっていないことが、希望であった。

京之介は、左右の男を見た。
剣術に不慣れなのか、棒を固く握りしめている。
正面が強い。

京之介は、4人を見渡し、
ひょいと手に持っていた小物入れを、真上に高く放り投げた。
一瞬、男たちは、宙に目を移した。
その間一発、京之介は、右の男の棒を左手で引き、
棒に引かれて男が泳いで来たとき、
脇の下の急所に、肘鉄を深く打ち込み、
そのまま、左の男の棒を引き、棒をもぎ取りながら、
左の男の脇の下にも、肘鉄。
もぎ取った棒で、打ち込みに来ている正面の男の喉に「突き」を食らわせ、
そのまま棒を引き、棒の先に手を移し、前を向いたまま、
棒の木口(尻)で、後ろの男のミゾオチを突いた。

そこへ、放り投げた小物入れが落ちて来て、京之介は、ポンと拾った。

1秒もかからず、男たちは皆急所を突かれ、
気絶したまま、重なるように倒れた。

100人近くの見物人が、
うお~~~と、すごい歓声を上げ、飛び上がり、互いに抱き合った。
「よ、よ、あんなの見たことあるかい。」
「ないよ。お侍だって、ああは、いかねえ。」
「あっという間だったぜ。」
「どこのお嬢様かしら?」
「素敵、憧れちゃう。」
猿回しの猿も、ぴょんぴょん跳び、鐘を鳴らしていた。

彩芽が、京之介に飛びついて来た。
「姉様、強い。あたし、うれしい。うれしい。」
「うん。早く逃げよう。」京之介は言った。
二人で手をつなぎ逃げようとしたとき、
「待って。」と京之介は言った。

初めに投げられたスリが、やっと半身を起こしていた。
京之介は、スリのそばにしゃがみ、財布から、5両を出した。
「これは、『やられ賃』だよ。5人で分けな。
 暇でたまらないなら、神保町の大川道場へお出で。」
男は、ビックリして、京之介を見た。
「え?悪いのは、全部俺らなのに、小遣いをくれるのかい?」
「小遣いじゃない。この金で、きっぱり悪いこと止めなよ。」

京之介は、それだけ言って、彩芽と手を取り、足早に見物人を抜け、
逃げて行った。
「ね、あの男に何をしていたの?」彩芽は聞いた。
「うん、痛い思いさせて、悪かったねって言ってたの。」

目を開けて、気絶から醒めたゴロツキ4人は、
半身を起こし、うううっと唸っていた。
そこへ、スリ男がやってきた。
4人は、話しを聞き、小判を受け取った。
「え?悪いことした俺らにくれたのかよ。」と一番の大男が言った。
みんな、小判に見入っていた。

「こんなのもらっちゃよお、もう悪いことやりにくいな。」
「ああ、この金は使えねえ気がする。」
「神保町の大川道場か。」
「あそこなら、誰でも知ってらあ。」
「行ってみるだけ、行ってみるか。」
「おお。あの女がいたら、俺は、頭下げる。」
「俺らも、そうする。」
4人は、そう言って、小判を再び見つめた。


(「道場に来たゴロツキ5人」につづく)


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江戸町遊び人・油川京之介②「女になって、門前町へ遊びに」

PCが、今、奇跡的に動いていますので、投稿します。
読んでくださると、うれしいです。
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江戸町遊び人・油川京之介②「女になって、門前町へ遊びに」


『今日は、道場へ行かねばならぬな。』
と、京之介は、竹刀1本を肩にかけて、油川屋を出た。
彩芽は、京之介以外客は取らないと約束し、
今日は休みであるはずだ。
聞けば、彩芽は、茶屋の婆の本当の孫ということで、
彩芽を、あまり店には出したくないそうだった。

「大川合気流道場」と看板のある道場に入ると、
稽古代と書かれた木の箱がある。
京之介は、兄からもらった1両をごまかし、銀2分を入れた。

道場の正面に道場主の大川雪之丸がいる。
不思議な人で、女子のような可愛い顔をしていて、
年齢が、全く分からない。
京之介のように、月代を作らず、長い髪を後ろで1本にまとめている。
桔梗という名の妻と見える人がいて、驚くほど美しく、夫より背が高い。
そして、女子にして、道場主に勝るほどの達人である。

まるで女子のような顔をしている自分と似ていて、
京之介は、道場主もその妻たる美しい人も大好きだった。

稽古は変わっていて、片方が竹刀を振り、もう片方は、無手である。
そして、無手の方が竹刀を交わし、投げる。
防具を使わないので、何の用意も要らず、貧しい者でも入門できる。
道場は、いつ来ても、いつ来なくてもいい。門弟も決まっていない。

そのとき、京之介は、竹刀の役で、打ち込んでは、無手の相手に投げられていた。

「桔梗様、あの者ですが。」
と、道場主・雪之丸は、隣にいる妻・桔梗に言った。
「雪之丸によく似た、可愛い剣士ですね。」と桔梗。
雪之丸は、あははと笑った。
「はい。どこで稽古を積んだのか、並々ならぬ者と見るのですが。」
「私と雪之丸が出会ったときの雪之丸ほどに出来ますね。」と桔梗。
「それが、油川屋の末っ子で、なんの取り柄もない『バカ息子』と呼ばれ、
 毎日遊び呆けているようです。」
「ちょっと試してみましょうか。」
桔梗は、そう言って、短い竹刀を手にした。
そして、京之介に近づき、後ろから、本気で打ち込んだ。
京之介は、打ち込もうと丁度竹刀を振り上げたときであったが、
振り上げた竹刀で、桔梗の竹刀を前を見たまま打ち払い、
何事もなかったように、稽古相手に、振り下ろした。
そして、投げられる。

「あいたた・・。」とお尻を撫でながら、京之介は、
「桔梗様、ご冗談は、お止めください。」と言った。
「あはは、ごめんなさい。ちょっとあなたをからかってみたかったの。」 
桔梗は、そう言って、雪之丸のところへ戻って来た。
「思わぬ子が、思わぬ天才を持っているものですね。」
桔梗は、そう言って、雪之丸と笑みを交わした。



今日は、京之介にとって、初めて女のなりをして、
彩芽といっしょに門前町へ遊びに行く日である。

二人は、すでに7回ほど床を共にし、親しくなり、言葉も変わっていた。
「ねええ、京之介。女子になった京之介をなんて呼べばいいの。」
と、彩芽が言う。
「そうだね。私の方が、1つ年上だから、『姉様(ねえさま)』ってのはどう?」
「それ、いいわ。姉様。」
「彩芽。」
うふふと二人で笑った。

「さあ、京之介さん。これから、女子になりますえ。」
と、婆様がやってきて、京之介の髪を、島田に結い始めた。
「婆さま、私も彩芽のように可愛くなりますか?」と京之介は聞いた。
「なりますとも。素顔のときは、彩芽より、京之介さんの方が、
 ずっと、可愛おます。」と婆様は笑った。

白粉を薄く塗られ、唇に紅を差し、頬紅を入れ、
目尻をほんのり桜色にする。
京之介の顔は、見違えた。
鏡を見たら、まるで可愛い娘になっていて、京之介は、興奮した。

中振袖を着て、帯をしめ、髪にカンザシをいくつか差すと、
京之介は、どこから見ても、可愛い女の子だった。
「いや~、姉様、あたしより可愛いわ。
 あたしが、姉様になろかしら。」と彩芽が言う。

白い足袋を履き、黒い下駄を履き、小物入れを提げて、二人で、外に出た。
お日様の下で、女でいる感激。
「彩芽、うれしくて、アソコが元気になってる。
 着物のあのあたりが、飛び出してない?」
「大丈夫やよ。あ~ん、あたし、姉様が可愛うてたまらんわ。」
「私も、『あたし』と自分を呼んでみたい。」
「呼んで。今、女の子やもん。」
「うん、あたし、うれしい。」
京之介の心は、雲の上を歩いているようだった。

門前町は、いつも賑やかである。
団子、饅頭、味噌こんにゃく、アメ細工にせんべい。
カンザシ屋、小物屋、下駄屋、
みんな道に出店を出して売っている。
猿回しの大道芸あり、曲芸あり。

京之介と彩芽は、団子を食べ、カンザシを見て、
キャーキャーと言いながら、歩いていた。

「姉様、あそこ、『首浪人』よ。」彩芽。
「あはは。どこでも、いるね。」と京之介。
「行ってみよ。」と二人は、はしゃぎながら走って来た。
「首浪人」とは、大きな箱に浪人が入り、穴から首だけ出し、
頭に、木の皿を取り付けている。
それを、お客は、竹刀で、浪人が首を引込めるより先に、
頭の皿を打てれば勝ちである。

「さあ、さあ、拙者の頭を見事打ちたる方には、
そこに置いてござる1両を進ぜる。
 1回30文。さあ、挑戦なさる方はおらぬかな。」

「これね。絶対浪人の方が早いのよ。
 あたし、浪人が打たれるのを見たことないもの。」と彩芽が言う。

見ていると、もう2人の武士が失敗をしている。

「彩芽、やってごらんよ。30文は、あたしが出すから。」と京之介は言った。
「姉様こそ。道場に通っているのに。」
「だめ。彩芽がやるの。」
京之介は、そう言って、浪人に30文差し出した。
箱に手が出る穴が空いていて、手が出て、30文を受け取った。
「おお、これは、お嬢様が、挑戦なさるぞ。
 さーあ、皆々様、これは、またとない見物でござるよ。」

女が挑戦ということで、人が集まって来た。
10人、20人。
彩芽は、びくびくと竹刀を受け取ったが、嬉しそうだった。

彩芽は、上段に構えた。
しばらく気を整えていた。そして、
「エイ!」と打ち下ろし、見事、浪人の頭のお皿を打ったのだった。
わあ~!と見物人は、湧いた。
キャーと彩芽は飛び上がった。
「彩芽、すごーい。」と京之介は、彩芽を抱きしめた。

すると、浪人は、首をひっこめ、饅頭を2つ持って出て来た。
そして、地面に膝と手を付き、
「真に、申し訳ござらん。拙者、この1両がないと、
 これからの商売が、できませぬ。
 どうか、どうか、この饅頭でお許しを。」という。
周りのお客は、怒った、怒った。
ブーイングの嵐だ。

京之介は、懐から銭入れをそっと出し、1両、掌に隠して、
銭入れをしまい、浪人のところに行ってしゃがんだ。
「お侍さま。妹のせっかくの手柄、1両あげてはくれませぬか。
 この通りです。」
と頭を下げながら、浪人の掌に、1両を握らせた。
浪人は、掌を見て、はっと京之介を見た。
京之介は、目で、うなずいた。
「かたじけない。」と浪人は、小さな声で言い、
急に元気になって立ち上がった。

「拙者、見事なるお嬢様を、饅頭でごまかしたり致しませぬ。
 ほれ、ここに置かれたる1両。きっちりお嬢様にお渡し申す。」
浪人は、台の上の1両を彩芽に渡した。
見物人は、大喜びで拍手をした。
その中で喜ぶ彩芽。
「姉様、あたし、うれしい。」と言って、抱き付いて来た。
京之介は、彩芽を抱きしめながら、考えていた。
彩芽は、剣術が出来る。
浪人の頭に打ち込むのは、並大抵ではない。
彩芽には、きっと何か訳がある。

京之介が、そっと銭入れを取り出すのを見ていたスリの名人がいた。
そのスリの名人は、女の銭入れに小判で十枚はあるものと踏んだ。
で、ゴロツキの仲間に知らせた。
自分がすって、それをすぐ仲間に渡す。
3人にも回せば、絶対にバレナイ。
ことによっては、疑った相手に因縁を付けて、お金を巻き上げることもできる。
「へへへ。」と男は笑った。


(「京之介、目にも止まらぬ剣術」につづく)


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PCが、壊れそうです

昨日から、PCの調子が悪く、投稿できないでいます。

直りましたら、新連載のつづきを投稿します。

のぞきにいらしてくださいませ。

新作・江戸町遊び人・油川京之介①「遊女彩芽との出会い」

この物語は、以前書きました「幕末を生きたIS大川雪之丸」の続編です。
時代はやや進み、新しい主人公「油川京之介」が登場します。
読んでくださると、うれしいです。
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江戸町遊び人・油川京之介①「遊女彩芽との出会い」


江戸末期、時代の変わり目である。

ここは、大きな呉服屋。
剣道の袴に上衣を着た京之介は、竹刀を1本肩にかついで、
「父上、母上、稽古に行ってきます。」
と大きな声で言った。
「ああ、行ってお出で。」と父の油川(ゆがわ)宗之介は、にこにこと言った。

京之介は、番頭の座にいる兄幸之介の元に、草鞋を履いたまま、
膝歩きで、近づき、
「兄上、稽古代の1両をください。」と言った。
「これ、草鞋を脱いで参れ。」と言われた。
京之介は、草鞋を脱いで出直した。

「この前も1両持って行ったぞ。」と兄幸之介。
「私の大川道場は、稽古代が、決まっておりませぬ。
 貧しい家の者は、1文でもよいのです。
 しかし、私のように裕福な家の者は、毎回1両払っております。
 天下の油川屋の者が、1両をケチるようでは、笑われまする。」
京之介は、そう言った。
「ちゃんと道場に行っているのだな。」
兄から、そう念を押され、京の介は、かなりドキンとした。

