GIDの里奈①「里奈、紗枝への思い」

少し、調子を変えて、GIDのことを書いてみようと思います。
私は、GIDではありませんので、見当違いがありましたら、お許しください。

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堀口里奈は、中学1年生のとき、性同一性障害の診断を受け、
以来女性ホルモン投与を受けてきた。
学校での扱いは、女子として受けてきて、
女子の中で学校生活を送ってきた。

短大の2年から就職活動をつづけ、
自費出版をしている文光社というところに就職が決まった。

里奈は美貌であった。
背は、165cmで、中学からのホルモン投与で、
胸はCカップあった。
脚が長く、すばらしい女性体形に恵まれた。
女子の中で、8年以上生活してきたので、
仕草、動作、表情など、どこをとっても女性であった。
里奈は、最後の男性部分だけは、手術の決断を迷っていた。

里奈の勤めることになった「文光社」は、
アマチュアの出版希望の客が相手で、
客と打ち合わせる、一階のフロアーは、
特別に内装に力が入れられていた。
そして、さらには、客が初めて会社に足を踏み入れる玄関と、
正面の受付は、重要であった。
そして、受付嬢は、容姿端麗でなければならなかった。

受付嬢のコスチュームは、とてもシャレていて、
紫のブラウス。
藤色のベストの上に、同色のポンチョを被る。
白い手袋。
そして、ツートンカラーのハットを被っている。

里奈は、この栄えある受付嬢のポストに、
160人から2人という難関を突破して合格した。
自分と組になる受付嬢が、もう一人いる。
きっと美人にちがいない。
性格のいい人だったらいいなと里奈は願っていた。

四月1日。
里奈は、自分と隣合う、受付嬢、坂井紗枝に会って、心が躍った。
美人であり、どこか可愛い。聡明そうな目が魅力的だった。
「お友達になりたい。が、それ以上に…。」
と里奈は、最後の思いを打ち消した。
里奈は、心の中に、『男』の部分が残っていると自覚している。
その部分が、女性を異性と見てしまうのだ。
もちろん、自分は女であるから、男性の方が好きなのではあるが。

里奈は紗江が好きでたまらなかったが、
会社が終わって、初めてお茶に誘えたのは、六月の末であった。
「坂井さん、終わった後、お茶でもしない?」
まだお互いを苗字で呼んでいた。
「ええ、いいわね。堀口さん、いいところ知ってる。」
「うん。一つね。」

勤務中はおしゃべりができない。
喫茶店で話してみると、すごく気が合って、
その日から、毎日、30分くらいお茶を飲んで帰るようになった。

そして、11月の中ごろは、お互いを名前で呼び、
昔からの友人のように親しくなった。

その頃、里奈は紗枝に対して、恋愛感情を持っている自分に気がついた。
夢の中で、二人とも裸になって、里奈は紗枝に抱かれていた。
この上ない幸せなときだった。
そして、紗枝は里奈に口づけをしてくれたのである。
リップのいい香りがした。

はあ…と性的な感情があふれて、目が覚めたら、自分のショーツを汚していた。
過去にも何度もあった。
里奈は、21歳になって、お△にーをまだ知らなかった。

里奈は、紗枝と帰るとき、
「今日、あたしのマンション寄って行かない。明日休みだし。」と勇気を出して言ってみた。
「いいね。里奈の住んでるところ、見てみたいし。」と紗枝はすんなりOKだった。
こんなことなら、もっと早く誘うのだったと里奈は思った。
里奈は、その日、紗枝に自分の体のことを打ち明けるつもりだった。

軽く夕食をとり、里奈のマンションに行った。
1LDKのマンションだ。
里奈は、ソファーの前にコタツを置いている。
コタツで向かいながら、とりとめのない話をし、
里奈は、決心したことを、言うことにした。

紅茶を前にして、里奈は言った。
「紗枝さ、性同一性障害って知ってる。」
「知ってるよ。」
「どう思う?」
「どう思うって?」
「そばに、そういう人がいたら、キモイなんて思う?」
「思わないよ。障害じゃない。キモイなんて思っちゃ失礼よ。」
「そう。」
「里奈、なんでそんなこと聞くの?そばにそんな人いるの?」
「うん。すごくそばに。」
「ご兄弟?」
「もっと、そば。」
そのとき、紗枝は、はっと口を押えた。
「まさか、まさか、…里奈?」
「うん。」里奈はうつむいた。

「そうだったんだ。いままで、ずいぶん苦労したでしょうね。
 でも、今の里奈、女の子と何も変わらないよ。100%女の子だよ。」
「ありがとう。でも、悩みがあるんだ。あたし、お△にーやったことないの。
 あたし、まだ、男のものがついてるのね。
 それって、あたしにとっては、見たくも、触りたくもないのもなの。
 だから、こんな年になっても知らないでいるの。
 だから、ときどき、性的な欲求が高まって、気が狂いそうになるの。」

「わかったわ。とにかく、お△にーは、知っていなくちゃ。
 知らないと苦しいだけなの。里奈辛かったでしょう。」
「高2のとき、試しにやってみようおとして、失敗した。」
「どうやったの。」
「にぎにぎしてみたの。」
「それじゃだめよ。あたし男じゃないけど、知ってる。
 里奈、人指し指出して。」
里奈は出した。紗枝はその里奈の指をにぎって、
「にぎにぎはこうでしょ。こうじゃなくて、上下にこうなの。」
と紗枝は、教えた。

「そうかあ、わかった。ちょっとした違いだったのね。」
「心配だから、ちょっとやってみて。」と紗江が言う。
「ここで?」
「うん。女同士と同じでしょ。」
里奈は、コタツの中で、ショーツを取った。
そして、試し始めた。
にぎにぎでは、変化がなかったのに、上下では、すぐ変化があった。
大きくなってくる。ビックリするほど。
どんどん気持ちがよくなり、インランな気持ちになってくる。
里奈を紗枝はじっとみていた。
「ああ、なんか変、お漏らししたい感じ。」
「いいの、それでいいの。」と紗枝。

里奈は、そばにあった顔ふきタオルを、スカートの中に入れた。
「ああん、紗枝、紗枝、来て。」
紗枝は、そばに来た。
「あたし、気が変。気が狂いそう、あたしを抱いて。
 紗枝、紗枝、もうだめ、紗枝、あたしにキ・スして。」
里奈の断・末・魔の声を聞いて、
紗枝は、思わず、里奈にキ・スをして、里奈を強く抱いた。
かなり、深くキ・スをした。

里奈は、体をぴくぴくとさせ、落ち着いていった。
「紗枝、ありがとう。キ・スしてくれて。
 女同士でなんて、いやだったでしょう。」
「あ、いいの。里奈にキ・スせざるをえない気持ちだったの。
 里奈可愛いし。全然、嫌な感じじゃなかった。」
紗枝は、そう言って、考え込んでいるようだった。


つづく(次は、「里奈への気持ちに迷う紗枝」です。)





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女装警官・里奈とルナ・「エピローグ」

浩介とルナとの女子警官の仕事が、1週間になる。
夜の10時過ぎ、二人は、徒歩による見周りをしていた。
暴力団の事務所のある、一番危険な通りを中心に、
賑やかな通りを回っていた。

二人は、お店の人などに、必ず「こんばんは。」と挨拶をする。
そのため、界隈では、なかなかの人気であった。
二人を美人婦警さんと呼ぶものもあった。

その夜、二人はいつものように、お店が途切れて、
暗くなっているところのにあるバス停までいった。
こんな暗いところにバス停があるのは、
危険であり、考えて欲しかった。

その時刻になっても人が降りてくる。
子供や女性まで。
その日、高齢の老婦人が降りてきた。
着物姿で、杖を持ち、腰がかなり曲がっているおばあちゃんだった。

「こんな時間に危ないよねえ。」とルナが言った。
「ほんと、ここいらもう暗いのに。」と浩介。
老婦人は、しばらくバス停を降りて立っていた。
二人は少し急ぎ足でちかづいた。
「道が分からないのですか。」とルナが言った。
「ええ、このそばにお寺があって、それをつききったところなんですが。」
と老婦人。
ルナは、老婦人が持っていた紙を見て、
「三宝ビルですね。分かりますから、ご案内します。」
と言った。
そのとき、浩介は、心にひっかかるものがあった。

ちょっと、ルナの袖をとって、
「ルナ、あたしは、あとからついて行く。
 このおばあちゃん、かなり怪しいから、気をつけて。」
そう小声で言った。
浩介は、よく聞こえるように、
「ルナ、あたしは、向こうのパトロールに行くね。
 また、ここで落ち会おう。」
そう言って先を行った。

ルナは、おばあちゃんの速さで、ゆっくりと行った。
やがて、お寺に来た。
『この時刻に、おばあちゃんは、こんな暗いところを一人で、行く気だったんだろうか。』
ルナは、そう思いながらも、おばあちゃんとお寺に入って行った。
浩介は、訳10メートルを保ちながら、二人をつけていた。

お寺のちょうど中ほどに来たときだった。
ルナを先に行かせ、その老婦人が、行きなり後ろからかかってきて、
ルナの胸をだくようにして、ルナのちぶさを揉んできた。
「キャー、おばあちゃん、何するの?」ルナは叫んだ。
「はは、ここは誰も来やしないぜ。
 一度女警官をやりたかったんだ。
 おお、いいぜいいぜ、女警官はたまらねえ。」
「いやん、いやん、やめて、やめてください。」とルナはもがいたが、
小柄なその男の力は案外強い。
ルナは、すぐにでも男を投げ飛ばすことができたが、
男がどこまでやってくるのか、見届けたい気持ちもあった。

「あははは。たまらねえ。女警官が一番やり甲斐があるぜ。」
 男は、片手をルナのスカットのスリットに入れて、
 ルナの下半身をさぐってきた。
ルナは、男のものは、股間に回し、ショーツの上にいつもガードルを履いているので、
だじょうぶだった。
 しかし、ガードルをなでただけでも、男は、息を弾ませて興・奮していた。
 男は、ルナの片手を取って、
「さあ、婦警さんよ、俺のをさわってみな。
 今、びんびんだぜ。」
男は、着物の中は、ノーパンとみえる。
ルナとを開いた着物の間に入れ、びんびんのものをルナに触らせた。
「いや~、いや~。」とルナは、叫ぶ。

浩介はそばのやぶにいて、いつでも飛び出すことができたが、
ルナがどうするか、見ていたかった。

「ははは、男のびんびんのものは、いいだろう。
 婦警さん、お前さんも、感じてきたか。男は初めてか?これが男だぜ。」
ルナは、とんまな男だと思った。
触らせられたびんびんのものの付け根に二つのボールをしまってある袋がある。
ルナは、それを、力の限りにぎった。
男は、ギャーと言って、手を離し、「おおおお。」と言いながら、
股間に手を当てて、うずくまったまま、動けなくなっていた。

やぶの中から、浩介が顔を出した。
そして、胸ポケットの無線で、パトカーの要請をした。
男の手を紐で縛った。

「里奈、何でわかったの。」とルナ。
「この男が被っている老人のカツラから、男の黒いコメ髪が見えたの。
 男は、横そろえに真っ直ぐコメ髪をきるじゃない。
 それから、着物姿に、スニーカーと言うのが変。
 スニーカーは分かるけど、それなら、普通の動き安い服の方が断然いい。
 さっき、見てたら、ルナにあれを触らせるために、着物だったのね。
 だいたい、おばあちゃんが、こんな時間に、こんなお寺を通るものですか。
 ま、そんなわけなの。」
「わあ、里奈、するどい。推理探偵になれるかも。」とルナ。
「ルナは、人を疑わなさ過ぎ。そこがいいところでもあるんだけれど。」

「胸触られたとき、どうしてすぐ投げを打たなかったの?」浩介が聞いた。
ルナは浩介の耳元で、
「あのとき、すごい女になった気分がして、もう少し、もう少しって思っちゃったの。」
「まあ、どんな凶器もってるかわからないんだから、今度は、すぐ投げるのよ。」
と浩介は、いさめた。

女性警官1週間にして、初のお手柄だった。



明日は、初めて二人そろっての非番だった。
二人は、洗濯用に、女性警官の服をもってきていた。
二人で、ベッドに並んだとき、ルナが言った。
「これ着て、ニャンニャンすると、気分出ると思わない?」
「だめよ。神聖なる制服だもん。その代わり買って置いたんだ。
「なに?」
浩介は、箱の中のものを見せた。
「わあ、宴会用の、女性警官の服ね。わあ、おもしろい。」
「スカートなんか、かなりミニで、帽子までついているの。
 それに警縄(肩にかけてあるロープ)までついてるの。」

二人は、宴会用の制服を着た。
スカートがミニで、スリットがついているので、あそこにすぐとどく。
「ショーツを脱ぐのよ。」とルナが言った。
「あーん、恥ずかしいわ。スカートの真ん中が尖がっちゃう。」浩介が言った。
浩介の言う通り、スカートの真ん中が、尖がってしまっている。
「いつも、里奈にやってもらっているから、
 今日は、里奈を丘してあげる。」
ルナは、そういうと、肩にかかっている警縄を2人分はずした。

浩介をドレッサーのストールに座らせ、
あっという間に浩介の上半身を縛った。
「ルナ、上手ね。全然手が動かせないわ。」
「だって、警察学校で習ったじゃない。」

ストールの上に上半身を縛られた、浩介がいる。
鏡をみると、興奮してくる。
ルナは、浩介にキ・スをした。
「ああ、いい感じ。縛られてるって、興・奮する。」
「そうよ。」
そういいなが、ルナは、浩介のスカートに手を入れた。
ミニのスカートのスリットから、浩介の男のものは、間際まで来ている。
ルナは、そっとそれをなで始める。
浩介は、膝を固く閉じている。
「だめ、膝をもっと開けるの。」
「だって、恥ずかしいわ。鏡の前よ。」
「じゃあ、自然に開くわ。」
ルナは、そういって、浩介のももをあいぶして、
手を、ももの間に入れて来た。
「ああ、理性がなくなっていく、あたし、開いてしまう。」
「そうよ、思いきり開くの。」
「ああ、だめ、開いちゃうわ。」と浩介。
ルナは、キ・スをしながら、浩介のももを開いた。

浩介の脚は、大きく開いてきた。
その中央に、女にあってはならない物が、天を向いて固くなっている。
「ああ、あたしって、破廉恥。いや、いや~ん。」
「あたしのことお姉様って言って。」ルナはいった。
「ああん、お姉様、許して、あたし、そろそろアウトなの。
 ああ…。」浩介は、甘えた声になっていった。
「里奈、ステキ、鏡を見て。あられもない姿が映っているわ。」
「ああ、はずかしい。あたし、丘されてるの?」
「そう。丘されて、どんどん女になるの。」
「ああ、たまらない。あたし、イくわ。もうだめ、イかせて。」
「いいわ。」
ルナは、そういって、浩介の熱いものを口に含んだ。
「あああ、だめえええええ。」
浩介は、身を振るわせて、ルナの口の中に放出した。

その後、浩介は縄を解かれ、
今度は、ルナを縛って、
ルナをレイプしたことは、言うまでもない。
浩介は、2度めだったので、放出に時間がかかった。
その間、ルナは、悲鳴を上げ続け、
身も心も女への道を、真っ直ぐに堕ちていった。
浩介が、狂ったように荒々しくルナを扱ったことも、
ただ、ルナを喜ばせるだけだった。
二人の夜は長かった。


<おわり>

女装刑事・清水浩介⑤「万年女装刑事」

今日で、最終回です。終わりまで読んでくださってありがとうございます。

※尚、「エピローグ」がアクセス不可になりましたので、この記事の末に書きなおしたものを載せました。読んでくっださるとうれしいです。

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ベッドの上に二人はいた。
二人とも体は女ではないので、必ずスリップを着ていた。
キ・スをして、ショーツをとった下半・身を擦り合っていた。
「里奈、あたし、一つ打ちあけることがあるの。笑わない?」とルナ。
「なんでも言って。」
「今まで、恥ずかしくて言えなかったんだけど、あたし、お尻好きなの。
 いつもウォシュレットで奥まで綺麗にして、クリーム塗ってあるの。」
「そうなの。あたし、されるの苦手だけど、するのはできるよ。」
「ほんと。じゃあ、いい?そっとしてね。」
ルナは、うつ伏せになった。
浩介は、クリームを指にとって、ルナの穴に、そっと入れた。
「ああん。」とルナが声を出す。
「じゃあ、いくよ。」
浩介は、ルナとスプーンが重なるように、一つになった。
「どう?」
「いい。このまま、あたしを突いて。」
「あたし、男の子みたいに腰を使うのはずかしいから、
 このまま、体を上下するね。」
「うん、それで、十分。」
浩介は、体を上下した。
「あ…あん。」とルナが声を出す。
浩介は思った。このままでは、可愛いルナの顔が見られない。
「ルナの顔が見たい。」
「じゃあ、こうするの。」
ルナは、仰向けになって、腰の下に枕をいれた。
「ね、これならみえるでしょ。」
「うん。見える。」
浩介は、ルナの顔を見ながら、体を前後に動かした。
ルナの苦しいような、うれしいような顔が見える。
浩介はふと思った。
これなら、ふつうの男女と変わらない。
ルナの胸にちぶさがないだけの違いに思えた。
浩介は、どんどん気分が出てきて、
ルナの脚をカエルに開いて、どんどん奥に入れていった。
「ああ、ああ…。」とルナが恍惚の表情をする。

「ねえ、こんなこともできるのよ。」
ルナはそう言って、浩介を仰向けに寝かせ、浩介を顔がみえるように
またいで、浩介の熱い部分を自分の中に入れた。
そして、ルナは、自分の体を上下して行く。
ああ、この体位も男女の間で見たことがある。
外から見ても少しも男女の営みにかわらない。
ルナは、長い髪を振り乱して、体を上下する。

「ルナ、いいの。」
「ええ、いいの。なんにもされなくても、前から出ちゃう。」
ルナはベッドのクッションを利用して、激しく体を揺らす。
「ああ、里奈、あたし、来る、波がくる…。」
「あたしも、ああ、ルナの姿がたまらない。いきそう…。」
「あたしもいく、ああ、あ……あ。」
「あたしもいく。ああ……あ。」
「里奈、あたし女みたい?」
「女の子そのもの。」
「ああ、うれしい…。あ、あ………あ・・・。」
ルナがいき、浩介も、ルナのお腹の中に放出した。

いろいろなところを拭き、二人は、抱きあった。
「ルナ、今日分かった。男どうしでも、
 男女とほとんど同じようにできるんだね。」
「そう。あたしの気分としては、完全に丘されてる気分。
 でも、里奈は、男の気分でしょ。」
「そうだね。でも、あたしは、男が混じってるから、平気。
 ルナは、100%女の子なんだね。」
「そうなの、救いようのないほど女なの。」

明くる朝、今日が女装警官の最後の日だった。
二人は、普通の女装の格好で、署に向かった。
5時は、早番と遅番の職員がみんな入るときだった。

警部が、署員全員を集めた。
「ええ、今日で、女装警官を使っての最後の日になった。
 この1ヶ月、ハードな仕事をこなしてくれた4人には、厚い拍手を送りたい。」
みんなで、拍手をした。

「今年度の、女装警官では、
 今まで犯行を重ねてきた婦女暴行の犯人を捕まえたり、
 引ったくりの常習犯を捕まえるなど、
 目覚しい成果を上げることができた。
 そこで、私は、上司にある話を持っていったんだ。
 すると、それは、なかなかいいだろうということになった。

 清水浩介と高木研二の二人は、女装警官としての水準が、
 本物の女性と区別がつかないくらい高い。
 そこで、この二人は、万年女装警官として、
 とりあえず来年の三月まで、
 女装警官のとして任務に当たってもらいたいと思う。」

みんなから、すごい拍手がわいた。
二人は、『やったー!』と思う気持ちを隠すのがやっとだった。

警部は続けた。
「みんなも知っている通り、
 この地区は暴力団の事務所があるし、
 いかがわしい麻薬取引、その他、
 他の地域にはない危険な場所が多くある。

 そこを、婦人警官に任せるのは、
 大きな危険が伴う。
 その店、清水君は合気道3段であるし、
 高井君は、合気道2段である。
 合気道3段とは、相手が刀をもっていても、
 それを取り上げ投げを打てる実力だ。
 誠にたのもしい。
 で、二人は、そういう怖いところの歩行パトロールと、
 交通課に協力する意味で、 時々、ミニの車に乗り、
 怖い地帯の交通違反の取り締まりに、当たって欲しい。

 昼間は、いつもの事務職に当たってもらう。
 そこで、毎回着替えるのもたいへんであるので、
 二人に、婦人警官の制服を用意し、これを貸与する。
 二人が、とくに嫌でなかったら、
 通常はこれを来て、任務にあたってほしい。」

浩介と、研二は、互いに目を合わせ、脚をつねりあった。
『最高!』とお互いのサインだ。

「えー、尚着替えるところだが、106号室、
 狭くて申し訳ないが空き部屋を更衣室とし、
 ロッカーを置く。その向こうの車椅子用のトイレを、
 使ってもらうことにする。どうかな?」
と警部は、みんなを見わたした。

婦人警官が手を上げた
「あの、このお二人なら、ほとんど女子に見えますので、女子更衣室や
女子トイレを使っても、わたしは、気になりませんが。」
彼女を応援する拍手が起こった。

警部。
「君達の寛容な言葉はうれしいが、
 まあ、とりあえず、今年は、さっき言ったようにしよう。

 では、清水君、高木君、君たちを女扱いしているわけではないんだ。
 君達の資質をフルに発揮してほしいと願っているわけなんだ。」

浩介と研二は、
「はい、自分としても、大変やり甲斐のある仕事だと思います。
 この任務に全力で取り組みます。」
「同じであります。全力で取り組みます。」
と言った。

警部。
「じゃあ、これで終わりだが、みんな、
 この二人の婦人警官の姿を見たがっているのじゃないか?
 みんな、そうだろう?」
「はい、そうです!」とみんなのすごい声と拍手おきた。
「ほら、サービスに、今すぐ着替えて着なさい。
 部屋に制服は置いてある。」と警部。
「はい。」といわれて、二人は飛んで言った。

