「いろんなSM、どこまで理解可能でしょう」

「いろんなSM、どこまで理解可能でしょう」


私が今まで出会ったSMのプレイで、
わりと珍しいのを書いてみます。
皆様は、どこまで、理解されますか。

●長い髪の女性を坊主にする。
ニューヨークのアダルト古本店でみつけた写真本です。
表紙の半分は、長い髪の美女。もう半分では、その美女が坊主になっています。
両方共、フルメイクをした美女で、同一人物です。
中を見ると、何人かの男性が見守り、長髪の美女が、
バリカンで、坊主にされていく過程が載っています。
最後に美女は、五分刈りではなく、カミソリを入れて、つるつるの坊主になります。

私には、全く理解できない世界だと思いましたが、
なぜか、買ってしまいました。
女性の長髪は、せめて6、7年は伸ばした貴重な髪でした。
だから、こんな貴重な場面は、めったに拝めないので、
大勢の人が、見学しているのでした。

どうも、見る男性は、美女の断髪に性的興奮を得るようです。
女性は、断髪そのものに、興奮するようでした。
坊主になった美女は、普段は、可愛いロングのウィッグを被っていて、
家で、ロングの髪のカツラをとって坊主の自分を見るのが、快感だそうです。

さて、皆様は、これを、理解できますか。
私は、少し理解できます。

●醜顔フレイ
昨日これに触れ、以前も自叙伝で述べました。
顔立ちがとてもいい女性の中に、この趣味が多いようです。
頭からてっぺんまでフルメイク、ドレス、アクセサリ、ステキな靴。
何処から見ても、絶世の美女となります。
この美女が、鏡の前で、後ろから男に、顔をぐにゃぐにゃされて、
醜い顔にされます。
男は手を離し、再び女性は美女になります。
このとき、女性は、美貌の顔立ちから、醜い顔立ちになることで、興奮し、
再び美貌の顔にもどって興奮して、この繰り返しを何回もやって、
エクスタシーに達するようです。
市販されている小道具には、鼻フック、口角拡張器など、あるようです。

●ゴムマニア
ゴムでできた服を身に付けることで、性的興奮を覚えます。
ゴムのショーツ。ゴムのミニスカート、ゴムのタイトワンピース。
ゴムの長い手袋などなど、その感触が、着る人を喜ばせます。
また、ゴムに身を包んだ女性を崇拝して、女王様のようにかしずく男性もいます。

●靴マニア(これ有名ですね)
椅子に座った女王様の靴に性的興奮を感じ、かしずいて、靴を撫でたり、
キスしたりするだけで興奮してしまう男性がいます。
靴をとって、指をしゃぶったりすることもなされるようです。
一般に、赤や黒のエナメル光沢のかかとの高いピンヒールが多いもですが、
中には、スニーカーが好きな方もいて、このとき女王様は、
テニスのウエアーを着ていることを望まれるそうです。
パンストのありなしなど、いろんなバリエーションがあるそうです。

●赤ちゃんプレイ
(前に自叙伝でかきました。)
多くは、年配の男性が、お世話をしてくれる女性に、
あかちゃんのような恰好をさせられ、頭飾り、
口には、おしゃぶりをくわえさせられ、
女性に、「よちよち。」と抱いてもらい、甘えます。
男性は、オムツをしていて、オシッコが出たら、
女性に取り換えてもらいます。
男性は、下半身を無毛にしておくと、気分が出ます。
また、女性の服装は、エプロンをした保母さん風の人、
看護婦、そして、若くてやさしい人の方が喜ばれます。

●女性のPバンド
これは、女性がレズプレイなどで、使いますが、
そうでなくても、日常生活で、Pバンドを着けていることを好む女性がいます。
やわらか目のPを使い、ガードルで出っ張らないようにします。
そして、会社で一日過ごします。
会社で、男の子になったつもりで、「あの女のケツ、たまんねえなあ。」
などと心で言うます。

自宅で一人のときは、男の子がするように、
Pをしごいて、男の子が、するように、男の子の声を上げて、イった真似をします。
(ううう・・いいぜ、たまんねえ・・などど言います。)
女性同士のレズプレイ用にある、双方向のPバンドを着けて、
Pをしごくと同時に自分も快感を得て、達する女性がいます。

私達は、よくその逆をやりますね。
女性のショーツ、部ブラを着けて、スリップを被り、
上から、Yシャツと背広。
で、『こころ』では、
「やん、あの男の子かわいい。デートに誘ってくれないかな。」
「香奈江さん、可愛いだわ。その内、レズの虜にしちゃおうかしら。
 ああん、あたし萌えちゃう。」
なんていうふうに。



まだまだ、危険なプレイならあるのですが、
安全のため、それらは、割愛しました。


■次回予告■
そろそろ、小説を書きたいのですが、
書けないかもしれません。


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「忘れられないアダルト名シーン」<その2>

「忘れられないアダルト名シーン」<その2>

しつこく<その2>です。

●お漏らしお姉さん。
夏の暑いさなか、久美子は、勉強机に向かい、資格試験の勉強をしています。
知的な美人です。
途中、勉強に飽きて来て、少しだけと思い、
スカートを上げて、ショーツのある部分を鉛筆でつつきはじめます。
そのうち、『我慢できないわ。』と言って、
ショーツを脱いで、ベッドにあおむけになります。
ショーツを脱いで、ステレオの音を大きくします。
そこで、本格的にオ〇ニーを始めます。
エロティックな表情をして、そのうち、
大声を上げて、卑猥な言葉を発し、獣のような激しく身をよじらせ、
やがて、イってしまいます。

ステレオの音を消します。
階下から「久美子、梨が向けたわよ。」と母の声。
「はーい、今行きます。」と答えて、
久美子は、濡れてしまったワンピースを着替え、
何事もなかったような明るい顔をして、家族のところへ行きます。

●一人縛り
母子暮らしの礼子。
礼子の母は、いつも男を呼び入れて、SMプレイをしています。
礼子は、それをほとんど毎回のぞきにいきます。
そう言う母をふしだらと思い、SMに対する憎悪を抱きますが、
いつしか、自分もSMに興味をもってしまい、
ロープを買ってきて、ついに、ひとりSMをします。
一人で上半身をうまく結んで、身動きができないようにして、
自分で一人芝居を心の中でします。
『礼子。お前なんだかんだ言って、好きなんだろう。』
と、自分のアルトボイスでいいます。
『いやよ。縛るなんて変態だわ。』
『そう言いながら、自分で自分、縛ったんだろうよ。』
『そんなことないわ。誰かにしばられたの。』
『まあ、いいか。脚、閉じるんじゃねーよ。大股に開いて見ろおよ。』
『いやよ。はずかしいわ。』
『自分でしばっておいて、何言ってんだか。お前も好きなんだな。』
『好きじゃないわ。』

※この一人芝居を、女の子がやるところが圧巻でした。
 男の声も、可愛い清楚な主人公が出しているところに、萌えました。

●お澄ましで、お漏らし。
※私はどうも「おすましで・・・」と言うのが好きなようです。

大学生の美奈。彼女は、オシッコのお漏らしマニアです。
はじめ、オムツをして、外では、心理的抵抗で出来なかったものが、
歩きながらでもできるようにないり、とうとう家族の前でもできるようになります。
「美奈、朝食よ。」と母に呼ばれます。
美奈は、早速オムツをして、ブルマー型パンツ、
上にブラウス、赤のタイトスカートを着て、
「わあ、おいしそう。」などと言って、席に座ります。
家族の話は弾みます。
そんな笑顔の会話の最中で、美奈は、平然とした顔をしてお漏らしをするのです。
オムツをしているので、ばれません。

※この美奈の性癖は、だんだん「大の方」のお漏らしにエスカレートしていきますが、
 それは、割愛いたします。

●優等生美少女(女装子)のイケナイこと
目も覚めるような、顔立ちの整った女の子(女装子)が、
セーラー服で、カバンを下げ、木造の古い家に入って行きます。
中に入って一つ用意された、木の椅子に座ります。
「お願いします。」と少女は言います。
「はは、来たか。」という男の声。
女の子はしばらく待たされます。
女の子は、ポツンといいます。
「あたし、もう濡れています。」

その後、女の子は、二人の男に縛られ、
鏡を目の前に置かれて、男の手によって、綺麗な顔を、ぐにゃぐにゃに
歪められます。
「どうだ、お前は醜いだろう。」と男。
「はい、あたし、醜いです。」
「どんどん、濡れてきているか?」
「はい、びしょびしょです。」

<解説>これは、「醜顔願望」をテーマにした、数少ない映画でした。
美しい人が、鼻フックやテープなどを使い、醜くされ、
そして、元の美しい顔に戻される。それをくり返す。
そのギャップに性的興奮を感じます。


■次回予告■
この次は、いろいろな性嗜好について書きます。
うまく書けなかったら、ごめんなさい。


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エッセイ「忘れられないアダルト名シーン」

「忘れられないアダルト名シーン」


皆様にも、アダルト動画や写真集、小説などで、
忘れなれないシーンがあると思います。
私も、いくつかあり、綴ってみたいと思います。
映画、小説、雑誌と混在しています。

●表情を変えない女装受付嬢
 明るい爽やかなあるオフィスです。
 1階正面の受付に、美人で清楚な受付嬢がいます。
 まさかこの女性がと思えるほど、女性と見まがう綺麗な女装子さんです。
 制服を着て、小さな帽子をかぶり、手に長い白の手袋をしています。
 ある男が、その受付の裏に隠れていて、
 受付嬢のスカートの中に手を入れています。
 受付嬢のショーツは、すでに脱がされています。

 男の愛撫に、受付嬢は快感を感じ、あそこをビンビンにしていますが、
 体面上、受付嬢スマイルを崩さないのです。
 前からみると、まさか、受付嬢が愛撫を受けているとは思えません。
 男の手は、執拗に受け継げ嬢の男性自身を攻めます。
 しかし、受付嬢は、プロとしてのスマイルを続けています。
 
 きちんと脚を閉じていたのに、次第に脚が開いてしまいます。
 やがて、全開してしまいます。
 それは、受付の外からは、わかりません。

 やがて、快感は最高潮になり、受付嬢は、声を上げそうになりますが、
 必死で我慢しています。
 そして、いよいよ快感が絶頂になったとき、
 お客が来て、受付嬢は、にっこり案内をします。
 案内をしながら、受付嬢は白い液を放出してしまいます。
 スマイルのままで。

●「SM倶楽部」
 こんなタイトルのSM雑誌があり、内容は、秀逸でした。
 表紙に、女性の写真が必ずあるのですが、それが、毎回傑作でした。
 上に書きました受付嬢のように、快感に顔をゆがめないのです。

 そのモデルは、28歳くらい。
 きちんとしたOLの姿で、デスクの前にいます。
 彼女は、スカートを上に上げられ、ノーショーツであり、
 パンストのお尻辺りに開けた穴から、
 浣腸器のゴムがお尻に挿入されています。
 浣腸器から、どんどん浣腸液が体内に流入されているのに、
 彼女は、カメラに身を向けて、スマイルを見せています。

 表紙を開くと、その続きがありました。
 その時は、別室で、彼女は、苦痛の表情を見せ、
 男に抱えられて、排せつします。

●調教される美青年
 大会社の御曹司(高校生)が、誘拐され、
 男達に、体の毛をつるつるに剃られ、
 眉を細くされ、
 ある美少女のマンションに連れて来られます。
 青年は、元々少女のような容姿で、
 美少女によって、
 髪の長い愛くるしい少女に変身させられます。

 女になった青年は、美少女の巧みなテクニックで、
 アソコを愛撫されます。
 美少女は、青年がイきそうになると、愛撫の手を止め、
 それを、くり返し、
 青年は、気も狂わんばかりに、声をあげます。
 やがて、陶酔の境に入り、達します。

 それから、青年は、女装の虜になり、
 身も心も女になっていきます。
  

■次回予告■
今回の続きのようなものを書きたいと思います。


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1人でできるソフトSM

「一人で出来るソフトSM」


SMプレイの最大の欠点は、一人では、難しいことだと思います。
そこで、昔、一人でなさっている人から、
その方法を教わりましたので、ここに書きます。
主に、縛りプレイについて書きます。

<一人で自分を縛る方法>
胸上に横のロープを3重にゆるく巻きます。
まだ、自由の効く前腕で、ロープを引っ張り、少しゆるいくらいにして、前で結びます。
左右の前腕を背中に回して、背中のロープに差し入れます。これで、肘が張って、
身動きが出来なくなります。
ベッドに横になり、「放置プレイ」ができます。
もちろん、ワンピースを着て、ショーツなどは脱いでおきます。

始めに、脚を縛っておき、M開きにして、背の後ろで結び、
それから、上半身の縛りに入ると、脚も腕も縛れます。

<ご注意>
脚を揃えてぐるぐる巻きにしないでください。
上半身の縛りができたとき、横に倒れると、手や脚で支えられず、大怪我をします。
プレイはベッドの上でやり、脚は、閉じず、M開きに縛ってください。


●放置プレイについて
 放置される時の服は、長めのワンピースがいいようです。
 上半身だけ縛ってもらい、ショーツとパンストも脱がされ、
 ベッドの上に放置されます。
 それだけのプレイです。
しかし、想像力をかき立て、
 全く無防備な、スカートの中を、いろいろに触られたり、
 アソコをいじられたり、醜い男に足をなめられたり、
 と想像します。
 すると、その想像は、時に空想よりリアルなものとなって、
 どんどんエスカレートしてしまいます。

 何も感じなかったという方もいますが、想像だけで、
 イってしまう方もいるようです。

●ボイスレコーダーを使って恥辱プレイ
 あくまで、一人の場合です。
 ボイスレコーダーに、相手(=自分)を辱める言葉を、
 あらかじめ、自分で考え、録音しておきます。
 1行の言葉の後にMになった自分が声を出す間をあけておきます。
 
 例えば、
「あなた、女の子じゃなかったっけ?
     間(あたし、女の子よ。)
 ここについているものなんなの。
     間(え?あたし知らないわ。)
 あら、だんだん大きくなって来たわ。
     間(いや~ん、見ないで。どうしてなの?)
どうして?まさか、感じているの?
    間(感じてなんかいないわ。)
恥ずかしい姿でいるじゃない。だのに、感じてしまうの?
    間(いや~ん、いや~ん、感じてなんかいないわ。)
えっちだわ。」

このボイスを再生しながら、それに答えていきます。
体の恥ずかしい部分を、一つ一つ言わせていくのも、いいようです。
また、ボイスに吹き込む内容は、あらかじめ紙に書いておくといいようです。
このシナリオを考えるのも楽しいです。
また、間のMさんの声も、録音して、それを聞いているだけでも萌えてしまいます。
女装をして、この恥辱プレイをすると燃えますが、
暗くして、女装したつもりでも、けっこう楽しめます。

もちろん、実際にお姉様に恥ずかしくさせられるのが一番ですけどね。


■次回予告■
エッセイを書きます。


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自叙伝「成人映画が見たーい!」

自叙伝「成人(アダルト)映画が見たーい!」


私が高校3年生の終わる頃です。
慧(けい)君と言うクラスメートと出会い、一気に仲良しになりました。
慧君は、私より小柄で、顔が可愛く、女の子のようでした。
そして、私と慧くんが二人でいると
「花の中学生乙女」とよく呼ばれてからかわれました。
「純は、ぼくより女の子みたいだね。」と慧は、よく言いました。
私は、肩までの長髪、慧は、女の子のショートカットのような髪型でした。
「髪型の違いだよ。慧も相当女の子だよ。」
「そうかなあ。」と慧はよく笑いました。

3月の半ばを過ぎ、慧も私も、受験を終えました。
そのとき一番の関心事は、「成人映画」でした。
「あのさ、純も18過ぎてるし、ぼくも過ぎてる。
 18歳未満じゃないよね。」と慧。
「うん。成人映画、行けるのにね。」と私。
「でも、ぼく達、『花の中学生乙女』なんて言われてるくらいだよ。
 行けると思う?」慧。
「おっさんタイプの奴ら、うらやましいよね。」私。
「うん。でも、生徒手帳見せれば、堂々と行けるよ。」慧。
「映画館入って、ジロジロ見られないかな。」私。
「入っちゃえば、暗いから、平気だよ。」と慧。

結局、私達は、勇気を出して行こうと決めました。
しっかり、生徒手帳を握りしめ。

その頃は、日活ロマンポルノというのが、流行っていて、
それをやっている映画館にやってきました。
3月ですが、冬のような厚着をしました。
その方が、大人に見えるだろうとのことでした。

映画館に来ても、二人で、そばをうろうろして、なかなか勇気が出ません。
しかし、映画見たさに、とうとうチケットの窓口にいきました。
太ったおばさんがいました。
慧が、「あのう、ぼく達18歳です。」
と言って、二人で、生徒手帳を見せました。
おばさんは、生徒手帳を見て、
「いいわよ。」とチケットをくれました。

わあ、やったあと、慧とっ抱き合いたいくらいでした。
心臓をドキドキさせながら、中に入りました。
午後の2時くらいだったので、ガラガラにすいていました。

そこで、見たのです。
家族以外の、女性の乳房を見るのは初めてでした。
慧は放心したように見ていました。

女の子が3人で海岸道路を車で走っていました。
そこに、男たちがハイクをしています。
女の子達は、車を止めます。
すると、男たちが入ってきます。
車は走り、後ろの男女の4人は、早、イチャイチャし、
乳房を出して、絡み合っています。
運転のA子は、美人でかなりプライドが高そう。
ノーブルでクールな顔をしています。
ミニを履いていて、太ももが、半分見えています。
となりの男も一癖ありそう。
A子を見て、
「べっぴんだね。」
A子は、「ふん。」と答えるだけ。
男は、A子の太ももを撫で始めますが、A子は「ふん。」という感じです。

映画のカメラは、A子の股の間に入り、A子のデルタを映します。
そこを、男の手が、奥のショーツまで入って行きます。
カメラは、また2人を映します。
男の愛撫にA子は、わずかに動揺します。
やがて、男の指は、A子のショーツの中に入ったようです。
「運転ミスったら、全員死ぬからね。」とA子は言います。
「死ぬ前に、お前をイかせる。」男はいいました。

ああ、どうなるんだろう・・と思いました。
やがて、
あんなに貴賓のあったプライドの高いA子が、負けたのでした。
運転をしながら、とうとうA子は、息を弾ませ、体を震わせ、
車を、パークさせました。
そして、男に抱き付いたのでした。
そこで、繰り広げられる、男女の絡み。

生れて初めての男女の絡みを、私は見たのでした。

今のように、あそこまで全部見られた訳ではありません。
だけど、耐えられないほど、興奮しました。

私は、興奮でたまらなくなり、慧を見ました。
すると、慧も私を見て、
「もういい。もう十分。出ようよ。」と言いました。
「うん。同感。」

二人は外に出ました。
「ああ、でも、よかったね。感動。」と慧。
「ぼくも。あれ以上見てたら、イっちゃう。」
「ぼくも。」

二人で、賑やかな通りを歩くうち、やっと落ち着いてきました。
それから、パフェーを食べて帰りました。
二人の大きな記念日でした。


■次回予告■
エッセイを書くと思います。


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女性ホルモンの『昔』

女性ホルモンの「昔」


これは、私が女装クラブにいた、40年前の話です。
(つまり、今時の話ではありません。)