兄から1両をもらい、しめしめと京之介は、往来に出た。
賑やかな往来に出ると、いつもうきうきとする。

京之介の父油川宗之介は、武士であったが、
時代を見る先見の明があり、さっさと、商いを始めた。
武士のプライドなど持たぬ男で、腰が低く、
町人にも、愛想がよく、たちまち店を大きくした。

子は、5人で、上の息子3人も、商才があり、
今では、それぞれ本店と2つの支店を任されている。
4番目の長女・梢は、後家となり、本家の手伝い。
そして、末っ子の京之介は、母・沙月からも、父・宗之介からも、甘やかされて育ち、
16歳になるが、頭を剃って月代(さかやき)も作らず、長い髪を、後ろで1本に縛っていた。

京之介は、商才も、何の取り得も無いと見られ、
仕方なく剣術を習わされている。
油川家の皆は、剣術など時代に合わぬと、少しも評価していない。

京之介は、銭入れに1両を入れ、ニマニマとした。
道場には、1両ではなく、銀2部を収めている。
余りが、たまって、10両ほどになっている。
「ここまで、たまると、もう待てぬな。」
と言い、京之介は、右に曲がるべき道を、左に曲がった。

しばらく歩くと、遊郭の艶やかな通りに出る。
京之介は、そこは、見向きもせず、真っ直ぐに抜けて、
やがて、「陰間茶屋(かげまちゃや)」と呼ばれる、一画に行く。
そこは、男色専門の街で、若衆姿の少年がどの店にも大勢いる。

「今日も、おらぬのかなあ。」
と京之介は、格子から、店の中を覗いて行く。
「若衆」は、京之介のタイプではないのだ。
京之介は、完全に女装をした、今で言うニューハーフが好きなのだ。

道を挟んで、10軒ほどの店を目を凝らして見て行くと、いた!
髪を島田に結い、化粧をして、かんざしを差し、
きらびやかな赤い着物を着て座っている。
可愛い。若い。あそこに座っている限り、客待ちであろう。
京之介の胸は、ときめいた。

そばに、老年の女性が来た。
「婆さま。あそこにおる女子(おなご)は、その何か?
 体は、おの子であるのか。」京之介は聞いた。
「はい。ちゃーんと、ついてますえ。」
と、婆さまは、ポンと京之介のアソコ辺りを叩いて、にんまりした。
「婆さまは、上方の人か?」
「よう、わかりはりますな。」
「容易にわかるぞ。ところで、あの子の名前は?」
「彩芽(あやめ)、いいます。今日び、江戸の町は、風営法で、完全女装の子は、珍しおすやろ。」
「ああ。毎日通って、やっと見つけたよ。」

「あの子は、言葉や、仕草も、おなご風なのかい?」
「はい、おなごより『女』どすえ。ときどき京なまりが、出るかもしれません。」
「ひょっとして、婆さまの、娘さんかい?」
「娘やのうて、息子ですがな。いや、孫ですえ。」と婆さまは笑った。
「あはは。」京之介も笑った。
「では、いくらあれば足りるのか?私は、初めてだからオマケしておくれ。」
「銀で2部あれば、料理も、おなごも楽しめますえ。」
「わあ~、2部で足りるか!決まり!」と、京之介は、はしゃいだ。
「しかし、お客さん、若こう見えますが、大丈夫でっしゃろか。」
「子供に見えるが、私は、17歳だよ。」
「ほな、問題ありませんな。彩芽は、16。お似合いでおます。な」婆さまは、笑った。



2階の奥の間に通され、京之介は、彩芽を待った。
外は、昼下がり。開けた障子の欄干から日差しが指している。

やがて、彩芽が、膳をもって来た。
膳を横に置き、
「彩芽と申します。よろしう、お願いいたします。」
と、三つ指をついて言った。少し、京なまりがある。
「彩芽か。早くお出で。」
「はい。」
彩芽は、膳を京之介の前に置いて、対面に座った。
彩芽は、部屋に入ったときから、何か笑いをこらえている。

「彩芽。何かが、おかしいのか?」京之介は、素直に聞く。
「いえ、その、旦那様が、お可愛いお顔立ちなので、つい。」
「私は、顔が、可愛いと見えて、子供に見られて困っておる。
 彩芽も私を、子供と見て、笑っていたのか。」
「あたしは、可愛い方が大好きですので、うれしくて、笑っていました。」
「そうか。実は、私は、この可愛い顔が、自分で気に入っておる。
 正直に申さば、私は、幼いときから、彩芽のように、女子の成りをしたいと、
 切に思うて来た。彩芽なら、この気持ちを分かってくれるな。」

「まあ、そうですの。旦那様なら、きっと愛苦しい娘にならはります。」
「そうか。そのために、月代も剃っておらぬのだ。」
「では、いつか、旦那様を女子にして差し上げます。
 二人で、門前通りでも、しゃなりと歩きませぬか。」
「おお、それは、私の長年の夢。待ちきれぬな。」
京之介は、そんな様子を思い浮かべ、男子のアソコを、熱くするのだった。

その内、彩芽は、京之介の横に来て、やや脚を崩した。
二人で、差しつ差さされつして、京之介は、酒が少しまわってきた。

「ところで、彩芽は、誠に真の女子ではないのか。
 よい香りがするし、彩芽のどこを見ても、声を聞いても、女子にしか見えぬ。」
「そう言っていただけると、うれしゅうございます。
 男の証拠を見せますゆえ、となりの部屋へ行きませんか。
 お布団が、敷いてあります。」
「そ、そうか。」と、この段階で、京之介は、興奮してたまらなくなっていた。

隣の部屋に行くと、1つの布団に枕が2つ。
「座って、お待ちください。」
彩芽は、そう言って、屏風の後ろに隠れた。
着物を脱いでいる音がする。
京之介は、待ちきれなかった。

やがて、彩芽は、赤い長じゅばん姿になって、姿を見せた。
京之介の前に来て、座り、京之介の剣道着の上着と足袋だけ脱がせ、袴はそのままに。
布団に誘い、二人で、布団に入った。
「旦那様。あたしを好きになさってくださいませ。」と彩芽。
「彩芽。私は、京之介と申す。京之介と呼んでくれぬか。」
「はい。京之介様、あたしをなんなりと。」
『なんなりと』という言葉が、京之介をさらに興奮させる。

「彩芽。彩芽の男の物を確かめてもよいか。」
「恥かしおすが、どうぞ。」
京之介は、彩芽の長じゅばんの裾を開き、彩芽の太ももに手を入れた。

「ああ。」と彩芽が色っぽい声を上げる。
京之介の興奮は、最高潮になる。
京之介は、彩芽の太ももを昇り、男の証があるところへ手を入れた。
「あああ。」と彩芽が言う。
京之介は、「あ。」と思った。
男の証があっても、彩芽なら、小さく、やんわりしていると思っていた。
それが、彩芽は、すでに、アソコを大きく固くしていたのでである。

「ああ、京之介様。彩芽は、死ぬほど恥ずかしおす。」
と彩芽は言った。
「私は、今、最高に感激しておる。
 彩芽のような可愛い娘に、このようなものがある。
 彩芽を天女のように思うぞ。」
「うれしゅうございます。男の物が付いている女子(おなご)など、
 ふつう1文の値打も見てくれません。
 それを、京之介様は、喜んでくださいます。
 彩芽は、今日初めてお店に出ました。
 京之介様が、初めての方です。」
「そうか。彩芽は、私の宝だ。他の男に触らせたくはない。」

京之介は、彩芽に口を近づけた。
彩芽は、京之介の両頬に手を当てて、京之介の唇を自分の唇に重ねた。
京之介は、彩芽の柔らかい唇に感じて、身を震わせた。

京之介は、そっと彩芽の男の物を撫でた。
「あああああ。」と彩芽は声を上げる。
それが、京之介をさらに興奮させる。

京之介は、袴とふんどしを取り、丸裸になって、
彩芽の上に乗った。
そして、男の物同士を擦り合った。
「ああ、うれしい。もっと抱いて。」
「ああ。彩芽は、天女だ。彩芽以上の女子は、おらぬ。」
「うれしい。京之介様。あたしの大切な方。」
「彩芽、私は、興奮して、後しばらくで、果ててしまいそうだ。」
「それならば。」と彩芽は言い、身を起こし、布団をはいで、
京之介の隆々としたものを、口に含んだ。

「彩芽、そんなことをしてくれるのか。」
「はい、彩芽の口の中へ、お果てくださいませ。」
「ああ、可愛い彩芽にそんなことされたら、私は、ひとたまりもない。
 ああ、彩芽、イきそうだ。ああ、果ててもよいか。
 ああああああ。」
京之介は、果てた。

彩芽が、京之介の首に抱き付いて来た。
「うれしい。男のあたしが、女のように、
殿方をイかせてさしあげられるなんて。
うんと、女になった気持ちがして、うれしゅうございます。」彩芽は言った。
「彩芽、まだ、終わってはおらぬぞ。
 今度は、私が、彩芽をイかせるのだ。」
京之介は、そう言うと、半身を起こし、彩芽の赤いじゅばんを開いた。
そして、彩芽のまだ熱いままのオノコを口に含んだ。

「ああ、まさか。殿方が、あたしにそのような。
 ああ、京之介様、どうしましょう。彩芽は、どうしてよいかわかりませぬ。」
「じっとしておれば、いいのだ。」
「もったいのうございます。ああ、でも、天に昇る気持ち。
 ああ、京之介様。彩芽は・・彩芽は・・。」

彩芽は、そのうち、体を小刻みに震わせはじめた。
「京之介様、彩芽も参ります、ああ、あああああ。」
彩芽は、体をびくびくと振るわせた。
「京之介様、あたし、もうだめ、もうだめ、あああああ・・。」
彩芽は、背を反らせ、アゴを上げながら、
京之介の口の中に果てていった。

二人は、満足をして、布団の中で、抱き合った。
お互いに、運命の人に出会った思いであった。

(次回「京之介の天分」につづく)

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スーパー洋子⑤アタシをいじめたのは誰だ!「事態の収拾」 最終回

最終回です。再投稿に関わらず、読んでくださった方々、
ありがとうございました。
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スーパー洋子⑤アタシをいじめたのは誰だ!「事態の収拾」 最終回


洋子は言った。
「これから、警察に行って、自首しなさい。
 ま、その前に校長に話して、親に言うことになるかな。
 さあ、校長室へ行きなさい。
 あたしは、もう警察に届けてあるから、
 ぼやぼやしてると、警察の方から先に来るよ。」
 
7人は、校長室に飛んで行った。
群集はざわざわと話しながら、拡散し始めた。

洋子は、しばらくたたずみ、袖で涙を拭いた。

群集の中から一人走って来る。
「五島君。」洋子は言った。
彼は涙で、顔をぐしゃぐしゃにしていた。
五島は、洋子の肩に両手をあて、
「よかった。よかった。よかった。」
と、うつむきながらくり返した。

洋子は肩にある五島の手を降ろし、両手でにぎった。
「五島君。あたし、おととい失った記憶がもどったんだ。
 私が死のうと思ってた夜、五島君、あたしに電話くれた。
 電話の向こうで、五島君が泣いてるのがわかった。
 五島君は言った。『何にもできなくてごめん。でも、君の味方だ。』って。」

洋子の目から涙がいっぱいあふれて来た。
「あたしね、ビルの5階から飛び降りるつもりだった。
 でも、五島君の電話のおかげで、3階から飛び降りたの。
 五島君の声を聞いて、心のどこかで、生きたいと思ったんだと思う。
 それで、助かったの。だから、五島君は、あたしの命の恩人だよ。
 どうも、ありがとう。」
「お、俺はそんな。でも、俺のあんな電話でも、意味があったってこと?」
「大ありだよ。誰も、メールすらしてくれなかったんだもの。
 五島君の生の声は、胸に届いた。うれしかった。」
五島と洋子は、互いに少し微笑み、涙を拭いた。



教室にもどると、洋子に校長室への呼び出しがかかった。
洋子が呼ばれ立ち合った。
校長室には、副校長、教務主任、生活指導主任で担任の藤崎の4人がいた。
神崎と美優は、洋子がノートに書いていたことをほぼ正直に伝えた。
余程、洋子が恐かったのだろう。
洋子は、B5のノートの内容をすべて暗記していた。
それでなくても、失った記憶がすべて戻っていた。

校長は洋子に、この件は学校内で、内内に済ませたいがどうか、と言ってきた。
それを聞いた、生活指導の藤崎は怒り狂い、机を叩いて立ち上がった。
「校長!何をおっしゃてるんですか。
 この7人がやったのは、強姦ですよ。内容的には、殺人に近い重罪だ。
 恐喝もし、傷害もし、さらにその数倍も罪の思い強姦罪ですよ。
 おそらくですが、主犯の2人は少年院送り、または、自立支援施設行きです。
 あとの5人も共犯ですから、似たような処分だ。
 内内に済ませるレベルを遥かに越えているでしょう。」

「藤崎君、わかった。わかった。君の言う通りだ。内内にすますなんて、とんでもないことだった。」
校長は、あわてて発言を撤回した。

聞いていた神埼と美優は、少年院送りと聞いて震え上がった。
神崎は、度胸の座ったワルなんかではなかった。
たまたま運動と勉強ができ、親が金持ちだということで、
親分格にのし上がった気の小さい男だった。
美優は、それをそっくり小者にしたようなお嬢様であった。
それが、「少年院送り」と聞き、自分の行く末を思って、神崎は子供のように泣き始めた。
その横で、美優はうずくまるようにして泣いた。
子分の5人は号泣の果て、あまりのショックで、茫然自失となっていた。