部屋に入ると、ルナは、
「なんだか、夢見たい。」といった。
「ほんと、こんなことになるなんて。」

上は紺の厚手のブラウス。ポケットが左右に付いている。
肩にベルトのマーク。
下は、膝上のタイトスカート。中央にスリットがはいっている。
そして、細いネクタイ。ポケットがたくさんある上着。
最後に、婦人警官の帽子を被る。
出来上がり。

みんなの所にいくと、すごい歓声だった。
「似合うなあ。」と警部は言った。
浩介は言った。
「みなさま。わたし、女でいますときは、
 清水里奈と呼んでくださいませ。
 こんな風に女の声も出せますので、
 ビックリしないでください。」
わーと拍手が起こった。
「里奈ちゃーん。」という声。
「えー、わたくしは、高木ルナでお願いします。女の声は出せませんが。」
「ルナちゃん、もう、出てるよ。」との声があって、みんなが湧いた。
署内はまれにみる盛り上がりだった。

「はい、解散!」と警部は大きな声で言った。

「警部捕、今年は、去年より、少しおもしろくなりそうだね。」
「はい、そうですね。毎日来る楽しみがありますね。」
「あははは。」
と二人は笑った。

この二人の会話は、全署員の気持ちを代弁していた。
みんなが、思っていた。
今年は、楽しくなりそうだ。


<おわり>

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エピローグ

「エピローグ」がアクセス不可になりましたので、書きなおしたものをここに置きます。
読んでくだされば、うれしいです。

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浩介とルリとの女子警官の仕事が、1週間になる。
夜の10時過ぎ、二人は、徒歩による見周りをしていた。
暴力団の事務所のある、一番危険な通りを中心に、
賑やかな通りを回っていた。

二人は、お店の人などに、必ず「こんばんは。」と挨拶をする。
そのため、界隈では、なかなかの人気であった。
二人を美人婦警さんと呼ぶものもあった。

その夜、二人はいつものように、お店が途切れて、
暗くなっているところのにあるバス停までいった。
こんな暗いところにバス停があるのは、
危険であり、考えて欲しかった。

その時刻になっても人が降りてくる。
子供や女性まで。
その日、高齢の老婦人が降りてきた。
着物姿で、杖を持ち、腰がかなり曲がっているおばあちゃんだった。

「こんな時間に危ないよねえ。」とルナが言った。
「ほんと、ここいらもう暗いのに。」と浩介。
老婦人は、しばらくバス停を降りて立っていた。
二人は少し急ぎ足でちかづいた。
「道が分からないのですか。」とルナが言った。
「ええ、このそばにお寺があって、それをつききったところなんですが。」
と老婦人。
ルナは、老婦人が持っていた紙を見て、
「三宝ビルですね。分かりますから、ご案内します。」
と言った。
そのとき、浩介は、心にひっかかるものがあった。
ちょっと、ルナの袖をとって、
「ルナ、あたしは、あとからついて行く。
 このおばあちゃん、かなり怪しいから、気をつけて。」
そう小声で言った。
浩介は、よく聞こえるように、
「ルナ、あたしは、向こうのパトロールに行くね。
 また、ここで落ち会おう。」
そう言って先を行った。

ルナは、おばあちゃんの速さで、ゆっくりと行った。
やがて、お寺に来た。
『この時刻に、おばあちゃんは、こんな暗いところを一人で、行く気だったんだろうか。』
ルナは、そう思いながらも、おばあちゃんとお寺に入って行った。
浩介は、訳10メートルを保ちながら、二人をつけていた。

お寺のちょうど中ほどに来たときだった。
ルナを先に行かせ、その老婦人が、行きなり後ろからかかってきて、
ルナの胸をだくようにして、ルナのち・ぶさをもん・できた。
「キャー、おばあちゃん、何するの?」ルナは叫んだ。
「はは、ここは誰も気やしないぜ。
 一度女警官をやりたかったんだ。
 おお、いいぜいいぜ、女警官はたまらねえ。」
「い・やん、い・やん、やめて、やめてください。」とルナはもがいたが、
小柄なその男の力は案外強い。
ルナは、すぐにでも男を投げ飛ばすことができたが、
男がどこまでやってくるのか、見届けたい気持ちもあった。

「あははは。たまらねえ。女警官が一番やり甲斐があるぜ。」
 男は、片手をルナのス・カートのスリットに入れて、
 ルナの下半身をさぐってきた。
ルナは、男のものは、股間に回し、ショ・ーツの上にいつもガードルを履いているので、
だじょうぶだった。
 ガードルをなでただけでも、男は、息を弾ませて興奮していた。
 男は、ルナの片手を取って、
「さあ、婦警さんよ、俺のをさわってみな。
 今、びんびんだぜ。」
男は、着物の中は、ノ・ーパンとみえる。
ルナとを開いた着物の間に入れ、び・んびんのものをルナに触らせた。
「い・や~、い・や~。」とルナは、叫ぶ。

浩介はそばのやぶにいて、いつでも飛び出すことができたが、
ルナがどうするか、見ていたかった。

「ははは、男のび・んびんのものは、いいだろう。
 婦警さん、お前さんも、感じてきたか。男は初めてか?」
ルナは、とんまな男だと思った。
触らせられたび・んびんのものの付け根に二つのボールをしまってある袋がある。
ルナは、それを、力の限りにぎった。
男は、ギャーと言って、手を離し、「おおおお。」と言いながら、
その袋に手を当てて、うずくまったまま、動けなくなっていた。

やぶの中から、浩介が顔を出した。
そして、胸ポケットの無線で、パトカーの要請をした。
男の手を紐で縛った。

「里奈、何でわかったの。」とルナ。
「この男が被っている老人のカツラから、男の黒いコメ髪が見えたの。
 男は、横そろえに真っ直ぐコメ髪をきるじゃない。
 それから、着物姿に、スニーカーと言うのが変。
 スニーカーは分かるけど、それなら、普通の動き安い服の方が断然いい。
 さっき、見てたら、ルナにあれを触らせるために、着物だったのね。
 だいたい、おばあちゃんが、こんな時間に、こんなお寺を通るものですか。
 ま、そんなわけなの。」
「わあ、里奈、するどい。推理探偵になれるかも。」とルナ。
「ルナは、人を疑わないからなあ。そこがいいところでもあるんだけれど。」

「胸さわ・られたとき、どうしてすぐ投げを打たなかったの?」浩介が聞いた。
ルナは浩介の耳元で、
「あのとき、すごい女になった気分がして、もう少し、もう少しって思っちゃったの。」
「まあ、どんな凶器もってるかわからないんだから、今度は、すぐ投げるのよ。」
と浩介は、いさめた。

女性警官1週間にして、初のお手柄だった。



明日は、初めて二人そろっての非番だった。
二人では、洗濯用に、女性警官の服をもってきた。
二人で、ベッドに並んだとき、ルナが言った。
「これ着て、ニャンニャンすると、気分出ると思わない?」
「だめよ。神聖なる制服だもん。その代わり買って置いたんだ。
「なに?」
浩介は、箱の中のものを見せた。
「わあ、宴会用の、女性警官の服ね。わあ、おもしろい。」
「スカートなんか、かなりミニで、帽子までついているの。
 それに警縄(肩にかけてあるロープ)までついてるの。」

二人は、宴会用の制服を着た。
スカ・ートがミニで、スリットがついているので、あそこにすぐとどく。
「ショ・ーツを脱ぐのよ。」とルナが言った。
「あーん、恥ずかしいわ。スカ・ートの真ん中が尖・がっちゃう。
ルナの言う通り、スカートの真ん中が、尖が・ってしまっている。
「いつも、里奈にやってもらっているから、
 今日は、里奈を丘・してあげる。」
ルナは、そういうと、肩にかかっている警縄を2人分はずした。

浩介をドレッサーのストールに座らせ、
あっという間に浩介の上半身をしば・った。
「ルナ、上手ね。全然手が動かせないわ。」
「だって、警察学校で習ったじゃない。」

ストールの上に上半身を縛られた、浩介がいる。
鏡をみると、興・ふんしてくる。
ルナは、浩介にキ・スをした。
「ああ、いい感じ。縛られてるって、興・ふんする。」
「そうよ。」
そういいなが、ルナは、浩介のスカ・ートに手を入れた。
ミニのスカ・ートのスリットから、浩介の男のものは、間際まで来ている。
ルナは、そっとそれをなで始める。
浩介は、膝を固く閉じている。
「だめ、膝をもっと開けるの。」
「だって、恥・ずかしいわ。鏡の前よ。」
「じゃあ、自然に開くわ。」
ルナは、そういって、浩介のももをあい・ぶして、
手を、ももの間に入れて来た。
「ああ、理性がなくなっていく、あたし、開いてしまう。」
「そうよ、思いきり開くの。」
「ああ、だめ、開い・ちゃうわ。」と浩介。
ルナは、キ・スをしながら、浩介のももを開いた。

浩介の脚は、大きく開い・てきた。
その中央に、女にあってはならない物が、天を向いて固くなっている。
「ああ、あたしって、破・廉・恥。い・や、い・や~ん。」
「あたしのことお姉様って言って。」ルナはいった。
「あ…ん、お姉様、許して、あたし、そろそろアウトなの。
 あ……。」浩介は、甘えた声になっていった。
「里奈、ステキ、鏡を見て。あられもない姿が映っているわ。」
「ああ、はずかしい。あたし、丘さ・れてるの?」
「そう。丘・されて、どんどん女になるの。」
「ああ、たまらない。あたし、イくわ。もうだめ、イかせて。」
「いいわ。」
ルナは、そういって、浩介の熱いものを口に含んだ。
「あ…あ、だめ・えええええ。」
浩介は、身を振るわせて、ルナの口の中に放・出した。

その後、浩介は縄を解かれ、
今度は、ルナをしばって、
ルナをレイプしたことは、言うまでもない。
浩介は、2度めだったので、放出に時間がかかった。
その間、ルナは、悲鳴を上げ続け、
身も心も女への道を、真っ直ぐに堕ちていった。
浩介が、狂ったように荒々しくルナを扱ったことも、
ただ、ルナを喜ばせるだけだった。
二人の夜は長かった。


<おわり>

女装警官・清水浩介④「ルナの女性化進む」

えーと、次回で最終回となります。これまで読んでくださってありがとうございます。
「女装警官」というのは、方々の警察署で、実際に行われたことです。大変実績が悪かったのでだんだん下火になりました。しかし、ここは物語ですから、捕り物が行われます。

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「たかがひったくり、されどひったくり」

今日から浩介も引ったくりの取り締まりに出る。
ルナと昨日考えたとおり、女装をして署にいくことにしている。

「今日は、繁華街の外れに立つから、二人とも水商売の女になりましょう。」
と浩介は言った。
「わあ、楽しみ。そういう格好も一度したかったの。」とルナは言った。

二人で、濃い目のメイクをして、唇を赤くして、
背中まであるカールの茶のかつら。前髪はストレート。
ルナは、少し胸の空いた、花柄のワンピース。
浩介は、エンジ色の光沢のある膝丈のワンピースを着た。
ルナの髪の毛は長いので、首の後ろからリボンを回して、頭の上で蝶々を作った。
「わあ、ケバイわ。お水ふうね。」とルナは喜んだ。

で、5時に間に合うように出かけた。
「スニーカーがどうも変よね。」と浩介。
「そうね。」とルナは笑った。

いよいよ署を前にした。
さあ、勢いよく、
「清水浩介、女装警官でやってまいりました。」
「高木研二、女装警官でやってまいりました。」
と二人で、敬礼しながら言った。
みんなは、一斉に見て、始めに婦警たちが反応した。
「ま、まさか、可愛い人、高木さん?え?ほんと?」
「わあ~、可愛い、清水さんより可愛い!」
「ほんとだ。わあ、すごーい。」
「きゃー、おもしろーい。」
とわいわいはやした。
男子警官もやってきて、
「おお、高木か?可愛いなあ。こりゃいいや。」
「おお、おお、絶対女に見える。」
「二人そろって、これ、最高だよ。」
とみんなに言われ、わいわい盛り上がった。
警部も来て、
「おお、いいなあ。女装警官のレベル、一気にアップだな。」と言った。

浩介は、今日の引ったくり取締りについて、アイデアがあったので、
警部に話をした。警部は、
「よし、いいな。それでいこう。」と言った。
そして、他2名の女装警官に、今日は、着替えないでいいぞと言った。

署の防犯課でつかまえたいのは、バイクで来る2人組だった。
もう、5,6回やられている。
バイクの後ろに乗った者が、歩道から道路側にバックなどをぶら下げている女性のバッグに、
近寄って、後ろにのった者が、そのバッグを引ったくり、
バイクのスピードを上げて、一気に逃げ去る。
この二人組みが、未だに捕まえられずにいる。

今夜は、浩介の案でいくことになった。

引ったくりの一番多い、繁華街の中心から、静かな通りを下ったコンビニの前。
ルナは、水商売の女風の格好で、ガードレールにもたれ、
おとりとなる目立つ大きめなバッグを、肩に掛けるように持ち、
道路側に、ぶらぶらとさせている。
大切な、警察手帳等は、ウエスト・ポーチに入れている。

犯人からすると、絶好のカモである。
道路側のバッグ。女は、3本指くらいで軽く引っ掛けているだけ。
ルナは、もし引ったくられたら、笛を吹くことになっている。
浩介は、10mくらい先にいて、ルナに犯人がかからなかった場合として、
同じように、バッグを肩から車道側へ垂らしている。
と同時に、ネット・ガンを用意している。
笛がなったら、ネットガンで、犯人のバイクを撃ち、ネットをかける。
ネットなら、犯人に大きな怪我はさせないですむ。
そして、もし、犯人が、ネットを突破した場合、
第3、第4のネットガンを、さらに10m先にいる警官2人が、
二つ同時に、撃つ。

これが浩介の作戦だった。
逮捕の場合でも、相手に、罪以上の怪我を負わせてはならないのだ。
その気なら、飛び膝蹴りで、二人を倒すことができる署員も入る。

始めの一日。何も起こらなかった。
毎日くり返した。
そして、5日目だった。
角のビルを曲がって、二人乗りのバイクが来た。
フルフェイスのメットを被り、身を低くしている。
一度目は、何もしなかった。
『ははん、偵察だな。』とルナは思った。
もう一度きたら、あやしい。
そのバイクが、再び来た。

ルナは、『いよいよ来た。』とにらみ、笛を持つ手に力をいれた。
バイクが来たとき、ルナは、体を道路側に少し出した。
とられた!
ピーーと笛を吹いた。
その方向を見ると、浩介が、ガンをかまえていた。
だが、バイクは、大きく道路の中央にカーブし、
浩介をかわした。
そして、バイクを元の斜線に戻した。
「へへ、かかるかよ。」バイクの運転の男は言いながら、
さっきの浩介を、あざ笑うかのように振り返って見た。

そのとき、顔面にネットの大網が2つ落ちてきた。
「しまった。まだ、いやがったか。」
「よそ見、すっからだよ。」
ネットがバイクのタイヤにかかり、
体をすっぽりと包まれた。
運転の男は、アクセルの手を離した。
万事休すとあきらめた。

「やったあ。」とルナは、拍手しながら、
浩介と二人で手をとって飛び上がって喜んだ。
まるで、女の子二人。
「やったね。」
「作戦大成功だね。」
ネットガンの2人がやってきた。
「やりましたね。」
「ああ、ついにな。」と一人はガッツポーズをした。

ネットの中の二人は、諦めて神妙にしていた。

2台のパトカーが来て、犯人と男性警官二人が乗って入った。
ルナと浩介は、歩いて署に帰った。

二人が署に帰ると、署員みんなが出迎えてくれ、拍手をもらった。
「わあ~、二人ともほんとに女の子。可愛い。」
「ほんと、これで、男並みに強いんだもんね。」
「並みじゃないわよ、男なのぉ。」
「あ、そうか。」
などと言いながら、みんなで笑った。

警部が来た。
「清水、見事に作戦成功だな。
 4人をばらばらにせず、バイク1つに力を集めたことが、
 今回、清水の考えのよかったところだ。
 高木(=ルナ)も、いい女の子っぷりだったと聞いている。
 ねらわれやすい女を見事に演じた。
 これからも、その調子でやってくれ。
 今までの犯行もあの二人によるものと、すぐ分かるだろう。
 2人とも、大手柄だ!」
警部は、二人の肩をたたいた。
「ありがとうございます。」
と二人は敬礼した。

「ねらわれやすい女を見事に演じた…って、なんかおもしろくない?」
と婦警の一人が言った。
「これからも、その調子でやってくれ、だって。」
「研二さん、あなた、ねらわれやすい女だって。」
「それ、ちょっとはずかしいですよね。」とルナが言ったので、
周りのみんなが笑った。

ネットガンを撃った2人が来た。
「うまくいきましたね。」と浩介。
「ああ、気持ちよかったなあ。」と一人。
「見事にかかったよ。」ともう一人。
「怖くなかったですか。」とルナが聞いた。
「いやー、バイクに向かうのは、少しびびったけど、
 何とかやれたよ。」
「お二人がいてくださって、大正解でした。」と浩介。
「ほんと、ひざびさにスカッとしたね。」
こうして、4人で喜びを分かち合った。

大手柄があったので、4人は、早目の退勤を許された。

署では、過去に、女装警官が引ったくりの犯人を捕まえたことは1度もなかったのだ。
だから、今回1ヶ月の女装警官対策で、2つの常習犯を捕まえられたことは、快挙だった。

浩介とルナは、早目退勤を許されてうれしかった。
「何か食べて行く。それとも、マンションにかえってニャンニャンする?」と浩介は言った。
「う~ん、両方。」
「ルナ、気がついてる。今日、署の中でも、かなり女性化してたよ。」
「そうなの。もう、困ってるの。こんな格好だと意識しないと男でいられない。
 ゴキブリがいたら、キャーって、男の人に抱きついたと思う。」
「その『男の人』っていうことが、すでに女性化の証。」

「今日、おとりで立ってたでしょう。
 あのとき、完全に心は水商売の女の子だった。
 声まで、女の子になってた気がする。」
「なってたよ。今話しているの、女の子の声だよ。」
「いや~ん、どうしよう。もう勤務できなくなっちゃう。」
「あたしの、女の子教育、効き過ぎたかな?」
「何それ?」とルナは、浩介の腕を抱いて来た。
「まずい、ルナがどんどん女の子になってきた。
 早く、署の近辺から離れなくちゃ。」
浩介の急ぎ足に、ルナが必死に着いてくる。
「ねえ、待って。」
というルナは、100%女の子だった。
『ああ、どうなりますか。』
浩介は、空を見上げた。


つづく(次は、「万年女装警官」最終回です。)

女装警官・清水浩介③「女の子・ルナ、誕生」

今日のは、少し長いのですが、字の数は少ないです。
読んでくださると、うれしいです。

==========================

浩介と近藤がつかまえた2人の男は、過去2件の婦女暴行の犯人であることが、
DNA判定でわかり、浩介と近藤の大手柄となった。
そこで、暗い道での捜査だけは、1週間で打ちきりになった。
浩介は、今度は一人でひったくりの女装警官をすることになった。

その日のこと。

出動前の時間に、一番若手の高木研二が、
「少しお願いが。」と耳のそばでいった。
浩介は、研二をさそって、人のいないところへ行った。
「実は、自分も、先輩のような、本当の女性の用になりたいんです。
 そこで、先輩のお時間の空いているとき、お伺いして教えていただけるでしょうか。」
研二がそういう。
「あ、いいわよ。じゃあ、明日。通常勤務だから、6時にいっしょに帰ろう。」
浩介は、女装のときは署内でも女言葉になっている。
「すいません。お願いします。」と研二は丁寧に頭を下げた。
浩介は、内心「うきっ」となった。
彼なら、かなり可愛い子になると思っていたからだ。



その明く日、6時過ぎに、浩介は、
研二といっしょに、マンションに帰って来た。
浩介はわくわくしていた。
始めに、シャワーを浴びさせた。
「出てくるときは、このバスタオルを女の子巻きしてくるのよ。」と言った。
「はい。」と言って、研二はバスに言った。

研二が女の子巻きにして出てきた。
なんだか色っぽい。
それは、肩だと思った。
研二も、浩介や久美子と同類で、肩が華奢だ。
研二に女物のショーツを渡した。
「わあ、内側からですか。」と研二。
「もちろんよ。」と浩介は言った。
ドレッサーの前に研二を座らせ、バスタオルをとった。
「今日は、身も心も女の子になる訓練よ。真面目にするのよ。」と浩介は言った。
「はい。わかりました。」と研二。
「ええ、わかったわっていうの。敬語は無しよ。友達言葉を使うの。いい?」
「ええ、いいです。」
「ええ、いいわ、でしょ。」
「ええ、いいわ。」
「研二君の女の子名前決めて。」
「じゃあ、ルナ。」
「きゃー、可愛い、好きだった女の子の名前?」
「ええ、そうです。」
「ええ、そうよ。」
「ええ、そうよ。」研二は言い直した。

浩介は、研二にピンクの可愛いブラをつけ、
中につめ物をいれた。
研二のアンダーバストは、70cmくらいなので驚いた。
女の子のハイウエストで計っても、64くらい。
すばらしいと浩介はうれしくなった。

ピンクのスリップ。
そして、メイクに移った。
前髪をピンで留め、クリーム類を塗って、ファンデーションをうすく。
アイメイクを今風に丁寧にした。
睫をカールして、上のつけ睫。
目の下に、少しタヌキ目になるようにアイペンシルを入れて、
下のつけ睫をつけた。
目がすごく大きくパッチリした。
「もう、自分じゃないみたいです。」と研二が言った。
「もう、あたしじゃ、ないみたい。でしょ。」
「あ、もうあたしじゃないみたい。」