クラブの若い人の中に、女性ホルモンの錠剤を呑んでいる友達が3人いました。
その頃は、インターネットのない時代ですから、
みんな、ホルモンの危険性など、思ってもいない時代でした。

今では、常識になっているのだと思いますが、
ある一定期間(1ヶ月)摂取し続けると、
一生摂取続けなければならない。
こんなこと夢にも思いませんでした。

友達たちは、早く女の体(乳房)が欲しくて、
毎日のように呑んでいたと思います。
そして、Aカップくらいの乙女のような乳房を見せてくれました。

3人は、自分で錠剤を入手していたのではなく、
年配の人から、もらっていたのです。
ですから、その人がいなくなり、錠剤が呑めなくなると、
女性ホルモンが切れて、今でいう、更年期障害のようになりました。

でも、それも回復しました。
一人は、男のシンボルがすごく小さくなり、それを見せてくれました。
「もう、ショーツを普通に履いても、もっこりに見えないよ。」
と言ってみました。
別の一人は、実家で生活することになって、ホルモンをやめました。
後の一人は、心筋梗塞を起こし、病院に運ばれました。
生死の堺をさまよいました。
先生の診断で、原因となることが分からずに、先生もお手上げだったのですが、
看護師さんが、彼の胸の膨らみに気づき、先生に言いました。
それで、やっと原因が分かり、彼はホルモンを止めました。

彼は、ちょっとは、大人しくするかなと、思ったのですが、
「一度失くしかけた命、これからもっと遊ぶぞ!」
と、ますます元気になりました。

これは、自叙伝にも書いたことですが、
女装クラブに、50歳代の人がいて、Bカップくらいの乳房の持ち主です。
その人は、ある整形病院として有名なところなのですか、
そこで、乳房の部分だけに女性ホルモンの注射をし、
女性の乳房を得たのです。
触らせてもらったところ、本物でした。
そして、体の他の部分には、影響がないらしいのです。

ホルモン注射を打てば、血液に運ばれて、体中に回るわけだから、
乳房だけに効くというのは、有り得ませんよね。
しかし、美容などでは、女性ホルモンが含有されたクリームを塗り、
それは、顔の皮膚に効くのだろうから、
体の部分だけに効くのも、ありかなあと思ったりしています。

プラセンタというサプリメントが有名ですが、
最近、医薬品となったのでしょうか。
プラセンタを注射してもらったという記事を読みました。
サプリメント=食品という位置づけだと思うのですが、
プラセンタは、医療品レベルの女性ホルモンが含有されていて、
過剰な摂取はしないよう、警告があったようです。
医薬品になったのなら、もう安心です。

女性ホルモンに詳しい方は、大勢いらっしゃり、
私なんかが語るのは、おこがましいのですが、
「1ヶ月打ったら、もう一生。」の訳です。
1ヶ月ほど打つと、体が外から補給される女性ホルモンを当てにして、
自身で、女性ホルモンを作ることを止めてしまうからだと聞きました。

こういうことが、もしなくて、いつでもやめられるものならば、
女性ホルモンを試したいと思う方は、増えるでしょうね。
私だって、試したいです。


■次回予告■
エッセイを書きます。


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恋と女装は両立する

恋と女装は両立する


小さい頃の、私の女装の妄想は、
スカートを履き、女の子の髪をしていて、
いわばルックスだけでした。
それが、中学生になると、性的なことを考え始めました。
こちらは女装、相手は、女の子、
二人でキスをしたり。

私は、心だけ早熟だったのか、
好きな女の子というのが、小学校の1年生からいました。
長持ちがしないのです。
ある日、ある女の子が、夢に出て来ます。
すると、次の日学校へ行くきその子を見ると、
胸がドキドキし、好きになっていることに気がつきました。

中学を経て、私は、ある女の子を本格的に好きになりました。
片想いでしたが、相手の女の子に、好感は持たれている程度でした。
その頃、私は、自○を覚えました。
私の寝る前の妄想タイムは、ずっと続いていました。
今まで、妄想だけだったのに、自○という行為が加わるようになりました。

普通の男子なら、好きな子とキスをしたり、
胸を触ったりする妄想をするのでしょう。
私の場合は、実に微妙でした。
好きな女の子のために、自分は男らしくなろうと思いました。
しかし、女装への願望は根が深く、簡単に削除できません。

私は、好きな子を妄想に登場させず、
自分が、可愛い女の子になった妄想をして、自ら果てました。
その内、好きなその子になりたいという、願望をもちました。
大変な良心の呵責にあいましたが、
私は、煩悩に負け、その女の子になって、
男の子である私自身を抱きしめたりしました。
激しく興奮してしまい、その後、耐えがたい自己嫌悪に襲われました。

人間て、1度超えたハードルを、2度目は、簡単に超えてしまえます。
私の妄想はエスカレートして、
私は、高校の制服を着た女子生徒になり、相手は、制服を着た彼女です。
二人でキスをしたり、胸を触ったり、しました。
レズビアンの甘い香りがして、私は、ものすごく興奮してしまいました。
私が、主導権を握るときもあれば、私が彼女をいざなうこともありました。
私の中で、恋と女装は、両立しました。
しかし、罪悪感は、いつもありました。

彼女と会っているときは、清らかな自分になれるのです。
しかし、夜の妄想タイムでは、全く違った自分になってしまいます。
その罪悪感に長い間、苦しめられましたが、
人間て、そんなものなのだと開き直ることができたのは、
40歳を過ぎた頃だったと思います。
遅いですね。


■次回予告■
エッセイを書きます。


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保健の授業・男女の違い

保健の授業・男女の違い


私が、5才か6才のときです。
私は、女の子の格好がしたいと思っていました。

そして、夜布団に入ったときのお楽しみ、
空想タイムがありました。
私は、白い袖なしのブラウスに、赤いスカートを履いているのです。
赤いスカートを履いていることが、最高の女装で、
思うのは、赤ばかりでした。
ミニスカートは、この世にないときでした。
膝下のスカートだったと思います。

幼くて、何も知らず、スカートだけで満足でした。

小学校6年のときだったと思います。
担任の先生は、「保健の授業をします。」とおっしゃいました。
先生は、白い紙に、男女の裸の姿のシルエットを貼ったものを黒板に貼りました。
一つが男子、一つが女子。身長が同じに作ってあります。
シルエットなので、顔も何もわかりません。
「皆さんは、このシルエットだけで、どちらが男か女かわかるでしょう。」
みんなが、手を挙げ、左が男だと意見が一致しました。

先生は、「では、なぜ左が男に見えたか、言ってみなさい。」といいました。
「肩が、がっちりしてる。」「首が短い。」
「全体にごつごつしている。」
「ウエストが女の方は、高いところにある。」
「女の方は、お尻が大きい。」
私は、みんなの言葉を聞きながら、
生れて初めて、男と女の体形の違いを学びました。
中でも、「女子は、ウエストの位置が高い。」というのは、
目からウロコでした。

次に先生は、男女のそれぞれの横顔のシルエットを、黒板に貼られました。
これも、どちらが男か、一目瞭然でした。
「では、どうして、こちらが男子だと思ったのですか?」と先生。

「おでこが、絶壁。」「女の方は、おでこが丸い。」
「男の鼻は、真っ直ぐで太そう。」
「女の鼻は、滑り台みたいになめらか。」
「女の鼻や唇は、ちょっとしか出てない。」
などなど意見が出ました。

私は、このときの先生の授業は、名授業だったと思いました。
この授業がなければ、私の男女の体形の違いを知るのが、
5年も遅れていたと思います。

そして、それから、女装での目標がたくさん増えました。
ハイウエストにすれば、女の子らしくなる。
角ばった額は、前髪で隠す。
お尻が大きいと、スカートをかっこよく履ける、などなど。

私は、ISで、体が女性化してきましたが、
あの授業から、自分の女性化がわかりました。
女装にはそれがよかったのですが、
やはり、自分は男子であったので、それを劣等感に思うことは、
たくさんありました。
何事も、それが「すべてにおいて良い」ということは、ありませんね。


■次回予告■
エッセイを書きます。


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ランキングの参加について

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marine55さんへ
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ランキングの参加について


ランキングへの考え方は、いろいろあると思います。
私は、かつて、「人気ブログランキング」で、
ずっと上位をいただいていたことが、あります。

そのとき、ある方のコメントで、
「ランキングがモチベイションの全てなら、
 小説を書く動機を再考してみるべきではないか。」
という言葉をいただきました。
「なるほど、そうか。」
と私は、ランキングを退会しました。

ランキングの順位を上げるために、
受けのいい記事を綴るのは、確かに本末転倒かも知れません。

しかし、よく考えると、私は、自分の書いたものをより多くの人に、
読んでもらいたかったのです。
そこで、自分の記事のPRのために、ランキングに参加しました。
順位を上げるために、受けのいい記事をあえて書こうとしたことはありません。

そう思って、今度は、にほんブログ村に参加しました。
ブログ村は、30分毎の推移を表してくれます。
すると、これは、人情ですね。
「今、どうかな?」ってのぞきたくなるんです。
頻繁にのぞくのは、恥かしい気がして、1日4回くらいにしていますが。

私は、毎日更新していますが、1日更新をしないと、
順位は、ガタッと落ちます。2日休むと、ガタガタです。
ところが、1か月に1回しか更新しなくても、
ずっと上位をキープされている方がいます。
4人も、5人もいらっしゃいます。
「ずごいなあ。」と思わざるを得ません。

ある上位にいる方が、「もう疲れたから。」と言って、
休止宣言をされました。
その方の場合、休まれても、アクセスはずっと続くのではないかと思います。
そうなれば、いいなあと思っています。

アメブロの記事のあるページに、ランキングがあります。
これは、マイページ内ではないので、誰もが見られるものです。
私は、「小説」ジャンルに1つ入っています。
大体100番くらいですが、母体が1万7千ほどあるので、
とてもいい成績と言えます。
しかし、票のほとんどは、女装ジャンルの方々が入れてくださったものです。
小説ジャンルの方からコメントをいただいたのは、お一人しかいません。
ですから、女装ジャンルの方々には、多大な感謝をしています。

これからも、よろしくお願いいたします。


■次回予告■
エッセイを書きます。


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「作品について」(IS看護師 江崎裕美)

「作品について」(IS看護師 江崎裕美)


この作品のプロットを考えたとき、
この作品で、少し長く粘れるなあと思っていました。
それが、気が付いたとき、最終回になっていて、
ああ、もう、次のネタを考えなくちゃと思った次第です。

この作品は、まとまりがなく、思いついたことを書いて行ったため、
これまでの最長の11話になりました。
A4の原稿用紙で、43枚です。

主人公江崎裕美のISモデルは、私です。
私もISですが、裕美のように、小、中、高と、それによる苦労は、
あまりしてきませんでした。
からかわれたり、意地悪をされたりした覚えがありません。
(今、思い出せないと言った方が、正確です。)
体が、女性化することについて、悩まなかったのは、
絵里の父玲奈が同意するように、「女装子」であったからだと思っています。
もし、女装子でなければ、この疾患を、本人はどれだけ悩むでしょうか。

裕美は、ジェンダー科の診察以来、全く治療がいらないかと言いますと、
そんなことはありません。男性ホルモンが足りず、極微量の男性ホルモンを、
定期的に打つ必要があると思います。これは、生涯に渡るものです。
骨粗しょう症などの危険があるのです。

私の躁鬱病も、生涯に渡る投薬が必要です。
でも、今時、生涯に渡るお薬を呑んでいる人は大勢います。
だから、あまり、気になりません。

「IS」というのは、正式な医学用語ではないらしいのですが、
ドラマや漫画のおかげで、高い知名度を持った言葉なので、
表題には使いました。
「性分化疾患disorders of sex development, DSD)」と呼ばれるのが、
一般的であるようです。

さて、この物語は、「善い人しか出てこない」というのが、コンセプトでした。
私は、今、韓国の歴史ドラマをDVDで見ているのですが、
もう、悪女のジェラシー、男の陰謀、もう悪という悪が全部出て来るすごいのを見てます。
もう、うんざりするのですが、見始めるとなんか続きが見たくて、
借りてしまいます。
疲れるために見ているようなもので、ドラマ=ストレスのようなものです。
そんなのを見ている自分が、全く理解できません。

大野早苗と海原美奈の場面ですが、私がえっちな気分になってしまい、
気分直しに挿入したものです。

この物語の中で、私が一番気に入っているのは、
裕美が、怪我をして病室へきた患者とベトナム語で話すところです。
もう一つは、看護師長篠田沙月が、自分の誕生日を祝うため、
一人で食事をするところです。そして、深夜勤務のとき、湯川吾郎と、
互に心を打ち明けるところです。

二人は、結婚の発表をする言葉の中に、
この病棟には、キューピッドがいると言いますが、
(私の心積もりでは、)吾郎の方は、勘で言っていて、
沙月は、はっきり裕美だとわかって言っています。

ここのところ、長編がずっと書けませんでしたので、
今回書くことが出来てうれしいです。

長いお話しを、読んでくれましたこと、ありがとうございました。


■次回予告■
エッセイを書くと思います。


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IS 看護師 江崎裕美⑩「弘美、新しい門出」最終回

最終回です。ここまで、読んでくださり、ありがとうございました。
=================================   

<11話>「裕美、新しい門出」最終回


裕美は、診断を受けた日の夕方、
外科部長の、高坂美由紀を訪ねた。
そして、近藤医師の診断書を見せた。
高坂は、うなずいた。
「そうね。江崎さんは女性に見えるし、
 女性として社会生活を送るのがいいと、私も思います。
 ナース服2セットとナースキャップを、今日渡します。
 明日は、その服装で来てください。
 そして、朝、みんなに説明しましょう。
 更衣室ですが、朝だけは、私の研究室を使ってください。
 説明の後からは、女子の更衣室とトイレを使ってください。」
高坂は、そう言った。
裕美は、「いよいよかあ。」と思った。

その夕方。裕美は美容院に行った。
前髪が頭の上から斜めに降りるスタイルにして、
横の髪にゆるいカールを入れた。
全体にとてもスタイリッシュな、女性的な髪型になった。

家に帰って、ナース服と、ナースキャップをかぶり、
美紀にメイクをしてもらった。
すると、裕美は、予想以上に可愛くなった。
「お兄ちゃん、あたし以上に美形だね。」
と美人の美紀は言った。
父母は、それを見て、拍手をした。
「弘美は、女の方がいいな。もう、外で嫌な思いをしないで済む。」
「女子トイレに入って、変な顔されないかなあ。」と裕美。
「完全に大丈夫よ。今まで、それで、男子トイレに入っていたんでしょう。
 可哀相なことしたわ。」
と美佐江。
「うん。女子はあっちだよ、って何回言われたかわからないけど、
これから、女子へ行くんだから平気だよね。」と裕美は言った。
「うん。平気、平気。」と美紀が言った。

翌日、裕美は、外科部長の高坂美由紀の部屋に行った。
看護師長の沙月がいて、そこでナース服に着替えた。
ナースキャップも着けた。
メイクはまだ下手だったので、ピンクの口紅だけ、薄く引いた。

高坂と裕美は、朝の会に行った。
高坂の隣にいるのが、江崎裕美だとわかって、
みんな興奮して拍手をした。
高坂が、一応の説明をした。
「そう言う訳で、江崎さんの更衣室やトイレは、女子の扱いとなりますが、
 みなさんいいですか。」
「はい。江崎さんは、誰がどう見ても女子ですから、その方がいいです。」
と女子の看護師は言った。
男子看護師の久保田は、
「今まで、江崎さんといっしょに着替えるの、恥かしかったですから、
 女子の方で着替えるの、大賛成です。」と言った。
みんなにこにこしながら、大きな拍手をした。

朝会の後、みんなは、裕美の周りに集まり、
「可愛い。」
「たまらない。」
「やっぱり、女子服がいいわ。」
「リップだけで、完全に女の子よ。」
などど、言葉をかけた。
裕美は、安心した。

その後、病室の方でも、会う人ごとに言われた。
「あ、ナース服にしたんですか。すごく可愛いです。」
「その方が、ずっと似合いますよ。」
「今まで、どうして女子服にしなかったんですか。」
と、質問をたくさんもらった。

裕美にとって、とても幸せな一日だった。

帰りは、安田絵里と一緒に帰った。
裕美は、美紀に借りた水色のギンガムのワンピースと、
小さいバッグをたすきにかけていた。
絵里は、白いブラウスに赤いスカート。カーデガンという服装だった。

二人は、落ち着く喫茶店に入った。
「裕美、部長先生が、性同一性障害って言ってたけど、
 裕美の場合MtFよね。
 つまり、心は女子、体は男子が普通よね。
 でも、裕美は、心が男子、体は、女子よね。
 そこのところ、ジェンダー科の先生どうおっしゃったの。」と絵里は言った。
「うん。心理テストをやったら、ぼくの心は、半分女子なんだって。
 それで、体は、男の部分が残っているから、体は男子。
 だから、心は女子、体は、男子であるMtFなんだって。
 ぼくね、恋愛対象は、女の子なんですがって聞いたの。
 そしたら、恋愛対象は、GIDの判定基準にないんだって。」

「ふーん。結婚については、何か言われた。」
「ぼくの戸籍は男子だから、女性と結婚する分には、なんの問題もないって。」
「そうよね。」
「でも、理解ある女性と出会わないといけないって。」
「もう、出会っているじゃない。あたしよ。」絵里は言った。
「絵里は、ぼくと結婚まで、考えてくれてるの。」
「もちろんよ。言ったじゃない。あたし、女の子みたいな男の子好きだって。
 だから、裕美は理想の相手なの。」

「ありがとう。家の家族は、そんな女の子がいてくれたら、大歓迎だけど、
 絵里のご家族は、ぼくなんか見ると、大反対でしょう。
 ぼくは、精子が少ないから赤ちゃんを作るの、大変だって。」
「知ってる。そのくらい研究したの。
 人工授精なら、成功する可能性大よ。
 それに、私の家族は、父とあたしと、二人家族なの。
 ふたり、離れて暮らしてる。
 父なら、絶対反対しない。イラストレーターだし。」

「イラストレーターだからって、賛成してくれるの?」
裕美の言葉に、絵里はくすっと笑った。
「父は、偏見の少ない人だから、反対しないと思う。
 一度、父の家に行ってみよう。」
「うん。」裕美は首を傾げながら言った。

8日後に、裕美と絵里が、二人共休日の日があった。
絵里は、裕美を父の家に招待した。
電車で2時間の街だった。
絵里の父の家は、明るくモダンな1軒家だった。
やっぱり、イラストレーターの家だなと、裕美は思った。

裕美は、光沢のある水色のワンピースに、白いカーデガンを着ていた。
家に近づくと、家の前に、すらりとした髪の長い女性が立っていた。
ミディ丈のインド綿のスカートに、淡い草色のブラウス、
そして、メッシュの長いベストを着ていた。
その女性を見て、
「ママー。」と絵里は呼んだ。
「お母さんなの?」と裕美は聞いた。
「うん。」と絵里。