洋子は、すぐに警察に行かないと、警察の方から、今にも学校に来る。
自首して少しでも刑を軽くしたいなら、急ぐべきだと言った。

藤崎も言った。
「校長、学校にパトカーが5台きたら、マスコミも来ますよ。
 7人がどれだけ悪くとも、パトカーで連行されるところを全校生徒に見せるつもりですか。
 教育委員会にお伺いを立ててる時間はないですからね。」

校長は、まさに、教育委員会へお伺いを立てようと思っていたのだった。

学校長は、あわてた。手分けをして、保護者を呼んだ。
警察に連行されるかもしれないと聞いて、保護者達は血相を変えて、学校に駆けつけた。
校長は、保護者に話をすべて聞かせた。

神崎の父親は、怒り狂い、持っていた鞄で泣きながら、息子を何度も叩いた。
美優の母親は、美優の頬を何度も叩き泣きわめいた。
子分5人の母親も泣き崩れていた。
そして、保護者達は、
洋子と母の美佐江に、床に手をついて何度も謝った。
しかし、母美佐江も洋子も到底許せるものではなかった。

その後、警察まで、関係の先生と7人は、歩いて行った。
自首をするのに、タクシーでえらそうに行くわけにはいかない。
洋子と母美佐子だけはタクシーを呼んでもらえた。



警察からの帰り道、洋子は、母と二人だけで、歩いて帰ることにした。
美佐子が言った。
「ほんとに警察に届けたの。」
「昨日ね。洋子のノートに証拠物件と上申書をつけて届けた。
 洋子はね、強姦されたとき、帰ってきて、そのショーツをビニールに入れて、
 大切にもっていたの。DNA鑑定で、神崎の有罪を立証できる。
 それにね、ATMで引き出したときの明細も、洋子は、
 全部ノートに貼ってあったの。日付と日記の内容が合うでしょう。
 そういう物的証拠があったから、警察もわかってくれた。
 洋子は、ただ弱い子であったんじゃない。
 洋子は、自分で考えて、戦う準備をちゃんとしてたの。
 賢くて、強い子だよ。」
洋子は言った。

「そうだったの。母さんの方が、ずっと弱虫だったね。
 洋子が、されたことの記憶を失っていて、耐え難いことを
 思い出さなければ、それでいいと思ってたの。」美佐子は言った。
「母さん。あたしは、被害にあったことを恥ずかしいなんて思ってない。
 罪であり、恥であるのは、加害のヤツラでしょう。
 あたしは、これからも、胸を張って生きていけるよ。」洋子は言った。
美佐子は涙を流した。
「洋子。今の洋子は、洋子だけじゃないね。」母は言った。
「うん、そう。でも、洋子は全部ここにいるよ。」
と洋子は、胸を叩いた。
「わかったわ。洋子に不思議な力が備わったんだね。」
「うん。でも、一応解決したから、その力はなくなっちゃうかもしれない。
 でも、洋子は、起こったことを全部見た。
 だから、学校に行けなかった洋子は、もういないよ。
 明るくて、元気な洋子になる。」
洋子は言った。
「そうなの。きっと父さんが味方してくれたんだね。」
「うん。きっとそうだよ。だから、もしピンチになったら、
 いつでも、スーパー洋子にしてくれる。」
洋子は笑顔を見せた。

「ほら、夕日が綺麗だよ。」美佐子は言った。
「ほんとだ。」
二人は立ち止まり、夕日を見て、また歩きだした。
「そうだ母さん。あたし、彼ができたかもよ。」
「え、もう?早いわね。」
「あたしの命の恩人。」
「ええ?どういうこと?」

二人の会話が、遠く空にこだましていた。


<おわり>


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スーパー洋子④アタシをいじめたのは誰だ!「神崎、屈服」

次回⑤で最終回です。
再投稿に関わらず、読んでくださった方、ありがとうございました。
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スーパー洋子④アタシをいじめたのは誰だ!「神崎、屈服」


「ハエが止まるようなボール蹴ってんじゃないわよ。
 真面目にやんなよ。真面目に。みんな見てんじゃないの。
 あたしは、あんたが言った1回を突破したからね。」
洋子はそう言った。

神崎は焦った。コイツがあの奴隷の洋子なのか。
偶然あのボールを捕るのはまだわかる。
しかし、キャッチした手で、そのままボールを指の上に回すとはなんだ。
しかも、片手で。

神崎は、2回目は、渾身のボールを蹴る覚悟でいた。
自分の渾身のボールは、全国レベルだ。
指を折るか、腕を折るか。女だろうがかまうことはない。
神崎はそう思った。

神崎は助走をつけた。
そして、脚を鞭のようにしならせ、ゴールの左上のコーナーに、
全力のボールを放った。そして、地面に手をつき、地面を見た。
やった!会心のシュートだと思った。
「オーーーというすごい歓声があがった。」
その歓声は、自分へのものだと神崎は思った。

神崎はシュートが入ったものと思い込み、ゴールを見た。
そして、我が目を疑った。
コーナーに狙ったはずのボールを、洋子がキャッチし、ゴールの中央で、
ボールを指に回しながら、自分を見ている。

「まさか…。」神崎はつぶやいた。

「神崎!あたしが女だと思って、手加減なんかすんじゃねーよ。
 本気出せ、本気。」洋子が言っている。

さっきのが会心のシュートだった。
あれ以上のシュートは打てない。
神崎の背筋に恐怖が走った。

残るは一つしかない。
ゴールにしようと思ってコーナーをねらった。
当然、ボールのスピードは落ちる。
直球だ。こうなったら、捕られてもよし、女の顔にめがけて直球を放つ。
例え受けても、後ろへ飛ばされる。
そして、女を崩す。

下手をすれば、女の顔はぐしゃぐしゃになる。
女に対し、顔面をねらうのは最低だ。
自分の人気や名声は地に落ちる。
しかし、これしかない。
神崎は腹をくくった。
1200人を前に俺が負ける訳にはいかない。

神崎は、助走を多くとり、猛烈に球に向かってダッシュした。
蹴った。
唸るようにボールが、洋子の顔面めがけてまっしぐらに飛んで行った。

おおおおおおおーーーーーと歓声が上がった。
洋子は、なんと片手を顔の前に出し、びくともせず、ボールをキャッチしていた。
神崎は愕然とした。人間業とは思えなかった。
耐え難い恐怖が体を突き抜けた。

神崎は、その後2シュート、全力でシュートしたが、
どれも軽々と洋子に捕られ、結局1ポイントも取れずに攻撃は終わった。

「次は、あたしのシュートだね。」
洋子はそう言った。
神崎は、その言葉を、恐怖の塊となって聞いた。



神崎はゴール前に立った。
恐怖で膝がぶるぶると震える。
あれだけのキープを見せた洋子だ。どれだけのシュートをするか、想像がつく。
1200人もの生徒に見られている。
しかし、神崎は、自分の恥を考える余裕などとっくに失せていた。
ただ、助かりたいという一心だった。

「行くよ、神崎。」
洋子は言った。
そして、洋子は、助走もなく、ほんの膝下で蹴った。
それなのに、目にも止まらないボールが飛んで行った。
気が付けば、神崎の右頬をかすめてボールはゴールを抜けた。
だれも、ボールが見えなかった。
ただ、ゴールネットが揺れ、ボールがゴール内にあることだけがわかった。
神崎は、その場に凍りついたように、1cmも動けなかった。

1200人の生徒は、もはやしゃべることも忘れて、二人を見ていた。
この時点で、何人かの先生が、何事かと見に来た。
そして、先生達は、サッカーでは学校ナンバー1の神崎に、
女子生徒がシュートを挑んでいると見た。
これなら、おもしろい。
全校生徒が集まるのも当然。
問題なし。むしろ微笑ましいと思い、職員室に戻ってしまった。
先生の誰一人も洋子のシュートを見ていなかったことが、神崎の不運であった。

二回目。
洋子は、助走をつけるために数歩下がった。
神崎は、さらなる恐怖に落とされた。
洋子は蹴った。
ボールは、大きくゴール右上の空高く飛んでいった。
「おお、助かった。」と神崎は思った。
しかし、ボールは急に大きくカーブして、
高い空から神崎の顔面に弾丸のような迫力で飛んできた。
恐い。
神崎は、思わず両手で頭を覆い、その場にしゃがんでしまった。
ボールは、ゴールポストにあたり、中に入った。

これは悪夢か。一刻も早くこの場から逃げ出したい。
神崎は体の震えを隠せなかった。

あと3シュートもあった。
絶望的な回数だ。
次に、洋子は、かなり後ろへ下がった。
洋子が助走をつける。
『止めてくれ。』
神崎は恐怖のどん底に突き落とされていた。

洋子は、「おおおおおお。」とすごい声を発しながらボールへ向かった。
神埼には、洋子の姿が、5倍にも10倍にも大きく見えた。
恐い。耐えられない。俺は殺される!
神崎は、まだボールが来もしないのに、
頭を腕で覆って、目をつぶり、地面に亀のようにつっぷしてしまった。
洋子は、ボールの前で止まり、軽いゴロを神崎のすぐ横に転がした。
ボールは、ラインを少し越えたところで止まった。
幼稚園児でも取れるボールだった。

校庭中が静まりかえっていた。

洋子は神崎のところへ歩いて行った。
「神崎。あと2シュートあるけど、やるかい?」洋子は言った。
神崎は正座をして、震えながら両手を土につけた。
すでに神崎は失禁していた。

「いい、もういい、許してくれ。お前にやったことは、全部謝る。許してくれ。」
そう言って、額を土にこすりつけた。
「おい、美優!子分!何してんだ!」洋子は一喝した。
美優と子分等は、必死に飛んできて、美優は、神崎に並んで正座し、額を土につけた。
子分5人は、その後ろに正座して、神埼と同じように土下座をした。
洋子は言った。
「美優、神崎。子分。許してやりたいけどさ。お前ら、あたしからいくら巻き挙げた?」
「大体20万円です。」美優は言った。
「分け前を言ってごらん。」と洋子。
「俺が10万。美優が8万。あとの2万は子分等にやりました。」神崎が言った。

「悪いけど、あんた達がしたことは、まず、恐喝なのね。そして、傷害罪。
 そして、もっと重いことをした。
 子分5人が、体育館倉庫に、私を連れて行った。そこで、あたしに目隠しをした。
 子分5人は私を押え、神崎は、あることを私にしたね。
 美優が、うれしがって笑ってた。あれは、美優の声だった。」
洋子は、一筋涙を流していた。

「おい、神崎。何とか言え!」洋子は怒鳴った。
「その通りです。子分に押えさせ、やりました。」神崎が泣きはじめた。
「子分の手引きをしたのは、美優だな。」
「はい、あたしが子分にやらせました。」美優は、ぼろぼろに泣いていた。
「あたしは、その次の日、自殺したんだよ。助けられて死ねなかったけどね。
 あれが、どのくらい重い罪か知ってるかい。

 女の子によっては、ショックで一生廃人になる。
 自殺する子もいる。私みたいにね。
 だから、人を殺すのと似たような重い罪なんだ。お前ら7人、共犯だよ。
 わかるかい。」
洋子は悲しげに言った。

「はい、今分かりました。すいませんでした。」7人は言った。
子分達は、そんな認識もなかったのか、罪の重さを知らされ、号泣を始めた。

「あたしには、もう謝らなくてもいいよ。
 警察に行って、刑に服しなさい。」
洋子は、言った。


つづく(次は、最終回「事態の収拾」です。)


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スーパー洋子③アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、美優を落とす』

数え間違えました。⑤が最終回です。
最後まで、お付き合いくださると、うれしいです。
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スーパー洋子③アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、美優を落とす』


次の日、洋子は、少し早めに学校に来て、校門のところで、金子美優を待った。

美優が陰の女ボスであることを、洋子は確信していた。
かなり待った。そのうち、とうとう美優がやって来た。
美優が校門まで来たとき、洋子は、さっと美優の肩に腕を掛け、
「おはよう。」と言った。
美優は、汚らわしいものを見るような、すごい嫌悪の顔を洋子に向けた。
洋子の腕を払おうとしたが、洋子の腕はびくともしない。
美優は、『ふざけんな!』と言おうとしたが、
はじめの『ふ』と言おうとしたとき、
洋子の手が、素早く、美優の口に当てられ、美優は何も言えなくなった。
「あたしに何か言ってはダメ。五島みたいにぼこぼこにされるよ。」
洋子はにっこりして言った。
洋子の手を、美優はどうしてもはずせなかった。
強力な力だった。

洋子は、美優の口から手をはずし、
いろんなことを、一方的に話した。
そして、美優が何か言おうとすると、即座に手でふさぎ言わせない。
奴隷であった洋子だが、美優は、そんな洋子に恐怖を感じ始めていた。

1時間目が終わった。
洋子は、誰よりも早く美優のところへ行き、
「ね、トイレにいっしょにいこう。」
と誘った。
朝のことがあるので、美優は恐くて逆らえず、
もじもじしていたが、やがて、自分から立った。
クラスの生徒には、信じられない光景だった。
全員が注目していた。
洋子は、美優と手をつないだまま、歩いていく。