眉毛を細くできないので、つけ睫のペーストを少しつけて、眉を指で挟んで細くした。
どうせ、前髪で隠すつもりだ。
明るいピンク系のシャドウをつける。
頬紅もピンク系。
ハイライトを少し目の下と鼻筋に。
後は、リップだけ。
ピンクのリップを薄く引き、
グロスを下唇にたっぷりと塗った。

思ったより数段可愛くなり、浩介はうきうきした。
ウイッグ。
色の淡い茶の髪の肩までの髪。
前髪はストレートで、スダレになっている。
耳までストレートで、そこからカールされ、
ふわふわっと毛先がいろんな方向を向いている。
そんなカツラを、最後にかぶせた。
ブラシで整える。

『若く見える。18歳くらいの今風の女の子。』

「じゃあ、お洋服ね。」
浩介は、お姫様タイプの取っておきの白のワンピースを出した。
スカート丈は、少し膝上。半袖。
研二は足が長いので、ミニに見えると思った。

研二を立たせた。
背中のファスナーを下げて、研二を中に入れた。
袖を通して、背中のファスナーを上げる。
きゅっとウエストがしまる。
ワンピースは、女の子の高いウエストラインができているのでいい。
広いウエストのリボンを最中で蝶々に結ぶ。

真珠のイヤリングを着ける。
広く開いた胸に、真珠のネックレスをつける。
出来上がり。

浩介は、研二の後ろから肩に手を掛け、
いっしょに鏡を見た。
「もう、びっくり。あたしより2歳下くらい。18歳。
 すごく可愛い。そう思わない?」
「あのう、自分でもびっくりしてます。
 自分でいうのもなんだけど、ぼくの好きだったルナちゃんくらいに見えます。」
(あらあら、敬語になっちゃって、まあ、いいかと思った。)

「さあ、ルナ、あたしのことは、里奈ってよんで。または、お姉様。」
「はい。」
「ええ、でしょ。」
「ええ。」
「ルナは、今から15分、鏡の前に座って、自分を見るの。
 そして、心の底から女の子になるのよ。
 お姉様は、その間、夕飯を作りますからね。」
「ええ、わかりました。」
「わかったわ。」
「あ、わかったわ。」

女の子の心になるには、鏡を見ているのが一番だと、浩介は思っている。

浩介は、サンドイッチを作った。
夕飯なので、カツも挟んだ。

しかし、夕食の前に、ルナに女の子になるレッスンをしたいと思った。
浩介は、ファッション誌を持って、座って入るルナのそばにいった。
「これから、女の子になるレッスンをするわね。
 これから、あたしが、この雑誌をめくっていくから、
 そのページで一番ステキだと思うモデルさんと服を、
 『いやん、ステキ。あたし、これがいいわ。』って言うの。
 いい?」
「はい。」とルナは返事をした。
「はい、このぺーじ。」
「いやん、ステキ。あたし、これがいいわ。」とルナは言った。
まだ、全然ぎこちない。
「いやんって言うとき、握りこぶしを頬にあてて、ぶりっ子してみて。
 じゃ、このページ。」
「いやん、すてき、あたし、これがいいわ。」

何ページかやったが、まだぎこちない。
『最後の手段にでるか。』と浩介は決めた。

「ルナ、おこらないで、ショーツをとるわよ。」
「あ、それは。」とルナが言った。
ルナは、女の子になった自分に興・奮して、あそこを大きくしていたのが恥ずかしかったのだ。
「絶対笑わないから。ね。」
浩介は、ルナのショーツをとった。
そして、ドレッサーの引き出しから、コン△―ムを出して、
ルナの大きくなったものにかぶせた。

浩介は、ルナのそこをやさしくなではじめた。
ルナは、目を閉じてうっとりしていた。
「さあ、ルナ、このページよ。」
「いやん、ステキ、あたし、あたし、これがいいわ。」
ルナの声に気持ちが感じられた。
ルナが、自分の言葉に、興・奮しているように見えた。
浩介は、あそこのマッサージをずっと続けていた。
「さあ、このページは。」
「やん、ステキ、あたし、これがいいわ。」
「つぎ。」
「ああ、いやん、すてき、ああ、あたし、あたし、これがいいわ。
 ああ、お姉様、あたし、あたし、ああ…。」
ルナの心の中の女の子が顔をみせた。

「お姉様、あたし、たまらまい、ああ、女の子になっていく。」
「いいの。鏡を見て、もっと、もっと、女の子になるの。」
「ああん、あたし、たまらないの、いきそうなの、
 お願い、あたしをいかせて、いやーん、いやん、ああ、いきそう…。」
「いいわよ、いっても。」
「ああん、お姉様、あたしを抱いて、あたしにキ・スして。」
浩介は空いた手で、ルナの肩を抱き、ルナに深いキ・スをした。

唇を離すと、ルナは叫ぶように言った。
「あたし、お姉様が好き、だれよりも好き、ああ、お姉様に抱かれてる、
 あたし、うれしい、ああああ・・・・・・。」
ルナは、身を振るわせ、何度か大きな痙攣をして、
果てていった。
浩介は、ルナの波が収まるまで、ルナに口づけをした。
そして、優しく抱いた。



ルナは、恥ずかしそうにしていたが、明らかに一つの殻を破った。
夕食で、お茶を入れようとすると、
「あ、あたしがやるわ。お姉様はじっとしてて。」
というように、すらすらと女の子言葉が出てくる。

いいなあと思いながら、浩介は見ていた。
そして、食べながら、いろんなことを話したが、
全部女の子言葉だった。

「ルナは、一気に卒業かな?」と浩介は言った。
そのとき、ルナは、言葉をつまらせ、黙ってしまい、
そのうち目を涙でいっぱいにした。
あとからあとから出てくる涙を手で拭いながら、ルナは言った。

「ぼく、子供の頃から、女の子になりたかったんです。
 女の子の服を着て、髪を長く伸ばして、
 オシャレをして、お化粧をして。
 だけど、男だったから、男らしくしなければいけないと思って、
 がんばってきました。
 でも、みんなから、女みたいだってからかわれて。
 だから、警察官になれば、今度こそ男らしくなれると思ってなりました。

 でも、いつも心にぽっかり穴が開いているみたいで、満たされませんでした。
 それが、女装警官のとき、先輩が警察官なのに、すごく綺麗で可愛い女の人になっていて、
 そんな先輩見て、ぼくは、感激しました。
 警察官だって、こんなに綺麗になれるんだって、希望が湧きました。
 それがうれしくて、ずっと先輩に憧れていました。
 そして、先輩は、ぼくをこんなに可愛い女の子にしてくれました。
 うれしかったです。こんなにうれしいことはありませんでした。」

ルナはそう言って、さめざめと泣いた。
浩介は、ルナの気持ちが、十分過ぎるくらいわかり、目に涙を浮かべた。

「ね。引ったくりのための女装警官は、まだ続くのよね。
 だったら、明日、二人で、女の子になって署にいかない。
 みんな、びっくりするわよ。
 今日、あたしの家に泊まってさ。明日、ばっちりメイクしていくの。
 どう?ルナの方が、婦警さんたちにモテるかも。」
「ええ。それいい。すごく楽しみ。お姉様だってそうしたんですものね。」
とルナは女の子に戻って言った。



二人、女の子用のパジャマを着て、ベッドの上でふざけあっていると、
カーテンの隙間から満月が見えた。
「ほら、ルナの誕生日を祝ってくれてるよ。」と浩介は言った。
「そうっか。ルナってお月様でしたね。」

二人でしばらくお月様を見ていた。


つづく(次回は、いろいろ迷ってます。)

女装警官・清水浩介②「女装警官任務開始」

十月の初旬。
涼しい一日だった。

清水浩介、いよいよ女装警官としての任務開始の日である。
深夜12時までの勤務なので、出は、5時からでいい。

婦女暴行が成立するのは、男の物が挿入されたときであるが、
ショーツをぬがせる行為に及んだときに、性的暴行として、見なされる。
浩介は考えた。
実際ショーツを脱がされたとき、自分の男のものが露になるのは、はずかしい。
そこで、ヒップパッドの上から肌色のオールインワンを着た。
そして、その上からショーツを履いた。
これなら、ショーツをぬがされても安心である。
メイクを終え、カツラを被り、
白のミニに近いプリーツスカートを履き、目立つように黄色のサマーセーターを着た。
靴は、走ったり格闘できるようスニーカーが基本だった。
『この格好で、スニーカーなんて…。』
浩介のオシャレ心が許さなかったが、
この日のために、なるべくファンシーな、
白にピンクのラインがあるスニーカーを買っておいた。

女装警官は、今日、4人であるが、浩介以外は、署で着替えているはず。
浩介が、警察署に着き、中に入っていくと、
署員が待ったを掛けた。
「ちょっと、あなた。ここは署員だけですよ。」
と言われた。
「はい。防犯課、清水浩介です。本日より女装警官として任務に付きます。」
浩介が、男声でいうと、巡査は、ぽかんと口を開けた。
ここで、署内の多くの人達が、集まってきた。
中でも、交通課の婦人警官達は、興奮し、
「わあ、似合う。ほんとに清水さんですか。」
「すごい。女の子と変わらない!可愛い!」
とはしゃぎ立てた。
浩介は、照れた笑いを見せ、更衣室に向かった。
中に入ると、3人の同僚が、女装に悪戦苦闘している。
浩介が来ると、
「え?だれ?」という顔をして、三人は、浩介を見た。
「俺です。清水浩介。」と浩介は言った。
「うへー。」と三人は驚いた。

女装警官としてえらばれたのは、全員身長が160cm代で、
スリムな体形の者だった。ほとんど若者が選ばれている。
3人とも、なんとかスラックスを履き、Dカップのブラをつけ、
薄いセーター。カーデガン。
だが、カツラの被り方が、めちゃめちゃだ。
浩介は、一人一人カツラをセットして、
基本のメイクとして、口紅を塗った。
それで、終わりだが、男丸出しである。
しかし、中でも、新人の高木研二だけが、かなりましだった。
浩介より小柄で、体格が細身。
ばっちり女装をすれば、かなりいい線だろうと、浩介は思った。
3人は、浩介を見て、はあ~とため息をついた。
違いがありすぎる。
ばっちり付け睫までつけて、シャドウを入れている浩介は、
上出来もいいところだった。

警部が着た。
浩介を見て、感心し、
「驚いたなあ。清水はもうずっとそれ専門でいくか。」と笑った。
そして、
「では、清水は、完全に女に見えるので、婦女暴行の危険な任務。
 あとの三人は、繁華街で、引ったくり専門でいこう。
 清水には、近藤が補佐する。
 これで、行こう。」と言った。



近藤啓太と署を出るとき、
みんなから、すごい激励をもらった。
中でも、婦人警官からの声援がすごかった。
近藤啓太は、同期で、「俺、お前」の仲だった。

近藤は、180cmくらいあり、武道合計10段の実力だ。
「まいったな。俺、ほんとの女の子とデイトに行く気分だ。」近藤が言った。
「いいわよ。デイトしましょう。」
と浩介が、女声でいうと、
「うわあ…。」と近藤は驚いて辺りを見回した。
「一瞬、女の子がそばにいるかと思った。
 お前、女の子声も出せるのか。」
「こういう日のために、練習したの。」
「いいなあ、今日は、姿も動作も、声も全部女でやってくれ。
 正直、俺、今ちょっと萌えてる。」
「だめよ、勤務中だから。」と浩介がセクシーに言うと、近藤がまたもだえるリアクションをした。

目的地についた。
婦女暴行が、過去2度もあったところだ。
外灯が少ない通りで、暗い。
途中、公園があり、その公園に引き込まれて、婦女暴行が行われた。
その2件とも、相手は2人だった。
その二人はまだ、捕まっていない。
近藤啓太は、公園の茂みに隠れた。
浩介は、その公園の入り口の歩道30mくらいを行ったり来たりする。

しばらくして、学生風の若者が、二人来た。
ゆっくり歩いている浩介とすれちがう。
一人が、浩介の前に立って、通せん坊をした。
浩介が、それを避けて、通ろうとすると、
もう一人が、通せん坊をした。
「何よ、通して。」と浩介は二人をにらんで言った。
「姉ちゃん、こんなところで何やってんの。」
「ここ暗くてあぶないぜ。」
「それとも、客引いてんのか。」
二人は言う。
「違うわよ。早くどいて。」
浩介が言うと、二人はにやにやして、道を開けた。

結局、その日は、その柄の悪い若者だけだった。
11時になり、近藤が出て来て、
「この仕事きついな。」と言った。
「もう、足が棒。でも、あたし、あいつら怪しいとみたわ。」
「そうか。じゃあまた来るな。」
「あしたか、明後日頃ね。」
浩介は、すっかり女言葉になっていた。
近藤は、それが少しも不自然に思わなかった。
美貌で私服の婦人警官といるという気分だった。



浩介の予感はあたった。
二日後の午後10時ころである。
その若者二人は、ぶらぶらとやってきて、浩介に通せん坊をした。
そして、案外素直に、道を開けた。
『ははん。今日もいるか、偵察にきたわね。』
と、浩介は思った。
『きっとまた来る。その時が勝負だ。』

それから、30分後ごろである。
思った通り二人は再び来た。
浩介は、ちょうど公園の入り口で会うように、歩く速度を調節した。
上手く、公園の入り口に来た。
「姉ちゃんよ。言ってやったろう。
 こんな時間、こんなところ歩いてちゃ、危ないぜって。」と一人が言った。
「どう危ないのよ。」浩介は言った。
「こんな風に、危ないんだよ。」
と一人が言うが早いか、浩介の上半身を捕らえた。
もう一人が、浩介の脚を持つ。
そして、公園の中に運んだ。
「何するのよ。やめてよ。だれか助けて。いや、いやあああ。」

浩介を地面に倒し、一人は、胸のあたりにまたがって、
浩介の手をまとめて、頭上の地面に押さえつけた。
「いや、いや、いや。」と浩介は叫んだ。
もう、一人が浩介の脚を抑えた。
「叫んだってな。ここは、誰も来やしないって。」
そして、その男は、浩介のスカートをめくり、ショーツに手をかけ、ずらそうとした。

そのタイミングで近藤が飛び出してきた。
「警察だ。大人しくしろ。」
そう言って近づくと、パンツを下ろそうとした男が、立ち上がって、
逃げようとした。
男は、近藤に軽く投げられ、地面に背中を打って、うめいた。
その男に手錠がガチャリ。

浩介は、胸にまたがっている男の首を、左右の足で挟み、
足をひねりクロスにして、男の首を完全に捕らえ、
体をバネのように反らしながら、足投げを打った。男は、後頭部を地面に打ちつけて、気絶。
そして、手錠がガチャリ。

「相変わらず、強いわね。」と浩介は、近藤に言った。
「お前こそ。足投げ0.2秒。見事だぜ。」と近藤はにこりとして言った。

近藤の連絡で、パトカーが2台来た。
犯人はそれぞれの車に別れて座り、
近藤と浩介も別れ、それぞれの犯人のとなりに座り、見張った。
車の中で、浩介の横の男が、
「へっ。警察も女警官にあぶねえこと、よくさせんな。」と言った。
「女じゃないのよ。男なんだよ。」と浩介は、男の声で言った。
男は、ぎょっとした。
「うへえ。男にやろうとして、捕まったのかよ。割りが合わねーぜ。」と言った。
「残念だったわね。」と浩介は女声に戻って、わざと可愛い声で言った。


つづく(次回は、「浩介に憧れる後輩」です。)

女装警官・清水浩介①「出来すぎの女装警官」

清水浩介、24歳は、女装警官でありかつ女装マニアだった。

女装警官とは、おとり捜査になるという批判もあり、最近はあまり行われないが、
清水浩介が警官になったばかりのころは、盛んに行われた。
つまり、婦女暴行が多発する暗い道路を、女装して歩き、
襲ってきた男を現行犯逮捕する。なかなか危険な、体を張っての仕事である。



清水浩介の夜の楽しみは女装である。
2LDKのマンションの一室は、まるで女性の部屋。
ファンシーなベッドカバーにレース付きのカーテン。
ソファー、白いジュータン。
そして、カモイに掛けてある女物の衣類の数々が、部屋を華やかにしている。

浩介は、警察学校で武道を学び、合気道3段、剣道2段の腕前である。
しかし、それだけの武道を習得しながら、体格が女性並みにスリムだった。
タンクトップを着ても、筋肉が目立たず、男とは思えない体形をしていた。
女性特有の太くならない筋肉の持ち主だと言われていた。

その夜、浩介はメイクがばっちりと決まり、気分がよかった。
セミロングのカツラを被り、ブラシでセットした。
彼は、童顔で、前髪を垂らすと、二十歳くらいの女子学生に見える。
少し高級なカツラを使っているので、フィット感が抜群だ。

彼は、ブラをつけ、ショーツをはき、ウエストより少し高目のところからピップパッドをつけた。
これで、ヒップは、87cmくらいか。
上にピンクのサマーセーターを着て、下は、ひらひらの白いミニスカートを履いた。
5cmのハイヒールを履き、これで背は168cmくらい。
警察官としては、小柄だ。

鏡でもう一度確認した。
なかなかいい女だ。そう思う。
バッグを持ち、外に出た。
浩介の女装歴は6年で、歩き方や、女の動作仕草はマスターしている。
ここ3年、女声のトレーニングを受けてきたので、女声で話せるようになった。
だから、誰かに話したり、話しかけられたりしたくてたまらなかった。

今日浩介は、非番で、女装友達と遊ぶことになっていて、繁華街に来た。
駅を降りて歩き、途中派出所を通るとき、つい敬礼をしてしまう。
巡査さんは、自分をなんと見ただろうか。

夜の9時を過ぎていた。
怪しげな看板が並んだ通り。
ヨッパライが、道路の真ん中を堂々と歩いている。
『久美子も、カラオケなら、ほかにもあるのに。
 よりによってこんなところで。』と浩介は思った。

そのときだった。
後ろから来たスーツの上着を肩にかけた男が、さっと浩介のお尻を触って行った。
振り向きもせず「失礼!」と言った。
浩介はむかっとした。
とっさに、そばにいた学生風の若者に、
「見ましたよね。あの男があたしのお尻をさわったの。」
「見た見た。しっかり見た。」学生は言った。
「俺も見たよ。」そばにいたねじりハチマキのおじさんも言った。
「お願いします。少しここにいてくれますか。」
「いいよ。」
学生とおじさんの言葉を聞いて、浩介は、男の所へ行った。

そして、後ろから男の襟首をつかんで、
合気道特有の投げを打った。
男の体はふわっと浮いて、地面に背中から落ちた。
浩介は、さっと男の腹にまたがり、
「あたしのお尻をさわったわね。」と言った。
「わかってるって。」と男はふてぶてしい。
「チカンして、警察連れて行かれて、会社に連絡されて、俺は首。
 へっ。証拠がねーだろよ。俺があんたのケツ触ったっていう。」
「あるわよ。お二人、来てください。」と浩介は言った。
おじさんと学生がきた。
「俺見たよ。いつでも証人になるよ。」
「俺もだ。素直に謝りゃーいいものを。なんだ、そのゴタクはよ。」
「そして、3人目の証人があたし。」
浩介は、バッグから警察手帳を見せた。

男は目をむき、一気に血の気を失った。
「あたしは今日非番なの。だから、こんなの見せちゃいけないのね。
 今、勤務の許可もらうから、その時点であなたを逮捕するね。
 あなたは、会社を首になることまでちゃんと知ってたんだから、覚悟の上よね。
 奥さんも、お子さんもいるでしょう。女のケツ一つで、一家を不幸にする気なの。」

男は、必死で浩介の脚をすり抜け、地面に両手をついた。
「すみませんでした。すみませんでした。
 私には、家族がいます。小さい子供が2人います。
 会社を首になったら、食べていけません。
 お願いします。もう、2度とチカンはしません。
 すみませんでした。」
男は、ぼろぼろ涙を流して、謝った。
おじさんが言った。
「あんたさあ。今謝るなら、なんで初めから謝んねんだよ。
 証拠がないで通りそうなら、どこまでもふてぶてしく白を切る。
 根性悪いぜ。」
学生が、
「そうだよ。相手が娘さんだからって、ごねれば通ると思ってたんでしょう。
 人や状況で、態度コロコロ変える人は、サイテーだよ。」と言った。

浩介は言った。
「じゃあ、こうしましょう。今あなたは、家族にこの場で電話して、
 チカンをしてしまったことを言ってください。
 そして、今日家族会議をして、警察に自首するかどうか決めてください。
 あなたの身分証明として、ご家族が同伴すれば、会社まで連絡が行かないかもしれないわ。」
浩介は、学生やおじさんに、
「これで、どうでしょうか。」と聞いた。
「いいよ、なかなかいい処置だと思うよ。」
「ぼくもそう思います。」
おじさんと学生は言った。
「ありがとうございました。」と二人に浩介は礼を言った。

浩介は、男から、名刺をもらい、現住所と電話番号を聞いた。
男は、その場で、家族に涙ながらに電話をした。
電話の向こうで、奥さんが泣いている声が聞こえた。


 
カラオケ店について、久美子に電話をした。
233号室だという。
入ると、オシャレをした久美子が待っていた。
ラメ入りのグレーのタンクトップに茶のレザーのタイトミニのスカート。
相変わらず久美子の女装は決まっている。それに美貌だ。

生まれつきの女装体形というのだろうか、
ピップが女の子並みに大きく、ウエストが高い位置にあることがうらやましい。
背は、164cm。スリムで、浩介と同じ、女の子のような肩をしている。
学生時代、女装クラブで出会った仲だが、彼女は、ナンバー1だった。
タイトなミニスカートが履ける久美子を、よく羨ましく思ったのもだ。
久美子は、浩介と少しは関係のある「麻取り(麻薬取締り官)」だ。
必要によって、浩介のように女装することもあるという。

「ごめん、遅くなっちゃった。」と浩介。
「何かあったの。」と久美子。
久美子は、話を聞いて、
「結局、許しちゃったのね。」と言った。
「わかる?」
「里奈(=浩介)が被害届出さなければ、事件として成立しないんじゃない?」
「その通り。家族で自首しても、そのまま返されて終わりだと思う。
 被害者を聞かれて男のあたしじゃ、なんかややこしくなると思ったの。」
「女装警官って、里奈の場合出来過ぎよね。」と久美子は笑った。