「待てなかったのよ。裕美さんに会いたくて。」
絵里のママはそう言った。
そして、ママは、裕美を見た。
「まあ、裕美さんね。可愛い方だわ。思ったよりずっと可愛い。」
ママはにこにこしながらそう言った。
裕美は、裕美を見るために、離婚したお母さんも来たのだと思った。

中は、ステキなインテリアの部屋だった。
ソファーに案内され、
「コーヒーでいい?」と聞かれた。
「はい。」裕美は言った。

3人は、コーヒーを飲みながら、
「弘美さん、あたしがお二人のこと、反対しない訳が、もうわかったかしら?」
とママが言った。肝心のお父さんは、どこにいるのか?
「あ、まだ、わかりませんが。」と裕美は言った。
「あたしが、絵里の父である玲奈です。玲奈は、女性名ですけどね。」
玲奈は、少しお道化た表情で言った。
「わあ~、じゃあ、絵里さんのお父さんとは、ママである玲奈さんなのですか。」
裕美は、目を大きく開けて、玲奈を見た。
玲奈は、若く見え、30歳そこそこに見えた。

「そうなの。絵里のママは、絵里が小さいとき亡くなったの。
 妻は衣装もちでね、たくさんの服を残していったの。
 それもったいないでしょう。だから、あたしが着ようと思ったの。」
玲奈は言った。
絵里はすぐに言った。
「それ、全部ウソ。玲奈は、根っからの女装子なの。
 ママの残した服が着たかっただけなの。」
絵里は、父のことを「玲奈」とも呼ぶらしい。
「弘美さん、女装子ってわかる?」と玲奈。
「あ、わかります。私が自分の女の子の体に耐えられたのは、
 私が女装子だったからです。」
「あたし達、女装子で、よかったわね。」と玲奈はにっこりした。
「はい。今幸せです。」
3人で、笑った。

「絵里は、あたしの影響を受けたようなの。
 小さいときから、女の子のような男の子が好きだったの。
 着せ替えごっこで、男の子を女の子にするのが大好きな子だったのよ。
 裕美さんは、絵里が見つけた最高の男の子。
 絵里の裕美さんへの気持ちに偽りはないわ。
 二人が結ばれたら、あたしも最高に幸せです。」
玲奈は幸せそうにそう言った。
裕美は、絵里の父・玲奈を見て、心から安心した。

絵里も裕美の家に行った。
絵里は、大歓迎された。
絵里のように理解してくれる女性がいたことに、
父も母も、美紀も泣いて喜んだ。
絵里は、自分の父のことを語り、
裕美のような人を、探し続けて来たことを話した。
そうして、裕美の両親を安心させた。

9月の末、ナースステーションの皆にとって、嬉しい発表があった。
外科部長の高坂美由紀は、二人の名を呼んだ。
湯川吾郎と篠田沙月が、前に出た。
高坂は、言った。
「本日は、大安ですので発表いたします。
 湯川吾郎さんと篠田沙月さんが、結婚されることになりました。」
みんなが、顔を見合いながら、大歓声を上げた。
「いいなあ、湯川さん、篠原さんだなんて、上手くやったな。」
「湯川さんは、あたしが狙っていたのに、もうだめか。」早苗と美奈がそう言った。
温かい野次がたくさん飛んだ。

高坂は続けた。
「私達は、病院勤めですので、この病棟を不在にするわけにはいきません。
 そこで、式だけはご親戚だけで行い、
 その後、回に分けて、祝う会をしたいとのことです。
 尚、式の後新婚旅行として5日、お二人は不在になります。
 皆様、その点、よろしくお願いします。」
高坂の言葉のあと拍手があった。

湯川があいさつをした。
「不在の間、よろしくお願いいたします。
 私は、2年と少し前、篠田さんに会って、一目惚れをしましたが、
 2年余り、全く私的なことで、口を利くことも出来ませんでした。
 それが、ほんとにふとしたきっかけで、お話ができ、
 互いに思いを伝えることができました。
 沙月さんと、冗談に笑ったことがあります。
 この病棟に、キューピッドがいるねって。
 それが、人なのか、物なのかわかりませんが、
 未婚の方。キューピッドのいるうちに、願いを叶えられますよう、
 祈っています。」
拍手があった。

次に沙月が言った。
「不在をします。よろしくお願いいたします。
 私にとって、キューピッドは、1枚のチョコレートでした。
 湯川さんに、その一枚を差し上げたことで、
 自分の気持ちを伝えることができました。
 でも、もう一人のキューピッドさんがいてくれたと、
 私は、思っています。
 誰なのかは内緒ですが、私はその方に、心の中で大きな感謝しています。
 みなさんも、その方に、愛の矢を放ってもらってくださいね。」
沙月は、礼をした。
みんなの大きな拍手があった。

方々で、ひそひそ話が始まった。
早苗と美奈も、その一組。
「ふーん、キューピッドがいるのね。」
「誰かしら。」
「キューピッドのイメージは、○○ちゃんしかいないわよ。」
「でも、どうやって矢を射たの?」
と首を傾げた。

絵里が裕美のそばにきた。
「あたし、知ってるわよ。誰がキューピッドか。」
「私も大体知ってる。」
絵里はにこっと笑った。
「あたし達も、キューピッドさんが矢を射ってくれたのね。」
「そうだね。ここに来た初日に、射ってくれたんだね。」
「来月は、あたし達の番ね。」
「うん。楽しみだね。」
二人は、そう言って、うふふと肩をすぼめた。


■次回予告■
まだ、アイデアが浮かびません。
何か、書けたら書きます。


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IS 看護師 江崎裕美⑩「弘美の胸が出て来た」

今日は、裕美の診断が出てきます。これは、ある疾患をモデルにしましたが、
あくまで物語上の架空のものと考えてくださると、幸いです。
===================================

<第10話>「裕美の胸が膨らんできた」


9月の二人の休日。
安田絵里のアパートで、裕美は、Tシャツを脱いで見せた。
裕美は、胸に包帯を巻いている。
「これ巻かないと、Tシャツに擦れて、耐えがたくなるの。
 感じちゃったり、痛くなったりする。」
「4月は、そんなことなかったのにね。」と絵里。
裕美は、包帯を取って見せた。
「これじゃあ、無理ないね。女性のAカップ以上あるかも知れない。
 Bカップはないけど。」
「そろそろ診てもらう時期だね。麻布の森にジェンダー科、あるし。」
「うん。裕美のことはっきりさせるためにもね。」
「家族にも言わなくちゃ。」
「そうね。」と絵里。



裕美は、家に帰って、夕食後、妹の美紀に見せた。
「なんとなく気が付いていたけど、
 もうこんなになったんだ。」と美紀は言った。
「お父さん、お母さんに見せるの、ちょっと勇気がいるな。」と裕美。
「それ大丈夫。お父さんも、お母さんも気が付いてる。
 あたしと、3人で話したことあるから。
 夏のTシャツ姿のとき、見え見えだったから。」
「お父さんとお母さん、どう言ってたの?」
「うん。お兄ちゃんは、女の子の体の線してるから、
 胸も、出て来たんだろうって。」
「ほんとう?」
「うん。」

美紀の言葉に安心して、裕美は、両親に話をした。
両親は、さほど驚いてはいなかった。
そして、ジェンダー科に見てもらうことになった。

裕美は、初診の日に備えて、
自分の見解や、希望を綴った。
<覚え書き>
○疑いがあると思う疾患。
 性分化疾患。染色体異常。KF症候群。
○身体的特徴。
 男性器あり。成長期と共に、体が女性化した。
 22歳に至り乳房が大きくなって来た。現在Aカップ程度。
 子供のときから男性器が小さい。
○性自認
 男性。ただし、女装の性癖がある。
※このため、女性的に見えることが、あまり苦痛ではない。
○社会的性
 女性を希望している。
 看護師をして、男女共有の看護師服を着ているが、
 多くの患者から(いえ100%)女性と見なされている。
○性志向(恋愛対象)
 女性。女装した男子。
○男性機能
 正常。ただし、精子の数は少ないと予想している。
○男性化治療
 希望しない。


裕美は、非番のときを見て、予約し、同病院のジェンダー科に行った。
50歳くらいの、近藤文雄という優しそうな医師と面談した。
近藤医師は、裕美が書いて来た<覚え書き>を見ながら、
「さすが、医療に携わる人ですね。
 これを見て一目瞭然です。」と言った。
その後、身体の確認をして、
レントゲンを撮り、
心理テストを3種類やり、
ホルモン量の検査、染色体の検査をした。

「染色体の検査は、1週間ほどかかります。
 それで、ほとんど明らかになると思います。
 次回は、1週間後。その時は、ご家族と一緒に来てください。」
近藤は、そう言った。

1週間後、家族と共に、ジェンダー科へ行った。
近藤医師は、診断を伝えた。
「えーと、裕美さんの染色体は、XXYです。
 裕美さんは、Xが1つ多いのです。
 これは、性分化疾患の1つです。
 Xは、体の女性化を図る染色体です。
 通常の男子はXY染色体であるのですが、
裕美さんは、女性化を図る染色体Xが1つ多いのです。
これが、身体が女性化した原因です。
裕美さんの男性器は正常ですが、それ以外の場所は、
女性に限りなく近い発育を遂げています。

裕美さんは、外見的に、まず女子に見えます。
声もそうです。
これは、裕美さんの希望ですが、
女子として社会生活を送ることを希望されています。
女子の体で、今まで学校生活を送って来られたことは、
さぞや苦労が多かったことと思います。

裕美さんの性自認は男子ですが、各種の心理テストの結果、
高い女性性がうかがわれました。
特に、母性が父性より圧倒的に高い数値を示しています。
看護師という職業は、天職とも言えるでしょう。

裕美さんは、意識しなくとも、心の半分は女性的です。
女性として社会生活を送りたいと希望されているのも、その表れです。
心が女子であり、体の3割ほどが男性であることから、
これは、性同一性障害(性別違和)MtFと見なせると思います。

希望した性で社会生活を送るには、性分化疾患だけでは、不十分ですが、
性同一性障害であれば、希望の性で社会的に扱われる場所が増えています。
少なくとも、当病院では可能です。
実際、当病院で、性同一性障害で、女性から男性として働いている人が複数人数います。
裕美さんは、女子の看護師として、働くことができます。」
医師は、そこまで一気に説明した。

母の美佐江が質問した。
「将来、男子として、子供を得ることができますか。」
「性行為は普通にできますが、精子の数がとても少ないのです。
 しかし、可能性は0では、ありません。
 また、人工授精をすれば、可能性は、ぐんと高まります。
 ただし、人工授精は、経費がかかります。」
近藤医師は言った。

「結婚は、できますか。」と父の康夫は言った。
「弘美さんの恋愛対象は女性であり、女性との結婚を望まれています。
 現在戸籍では、男性なので、女性との結婚には、何の問題もありません。
 ただ、理解ある女性と出会う必要があります。」

病院の帰り、裕美の家族は、パーラーに入った。
甘いものを注文した。
「そうか、裕美は、学校時代苦労したんだなあ。」と父の康夫は言った。
「いじめにあったり、嫌がらせされたりしなかったの?
母さんは、裕美がいつもにこにこしてたから、そんなこと考えなかった。」
美佐江は言った。

「そんな目にあったこと、一度もなかったよ。
 小学校から大学まで、一度もいやな思いしたことないよ。
ぼくは、ずーーと、学校やクラスメイトに恵まれてたから。」と裕美は言った。
「ほら、お兄ちゃん、どこか天使っぽいところあるじゃない。
 この子は、いじめちゃいけないって、みんな思うのよ。」美紀が言った。
「そうなの?」と美佐江。
「ぼくが、天使っぽいかはわからないけど、とにかく嫌な思いしたことない。
 女の子扱いは、しょっちゅうだったけどね。」と裕美は笑った。
「女の子扱いされて、嫌じゃなかったのか。」と康夫。
「うん。ぼくは、女の子に見えるから、当然だと思ってた。」
裕美は、そう言った。
(女装趣味があったからとは、言わなかった。)

「じゃあ、母さん、なんだな。裕美は家の中でも、
女の子の格好で、女言葉で過ごした方がいいな。
病院で女性看護師としてやっていくなら。」康夫は言った。
「そうね。社会的には、女の子になるんだから。」と美佐江。
「お兄ちゃん、こんなに胸があるんだから、ブラをしないと無理よ。」と美紀。
「そうよね。」と美佐子。
それを聞いて、裕美は、心でガッツポーズを取った。
『やった!これが理想だった。』


■次回予告■
最終回です。裕美は、女子看護師として迎えられます。


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IS 看護師 江崎裕美⑧⑨「弘美はキューピッド」

<第8話>と<第9話>と分けようと思いましたが、長さが中途半端で、
2話を一挙に投稿します。少し長くなりましたが、
読んでくださるとうれしいです。
================================  

<第8話>「弘美はキューピッド」前編


5月30日。もうすぐ6月である。

外科病棟の看護師長・篠田沙月(さつき)は、
「お先に失礼します。」
と言って、ナースステーションを出た。
白いブラウスとグレイのタイトスカートに着替えて、病院を出て行った。
沙月は、7:3に分けた髪をぴっちり後ろへ回し、お団子にしている。
切れ長の目、綺麗な鼻筋、知的な唇。誰が見ても美人であるのに、
化粧を一切しない。
メイクをすれば、さぞやとみんなが見ている。
常に地味な色の服装をしている。
身長165cm。
年齢は、28歳とナースでは最年長である。
年齢的には、男子看護師の湯川吾郎も28歳である。

沙月が、2LDKのマンションに帰って来たのは、午後の7時であった。
シャワーを浴びる。
体が冷めるまで、ジュースを飲んだ。
バスローブを脱ぎ、黒い下着を着けた。
スリップ姿で、ドレッサーの前に座る。
そして、メイクをしていく。
まつ毛をカールして、マスカラを上下に塗る。
赤系のシャドウを入れる。
眉を少し太目に描く。
チーク。そして、ピンクのリップを引く。

頭のお団子をほどいて、ブラッシングをする。
7:3に前の髪を分けて、髪の下部を膨らませる。
右の前髪が、右の目の上を通る。

沙月は、見違えるような美貌の人となる。
エンジのオシャレなワンピースを着る。
膝下10cm。
ネックレス、ピアスで飾る。

黒いパンプスを履き、黒いバッグを持って外に出た。

沙月は、タクシーを呼び、高層のホテルに乗り付けた。
その最上階のレストランに入り、
案内され、テーブルに着いた。

夜景が綺麗で、ずっと遠くまで灯りが見える。

向かいの席に来る人はいない。
付きあってくれそうな女友達もとくにいない。
沙月一人である。

今日は沙月の誕生日だった。
一人で淋しくはあったが、
年に一度の自分へのご褒美であった。

沙月は看護師になって2年目に、恋をした。
相手に、バージンも捧げた。
結婚できると思っていた。
しかし、その男にひどい裏切りをされた。

それ以来、沙月は、男性が怖くなった。
いや、恋することが、恐くなった。
心の中で、傷はまだ癒えていないと思っている。
普段ノーメイクで地味な格好をしているのは、そのためだった。
ただ、誕生日だけは、出来る限りのおめかしをした。

美味しいお料理をいただきながら、沙月は考えていた。
ナースステーションに一人、自分に好意を持ってくれていそうな看護師がいる。
彼となら、安心してお付き合いができるかも知れない。
自分のトラウマを乗り越えさせてくれるかも知れない。
どうすれば、彼と親しくなれるだろうか・・。

沙月は知らなかったが、沙月には、キューピッドがいた。
だが、キューピッドの矢は、まだ、沙月に届いていなかった。

明くる日、5月31日。
沙月は朝一番に、裕美のところへ行った。
「6月の当番表できましたか。」
「はい。できています。これです。」と言って、裕美は16枚のプリントを沙月に渡した。
「わあ、ありがとう。」沙月は言った。

当番表とは、1か月、朝番、遅番、深夜番をいつ誰がやるかを記した表である。
この表作りは、深夜番の回数がみな公平になるように。
また、当番を誰と組むかが、偏らないように、などなど、
大変面倒で気を遣うものである。
今までは、看護師長の沙月が1日がかりでうんうん言いながら作っていたが、
裕美が、そういうのは、エクセルの関数を使えば簡単にできるというので、
沙月はお願いした。

沙月は、当番表を見ながら、デスクについた。
ふと見ると、デスクの上に小箱があり、リボンが付いている。
メモが挟んである。
それを開いてみた。
『お誕生日、おめでとう。 Xより。』
沙月の心は、ぱあっと明るくなった。
中に、チョコレートが入っていた。

誰だろう。
おめでとうの字を見ると、女の子の文字だった。
そばに来てそれを見た看護師が、
「わあ、ごめんなさい。昨日お誕生日だったんですね。
 うっかりしちゃった。」と大きな声で言った。
それを聞いて、みんなが寄って来た。
「わあ、ごめんなさい。でも、お誕生日おめでとうございます。」
「ありがとう。でも、プレゼント誰がくださったのかしら。」
と、沙月は言った。
女子は、みんな思い当たらず、
今朝出勤でない誰かだろうと思った。
しかも、昨日沙月より遅く帰った人。

裕美のそばに、絵里が、当番表を持ってやってきた。
小さい声で、
「これ裕美とあたし、けっこう同じ時間帯になってるけど、公平?」
と言った。
「うん。今月よくいっしょになっていたら、来月は、いっしょにならないから。」
裕美は大きな声で言った。
「なるほど。」と絵里は納得した。
この裕美の説明は、みんなに聞こえた。
沙月も聞いた。
沙月は、当番表を見て、月4回の深夜番(看護師2人、医師1人)が、
4回の内2回も、看護師の湯川吾郎といっしょであることに驚いていた。
湯川吾郎こそ、昨夜レストランで考えていた『彼』であった。

この当番表こそ、キューピッド裕美が、二人の胸に放った矢であった。

観察力のある裕美は、2人の気持ちが分かっていた。
湯川吾郎は、沙月を見てばかりいる。
篠田沙月は、逆に吾郎から、あえて目を外す。
それは、意識している証拠。
二人の性格の違いが、そうさせる。

『今月は、一緒の深夜番が2回ありますが、来月はありません。
 お二人とも、どうか今月中に気持ちを伝えてくださいね。』
裕美は、そう心で言い、宙を見て、くすっと笑った。


■次回予告■

篠原沙月と湯川吾郎のお話の「後編」です。


==================================

<第9話> 「結ばれる二人」後編


6月7日。
篠原沙月と湯川吾郎の深夜番の日となった。
11時を過ぎると、遅番の人達が一斉に帰っていった。
医師は一人部屋がある。
ナースステーションには、沙月と吾郎の二人きりになった。
二人は、近い席にいたが、お互いなかなか話ができないでいた。

1回目の巡視が終わり、深夜の12時が過ぎた。
沙月は、少しばかりの勇気を出した。
机の中の誕生日にもらったチョコレートを出した。
「あの、湯川さん。よかったら、チョコレートを召しあがりませんか。
 誕生日のプレゼントで、今までもったいなくて食べられなかったんですが、
 何時かは食べないと。お一つどうぞ。」
吾郎は、嬉しそうにして、椅子を沙月に近づけた。
そして、小箱のチョコレートを手にした。
「うれしいです。甘いものが欲しかったところです。」吾郎は言った。
沙月も1つ口に入れた。甘さが口に広がり、
幸せな気持ちがした。