そして、トイレに入ったとき、
洋子は、美優の両肩に手を掛けて、
ぐっと抱き寄せ、キスをした。

洋子の未来社会では、相手へのセックスの快感を高めるため、
脳の中に、そのようなソフトが搭載されている。
洋子は、美優に対してそれを使った。
口付けで感じる性的快感を10倍にして与えた。
美優は、3秒洋子に口付けをされただけで、
あそこをぬらし、体をふるわせて、絶頂に達した。
そして、美優は、その場に崩れようとした。
洋子は、美優を抱きかかえ、
「美優、ごめん。あたし、美優のこと好きだから、我慢できなかった。」
とみんなに聞こえるように言った。
トイレにいた女生徒は、まるで、奇跡でも見るように、二人を見つめた。
美優が、陰のボスであることは、誰でも知っている。
そのボスが、今まで奴隷だった洋子にキスをされて、トイレの床に崩れようとした。



それを見た女生徒によって、うわさが広がり、
学年中の生徒に広まるのに、20分とかからなかった。
美優の子分たちは、言い合った。
「まさか、あの美優が、あの奴隷にキスされて、その場に崩れてしまうなんて。」
「ウソに決まってる。ありえない。」
「でも、ほんとらしいよ。大勢見てる。」
「あの奴隷にトイレに誘われて、美優抵抗しなかったよ。」
「正直言って、あたし、あの洋子が恐い。前とはちがう。」
「まあ、様子見てみようよ。美優に考えがあるのかも知れない。」

美優に考えなど何もなかった。
実際、洋子にイかされたのだった。

20分休みになった。
洋子は、また真先に美優のところへ行き、
「一緒に遊ぼう。」と言った。
美優は、素直に席を立ち付いてきた。
美優を、体育館裏へ誘った。
洋子が口をふさがなくても、美優は何も言わなかった。
ただ、期待に体をふるわせていた。
また、あの快感をもう一度と美優は、洋子にすがる思いだったのだ。

体育館裏には、雨に朽ちて、ぼろぼろになったベンチが1つある。
もちろん、大勢の生徒が二人の後をつけ、体育館の角で見ていた。

洋子は、美優と並んで、ベンチに座った。
「洋子、もう一回キスして。」美優がせがんできた。
洋子は、パワーを10倍にしてキスをした。
美優は、快感に、座ったまま体を激しく振動させた。
美優は、ひとたまりもなかった。

体育館の角で見ていた生徒たちは、まざまざと見た。
到達したあと、美優は洋子に抱きついた。
「もう一回。もう一回して。」
と懇願する。
「あたしに話しかけるとやばいよ。」洋子は言った。
「あたしはいいの。特別なの。」
「どうして、美優だけ平気なの?それを言わないと、もうキスしないよ。」
「言う、言う、だからキスして。」
洋子は、1秒だけキスをした。
「もっと。中途半端は、がまんできない。」と美優は洋子にすがり胸に頬を寄せた。
「じゃあ、言って。どうして、あなただけあたしにしゃべれるの。」洋子は聞いた。
「実は、あたしがボスなの。だから平気なの。」
美優は、何を勘違いしてか、誇らしげに言った。

『賢いかと思ったが、なんという考えなしだ。白状している相手が誰なのかわかっているのか。』
洋子はあきれ返った。

洋子はまた、少しだけキ・スをして、途中でやめた。
「あ……ん、だめ、やめないで。」美優は洋子の首に腕を回して来た。
「バックに男がいるでしょう?教えて。」洋子は言った。
「3年D組の、神崎透、美形でスポーツ万能。
 サッカー部1番のストライカー。
 健全なふりしてるけど、この学校のボス。でも、ステキなんだ。」
美優は無邪気にぺらぺらと言った。

「美優。今白状したこと、誰に言ったのかわかってるの?」洋子は言った。
美優は、ようやく自分の愚かさに気づき、はっと口を手でふさいで、真っ青になった。
しゃべったことが知られたら、神崎に何をされるかわからない…。
そんな美優を残して、洋子はベンチを立った。



洋子と美優の大スクープが、学年だけではなく、全校中の生徒に伝わった。
当然、3年D組の神埼透にも伝わった。
取り巻き連中の中で、
「なにお?あの奴隷の洋子に美優が全部しゃべった?
 信じられねえ。じゃあ、俺が出なくちゃならんのかあ?」
神崎は、そう言った。
しかし、神埼が出る必要はなかった。

表向き健全な高校生を演じている神埼は、
昼休み、ゴール前で、友達とサッカーの遊びをしていた。
そこへ洋子がやってきた。
「へたくそ!」と洋子は、神崎に言った。
回りの3年生は、信じられない言葉を聞いたと、洋子を見た。
『神崎を誰だと思っているんだ…。やべえ、この子どうなるかわかんない。』
多分、皆そう思っていた。

「お前、倉田洋子か。」神崎は、にやにやしながら言った。
「そうよ。美優からさんざんいじめられたわよ。」
「へたくそと言ったな。おもしれえ。
 PK戦5対5をやろうぜ。3点先取はなしだ。5回全部やる。
 俺のシュートを1本でも止めたら誉めてやるぜ。」
神崎は言った。
「じゃあ、あたしが先にキーパーってこと?」
「ああ、止めてみな。」と神埼はにやにや笑いを止めない。

気配を察して、校庭で遊んでいた生徒がだんだん見物に来た。
校舎内の生徒も窓から眺めている。
マンマス校で、1200人はいた。
もちろんその中に、美優や子分達もいた。

洋子は、ゴールの中央に立って、自然体でいた。
神崎は、ボールを置いた。
『手始めに、軽く脅かしてやるか。そのうち、恐怖で声も出ないようにしてやる。』
そんなつもりで、ある程度速いボールを洋子の顔一つ分横を通るように放った。
それでも、すごいスピードのボールだった。
だか、洋子には、それが、スローモーション映像のように見えている。
ボールを片手でキャッチして、そのまま人差し指の上でコマのように回した。
校庭に、すごいどよめきが起こった。

「ハエが止まるようなボール蹴ってんじゃないわよ。
 真面目にやんなよ。真面目に。みんな見てんじゃないのよ。
 あたしは、あんたが言った1回を突破したからね。」
洋子はそう言った。


つづく(次は、「神崎透 屈服」です。)


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スーパー洋子②アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、学校へ行く』

スーパーになった洋子は、もう昔の洋子ではありません。
再投稿ですが、読んでくださるとうれしいです。
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スーパー洋子②アタシをいじめたのは誰だ!『洋子、学校へ行く』


母から、お弁当をもらい、それをかばんに入れて、
洋子は元気よく学校へ向かった。
体に闘志がみなぎっている。

しかし、不思議だ。
洋子の心に、嫌なことをされた記憶がない。
記憶があれば、洋次はわかるはずだ。
よほどのことをされたのだ。だから、その間の記憶を失った。
可哀相に洋子、一体誰に何をされたのだ。



一本松を曲がると、広い田園地帯に出る。
そこを通る一本のアスファルト道路を突ききれば、学校がある。
道は、500mくらいか。
洋子は無性に走りたくなって、カバンを小脇に抱えた。
そして、ええええええい・・・と気合を入れて走った。
速い。信じられないくらい速い。
景色がどんどん後ろに流れ、やがて景色が線状に見えた。
はあ~、と息をつくと学校の前に来ていた。
500mを一息だ。すごい。多分、10秒足らずで走ってきた。

「おはよう!」
「おはよう!」
と洋子は、会う生徒、男女関係なしに挨拶をした。
みんな、何かとまどっている。
挨拶を返す生徒が一人もいない。
「おう、近藤、おはよう!」
と同じクラスの近藤に、男の子のように肩をぽんと叩いて、挨拶した。
「おーい。松井、しけた面してんじゃねーよ。おはよう!」
洋子は言った。
だれも、返事すらしない。とくに女子は完全にしかとだ。
『女子にボスがいる。その裏に男のボスがいる。』
洋子はそうにらんだ。
『こりゃー楽しみだ。まず、男子からいびってみよう。』

洋子は、前を歩いている秀才で眼鏡の五島に後ろから、片腕でプロレスの首絞めをかけた。
「五島、おはよう。何とか言え!」
洋子は言った。
「だれだ?まさか倉田か?」首絞めをかけられたまま五島は言った。
「そうよ。返事返したのは、あんただけだ。他の連中はどうしたってのよ。」
「君と話すとボコボコにされる。だが、倉田。学校来れるようになったのか。」
「そうだよ。」
「そうか、よかったなあ。」
五島の言葉に心がこもっていて、洋子は思わず、首に回した腕を緩めた。
「ごめん。これ以上話すとやられる。」
五島は、洋子の腕を振りほどき、走っていった。

昇降口に入り、靴箱を見ると、すでに自分の靴がない。
洋子は、靴を脱ぎ、それを手に持って、ソックスのまま校舎に入って行った。
そして、2年B組に入った。
自分の席がわからない。

仕方なく、洋子は担任が来るまで、後ろの黒板にもたれ、待った。

担任の藤崎は、体育会系。洋子を見るとうれしそうな顔をして、
「倉田。来たか。よし。」と言った。
「先生、あたしの机がありません。」
と洋子は言った。
「そこの開いている席だ。」
洋子は、教室に入ったときに、一目で、すべての机椅子をチェックしていた。
「先生。その机にひどい落書きがあります。彫刻刀で「死ね」と彫った字もあります。
 椅子も同じです。先生は、あたしがどうせ来ないと思って放って置いたんですか。」
担任の藤崎は、あわてて机と椅子を調べに来た。

「倉田、すまん。これは俺の怠慢だ。許してくれ。点検を怠った。
 倉田がいつ来てもいいようにするべきだったのにな。
 勇気出して学校来て、こんな机が待ってるようじゃ、たまらんよな。」

藤崎はひどく反省し、急いで2、3人の生徒を連れて、新しい机と椅子を持ってきた。
洋子は藤崎に悪い感情を抱かなかった。



その日の2時間目の20分休みの後、五島がぼこぼこに殴られて、教室に来た。
洋子は飛んで行った。
「五島。あたしとしゃべったからか。そうだな。そうなんだな。許せん。」
洋子は、クラスにいた女子を一人ずつにらんだ。
目をそむける人間があやしい。
5人、ぶーたれて、横を向いていた。コイツらが子分か。

同時に、さも自然に何事もなかったようにしているのが一人。
多分、コイツが女ボスだと思った。
金子美優。美貌で頭もいいヤツだ。
しかし、洋子は、いじめられた記憶を喪失している。

アタックしようか、蜘蛛のように網を張って待っていようかと思った。

すると、昼食の時間、母が作ってくれた弁当を食べていると、子分達が自らやって来た。
(わかりやすいヤツラだ。自分達からのこのこと。)洋子は思った。
「洋子、よかったね、学校来れて。」とA。
「あたしたちが、また楽しい学校生活にしてあげるね。」B。
「それが、ずっとつづくといいね。」C。
その間、DとEが、洋子の後ろに回り、洋子の椅子を引こうとしている。
机ごと、弁当をひっくり返す気だ。

洋子は、母からの大事なご飯だったが、10粒だけ無駄にさせてもらった。
洋子は、目にも止まらない速さで、ご飯を一粒ずつ、5人の鼻の奥深くまで、
爪ではじき飛ばした。
5人は、はっとしたが、何があったかわからず、クシャミを始めた。
何度でもクシャミが出てくる。もう、止まらない。
保健室に逃げ出して行った。

(まあ、このくらいで、いいか。)
そう思って、洋子は、それ以上は何もせず、その日は家に帰った。



夕食が、何事もなく、明るい話題に包まれて終わった。
洋子は、今日も食器を洗い、自分の部屋に行った。
洋子は探した。
何か日記のようなものがあるはずである。
案の定あった。
サイドの引き出しの一番下に、B5サイズの日記があった。
そこには、いじめられた内容が、面々と綴られていた。
日付、時間、した奴の名前が、正確に記入されていた。

洋子は、いじめの果てに、強姦されていた。
そして、その夜にマンションの3階から飛び降りて自殺を図った。
未遂に終わったが、そのときにいじめられた記憶を失った。
ノートの最後には、死のうとする前の、家族への言葉が一人ずつに
綴られていた。

洋子はさめざめと泣いた。
同時に、失った記憶が戻ってきた。
心は怒りに狂った。
金子美優の名前はなかった。
アイツは、陰に隠れて絶対出てこない。
さあ、どうやって、白状させるか。
洋子は、怒りに燃える胸を沈めながら、思案に暮れて眠りに堕ちた。



次の日、子分の5人は嫌がらせには来なかった。
おまけに、洋子と目を合わさないように、こそこそとしていた。
その日、洋子は学校では、何もせず、帰宅して、警察への「上申書」を仕上げた。
それがないと、警察はなかなか動かない。
洋子は、その上申書と、洋子のノートと、もう一つ見つけた洋子の強力な証拠物件をもって、警察に行った。その証拠物件とは、洋子が犯された後にも履いたショーツだった。
それは、ビニールに入れて、机の奥に隠されていた。

刑事に会い、洋子に起こった事の全てを、話した。
刑事は、そのショーツがあれば、DNA鑑定で、犯人を特定でき、早い段階で逮捕状を出せるだろうと言った。
刑事は、もう一つ、
「どうして、もっと早く警察にこなかったの。」と聞いた。
「自殺をしたときに、恐かった期間の記憶を失っていました。」と洋子は言った。
刑事は納得した。



次の日、洋子は、少し早めに学校に来て、校門のところで、金子美優を待った。


つづく(次回は、「洋子、美優を落とす」です。)