飲み物が運ばれて来た。

店の人がいなくなると、久美子は、浩介に身を寄せて来た。
久美子から、いい香水の香りがした。
「久美子、甘えたいの?」
「うん。」
「嫌なことあったの?」
「うん。」
「だから、ミニ履いてきたのね?」
「そう。」
「じゃあ、ショーツぬがしちゃうぞ。」
「さっき、自分でぬいだの。」
「こんなミニ履いてるのに。」
「すーすーするでしょう?」
「もう、感じてるの?」
「うん、ぬれてる。里奈の声、完全に女の子の声だから、感じる。」
「久美子だって、女の声じゃない。」
「里奈の声の方が好き。」
浩介は、里奈の唇に唇を合わせた。

浩介は、久美子に深いキ・スをしながら、
久美子の胸をあいぶした。
久美子には、胸があった。
浩介よりも、女装に深く入っている。
浩介は、久美子の細い女の子のような肩を抱いて、
スカートに手を入れ、久美子のものをあいぶした。
久美子の声が、荒くなっていく。
「ああ、里奈のことたまらなく好き。」と久美子。
「あたしだって、久美子のこと好き。」と浩介。
「今日は、なんだか早くイきそう。」
「お口が欲しい。」
「うん。」
浩介は、久美子のスカートからはみ出ているものを口にふくんだ。
久美子は、膝を固く閉じていた。
「ああ、里奈、あたしもうダメ。今日は我慢ができない。いっていい?」
「うん、いいわよ。」
「ああ…。」
久美子は小さな声で叫びながら、身を振るわせて達した。
そのときの久美子は、たまらなく可愛いのだった。

浩介も同じことをしてもらい、二人は満たされた。


つづく(次は、「女装警官の任務スタート」です。)

伊賀妖術・女人変化③「決着そしてその後」完結編

完結編なので、少し長くなってしまいました。
最後まで読んでくださると、うれしいです。

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その夜、権ノ助は、風呂場で禅を組み、水のシャワーを浴び、身を清めた。
いよいよ明日、一気に決着をつける。

翌日朝、青い空が広がっていた。
だが、虫丸と権ノ助が学校へ行くと、空は妖気にめらめらと歪んでいた。
「虫丸。俺は雲流斎と一騎打ちをする。俺の合図で、お主は蜂の一刺しをする。
 頼むぞ。それがないと俺は勝てん。」
「まかしとけって。失敗のないのが俺の自慢だ。」

女人変化の勝負は、先にイかされた方が負けである。
自分がイってしまうと、全ての妖術が使えなくなる。
そこで、虫丸の蜂の針には、男の物の太さを3割増しにし、
先の部分が感じる快・感を3倍にする特殊薬が塗ってある。
これを、タイミングよく雲流斎のかの部分に刺そうという訳である。

学校の2時間目をねらって、二人は中へ入って行った。
今日は、隠れ蓑ではなく、「座敷わらし」の術を使った。
つまり、新しい顔がそこにあるのに、みな見覚えがあって、不思議とは思わない。

権ノ助は、虫丸を肩に乗せ、3年A組に堂々と入って行った。
前の日のように、40人の男女は、床に絡み合って、声をあげていた。
先生は、何事もないように授業をしている。

虫丸は、掃除道具入れの上に、蜂の姿になり止った。
権ノ助は、しばし目を閉じ、手を組んで「伊賀妖術女人変化」と唱えた。
権ノ助は、昨日の禅が効いたのか、絶世の美少女となった。
少女・権ノ助は、教室後ろの黒板の中央に立った。

教室の前に立っていた美少女・雲流斎は、教室の後ろに立っている少女に気づいた。
『おかしい。教室は、男女20のペアが出来ているはず。
 あの少女が一人余るのは負に落ちん。』

雲流斎は、少女に近づいた。
雲流斎を、目の前にして、権ノ助は、たじろいだ。
『離れて見れば、さほどとも思わなかったが、近くで見ると、美少女のなんと美しいことか。
 いかん、心を奪われる。この美少女に抱かれたい。ああ、なんたることだ。』
一方、雲流斎も思っていた。
『見覚えのある顔だが、思い出せん。それにしても、なんと愛くるしいのだ。
 抱きたい。こやつは、わしが作り違いをして、男ぎらいにしてしまったか。
 ならば、都合がよい。わしが、可愛がってやろう。もう、我慢ができん。』

「あなた、お相手がいないの。」雲流斎がいった。
「はい、だれもわたくしを可愛がってはくれません。」
「それは、可哀相。女のあたしでよかったら、お相手をしましょうか。」
「はい。あたしは、どちらかといえば、女の方が好きです。」
「まあ、可愛い。」
雲流斎は、権ノ助の頬を両手でとり、唇を近づけ、重ねた。

権ノ助は焦っていた。
『ああ、何と言う感激の気持ちだ。雲流斎と知りながら、この気持ちはどうにもならん。』
雲流斎は、
『体に電流が走る。なぜにこの娘は、ワシの心をとらえ得るのだ。初めての気持ちだ。』
そう思った。
雲流斎は、少女を、抱いた。
「ああ、お姉様。」
と少女は、声をあげた。
『可愛い。たまらん。ワシを『お姉様』と呼びおった。なんと愛しいのだ。』

雲流斎は、少女を、床にそっと寝かせた。
権ノ助は、焦っていた。早自分は、あそこをぬらしている。
なんたることだ。

雲流斎は、息をはずましていた。
これから、少女のブラウスを脱がせ、清らな白い下着を見ることに、
たまらない興・奮を覚えている。
自分の女にあらざるものは、すでに硬直していた。

雲流斎は、少女の下着を取った。
それから、自分の下着をとった。
そして、少女のちぶさに、自分のちぶさを重ね、
静かに体を動かした。
「あああ、お姉様。あたしは、あたしは…。」と権ノ助は叫んだ。
すでに妖術ではない。自分の内なる声だ。
「あ、あたしも、あたしも、感じるわ。あなたもいいのね。」
雲流斎はいいながら、もはや演技の言葉ではないことを思った。
「ええ、いいわ、感じる、ああ、感じるわ。」と少女は言う。

雲流斎は、少女の胸をもみ、その先端を吸った。
「あああ。」と少女は声を出す。
雲流斎は、夢中になった。
少女の胸を、無我夢中であいぶした。
「はあああ、ああああ。」と少女の声。

雲流斎は、少女のスカートの中に手を入れ、ショーツを取った。
手を当てて驚いた。
男のあれがない。自分が作った女にはあるはずだ。
しかし、元は男であり、血迷っていた雲流斎。
少女に女の物があることに狂喜し、判断を失った。
雲流斎は、少女のももをゆっくりと撫で回し、
少女が快・感に叫ぶことに喜び、
自分のスカートからショーツをぬぎ、少女にそうにゅうした。
少女が悲鳴をあげた。

美しい少女2人が、1つになった。
上の少女が、体を上下し、下の少女が、それに合わせ、腰を使っている。

虫丸は、棚の上から見ているだけで、我を失うほど興・奮していた。

「ああ、あたしは、そなたが愛しい。なんと可愛いのじゃ。」
「あたしも、お姉様が好き、もっと、もっとしてくださいませ。」
「いいわよ。もっと、もっとしてあげる。愛しい子よ。」
「ああ、いい、お姉様、ああ、気が狂いまする。」
権ノ助は、今にもイきそうになっていた。

この勝負は、イかされた方が負けである。

虫丸はそのとき気がついた。
権ノ助は、勝負のことなど忘れている。
(おそらくは、雲流斎も同じ。)
あれは、権ノ助の心からの声だ。

これでは、いつになっても、権ノ助の合図はない。
特殊薬を塗った切り札の蜂の一刺し、止むをえぬ、ここで使おう。
虫丸は、ブーンととんで、権ノ助のももに一刺しした。

その痛みに、
「あああああああ。」と叫んで、権ノ助は我に返った。
しかし、雲流斎は、それを少女の快・感の叫びととった。

「虫丸、すまぬ。」権ノ助は、心で言った。
我に返った権ノ助は、虫丸に合図を出した。
特殊針はないが、虫丸は、雲流斎の男の物が引き出されるところをタイミングよく、
蜂の一刺しをした。
「うううっ。」と痛みと同時に、雲流斎は、自分のものを深く少女の中に入れてしまった。
雲流にピストンを続けさせれば、いずれ、自分はイかされる。
背に腹は変えられぬと、権ノ助は、念力をもって、雲流斎のものを強く締め付けた。
このとき、雲流斎も我に返った。
「しまった、わしとしたことが。」
雲流斎の蜂に刺されたところは、膨れ上がり、
権ノ助の締め付けで、抜くに抜けない状態になっている。
「これは、まずい。相打ちか。」虫丸は思った。

このこう着状態が続くと、野原であれば、二人とものたれ死ぬしかない。
両者、抜き刺しならぬとき、
生徒の中から、小柄な一人の女生徒がやってきた。
「伊賀妖術・三条美女丸、助太刀いたす、ごめん。」
美女丸は、そういうと、雲流斎の後ろにまわり、スカートをめくると、
おしりの穴めがけて、口からジェルのようなものを吹きつけた。
そして、そこへ、自分の男の物を差し込んだ。

「ううう…。」と美少女は、アゴを上げた。
美女丸は、どんどん突く。
美少女雲流斎は、そこが女としての武器であり、同時に急所なのであった。
今されているようなことをされるのが、何よりも感じるのであった。
美少女は、快・感に顔をゆがめ、
「ああ、いやん、いやん、いやん、ああああ、ゆるして、あああ…。」
と何度も口にし、背をそらせ、やがて、
「はあああああ…。」と震えながら達した。

美女丸は、それを抜いて、手ぬぐいでぬぐった。
少女権ノ助は、かの部分の力を抜き、美少女雲流斎を解放した。

美少女雲流斎は、やっとの思いで立ち上がった。
「敵ながら、あっぱれ。このワシに妖術を忘れさせるとは。
 伏兵までの用意。完敗じゃ。またの勝負を楽しみにしておるぞ。」
雲流斎は、スカートのポケットから、お風呂敷きを取り出し、
それを、ふあっと宙に浮かせ、身を包みながら美しいまま消えた。

美女丸、虫丸、権ノ助は、隠れ蓑の術で、姿を見えなくした。

床に転がっていた39人の姿は、みんな男子に戻っていた。
みんな服装を整えて、机に座った。
先生の声が初めて聞こえてくる。
何があったのか、みんな忘れていて、和やかな授業風景に戻った。



ここは、権ノ助、虫丸のマンション。
1つのベッドで、スリップ1つの美女丸とパンツ1枚の虫丸がじゃれ合っている。
「美女丸ちゃん。素顔がそんなに女の子なの。髪も長いし。」
「そうでーす!あたし心は女の子でーす。」
「顔も声も女の子以上に可愛い。」
「キャー、先輩、あたしうれしーい。」
「さあ、ラブラブしよう。」
「でも、あたし、あそこ男のままですよ。」
「ぼくちゃん、このごろどっちでもよくなったの。」
「いやん、あたし、女の体で抱かれたいの。」
「じゃあ、待ってるから、女の体になって。」
「む~ん、女人変化。なったわ。」
「ああ、美女丸ちゃん、完璧。」
「ああん、虫丸先輩、ステキ!」
「ああ、美女丸ちゃんのオッ・パイ、ちょうどいい。」
「虫丸先輩、権ノ助先輩が元気ないですよ。」
「あれはね、雲流の美貌にやられて、落ち込んでるの。
 終わりよければ、全て良しなんだけどね。そっとしとこ。」
「そうですね。」
「美女丸ちゃーん。」
「あーい。」

権ノ助は、ジュータンの上でソファーにもたれ思案していた。
『美貌だけで何ができるかと思っていたが、
 恐るべし風魔・女人変化。
 雲流の美少女ぶりを見て、我を忘れてしまった。
 たかが、美貌一つで。
 ああ、それにしても、忘れられん。
 あの美しさ、あの可愛らしさ、あの声、あの肢体…。
 雲流を90歳と知りながら、あの美少女を思う気持ちが、心から消えぬ。
 もう一度会いたい。雲流、今一度我と勝負を。
 いや、会うだけでよい。出来うれば、もう一度交わりたいものだ。
 もしや、これが『恋』というものか。
 恋とはかくも苦しいものなのか…。』



その頃、風魔妖術の里では、
切り株に腰を乗せ、雲流斎は、杖に半身を預け、思案に暮れていた。
『美貌を一として、そこに全ての妖気を集め、女の武器に目を背けてきた。
 だがどうだ、女の武器をも持ち合わせる伊賀の女人変化の美貌に心を奪われた。
 おのれ、権ノ助、少し前はハナ垂れ小僧だったものが、
 あのように愛くるしく、わしの心を奪う乙女に変するとは。
 美貌の風魔が、敵の美貌に術を忘れた。
 それにしても、あの乙女。この老いぼれの心に焼きついて、離れぬ。
 この年をして、『恋』をするとはのう。苦しいものじゃ。』

5つ、6つの子供たちがやってきた。
「翁さま。何を考えておられるのですか。」
と女の子がいう。
「はは。恋について、ちと考えておったのじゃ。」
「恋とは、どんな術でござりまするか?」
「術ではない。恋とはの、堕ちるものじゃよ。
 お前たちもその内に、一度堕ちてみるがよい。
 苦しいがの、また、よいものでもあろうよ。」

あはは、と笑いながら雲流は立ち上がって、はるか西の空を見た。
それは、遠く伊賀の里あたり。


<おわり>

伊賀妖術女人変化②「敵の陰謀」

この回と、次回をもって完結します。読んでくださるとうれしいです。

===============================

虫丸のケータイが、振動した。
「指令がきた。」と虫丸。
二人で、読んだ。
『T大合格率第1位の開星高校をおとしめんと、合格率第2位の麻布台高校が、
 風魔の妖術使いを頼み、開星高校に乗り込ませている。
 それを阻止せよ。
 なお、敵は、百戦錬磨の手だれ。十分に注意のこと。』

「なるほどな。開星をダメにし、麻布台が1位になろってことか。」と虫丸は言って、
ケータイのメールを消去した。
「第1位になれば、いい生徒が来る。すると、また第1位が続くというわけだ。」
権ノ助はいった。

「さあ、とにかく偵察だ。待ってはおれんぞ。」と虫丸が言った。

二人は、車ほどの速さで走り、開星高校に来た。
門の前にきて、
「うへえ、すごい妖気がうずまいておるぜ。」と虫丸。
「ああ、相当なヤツだな。お前と俺とで、やっとだな。」
と、権ノ助はいった。
「虫丸は、蚊になって、俺の肩に止まれ。
 俺は『隠れみの』の術で乗り込む。
 二人の会話は、これから「心話術(テレパシー)」だ。」
「あいよ。」虫丸はぱっと蚊に変身し、権ノ助の肩に止まった。
術を使った権ノ助は、見えなくなった。

校舎を上がっていく。
「3年A組がT大受験組だな。次にB組だ。」と権。
「ああ、間違えねえ。」

二人は、体が歪みそうな妖気のなか、
3階の端の教室A組にきた。
後ろのドアがあいている。

見ると、40人クラスに女子が10人ほどいるではないか。
そして、一番窓べりに、髪の長い、絶世の美少女が制服姿で立っている。
「虫丸、ここは、男子高だそ。なぜ、女がいる?」
「どうも、窓際に立っているのが、怪しいな。」と虫丸。

窓側の美少女は、生徒の席をゆっくりと進んで、ある生徒の唇を指でなでた。
すると、その生徒は、椅子をどけて美少女に向かって、立て膝をついた。
美少女は、スカートをたくし上げる。

「あ。」と虫丸が反応した。
その少女には、男のものがあった。
男子生徒は、美少女のものをくわえ、ある運動を行った。
美少女は、快・感にも似た表情をみせたかと思うと、「うっ。」とあるものを放出した。
男子生徒がそれを飲み込むと、見る見る姿が女になって、
やがて、完全な女子生徒の姿になり、机にもどり勉強を始めた。
かなりの可愛い女の子になっている。

虫丸と権ノ助は、息を呑みながら見ていた。

美少女が、後ろの男子生徒の所へ移った。
美少女が唇をなでる。
その生徒は、すっと立って、自分のズボンのベルトをゆるめ、
あるものを差し出した。
今度は、美少女がしゃがみ、男子生徒のものを口に含んだ。
美少女の、4、5回のあいぶで、その生徒は、いってしまった。
美少女は、それを飲み込んだ。
彼は、女にはされなかった。
その代わり、ハンサムな好青年になった。

「わかってきたぜ、権。」と虫丸が言った。
「アイツの妖気で、唇をなでられ、アイツものをくわえた奴は、女にされる。
 アイツにしてもらうことを選んだ奴は、ハンサムボーイになる。
 こうして、このクラスを男女、約半々にするつもりだ。」
「ああ、そのようだな。」
「しかしなあ、権。先生は何をしとるのよ。また、周りのヤツはなにしとる。」
「幻覚だよ。先生には、前の生徒たちが、整然と授業を聞いているように見えている。
 周りの生徒は、美少女の周りだけ、見えないようになっているんだ。」
権ノ助は言った。

虫丸と権ノ助の前で、新たに5人の男子生徒が、女子生徒になった。

授業終わりのチャイムが鳴った。

女になった生徒達は、さも自然に、
「ねえ、ユイ、おトイレ行こう。」
「うん、ミカも行こう。」
「まって、あたしも行く。」
少女達は、あたり前の女生徒のように誘い合わせて、トイレにいく。

「虫丸。ちょっといけないことだが、女達が、完全な女にされたか見てきてくれ。」
「つまり、ナシナシかどうかかだな。
 よしきた。」虫丸は飛んで行った。

トイレの個室から出た女の子達は、鏡の前で、指で髪型を直したり、
顔を整えていた。
「いやん、ユイったら、それウソよ。」
「顔が赤くなってる。」
「や~ん、言わないで。」
と、ガールズ・トークに花を咲かせている。
それは、見るからに、女の子そのものだった。
さっきまで、男子生徒だったことを完全に忘れたかのように。

「権、あの美少女と同じだ。みんなあれだけ可愛子ちゃんなのに、男の物をつけてる。」
「なるほど。あの美少女の正体がわかりかけてきた。
 あの美少女は、自分以上の女は、作れねえのよ。」
権ノ助は言った。

「それとさ。他のクラスのやつら、女見て、ぜんぜん驚いてねえんだ。
 ここ男子高だろ?」
「すでに、暗示にかかっているんだろうよ。
 見ただろ、この学校を包むような妖気。」

次の時間のチャイムがなった。
生徒たちは、大人しく席についた。
科目は、国語だった。
先生の講義が始まると、美少女は、残り10人を回り、
ほぼ10分ほどで、40人のクラスを、男女20人ずつに変えた。
完全に男女共学の風景だ。

美少女はにやりと笑うと、全員に、ふーと息を吹き掛けた。
すると生徒たちの様子が変わった。
男子は、うつむいて、ある感情に耐えていた。
女子も、頬を染め、しきりにもだえる体を押えていた。

やがて、近くにいた男女同士が、手に手をとって、性のこういを始めた。
キ・スをし、女子の胸に手を入れ、女子は、男子のズボンをぬがそうとし、
やがて、生徒達は、床に転がって、めいめいの行為をおこない始めた。
だが、アリアリ同士、最後の行為は、工夫をし、それぞれ行っていた。

「わあ、俺、たまんねえ。俺も混じりてえ。
 こんだけ大勢の見たら、我慢できねえよ。
 アリアリの女の子でもかまやしねえ。」虫丸は言った。
「そう思うか。」と権。
「ああ、俺は、特に窓に立ってるあの美少女とやりてえ。ああ、たまんねえなあ。」
と虫丸は言った。

「虫丸、頼みがある。あの美少女の所へ飛んでいき、
 アイツの血を吸ってきてくれねえか。
 で、その血を、俺に差して、おれの中に入れてくれ。
 お前も自分の分、少し残しておけ。」
「がってん承知だ。」
虫丸は飛んでいき、まんまと美少女の血を吸って、権の肩にそれを注射した。
「ありがてえ。これで、おれら、美少女の術にかかりにくくなった。

「虫丸、この『真眼鏡』でみんなを見て見ろ。」と権は言った。
虫丸は、蚊であったが、レンズ越しに見た。
すると、そこには、女生徒など一人もおらず、
男子生徒と男子生徒が、絡み合い、いやん、ダメ…あああ、などとセクシーな声を出し、性の行・為をしている姿が見えるばかりだった。
そして、窓辺の美少女をみると、なんと年は90歳にもとどく、皺くちゃの老人であった。

「わあ、あのじいさんが、美少女の正体か。」と虫丸。
虫丸は、眼鏡をとったり、覗いたりをくり返し、
老人の信じ難い変身におどろいていた。
「まだやりたいと思うか。」と権。
「いや、もういい。」と虫丸。

その日、二人は、ずっと観察を続けた。
生徒たちは休み時間になると、何事もなかったように、トイレに行ったり喋ったりする。
授業が始まると、50分目一杯、男女の行為をする。

そして、帰りの挨拶が終わると、目にくまをつくり、
精気のない表情で、学校を出て行く。
女生徒にされたものは、学校を1歩出れば、元の男の姿にもどる。
朝は、学校に一歩入れば、女になる。

虫丸と権ノ助は、マンションに帰った。
「あれじゃあよ。成績どころじゃねえな。
 授業は聞けねえ。その時間エネルギー使い尽くして、家で勉強なんかする気になるもんか。
 今はAクラス。これを、BとCクラスに広げたら、開星は、もうアウトだぜ。」
虫丸は言った。

「さあ、どうするか。あのじいさんは、手ごわい。
 多分、あのじいさんは、女ノ丸雲流斎だ。」と権ノ助。
「え?あの風魔一の女人変化の使い手か。
 若いときの変化は、どんな男もその美貌に骨抜きにされたという。」と虫丸。