「このプレゼントは、嬉しかったんです。
 実は、これをいただいた前の日、あたしは、メイクをして、
 一番好きなドレスを着て、ホテルのレストランに行きました。
 自分のお誕生日を、一人で祝おうと。
 お食事は美味しかったし、外の景色も素敵だったし、
 何も文句はなかったの。
 ただ、自分の前の席に誰もいないことが、とても淋しく思えたの。
 普段は、一人で淋しいなんて思ったこともなかったのに、
 その時だけは、一人が淋しかった。

 そんな気持ちを引きずりながら、明くる日ここに来てみたら、
 この小箱がありました。
 ああ、祝ってくれる人がいる。
 自分は、一人ではないって思えて、目が少し潤んでしまいました。」

「そうですか。贈った人は、それを聞いたら喜ぶことでしょうね。」
「それが、誰がくださったのか、未だにわからないんですよ。
 メッセージが女性の字だったので、女子みんなに聞きました。
 みんな知らないそうでした。」
「そのプレゼントの主は、篠田(沙月)さんのことを、いつも見つめていて、
 いつもあなたのことを思っていたのでしょうね。
 だから、お誕生日を忘れなかった。」
「そういう方がいてくださると思っただけで、幸せです。」

吾郎は、少し息を吸って言った。
「プレゼントの人が、男性であるかも知れないと思いませんでしたか。」
「それは、メッセージの字が誰が見ても女文字でしたから。」
「男性なら、男文字で書くと思いますか。」
「どういうことですか。」沙月は、吾郎の目を見た。
「男性が男文字で書いたら、誰だかすぐに分かるじゃありませんか。
 だって、ここには、男子が3人しかいません。
 久保田くん、江崎さん、私。少し考えたら誰だかわかる。」

「じゃあ、女文字を真似して書いたの?」
「例えば、ぼくには、妹がいます。」
沙月は、やっとわかった。
「ああ、妹さんに書いてもらった。」
「そうです。」
「じゃあ。」沙月は、吾郎を見つめた。
「ぼくです。」
「ああ・・。」沙月は、両手を頬に当てた。
「あたしのお誕生日をどうして知ってらしたの。」
「私達がこの病院の最初の看護師です。
 篠田さんは、自己紹介のとき、『私の誕生日は5月30日です。
 みなさん、覚えていてくださいね。』ってお茶目に言いましたよ。」
「ええ、覚えています。」
「ぼくは、あなたに一目惚れでした。だから、5月30日をがっちり覚えました。」

「ああ、そうだったの。
 実は、誕生日のレストランで、あたしは、湯川さんのことばかり考えていました。
 あたしは、ある男性に裏切られて、男性不信に落ちていました。
 でも、湯川さんとならくつろげる。
 湯川さんなら、信頼できる。
 湯川さんとなら、あたしのトラウマを乗り越えることができる。
 そう思っていました。」
「本当ですか。じゃあ、ぼくとお付き合いしてくださいますか。」
「はい。うれしいです。そして、プレゼント、ありがとう。」
沙月と吾郎は、両手を取って、固く握手をした。
沙月は、目を潤ませていた。
目の前に、吾郎のやさしい顔があった。



深夜番の翌日は、休息日である。
そして、その翌日、みんなは、やって来た沙月を見て、
わあわあと囃し立てた。
沙月は、美容室に行ったのか、髪を下し、肩までの髪にふわりとカールをかけ、
髪を7:3に分け、その間に、前髪があった。
薄いメイクをし、リップを引いた沙月は、ドキッとするほどの美貌だった。
そして、5歳くらい若く見えた。
看護服に着替えても、髪をまとめず、頭にナースキャップを着けていた。
女子たちは、沙月を取り囲んで、
「どうして、イメチェンしたんですか?」
「いいことがあったんですか。」
「もしかして、彼ができたとか。」
「ステキ。最高に美人。」
と興奮していた。
吾郎と同期の久保田健一は、吾郎に言った。
「篠田さん、すごいイメチェン。美人だなあ。
 『彼』が出来たと見た。彼はラッキーだな。」
吾郎は、にっこりふり向いて、
「わあ、ほんとだ。美人だなあ。『彼』がうらやましいよ。」
にこりとして、そう言った。
職場恋愛は、隠しておくのがいい。
(もっとも、邪魔をするような人は、いなかったが。)

絵里が、裕美のそばに来た。
「職場恋愛かな。
男子は3人、裕美のはずないし、久保田さんは、妻帯者だし、残るは・・。」
「いろいろ考えないの。そっとしておくのが一番。」
「まあ、裕美はいつも超然としてるんだから。」
絵里はそう言って、しばらくして、
「そうね。」と笑った。


■次回予告■
次は裕美のことです。
裕美の体のことが、明らかになります。


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IS 看護師 江崎裕美⑦「失神しちゃう・・」

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<第7話>「失神しちゃう・・」


大野早苗と海原美奈は、裕美より1年先輩だったが、
年齢は3歳上の25歳だった。
二人共、小中高といっしょで、ずっとクラスのマドンナ的存在で来た。
美人であったし、168cmの背丈で、抜群のプロポーションの持ち主だ。

二人は、卒業して、ある病院に勤めたが、最悪の職場だった。
ナース同士の意地悪、嫉妬、嫌がらせが渦巻いているところだった。
そこで、二人は、病院をやめ、出来て新しい麻布の森病院へ移った。
できて2年目だったので、1年先輩がいるだけだった。
その先輩たちがみんないい人だった。
その先輩達も、最悪の病院から移ってきた人ばかりだった。
そこで、今のように、男女先輩後輩を問わず、さん付けで呼ぶこと。
医師も、看護師をさん付けで呼び、丁寧語を使った。
これは、何科を問わず、病院全体の規則のようになった。
裕美や絵里は、そんな時にやってきて、とても感激した。

早苗と美奈は、バスを終え、食事を終え、
ダイニングのテーブルでワインを飲んでいた。
「はあ~。」と早苗がため息をついた。
「どうしたの?さては、江崎さんのこと考えているのね。」
と美奈は言った。
「どうして、わかるの?」と、早苗。
「あたしだって、今考えてたもの。」と美奈。
「そうなの?」
「そうよ。」
「江崎ちゃん、可愛いよね。」と早苗。
「江崎さんに惚れたな。」

「この前の、ベトナム語のときから、胸キュンなの。
 だって、ステキだったんだもの。」早苗は言う。
「安田絵里ちゃんと仲良しよ。」と美奈。
「知ってる。安田ちゃん、いいなあ。二人で、セックスまで行ってるかなあ。」
「ジェラシー?」
「ううん。二人がセックスしてるとこ、のぞきたい。」と早苗。
「なにそれ。」と美奈は笑った。

「ね。江崎ちゃんとなら、何したい?
 上半身縛って、好きなように愛撫したい。」と美奈。
「ううん。江崎ちゃんに赤いエナメルのボディースーツ着てもらって、
 網タイツがあった方がいいかな。で、真紅のハイヒール。
 江崎ちゃん脚長いのよね。ウエストだって、くびれてる。
 実寸60いえ58かな。
 で、あたしは、ひじ掛け椅子に座った江崎女王様の前にかしずいて、
ヒールに頬ずりするの。
 そして、靴を脱がせて、足の指をしゃぶって、
そして、脚にキスをしていくの。キスでどんどん昇っていく。
江崎ちゃんは、そんなの初めてで、常に困惑した顔をしているの。
そこがいいのよ。」

「早苗、そんな願望があったの?知らなかった。」と美奈。
「じょ、冗談よ。美奈は?」と早苗。
「あたし?あたしのは、もっとソフトよ。
 江崎ちゃんは、夏用のセーラー服姿。
 江崎ちゃんモデル体形でしょ。すごくセーラーが似合うの。
 で、あたしは、黒いスリップ1枚で、上半身を縛られて、正座してるの。
 目の前の江崎ちゃんに言うの。
 お姉様。お姉様のをください。
 なんのこと?と江崎ちゃんは困惑の顔。
 お姉様の「男の子」です。
 あたしのこと知っていたの?と江崎ちゃんは頬を染める。
 じゃあ、少しだけよ。
 江崎ちゃんは、スカートをあげる。ノーショーツなの。
 そこには、男の子のものが、あるの。
 もう大きくなってるの。
 あたしは、それをしゃぶらせていただくの。」

「やめやめ!何がソフトなの。あたしの方がずっと美しいじゃない。
 美奈、まさか、職場でそんな妄想しているの。」
「してないわよ。早苗が、あんな妄想するから、
 今、つられただけじゃない。」
「わかったわ。美奈も江崎ちゃんのこと好きでたまらないんだ。」
「そりゃそうよ。みんなのアイドルじゃない。」と美奈。
「しょうがない。美奈とあたしで、今日もやろうか。」
「そうね。早苗でいいわ。」
「あたしも、美奈でいいわ。」
二人は顔を見合わせて笑った。

10分後。
早苗と美奈は、ショーツもブラもなしの、黒いスリップ1枚で、
ベッドの上で、絡み合っていた。
外でも部屋でもボーイッシュな美奈が、ベッドでは下になることが多い。
早苗が、上になって、抱き合っている。
細くて白く長い二人の腕が、互いを愛撫している。

早苗が何回も美奈にキスをする。
「今日も、お姉様になってくれるの。」と美奈が言う。
「今日の美奈、可愛くてたまらないの。」と早苗。
早苗は、美奈の腕を上に上げさせ、それを片手で押さえながら、
美奈の耳元や首筋をキスで攻めていく。
やがて、脇の下を舐め、胸元にキスをする。
美奈は早、呼吸を乱している。

早苗は、美奈のスリップの上から、美奈の胸の先端をかじる。
「あああ。」と美奈が叫ぶ。
「やっぱり、美奈が一番可愛い。美奈以上の子はいないわ。」
「あたしも、お姉様が最高。一番愛してる。」美奈は言う。
早苗の両手で、胸をたっぷり愛撫される。
美奈は、声を上げる。
「美奈。今日は縛られたいんでしょう?」
「どうして、わかるの?」
「さっき、言ったじゃない。縛られて、しゃぶりたいって。」
「ああ、そうね・・」

早苗は、美奈をベッドの上に正座させ、
上半身を縛った。
「美奈、うれしい。」
「ええ。うれしいわ。」
早苗は、美奈の背中から、縄からはみ出た乳房を愛撫した。
「ああん。すごい。お姉様。あたしダメ。」
早苗は、美奈の言葉を聞かず、美奈の体中を撫でたりキスしたりした。
たっぷり、たっぷりとした。
美奈の体が、震えていた。
早苗は、美奈を仰向けに寝かせた。

「お姉様、お願い、アソコを愛撫して。」と美奈は震えながら言う。
「アソコってどこ?はっきり言ってごらんなさい。」と早苗は意地悪をする。
「いやん。言えない。恥ずかしいわ。」
「ここ?」と早苗は美奈の脚を触る。
「いやん。違う。」
3回目に、早苗は美奈の思うところに手を当てる。
「ああん、そこなの。そこを愛撫して。」
「美奈、どんどん可愛くなっていくわ。もう、たまらない。」
早苗は、美奈の太ももを撫で、
だんだん局部に迫って行った。

そして、美奈の一番望むところに達した。
「あああん。」
美奈が背中をのけ反らせた。
もう十分すぎるほど濡れていた。
美奈も早苗もバージンではない。
早苗は、2本の指を挿入し、
親指で、美奈のスポットを愛撫した。

美奈は、半狂乱になって叫んだ。
早苗は、愛撫をしたり、止めたりして、
美奈をじらせにじらした。
それが、美奈を狂わせた。
「お姉様、お姉様、お願い、イカせて。
 あたし、狂ってしまう。壊れてしまうわ。」
「ああ、美奈ちゃん、今のお顔ステキだわ。
 もっと見たいの。」
「いや~ん。お姉様、許して、お願い、アタシ死んじゃう。」

そんな言葉を、何度も言わせて、早苗は、やっとフィニッシュに行った。
「はああああああああ・・。」
と、美奈は首を激しく振りながら、
硬直し、歯を鳴らしながら、昇天した。
失神しているようでもあった。

10分後、美奈の意識が返り、今度は、美奈が早苗を縛り、
同じプレイを、早苗にした。
美奈は、早苗をさっきの倍ほどじらし、
早苗は、半狂乱になり、さっきの美奈以上に激しく声を上げ、
昇天し、失神してしまった。


■次回予告■
次回は、職場内のある二人の恋の物語です。
裕美は、影のキューピッドとしてこっそり活躍します。


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IS 看護師 江崎裕美⑥「弘美はアイドル」

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<第6話>「裕美はアイドル!」


初勤務より5日が経った。
裕美が男の子であることに驚いたみんなは、
裕美がT大卒であることを忘れていた。
だが、みんなは、だんだんそれを思い出していた。

裕美は仕事が驚くほど速い。
裕美のPCを打つ速さが、断トツに速い。
だから、裕美は、仕事が終わると、まだの人の仕事を手伝う。
PC操作のわからない人がいると、裕美は呼ばれて、すぐに教えに行く。

裕美は、外科病棟の全入院患者の名前を覚えていて、
どこの手術をしたか、全て把握している。
外科病棟と言っても、外科の手術だけで入院してはいない。
内科の疾病を抱えながら、外科手術が優先であるために、
外科に入院している患者もいる。
裕美は、そこまで、全部把握していた。

ナース達は、担当以外の患者の病室に行くとき、
裕美に少し聞く。
「あの915の小杉さん、骨折の他に何かあったかしら。」
「はい。結核の疑いで、強いお薬を呑んでいますから、
 その副作用があると思います。」と裕美。
「どんな副作用?」
「えーと、視野が暗くなるとか、震えが来るとか、食欲が落ちます。
 だから、そんなところをお聞きになるといいと思います。」
裕美は、にっこりと笑う。
「ありがとう。」とナースはうれしそうに、裕美の頬にチューをした。

新しいナースが来たとき、患者は、自分の病状を知っていてほしいものだ。
そこを、ずばり、
「視野の方は、いかがですか。まだ景色が暗く見えますか?」とか、
「食欲の方は、いかがですか。」など、聞かれることはうれしいことだ。
これらは、患者日誌を見れば、だいたいわかるが、
毎日それをチェックするのは容易ではない。
その点、裕美は、患者の最新状態を知っているのだ。

そんな裕美に対して、嫉妬の目で見る人は、この病棟にはいない。
「裕美のような優秀な子がいて、ラッキー!」とみんな思っているのだ。
それは、1つに裕美の性格の好さもあった。

そんなある日。
みんなが、裕美の希少価値をはっきりと思う出来事があった。
自転車とぶつかり、大怪我をして、救急車で運ばれてきた男性がいた。
手術の後、入院となり、外科病棟の病室に来た。
頭や、腕、脚に包帯を巻かれた30歳くらいの患者だった。
東洋系の外国人なのだ。
困ったことに、彼が誰だか、特定するものがない。
衝突のとき、バッグが飛ばされたようなのだ。
彼は、しきりに何かを言っていた。
一生懸命、何かを伝えようとしていた。

担当の医師佐伯浩司や看護師の上原洋子、篠田沙月は、困っていた。
患者は、大事なことを言おうとしているのかも知れない。
佐伯は、困り果て、ナースステーションに来た。
「誰か、あの人の言葉が分かる人いませんか。」
ええ?とナース達は言って、その病室に押し掛けた。
「英語なら、なんとかわかるのに。」
「あたし、ハングル語なら、入門だけどわかるけど。
 何語なんだろう。」
そのとき、後ろから声がした。
「あのー、あのー、私、わかります。」
みんな声の主を見た。それは、江崎裕美だった。
裕美は、前に出てきた。
「この方は、ベトナムの方です。
 誰か、ベトナム語が分かる人いませんか、とくり返されていました。」
裕美は、患者に、ぺらぺらと話した。
すると患者は、裕美を見て、嬉しそうに安堵の色を顔に浮かべた。
患者は、裕美に、いくつかのことを話した。
裕美は、うなずいた。
「この方は、ユン・グーという方で、
 腎不全の妹さんに、腎臓移植のドナーとして来られたそうです。
 あさってが、その手術の予定日だそうです。
 今朝、日本に来て、妹さんに会いに来られたそうです。
 でも、この事故で、手術に間に合わないかと、それを心配されています。」

佐伯主治医は、
「妹さんの病院を聞いて。」と言った。
裕美は、話した。
ユンさんの言葉に、裕美はにっこりした。
「この麻布の森病院ですって。
 多分、11階の腎内科・透析病棟だと思います。」
わあ~とみんなは歓声を上げた。

高坂美由紀外科部長は、佐伯医師に聞いた。
「佐伯先生。この怪我で、あさっての腎移植できますか。」
佐伯は言った。
「深い傷は負ってませんので、大丈夫ですよ。
 移植手術は、1時間ほどで終わりますから。
 ドナーの負担は、少ないです。」
「わあ~よかった。」とナース達は、拍手をした。

裕美は、それらのことを、ほぼ同時通訳で、ユンに伝えていた。
ユンは、安心して、目を潤ませた。

みんなが、去った後、ユンと裕美でこんなことを話した。
ユン「私は、ここが麻布の森病院とは知らなかったのです。
   救急車で運ばれましたから。
   知っていれば、妹を呼んで通訳してもらうところでした。
   でも、あなたがいてくれました。
   どうやって、ベトナム語を学ばれたのですか。」
裕美「高校のとき、フォンというベトナムからの留学生がいました。
   私達は、大の仲良しになり、彼女から、ベトナム語を習いました。」
ユン「そうですか。あなたのベトナム語は、限りなくネイティブに近い。
   素晴らしいです。」
裕美「それは、フォンから、耳で聞いて覚えましたから。」
ユン「そうですか。このベッドで、腎移植のことを思ってパニックになっていたとき、
   あなたの美しいベトナム語を耳にしました。
   どんなに嬉しかったことでしょう。」
裕美「お役に立てて、うれしいです。これから、手術が終わるまで、
   私は、ユンさんのおそばにいると思います。」
ユン「そうですか。心強いです。」
裕美は、にっこりと、ユンを見つめ、うなずいた。

その頃、ナースステーションは、大騒ぎだった。
「やっぱり、江崎さんは、ただ者じゃないわ。
 ああ、今日ステキだったわ。」
「そう、江崎さんのベトナム語聞いたとき、感激して震えちゃったわ。」
「江崎さん、T大出だって、覚えてる?」
「あ、そうっか。だから、ベトナム語もできるのね。
 きっと英語はもちろんのこと、ドイツ語も、フランス語もできそう。」
「ああ、可愛いし、この外科病棟のアイドルだわ。」
「ファンクラブ、作ろうかしら。」
「それは、大袈裟でしょう。」
「そうね。」
あははははとみんなは大笑いをした。