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再投稿・スーパー洋子①「あたしをいじめたのは誰だ!」

ちょっと疲労気味で、再投稿で切り抜けようと思います。
この「スーパー洋子」ですが、初期の洋子で、真面目で、美人の洋子です。
今のキャラクターが出来上がる前のものです。
全4回で完結です。読んでくださると、うれしいです。
=================================

スーパー洋子①「アタシをいじめたのは誰だ!」


洋次は、温かい家族のいる家に帰って来た。
洋次の父は5年前に他界した。
上に弘子、下に美佐、玲の2人の妹がいた。

「ただいま!」と声をかけて入った。
「どうしたの?ちょっと元気ないわ。」
と母の美佐江が言う。
「うん、ちょっといろいろあってね。」
「いやなこと?」
「いや、いいこと。いいこともけっこう疲れるんだよ。」
食卓は、もう出来かかっていた。
「食事の前に、風呂入っていいかな。」と洋次は言った。
「早くね。」と母。

洋次は、風呂の前に、トイレに入った。
お腹の調子が少し変だった。
トイレから出て、風呂場の着替え場に来て、ドキンとした。
「あ、また、女になってる。」
こんな家庭のトイレでも変身してしまうのか。
しかし、この変身は何か意味がある。そう思った。

自分を見ると、すでにパジャマに着替えている。
ピンクに赤いハートがたくさん描かれたパジャマ。
純女物。
そして、手に着替えの下着を持っていた。
待てよ、これから裸になるのか?
いいのかな?洋子の女の体見ちゃって。
いけない気がする。
できるだけ見ないで入ろう。

洋次は、上を見ながら、パジャマを脱ぎ、
ブラをはずし、
ショー・ツを脱いで、中に入った。
体を見ないようにして、体を洗い、湯船に入った。
ちょっと肢が見えた。長い綺麗な脚だ。
そうだ、顔くらい見ておかなくちゃ。
湯船から体を伸ばして鏡を見た。
高校生くらいになっている。
可愛い。スタイルもよさそうだ。             
うれしいな。
ああ、肩までの髪をぬらしてしまってる。
あがったら、肩にタオルを置かなくちゃ。

体にバスタオルを巻いて外に出た。
胸の膨らみでバスタオルが下に落ちない。
(男でそっとやってみたときは、落ちた。)
ああ、感激。
超ミニのように見えるバスタオル・ワンピースから、
色っぽい長い脚が出ている。
洋次は、思わず興・奮してしまった。
あ、そうか。女の子が興・奮すると、
あそこが、大きくなるわけではない。
代わりに、じゅわんとある液体が分泌されるのだ。
ああ、これ、身が持つかなあ…と洋次は思った。
会社で洋子になったときは、
こんなエッ・チなこと思いもしなかったのに。

洋次はその「じゅわん」をタオルで拭き、
下着とパジャマを着て、食卓に付いた。
みんな、そろっていた。

洋子は、会社で大手柄を立てたので、
「今日はどうだった?」
と誰かに聞いて欲しかった。
しかし、誰も聞いてくれない。
『なんか変だぞ。』と洋次は思った。

しかし、なんとなく明るい会話が続いて、食べ終わり、
食器を片付けた。
母の美佐子が、食器洗いをしようとしたので、
「母さん、あたしがやる。」
と洋次から、自然と洋子の声が出た。
母は一瞬とまどったようだ。
いつもの洋子はそんなことやらないのだろうか。
『しかし、この洋子はやるんだ。』洋次はそう思って食器を洗った。

洗いものが終わって自分の部屋に入った。
「うわあ~。」と洋次は思った。
典型的な女の子部屋。
流行りの女の子のグループ歌手のポスターはいいけれど、
あのアジアの青年のポスターを見て、あれあれと思った。
全然興味なし。
はずすと、洋子が怒るだろうな、と思った。
まあいいか。

時刻は9時。
明日の勉強をしなければ。
そう思い、だんだん洋次は気が付いてきた。
自分は、会社員ではない。
高校生だ。
机に教科書やノートが並んでいる。
かばんを見るとからっぽ。
机に携帯がある。
可愛いストラップがたくさん付いている。
やっぱり女の子なんだなあと思った。

ああ、疲れた。今日はもう寝るかと、ベッドに横になった。
布団を被って、明かりを消した。




すがすがしい11月の朝だ。
洋子ぱっと起きて、朝の体操をした。
髪を、左右ゴムでまとめた。
セーラー服を着た。
(高校でもセーラーなのかと思った。)
携帯で曜日を確かめ、時間割をそろえる。
朝食に下に下りて行く。

「おはよう!」と元気よくみんなに挨拶をした。
すると、みんなが、驚いたように自分を見る。
「洋子、あなた…。」と母が用意の手を止めた。
「みんな、どうしたの。」洋子は聞いた。
「だって、おねえちゃん、学校行くの?」と末の玲が行った。
「行くと変なの?」洋子は言った。
「いいよ、いいよ、なんでもない。ね、みんな、なんでもないよね。」
姉の弘子がそう言うと、みんなは、うんうん、なんでもないと作り笑顔で言った。

母が、小さな声で姉の弘子に言った。
「弘子、どうしよう。お弁当足りない。」
「あたし、どうにでもなるから、回して。」弘子は言った。

『そうか…。そうだったんだ…。』
洋次は悟った。
『洋子は、不登校の子だ。だから、自分は今洋子になっている。なるほど。』
理由がなければ、変身はしない。
何があるのかは知らない。
洋次は、洋子のために立ち上がろうと決意した。
昨日までの自分とはちがう。
きっと敵がいる。そいつらをやっつける。
洋次に闘志がむらむらと沸きあがった。


つづく(次回は、「洋子学校へ行く」です。)

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家族4人の会話『ピザは、まだ~?』

家族4人の会話『ピザは、まだ~?』

※1度書いた気もします。だとしたら、ごめんなさい。

1年程前のことです。
ピザを取ろうということになりました。
ピザは、我が家にとって、おご馳走です。

6時ごろ、ハーフ&ハーフをどれとどれにするかで、
わいわいとやり、電話をしました。

娘「混んでて、あと40分位だって。
私「え?40分も待つの?お腹すいてるのに。」
妻「待った方が、美味しく食べられるのよ。」
私「そうだね。」

6時40分になります。

私「そろそろかな。待つのって長いね。」
妻「もう、来てもいいのにね。」
娘「混んでる時間帯なんだって。」

私「6時45分になったよ。」
妻「そうぴったりは来ないわよ。」
娘「だけど、ピザは、時間ぴったりなんだけどなあ。」
私「そうそう、時間ぴったりが、売りなんだよ。」

私「あ、6時50分になったよ。6時に電話したんだよ。」
娘「電話してみっか?」
妻「やめなさいよ。10分ぐらいで。」

そう言う妻も、時刻が、7時になると、冷静を欠いてきます。
妻「遅いわ。何かあったのなら、店が連絡よこすべきよ。」
娘「あたしが、電話で、言ってやっか?」
私「いや、ぼくが電話して、がみがみ言ってやる。」
妻「とにかく、あと10分待ちましょう。」

そのとき、ピザ店から電話。娘が出る。
配達の人が、玄関まで届けたのだが、そこでつまずいて、
ピザを台無しにしてしまったとのこと。
大至急作り直して、届けるとのこと。

私「ええ?配達の人、玄関まで来ていたの?
  じゃあ、家に一言言えばいいのに。
  いちいち店に帰る時間、早く事情がわかったのに。」
妻「そうよね。落としたって、食べられる状態なら、それでいいのに。」
私「半額にしてくれたら、大歓迎だよ。」
娘「お父さん、それ、せこいよ。」

私「また30分待つの?もう、がっくりだなあ。」
娘「あたし、やっぱ、もう一回電話して、家を最優先にしてって言おうかな。」
私「それは、ぼくがやる。A子は、配達の人に一言言いなよ。
  そりゃ、誰だって失敗はあるよ。でも、そのとき、どうするかが問題。」
娘「そうだよね。そのとき、家に言うべきだったよね。」
私「だろー?」

そうこうするうち、ピザが来たのでした。
ピンポーンの音。
すると、今まで沈黙を守っていた息子が、さっと玄関に行きました。

P「いやあ、遅くなっちゃって、本当に、すみません。」
息子「いえいえ、ドンマイですよ。」
P「この玄関まで来てたのに、落としちゃって。どうしていいか、パニクっちゃって。」
息子「誰でもそうですよ。ミスしたら、あわてますよね。」
P「これ、店長から、お詫びの印です。(1000円)」
息子「わあ、それは、かえって申し訳ないです。」
P「じゃあ、ほんとに申し訳ありませんでした。」
息子「こちらこそ。暗いですから、お気をつけて。」

息子の言葉を聞いていて、私と娘は、深く反省したのでした。
娘「(小声で)この家で、アイツが一番人間できてるね。」
私「そうだね。」

「ピザだよー。」と、息子が、にこにこピザを持って来たとき、
みんな、すべて忘れて、にこにこしたのでした。


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変身大好き! パート3

変身物を、また、並べてみました。他所様のを拝借しました。お詫びします。

●マスクを並べてみました。

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着ぐるみを1つ
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着ぐるみは、完全に女装ができますので、少女漫画の主人公のように、
完全な女の子として、振る舞えますね。

●次は、女性から女性へ
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この方は、「百面相」として有名ですね。ほんとに、お見事です。

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美貌だけでなく、年まで、一気に若くなれるんですね。セクシーな女性に変身!

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一気に、映画女優になってしまったようですね。びっくり。

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5人まとめて変身。おばさんが、ムービースターに。びっくりです。


●では、男性から女性に変身です。
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上のイケメンが、下の美女に。お顔が似てますので、信じられますが、美女の方は、まさに「女」ですね。

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メガネの兄ちゃんが・・・。

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可憐な乙女ですね。

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この女の子達、男性だそうです。もう少し写真があります。

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この方達、本当に男の子なんでしょうか?

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ギャップ、あり過ぎですね。

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ギャップがあって、萌えてしまいます。

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上の女性です。

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ばっちりメイクすると、こんなに美女に。あ、この方、男性ですよ。↓もう一枚。
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セクシーで、女っぽさに興奮してしまいます。

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乙女チック度、100点ですね。

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全身写真の仕草が、男性とは思えません。
素顔のときも、ほとんど女性ですね。


ちょっと疲れてきました。

最後に、男の子のときも可愛い男の子を1枚。
女装したら、どれだけの美少女になるでしょう。
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ご覧くださり、ありがとうございました。


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今井健二の超能力「姉御たちの改心」後編

今井健二の超能力「姉御たちの改心」後編


やがて、先輩然とした、3人の女が来た。
3人ともブーたれている。
「マスター、なんなの?仕事待ってんだからさあ。冗談じゃないわよ。」
そういって、健二をチラッと見た。
(けっ。こんな奴のために…。)という心が見え見えだった。
3人は、胡坐をかいて座った。
「お前ら、栄子につまらねえ入れ知恵をしたな。なんとか言ってみろ。」

3人の中で、一番ふてぶてしそうな女が言った。
「だって、一日に何人もの男相手にしてるんですよ。
 毎回、全力でやってちゃ、身が持ちませんからね。」
と、一番先輩の百合は余所見をしながら言った。
「なにを!百合お前。そんなんじゃ、店の信用は丸つぶれだろうが。」とマスターは怒った。
「こっちが手抜きしても、文句を言わないようなお客を選んでるから大丈夫よ。」
と、さらにふてぶてしい態度だ。

「じゃあ、栄子さん。ぼくは、その文句を言わなそうな客と見たんだね。」
と、健二はやさしく言ったが、レベル1の恐怖の念を入れられている栄子には、そうは聞こえない。
「は、はい、そうです。すみません。すいません、すいません。」と栄子は這いつくばって、震えながら答えた。
栄子は、お客を侮辱したことで、それ以上咎められたら、もうおしまいだと思い、
生きた心地がしないでいた。
幸いお客はそれ以上言わなかった。

マスターは、雲行きが悪いと見て、
「すいません。お客様には、いただいた2万円と、お詫びとして1万円、計3万円お渡しします。どうか、これで、ごかんべん願えないでしょうか。」

健二は、「いや、お金はいらないよ。」と言った。そして、
「その代わり、その一番先輩そうな百合さんだっけ?
 彼女をもう一度ぼくにつけてください。
 ぼくをちんけな客として、あしらうところを見せて欲しい。」
と言った。
マスターはOKした。もちろん百合もOKした。
あとの2人の先輩ユカと美穂、栄子、マスターを健二は、そこで見物させた。

大先輩百合は、ふん、という感じで人前も省みず、真っ裸になった。
そして、先に毛布に行って、首だけ出した。
健二は、背広にネクタイのまま、毛布に入って行った。
そして、百合にキスをしようとした。
百合は、先輩の意地にかけて、歯をきっちり噛んでいた。
健二の顔が近づいてきて、唇が触れた。
このとき、健二は念を使い恐怖を与えた。レベル2。
自分を冷酷非道なヤ〇ザの幹部に思わせる。

百合の顔色が変わった。
健二の舌が唇に入ろうとしてきた。
百合は必死で歯を閉じている。
「ふーん。そうやって舌を入れさせないんだ。
 じゃあ、力ずくで入れようか。君の前歯を4、5本抜けば、舌が入るかな。
 もちろん麻酔なんてもんはない。」
身も凍るような男の声だった。
健二は、人差し指を、百合の前歯に当てた。
しかし、百合には、健二の指が、ペンチに見えていた。