「そうだ。だが、雲流斎の特徴は、『アリアリ』だ。俺は、『ナシナシ』にもなれる。
 じいさんは、美貌に妖術を多く用いるため、あそこまで、妖術がいたらないのよ。
 だから、男子を超美少女にできるが、あそこまでは女にできないんだ。」

「なるほど。勝機があるとすれば、そこだな。」
「だが、あなどるなよ。枯れても雲流斎。
 今日、虫丸の血がなかったら、俺達は、気配を悟られてアウトだったぜ。」権ノ助は言った。


つづく(次は、「初勝利」最終回です。)

伊賀妖術女人変化①「都会に来た妖術青年」

今までと、ちょっと違うのを書きました。どうなるか、自分でもわかっていません。
読んでくださると、うれしいです。

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時は、現代。
伊賀の里では、今でも忍者の養成が成されている。
彼らは、主に企業の中に忍びいり、諜報活動をすることを主としている。
だか、その伊賀の里から、もう二つ山を越えたところに、
「妖術の里」があることを知るものは、少ない。

妖術とは、主に幻覚を与えることにより、
相手を撹乱させ、目的を達する。
時に、忍術よりも大きな力を発揮する。
そして、この妖術の里は、才に優れた者しか入ることができない。
今、この妖術の里より、二人の若物が旅立とうとしている。



近藤虫丸は、都心のビル郡を見ながら、
相棒の東権ノ助に言った。
「なんや、東京都言うところは、キチガイざたじゃの。」
「どこがじゃ。里となんの変わるものか。」権ノ助入った。
「お前は、どういう感覚をもっとる?どうかしとるのは、お前じゃっ。」
「ははは、冗談や。げに、東京都は恐ろしげなところじゃの。」
権ノ助は笑った。

近藤虫丸は、身長が168cm。細身のなかなかハンサムである。
権ノ助は、身長180cm。筋肉質で毛深く、豪傑である。
二人とも、妖術はもちろんのこと、ある程度の、忍術を心得ている。



二人は、少し郊外のマンションの戸をくぐった。
ベッドが2つ、他に、小さなキッチンがある。
「ほうほう、東京のマンションいうところはシャレとるの」虫丸が言った。
「どこがじゃ。」と権ノ助。
「またか。少のうても、妖術の里よりは、ましじゃろ。」と虫丸。
「そりゃ、言えとるの。」

「権ノ助。俺あ、来る道道で、女の綺麗なのに、もう参ってしもてな、
 もう、たまらいでおるんじゃ。一つ、俺に奉仕してくれんか。」
と虫丸が言う。
「お前は、好きものじゃの。俺は、なんも感じざったぞ。」と権ノ助。
「頼む。俺、もよおして、何にもできん。」
「世話が焼けるやつじゃの。で、どんな女がええんじゃ。」
「ほれ、佐々木望じゃ。」
「まあ、ええやろ。サービスしたろ。」

権ノ助は、立ち上がった。
そして、忍法のように両手を組んで、2本の指を上に出した。
目をつぶり、「伊賀妖術奥義・女人変化(にょにんへんげ)」と唱えた。
すると、権ノ助の背は、160cmくらいに縮まり、
あっという間に、当代きってのファンション・モデル佐々木望になった。
着ている服も今風である。
望は、虫丸ににっこりして、
「さあ、虫丸さん。あたしを好きにしてもいいわよ。」と言った。
声も佐々木望そっくりである。

「おおお。」と虫丸は、飛び付き、キ・スをしながら、抱きついた。
そのまま、ベッドに倒す。
「いやん、虫丸さん。服も脱いでないわ。やさしくして。」と望がいう。
「これは、すまん。」といって、虫丸は、裸になった。
そして、佐々木望のワンピースのファスナーを降ろした。
中に、白いスリ・ップと、ブラが見える。

「ああ、たまらん。望ちゃん、許せ。」
虫丸は、望のちぶさを下着の上からもみ、
ブラをはずして、ちぶさに吸いついた。
「ああ、いや、やさしくして。お願い。」
「ごめん。じゃけんど、我慢ならん。ショー・ツをとるが、かんにんしてくれ。」
「うん、いいわ。好きなようにして。」

虫丸は、望のショー・ツをとり、そこを手であいぶした。
「あ……あ、感じる。」
「そうか、ここじゃな。もっとしたる。」
「ああ、そこ、ああ、だめ、すごい、感じる・・・。」
虫丸は完全に頭に血が上っていて、望の中に自分のものをそうにゅうした。
「あ…あ。」と望の声。
虫丸は、本能にまかせ動いた。
望の激しい声。
虫丸は気が狂いそうになっている。
「ああ、もうダメじゃ。望、いくで。」
「ええ、いいわ。あたしもいく。」
「おおおおおお。」
「あ…………あ。」
と二人は声を合わせて、到達した。
虫丸は、がっくりと、佐々木望の体に体重を乗せた。

「虫丸、もうええか。」
気がつくと、虫丸は、大男の権ノ助の上に乗っている。
「ああ、気がつくといつもこうや。
 これから、余韻の分、望でいてくれんか。」と虫丸。
「ははは。おまけつきか。わかった。今度はおまけしたる。」

虫丸は、起き上がり、タオルで権ノ助の腹に放出したものを拭き、
自分のものを拭いた。

「なあ、権よ。お前にいつもええ思いさせてもろてるが、
 一度聞いてみたいことが、ある。」
「何でも、聞いてくれ。」
「お前が、女子(おなご)になっとるとき、
 お前の頭も女子に変身して、あんな声出しよるんか。
 それとも、体だけ変化して、声や女らしい動作は、お前の演技なんか?」
「あはは。妖術の里で、俺が何を修行して来たと思う。
 女子のように歩き、女子の動作や仕草をして、女子の声をだす。
 それを修行したんや。
 じゃから、もちろん演技じゃ。女の頭になってしもうたら、敵を倒せんやろ。」
権ノ助は、言った。

虫丸は、かなりがっかりした表情を見せた。
「演技やったんか。あの可愛い仕草や、声は、お前のものやったんか。
 大男で毛むくじゃらのお前の演技だったかと思うと、
 なんや、気色悪いような、ないような。」
「虫丸。手品といっしょや。騙されるのが楽しいんや。あんまり深こう考えんとき。」
権ノ助は、笑いながらいった。


つづく(次は、「初仕事来たる」です。)

男の娘・相原洋介⑥「ハッピーエンド」最終回

6回で終わることにしました。今回は、だめかなあと思っていましたが、
思わぬ多数のアクセスをいただきました。とても元気が出ました。ありがとうございました。

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3週間が経った。
その日、5時から、お店のカウンターの中に、
白いYシャツを着て、ネクタイを締め、ブルーのエプロンをした25歳くらいの男性がいた。
彼は慣れた手つきで、お皿やガラスのコップを手早く洗い、
もう一人のカウンターの由梨と連携プレーで、仕事をしていた。

男の娘達は、彼に興味津津、
「かなりハンサムじゃない?」
「今日からここで働くのかしら。」
「新人ではないわ。手付きがいいもの。」
などなど。

ママのユカリは、
「今日のお店は10時までですからね。
 でも、11時までみんないるのよ。」
と言いながら、そのことを書いた張り紙を、ドアの表に張った。

「やっぱ、彼と関係あるのかしら。
 あたし達の自己紹介とか、彼からの自己紹介とか。」

みんな、10時の早上がりと、カウンターの彼とを、
かってに結びつけて、10時が来るのを心待ちにしていた。

「はい、13番フルーツです。」
と彼は、カウンターに置く。
その手付きも素人ではない。

ポッキーが、そうっと洋介に近づいてきた。
「ルミ。なんか知ってるんでしょ。教えて。」
とひそひそ声で言う。
「知らないわよ。ほんどだって。」と洋介。
すると、ポッキーは、絵美のところへ行く。
同じように聞いている。
ポッキーがすぐ離れたところをみると、
絵美も知らないようだ。

ポッキーは、小百合のところにも行った。
で、追い払われている。
洋介は、その内、おかしくてたまらなくなった。
お店で、一番の好奇心の塊は、ポッキーだとわかった。

やがて、みんなの待ちに待った10時になった。
最後の客も帰った。
ママは、みんなをソファーに座らせ、正面を向かせた。そして、
「では、栗原宏一さん。どうぞ。」と言った。
さっきまでエプロンをしていた栗原宏一は、エプロンをとり、
みんなの正面に立った。
「えー、私は、栗原宏一というものです。
 さっきまで、お店のカウンターで働かせていただきました。
 昔、少しアルバイトでやったことがあるんです。
 
 今日、私がここにいますのは、ある発表をしたいと思ってきています。
 これは、他のどこよりも早い、ニュース速報です。」

みんなは、耳をダンボにしていた。
栗原は、
「実は、私は、この男の娘さんの中の、ある人と、婚約をしました。
 書類上の結婚は、まだむずかしく、この婚約は、結婚と同じ意味です。」

みんなが、「ひえーーーー。」と反応した。

「その人は、です、えーと、高坂小百合さんです。」と栗原は言った。

わあおーーーという叫びが起こり拍手が起こった。

小百合が恥ずかしげに、栗原宏一の横に立った。

「えーと、彼女は、みなさんに年をごまかしておりまして、
 言っていいんだよね。」
と小百合に確認をとった。小百合は、うなずく。
「彼女は20歳なはずなんですが、私と同じ25歳です。
 彼女は、また、世間もごまかしておりまして、
 彼女が『男の娘』だということを知っているのは、
 私達の教官と家族と、そして、皆さんだけです。

 私は初めてお付き合いした女性がいましたが、
 散々な人で、別れていらい、しばらく深刻な女性不信に陥っていました。
 そんなとき、同じ研究室で3年もいっしょだった彼女の誠実さや、
 優しさや、清純さにやっと気が付きました。
 気がつくのに3年もかかりました。

 私は彼女に近づこうとしましたが、彼女はなぜか一定の距離を保ち、
 私に近づかせてくれません。
 しかし、私は、もう彼女しかいないと思っていましたから、
 ある日、喫茶店で、強引に、自分の気持ちを伝えました。
 彼女は、その場で泣いてしまいました。
 私は涙の訳が分かりませんでした。
 私が嫌いなら、泣くことはない。
 泣くのは、何か秘密があるのだろうかと思いました。
 だから、いいました。
 どんな秘密でも、ぼくは、君を嫌いになったりしない。
 約束するから言って欲しい。
 何度も何度もそういいました。

 そのとき、やっと彼女は、体のことを話してくれました。
 驚かなかったかというとウソになります。
 でも、私は、そのとき思いました。
 体のことを知って、彼女とわかれるのと、
 そんなことは、気にせずに、一生彼女と暮らしていくのと、どっちを選ぶ?
 答えはすぐに出ました。後の方です。
 たくさん不都合があるかもしれないけども、これからは、二人でそれを乗り越えていきたいと思いました。
 私達は、すでに双方の親に説得を済ませています。
 小百合のご両親は泣いて喜んでくださいました。
 私は、母子家庭で、食堂を経営する肝っ玉母さんがいます。
 母は、肝っ玉だけあり、あっけなく理解してくれて、
『よし。わかった。がんばり。』と激励してくれました。」

店では、もうすでに、5人ほどが、泣いていた。

宏一はさらに続けた。
「彼女の秘密は、これで終わりかと思いました。しかし、
 もう一つデカイのが、あったんです。言ってもいいんでしょ?」
と宏一は、小百合に確認した。小百合は顔を真っ赤にしてうなずいた。

「私は、自分の柄の悪さに比べて、彼女は淑女過ぎる。
 彼女には欠点が無さ過ぎる、彼女は清純すぎると思っていて、
 それが、ぼくの密かな劣等感になっていたんです。
 でも、僕のその劣等感は、彼女の最後の秘密によって、解消されました。
 えー、彼女の秘密とは、あのう、ロープをですね、
 彼女曰く、麻の縄が最高なのだそうですが、
 つまり、海賊にあったときなど、柱に、こう…、縛られますよね。」

そこまで言ったとき、何人かが、「ああ、わかった、ああ、楽しい!」と反応した。
「え?何、何?」と騒ぐ人達。
「ほーんと?キャー・ステキ!」と騒ぎ初めた。
小百合は、顔を覆って真っ赤になっていた。

「はい、みなさん、聞きましょうね。」
と、ママが、みんなを静かにさせた。
一同は、静かになった。

「彼女は、海賊ではなく、柱がなくても、ぼくに縛られるのが好きと、言ってくれました。
 彼女は、それを聞いた私が、幻滅するのではないかと心配をしていたのですが、
 そんなことは、ありませんよねー?
 男は、みんな似たり寄ったり、そういうの好きです。
 こうして、私達は、見事、吊り合いのとれたカップルになれました。
 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。」
宏一と、小百合は深々と礼をした。
割れんばかりの拍手が起こった。

「はい、通して、はい、はい。」
と言いながら、ママが大きなフルサイズケーキを持ってきた。
それを、二人の前に置いた。

ママ。
「結婚式の練習です。二人でナイフを入れていただきます。」と言った。
わあーと拍手が出た。
小百合も宏一もそのケーキに驚き、感激していた。
みんなで、結婚行進曲を歌った。
その中を、二人が手を取り合って、ナイフを入れた。
おめでとう!という声と拍手。

ケーキのおすそ分けに喜ぶみんな。

洋介は、少し離れたところで、うれしそうに立って見ていた。
そばに、絵美が来た。
「ルミ、このこと知ってたでしょう?」
「知らない。知るわけないじゃない。」
「ママとルミが、二人でこの演出考えた。」
「まさか。」
「ま、いいわ。後でみんな気がつくわ。」
絵美がにっこりと笑った。

洋介には、白い天使が、たくさん宙を飛んで入るように見えた。
それは、みんなの笑い声かな?
きっとそうだと思った。


<おわり>

男の娘・相原洋介⑤「ポッキーとの一夜」

ポッキーは、店の人気者だった。
みんな、ポッキーの声を聞くと、「え?」と焦る。
高い声だけなのではなく、可愛い、可愛い女の子声なのだ。
体はほっそりしているのに、顔はぽちゃっとしていて、
美人ではないが、とにかく女顔。
かなり色を抜いた茶髪で、肩の辺りの髪をカールにして、
くしゃくしゃっとしている。
身長、160cm。
女の子オーラが強いのは、小百合だが、
女の子オーラを発散しているのは、ポッキー。

そのポッキーと一夜を共に出来る日がやっと来た。
その日、洋介は、ポッキーと目が合うたびに、にこっとしていた。

やっとお店が終わった。
「さあ、いきましょ。」
とポッキーに言われるだけで、洋介は、ビビビンとあそこに来る。
(ああ、たまらない。もつかなあ…。)と洋介は思った。
ポッキーは、すごくおしゃべりだった。
通りを歩くとき、電車の中で、
ポッキーがしゃべっている限り、この人を男性と思う人はいない。
当然、横にいる洋介も、女の子の仲間に思われる。
それよりも、洋介は、ポッキーの声に興ふんのしっぱなしだった。

「さあ、入って。」とドアを開けてくれた。
中は、2DKのマンションだった。

ソファーに座るように言われた。
「ルミ、あたしこの日のために、ツインのワンピース勝っておいたの。」
そう言って、ポッキーが見せたのは、以下にも可愛い白のお姫様服だった。
「わあ、あたしのために?」
「そうなの。ねえ、着てみて。」とポッキーが言う。
洋介は、メイド服を脱ぎ、ワンピースに袖を通した。
半袖で、胸が大きく空いていて、丸襟があり、
バストの下から、スカートになっていて、丈がやっとショ・ーツが隠れるほどしかない。
スカートの縁にたっぷりなフリルがついている。

脚の長さ全部が見えて、まさにお人形のように見せるドレスだ。
「わあ、ルミ可愛い!」とポッキーが感激した。
そして、ポッキーも、同じ白のワンピースを着た。
そして、白い大きなリボンがついたカチューシャを、おそろいで髪につけた。
二人、全くのお揃いだ。
「ね、となりの部屋に大鏡があるの。靴でかまわないから、背を高く見せよう。」
ポッキーは、言った。

大鏡で、二人並んでみた。
双子みたいだ。
可愛い。
「手を上に挙げると、ショーツが見えちゃうのよ。やってみよ。」とポッキー。
二人で、手を挙げて見た。
すると、もうショーツが見える。

洋介は、たまらなく幸せな気持ちでいた。
心にずっと描いてきた、女装姿の一つだった。
鏡を見ながら、二人で、抱きあったり、背中で手を組んだり、ウエストを組んだり。
「ルミのこと可愛くて、あたし我慢できない。いけないことしていい?」
ポッキーはそう言うと、洋介の前にしゃがんで、ショーツを下げ、
興奮して大きくなっている洋介のものを口にふくんだ。
白い妖精のような少女がしているのは、「いけないこと」だった。

「ああ、もう、イっ・てしまいそう。」洋介は言った。
すると、ポッキーは、洋介のものをショーツにしまい、
「まだ、イっ・ちゃだめだから、交代。」と言った。
次は洋介が、しゃがんで、ポッキーのものを口にふくんだ。
「ああ、あたしもすぐにイ・っちゃう。ああ、ステキ…。」
洋介もそこで止めて、二人で、キ・スをした。

ポッキーの胸がやわらかい。
「ポッキーさん、胸、本物?」と聞いた。
「うん。今Cカップ。」
「じゃあ。」
洋介はそう言って、ポッキーを後ろから抱き、胸を服のまま、
下から上へともんだ。
ポッキーが声をあげる。
洋介は、空いた胸から、手をいれて、胸の先端をくりくりとつまんだ。
「ああ、い・やん、い・やん、い・やん、・・・。」
とポッキーは、くり返す。
その声が、セクシーでたまらない。
洋介は、最高に興・奮していた。

洋介の胸のあいぶで、
ポッキーは、たまらなくなり、ジュータンの上に崩れてしまった。
洋介は、ポッキーの靴を脱がせ、自分も脱いだ。
商売道具のウィッグをはずして、ボブヘアーにリボンをつけ直した。

ポッキーを抱きかかえた。
「ポッキーちゃん、お寝んねのお時間でちゅよ。」
そう言って、ベッドに運んだ。
ポッキーのショーツを取った。
自分も取った。
重なって抱き締めると、二人の熱くなっているもの同士が触れた。

「あ…あん、たまらない。ルミ、体で擦って。」
ポッキーの言葉で、二人のものを、擦り合わせた。
洋介は、もう我慢できなくなって、
ポッキーの下腹部に顔を埋めた。
大きくなっているそれをくわえると、静かにあいぶした。

「あん、ああん、少女がいけないことしてる。
 あたしたち、いけない子ね。」
「そう、すごくいけない子。」
「あ、ああ、ダメ、ルミにされたら、すぐイっちゃう。もっとゆっくりいきたい。」
「やめる?」
「だめ、やめないで。ああ、あ…あ、いやあ…あ・・・・。」
ポッキーはもだえた。体を震わせている。
そのうち、ポッキーは暴れ出した。
「やっぱり、イか・せて。お願い、イかせて、ああ、あ…あ……。」
可愛い声を上げながら、ポッキーは、洋介の口の中に、放出した。
洋介は、ポッキーにショーツを履かせた。

「今度は、あたしね。」
ポッキーは、洋介がしたことをしてくれた。
洋介も、女の子の声を連発して、
やがて、体を振るわせて、叫んだ。
「イく。イっ・ちゃう。もうダメ。ゆるして。」
そう言って、ポッキーの口の中に、放出した。

店を出てから、ずっと高ぶっていた気持ちが、やっと収まった。
「ポッキーさんの声を聞いていると、たまらなく、興・奮してくる。
 電車の中でも、ずっと興・奮してたの。」
「あたしは、ルミといるだけで興・奮する。」とポッキーは言った。



コーヒーとロールケーキを出してもらい、
可愛いドレスのままで、
ソファーの前のジュウタンにすわった。
ポッキーは、洋介に並ぶように座った。

「あたしね。」とポッキーは言った。
「なあに?」と洋介。
「あたし、中学2年のときから、ずっと学校行ってないんだ。」
「そうなんだ。」と洋介は言った。
「だから、教養とか知識とかまるでないの。」
「気にしてるの?」
「うん、少しはね。あたしが学校いけなくなったわけ、わかるでしょ?」
「多分、わかる。」
「小学校のとき、塾に行ってたんだけど、二人掛けの長机だったの。
 いつも自由席。で、あたしが座ってるでしょ。
 あたしを知ってる子は、だれも隣に座らない。
 後から来た女の子が空いてる席を探して、あたしの隣に座るの。
 女の子は女同士座りたいでしょ。
『あ、また間違えられたな。』ってあたしは思う。
 あたしの名前は、完全な男名前なの。
 あたし、『え、この子、男!』ってびっくりされるの一番いやだったの。
 だから、テストのとき、名前のところ隠したり。
 しゃべったりすると、ますます女に見られるから、だまってた。
 塾でまで、なんでこんなに苦労するのって何度も思った。

 小学校のときは、まだ、3枚目のオ△マキャラで通して、なんとかなってたけど、
 中学は、他の小学校からもやってくるから、1からやり直し。
 うんざりしちゃって、学校行くのやめちゃった。
 ずっと学校行ってたら、今、高3。」
「想像しただけで、辛かったなってわかる。」
「初めての人と会うのが怖かった。みんな女の子だと思う。
 で、男と知って、驚く顔をする。その顔が辛かったの。

「女の子になりたいって気持ち前からあったの?」
「うん。女の子の服着たくてたまらなかった。」
「じゃあ、それ、救いだよね。じゃなきゃ、女の子になってもうれしくないものね。」
「男の娘卒業したら、ニューハーフになろうかって思ってるけど、
 他に、道はないよね。」
「いっぱいあると思うな。」
「うそ!例えば?」
「真先に思い着くのは、声優。」
「声優!?」

「ぴったりだよ。ポッキーさん、きっと練習すれば男の声も出せるから。
 男の声優さんで、『女の子の声で話す会』ってあるの知ってる?」
「知らない。」
「ほんと、びっくりだよ。野太い声の人が、可愛い女の子の声で話すの。
 ほんとなの。ユーチューブで簡単に見つかるよ。
 あたし、その逆もきっとあると思うな。
 ポッキーさんなら、七色の声が出せると思う。」