そこへ、裕美が戻ってきた。
みんなは、一瞬黙ってしまったが、せーので、大拍手をした。
「な、なんの拍手ですか。」と裕美は言った。
「江崎さんが、この外科病棟のアイドルって決まったのよ。」
「え、そんな恥ずかしいです。」と裕美は言った。
何人かが、裕美の頬にキスをした。
多くの人が、裕美が男子であることを忘れていた。

ユンのバッグは、届けがあり、警察を通じで戻って来た。
ユンと妹との移植手術は、成功した。
ユンは、その2日後に退院した。
ユンにとって、裕美は忘れ得ぬ人となった。


■次回予告■

次回は、ちょっとえっちなものを書く予定です。


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IS 看護師 江崎裕美⑤「二人の初経験」

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<第4話>「二人の初経験」


出勤初日が金曜日だったことは、ラッキーだった。
その日と土曜をがんばれば日曜日になる。
もっとも病院に休日はないので、日曜休みは、3週間に1度しか来ない。

裕美は、絵里との約束で、その駅に2時に着た。
絵里が、自分を女の子にしてくれるそうなので、ドキドキしていた。
やがて、絵里が来た。
花柄のワンピースを着ていた。
絵里がそばに来てた時、一段と可愛いと思った。
「絵里、すごく可愛い。」と裕美は言った。
「ありがとう。でも、メイクを濃くしたせいかな。」と絵里は言った。
「今日は、裕美もメイクするのよ。きっと可愛くなるわ。」と絵里はさらに言った。

絵里の部屋は、2DKのアパートだった。
入ってすぐに、女の子の部屋だと感じた。
「ぼくも、こんな女の子の部屋に住みたい。」と裕美。
「弘美は、心は男の子じゃないの?」と絵里。
「女の子が好きって意味ではね。
でも、普段心の中では女の子になってること多いの。」と裕美。
「つまり、心では、女の子言葉しゃべったり?」と絵里。
「うん。恥ずかしいけど。」
裕美は、絵里にはなんでも話せることに、驚いていた。

キッチンテーブルで紅茶をご馳走になった。
「さあ、女の子になるのよ。」と絵里が言った。

裕美は、ドレッサーのストールに座らされた。
「セーターと下着を脱がすけどいい」と絵里。
裕美は、上半身裸になった。
絵里は、裕美の上半身を見て、驚いた。
ほんのわずかだが、乳房がある。
始めて初潮を迎えた女の子くらいに。
そして、乳首が大きい。
「ブラを一人で着けれる?」と絵里は、白いブラを渡した。
裕美は、それは慣れていた。
絵里は、ストッキングを丸めて詰め物にした。

裕美に触ると、驚くほどやわらかい。
裕美のウエストが、女の子の位置にあった。
試しにメジャーで計ってみた。
実寸60cm。
すごい。絵里は思った。
絵里は、裕美の全身を見たくなった。

「ね。これ、新しいショーツ。あたし、後ろ向いているから履いて。」
「うん。」
裕美の、ブラとショーツだけの姿を見た。
『あり得ない。』と絵里は思った。
まるで、女の子のラインだった。
ウエストのくびれ、ピップの張り。
それに、脚がものすごく長い。
一口に、抜群のスタイルだ。

ショーツは、フラットだ。男の子のもっこりがない。
「裕美。ショーツがまるで女の子みたい。どうして。」
「それは、ぼくのPは、すごく小さいの。
 きつきつのショーツとかズボン履くと、タマタマは体に入っちゃうし、
 Pは、埋没しちゃう。」
「そうなんだ。」
絵里は、そういいながら、裕美は水着を着ても、女の子に見えると思った。

絵里は、裕美に白いスリップを渡した。
すそが、短いスカートになっている。

その姿で、裕美を座らせ、鏡を背に、
裕美に、メイクを始めた。
(鏡を背にしないと、メイクをしにくい。)
ファンデーション。アイライン。
アイメイク。(上下のつけ睫毛。)
シャドウは、ピンク系。
ピンクのチーク。
ハイライトを入れた。
眉は、女の子眉だったので、そのまま。
最後に、ピンクのリップを引いた。

裕美の顔は、どんどん可愛くなっていった。
愛くるしい顔になり、絵里は、胸がドキドキした。

絵里は、可愛い女の子が好だった。
裕美は、絵里の理想の女の子に近づきつつあった。
絵里は、男の子だって好きだった。
女の子みたいに可愛く、性格も女性的な子が好きだった。
男男した男子は好きになれなかった。
目の前の裕美は、まさにそのタイプだった。
絵里は、自分の胸が高鳴るのを禁じ得なかった。

絵里は、裕美のあまり手入れのされてない髪に、
ホットカーラーをして、サイドを内巻きにした。
そして、前髪も巻いた。
「わあ、可愛い。」絵里はいった。惚れ惚れする出来だった。
「鏡を見てみて。」と絵里。
裕美は、恐る恐る鏡を見た。
「わあ~。」裕美は、一言いった。
可愛いと思った。メイクは初めてだった。
「絵里。ありがとう。ぼく、完全に女の子みたい。」
「立って、全身を映してみて。」
「うん。」
裕美は、自分の全身を見た。
脚が長くて、カッコイイ女の子だ。
心から喜びがあふれてくる。
同時に、興奮して、Pが膨張して来る。
裕美の、スリップのスカート部が、それを隠してくれていた。

絵里は、性的に興奮状態でいた。
自分の心がよくわからなかった。
「ね、裕美。女子高生のかっこうしたくない?」と絵里は言った。
「うん。それ、ぼくの憧れ。」
「あたし、2着あるから、二人で、女子高生になろう。」
「うん。最高に興奮しちゃう。」

裕美は、こんのプリーツスカート。膝上10センチのミニである。
ブラウスの上に、首に大きなリボンの房をつけ、上着を着た。
そして、絵里も、同じ格好をした。

二人で、腕を組んで、鏡を見た。
メイクは濃いが、二人の女子高生だ。
絵里は、高校のとき、自分の先輩が二人で、くっつきあって、
いちゃいちゃしているのを見た。
あんなこと、誰か可愛い子としたかった。

絵里は、鏡を見ながら、裕美の体を抱いてみた。
すると、裕美の体、驚くほど柔らかい。
「裕美、今度あたしを抱いてみて。女の子同士だからいいでしょ。」
「うん。」裕美は、絵里の体を抱いた。
柔かい。これが女の子なんだと思った。

「ねえ。男の子のつもりで、あたしの頬にキスして。」
「うん。いいよ。」裕美はキスした。
「今度はあたしも。」絵里は、裕美にキスをした。
絵里の胸はときめいた。

絵里は、そこで我慢でして、裕美をソファーに誘った。
「裕美、大事な話。あたし、さっき裕美の胸にオッパイがある気がしたの。」
「うそ。ぼく真っ平だよ。」
「よく見ないとわからない。乳首が、女の子だった。」
「ほんと?」
「乳首って感じるから、あたし、裕美の乳首試してあげる。」
「うん。ぼく、心配。」

絵里は、裕美のブラウスのボタンをはずした。
そして、ブラの中に手を入れた。
そして、裕美の胸の先端を、指で愛撫した。
「ああ、絵里。ダメ。感じちゃう。」
「こっちは?」
絵里は、もう片方の乳房を、愛撫した。
そして、指でくりくりと刺激した。
「ああん、絵里、もっと感じちゃう。」

「そうなんだ。裕美感じちゃうのね。」と絵里。
「うん。すごい刺激だった。」
「裕美。裕美は、半分女の子なのかも知れないよ。」
「だまっててくれる。時が来たら、自分で調べにいく。」
「うん。もちろん。」
「どっちでも、いい。あたしは、裕美が好き。」
「ぼくも、絵里が好き。」
「『あたし』もって言って。
「うん。あたしも絵里が好き。」

二人は、どちらが先とはなく、唇を合わせた。
絵里が、裕美の乳房をどんどん愛撫して来る。
つんつんと刺激が伝わって来る。
裕美も、絵里の乳房を愛撫した。
二人とも荒い呼吸を乱し、
何時しか、スカートの中に手を入れていた。
裕美は初めての経験をしようとしていた。
絵里も同じだった。
裕美は、女の子が、濡れるものだと、初めて体験した。
絵里は、全く女の子に見える裕美に男の部分があることが、
今やっとわかった。


■次回予告■
何を書こうかとまよっています。
何か書きます。


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IS 看護師 江崎裕美④「早苗と美奈」

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<第4話>「早苗と美奈」


裕美の1年先輩の大野早苗と海原美奈は、
二人で3LDKのマンションを借りていた。

部屋に帰って来ると、
「早苗。」と美奈が呼ぶ。
「うん。」早苗はそう答え、
二人は向き合う。
そして、腕をからませ、唇を重ねる。
二人共、長身で168cmほどあった。

二人は、小学校から、ずっと一緒だった。
小学校では、隣のクラスだった。
二人とも、背が高く、美人で勉強もできたので、
クラスのマドンナだった。
二人とも、髪を長くしていた。

二人のマドンナは、休み時間になるとすぐくっついて、
手を繋いで、歩いていた。
6年生のとき、二人の背は、160cmに届いていた。
このとき、二人は、ふざけて、後ろから抱き付いたりしていた。
「やだ、早苗。今度はあたし。」
美奈はそう言って、早苗を後ろから抱きしめた。
そのとき、二人は、相手の乳房を感じた。
体が、ピクント反応した。

その内、ふざけて、相手の頬にキスするようになった。
「キャー、いや、じゃあ、あたしも、美奈のほっぺにチューしちゃう。」
と早苗はいったりして、ほっぺたのチューは、人前でもしていた。

中学もいっしょだった。
1年生の時、美奈は、早苗へのほっぺたのチューから、
軽く早苗の唇に、少し自分の唇を触れた。
早苗が嫌がるだろうと思った。
ところが、早苗はいやがらなかった。
「じゃあ、今度はあたしから。」
早苗は、美奈の正面から、わずかに触れる程度のキスを何回もした。
鳥が木をつっついているようなものだった。

二人が、互いに特別な仲だと思ったときがある。
美奈は、早苗に、本気でキスをした。
これで、絶交になっても、仕方がないという覚悟でした。
そして、早苗の口の中に、舌を少し入れたのだった。
早苗は、拒わなかった。
美奈の舌を受け入れた。
そして、早苗は、美奈の唇に、自分の舌を入れて来た。
二人はディープなキスをした。
二人は、互いに性的な関係であることを確信した。

だが、二人は、男子も好きだった。
お互い好きな男子がいて、
二人が会うと、好きな男子の話ばかりした。
そうしながら、早苗と美奈は、キスや胸の愛撫を互いに楽しんだ。

早苗と美奈は、同じ高校に進んだ。
互に好きだった彼とは、学校が変わると、気持ちが離れて行った。

高1のとき、(遅い方だったが)美奈は、自イを覚えた。
感動した。
そして、それを早速早苗に伝えた。
カラオケ・ボックスに行った。
「名前は知ってるけど、どうすればいいか、わからないの。」と早苗は言った。
「あたしが、教えてあげる。」
ソファーの上で、美奈は、早苗の肩を抱き、
一方の手を、早苗のスカートに忍ばせた。

やがて、早苗は、ぶるぶると身を震わせ、
激しく声を上げて、「あああああ。」と言って果てて行った。
早苗は感動していた。
美奈も早苗にやってもらった。
自分でするより、やってもらう方が、数倍いい。

しかし、二人は、そのときも、男子が好きなことに変わりは、なかった。



「あたし達、レズビアンとは、違うよね。」と早苗が言った。
「そう思う。早苗のこと好きでたまらないけど、恋心じゃない。
 友情だと思う。早苗に彼ができたら、あたし、祝福するから。」と美奈。
「あたしも、同じ。美奈に彼ができたら、祝福する。」
二人は、そんなことを言い合った。

食事を済ませ、バスにも入った。
早苗が嬉しそうに言う。
「えへん。いいもの買ったんだ。ネット通販でね。」と早苗。
「なに?」
「ジャーン、これ。」早苗が見せた。
「なによ、ナース服じゃない。」
「病院の本物は、恐れ多くてセックスには使えないでしょ。
 だから、これコスプレ用。」
「あきれた。それ、超ミニじゃない。」と美奈。

そう言いながらも、二人は、かなり喜んで着た。
白いストッキングから、全部セットになっている。
美奈は、ストレートのセミロングの髪。
早苗は、ゆるいカールのある長い髪をしていた。
二人で、鏡を見た。
美奈が笑う。
「ショーツが見え見えよ。」と美奈。
「男性の患者さんに見せたいわね。」と早苗。
「そんなこと考えないわ。早苗の男好き。」
「美奈だって、こう言うの好きなくせに。」
早苗は、そういうと、美奈の背後に回り、
美奈の胸をゆっくり愛撫し始めた。
「ああん、今日は早苗がお姉様になってくれるの?」
「いいわよ。思い切り妹を可愛がってあげる。」

鏡を見ながら、背後の早苗に愛撫されて、
美奈はたまらなくなった。
「ああん、お姉様。ベッドへ、連れて行って。」
「もう、感じちゃったの?」
「そうなの。濡らしてしまったの。」
「いいわ。」
早苗は、美奈を軽々と持ち上げ、抱いた。

ベッドの上で、二人のナースは、絡み合った。
「ああん、お姉様。お願い、アソコを愛撫して。」
「まだよ。うんとじらせてからよ。」
「いやん、お姉様の意地悪。」
友情で結ばれた二人にしては、あまりにも濃厚なシーンが続いた。



ここは、1日前の裕美の家の夕食。
初勤務を終えた、裕美。
「ね、どう?病院は。」母の美佐江は言った。
「お兄ちゃん、前髪大丈夫だった?」と美紀が、心配そうに言った。
「患者さんみんなから、『看護婦さん』って呼ばれた。」と裕美。
だろうな…とみんなが思った。

「同僚の看護師さんたちはどう?
 裕美は、女の子みたいだから、意地悪されていないか心配だったの。」と美佐江。
「全然。みなさん、いい人揃い。
 ぼくが、男か女かなんて、気にせずにいてくれる。
 それと、先輩後輩男女関係なく『さん付け』で呼ぶ規則なの。
 これ、すごくうれしかった。
 それに、友達もできたよ。」
「それは、男の人か、女の子か?」父の康夫が言った。
「女の子。すごく可愛い人だよ。」
「もう、ガールフレンドができたのか。」と康夫。
「うん。ぼくといっしょに入った人。
 日曜日、遊びに行くことになってるの。」
「もう?」と家族。
裕美がたくましいのか、運がいいのか、
家族は、そっと首を傾げた。

■次回予告■
 どの場面を書こうかと迷っています。
 お出でくださいませ。


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IS 看護師 江崎裕美③「白衣の天使」

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<第3話>「白衣の天使」


5時を過ぎたとき、私服に着替えた安田絵里がやってきた。
「江崎さん、いっしょに帰ろう。」と言う。
「うん。」と裕美は、にっこりして言った。
絵里は、セミショートの髪をゆるいカールにして、
前髪のある、ふわふわっとした髪型をしている。
青いスカートに白のブラウス、生成りのカーデガンを着ていた。

二人で、甘いものを食べに、パーラーにいった。
パフェにスプーンを入れながら、
「ね、OFFのときは、あたしのこと『絵里』って呼んで。」
絵里は言った。
「うん、いいよ。じゃあ、ぼくのことは、『裕美』って呼んで。」
裕美は言った。
「わあ、裕美が『ぼく』っていうと、やっぱり男の子なんだって思う。」
「今日患者さんから、ほとんど『看護婦さん』って呼ばれた。」
「まず、看護婦さんって呼ばれると思うよ。
 ねえ、今日会ったばかりなのに、立ち入ったこと聞いていい。」
と絵里は言った。

「うん。絵里は優しそうだから、何聞いてもいいよ。」
「じゃあ、男の子に見られるために、どうして髪を短くしないの?」
「絵里、軽蔑しない?」
「しない。あたし看護婦だもの。理解があるわよ。」
「ぼくね、看護婦さんって呼ばれるのうれしいの。
 女の子に見られるのが、うれしいの。
 女の子の格好でいると、萌えちゃう。
 だから、長い髪を短くできない。」
「じゃあ、女装が好きな男の子なの?」
「うん。そう。」
「女性ホルモンなんか打ってるの?裕美の体、限りなく女性に近いよ。」
「打ってない。これ、生まれつき。
 中学の時、一気に女性体型になったの。
 胸は、真っ平だけど。」

「ふーん。」と絵里はうなずいた。
「今まで、女装したことあるんでしょう?」
「自分の部屋に、ワンピース1着と女性の下着、1セット隠してあるの。
 それが全部。」
「どうして、もっと買わないの?」
「だって、恥かしいじゃない。
男なのに女の子の服の売り場なんて入れないよ。」
「弘美なら入れるじゃない。今だって女の子に見えるわよ。
 下着売り場だって堂々と入れるわ。女の子としてね。」

やがて、絵里は言った。
「あたし、裕美の女の子姿見たい。
 スッピンでそんなに可愛いんだもの、
 メイクしたら、どれだけ可愛くなるか見てみたい。
 脚だってすごく長いし。
 ね、あっさって日曜、当番じゃないでしょ。
 あたしのマンション来ない。
 あたしの服を着てみて。
 裕美を、完全に女の子にしてあげる。」
裕美は、胸がドキンとした。
「いいの?」
「うん。」
絵里はうきうきとした顔で言った。

第2日目は、いきなり深夜勤務だった。
午後の9時から、深夜の5時までである。
深夜勤務の主な仕事は、患者の病室を30分毎に周り、
患者に異常がないかチェックすることだ。
ナースコールのボタンが、どのベッドにもついているが、
そのボタンさえ押せない状況がある。
そのためのチェックだ。

夜中の1時ごろである。
看護婦は、2人、医師1人がいた。
裕美は、入院患者表を記入ボードに挟み、
男子病棟を回っていた。

患者は、すやすやと寝ている。
異常がある事態は、内科より外科は、少ない。
二人部屋が続き、4人部屋、そして、8人部屋もある。

裕美が、8人部屋に入ったときである。
ある患者のカーテンを開けると、
その男性患者は起きていた。
そして、その患者は、裕美を見て、
「ああ、看護婦さん。」と小声で言う。
40歳くらいの精悍な感じの患者だ。
両足と両腕をセッコウで固められている。

「看護婦さん。助けてください。」
「どうしたんですか。」と裕美。
「江崎さんでしょう。あなたが一番優しそうだから、お願いするんです。」
「どうしたんですか?」
「俺ね。ナニが強い方なんです。1日3回はやれちゃう。
 だけど、この格好を見てください。何にもできない。
 この格好で、もう4日になるんです。
 看護婦さん、女性だからわからないかもしれないけど、
 男にとって、あれを4日も我慢するなんて、地獄なんです。
 お願いします。
 俺に代わって、息子を沈めてやってください。」
男は言った。

裕美は、ショックを受けた。
こんなお願いをされるなんて。
でも、裕美も男子だ、その患者の苦しみが分かる。
裕美は、迷いに迷った。

「お願いします。あなたにしか頼めない。」
患者のその言葉に、裕美の心は決まった。
どうしようと考えて、ベッドの壁に設置されているウエットティッシュを3枚取った。
患者の寝巻のズボンとトランクスを下げた。
患者のモノは、すでにいきり立っていた。