『この男の言葉は、脅しでもなんでもない、
今ここで、すぐに実行に移す奴だ。』百合は、直感で思った。
百合は、いっぺんで凍りつき、恐怖のどん底に落とされた。
あまりの恐ろしさにガチガチと歯を鳴らし、毛布の端を握りしめていた。

健二の手は、百合の乳房に伸びた。
「ほら、後輩たちに聞かせる言葉は、何だっけ?」
健二の静かな声が、百合には、地獄の声に聞こえていた。
「あ、あ、あの、あの、あたしは、乳房が痛くて、
その…今日は…触らないでください…。」
百合の言葉は、震える歯から出てきたもので、
はっきりとした発音にまるでなっていなかった。
「聞こえないよ。もう一度言ってごらん。」
「あああたしは、ちちちぶさが、いたくて、
きょきょきょうは、さささわらないでください。」

「そうか。痛い乳房など、お前の仕事にはいらないな。歯を抜いた後、
二つの乳房をむしり取ってあげよう。
 私は、思ったらすぐやる。さあ、やろうか。」
「いやあーーー!」
と言って、百合は毛布から真っ裸で飛び出し、後輩二人にしがみついた。
歯をがちがち鳴らし、顔面は恐怖に引きつり、体が激しく震えていた。

「百合さん、早くお出で。さあ、やろう。2万のはたらき、全然してないよ。」
健二は、ベッドから降りて、百合に向かった。
ペンチは幻覚で、他の者には見えない。
みんな、百合が何を怖がっているのか、理解に苦しんでいた。
「いやーーー。」と百合は悲鳴を上げて、後輩の後ろに逃げた。
「百合さん。出てお出で。」

百合は、出て行かないと殺されると思った。
百合は出てきて正座をして、額を畳に擦りつけるようにして謝った。
「すみません、すみません、嘘を言いました。お助けください。お助けください。」
百合は泣きはらし、鼻水をずるずるたらし、あやまり続けた。
その泣き声は、やがて嗚咽となり慟哭となった。

「許さないよ。私をバカにした罪は大きい。
 怖いと思う奴には、へりくだる。
 甘いと思う奴には、ごまかす。
 私は、そういう奴がいちばんきらいだ。」

「もうしません。これから、どんなお客にもちゃんとやります。
 ですから、お許しください。お願いします。お願いします…。」
百合は泣き声の合間にやっとそれだけのことを言った。
「後の2人はどうなんだ、君からよく言って聞かすかい。」
「はい。あたしが、お客様には全力で接するようにさせます。」

あとの二人は、百合をバカにしたように、斜めの目線で見下げていた。
けっ。みっともないったらありゃしない。これが、姉御の百合だなんて、サイテーだね。
ナンバー2が、明らかにそう言いたげに、百合を見ていた。

「ほう、君がナンバー2か。百合を見下げているね。」健二は言った。
女は、健二を見て、にやりと笑った。
「じゃあ、君が、手抜きのお手本を見せるか。」健二は言った。
「めんどうだからやだね。」女は横を向いて言った。
「怖いのじゃないのか?」
「冗談じゃない。誰がお前なんか。」
「『お前』と客に言ったな。」
「そうよ。サービスが悪いだの、口開かないだの、みみっちいってんだよ。こまけんだよ。
 モテねー奴に限ってこうだ。やんなっちゃう。」

「ユカ、やめろ。もう言うな。絶対やめろ!」百合が必死でそう言った。
「へん。百合の意気地なし。弱虫は黙ってろ。あたしはね、ヤ〇ザだって恐かねんだ。」
ユカは言った。
「ユカってのか。そうか、ヤ〇ザが恐くないか。いい度胸だ。」
「へん。お前みてーな、安サラリーマンがのどこが恐い。」ユカは悪態をついた。
「じゃあ、安サラリーマンが行こか。お前が面倒なら、私がお前にところに行こう。」
健二は腹が立っていた。ユカに、百合に与えた以上の恐怖の念を用意していた。
レベル3。地獄の鬼が、目の前に立っている恐怖だ。

だが、健二は、はたと自分を抑えた。下手をすると、ユカに大きなトラウマを与えてしまう。
ユカは、それで、一生立ち直れない。
健二は、180度、方向転換した。

「ユカ、君から来ないのか。」との健二を、
部屋の壁に身を持たせていたユカは、ちらりと見た。
そのとたん、みるみる顔色を変えた。そして、目を見開き、目を潤ませた。
それは、恐怖のものではない。
ユカは、小刻みに身を震わしていた。

ユカは、好きで好きで彼のためには命だって捧げたいと思っている
世界のスパースターを、目の前に見ていたのだった。

「さあ、ユカ。君が来ないなら、私は、帰るよ。じゃあな。」と健二は言った。
「待ってー!」とユカは、健二に飛びついて行った。
そして、健二の手を引き、ベッドの上に乗せた。
健二の上になり、健二に、濃厚なキスを自分からした。
歯を噛み合わせるどころか、ユカの方から、深く舌を入れて、キスをしている。

健二は、このとき、ユカの性感帯の感度を5倍にしていた。
ユカは、キスだけで、強烈な性的快感を得て、気が狂いそうになった。

ユカは、健二にまたがり、無我夢中で、健二の手を、自分の乳房に持っていった。
そして、痛いどころか、健二に自分の手を重ね、
自分の乳房を揉み、快感の声を上げた。
ユカは、健二の指を乳首にあてて、
そこを刺激させ、まもなく体を激しく痙攣させて、
背を反らせ、またたくまに果てていった。
果てるまでに、30秒もかからなかった。

栄子、マスター、百合、美穂は、ただただ唖然としていた。

健二は、ユカへの幻覚を解いた。

「ユカ、自分が今何やったか、わかってんの?」百合が言った。

ユカは、はっとして、ベッドから降りた。

ユカは、自分が何をしてしまったのか、すべてわかっていた。
散々けなし侮辱した客を、スーパー・スターと間違え、
自分勝手に客の手で、自分を愛撫し、イってしまった。
自分のために、客をマスタベーションの道具にしてしまった。

歯を噛みしめ舌を入れさせず、乳房が痛いと言って、
触らせないお手本を見せるはずだった。それなのに・・。

ユカは、皆の視線を感じ、全く身の置き所を失い、
さっきまでの威勢は、完全に吹き飛んでしまった。
ユカは、部屋の隅で、両膝を抱き、
みんなを見ないように、うつむいて小さくなっていた。
2番目の女ボスとしての面目は、粉々に散った。
これから、自分は、もう威張ったりできない。

「ユカさん。これから、百合さんのいうことを聞くかい。」健二は言った。
(ユカは、念を解かれても、健二がスーパースターであるという記憶がまだ強烈に残っている。
 健二の声は、ユカにとって、未だ『神』の声だった。)

ユカは、慌てて正座し、畳に両手をついて、
「は、はい。百合の言葉を聞いて、ちゃ、ちゃんとやります。
 お、お客様を差別したりしません。」
そう言った。

3番目のボス美穂は、先輩2人の様子を見て、逆らう度胸などなかった。



玄関で、マスターは、健二に3万を払おうとした。
「1万多いよ。」と健二。
「これは、お詫びの気持ちと、ユカがお客様をオ〇ニーの道具にした分です。」
「そんなのは、いいよ。2万だけ返してもらうよ。」
健二は、そう言って、2万円だけ受け取った。
マスターは、
「いったいお客様は、何者ですか。
 あのアバズレの百合やユカがあそこまで素直になりました。」
と言った。
「いや、ちょっと分かりやすく言い聞かせただけさ。」
「ありがとうございます。これで、あいつらも真面目にやると思います。」
と、マスターは言った。
「だといいね。2万円。ぼくたち安月給のものには、高額だからね。」
健二は、にこっと笑って、夜の町に消えた。

<神様、お許しください。超能力を使いました。
ぼくは、バカにされることに我慢ができなかったんです。>
そう、健二は、空にお詫びをして、安そうな屋台の焼き鳥屋に入って行った。


<後編・おわり> 


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今井健二の超能力「許せなかったピンク・サロンの女達」前編

超能力者の高島忠男の前身である今井健二のお話です。
これは、私自身のために書き、溜飲を下げるときに読んでいましたが、
今日、投稿のネタがなく、2話に渡って、投稿いたします。
女装も出てこず、すみません。
==================================== 

今井健二の超能力「許せなかったピンク・サロンの女達」前編


超能力者今井健二は、同じく超能力者の父親から、よく言われた。
『幸福感を与えることで、人を動かしなさい。
 しかし、ときには、恐怖を与えざるを得ないときもある。』

季節は12月に入った。

健二は、会社に勤める、32歳の平凡なサラリーマンだった。
小柄で細く、黒メガネをかけていて、黒いスーツは、よれよれ。
とても、女性にモテるタイプではない。

その日、健二は、女性にやや飢えていた。
しかし、こんなことに超能力を使ってはならない。
お金を使うのが一番。
そこで、新聞の広告をみて、あるマンションでやっているピンク・サロンに行った。

大きなマンションの一室だった。
玄関の受付で聞くと、基本1万円。それに、いろいろなオプションがある。

キスと乳房OKで、1万円プラス。69で2万円プラス。
本番で3万円プラスということだった。
本番は、売春に値するからやめよう。

「キスと乳房の場合、キスは舌を入れていいの?乳房は乳首ももんでいいのね?」
と、健二は確認した。
「はい、そのくらい当然です。」と50歳くらいのマスター。
健二は、その最低コースの「キスと乳房OKのコース」を選んで、2万円を払った。

6畳くらいの畳の部屋に案内された。
ベッドが1つある。
寒い季節で、小さい電気ストーブがあった。
女の子がきた。20歳くらいか。ちょっと可愛い。
「服を脱ぎますから、お客さんも服を全部脱いで、後ろを向いていてください。」
と言う。

そこで、健二は服を脱いで、しゃがんでストーブに当たりながら待っていた。
しかし、いくら経っても、その子が、「もういいです。」と言わない。
健二は、真っ裸のまま、小さな電気ストーブにあたりながら、
しゃがんで、10分も待っていた。
あまり、いい姿ではない。

その内、しびれを切らし。
「服脱ぐのに、何分かかるの。」と言った。
「あ、もういいです。」と女の子は毛布に入っていて言った。
健二は腹を立てた。
「あのさあ、待ってくださいと言ったら、もういいですって言うのが基本でしょう。
 だまってちゃわからないじゃない。そんなこともわからないの?」
「すいません。気が付かなくて。」と女の子は言った。
心が、こもっていない。
普段、風采の上がらない健二だ。
まさか、軽く見られているんじゃないだろうな疑った。

「まあ、いいや。」
人の好い健二はそう言って、その子の毛布に入った。
そして、その子にキスをしようとした。
すると、その子は、歯をがっちりかんで、健二の舌を入れさせない。
「君、キスはそうするの。」
「一応、唇を合わせるのがキスですから。」
「舌をいれちゃいけないの?」
「はい。唇を合わせればいいことになっています。」
「マスターは、舌をいれていいって言ったよ。」
「それは、そういうオプションがあります。」
彼女はそう言う。
健二は、自分が軽く見られているのが、はっきりわかり腹が立ってきた。

まあ、いいかと、彼女の乳房に触ろうとした。すると、
「あのう、今日は、乳房が痛いので、もまないでくれますか。」と彼女は言う。
「両方とも?」
「はい。」
女の子の言葉を聞いて、温厚な健二も、完全にプッツンと切れた。
「じゃあ、君、ぼくに何してくれるわけ?」
「手で、いかせてあげます。」
「それじゃ、ソープと同じでしょう。ソープなら8000円くらいだよ。
 ぼくは、ここに、2万円払ってるんだよ。」
「そんなこと、あたしに言われても困ります。」
女は言う。

健二は、毛布から出ると、服を着始めた。
女の子はあわてた。
「あの、どうしてですか。
 服を脱いで、戻ってください。」そう言う。
「君も、服を着なさい。もういいから。
服着たら、マスターを呼んできて。」
「それ困ります。もう一度ベッドに入ってください。」
「だめだ。こんなところでぼくを裸のまま、
10分も待たせて疑問にも思わない。
 キスは唇だけ、乳房はもめない。約束違反でしょう。」
「あたしが怒られます。」
「知らないよ、そんなこと。君が蒔いた種でしょう。」

女の子は、しぶしぶ服を着て、マスターといっしょに来た。
「何か、この子が不調法をしましたんで。」とマスターは畳に正座して聞く。
その横に、女の子が少しブーたれて、座っていた。

「マスター。ぼくのコースは、キスあり、乳房ありだったんじゃないの。」
「はい、その通りです。」マスターは、かしこまりをしている。
「だけど、この子、キスは、歯を閉じて、ぼくの舌を入れさせない。
 おっぱいが痛いから、今日は乳房を触らないでくれてって言うのよ。
 これ、約束違反でしょ。マスターは、なんでこんな子よこしたのよ。」
「え?」と言って、マスターは、女の子を見た。
「おまえ、さっき、キスもおっぱいもOKだって言ったろうが。」
「はい。」
「じゃあ、どういうことなんだ。店の信用問題だぞ。」
「・・・・・」
「どうにか言え!」とマスターは、大きい声を出した。