「でも、そういうアカデミーって、最低高卒でしょう?
「通信で高校出るの。今のお店で男の娘しながら。
 でも、学歴を問わないところもあるかもよ。」
「そっか、あたし、元々は頭いいのね。わあ、目指そうかな。
 すごいやる気になってきた。」
「ニューハーフになっても、ポッキーさんなら、そうとう人気出ると思うけどね。」
「わあ、元気出る。選択肢が2つになった。わあ、うれしい!」
ポッキーが、洋介を抱き締めてきた。

「みんな言ってた。ルミは、不思議な子だって。
 ほんとだ、ルミは、不思議少女。」
「そんなそんな。」と洋介は言ったが、
ポッキーが喜んでくれていることが、うれしかった。

「ね、今すぐ、そのサイトに行ってみたい。」
とポッキーがパソコンを立ち上げた。
「『女声 声優』で、検索してみて。」と洋介。
サイトが出た。
野太い声の男優さんの、小学生の女の子としか思えない声を聞いた。

「キャーすごい。感動!」と、ポッキーは言った。

ポッキーが、声優のことで、頭が一杯になってる。
今夜の第2ラウンドはないな、と洋介は思った。


つづく(次は、最終回にする予定です。)

男の娘・相原洋介④「小百合との一夜」

今回は、SM が登場します。そこで、少し長くなりました。読んでくださるとうれしいです。

==============================

小百合と二人でメイド服のまま外に出た。
小百合は、洋介の腕を抱いてくる。
「小百合さんは、甘えん坊?」と洋介は聞いた。
「そうよ。」と小百合はにっこり笑った。

小百合のマンションは、3LDKあった。
一人住まいにしては、広すぎると思った。

二人でソファーに座り、紅茶を飲んだ。
「あたし、メイド服は似合わないの。スーツに着替えてきていい?」と小百合は言った。
そして、白い光沢のあるブラウスに、黒い上下のスーツでやってきた。
下のスカートはタイト・ミニ。
小百合は、肩までのストレートな髪の毛を、7:3に分け、
額に少しだけ前髪を垂らしている。
「わあ。社長秘書みたい。」と洋介は言った。
「ありがとう。」と小百合は答えた。
小百合は、全体にとてもスリムだが、豊なピップを持っていて、
洋介は、内心驚いていた。
メイド服では、スカートが開いているので、ピップがわからない。

小百合は、2人に出した紅茶を飲んだ。
そのときも、下のソーサーごと自分のところに持ってきて、
とても、上品に飲む。
その仕草の一つ一つが、「女性」なのだ。
自分を差すときは、両手を胸のところにやって「あたし?」って聞く。
可愛くて、女らしい。
そんなとき、洋介は、たまらなく抱きしめたくなってしまう。

小百合は、洋介のとなりに座りなおした。
「あたしね、お店で二十歳って言ってるけど、ウソなの。」小百合は、言った。
「そんなの誰でもやっていることじゃない?」と洋介は言った。
「ほんとは、25歳なの。昼間はね、大学院で研究の助手をしてるの。」
「わあ、それすごい。あ、でも、もちろん『女』としてでしょう?」
「ええ。あたしを『男』と知ってるのは、教授だけ。
 あと、もう一人知っている人がいるの。」
「わかった。つまり…彼?」
「うん。」
「小百合さん、悩んでいるんでしょ。」
「わかる?」
「うん。わかる。」
「あたし、ホルモンをもう5年も打っているの。
 本物のCカップの乳房があるし、ピップもあるの。
 仕草や動作を誰よりも女らしくするように努力してきた。
 声だって、女の声だと思う。
 でもね、勝てないの。本物の女の子には勝てないの。
 本物の女の子のそばにいくと、すごい劣等感に陥るの。
 特別綺麗な子じゃなくても、女の子っていうだけで、
 あたしは、負けを感じるの。」

「女の子オーラってあるものね。」と洋介は言った。
「そう、それなの。それが、あたしにないの。」と小百合はいう。
「そんなことない。あたしなんか、お店で、
 ずーと小百合さんの女の子オーラにめろめろなのに。」
「ありがとう。そう言ってくれるとうれしい。」

「あの、彼に、自分は男の娘だって、カムアウトしたんでしょ。勇気いらなかった?」
「彼ね、昔可愛い彼女がいたんだけど、不誠実で、ひどい女の子だったの。
 で、女の子にトラウマが出来ていて、だから、あたしを受け入れてくれた。」
「よかったねえ。」
「うん。」

「あの、立ち入ったこと聞いていい。」
「いいわ。」
「彼とのセックスは?」
「後ろ使ったり、口使ったり、彼もあたしのを手でやってくれたり、口使ってくれたり。」
「じゃあ、彼は、満足してるのね。」
「うん。でも、本当言うと、あたしが満足していないの。」
「女の武器がないから?」

「ちがうの。ああ、あたし、ルミに何もかも言おうとしている。
 出会ったばかりなのに。彼がいること、お店の人も知らないのに。
 その上、最後の秘密まで。
 ルミって不思議な子だわ。どうしてだろう。」
小百合はふと考えるようにした。
「ここまで、聞かせてくれたら、最後まで話して。」
と洋介は言った。
「うん。」
そう言って、小百合は、押入れの中から、一冊の本を出して、胸に抱いた。

「私にあきれたり、笑ったり、軽蔑したりしない?」
「もちろん。約束する。」
洋介の言葉で、小百合は、その本を見せた。本は表紙が分からないように、布のカバーがしてあった。
中を見ると、『SMのすべて。』と題する本で、いろいろなSMの事典のような本だった。
「小百合さん、Mなの?」洋介は聞いた。
「うん。ハードなのは怖いけど、いつも縛られたいって思ってる。
 一人である程度できるけど、限界があるの。」
「SMクラブなんか行った。」
「うん、1度だけ。死ぬほど満足して、うれしかった。」
「そうっか…。このことだけは彼に話せないのね。」
「そうなの。あたし、清純で固い女を気取っているから、
 彼も、そんなあたしを気に入ってくれているんだと思うし、
 そのイメージを大元から崩すようなこの趣味のこと、とても言えない。」

「小百合の気持ち、よーくわかった。
 そして、悩みもわかった。
 あたし、この本を元にして、今日は、小百合を縛ってあげる。
 ロープとかある。」
「うん。隠して持ってる。」
「いちばん縛られたいのは、どの写真?」
「うんとソフトだと思うんだけど、これ。」
小百合は、一つの写真を指差した。
洋介は、その写真を見て、ゴクンと喉を鳴らしてしまった。。
女らしく、しとやかな小百合が、こんな風に縛られるなんて、
そう思うだけで、どきどきとした。

小百合がダンボールに持ってきたのは、
麻のロープで、本格だった。
小百合は、スーツの上から縛られると萌えるという。
「ああ、汗かきそうだから、小百合の楽な服借りられる。」
洋介はそう言って、水色の木綿のワンピースに着替えた。
そして、ウィッグもとり、ボブヘアーになった。
小百合は、洋介の自毛を誉めてくれた。

小百合の胸を縛る。4重。
後ろで手をクロスして縛り、それを、背中の横に張っているロープに連結する。
「ああ、うれしい。今、全然動けないわ。」
小百合は言った。
ロープで、脇の下から肘までのロープをさらに縛り、
これで、上半身はびくともしない。

小百合は、ソファーに深く座って、洋介を見ている。
「いい感じ?」と洋介は聞いた。
「うん。今、すごく感じてる。」小百合は言った。
「ここで、ショーツを取るの。いい?」洋介は聞いた。
「ええ、とって。」
洋介は、小百合のスカートに両手を入れショーツに手をかけた。
たまらなく興ふんした。
ショーツの中のものは、きっと大きくなってる。
そのものを触らないように、そっとお尻からショーツを取った。
「この状態すごく感じるの。スカートの中に何の防備もないでしょう。
 たまらない。」
「じゃあ、次、脚ね。」
洋介は、小百合の脚を、ソファーに乗せて、
スカートを下腹部まで下げて、脚をMに開いた。
「あああ…。」と小百合は顔をそむけた。
なぜなら、小百合の男のものが、完全に露・出されているから。
露・出だけではなくて、十分興ふんしていることが一目でわかってしまうから。

洋介は、膝で折れ曲がった脚をロープで縛った。
もう一つのロープで、同じように、脚を縛った。
そして、両方の脚の余ったロープを、小百合の背の方で、
強く引っ張り、連結した。
小百合は、真っ平なM開きになった。
あと一つ。
背に回した脚のロープと、胸にある背のロープを引っ張り連結すると、
脚の開きが完璧になる。

縛ることに夢中だった洋介は、
縛り終わって、ふと小百合を見た。
そして、いっぺんに萌えてしまった。
社長秘書のような、知的で端整な顔立ちのおしとやかな小百合が、
下半身を露にして、恥ずかしさに目を閉じている。
露出した下半身には、女性にはあってはならないものがあって、
それは、小百合の恥らう顔とは裏腹に、大きく硬直しているのだ。

「小百合さん、あたし、興奮して気が狂いそう。」洋介は言った。
「そう言ってくれて、ありがとう。
 あたし今、最高に幸せな気分に浸りたいの。
 電気を暗くして、あたしに、このまま10分ほどくださる。」
「うん。小百合の気持ちわかる。
 あたし、向こうの部屋で雑誌を読んでるね。」
洋介はそう言って、小百合から離れた。

洋介は、一人になって、いろいろ考えた。
自分がこれだけ興奮するんだから、
小百合の彼だって、興奮しないかなあ?
男なら、みんな萌えるんじゃないかな?
女装の子は、ほとんどが、Mが好き。
これ、間違いかなあ。
もちろん、Sが好きな子もいていいけど。
女の子は、きっと今小百合がされているくらいの縛りなら好きなのじゃないかな。
これ、自分が好きだから、こう思うだけかな。

10分ほど経ったとき、
「ルミー、来て、お願-い。」という小百合の叫び声がした。
電気をつけて行ってみると、小百合は呼吸を荒くしていた。
「妄想していたら、いきそうになってしまったの。」
「うん、どうすればいい?」
「ルミのもので、あたしの口を丘して。」
「うん。」
洋介は、ショーツをぬぎ、小百合のソファーに乗り、小百合にまたがった。
そして、スカートをたくし上げ、小百合の口元にもっていった。
『ああ、たまらないなあ、小百合があたしのものを口の中に入れてくれてる。』
「ああん、いってしまいそう。」と洋介は言って、いったん抜いた。
「今度は、あたしのあそこに入れて。綺麗にしてあるの。そこにジェルがあるわ。」
小百合の言葉で、洋介は小百合のあそこにジェルを塗り、
そうにゅうした。
「はあ~。」と小百合は声をあげた。
洋介は、夢中で体を動かした。
「ああ、あたし、幸せ。いきそう、もうすぐ、いくわ。」
小百合は、目を閉じ、夢の中にいる人のような声をあげた。
洋介は、もうそろそろだった。
夢のまた夢が一気に実現したようなものだった。
「小百合さん、あたし、もうだめ。いい、いっていい。」洋介はいった。
「あたしも、あたしの熱いところにティッシュを巻いて。」
洋介はそうした。
「あ、いっちゃう、ああ…。」洋介の熱い液体は、小百合の中に放出された。
それと同時に、小百合がぴくぴくと体を痙攣させ、
「あああ…。」とつぶやいて、アゴを突き出したまま、到達した。



シャワーを二人で浴びた後、下着姿に戻って、二人で毛布をかぶった。
「あのねえ。」と洋介は言った。
「なあに?」
「小百合さんは、彼にカムアウトできたんでしょ。
 その勇気とくらべたら、SMをカムアウトするくらいなんでもないと思うけど。」
「うん。『男』だって伝えるとき、体が震えて、泣きながら言った。
 彼は、女の子に感じるトラウマを、あたしになら感じないって言った。
 あたしの前では、くつろげるって。」
「だったら、小百合さんも正直になれるじゃない。
 あたし、心の女の子度低いのね。で、思うんだけど、
 男は、たいていSMが好き。
 彼もきっと好き。好きじゃなくても、嫌いじゃない。
 あたし、彼が小百合さんに幻滅するどころか、感激するかもって思う。」
小百合は、少し考えていた。
「絵美が言ってた。ルミは不思議な子だよって。
 あたし、今、ルミに説得された。
 彼に言うことにする。」

「よかった。」洋介は言った。
「ところで、あたしたち、セッ・クスしちゃったけど、それ、彼にいいの?」洋介は聞いた。
「いいの。彼、男の娘を男と見ていないから。男の娘同士なら、浮気にならないの。」
「そうなんだ。小百合さん、普通のセッ・クスは好き。」
「やっぱり、普通が一番好き。」
いつのまにか、小百合の唇は、洋介の唇を捕らえていた。

これから、もう一つ長い夜が始まりそうな予感がした。


つづく(次は、「ポッキーさんとの一夜」です。)

男の娘・相原洋介③「絵美との一夜」

唇を離したとき、洋介は言った。
「絵美は、高校のとき辛い思いしたかもしれないけど、
 今の絵美は、最高だよ。
 あたし、絵美みたいな可愛い男の娘、この世にいるとは思わなかった。
 絵美はきっと有名になると思う。そして、人気が出ると思う。
 そのとき、すごい大勢の子が、絵美に憧れると思う。」
そのとき、洋介に抱きついていた絵美が、洋介の顔を見て、
一筋涙を頬に流した。
「あ、なにか悪いこと言っちゃった?」と洋介はあわてた。
「ううん。うれしいの。あたし、今のルミの言葉で、
 いままで、惨めに思っていたこと、全部忘れてしまいそう。
 ルミは、不思議な子だね。
 あたし、今まで可愛いって言ってくれた人たくさんいたけど、
 今、ルミに言われた言葉がいちばんうれしかった。
 ルミこそすごい子なんだ、きっと。」
絵美はそう言った。
洋介は、そんなそんなと照れていたが、
絵美が元気になれることを言えたのなら、それはうれしかった。

二人でベッドに行った。
絵美の細いウエストの秘密がわかった。
絵美は、黒いコルセットをしていた。
高校の2年のときから、3年間しているという。
女の子のウエストは、高い位置にあるので、
その位置に合わせて、コルセットをつけた。
絵美は、50cmのコルセットをフル・クローズド(限界まで締まる)していた。
つまり、ウエストが50cmという驚くべき細さだった。
そして、身長に比べ脚が長い。
まさに、お人形のようだった。

大切なメイド服と、ウィッグを脇に置いた。
絵美は、小学生のようなおかっぱで、とても可愛かった。
洋介は、一応女っぽいボブへアーだった。
スリップ姿になって、毛布に二人でもぐった。
「ね、あたし、絵美が男の子だってどうしても信じられない。
 確かめていい。」洋介は言った。
「それは、ジャンケンよ。あたしだって、ルミがほんとに男の子なのか知りたい。」
「あたしなんか、絵美と比べたら、男丸出しでしょう?」
「そんなことないわよ。今の髪の毛ステキよ。女の子に見える。」
「じゃあ、じゃんけんね。勝った方が先に触れる。」

二人はジャンケンをした。
「わあ、勝ちー!」と洋介はガッツ・ポーズをした。
「じゃあ、触っちゃうよ。」
と、洋介はいい、手を絵美のショーツに持って行った。
そして、中に滑り込ませた。
「ああ、絵美は、男の子。もう、これは奇跡。」と洋介は言った。
洋介のあそこは、いっぺんで固くなってしまった。

「じゃあ、今度私よ。」
絵美が、洋介のショーツに手を忍ばせてきた。
「ああ、ルミは、男の子。」と絵美はいい、
二人で、「すごい!」と言って、抱きあった。

少し明るいスタートだったが、
二人は、すぐに本気になった。
洋介は、たまらなくなって、絵美を抱き閉め、深いキ・スをした。
絵美には、胸があった。
洋介は、絵美のブラをはずした。
黒のコルセットだけの絵美の姿は、セクシーだった。
もう一度、絵美の男の部分に手をのばすと、
それは、固く大きくなっていた。

「絵美は、散々させられてきたんでしょう?
 だから、今日はあたしがしてあげるね。」
洋介は、そう言って、毛布をはがし、
絵美の熱くなっているものを、口に含んだ。
「ああ…。」と絵美が声をもらした。
絵美は、大声を我慢しているようだった。
しかし、絵美の体は、小刻みに震えていて、
それが、洋介に喜びを与えた。
絵美の長くて白い脚を何度もなでた。
「ああん、ルミ、すごくいい。
 あたし、ふだんなかなかイけないのに、すぐにイっちゃいそう。」
絵美が言った。

洋介は、絵美のBカップくらいの胸を口であいぶした。
絵美が、抱きしめてくる。
絵美にキ・スをして、再び、絵美のあそこを口に含んだ。
絵美は、脚をM型に開いて、体を上下し、洋介のあいぶに応えていた。
「ああ、ルミ、あたし、だめ、イく、イっちゃう。」
絵美はそう言った後、体をぶるぶるとさせて、放出した。
洋介は、それを飲み込んだ。

絵美の満足した顔は、最高だった。

その後、絵美は、洋介がしたのと同じことをしてくれた。
絵美の姿を見て、すでにこうふんの極にいた洋介は、
あっけなく果ててしまった。

二人は、満足をして、抱き合いながら眠りについた。
洋介は眠りに入りながら気がついた。
『今日は、東京に来て、まだ1日目なんだ。長い一日だったなあ…。』



次の日は、OFFだったので、洋介は、メイド服をコインランドリーに持っていき、
ドライアーで乾かした。しわにならない生地だったので、ラッキーだった。
『明日は、あの小百合さんかあ。』と思い、胸がときめいた。
可愛さでは絵美がダントツだったが、
洋介は、小百合に「女」を感じてたまらなかったのだ。
とにかく「女」なのだ。
その小百合に、男のものがあるとは、到底思えない。
でも、あるのだ。小百合さんは、アリアリだ。
それを思うと、洋介は、興奮して、止まなかった。

明くる日になり、お店に行った。
絵美が言っていた。ルミは完パスできると。
電車のなかで、自分は、女の子がメイド服を着ていると思われているのだろうか。
だったらうれしい。
でも、そう甘くはないだろうと思った。

その点、小百合は、絶対完パスそのものだと思った。
あの人を、男と思うなら、その人がおかしい。
そのくらいに思えた。

お店は活気があって、洋介は楽しくてしょうがなかった。
客の接待はしないが、客のそばを通って、からかわれるのが楽しかった。
「ほんとに男?」と言われ、
「はい、ちゃんとついてますよ。」と答える。
「ウソでしょ。証拠みせてよ。」
とスカートをめくりに来る客から、
「いや~ん。」と言って逃げるのが楽しい。

いつもあっという間に、11時になる。
店を閉めたとき、小百合が、洋介のところに来た。

「ルミちゃん、今日あたしとよ。」
と小百合から小声で言われた。
「はい。楽しみ♪」
と洋介はうれしくて、顔がほころびるのを隠せなかった。


つづく(次は、「小百合の秘密」です。)

男の娘・相原洋介②「メイド喫茶のメンバー」

第一話が、アクセス不可になりましたの、書きなおしました。
そちらの方と続けて読んでくださると、うれしいです。

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午後の3時に秋葉原についた。
陽射しが眩しい。

さすが、東京だと思った。
ここに来るまでに、通りを歩き、電車に乗り、
電車を乗り換えここに来たが、
メイド服である自分を見る人が、驚くほど少なかった。
そして、このアキバでは、
メイド服など常識とばかりに、誰も注目などしない。
自分の郷里で、こんな服を着て歩いたら、
それこそ衆目の的だ。

いいなあ、東京は…と洋介は思った。

洋介には、ミクシーで調べた、男の娘募集の店があった。
まず、場所だけ調べようと行ってみた。
ある狭いビルの2階だ。
「メイド喫茶・男の娘」と入り口のドアに書かれてあった。
そこで、気が変わり、もう入ってしまおうと思った。
ガラスどの入口で、少しもじもじしていたら、
戸が開いて、「いらっしゃいませ!」と女の子の声がした。
一瞬間違えたかと、声の主を見ると、
とても男性とは思えない小柄な愛くるしいメイドがにっこりしていた。
心の中で、うそー!と叫んだ。

「あの、あれ?ここ男の娘のお店ですよね。」
と洋介は思わず聞いた。
「ええ、そうですよ。」
その可愛いメイドは言った。
「だって、あなた男性には見えないから。」
と洋介は言った。
「ありがとう。絵美といいます。あたし、男の娘ですよ。」
と絵美は笑顔を見せた。
「わあ、すごい、レベル高い…。」と洋介は言った。
「お客様、それともバイト?」と絵美は言う。
「あ、バイトしたくてきました。」
「じゃあ、入って。」と絵美は言った。

お店には、6人ほどのメイドがいた。
みんな可愛い。
店長は、ユカリといい、170cmくらいの背で、
一人だけ、ラメのロングドレスを着ていた。
まだ若く20歳代に見えた。

履歴書を出して、店長といろいろ決めて、
週に3日、7時から閉店の11時まで働くことになった。
名前は、「ルミ」にした。

店のメンバーと互いに自己紹介したが、
洋介は、驚くべき3人の男の娘を見て、
一気に興・ふんしてしまった。

一番の驚きは、ドアで会った絵美。
身長は、150cmくらいで、お人形のように可愛いく、
プロポーションがいい。
とくにウエストの細さは驚きだった。
どうしても男だとは思えなかった。