「あの、今日だけですよ。内緒にしてください。」と裕美。
「はい、もうすぐセッコウがとれるから、一人で出来ます。」
裕美は、いきり立った物に、3重にしたウエットティッシュを巻いて、
そっと愛撫を始めた。
これは、誰にも言えないことだと思った。

患者は、裕美をじっと見ていた。
やがて、陶酔の表情を浮かべていた。
「ああ、看護婦さん。いいです。気持ちがいい。」
「静かに、声を出さないでください。」
「はい。あああ、すぐにイっちゃいそう。あああ。」
患者は、身もだえを始めた。
もうすぐみたいだ。
「ああ、ああ、看護婦さん。イっちゃいそう。
 お願いです。キスしてください。
 お願い、キスして。」
患者は、断末魔にそう口走った。
裕美は、『減るもんじゃなし。ちょっとだけ。』と思った。
そして、愛撫の手を続けながら、患者に少しだけキスをした。
「あああ。」と裕美のキスで、患者は、背をそらし、
ウエットティッシュの中に放出した。

裕美は、今や大人しくなった患者のモノをウエットティッシュで拭き、
ズボンを上げた。
「ありがとう。あなたが、白衣の天使に思えます。」患者は言った。
「絶対、言わないでくださいね。私、首になりますから。」
「はい。命の恩人のために、言いません。」
「大袈裟ですよ。」
と裕美は、にっこり笑った。

裕美は、部屋を出て思った。
ああ、勤務2日目に、こんな体験をするなんて。
「いいことをしたのだろうか?」
裕美は、首を傾けて、
「まあ、いいか。」
そう言った。


■次回予告■

しっかり考えていませんが、なんとかがんばります。


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IS 看護師 江崎裕美②「初出勤でのあいさつ」

今日は、あまりえちな場面がありません。

このお話は、善意ある人しかでてきません。

====================================

<第2話>「初出勤でのあいさつ」


裕美は、都心にある高層病院を見上げた。
14階まである。
ここが、今日から勤務する麻布の森病院だ。
築3年のピカピカに新しい病院だ。

中で、看護服に着替えるので、家からは私服で来た。
タンクトップの下着に、緑のサマーセーターを着た。
下は、ぶかぶかのベージュのズボン。
看護服の紙袋を持って、中に入った。
9階の外科病棟に行く。

裕美がエレベーターに乗ったとき、女の子が走って来て乗って来た。
エレベーターに二人だけ。
「あなたも今日から看護師?」とその子は聞いた。
かなり可愛い。背は、裕美と同じ、163cm位。
「うん、そう。あなたも?」裕美は言った。
「ええ。9階で一緒だから、二人とも外科病棟じゃない?」とその子。

「あたし、安田絵里。」
「ぼくは」、と言いそうになって、裕美は言葉を呑んだ。
昨日の父の言葉だ。(OFFのときは、『ぼく』でいいのに、)
「私は、江崎裕美。」と言った。
絵里の方から手を出してきて、二人で握手をした。

裕美は、絵里が自分を女の子だと思っていると直感した。
生れてから、どれだけ女の子に間違えられたか知らない。

「江崎さんは、スッピンできたの?薄くなら、メイクOKだと聞いたわ。」
と絵里が言った。絵里は、薄いメイクをしていた。
「あ、うん。」
裕美はなんとなく絵里の言葉に合わせてしまった。
絵里が、自分を女の子だと思っていることを確信した。

エレベーターの中で、絵里とかなり仲良くなった。

9階に降りた。
真っ先に看護服に着替える。
更衣室に行く。
裕美が、男子更衣室に入ろうとすると、
絵里が、裕美の袖をつかんだ。
「ここ男子よ。」と言う。
「あのう、私、男なんだ。」と裕美は言った。
「うそ。」と絵里は目を丸くした。
「じゃあ、あたし、江崎さんに失礼なこと言わなかった?」
と絵里は慌てて言った。
「大丈夫。」と裕美はにっこりした。
『はあ~、前髪が決定的だなあ。』と裕美は思った。

看護服。ズボンはLだ。
伸縮の効く素材で、裕美の女性並みのお尻がなんとか入る。
だが、裕美の小さなPは、ズボンの圧迫で陥没し、
タマタマが、恥骨の穴に入ってしまう。
すると、股間がフラットになって、まるで女性のようになる。
もっこりが少しもない。
上着はSだ。
半袖で、前にファスナーがあって、それを上げる。
悪いことに、ウエストが若干細くなっていて、
裕美の女の子体型が、見え見えになる。
おまけに、ファスナーは首まででなく、胸は襟になっている。
ブカでもいいから、上着もLにすればよかったと、裕美は思った。
そうすれば、狭い肩幅や、細いウエストを隠せたのに。

フラットな股間を上着が少し隠してくれていたが、
みんなからは、ここが見えるのじゃないかと裕美は心配した。

やがて、仕事の始まる8時になった。
看護師たちは、ナースステーションに集合した。
15名ほどいる。
裕美は、発見した。
ナースの中に、ズボンで男服の人がいる。
男服ではなく、この上着は、男女兼用なのだ。
だったら、自分は女性に見られてもしかたがない。
頭に、ナースの象徴であるナースキャップをつけていないだけだ。

裕美と安田絵里は、みんなの前に立たされた。
外科部長である女医の高坂美由紀が、まず、安田絵里を紹介した。
安田絵里は、「よろしくお願いします。」と言った。
拍手があった。
次に、裕美を紹介だ。
部長の高坂は、裕美に、「大学のこと言ってもいいかしら?」と言った。
「あ、はい。」と裕美は答えた。
「実は、江崎裕美さんは、驚くことに、あの天下のT大卒です。」
と高坂が言うと、みんなは「えー!」と言った。
「T大に、看護学部があったんですか。」
と男子の看護師が聞いた。
「ええ、ちゃんとあるのよ。T大卒の看護師なんて、めったにお目にかかれないわ。
 期待のホープよ。じゃあ、江崎さん、言葉があれば、どうぞ。」と高坂は言った。

「えーと、私は、小さいときから女の子にずーと間違われてきました。
 それなのに、今、わざわざ、女性に見られてもしょうがない髪型でいます。
 自分でも、矛盾していると思います。
 お願いがあるんです。
 これから患者さんも、私を女性と間違えるかも知れません。
 そのときは、男だと訂正なさらず、そのままにしておいてくださるとうれしいです。
 男だと分かって、びっくりして私を見る人々の視線が、ややトラウマになっています。
 お願いいたします。」
裕美は、そう言って頭を下げた。
実際、その場にいた看護師のほとんどが、裕美を女性だと思っていたのだ。
驚く顔を見せず、みんなは、大きな拍手をした。
そして、みんなは、裕美が、男子であるということの方が、インパクトが大きく、
裕美が、T大卒ということを忘れてしまった。

朝の会は終わった。
安田絵里が、すぐに着た。
「江崎さん。あたし、男子更衣室の前で、『うそ。』って、
 驚く顔しちゃったわ。ごめんなさい。少し傷ついたでしょう。」
「あ、大丈夫。慣れっこだから。」と裕美は、笑顔を見せた。

1年先輩の、大野早苗は、仲のいい海原美奈の袖を引いて、
廊下の隅まで連れて行った。
「ねえ、美奈。江崎さんのこと、どっちだと思う?」と言う。
「何のこと?」と美奈。
「江崎さんは、性同一性障害よ。
 でも、女性から男性になりたいのか、
 男性が女性になりたいのか、わからない。」と早苗。
「早苗何言ってるの。どっちでもないわよ。男の人よ。」
「だって、ズボンの股間がフラットだった。
 胸は、ベルトを当ててるんだと思う。
 声も女の子だし、あの体のラインは、女性よ。」
「だったら、男の子になりたい女性?
 それなら、もっと男っぽい髪型にするはず。
 男っぽい声をだすはず。」と美奈は言った。
「そうか、そうよね。」
「考え過ぎ。どっちだっていいでしょう。
 江崎さんのありのままを、受け入れればいいの。」と美奈。
「うん。わかった。」と早苗は言った。

第1日の多くは、医師やベテランの看護師に付き添って、患者を見て回ることだった。
裕美は、近藤良太という若い医師についていた。
外科病棟は、雰囲気が明るい。
みんな、日に日によくなって、退院する。
裕美は、行く先々で、「看護婦さん。」と呼ばれた。
「すいません、看護婦さん。ティッシュが切れました。
 新しい箱をお願いします。」
と30歳くらいの男性患者に言われた。
「はい。わかりました。」と裕美は答える。

男の看護師には、みな「看護師さん」というが、
女子の看護師を、「看護師さん」と呼ぶ人は、少なかった。
みんな、「看護婦さん」と呼ぶ。
裕美は、「看護婦さん」と呼ばれることが、少しも嫌ではなかった。
できるなら、ナースのワンピースを着て、頭にナースキャップをつけて、
白いストッキングを履いて、ナースの靴を履き、
「白衣の天使」として、患者に尽くしたかった。



勤務終了の5時が近づいた。
裕美は、トイレに入った。
アソコが小さくて立ってするのが、なかなか大変なので、
いつも個室に入る。

座っていると、2人の看護師が入って来た。
『今は出られないな。』と裕美は思い、二人が終わるのを待っていた。

「なあ、江崎さん、可愛いな。」と一人が言った。
「ああ、今日スッピンだったぜ。だけど、一番可愛かった。」
「ほんとは、女の子だよな。」
「それは、間違いない。男は、女の子のそばにいくと反応しちゃうからな。」
「俺も、反応した。でも、何か訳があるんだろうな。」
「事情があるんだろうから、男子だと思って接しないとな。」
「そう。俺たち看護師だからな。」

二人は、そんな会話をして出て行った。
『ほんとは、女の子…かあ。』
裕美は、心でポツンと言った。
そして、ここの人は、みんなやさしいなあと思った。


■次回予告■
裕美の第2日目。
早速、夜勤となります。
裕美は、ある患者に対して、「白衣の天使」となります。


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IS 看護師 江崎裕美①「憧れの前髪」

IS看護師 江崎裕美①「憧れの前髪」

この物語は、IS(性分化疾患)であった看護師・江崎裕美が、
自分のISに気が付くまでのお話です。

善意ある人しか出てきません。

===============================

3月31日。
明日に、看護師としての第1日を迎える江崎裕美、男子。
その家の夕飯。
「弘美、いいか。社会人となったら、自分のことは『私』と言うんだぞ。
 『ぼく』なんて言うんじゃないぞ。」
裕美の父、康夫は言った。
「うん、わかってる。初めから『私』って呼べば、はずかしくないから。」
裕美は、ハンバーグを頬張りながら言った。
「それから、もう一つ。
 裕美は、天下のT大の看護学部を出ている。
 それを、鼻にかけちゃダメだぞ。」と康夫は付け加えた。

「お父さん、裕美を子供扱いしないの。裕美なら心配いりませんよ。」
と母の美佐江は言った。

「ねえ、お兄ちゃん、長い髪を後ろで1本にまとめてるけど、
 お兄ちゃんのオデコ賢そうに見えすぎるから、前髪作ったらどうかな。
 T大出だし。オデコ隠した方がいいよ。」
高校3年の妹美紀が言った。
「ダメよ。前髪なんか作ったら、裕美、益々女の子に見えるじゃない。」
美佐江が言う。

「平気よ。長髪で前髪のある男の子なんていっぱいいるわよ。」と美紀。

裕美は、密かに思っていた。
ああ、前髪は、ぼくの憧れ。
でも、確実に、女の子みたいになる。
でも、女の子に見えるのはうれしい。
美紀、ほんとに肩まである髪で、前髪のある男の人っているの?
いたら、うれしい。美紀、がんばって。

「美紀、ほんとにそう言う男の子いるの?」と美佐江が言った。
「だって、ミュージシャンなんか、みんなそんな感じじゃない。」
と、美紀は言った。

決まった。

夕食が終わった。
「お兄ちゃん、あたしの部屋来て。髪切ってあげる。」
美紀に言われ、裕美は、ドキドキしながら付いていった。

美紀は、裕美をドレッサーのストールに座らせ、
裕美の髪のゴムをとった。
裕美の長い髪が、肩に触れた。
美紀は、裕美の髪を梳かし、お化けのように顔の前に髪を垂らした。
そして、ハサミをもった。
裕美の眉の下あたりに揃えて、前髪ができた。
少し狭目にした。

切った髪の毛を払い、美紀は、裕美を見た。
「はあ~。」と美紀が焦っている表情を見せた。
「ねえ、美紀。なんなの?何を焦ってるの?」
裕美は、不安になって言った。
「お兄ちゃん、ごめん。お兄ちゃん、もう男の子に見えない。
 どうしよう。こんなに女の子になっちゃうとは思わなかった。」
美紀が言う。

裕美は、後ろの鏡を見た。
「あああ。」
可愛い。女の子だ。うれしい。
裕美は、思わず興奮して、自分の小さなアソコを大きくした。
しかし、明日からのことを考えると、喜んではいられない。
ああ、どうしよう。
裕美は、思った。

美紀が、あわてて父と母を呼びに行った。
康夫と美佐江が来た。
「まあ。」と美佐江が言った。
「ねえ。髪を1本にまとめてみて。」
美佐江は美紀に言った。
美紀が裕美の髪をゴムで後ろにまとめた。
みんなが、「あああ。」と言った。
髪を後ろでまとめると、前髪が強調されて、
余計に女の子に見えるのだった。

「どうしよう。お母さんの言うこと聞いておくんだった。」美紀が言った。
「今から言っても遅い。美紀。裕美の前髪を前みたいに分けて、
 ヘアピンで留めたらどうだ。」父の康夫が言った。
「ヘアピンなんか使ったら、余計女の子だよ。」と美紀。
「じゃあ、水で濡らして分けたらどう?」と美佐江。
それは、名案だということになり、
美紀は、裕美の前髪を水で濡らして分けた。
すると、前髪のないヘアスタイルに近づき、一同は少し安心した。

* 

裕美は、子供の頃から、顔立ちが女の子のように可愛いと言われてきた。
美人の母美佐江によく似ていた。

江崎裕美は、性分化疾患をもって生れて来た。
そのため、成長期に、女の子のような体に発育した。

骨盤が大きくなり、脚がすくすくと伸びた。
声が女の子のようだった。
ヒップに脂肪が付き、ハイウエストになった。
肩幅が狭く、細い体が、脂肪に覆われ、柔らかくなった。

高校生になり、背は、163cmで止まった。
胸だけは、女の子のようにならなかった。
そのために、性分化疾患に気づかなかった。

また、これほど女の子のような体なら、
普通は、大きな劣等感を抱くところだ。
しかし、天の恵みか、裕美には女装願望があった。
それが、裕美にすべて幸運だと思わせ、裕美を救っていたのだった。

* 

明日からのことを思うと前髪は困ったことだったが、
裕美は、前髪がうれしかった。
美紀にお礼を言って、自分の部屋に飛び込んだ。
部屋に鍵をかける。
そして、ベッドの下の衣装ケースを引き出し、
隠している、赤いワンピースと女物の下着を出した。
死ぬほど勇気を出して買ったたった一組の女装用具だった。
(裕美は、まず女の子に見えたので、勇気を出す必要など、本当はなかった。)

『ああ、ドキドキする。』

ブラを着け、ショーツを履き、ワンピースを着た。
上がキャミソールのワンピース。
感触のいい柔らかな生地だ。

姿見を立てて、自分を映した。
分けている前髪にブラシを当て元に戻した。
ああ、やっぱり前髪は可愛い。
髪を結んであるゴムを取った。
ブラシを入れる。
髪を少し内巻きにする。
髪がボブヘアーになった。
たまらなくうれしかった。
腕を上げてみた。
裕美は、体毛がない体質だった。
つるつるの女の子のような脇の下。
すごく萌えてしまう。

まるで女の子のボディライン。
スカートの裾から出ているスネがとても長い。
ヒップが張っている。
かなりカッコイイ。

『明日から仕事だけど、あたし、我慢できないわ。』
心の中で、女言葉を使う。
すると、もっと萌えて来る。
『ああん、だめ、やっぱり我慢できない。』
裕美は、そう言って、ショーツを脱いだ。
いつも小さいアソコが、正常な大きさになっている。
裕美は、そこに四つ折りのタオルを当てて、ベッドの上に寝た。
ワンピースの生地が心地いい。
『ああん、あたし、ダメ。』
裕美は枕を抱き、体を上下に揺すった。
『ああ、ステキ。あたしは女の子なの。可愛い女の子なの。』
快感がどんどん襲って来る。
『ああん、誰かあたしを抱いて。いや。いや、いや。ああん、だめえええ。』

やがて、裕美に大きな快感の波が襲ってくる。
『いや、いや、いや、あたしイく、イっちゃう、だめ、イっちゃう、いや~ん。』
裕美は体を痙攣させ、女の子のように脚を閉じ、快感の波に溺れた。


■次回予告■
いよいよ裕美の勤務第一日。就職の決まった病院へいきます。
裕美は、他のナース達にいろいろに取沙汰されます。


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妄想分析(一人○をするとき妄想すること)

なんかこの頃は、「寄せ集め集」ばかりですが、
今回もまた、そのパターンです。
読んでくださると、うれしいです。

==============================  

「妄想分析(一人〇をする時に、妄想すること)」


表題の〇の中に、アルファベットHが入ります。
私も、まだ、元気が残っていて、ときどきします。
そのとき妄想するパターンを綴り、自分を見つめてみました。

●私は、女子学園の可愛い女生徒になっています。
 アレは、ついています。
 先輩の長身の美形の「お姉様」に後ろから抱かれます。
 胸を愛撫され、キスをされ、お姉様の手が、スカートの中へ。
 ショーツを提げられ、お姉様の手が、私のアソコに触れます。
「由加里(←私の名)男の子だったの?」
とお姉様を驚かせます。
「いいわ、こう言うのも好きだから。」と言ってお姉様は、
 私をイカせてくれます。

●前に書きましたピーターが男装の麗人にキスをしている場面。
 ピーターの役を私がしています。
 脚の長いステキな女の子です。
 キスだけではなくて、ベッドの上で、男装の麗人は愛撫してくれ、
 私は、黄色い声を上げながら、最後まで、行きます。

●テレビの中の可愛い少女アイドルたちが、みんな男の子であると妄想します。
 ときに、大グループアイドル少女たちが、みんな男の子であると思います。
 みんなショーツの中に、秘密のものを隠しています。
 OFFのときに、少女たちは、ペアになって、ベッドの上で絡んでいます。
 ときに、私は、少女の一人になっています。

●私は、ロープで、上半身を縛られています。可愛い女の子になっています。
 しかし、女の子にあってはならないものを興奮させています。
 お姉様が、私にキスをして、最後までしてくれます。
 また、逆に、私がお姉様になっていて、可愛い女装子さんを、
 やさしく愛撫しています。

●美人のピアノの先生の個人レッスンのとき、私は、白い服を着て、
 お嬢様になっています。
 白いブラウスに黒のタイトスカートの先生に、えちな質問をして、
 先生を徐々に興奮させて、イカせてしまいます。
 先生は、純女性のときもあり、女装の人であるときもあります。