「それは、お姉さん達が、お客さんに、おっぱいが痛いと言えば、
 触られないよって、教えてくれたんです。だから。」
「キスの方は、どうなんだ。お客の舌が入ってきて、ナンボだろう。」
「これも、唇だけでやめてくれそうなお客さんには、
歯を噛んでいればいいって、お姉さんたちが。」
「おまえ!」とマスターは、女の子の頬にビンタをした。
「今までも、そうやって来たのか。」
「はい。」
「あやまれ!」とマスターは言った。
女の子は、
「嘘を言ってすみませんでした。ごめんなさい。」と謝った。
だが、全然本心からは謝っていないと健二は見た。

「この子にそんなことを教えたお姉さんたちを呼んできてください。
 この子が言ってることが本当かどうか、知りたい。」
健二は言った。
マスターは、
「それは、かんべん願います。今、仕事中のもいます。」

嘘だ、と健二はにらんだ。
あまり使いたくないが、ここは、「恐怖」を使うべきだと思った。
健二は、レベル1の恐怖をマスターと女に与えた。
(レベル1とは、学校で一番怖い先生に、にらまれている怖さ。)
「仕事中であろうが連れて来なさい。」と健二は言った。

その声に、マスターは震え上がった。
「ちょ、ちょっと待ってください。今調べます。」続けて、
「おい、栄子、お前にそういうことを教えた女を全員連れて来い。」と言った。
栄子は、そのとき、マスターより、お客の健二の方が数倍怖かった。
いい知れぬ恐怖を感じさせる人だと思った。
こんなに怖い人に、自分はよくオッパイの嘘をついたものだと、我ながら恐ろしく思った。
栄子は、きりっと立ち上がり、大急ぎで部屋を出て言った。

(後編「姉御たちの改心」につづく)


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変身大好き!パート2

私は、変身が大好きなので、パート2です。

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老女が、若い娘になろうとしています。こういうのも、萌えてしまいます。

4人修正
一度掲載した気がします。加工して作られたものだと思いますが、最後の「4」の人、
別人なのか、あくまで、3の人を加工したのか、気になります。
もちろん、「加工して、3の人が4になった。」方が、萌えます。

マスク
マスクで、こんな女性になっていた。マスクの中は、おじいさんだったりして。
こういうの萌えます。

●この中に、一人純女さんがいるそうです。(女装子さんが一人ではありません。)
 正解は、写真の下に。私は、間違えました。
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(正解は、「7」の人が純女さんです。。)
私は、「3」の人だろうと、間違えました。

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韓国のテミンさんですが、隣に男性がいると、女の子っぽさが、増しますね。


次は、堂々と男性を丸出しにした、男性です。ファッションモデルをされている方が、ほとんどです。
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これからは、女装のbefore & afere にします。

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坊主の方が、びっくりです。

次の方は
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すごい変身ですね。

お次は、middle_1359977578.jpg
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お次は、
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middle_1359978009.jpgmiddle_1359978066.jpg


最後は、女性から女性へのメイク・マジックです。
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さてさて。もっと並べようと思ったのですが、写真の編集って疲れますね。
本日は、この辺で、やめます。

ではまた。


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家族の会話「何で、『俺』って言わないの?」

家族の会話「何で、『俺』って言わないの?」

※家族の会話、連続になりますが、読んでくださるとうれしいです。
 今日は、女装のことでは、ありません

娘「お父さん、言葉やさしいよね。」。
私「例えば?」
娘「自分のこと『俺』って言わない。」
妻「え?そうだっけ?俺って呼んでない?」
私「俺って呼んだことないはず。訳がある。」
娘「何?」

私「ぼくは、四国生れでしょう。
  四国の人にとって、『俺』って言うのは、すごく恥ずかしいんだよ。」
娘「どういうこと?」
私「四国の人にとって、『俺』って呼んでいいのは、カッコよくて、
  男っぽい人だけなの。石原裕次郎みたいにね。」
娘「で?」
私「四国の人は、自分のこと普通『わし』って呼ぶんだよ。
  で、都会に出て来て、自分のこと『わし』なんて、言えないじゃない。
  『俺』は、もっと気恥ずかしい。残る選択肢は、『ぼく』しかないんだよ。」

娘「『ぼく』だって、恥かしくない?」
私「四国出身で、恥ずかしがる人もいる。」
娘「どうするの?」
私「で、最後の最後の選択肢は、『自分』。」
娘「なあるほど。」

私「でも、この『自分』は、『あなた』って意味にも使えてややこしい。
  『自分は赤いのにするけど、自分は、どれにするん?(お前はどれにする?)』
  『自分のか?(俺のかあ?)』
  『そう、自分のじゃ。(そう、お前の。)』
  『自分と同じにする・・(お前と同じにする・・)』
  『自分の真似すなよ。自分のは自分で選べ(俺の真似するな。お前のは自分で選べ。)
  なんてね。」
娘「わあ、これ、ややこしいよね。」
妻「体育会系の人は、『自分』って言うわよ。
  高校球児なんか、インタビューで、『自分』って言ってる。」
私「あれは、四国出身の人の自分とは違う。昔の軍隊言葉の名残じゃない?」

娘「そう言えば、お母さんは、『あたし』じゃなくて『わたし』だね。」
妻「お父さんと同じよ。私の東北では、女の子も、自分のこと「オレ」っていうのよ。
娘「そ、そうなの?」
妻「そうなの。「あたし」って自分を呼ぶの、すごく恥ずかしかった。
  『あたし』は、都会的なオシャレな言葉だと感じていたから。
  恥ずかしくて使えなかった。だから、「わたし」なの。」

娘「そうか、いろんな理由があって、『ぼく』とか『私』って呼んでるんだ。
  いい年して、自分を『ぼく』って言ってる人軟弱だと思っていたけど、
  これからは、認識を改めよう。」

娘「お父さんも、会社では、『私』だったんでしょう。」
私「もちろんそうだよ。若い社員で、自分を『俺』って言ったら、即注意。
  飲み会では、別だけどね。」
娘「わかった。」


<おわり>

家族3人の会話「ゲイ、レズ、GID、女装。市民権を多く得ているのは何?」

家族3人の会話「ゲイ、レズ、GID、女装。市民権を多く得ているのは何?」


※息子が単身赴任して、淋しくなった我が家です。
※初めは、妻と私。

私「あのさ、Aさん(60歳後半)、釣り始めたって。
  ぼくも、何か趣味はじめようかな。」
妻「あなたには、お話作りがあるじゃない。」
私「1つだけじゃ息詰まるよ。」
妻「いいの。その趣味だけでいいの。」
私「どうして?」
妻「だって、あなたのはお金かからないじゃない。釣りなんて、高くつくもの。」
  それに、創作って最高の趣味よ。」
私「そう言う割には、君は、ぼくの作品、絶対見てくれないじゃない。」
妻「だって、恥かしいじゃない。」
私「自分は、絵を家族に見せてるくせに。感想だって言うよ。」
妻「絵は、ぱっと見れるでしょ。」
私「そういうのあんまりだから、
『家族に作品を見てもらえないお父さんの話』書いたよ。」
妻「それでいいのよ。作品で、敵を討てばいいの。
  作品の中なら、いくら敵を討ってもいいわ。」
私「かわすのうまいね。」

そこへ、娘A子登場。

娘「お父さん、女装趣味っていうのもあるよ。」
 (↑本当に、こう言ったのです。)
 かなり、うろたえる私。
妻「A子、急に何言うの。」
娘「1つの趣味として、言ってみただけ。」
私(沈黙)
娘「多くの女装の人は、リサイクルショップで服を買ったりして、
  あんまりお金かけないらしいよ。」
私「家族公認で、やってるの?(←おとぼけ)」
娘「まだそこまで、いかないらしい。偏見があるしね。」

娘「あのさあ、ゲイとレズビアンと女装と性同一性障害とでは、
  どれが、一番市民権を得ていると思う?」
私「どうして、そんなクイズだすの?」
娘「ちょっと調べたから。」

私「市民権得ている方ね。
  じゃあ、レズビアンかな。そんなビデオ、たくさんあるし。」
妻「性同一性障害だと思う。あくまで、障害でしょ?みんな認めるべきだと思うわ。」
娘「私は、ゲイだと思ったのね。
  ゲイでオネエの人、けっこうテレビに出てるじゃない。」
私「そうだね。お杉とP子みたいにね。マツコ・デラックスとか。
  正解を言ってよ。」
娘「これ、あたしの調査ではなくて、ある文献に拠るんだけど、
  正解は、一番市民権を得ているのが『女装』。
  一番、得ていないのが『レズビアン』。

私「へ~え、そうなの。
  アダルト・ビデオにレズ物がたくさんあるよ。
  男は、抵抗ないのだと思った。」
娘「確かにね。男性は、あまり抵抗がないみたい。
  でも、芸能人だとそうはいかない。
  レズビアン疑惑で騒がれて、本人たちも認めて、
  それで、芸能界に残っている人、ほとんどいないでしょう。
  逆にさ。ゲイ疑惑で、90%そうだろうと言われている人は、
  芸能界にけっこう残っているじゃない。」
妻「ほんとだ。かつてのあの二人だって、芸能界から消えてしまったわ。」
私「別の二人はどうなの?二人共、超美形のAさんとBさん。」

娘「ガセネタらしいよ。美人女優で、男性と長い間付き合っていなく、
  男装が似合う人は、疑惑を受ける。
妻「そうだったの。あたし、あの2人は絶対そうだと信じていたわ。」
娘「あたしの、信頼筋にも、聞いてみたけど、シロだって。」

私「うわ~。噂なんて信じるものじゃないね。」
娘「あたしも、噂信じやすいけどね。」
私「性同一性障害が、あまり市民権得ていないのは、なぜ?
  市民権、得るべきだと思うけど。」

娘「女装の次に、市民権得ているから、得ていないとは、言えないよ。」
妻「市民権得るべきよ。」
娘「これね、『家族の一員がそうだったら、何が一番ショックか。』という項目で、
  点数低いの。」
私「なるほど。」

娘「お母さん。B男(息子)から性同一性障害だって打ち明けられたら、
  ショックでしょ。」
妻「確かにショックだわ。」
娘「でも、救いはさ、いくらショックでも、
  理性では、認めてあげなくてはいけないって、多くの人が思ってること。」

私「なるほど。女装が一番、市民権得ているのは、なぜ?」
娘「ゲイもレズも、性別違和も、心は変えられないじゃない。だから、深刻。
  でも、女装は、パートタイム的なもので済むことが多い。
  それに、恋愛対象は、「女性」。
  だから、結婚できる。妻を愛する気持ちに偽りはない。
  家庭の外で、たまに女装ができれば、それでいいって人が多いの。」
私「なるほどな。」
娘「お母さんさ。例えば、お父さんが、ゲイを隠してたってのと、
  知らないところで、ときどき女装してたってのと、どっちがショック。」
妻「確かに、ゲイだったの方がショックだわ。」
娘「そういう意味で、『女装』が、一番市民権得ているってことらしいよ。」
私「よくわかった。」
娘「因みにさ、レズビアンの人の救いは、男性の理解が比較的あること。
  ゲイの人の救いは、ゲイ人口が多いこと。
  ゲイとして、テレビに出ている人は、知的な人が多く、
  リスペクトされていることが、多いこと。
  こんなところかな。」


<おわり>


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変身物が大好き(写真付き)

エッセイの下に、写真があります。
(また、方々から写真を拝借しました。すみません。)
==================================    

「変身物が大好き」


私は、子供のころから、「変身物」を見ると、性的興奮を得ました。
「女装」というのは、男→女というの究極の変身なので、
やはり、一番に萌えました。
しかし、女装でなくとも、老婆→若い娘、お爺さん→若い娘なども萌えました。
変身先は、「若い娘」であることは、絶対でした。

小学生の頃、東映アニメというのがあり、「西遊記」のなかで、
孫悟空が、若い娘(クーニャン)に化ける場面があって、うれしかったです。
また、江戸川乱歩の「怪人二十面相」の中で、少年探偵団のリーダー小林少年が、
女装を得意としていて、しょっちゅう女装をします。
その場面の挿絵があることがあり、私は、図書室で、探し回りました。
(写真)
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(1度投稿したもので、すみません。)

漫画家の小島功という人は、仙人ものをよく書きましたが、
白い髭の仙人がセクシーな女に化けることがあり、そんなのに出会うと、
すごく、興奮しました。

今、マニア向けの「女装コミック」が、たくさんあるようですが、
元の男の子のときの姿が、あまり描かれていないものが多く、
「変身」物にしてくれたら、いいのになと思っています。

それでは、毎度ですが、『変身』が分かる写真を並べてみます。
素顔3
下の少女の元の人は、多分ですが、この人です。(自信がありません。)

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メイクのすごさを感じます。

元の顔
この人を、段階的にたどれば、すごく女の子になります。

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男性のときの写真から、最後の写真は、同じ人と思えませんね。

この人も、びっくりです。
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ここで、すでに女の子ですが、

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こんなに、スタイル抜群の人だったなんて。
もう1枚。
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最後です。
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これだけ、素顔とのギャップがあれば、1日中女装でいたくなるでしょうね。

では、今回は、このくらいにいたします。


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女性でしょか?女装子さんでしょうか?