次に、小百合という人。
ビックリするほどスリムな女性体形で、
雰囲気が、おしとやかで女性そのものだった。

3番目が、ポッキーという人で、
美形ではないが、とにかく女顔で、
そして、声が、完全に女性だった。
声を聞くだけで、興・奮してしまう。

洋介は、すぐに仕事をはじめた。
テーブルを拭いたり、椅子を正したり。

ふと見ると、カウンターの奥で、みんながくじ引きをやっている。
何だろうと見に行くと、可愛いエミが、
「やったー、あたしが一番よ。」と洋介に抱きついてきた。
ママが、
「みんなで、ルミに手をつける順番を決めてたのよ。」と言った。
「ええ?」と洋介が驚いていると、
「一番はあたしだから、ルミは今日あたしといっしょに、
 あたしのマンションに泊まるのよ。」
と絵美が言った。
「明日は、あたしよ。」と洋介が2番目に好きな、小百合が言った。
「ええ?あたしの意志を無視してですか?」と洋介は苦笑した。
「だって、ルミは、男の娘同士で寝るの好きでしょう。」と絵美。
「はい。大好きです。うれしいけど、まいったなあ。」と洋介は頭をかいた。
心の中では、
『え?じゃあ、今日は、一番好きな絵美さんと?わあ、たまんない。』
と洋介はガッツポーズをしていた。



お店の仕事は、思ったよりずっと楽だった。
洋介は、普通の喫茶店でのバイト経験があったので、
裏方も、ウエイターもできた。
「メイド喫茶」の仕事はほぼいっしょだった。
ニューハーフクラブのように、接客サービスがないので、ありがたかった。
飲み物を運んだときに、一言二事、聞かれたことに答えるだけでいい。
そして、自分のメイド姿をみせることができたので、女装のし甲斐もある。
洋介にとって、ほぼ理想的な職場だった。
店は11時まで。
12時までになると、電車がなくなる。

閉店の時間を、洋介はドキドキしながら待った。
それは、絵美と二人きりになれるからだ。

絵美とメイド服のまま外に出た。
絵美のマンションは、電車ですぐだった。
どこか下町を感じる町だ。

「中に入って。」と言われて、絵美のマンションに入った。
2LDKで、全体にファンシーな部屋で、
誰が見ても女の子の部屋だった。

絵美がハーブティーを入れてくれて、
二人はジュータンにすわり、コーヒーテーブルに飲み物を置いた。

絵美から、話しはじめた。
「ルミは、身長158cmくらい?」
「ずばりそう。」
「あたし、お店では150cmって言ってるけど、
 ほんとは148cmしかないんだ。
 ルミだって、背は低い方だったでしょう?」
「うん、列では、ほとんど一番前だった。」
「そのルミよりあたし10cm低いんだよ。」
「苦労した?」

「うん。うんと苦労した。
 中学のときは、いじめられたし、
 高校で女にされた。」
「それ、ひょっとして後ろにいれられたってこと?」
「うん。前からは口を、後ろはわかるよね。
 先輩から週に2回は、やられた。」
「それ、辛いね。」

「ルミは、小さいときから女の子になりたかったんでしょ。」
「うん、そう。」
「あたしは、中学のときは、女になるなんて思ってもみなかったの。
 好きな女の子いたし。
 でも、高校で女にされて、悲しいことに、それがよくなってしまったの。
 男に抱かれるのも、だんだん悪くないって思い始めた。
 男として、女の子には、全然自信なかったでしょう。
 でも、自分は女としてなら少しは価値があるのかなって思った。

 顔だって女顔だし、声も女みたいだし、
 女としてなら、世の中やっていけるかなって思ったの。」
「それで、メイド喫茶に入ったんだ。」
「うん。あたしが始めて劣等感をもたずに働けるところだった。」
「男の人好き?」
「うん。今ではね。」
「女の子は。」
「ほんとは好きだけど、劣等感を感じる対象でしかないから、辛い。」
「男の娘は?」
「理想。男でもあるし、女の子でもあるし。劣等感感じないでセッ・クスできる。」
「絵美のこと、すごくよくわかってきた。
 ぼく…いえ…あたし、お店で絵美のこといちばん好き。」
「ほんと?ルミは、お店で相当いい線いってるよ。」
「ほんと?」
「可愛いし、脚が綺麗。声も、女の子としてパスする。
 町歩いていても、完パスしてると思うよ。」
「うれしい。でも絵美が男だと思う人、この世にいないと思う。」
「ありがとう。」
絵美が、祐介に近づいてきた。
キ・スを迫られていると思った。
洋介は初体験だったが、絵美を引き寄せ、口・づけをした。


つづく(次回は、「絵美との一夜」です。)

男の娘・相原洋介①「夢の一人暮らし」

アクセス不可になりましたので、書きなおしました。

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相原洋介は、都心の1ルーム・マンションにやってきた。
この日を待ちに待っていた。
都心の大学での一人暮らし。
晴れて女装が思い切りできる。

洋介は、たくさんあるダンボールの整理も後回しにして、
一つ厳重にガムテープを巻いてあるダンボールを開けた。
中には、女物の服、下着、化粧品、そしてかつら。
高校時代、家族に内緒で買い貯めた女装用品の品々だ。

洋介は、シャワーを浴びると、タオルを体に女巻きをして、
マンションに始めから据え置きになっているドレッサーに座った。
そして、女に変身する作業をはじめた。

洋介は、身長158cm、体重45kg。
男でいても女みたいだと言われただけあって、
顔に髭らしいものがない。
それで、ずいぶんからかわれもしたが、
こと女装に関しては、とても恵まれたことだった。

洋介の顔が仕上がってきた。
今風に目を大きく見せるメイク。
タヌキ目にアイラインを入れ、
下目蓋にも付け睫をつける。

ああ、興奮する。
体に巻いたバスタオルの下半身の一部が、
タオルを押して付き出ている。
「いや~ん。今はダメ。もう少し待って。」
と洋介は、言い聞かす。

リップを塗り、下唇にグロスを塗る。
顔が、女になった。
洋介は、鏡に見入った。
自分では、可愛いと思う。
かなり可愛い。
人もそう思ってくれるといいなと思った。

下着をつける。
大きくなった下半身のかの部分を、股の方に回して、
無理矢理抑え込む。
バスタオルをとって、ピンク系のブラをつける。
アンダーバスト70cm。
男としては、華奢であるが、女子としては、細身程度である。
胸が、Cカップになるように、つめ物をして、
スリップをかぶる。
この時が一番うれしい。
すねの毛や脇の下は、今日を待てずに、
昨日の内に処理してきた。
肩に、ほとんど筋肉が浮き出ていない洋介の体は、
スリップと調和して、まるで女の子だ。
ただ一つ、ヒップが足りなかった。

洋介は、黒のメイド服を手に取り、
それを身につけた。
ウエストの実寸は、60cmくらいだろうか。
ピップの無さも、メイド服のスカートの広がりが隠してくれる。

最後に、ほとんど金髪に近い、カールのカツラを被った。
後ろは背中の真ん中まである。
前髪だけがストレートだ。
白いレースの髪飾りをつけた。
カツラを被ったときの変身の度合いが、たまらない。
自分を完全に女の子にしてくれる。

膝上までの白いストッキングを履き、
部屋の中ではあるが、かかとが10cmある黒い靴を履いた。
もともと脚の長い洋介は、自分で満足の出来るプロポーションになった。

鏡をいつまでも見た。
鏡の中に、可愛いメイドがいる。
それは、自分だ。
一人暮らしの開放感が、洋介を興奮させていた。

これから、憧れに憧れたメイドの町秋葉原へ行くつもりだった。
だが、その前に我慢できそうにない。
「ああん、もう我慢できない。許して。」と洋介は鏡に言った。

ストールから腰を浮かせて、ショ・ーツをとった。
とたんに洋介の男の証が、真っ直ぐに空を向き、
メイドのスカートの一部を尖らせる。

ほとんど感じはしないが、服の上からちぶさをもむ。
感じたつもりで声を出して見る。
「あ…あ、い・や~。」
快・かんにしかめる顔は、可愛くありたい。
眉間にしわを寄せないように気をつける。

あそこがますます大きくなってくる。
洋介はそそうをしてもいいように、あそこにゴ・ムを被せた。
これならスカートを履いたままイっても大丈夫。
スカ・ートの横から両手を入れて、
そっとあそこをあ・いぶしていった。
すぐにはイ・きたくない。
だかが、あそこは、いますぐにでもイ・かせてとせがんでいる。

「ああ、だめ、イ・きそう。あ………。」
洋介は、ス・カートの前をまくって、大きくなったものを鏡に映した。
「あなた、女の子なのに、どうしてこんなものあるの。」
「い・や・~ん、それをいわないで。これがあってもあたしは女の子。」
「もう、び・んび・んよ。エ・ッチだわ。」
「ああ…。」
洋介は陶すいの表情をする。
ああ…、ああ…、と言いながら、洋介は、握る手を速める。
「い・や・ん、ゆっくりイ・かせて。」
「だめよ。我慢できないくせに。」
「い・や・ん、い・や・ん、お姉様のバカ。」
こんなふうに一人芝居をする。
やがて、頂上にやってくる。
「はあ・あん、だ・め、だ・めー、い・やあ・ああ…。」
洋介は首を振りながら、体を痙・れんさせて、果てて言った。

いつもそうだが、果ててしまった後に、軽い自己嫌悪にとらわれる。
そして、飾り立てた衣装を脱ぎたくなる。
頭も、自毛にしたくなる。
洋介は、長髪のボブへヤーだったので、それだけでも女の子に見える。

まだ時間は早い。
2時間くらい昼寝をしよう。
それから、アキバへ入ってみよう。

洋介はスリ・ップ1枚になって、ベッドに横たわった。
その姿だけでも、見る人は、女の子に見るだろう。
洋介は、「男の娘」として恵まれていた。


つづく(次回は、「メイド喫茶・男の娘」です。)

She-Male 片桐絵梨⑧「父との和解」最終回

ちょっと書くつもりが、今まででいちばん長いものになってしまいました。
今日で、やっと最終回です。これまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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「社長、もう1000万、どうにかならんか。」
と映画監督の神崎は、社長の大垣に言った。
「1000万じゃだめですか。」と大垣。
「実は、俺、あの作品、ビデオ止まりじゃなくて、
 一般劇場公開できるように、2つ作ってるんだよ。
 一つは、DVDのアダルト用。
 もう一つは、ちゃんとパンツ履いて、
 Hなシーンはある程度省いて、ファミリーで見られるものを作ってきた。
 せっかくのセット、大道具、小道具を、映画1本のために使い捨てるのもったいないだろう。

 あの二人は、あの写真集で売れてる。
 その二人が活劇で、動くとなると、客は来ると思うがね。
 もっとHなのを見たいお父さんは、DVDでどうぞってわけよ。

 そこで、CGも屈指して、大迫力の冒険物にしたいんだ。」

「わかりました。写真集で儲けましたからね、今度も儲かるの作ってください。」
社長は言った。



その後、映画は、パート3、パート4と仕上がり、完成した。
「劇場公開用ファミリー版」、「DVDアダルト版」。

劇場公開用は、監督の狙いがあたり、劇場の多くは満席になり、
ロング・ランが続いた。
ビデオの売れ行き、またレンタルでもどんどん成績が上がった。

そして、二人の写真集・その2が出版された。
その1は、180万部、その2は、120万部を売りあげた。

真理と絵梨は、この事務所に属し、月給制だった。
真理は、月給30万円、絵梨は、23万円だった。

二人は、そんなものだと、何の疑いも抱いていなかった。
こうして、絵梨の契約の1年間が終わろうとしていた。
真理は、2年目を終えようとしていた。

二人を前に、社長がにこやかに言った。
「今年、真理は絵梨を得ることで、事務所をものすごく設けさせてくれた。
 絵梨についても同じこと。真理と組んで、二人の価値を何倍にも高めてくれた。
 そこで、多少ではあるけれど、ボーナスです。
 今年の活躍なので、二人同額です。」

二人のマネージャーもニコニコしていた。
真理と絵梨は、封筒を受け取った。
中には小切手が入っていた。
100万円は無理だろうなと真理は思っていた。
30万円くらいかなと絵梨は思っていた。
「ここで、見てもいいですか。」と真理は言った。
「どうぞどうぞ。」と社長は言った。

真理は、そーと封筒から小切手を引き出した。
そして、その額を見て、目を見開いた。
「うそー、うそー。えー、信じられない。」
絵梨も、封筒から小切手をだして、驚き、数字を数えた。
「2」の次に、「0」が、1,2,3・・・・8つあった。
2億円。
「うそー!」と絵梨も目を丸くした。
「いいんですか。」と真理は社長に言った。
「いいの、いいの。事務所はもっと儲かっているんだから。」
と社長は言った。

事務所のネプチューン社は、二人を整形した「未来社」の直属の会社で、
1人にかかる手術費300万円+アルファーを1年間で稼ぎ出せばそれでいいのであった。
去年真理は、その300万円を稼ぎ出すことができなかったので、
もう1年契約を伸ばした。しかし、今年は、大ヒットだった。
吉村とも小川とも、ここでお別れだった。
二人は、泣いて別れを惜しんだ。
そして、社長の大垣も任務を終え、次の事務所に派遣される。
「え?この事務所、どうなってしまうんですか。」
と絵梨が聞いた。
「君がやりなさい。社長兼俳優。絵梨ならやれるでしょう。」
大垣は、そう言った。
「君と真理くんと協力してやってね。そうしないと、ここ誰もいなくなるから。
 シーメールの希望者は少ないんだよね。
 シーメールの後輩が来たとき、ここがないと困るでしょう。」
そうも言った。
「はい…。」と絵梨は呆然として言った。
「そうよ、やろう、やろう。」と真理が絵梨の肩をたたいて言った。
「真理は、脳天気だから、この責任がわからないの。」
と絵梨が言い、みんなで笑った。



真理は、吉村、小川と共に未来社に行って、完全な女性となって帰ってきた。
二人は、その日に、双子の弟の武、妹の優奈を施設に迎えに言った。
二人は、お兄ちゃんが、綺麗なお姉ちゃんになって迎えに来たのでびっくりした。
そして、綺麗なお姉ちゃんが気に入った。
荷物は後にして、まず家に帰ることにした。
家は、2階のある一軒家だ。
午後の5時ごろだった。
チャイムを鳴らした。
「はい。ご用は?」という父の声がした。
「お父さん、あたし、幸夫。武と優奈もいる。そして、お客様も。」
「今、行く。」と父のあわてている声がした。
玄関がすぐ開けられた。
父英二は、真理を見てあっと驚いた顔をした。
「入っていい?」と真理は行って、弟妹を連れて入った。絵梨も入った。
父は英二は、見るからにうろたえていた。

和風のリビングで、父に向かって、真理、武、優奈、その後ろに絵梨が座った。
「お父さん、あたし、完全な女になりました。」と真理。
「そ、そうか。よかった。お前が女の子になりたいのわかっていた。」
父はうつむいて、真理の顔をまともに見られないようだった。

「今日から、ここで暮らします。武、絵梨もいっしょです。」
「ほんとか。それは、うれしい。俺は、一人で淋しかった。」
「お酒、やめたの。」
「止めた。きっぱりとやめた。少しでも飲んじゃいけねんだ。
 一滴飲んでも、もとに戻っちまう。」
「よかった。お父さん、がんばったのね。」
そう真理が言ったとき、父英二は、ぽろぽろ涙をこぼした。
そして、畳に手をついて、頭をさげた。
畳に涙がこぼれた。
「幸夫には、すまねえことをした。この通りだ。
 俺が、がんばっていれば、お前を親戚に預けずにすんだ。
 俺が、がんばっていれば、お前を小さいうちから母親の代わりをさせずにすんだ。
 俺が、がんばっていれば、母さんを死なせずにすんだ。
 男一人で、子供を育てている人は、5万といる。
 だのに俺は、母さんの気持ちも考えず、一人ふてくされて、
 全てから逃げていた。
 酒を飲んで、幸夫や武や優奈にひどいことをした。
 最低だった。俺に父親の資格はねえ。
 それでも、俺といっしょに暮らしてくれるのか。」
真理も、頬に涙を流していた。
「そうよ。ひどいお父さんだったけど、やっぱりお父さんだから、
 いっしょにいたい。武や優奈も同じ気持ちよ。」
「そうか、そう言ってくれるのか。」
父はそう言って、畳に手を付きながら、片手で目を覆って泣いた。

「これから、あたしのこと、真理って呼んで。
 それから、紹介したい人がいるの。」
 絵梨が真理の横に並んだ。
「絵梨さんっていうの。女性にみえるけど、男性なの。
 あたし、この絵梨さんと結婚します。
 認めてくれますか。」
「ああ、真理が幸せになれるなら、それでいい。
 絵梨さん。よろしくお願いします。」
父は言った。

次の日、引越しの業者をたのみ、絵梨の分を含めて、
全員の引越しを終えた。
絵梨は「婿」ということになるが、
家族を失った絵梨は、賑やかなのが嬉かった。

夕食は、真理の指図で、みんなが動いた。
父の英二もナプキンを置いたり、皿を置いたり、
こまごまと動いていた。

家族再開の夕食は、カレーライスだった。
みんなは、コカコーラで乾杯した。
食べ初めて、父の英二が、片手で目を覆って泣き出した。
「お父さん、どうしたの?カレー、辛かった?」
と真理が言った。
「いや、ちがうんだ。うれしいんだ。
 母さんはここにいないが、みんなでこうして夕食をとれる日がくるなんて。
 思ってもみなかった。みんな、ありがとう。」
英二は言った。
「お父さん、過ぎたことは、もう忘れよう。
 これから、みんなで幸せになろう。」
真理が言った。
「うん、そうだな。めでたい晩に涙はいけねえな。」
父は言った。

夕食の片付けもみんなでやり、
お仏壇の母に、みんなで手を合わせた。



二人は、母の寝ていた部屋に布団を並べ、それにもぐった。
「真理は、家の中では、すごく貫禄あるよ。すごく立派。」
「家の中だけね。絵梨、またオッパイ吸わせて。」
「いいよ。おいでよ。」
真理は絵梨の布団に移り、絵梨のオッパイを吸い始めた。
絵梨は思っていた。
真理には、それが必要。
好きなだけ吸って、心の穴を満たすといいよ。

その夜、真理は、女の悦びを知った。
そして、感激して泣いた。

明くる日、父は職場に行き、絵梨は事務所に行き、
真理は、弟妹を、新しい保育園に連れていき、入園手続きをした。
その後、事務所に来た。
絵梨は、社長のデスクをあけて、通帳を見つけた。
「わあ、真理、社長1億円置いていってくれてるよ。」
「じゃあ、初めの運営資金って訳ね。」
「そうだね。」

二人で事務所の整理をしていると、
うれしい二人の姿を見た。
それは、マネージャーの吉村と小川だった。
二人は、それぞれ、夏服のセーラー服を着た髪の長い可愛い女の子を連れていた。
「やあ、元気にやってる。」と小川は言った。
「はい、すごく元気です。」
そのとき、セーラー服の二人が来て、
「わあ、真理さんと絵梨さんだ。
 あたし達お二人に憧れて、シーメールになったんです。
 お会いできてうれしいです。」
と言って、キャッキャと跳ねていた。
「可愛いわあ、今年もヒットを飛ばしましょうね。」と真理。
「真理とあたしは、少し飽きられてるからね。君たち二人が頼みの綱よ。」
と絵梨が言った。
「吉村さんと小川さん。一年間は、ごいっしょにお仕事してくださるんですよね。」
と真理が言った。
「はい。そばにいますよ。」
「だって、シーメールがいちばんおもしろいからね。」
と吉村と小川は言った。
「そうです。」
「シーメールがいちばんおもしろいです。」
最後は、みんなの合唱のようになって、
笑い声が、事務所にこだました。


<おわり>

She-Male 片桐絵梨⑦「二人の気持ち」

今回も長くなってしまいました。もうそろそろ終わりにしようと思います。
読んでくださるとうれしいです。

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映画の第2パートまで撮り終わった。
ちょうど半分だ。

真理と絵梨は、真理のマンションで静かな夜を過ごしていた。
コーヒーテーブルの前で、ソファーに持たれて並んでいた。
絵梨が、真理の肩をとって、真理にキ・スをした。
この頃は、舌を深く絡めてする。
絵梨が、真理の赤いミニのワンピースの裾から手を入れる。
ショ・ーツの中に手を入れる。
「ああ…。」と真理が声を出す。
真理のあそこは、どんどん大きく固くなる。
絵梨も同じ。
真理の興・奮が、そのまま絵梨の興・奮だった。
「絵梨、お願い、しばって。」と真理が言う。
「いいわよ。」絵梨がいう。


二人は立って、スリップ一枚になる。
ブラもショ・ーツも取ってしまう。
絵梨は、真理を、肘掛のソファーに座らせた。
いつものように、真理の上半身をしばる。
それだけで、真理はうっとりとなる。
「今日は、脚もしばってみようか。」
と絵梨が言う。
「うん。うれしい。」と真理が言う。
絵梨は、真理の脚を胡坐をかくようにして、
重なった足首の部分をくるくるとしばった。
次にロープを2重にして、その中ほどを首の後ろにかけて、
胡坐になった足首にかけて、強くひっぱった。
足首が持ち上がって、真理の顔の近くまでくる。
真理の下・半身は、完全に丸出しになる。
「真理、どう?はずかしい?」絵梨は聞く。
「うん、恥ずかしいけど、うれしい。」真理は言う。
絵梨は、真理の美貌と真理の姿を見て、
たまらなくエ・ロチックな気分になってくる。

真理は、あそこを硬直させている。
「絵梨、あのね。」と真理が言う。
「あたし、毎朝、大量の石鹸水で、浣・腸をするの。
 そして、おしりの中にクリームをたっぷり塗ってるの。
 いつ誰から丘されてもいいように。」
真理は、顔を少し赤らめた。
「そうなんだ。じゃあ、あたし、男になるね。」絵梨は言った。
絵梨は、真理のある場所に、もう一度クリームを塗った。
「真理、いくわよ。」
「ええ。」
絵梨は挿入して、真理と一つになった。
「あ…あ…。」と真理が声を出す。
絵梨は、ある運動を始めた。
真理の声。
真理は、あそこをもっと硬直させている。
『真理は、心の底から女の子なんだなあ。』と絵梨は思った。
絵梨は運動と続けながら、次第にたまらなくなってきた。
可愛い美貌の女の子の恥ずかしいところを丘している。
倒・錯的な喜びが、胸の中に渦巻いてきた。
真理の声が激しくなってくる。
声を殺していても、どうしても出てきてしまう声。