●私と双子のような女装子さんと、二人でスリップ姿になって、
 鏡を見ています。ふたりで我慢できなくなり、ベッドへ行きます。
 二人で、思い切り女の子の言葉を発しながら、
 二人でイってしまいます。

以上、このくらいにして置きます。
心の中を綴るのは、少し恥ずかしいですね。
でも、上のそれぞれは、ほぼ私が小説で書いたことだと気が付きました。
私は、「お姉様」なるのも、お姉様にされるのも好きだと気が付きました。
そして、純女さんはあまり登場せず、可愛い女装子さんが好きであること。
男性に抱かれることは、ほとんど妄想しないことも、わかりました。
まあ、私の妄想は、可愛いものだと思いました。
ハードな妄想も、たまにするんですけどね。


■次回予告■
小説ができそうなのですが、
まだ、第1話しか考えていません。
できなかったら、エッセイを書きます。


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最高に興奮した時<その2>

最高に興奮した時 <その2>


最高に興奮したときが、まだありますので、
<その2>を書きます。

●初めて見る、加工写真
 私が、Windows98を使っていたときですから、
 今から、16年くらい前です。
 今のように簡単に写真の加工ができないときです。
 しかし、上手な人がいました。
女装関係のサイトで、その人の加工写真にたどり着きました。
そして、写真を見たとき、いっぺんで興奮してしまいました。

その人は、当時アイドル歌手と呼ばれていた少女たちを、
ことごとく、男の子にしてしまうのです。
あるA子ちゃんと呼ばれていた、可憐な歌手。
そのA子ちゃんを、スリップ一枚にさせて、
ソファーに座り、足を広げて、ある行為をさせています。
A子ちゃんに切ない顔をさせ、それが、リアルで、私は萌えました。
顔の大きさ、向きなど、全く加工がわかりません。

最高だと思ったのは、A子ちゃんと同じく可憐系のアイドルB子ちゃんと組んで、
ベビードールを着せて、二人は、お互い腕を背に回し、
大きな鏡を見ています。
二人は、そして、ショーツを取って、
男の子の部分が、ベビードールの裾を持ち上げて、
直立に近い程興奮させていました。
 これは、大傑作の加工で、私は、耐えがたい程興奮しました。

 その後、この加工の人は、ちょっと大人な美人俳優が、
 裸で、縛られている写真を作ったり、
 男に後ろから抱かれて、アソコを愛撫されている写真を作ったり、
 私は、大きく感謝、感謝でした。

 この方は、アダルトの写真に、アイドルさんのお顔を貼りつけただけなのでしょうが、
 そんなことを不問にして、私は、萌えてしまいました。

●100%の女声を出せる人
 テレビ番組で、自分の得意なことを披露する内容でした。
 そこに出て来た小柄などこにでもいるような学生さん。
 彼は女声を出すのが得意とのこと。
 家で風呂の中で歌っていると、女の子に間違われ、
 風呂場をのぞかれたこともあると言う人。

 出てきたときは、少し高めの男性の声。
 番組では、ある人気の男性俳優に、ファンだとして、彼が、電話をかける、
 というのを、やりました。
(私は、急いで、録音しました。)
そこで、彼は、18歳くらいの女の子の声で、見事話しました。
その声は、もうほんとに、女の子の声でした。

彼は、当時流行っていた、ダイヤルQ2という、
電話だけでトークをするアルバイトをしていました。
女性の方は、みんなさくらで、大机に並んで座っています。
彼もいます。
その様子を録画で放送されました。
リーンとかかって来る。
男「もしもし。」
彼「はい、もしもし。」(30歳代前半の女性の声で受けました。)
男「今、どこにいるの?」
彼「自宅です。」
男「専業主婦?」
彼「ええ、まあ、そうです。」
男「一人で、欲求不満なの。」
彼「ええ、少し。」
男「じゃあ、電話で、お互い、ナニしない。」
彼「そう思って、電話してるの。」

こんな会話が、放送されました。
私は、彼の声があまりにも女性のナチュラルな美声なので、
たまらなく興奮しました。
録音していましたので、後から何回も聞いて、萌えました。

●ニューヨーク女装雑誌専門店
(これは、かつて自叙伝に書いた気がします。)
 あるところにはあるのですね。
 マンハッタンのブロードウェイに近いところに、
 私は、女装雑誌専門店を見つけました。
 すごい、雑誌の量でした。

 そこで、ふと、手に取った1冊です。
 パラパラとめくっても、どこに写真があるの?という雑誌でした。
 あるページを見ると、一人の美人の奥さまが、家事をしています。
 それが、終わって、ソファーでコーヒーを飲んでいました。
 その内、彼女は、サマーセーターを脱ぎました。
 次にブラを取りました。
 (こういう日常生活から入って行くパターンは好きでした。)
 綺麗な乳房を露わにしています。
 その形は、完全に女性でした。
 (私が、本能的に感じる女性でした。)

 ところが、次に彼女は、スカートを履いたままショーツを取りました。
 そして、スカートをめくったのです。
 そのとき、彼女の股間に、女性にあってはならないものがあったのです。
 (昨日書きました、二人の女装子以上に、女性でした。)
 彼女の、男のものは、興奮して、直立していました。
 私は、頭をガーンと殴られたような、ショックを受けました。

 彼女は、どう見ても、女性そのものでした。
 説明にありました。
「あたし、主婦みたいに家事をしていると、一番女になった気がして、
 燃えるの。家事をしてると、たまらなく興奮するの。
 そして、あたしのPをみなさんに見てもらいたくなるの。
 あたしって、『家事フェチ』って呼ばれるのかしら。」

 「家事フェチ」…あるかも知れない。
 そう思いました。

●興奮のSMショー
 女装、SM専門のプレイルームで、友達がアルバイトをしていました。
 彼が、教えてくれました。
「今度、SMショーがあるから、見にきて。
 今度のモデルさん、とびきりの美人だから。」
プレイルームは、次は、とびきりの美人モデルからと、
普段の倍の料金をとっていました。
私は、スタッフということで、只にしてもらっていました。

私は、もちろん行きました。
黒っぽい内装のところでした。
椅子が用意されていました。
私は、SMショーを直にみるのは初めてなので、
胸をドキドキさせていました。
やがて、赤い長じゅばんの背の高いモデルさんが登場しました。
ゆるいカールの長い髪の人。
前を7:3に分けていました。
貴賓のある美人でした。知的ともいえました。
こんな人が縛られるの?と思うと、たまらなく興奮します。

モデルさんは、舞台の木の床に正座をしました。
そして、上半身は、亀の甲羅のような結び方で、
身動き不可能でした。
長じゅばんを開いて、乳房を露出されました。
そして、背中からのロープを、上からのロープと連結し、
半分宙吊になりました。
彼女が爪先立ちをして、やっと床に届いていました。

彼女の片足の膝にロープが巻かれました。
そのロープも、引き上げられ、彼女は、片足立ちになりました。
そして、縛り師は、彼女の赤い長じゅばんを、
さっと上にあげました。
その時見得たのです。
『彼女は、女性では、ありませんでした。』
ただ1点だけの男の証が、大きくなっていました。
彼女は、大きくしていることが、恥ずかしいのか、
羞恥に顔をしかめました。
そして、泣き顔になりました。

私は、完全にノック・アウトでした。
今まで、綺麗な女性と信じて疑わなかったのに。

SMというのは、男女とも、快感の急所は、触らないという
規則があるのでしょうか。
彼女のアソコは、ノータッチで、
彼女は、後ろのホールだけを攻められました。
普通、バックを攻められるとき、前のPは、小さくなるのに、
彼女は、後ろを攻められても、Pは、大きいままでした。
それにも、私は、興奮したのでした。

それから、彼女は、SMの主だったプレイを受けました。
水をたくさん飲まされて、排尿させられたり。

そして、最後の最後に、イかされました。
そのときの、彼女の顔が忘れられません。

今、思い出すだけで、興奮してしまいます。

では、この辺にいたします。
読んでくださり、ありがとうございました。


■次回予告■
また、エッセイを書きます。
物語が、浮かびません。


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最高に興奮したとき」寄せ集め3話

「最高に興奮したとき」寄せ集め3話


私が、今までに最高に興奮したときを思い出して、3つ書いてみます。

●初めての、ベビードール
 姉の体操着を着たときの感動が一番ですが、もう一つ。
 我が家は、従妹のお姉さんとずっと暮らしていて、
 私が、中1のとき、もう大人でした。
 お姉さんは、派手好きで、毎日ネグリジェを着て寝ていました。

 ある日、お姉さんと私の家族が、偶然みんな外出しました。
 私は、絶好のチャンスだと思い、お姉さんの部屋に入り、
 お姉さんの洗濯物の山から、ピンクのベビードールを取り出しました。
 急いで裸になり、そのベビードールを着ました。
 お尻がやっと隠れるくらいの長さでした。
 7分袖で袖とスカートにたくさんのフリルが付いていました。

 お姉さんは、大きなドレッサーを持っていて、私は全身を映しました。
 興奮しました。
 あまりの興奮で、もうどうなってもいいやという気持ちになり、
ベビードールとセットになっている、ぶかぶかのパンティと、
 リボンで覆われたようなピンクのナイトキャップを被りました。
 ナイトキャップから、前髪だけをだし、耳を覆いました。
 鏡を見ました。
「あ。」と声を出しそうになりました。
 女の子が映っていました。
 私は、さらに興奮して、お姉さんの口紅を引きました。
 口紅は、私を驚くほど女の子にしました。
 私は、興奮で気絶しそうになりました。

 姉の体操着のときは、「感動」でした。
 ベビードールのときは、「興奮」でした。
 生まれて初めての、最大の興奮でした。

●ピーターと男装の麗人
 ピーターというユニセックスな16歳の少年がデビューしました。
 (私も16歳でした。)
 私は、はじめ、ピーターがそれほど可愛いとは思っていませんでした。
 それはいつもショートヘアで、
 パンタロンであったからかも知れません。
 メイクも、中性的めいくだったからです。

 しかし、あるときピーターが完全女装をしている雑誌の写真をみました。
 長いカールのきいた髪を背中まで垂らし、
 ショーツが見えそうな白いミニのワンピースを着て、
 100%女の子風なメイクをして、イアリングやネックレスをつけていました。
 ミニのスカートから出た脚は、驚くほど長くて、真っ直ぐでした。
 白いパンプス。

 その姿で、ピーターは、宝塚の男装の麗人とキスをしていました。
 麗人は、ピーターより15cmほど背が高く、
 ピーターは、麗人の首に腕を回し、背伸びをしてキスをしていました。

 それを見たとき、私は、我を忘れるほど興奮しました。
 ピーターの可愛らしさと、男女が逆転しているということ。
 この二つのことで、私は、ノック・アウトされました。
 今でも、思い出すたび興奮します。

●はじめての完全アダルト本
 アメリカに行けば、完全アダルト本が見られる。
 女装の人も、下半身全部見せている本がある。
 それが、アメリカに行く楽しみの一つでした。

 初めの1年、私は、女性として暮らしていましたし、
 そんな女性の姿で、アダルト本などとても買えませんでした。
 1年が経ち、私は、男装でロサンゼルスに行きました。
 アダルト本のストリートがありました。
 それは、ロサンゼルスでもっとも危険で有名な通りに
 並行したストリートでした。

 私は、早速見つけました。
 初めは、黒人のニューハーフさんの本でしたが、
 十分に興奮しました。
 何回もそのストリートに出掛けました。
 そして、5回目頃決定版を見つけました。

 女装関係の本は、まとめて置かれています。
 その中に、私は、普通の大学生風の女の子が、二人、
 本とノートを胸に抱いて、仲良く歩いている表紙でした。
 背は同じくらいで、一人はモデルのような美女で、
 もう一人は、可愛いキュートな女の子でした。
 二人とも、ブロンドでした。
 そして、いかにも普通というワンピースを着ていました。
 『二人の内、どちらかが女装の子だったら、気絶する。』、
 私は、そう期待しながら、ページをめくりました。

 二人は、大学のカフェテリアで、コーヒーを飲みながら、
 お話をしています。
 次のページで、やっと二人は歩き始めました。
 『もったいつけるなあ。』と思いました。
 アメリカのアダルト本は、初っ端からドーンと見せるのです。
 多少、プロローグがある方が、萌えるのに、と思っていましたので、
 うれしかったです。

 その本は、ずっと普通のシーンが続きます。
 二人は、部屋に入る。
 コーヒーをのんだりしている。
 やがて、お互いに体を撫で合い、やっとキスをする。
 『レズビアンの本かも知れない。』とも思いました。
 二人は、ソファーに並んで腰掛け、
 可愛い方の子が、美女の子を愛撫しています。

 やがて、可愛い子の方が、美女の子のスカートに両手を入れて、
 ショーツを脱がせます。
 このとき、美女の子の男の証が露わになりました。
 美女の子のPは、大きく直立していました。
 可愛い子が、驚く写真がありました。
 「オーマイガー!」と字がありました。
 「アイ・ドン・ケア(気にしないわ)。」と可愛い子は言って、
 美女を愛撫していきます。

 その内、美女の方が、可愛い子のスカートに手を入れて、
 ショーツを脱がせます。
 そして、次の写真で、可愛い子の男の証が露わになった写真が出ます。
 二人とも、男の子だったのでした。
 「まあ、信じられない!」と美女は叫びます。
 私も、叫びました。「うれし~い!」。

 そこから、先は、二人の絡みでした。
 この本は、前置きがたっぷりあることと、
 男の子とは絶対思われない容姿。
 胸もありました。

 私は、立ち読みをして、頭がくらくらするほど興奮しました。
 買ったことはもちろんです。
 2冊買い、自分でたっぷり見てから、
 1冊は、女装クラブに、もう1冊は、典子ママに送りました。

 私は、その後たくさんの女装写真本をみましたが、
 その写真本は、後にも、先にも最高でした。

つづく


■次回予告■
あと少し、興奮してしまった出来事があります。
それを、綴りたいと思います。


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なぜ女装するの?<その2>

今、コメント機能が働きません。
第1ブログにコメントをくだされば幸いです。

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なぜ女装するの? <その2>(四方山話し)


女装のことを、もう少し書きたくて、<その2>です。

・男の娘…ファッションとしての女装。ノーセックス。
     女装による性的興奮なし。
・女装子…願望としての女装。アマチュア。セックス有り。
     性的興奮あり。
・ニューハーフ…女装のプロ。GIDの人も多くいる。

私は、会社の宴会で、男子3人で女装をしたことがあります。
身長180cm、超イケメンの20歳代のMくんに、メイド服を着せました。
もちろん、ウィッグ、メイク有り。
彼は、超可愛いメイドになりました。
ゆるいカールのロングのかつらに髪飾り。
背が高いので、メイド服は超ミニになってしまい、
そこからはみ出た脚が真っ直ぐで長いのです。

その彼を見たとき、女子社員達は大喜びをしました。

宴会が終わって、M君が言いました。
「俺、女装してみて、はっきりわかりました。
 俺は、女装趣味が、全くないって。」
なんともったいない。あんなに可愛くなったのに。
そう思うと同時に、
『やっぱり、女装しても、萌えない男子もいるんだな。』
と思いました。

女装すれば、萌える…というのは、私にとってあまりにも常識でしたので、
彼の言葉を聞いて、常識を修正しました。

ところで、「男の娘」と呼ばれる人たちは、
ほんとに、ファッションだけの女装なのでしょうか。
M君は、無理矢理の女装でしたが、男の娘の人達は、
自分から進んで女装しています。
それなのに、性的興奮がないなんて。(もったいない。)

男の娘さんたちは、遊びでキスしたり、抱き合ったりもしないのでしょうか。
中には、いらっしゃると思います。
ニューハーフにはならないが、気持ち的には、女装子だと言う人。

最近は、女装関係の言葉が増えました。中でも、
・AG=Autogynephilia=自己女性化愛好症
・CD=Cross-dresser
の2つが注目されます。

AGは、画期的な言葉だと思いました。
女装というルックスだけにとどまらず、身体も女性化したいという気持ち。
女性ホルモンを投与し、究極には、性別適合手術まで行う。
性的興奮を多くの場合伴っていて、ナルシズムも不可欠です。

目標は、似ていても、GIDの人とは異なります。
GIDの人は、本来の自分の性になるために女性化をしますが、
AGの人は、対極の「女性」という性に近づこうとする過程自体を愛好している。
女装子さんの多くの人が持っているだろう心の在り方を、
さらに、的確に表現した言葉なのでしょう。

ただ一つ気になるのは、女装は、性嗜好の1つとされていますが、
「愛好症」と命名してしまうと、「症」であり、医療の対象というニュアンスが出ます。
私は、「自己女性化愛好」という名がよいように思っています。
それとも、やぱり「症」が付くべきものなのでしょうか。

CDですが、これは、ずっと昔からあった言葉です。
私が思いますのは、「今、なぜ、CDなの?」という疑問です。
日本語で一番近いのは「異性装」だと思います。
言葉だけから察すると、ドレッサーですから、
異性の装いをすることが、中心的願望だとなるのでしょう。
それに女性的な仕草や言葉を使うこともあるでしょう。
だが、体をいじることまではしない。
性的興奮のある無しは、不問。

私の勝手な定義をしてしまって、すみません。
一人の女装子の理解に過ぎないと思ってくださるとうれしいです。

今日は、短めに終わります。


■次回予告■
エッセイをまた書きます。


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なぜ女装するの?