私は、いろいろな女装サイトから、女装子さんの写真を拝借しています。
しかし、中に、女性としか思えない方が紛れ込んでいます。
そういう方は、証拠がないかぎり、女性として、除外します。
その、「女装子さんかもしれない。だったら、すごいな。」という方を掲載します。

まずは、判断がついた方です。
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顔は、どう見ても女性。でも、股間に膨らみがあって、女装子さんと思われます。

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ずっと、女性だと思っていました。拡大して、初めてわかりました。

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ナチュラルで、どう見ても女性なので、女性だと信じていました。
でも、下の方を見て、女装の人だと納得しました。
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上の方は、こちらの写真で、有名でしょうか。

これからは、女性との判断がつかない方々です。
しかし、「女装」関連のサイトで、何度も出て来る方々なので、
女装の人だとの可能性も高いです。

①お人形のように可愛い人です。女装子さんだったら、うれしいです。
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②ほとんどノーメイクで、この可愛さ。右に「ぽんずくん」とありますので、男の子でしょうか。
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③この人も、お人形です。女装子関連で、よくでてくる人なので、女装子の可能性高いです。
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④小学生でしょうか。場所も教室みたい。髪型は女の子のショートですよね。この子が、男の子なら感動です。
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⑤女子高生の制服姿。胸が大きくないので、女装子の可能性もあるかもです。
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⑥女性的という点では、満点です。もし女装子さんなら、感動です。
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⑦この人は、女性かなと思います。私が知らないだけかも。
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⑧女装サイトに出てきた人ですが、この人だけは、女性である気がします。
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⑨なんだか、セクシーで、この人が女装子だったら、うれしいなーと思います。
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⑩女装子さんらしいのですが、女性的な顔立ちで、私は、女装子さんとは信じられないでいます。
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.以上です。女装子か女性かの判断がつかない人の、
1つでも、証拠が見つかると、うれしいのですが。

では、また。


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エッセイ「この頃の私」

エッセイ「この頃の私」

物語が、書けない、書けないと思いながら、
振り返って見ますと、けっこう物語を書いていました。
物語を書くのは、とてもエネルギーがいりますので、
今日は、徒然に書こうと思います。

私は、2011年3月から、アメリカでの自叙伝を書き始め、
2011年の10月まで、書きました。
その後、創作女装小説を書き始めました。
そして、現在の2015年の4月現在に至ります。
自叙伝を書いていた期間よりも、
物語を書いていた期間の方が、ずっと長いことに、我ながら驚きました。

過去の作品の題名だけ、たどってみたのですが、
題名からだけでは、内容を思い出せないものがたくさんありました。
我ながら、たくさん書いたんだなあと思っています。

作品は、2012~2013年くらいが、
一番エネルギッシュに書いていたようで、
第8話まであるようなものが、たくさんあります。

最近の私の物語は、ストーリーがあまりないなあと気にしていますが、
あの頃は、よく書けているなあと、自分でも思いました。

一つの例外は、2014年3月、母の介護に単身赴任していたとき、
介護で疲れ果てているのに、「ウルトラ美容師」を書いていることです。
この作品は、私自身、とても気に入っていて、よく読み返します。
この作品は、母が、不思議な力で書かせてくれたように思っています。

今は、ストーリーの浮かばないまま、ちょっとえっちにして、
物語を何とか書いています。
このスランプに、書くのを止めてしまうと、もうダメなんですね。
『仕事でもあるまいに、たかがブログじゃないか。』『好きに休めばいいよ。』
そんな内なる声が聞こえるのですが、
私は、自分の老後に打ち込めるのは、今のところ物語作りしかないのです。
私の作品を全く読んでくれない妻も、いい趣味だから、続けなさいといいます。
(女装の全く出てこないものを、プリントアウトして、
見せることはできるのです。でも、恥ずかしがって、読んでくれません。)



ランキングは、1つの心の支えです。
私は、応援しているブロガーさんが、複数人、密かにあり、
自分の順位が下がっても、その方の順位が上がっていれば、
自分のことのように、うれしく思います。
これは、ランキングを楽しむコツですね。

くださったコメントは、重く受け止めます。
1人の方が、「よかった。」と言ってくださると、
読んでくださった方全員から「よかった」と誉められた気持ちになり幸せです。
いいことだけを書いてくださると、うれいしです。
(批判に耐えるエネルギーがないのです。)

さてさて、独り言の続きは、またと言うことにします。
読んで、くださり、ありがとうございました。

ラック


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多次元女装サロン「肥満の圭太」③「新たな出発」最終回

なんとか、最終話まで、書くことが出来ました。
読んでくださって、ありがとうございました。
====================================  

多次元女装サロン「肥満の圭太」③「新たな出発」最終回


トレーニング・センターのベッドの横で、
圭太は、胸に白いブラをつけた。サイズがぴったりだった。
ショーツを履き替えた。そのまま、するっと履けた。
白い光沢のあるTシャツを着て、花柄の、ミニスカートをはいた。
ウエスト58cm。
スカートから、白くて真っ直ぐな長い脚が見える。

メイクをした。
長い睫毛を付けてもらってあるので、マスカラで十分。
ピンクのリップを引く。

長い髪を半々に分けて、ウエーブのある髪で、少しオデコを隠す。
そして、耳に銀色のピアスをした。
小さ目なバッグを持ち、肩にかけ、8cmのかかとのあるパンプスを履いた。

やっと、卒業だ。
圭子モデル 小イメージ(楽天より)

ホールの方に行くと、先生や、スタッフの方、訓練生が、そろっていて、
みんなが拍手をしてくれている。
「わあ~、美人だわ。」
「ファッション・モデルに見えるわ。」
「よくがんばったね。」と担当の小林トレーナーが言った。
「皆様、ありがとうございます。」と圭太は頭をさげた。
「ここを1歩出たら、『圭子さん』よ。」
「はい。」と圭太は言った。

30日ぶりで外に出た。
午前10時。八月の日差しが眩しかった。

通りを歩くと、すれ違う人が、みんな見て行く。
ふり向いて、もう一度見る人もいる。
太っていたときは、別の目で見られた。
今度は、多分、いい意味で見られているんだ。
そう思った。

店のショウウィンドウに自分の姿が見える。
とてもステキだ。
歩き方も、スマートに歩いている。
心の底から幸せを感じた。

電車を乗り継ぎ、母のいる我が家のマンションに着いた。
「ただいま!」と元気よく言った。
母の恭子が出て来て、圭太を見た。
「圭太なの?」と恭子はそっと言った。
「今日から、圭子って呼んで。」圭子は、にっこりと言った。
「まあ、ステキだわ。抜群のプロポーションだし、
 綺麗な女の子だわ。」
「そう見える?」
「ええ、見えるわ。」
圭子は、床に上がって、母と抱き合った。
「よかった。ほんとによかった。圭子がこんなにステキな子になって。」
恭子は抱きしめながら涙を流した。
「あたしも、うれしい。お母さんとよく似た子になれて。」
圭子も涙があふれてきた。
今までの、辛かった出来事をみんな忘れていくようだった。

翌日、「せせらぎ学園」に願書を出しに行った。
二人で記入しながら、二人で、うふっと思った。
「性別」のところが、「希望する性別」となっている。
母と顔を見合わせながら、「女」と記入した。

事務の人が、にこにこしながら言った。
「この学園は、男女の区別をすることが、ほとんどありませんから。
 生徒の見た目じゃ、わかりません。
 男の子に見える子の、半分以上は、生物学的には、女の子だったり、
 その反対もあります。男女どちらにも見られたくないという子もいます。
 内は、国からの私学助成金をもらっていないので、好きに出来るんですよ。」

入学の許可は、その場でもらえた。



10月。
まるで、大学のようなケヤキ並木のベンチに、圭子は、座っていた。
ここに座っていると、気持ちがとても落ち着く。
大好きな場所だ。
「圭子ー!」と圭子の名を呼び、走ってくる子がいた。
一番仲良しのリナだ。
女装サロンで過ごした時の、クローンのリナの記憶が、本物のリナに転送されていて、
二人は、会ったときから仲良しになれた。

二人でベンチに座った。
「圭子。もうすぐ、男の子が2人来るわよ。
 一人は、あたしの彼氏。もう一人は、圭子のこと好きでたまらないって子。」
「リナ、彼氏いたの?あたし、リナのことあたしの恋人だと思っているのに?」
「圭子も、いろんな子と付き合ってみるべきだわ。
 あたし、だけじゃダメ。男の子とも付き合ってごらんなさい。」
リナは、明るくそういう。

そうするうち、男の子が二人来た。
二人共、背が175cmくらいで、かなりイケメンだ。
「圭子、こっちがあたしの彼で、隆夫。」
「わあ、圭子さん、超美少女だね。リナの前に会っておくべきだった。
と隆夫は言った。リナが、ぎゅっとつねっている。
「こちらが、圭子が大好きっていうイサム君。」
「俺、圭子さんの前で、今、すごい緊張してる。」
と、イサムは、白い歯を見せて笑った。
とてもさわやかな感じだった。
圭子は、好感をもった。

圭子は、急に2人のイケメン君に出会って、しどろもどろした。
リナに小声で、
「あたし達の体のこと、知ってるの。」と聞いた。
「うん。話した。この二人は、元女の子なのよ。」とリナが言う。
「ええ?元女性だったの?」圭子は言った。
「君達が元男の子だって方が、驚きだよ。」とリナの彼の隆夫が言った。

これから、2人ずつ分かれて、カラオケに行く予定だと、リナは言った。
「カラオケに行こう」とは、「セックスに行こう」という意味だった。

「じゃあね。」と言って、リナと隆志はさっさと行ってしまった。
圭太とイサムは、その後を、ゆっくり付いていった。
「あの、あたし、男の子初めてなの。
 体が、完全だったら、恥かしくないんだけど。」と圭子は言った。
「俺だって、不完全もいいところだよ。
 ホルモンとか一切やってないし。胸をナベシャツで隠しているだけ。」
「そうなの?でも、ステキな男の子に見えるわ。」
「ありがとう。でも、男の一番大事なものないし、
 どうやってセックスしていいかわからない。」
「あたしには、男の一番大事なのが、あってはずかしいの。」
「それさ。君と二人で、凸凹な訳だから、なんとかなるような気がしない?」
「する。今そう思っていたところ。」
二人は、顔を見合わせて笑った。

イサムといると、圭子は、不思議と心が和んだ。
「あたし、ここにくるまで、体重が110kgだったの。」圭子は思い切って行った。
「そうなの?辛い思いしたでしょう。」とイサムは言う。
(わあ、びっくり!どうやって、ダイエットしたの!・・が、一般の反応。)
「うん、たくさんした。」
「俺は、小学校のとき、けっこう美人で、マドンナ的存在だった。」
「わかる。今のイサム見れば、そうだと思う。」
「心は男なのに、マドンナとして、おしとやかに、女らしくしてた。
 性格だって、ほんとは腕白なのに、チョーいい子にしてた。
 周りの目に、自分から応えてしまってた。
 そんな不満が貯まって、中学で一気にカムアウトして、男になった。」
「そうなの。よかったね。」
「おかげで、こうやって、圭子と男女で歩いてる。」
「男の子は、趣味じゃなかったけれど、イサムは、特別。」
「わあ、ほんと!やったー!」とイサムは、飛び跳ねた。

気が付くと、カラオケ・ルームの中で、イサムと向き合っていた。
「カッコ悪いけど、俺震えてる。」イサムは言った。
「あたしも。男の子、初めてだし。今、心臓バクバク。」と圭子。
「こんな感じかな。」
イサムは、圭子の肩をとって、キスをした。
『ああ、ステキ。男の子、いいなあ。イサムを好きになりそう。』
圭子は、心で言った。

何度も、キスをして、気が付くと、ソファーに並んで、
下着姿で、抱き合っていた。
「あたし、乳房感じるの。」
「そうなの?」
イサムは、元女の子だけあって、愛撫が上手だった。
圭子は声をあげた。
防音のカラオケルームだ。思い切り声を上げた。
「イサム、あたし、感じる。ものすごく感じるの。」
圭子が言うと、イサムは、乳首を刺激してくれた。
「あああああん。」圭子は耐えがたくなっていた。
「圭子が好きでたまらない。今、夢見てるみたいだ。」
「あたしも。イサムは、あたしにとって、特別。」
圭子は、横になり、ショーツを取った。
「あたしの男の子の部分を、イサムの中に入れて。」
「うん。」
イサムは、圭子の上になり、圭子の脚を開き、圭子の熱く大きくなっている物を、
自分の中に挿入した。
そして、イサムは、男の子のように、ピストン運動を始めた。
圭子は、初めて、心の底から女の子になった気がした。
イサムも、圭子と一体となった気がして、感激していた。

「ああん、あたし、イっちゃう。イサム、抜いて。」
「うん、俺も。」
イサムはそう言って、圭子の物から抜いて、自分を愛撫しながら、果てた。
圭子も、イサムの外で、果てた。

その後、ソファーの上で抱き合った。
「俺が抜かないと、俺、妊娠するかも知れなかった。」
「そうね。あたし、性機能正常なの。」
「そうなの?じゃあ、将来、二人の赤ちゃん、できるかもだね。」
「ええ、そうよ。今度家に来て、母に会って。」
「圭子も俺の家に来て。家族に紹介する。
 圭子みたいな美人が来たら、みんな腰抜かすと思う。」
「まさか。」
「ほんとだよ。」
二人は、顔を見合わせて笑った。

圭子は思っていた。
自分は、きっとイサムと結婚する。
戸籍上は問題なし。
ただ、赤ちゃんが生まれたら、
どっちがママになるか、もめるかも。


<おわり>


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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復讐の芽 ***藤林長門守***

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