<お知らせ>
今、コメント機能が働きません。コメントは、アメブロの方にくださるとさいわいです。


りえさんへ。 うれしいコメントをありがとうございました。

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「なぜ女装するの?」

表題のように聞かれると、私など、
「生まれたときから、したかった。」となり、
もうそれ以上言うことがないのです。
そこで、それは、置いておいて、
女装について、いろいろ書きたいと思います。

男の子か、女の子か、いわゆる性自認は、
2歳までに決まるという説があります。
男の子でも、2歳までに女の子として育てれば、
女の子という性自認を持った子になると言う訳です。

私は、この説には反対です。
男脳、女脳というのが先天的にあると思います。
いくら大勢の女の姉妹の中で育っても、
男脳の子は、男の子として育つ。そう思います。

女装する人は、生まれつき女脳の比率が少し多く生まれた。
そう思うのです。
そういう人が、何かのきっかけで、女装に目覚める。
早い人は、物心ついたときに、女装したいと思っている。

私の近所の高校で、学園祭がありました。
その中で、ニューハーフ喫茶というのがありました。
もちろん入ってみました。
すると、かなり可愛い子がいて、私は萌えてしまいました。
ちゃんと女の子の仕草で、女言葉で相手をしてくれました。

そんな、学園祭や大学の女装コンクールなどで、
自分が「いい女」になれたりすると、
長いこと眠っていた女装への願望が意識される。
こんなこともたくさんあると思います。

女装は、地域と時代を問わず、必ずあった、
と言い切っている文献もありました。
私は、昔、女装クラブにいたとき、
まさに、戦中派という人に聞いてみました。
「戦争中は、女装なんてなかったんじゃないですか。
 そんな余裕なかったと思いますが。」

すると、その人曰く。
「あったわよ。女装は、時と地域を問わず。
 その頃は、女装のあこがれは、女性のモンペ。
 それに、姉さんかぶり。
 男はモンペなんか絶対履かなかったでしょう?
 だから、モンペを履いたとき、燃えたわよ。
 軍隊で、あたしなんか顔立ち可愛いかったのよ。
 すると、偉い人のところへ呼ばれるの、
 そこで、木綿の合わせとモンペと日本手ぬぐいを渡される。
 あたしは、それに着替えて女になるの。
 そして、お尻を提供するわけ。
 「いや~ん。」なんて女声上げるの。
 
 何度も呼ばれたわ。
 そのおかげで、あたしは、上等兵に意地悪されることなかったわ。」

時代をさかのぼり、日本では、歌舞伎の時代です。
歌舞伎役者の身分は、高くありませんでしたが、
女性の身分はさらに低くかったそうです。
そして、舞台は、ある程度神聖な場所であり、女子は舞台に上がれません。
そのため、男子の女性的な俳優が、女性の役をしました。

これは、中国の京劇もしかりで、男優が女性の扮装をし、
高い声で、歌を歌いました。

これは、東洋だけでなく、15世紀イギリスのシェークスピア劇団もそうでした。
舞台に上がれるのは男子だけ。
そこで、仕方なく少女と見まがう美少年に女役をさせました。
かつらを被り、女子の服装で、
「ロミオ様、ああ、ロミオ様、あなたの名は、なぜにロミオ様なの。」
とやったそうです。
少年が役をするので、女性のセリフを、シェークスピアは、
簡単なものにしたそうです。
また、少女役の少年は、少年の声を、
なるべく少女の声に聞こえるよう訓練したそうです。

私は、それを知り、時代をさかのぼり、
少年の演ずる「ロミオとジュリエット」を是非見たいと切に思いました。

でも、時代をさかのぼらなくても、
ウイーン少年合唱団は、毎年恒例の劇をします。
「少年団」ですから、少年だけ。
当然、少女の役の子は、女装をします。
もちろん、女性的な男の子が選ばれるでしょう。
私は、幸運にも、それを1度テレビで見たことがあります。
少女役の子は、前髪のある長い金髪の髪で、頭にスカーフをしていました。
そして、衣装は、不思議の国のアリス風です。
役は、山小屋の娘でした。
少女が可愛くて、私は、萌え萌えになってしまいました。

さてさて、まだ、書きたいことがあったのですが、
長くなりますので、このへんで終わります。


■次回予告■

エッセイを書きます。


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自叙伝「学校で泣いた日の思い出」

私は、物語は、ハッピーエンドで終わらせることが、信条でしたのに、
昨日は、とんだ悲しいお話を書いてしまいました。
民男君の物語として書いた「ぼくの民男くん」は、大ハッピーエンドですので、
お時間があれば、読んでくださると幸いです。

今回は、悲しいお話ではありません。女装もありませんが、
読んでくださると、うれしいです。
=============================

自叙伝「学校で泣いた日の思い出」


私は、保育園、小学校で、2度泣きました。
その日のことを書きます。
保育園で場面緘黙であった私は、とても苦労しました。
トイレに行きたくても、先生にそれを言えませんでした。
だから、休み時間まで、必死に我慢しました。

みんなでやるお遊戯やゲームは、絶対やらず、
離れたところで、見ていました。

そんな私は、図工の時間だけが楽しみで、
絵を描くことが好きでした。
しかし、その絵は、2パターンしかなくて、
船の絵か、家の絵でした。
家があり、その家と同じ大きさの女の子がいて、
木が一本。女の子と同じ高さです。
もう一つは、海に浮かんだ船の絵でした。

私は、お絵かきの時間、その2パターンの絵を、
代わる代わる書いていました。
絵の時間は、それでいいと思っていました。
しかし、あるとき、先生に言われました。
「家と船の絵だけではなくて、他の絵も書いてみましょう。」
先生は、私に優しくおっしゃったのです。
そして、当然のアドバイスでした。

たった、それだけのことで、私の目から涙が出て来て、
私は泣いてしまいました。
「じゃあ、いいです。今の船の絵を最後まで描いて。」
と先生が言いました。
そんな言葉で、泣いてしまう私が、いけませんでした。

もう一度泣いたのは、3年生のときです。
新しい先生が、担任になりました。
背が180cm以上ある男の先生でした。
とても、熱心な先生でした。

その先生になって、初めての図工で、
粘土を使って、指人形を作っていました。
木の棒の先を新聞紙で丸めて、
その周りに粘土を貼って、おもしろい顔を作っていきます。
図工が1番に好きだった私は、張り切って作っていました。
3週に渡って完成させます。

2週目に、棒の先の顔が出来ました。
私は、会心のできだと思って、うれしくてたまりませんでした。
友達も寄って来て、「わあ、すごい。」と大勢誉めてくれました。
そのとき、先生がみんなの席を回って来ました。
そして、私の人形の顔を見て、
「ははん、お家の人に、手伝ってもらったかな。」
と言ったのです。
『ぼく一人でやりました。』と言えばいいのに、
それが、言えず、私は涙を流し、とうとう両腕に顔を伏せて、
泣いてしまいました。

となりの活発な女の子が、先生に言ってくれました。
「先生、純は、図工がものすごく得意なのよ。
 2年のときから、大人が描いたような絵を描いてたし、
 粘土なんかびっくりするほど上手だったよ。
 この人形の顔、純なら一人で作れるよ。」

先生は、慌てました。
「そうか。純、わるかった。ごめん。先生は謝る。純、ごめん。」
先生は私の机の横にしゃがんで、そう言いました。
私は、泣きながら、首を縦に何度か振りました。

しばらくして、私は泣き止み、隣の女の子にありがとうを言いました。

その日の、夜の7頃です。
背の高い先生が、私の家に来ました。
父と母が出ました。
玄関に座布団を出しても、先生は座ろうとせず、
「今日私は、純君を傷つけてしまいました。
 図工で作っている人形の顔が、あまりにもよくできていましたので、
『お家の人に、手伝ってもらったな。』と言ってしまいました。
周りの子達から、純君なら、このくらい作れると言われました。
純君には、あやまりましたが、それでは足りないと思い、
ご両親にも謝りに参りました。どうも、すいませんでした。」
先生は、そう言って、深く頭を下げました。

その当時、先生の身分は高くて、
先生が謝りにくるなど、大変なことでした。
父は、言いました。
「先生、そんなことでわざわざ見えるなんて、
 こちらこそ恐縮です。
 先生、ご心配には及びません。
 純は、家に帰って来ましてね。人形の首を私達に見せながら、
『先生から、お家の人に手伝ってもらったのかな。』
って言われたほどなんだよ。ね、すごいでしょう。
そう言ってました。
純は、泣いたそうですが、後から、すごく誉められたことになると、
気が付いたんでしょう。」
「そうですか。そうお聞きすると、私も救われます。
 しかし、教師として、不用意な言葉でした。
 反省し、今後気をつけます。」

先生が去った後、父は、
「純、いい先生だな。」と言いました。
「うん。すごくおもしろい先生だよ。」と私は、言いました。

先生は、その後2学期に、私をモデルにした劇を書き、
私を主人公にして、大きなホールでやる「連合演劇祭」に出させてくれました。
その劇に出たことで、私は、自信がつき、
クラスで、うるさいほどの活発な子供になりました。
いまでも、その先生に感謝をしています。


■次回予告■

エッセイを書きます。


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りえさんへ
今コメント機能が働きません。
ご返事ができず、こんなところに書いています。
うれしいコメントを、ありがとうございました。


marine55さん。
今コメントの返信機能が働きません。
↓  ↓  ↓
ここにご返事を書きました。見つけてくださると幸いです。


自叙伝「民君との別れ」

自叙伝「民君との別れ」


私は、小学校に上がる前に、保育園に2年いきました。
保育園で、私は、場面緘黙児(ある場面で、口を利かない子)でした。
保育園では、一切口を利きませんでした。
家に帰れば、近所の子と話すのです。
また買い物や近所の人と話すのも平気だったのに、
なぜか、保育園では、貝のように口を開きませんでした。

私は、近所の民君という子と、保育園に行きました。
民君も、私と同じく、変わった子でした。
民君は、自分のことを「ぼく」といっていましたが、
その他の言葉、動作、仕草が女の子だったのです。
民君は、上に6人もお姉さんがいて、
そんな中で育ったために、女の子みたいなのだと、理解していました。

二人の変わった子同士で、仲良しでした。
毎日、おしゃべりしながら行きますが、
保育園に着くなり、私は、無口になるのです。

民君は、多くの子にからかわれていました。
女、女と言われていました。

近所で遊んでいたとき、民君がからかわれました。
民君は、怒って石を投げようとしました。
私は、石を取り上げました。
「民君。ぼくは、『女』って言われても、平気だよ。」
私はそう言いました。
「そうなの?だから、髪伸ばしてるの?」と民君は私を見ました。
「そうだと思う。女の子の服着たいから。」
「ぼく、純の髪が長いの、うらやましい。」
(民君は、坊っちゃん刈りでした。)
「ぼくは、民君が女の子みたいで、うらやましい。
 ほんとは、民君みたいに、女の子の言葉話したい。」
「ぼく、自分はほんとは女の子だって思ってるの。」
「ぼくは、自分が男だと思ってるけど、女の子になりたい。」
「ぼく達、ちょっと違うけど、似てるね。」
「うん。そうだね。」と二人で笑いました。

このとき、私達は、本当に打ち解けました。

小学校にあがりました。
私は、場面緘黙では、無くなりましたが、学校では、内気な子でした。
それが、2年生になって、少しずつおしゃべりになりました。
民君とは、大の仲良しでした。
民君は、お姉さんから、ワンピースをもらって、
空き地の裏に行って、その服を着せてくれたりしました。

私は、民君がいないとやっていけませんでしたが、
民君も、私がいないとやっていけませんでした。

ところが、2年生の1学期で、私の家族は引っ越すことになりました。
私は、辛くて、そのことを民君に言えませんでした。
引っ越しの3日前まで、言えなかったのです。
でも、言いました。
民君は泣きました。
私も泣きました。

引っ越しの日、大きなトラックが来て、
荷物を積み終わり、家族も、トラックに乗りました。
私は、民君が自分の家の前に出て、ずっと私を見ているのを知っていました。
いざ、出発のとき、留めどなく涙が出てきました。
民君を見ると、腕を目に当てて、泣いていました。
そして、その内、しゃがんでしまいました。

民君のそばを通るとき、
「民くーん。」と叫びましたが、声になりませんでした。
振り返って見ましたが、民君は、いつまでも、しゃがんで泣いていました。

私は、これまで、何度も悲しい別れを重ねてきましたが、
民君との別れで、人生初の別れの悲しさを知りました。



※民君のことは、脚色し、物語として以前に書きました。
 物語「ぼくの民男くん」こちらは、大ハッピーエンドのお話です。



■次回予告■
エッセイを書きたいと思います。


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「思い出の女装映画・ブラウンさん」

「思い出の女装映画・ブラウンさん」

チャーリー・チャップリンと同世代に、
何人かの有名なコメディアンがいました。
バスター・キートン、ロイド、そしてブラウンさん。

私が、見たのはテレビでしたから、小学校3年生の頃です。
私は、ブラウンさんの思い出の女装映画を見ました。
その映画のことを今でも、よく覚えています。

こんな映画でした。(記憶に添って、補作してあります。)

テントを張ったサーカス団がやってきました。
紳士であるブラウン氏は、背広にネクタイ、帽子のきちんとした格好で、
サーカスを見に来ます。
その中の曲馬乗りの美女=マリアに、ブランさんは一目惚れをします。
サーカスが終わり、団員は、自分の小テントに戻ってきます。

曲乗りの美女マリアもテントに来ますが、
入るなり、金髪の頭を引っ張ると、中には男性の黒い短髪。
マリアは、ドレスの裾を太ももまで上げて、
「ああ、暑い、暑い。」と、男の声で言い、団扇で扇ぎ始めます。

すると、テントの入り口で、
「マリア、ファンの方が一人見えているんだ。」
と声がします。
マリアは、あわててスカートを下し、金髪のかつらをかぶり、
鏡に向かって、髪を整えます。
「いいわよ。どうぞ。」という声は、女性の声になっています。
(一人の男の声優さんが、限りなく女性に近い声を出しやっていたようです。)

ブラウン氏は、腕いっぱいの大きな花束をかかえ、入ってきます。
「どうぞ、これを。」とブラウン氏。
「まあ、こんなに大きな花束をいただいたの初めてだわ。」
とマリアは、喜びます。
ブラウン氏は、あなたは素晴らしいというような言葉を何度も言い、
去って行きます。

その日から、ブラウン氏は毎日贈り物をもってやってくるのですが、
その度に、男から慌てて女装するマリアの姿がコミカルに描かれます。

マリアの役をやっているのは男優さんでした。
しかし、女装して金髪のかつらを被ったマリアは、完璧な美女になりました。
私は、そのことに、興奮しっぱなしだったのです。

あるとき、マリアの友人が、テントに入ってきます。
「あの紳士は、マリアに首ったけだな。」
「ああ、これ見てみろよ。真珠のイアリング、ダイアのブローチ、ネックレス。
 毎日、こんな高価なものをくれる。俺、気が咎めてならないんだ。」とマリア。
「男にとって惚れた女に貢ぐのは、喜びってもんさ。」
「女ならな。だが俺は女じゃない。あんな純朴な紳士をだましているのは辛い。
 これじゃあ、詐欺と同じだ。」
「あの紳士が勝手にお前を女だと思っただけだ。お前がだましたわけじゃない。」
「あの人の前で、女の振りをし、女の声を出し、女の言葉を使った。だましたと同じだ。
 いっそ俺が、本物の女だったら、どれほどいいかと思ったよ。」

友人は、しばし、マリアを見る。
「マリア、まさか、あの紳士に惚れたのか?」
「じょ、冗談はよせ。男の俺が、どうやって愛せる。」動揺するマリア。
「お前は、女のときは、いい女だ。気を付けた方がいい。
 相手を本気にさせる前に、冷たくしろ。」
友人はそう言って行ってしまいます。

マリアが悩んでいる映像が、少し入ります。

ブラウン氏がマリアを訪れている場面になります。
「マリアさん。あなたは、ずっとサーカスで曲馬乗りをやっていくつもりですか。」
「そんなつもりはないわ。いつ大けがをするかもわからない。」
「じゃあ、辞めてもいいのですか。」
「ええ、平凡に暮らすことが夢よ。」
「じゃあ、私といきましょう。結婚して欲しいんです。」
 実は、団長にお金を払い、あなたを自由の身にしました。」
「ほんと?でも、あたし、あなたとは行けないわ。」
「私が嫌い?」
「そんなことない。でも、だめなの。」

ブラウン氏は、マリアの手をとって、海辺のモーターボートに連れて来ます。
「行けないわ。ブラウンさん。あたしにそんな資格はないの。」
「資格は、あります。」
ブラウン氏は、マリアをとうとうモーターボートの後部へ座らせます。
隣にブラウン氏が座ります。
運転士が、モーターボートを発進します。

ボートの中。
何度も打ち明けようとするマリア。

「ブラウンさん。ボートを止めて。
 実は、あたし、男なの。」
うつむくマリア。
マリアのアゴを上げて自分を見させるブラウン氏。
「私が愛しているのはマリア、君なんだ。
 男か女か、そんなこと、どっちでもいいさ。」

喜ぶマリアの顔。
キスをする二人。

遠ざかるモーターボート。

<Fine>


女装シーンをたっぷり楽しみ、
最後の、ブラウンさんの言葉に感激しました。
喜劇だから、「アチャパ~」くらいで終わるのかと思っていました。
それが、最後の最後にブラウンさんのステキな言葉です。
幼心に焼き付いて、今でも覚えています。

あの昔に、なんて進歩的な映画だろう。
今でも、そう思っています。


■次回予告■

エッセイを書きます。


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旅芝居・女形(おやま)さんとの出会い

昨日は、危険な記事を書いてしまい、申し訳ありませんでした。
あの後、少し凹んでしまいました。
こういうときは、幼いときのことを書くと、心が清らかになります。
チンドン屋さんのアリスさんと、もう一人、私は、出会いました。

================================  

旅芝居・女形(おやま)さんとの思い出

私が、小学校に上がった、1年生のころです。
駅へ向かう「中通り」というところがあって、
商店と商店の間に、空き地があり、
そこに、小屋が組み立てられていました。
やがてその小屋は、芝居小屋になりました。
屋根も周りの壁も、すべてテントに使うような、
分厚い防水の厚い布でした。

小屋が出来ると、お芝居の一座の人がやってきました。
小屋は、ある程度オープンで、中に入って見ることができました。

私は、好奇心が強かったので、恐る恐る入って、見ていました。
役のある人は、舞台の上で、化粧をしていました。
私が立っているのは、椅子のある地面でした。

その人は、男の短髪でしたが、
赤い長じゅばんを着て、胸の下あたりに帯を巻いていました。
男にしては、顔がとても優しい人でした。
でも、チンドン屋さんの女装を見ていた私は、その人が男だろうと思っていました。

その人は、台の前で、鏡を覗きながら、どんどん化粧をしていきます。
腕に、白粉を塗り、首、顔を塗りました。 
そして、顔を描いて行きます。
細い眉になり、目に黒いラインを入れます。
頬紅、そして、唇に赤を指しました。
すると、髪を除いて綺麗な女の人になりました。

それから、その人は、日本髪のかつらを被りました。
そこで、完全に綺麗な女性になりました。

町娘の衣装を着て、できあがりました。

私は、それを見て、興奮してたまらなかったのです。

着物のとき、その人は、立って、いろいろな動作をしましたが、
それは、女性のものでした。
アリスのお姉さんは、休憩時間、男丸出しでしたが、
その人は、舞台の無いときも、女性なのでした。

着物を着終ったとき、
その人は、一人立っている私のところへ来たのです。
そして、しゃがんで、私を見つめます。

「女の子に見えるけど、男の子かな?」といいました。
「男です。」
「アタシばっかり見ていたでしょう。」
と言いました。女言葉であることに、感激しました。
「は、はい。」と私は言いました。
「男が女に化けるの、見るの好き?」
「はい。」
「そうなんだ。アタシも、小さい頃から好きだったよ。」
「ほんと?」
「うん、女の子の格好したくてたまらなかった。」
「ぼくも。」
「そう。」
その人は、そう言ってにっこりすると、お菓子を紙に包んでくれました。

「舞台は、2時からだから、家の人と見にお出で。」
「はい。」

その人との会話は、そこまででした。
でも、お話ができただけでも、感激でした。
女の子になりたいのは、自分だけじゃないんだと思いました。
それを、うれしく思いました。

お芝居は、祖母が一緒に行ってくれることになりました。
あの人は、お茶屋の娘でした。
声が、舞台用の女性の声になっていて、
私は、興奮のしっぱなしでした。

お芝居のあと、私は、もうあの人を見に行きませんでした。
恥ずかしいのと、1度で十分と思ったからです。

アリスのお姉さんと、旅芝居のお姉さんは、
私の幼年時代の忘れられない人です。



■次回予告■
エッセイを書くと思います。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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