絵梨は、たまらなくなり、運動を速くした。
真理の叫び声。
ああ、もうだめ、いってしまう。
「真理、あたしもうだめ。いくわ。」
「うん、あたしもいっしょ。」
絵梨は、放出した。
同時に、真理も放出した。
『真理は、後ろだけで、前もいってしまえるんだ。』絵梨は思った。

絵梨は、真理のお腹をティッシュで拭いた。

絵梨は、真理のロープをほどいて、ベッドに運んだ。
「もっと早く言えばいいのに。あそこが好きって。」
絵梨は言った。
「だって、恥ずかしかったから。」
「真理は、ほんとに女の子なんだね。」
「絵梨よりかね。」
「あたしだって、男の子がするポーズするの恥ずかしかったわよ。」
「やっぱり。」と真理は笑った。

ベッドに移り、絵梨は、二人に毛布をかけた。
「真理、あたしのオッ・パイ吸ってみて。」と絵梨は言った。
「うん。」
真理はそう言って、絵梨のスリ・ップの紐をおろし、
絵梨の胸をしゃぶり始めた。
「赤ちゃんがするように、舌を丸めて包むようにしてやれる?」
「うん、できる。」
真理は赤ちゃんのように吸い始めた。
「上手。」
真理は、しゃぶりながら、返事をしなくなっていった。
絵梨は、真理が泣いている気がした。
でも、知らんふりをしていた。

そのうち、真理はしゃぶるのを止めて、
すすり泣きを始めた。
絵梨は、真理の頭を抱いた。
「真理は、うんと苦労してるんだね。」
絵梨はそう言った。
「うん、うん、苦労したの。
 お母さんが恋しい、お母さんが恋しい、お母さん。」
真理はそう言って、絵梨の胸で泣いた。
絵梨も泣いた。



真理は、母親の愛情をほとんど知らずに育った。
母は、真理を産んで、マタニティー・ブルーとなり、
そのまま、布団の中の人となった。
その間、親戚の家に預けられた。
10歳のとき、母は再び回復した。
しかし、できた子は男女の二卵性双生児だった。
双子を育てるのは大変で、母は、また精神的病に冒された。
10歳になった真理は、家に帰ってきて、
母親の変わりを全てやらされた。
母は、その内交通事故で他界する。
事故か自害か定かではなかった。
その頃から、父はアルコールに依存し、酒乱の傾向をみせる。
たった10歳の男の子が、家事を全部行い、酒乱の父。
双子の子育て。毎日が地獄だった。

真理は、もっとも甘えたいとき、母がいなかった。
もっとも頼りたいとき、父は父でなかった。

真理は、「女塾(絵梨の1年前の代)」のポスターを見る。
二人の弟・妹は、民生員さんに頼んで、施設に預けた。
アル中の父は、保健所に頼み、精神科に入院させた。
こうして、真理は、女塾にきた。
真理が、完全な女性を希望しなかったのは、
男性たる父に対抗するため。真理はそう自分を分析していた。



「真理は、お父さんのことがなかったら、
 本物の女の子になりたかったんじゃない?」
絵梨はそう言った。
「どうかな。わからない。私の心が、完全な女の子になっちゃだめって言うの。」と真理。
「あたしね。わかんないけど、真理のこと好きになったみたい。」
「私達の映画にあったじゃない?
 絵梨の『好き』は、恋人への『好き』って意味?」
「うん、ずばりその意味。」
「ほんと?でも、あたしの体こんなだし。」
「結婚しよう。」
「絵梨のご家族にいいの。あたし、こんなよ。」
「あたしに家族はいないの。みんな震災で亡くなった。
 天蓋孤独なの。施設で育ったの。」
「そうだったの。知らなかった。」
「いい施設だった。」
「あたし達まだ16歳よ。大丈夫かな。」と真理。
「あたし、戸籍の年齢は、20歳なんだ。体は16歳だけど。
 真理が女の子になれば、結婚できるよ。」
絵梨は、真理が1年前の「女塾」を出たことを確信していた。
「真理にとっては、絶対の秘密だから言えないと思う。
 あたしも言えない。だけど、やり直しが1回認められてるはず。」
そのとき、真理も確信した。絵梨は、自分とは別の代の「女塾」を出ていることを。

「あたしが女になったら、戸籍を変えて女になり、
 絵梨は、今も戸籍は男だから、あたしたち男女なんだ。」
「ホルモンもほとんど打ってないから、がんばれば子供も作れるよ。
 あたしたち、一生いっしょに暮らせるよ。」
「あたしをこの世で一番理解してくれてるのは絵梨。」
「あたしを一番理解してくれてるのも真理。
 真理が望むなら、あたし男の姿にもどってもいい。」
「絵梨は、あたしのためにそこまで言ってくれるの。」
「うん。愛してるから。」
「絵梨、あたしうれしい。」
真理は、絵梨に抱きついて泣いた。
絵梨は、抱きしめた。


つづく(次は、「真理、父との和解」です。)

She-Male 片桐絵梨⑥「美少女戦士スーパー・シーメール

美少女戦士シー・メールになった二人は、
腕にはめた時計のようなものを見て、いう。
「南方の方で、海賊船があばれてる。」
「罪もない漁船の人が捕まっている。」
「行こう!」
「うん。」

二人はそう言って、学校の廊下の窓から、空を飛んで行く。
スーパーマンのように飛びながら、真理が言う。
「ねえ、絵梨、あたしたちなんでショ・ーツはいてないの?」
「いちいち変身するとき、ショ・ーツ降ろすのじゃまじゃない。」
「でも、後ろから見られたら、丸出しよ。」
「そこを見られないようにするのが、乙女のテクニックよ。」

そんなことをいいながら、一気に南方の島に来た。
海賊船に降りる二人。
「なんだ、お前らは。」
「愛の戦士スーパー・シーメ・ールよ。」
「なんだそれは?やっちまえ。」

海賊と二人の戦い。
ハイキックをするたびに、ス・カートの中が見えてしまう。
「絵梨、やっぱりショーツはいていた方がいいわ。」と真理。
「あたし達のあそこ見て、敵は一瞬ひるむじゃない。
 そこを攻撃するのよ。ノーショ・ーツはあたし達の武器なのよ。」と絵梨。

二人は、ばったばったと海賊をなぎ倒して行くが、
真理が、ふと後ろを向いたとき、絵梨と口びるが合ってしまい、
口・づけした形になって、普通の女の子に戻ってします。
(口・づけで、普通の女の子に戻る。)
二人とも、頭に大きなリボン。可愛いお人形のような、ミニのワン・ピース姿にもどり、
そこに、しゃがんでしまう。
「いや・ーん、普通の子になっちゃった。」
「失敗ね。」

気がつくと、船の甲板の地下。
真理は、上半身をロープでぐるぐる巻きにされ、
船の柱に、さらに巻かれている。
女の子の斜め座りをしている。

絵梨は、上半身から、脚まで、ぐるぐる巻きにされ、芋虫のようにされ、
床にころがせられている。

「絵梨、あたし、このシチュエーション、感じる。」と真理が言う。
「また?」と絵梨。
「うん。あそこが大きくなってきた。どうしよう。
 スー・カートを持ち上げてる。」
「もう、真理は、変なこと好きなんだから。
 そういうあたしも、なんだか感じてきちゃった。」
「そうでしょう?しばられるって、快・かんよ。
 これで、醜い男から襲われたりしたら、最高。」
「ハンサムな男じゃないの?」
「なぜか、醜い男の方が萌えるの。」

そう言ううち、地下室のドアがバタンと開く。
醜い毛むくじゃらの男4人が入ってくる。
「あはは、いいもんだな。女が二人しばられているってのは。」男1。
「じゃあ、可愛がってやるか。」男2。
男二人で、真理の柱にしばってあるロープを取る。
真理は、まだ初めのロープで後ろ手に縛られている。
男1が、真理の後ろに回って、真理のち・ぶさをもみ始める。
「あはは、コイツのはでけえぜ。」
「前はどうかな。」
と男1がスカートをめくる。
「い・や・ん、やめて。」と真理は叫ぶ。
「おお、すっかり大きくしてらあ。その気十分ってところか。」
「おい、コイツをなめ・てえから、お前、もっと女をねか・せろ。」
男1は、下がって真理の頭を自分のまたに置く。
男2は、真理もあそこをしゃ・ぶり始める。
「ああん、いや、いやん。みにくい男なんかきらい。」
「さっき、みにくい男がいいって、言ってなかったかい。聞いちゃったぜ。」
男は、あそこを舐めたり、手でなでたりする。
真理は、だんだん恍こつの表情を見せていく。
「どうだあ。いいだろう。」
「い・やん、や・めて、あ・あ、あ・あ…。」

一方となりの絵梨も下・半身のロープをとられ、
二人の男に、同じことをされている。
カメラは、ばっちり絵梨のそこを映し、それが本物であることを証明する。
「あたしは、こういうの嫌いですからね。
 となりの子と違うのよ。」と絵梨。
「そうかなあ?さあ、いこうか。」
「いや、いや、止めて。」
絵梨は、脚を開・いたまま、なめたり、あいぶされたりしながら、
やはり、恍こつとなってくる。
「ああ、こんなの、嫌なはずなのに。あたしって変。」と絵梨。
「ちっとも変じゃねーよ。さあ、覚悟しろ!」
「あああ…。」と絵梨は叫ぶ。

となりでは、真理がすっかり気分を出している。
「あ…、あ…、いや・・ああ、もっと・・。」
男は、代わる代わる、真理のものをあ・いぶする。
「そろそろかな?」
男達はラッシュをかける。
真理が、体をふるわせる。
「ああ、い・く、い・く、い・くうう・うううう。」
真理は、男達の顔に向かってふんしゃする。
男達は、おいしそうにそれを手にとって舐めている。
ぐったりする真理。

絵梨も、もうそろそろだった。
「い・や、い・や、い・や、い・や。」と拒絶しているが、
体が、男の手に合わせ動いている。
「あああ、いきそう。だめ、もうだめ、あ……、あ……………あ。」
絵梨のものから、白い液状のものが、はっきりと放出された。
カメラはそれをとらえる。
これで、絵梨のシー・メール・ニセ物説は、なくなるはず。

男達は、立ち上がる。
「あはは。シー・メールってのは、可愛いなあ。」
「ああ、反応が一目でわかる。」
「『いや、いや』って言ってたってよ、あそこがび・んびんじゃあなあ。」
「あはははは。」
男達は去る。

絵梨と真理。
「真理、どうだった。」
「うん。もう最高。いやらしい男って萌えるわ。絵梨は?」
「あたし、真理の世界覚えちゃったみたい。
 どうしよう。もう、普通のせっ・くすできなくなっちゃう。」と絵梨。
「大丈夫よ。普通は普通で、いいものよ。」と真理。

「そんなことより、早くあれしよう。」と絵梨。
「そうね、早くスーパーにならなくちゃ。」と真理。

真理は、絵梨の所へ体をずらして、絵梨のものを加えて上下運動。
すると、絵梨は、スーパー・シー・メールになって、
むん、と力を入れると、ロープが切れて飛んでしまう。
絵梨は、真理のあそこをくわえ、上下運動。
真理も、むんっとロープを切り飛ばしてしまう。

「じゃあ、悪者退治に行こうか!」
「うん!」
そう言って、二人は甲板に出て、悪いヤツラを、
パンチとキックで倒し、全員をロープでしばってしまう。

隊長から鍵を取り上げ、牢の錠をあけ、漁船の人々を解放する。
漁船の人々は、二人に床に手をついてお礼を言う。
「みなさんは、船の人ですよね。
 じあ、この海賊船を操縦して、みなさんの船まで行けますね。」
「ハイ大丈夫です。全員もどったら、この海賊のやつらのロープを解いてやります。」
「では、安心したわ。じゃあ、あたしたちはこれまで。
 じゃあね。」
真理と絵梨は、二人で飛んで行く。
「あの人達は一体だれなんです?」と一人が言う。
年長者が答える。
「知らなかったのかい。
 あの二人こそ『美少女戦士スーパー・シー・メール』さ。」
(「誰も知らないんじゃないかな…。」との声。)
「どうして、パン・ツを履いてないんですか?」
「戦闘に、パン・ツなど、邪魔なだけであろうよ。」
そうかなあ…と他のみんなが考えるなか、
望遠となり、第2パートの終わり。

(次回は、「真理のいきさつ」です。)

She-Male 片桐絵梨⑤「映画撮影開始」

絵梨は、ベッドの上に正座をして、失神している真理の上半身を抱いた。
そのとき真理は、おかしなことをした。
舌を筒状にして、ちょうど赤ちゃんがお母さんのオッパイを吸うように、
ぴちゃぴちゃとその動作をした。
「真理、あなた…。」
絵梨は、急いで、胸を開け、ちぶさを出して、
真理に吸わせた。
真理は絵梨のちくびに吸い付き一生懸命吸っていた。
「真理、きっとあなたは…。」
絵梨は、そう言って、真理を強く抱いて、いつまでも吸わせた。



マネージャー小川は、カメラマン後藤アキラと打ち合わせした。
芸術的で清潔感があり、かつセクシーである写真を撮って欲しいこと。
二人の男の証は、ベール越にとるか、または、ほんの一部分を撮るかして、
全体を向き出しにして撮らないで欲しいことなど。
社では、写真集ではまだ、決定的に絵梨がシーメールであることは、
知らせたくなかったのである。
もう一度、読者をじらせて、次のビデオで勝負をかけたかったのである。



写真に先駆けて、真理も絵梨も、かの部分を剃毛するように言われた。
その方が、清潔感があるし、ゴムやビーニールで、
かの部分を偽造していないことを証明しやすい。



写真集は売れた。
社長や小川は、国内では、女装関連の人口を最大20万と見ていた。
それに、ゲイ、レズビアン、性的マイノリティーを入れても、
30万と見た。
その全員が買ってくれても、30万を超えることはないと見ていた。
写真集は、1冊3000円もする。
ところが、実際は、何度も再販を繰り返し、国内だけで、80万部売れた。
これは、女子高生、女子大生の多くが買ったためである。
モデルの話題性、清潔さ、また写真としての美しさが女性に訴えたからだ。

そして、海外でも、大変な評判で、「ミラクル・ガールズ」とうたわれ、
総計100万部の売り上げを記録した。
小説と違い、写真は、言葉の壁がないことが、大いに効を奏した。
これは、ヒットしたDVDの売り上げをはるかに越えていた。

社長の大垣、真理のマネージャーの吉村、絵梨のマネージャーの小川、
そして、カメラマンの後藤、そして、真理と絵梨を入れて、
みんなで、祝杯を挙げた。

写真集の後の、ネットの声は、その調子が柔らかくなった。
・写真集でかなり満足したが、もっと決定的にシーメールだという映像が見たい。
・写真集で、絵梨のシーメールは、信用するが、動画でみたい。
・セックス・シーンだけではなく、写真集のように、日常生活の場面をもっとみたい。

これらの言葉は、映画監督の神崎を大いにやる気にさせた。
「監督。前回は500万円とケチりましたが、次回は1000万出せます。
 シーメール史上最強のをお願いします。」
と社長の大垣は言った。
真理は、マネージャーの吉村を通して、そっと監督に伝えた。
吉村は言った。
「監督、真理は、あくまでソフトであるなら、縛られたりするのは、OKです。」
監督は、「おっ。」と笑顔をみせた。
「じゃあ、例えばこんなのどうだ。
 海賊船につかまった少女が、逃げないように縛られている。
 猿ぐつわもかまされている。」
「なるほど。SMの設定ではなくして、マニアにサービスする訳ですね。」吉村もにこりとした。



「海賊船につかまり、縛られた少女」。
この発想で、監督の神崎は、すべてのシナリオを書いた。
制作費があるならばと、神崎は、奇想天外な物語にした。
「まあ、題して、『美少女シーメール戦士・真理と絵梨』かな。」

<シーン1>
高校の廊下。男子の制服を着た、ショートのカツラを被った真理と絵梨が腕を組んでやってくる。
歩き方は、まるで女子。
5、6人の柄の悪そうな高校生が固まって、真理と絵梨の方へやってくる。
5、6人は、真理と絵梨に通せんぼうをして、取り囲む。
「何よ、通して!」と真理が言う。
「このお△まがよ。」と男子の一人。
男達は二人を取り囲む。
「いやん、こわい。」
「やめて、いや。」と二人は言う。
真理と絵梨は、二人抱きあって、廊下の壁に座ってしまう。
完全に女の子の仕草。
「今日も、ちょっと可愛がってあげようか。」と一人。

真理が絵梨に小声でいう。
「あたし、このシチュエーション、感じちゃう。」
「あたしも。女の子になっちゃおうか。」
「うん。」
真理と絵梨は、キ・スをする。
すると、二人は、夏服の女子生徒の姿になる。
頭から、足まで、女子生徒。長い髪。
どうやら、二人は、キ・スをすると、女になってしまうようだ。

「お、女になったか。よしよし。」一人がいうと、
5、6人は、さっそく、2人にいたずらを始める。
一人が後ろから、真理、絵梨の胸を揉み始める。
「いや、いやあ。」と叫ぶ二人。
一人が、真理、絵梨のミニのスカートをめくる。
二人は、ショーツを履いておらず、男の物が丸出しである。
二人は毛を処理していて、パ・イ・パ・ンである。
「純女の方がいいけどよ、まあ、いいか。」
男子二人が、真理、絵梨にフ・ェ・ラを始める。
「いやあ、やめて、そんなこと、やめて。」
男達は、交代して、そえぞれ口に拭くんで二人をせめた。
二人はわめく。

「絵梨、なんかいきそう。
 こいつらにあたしの尊い液なんかやりたくない。」
「あたしも、いきそうだけど、同じ気持ち。」と絵梨。
「やっつけちゃおうか。」
「うん、やっちゃおう。」と絵梨。
絵梨は、胸を揉んでいる生徒をはねのけ、
真理に喰らいついている男をはねのけ、
真理のその部分を口に入れた。
そして、少し上下運動をした。
「ああ、いい、もっと…。」と真理が甘い声を出した。
「真理、あたしも。」
真理は、絵梨に攻撃している男をはねのけ、
絵梨の部分に同じように、口に含み、上下運動をした。

すると、二人は、光に包まれ、
やがて、少女戦士に変身する。
驚くほど長い脚にブーツ。
長い髪。恐るべき美貌。
体のラインを強調するカラフルな衣装。
超ミニのスカート。(ショーツを履かないのが、二人の方針。)
戦士になった二人は、
男共を次々と投げ飛ばした。
そして、決めセリフ。
「あたしたち美少女戦士シーメール。
 馬鹿にする子は、おしおきよ。」

どうやら、二人は互いにフ・ェ・ラすることによってパワーアップするようだ。

助監督が、監督神崎に言った。
「ちょっと、もらいすぎていませんか。」
「なあに。あくまでパロディだからね。」

She-Male片桐絵梨④「真理・初体験の放置プレイ」

できたDVDは、「シーメール二人の秘密」というタイトルで、
流通に乗った。それには、レンタル・ビデオ店では、
女装コーナーとしては、異例の横置き1枚と縦置き4枚の
5つが並んだ。
こうすると、その愛好家だけ出なく、一般の客も見て、好奇心で借りていく。

ネット界では、大々的に宣伝がなされ、
「女装」「ニューハーフ」「シーメール」と関連の言葉で、
必ず出てくるように宣伝費を使った。

また、海外にも出回り、主にアメリカとヨーロッパ圏、
そして、アジア圏にも多数流通させた。

ビデオとしての反響は、ツイッター、Face Book、2チャンネルなどで、
例を見ない数にのぼった。

マネージャー小川の狙い通り、反響の3割は、
シーメールとしての、2人の自然な可愛さ、女子と区別のつかないプロポーション、
そして、映画の芸術的な出来のよさを讃えていた。

一方、残りの7割は、「絵梨」に対して、本当のシーメールなのかとの疑いであった。
朝比奈真理については、すでにいくつかのDVDが今まで流れていて、
シーメールを疑うものはいなかった。
それが、片桐絵梨は新人であり、見た人は、朝比奈真理以上の「女の子」を
感じさせた。こんな子がシーメールであるはずがない。
現に、絵梨の男の証は、巧妙に隠されている。
それとも、俗に「ふたなり物」のように、ゴム細工でごまかしたものである。
この点で、真実が知りたいという、購読者の声が世界中で湧き起こった。

DVDを製作したネプチューン社の社長大垣とマネージャー小川、監督の神崎は、
その反響を、待ってましたとばかり受け止め、ほくそ笑んだ。

そこで、ネプチューン社では、次は、ビデオではなく、
二人の写真集を出すと、世界に公表した。
レンタル・ビデオの価格競争が激しくなり、
レンタル・ビデオ産業は、存続の危機に見舞われていた。
それに比べて、本は、まだまだ、すたれていない。
写真集は、話題さえあれば、売れるのである。

ネプチューン社は、業界で人を撮ってはトップクラスの写真家である、後藤アキラに
すでに話を通してあった。


時は遡り、ビデオ撮影がおわり、簡単な打ち上げのとき、
真理と絵梨は、早目に失礼をした。

「絵梨、今日、あたしのマンションに泊まっていかない?」
と真理は言った。
「いく、いく。まだ真理のマンション知らないし。
 あたしの部屋、1DKだし。」
「家は、一応3LDKだから、少し広いかな?」と真理が言った。

真理の部屋に来た。
「コーヒーがいい?ジュースがいい?」と真理が言う。
「あ、コーヒーがいい。」絵梨は答えた。

絵梨は、真理の部屋で、自分も早くこんなマンションに住みたいと思った。

コーヒーテーブルを前に、
二人は並んで、ソファーにもたれていた。
「あたしね。」と真理はいい始めた。
「あたし、シーメールでも、なんていうか、清純派で通っているのね。」
「うん、そうだね。真理のDVD5本見たよ。」
「まだまだ清純派でいけるって思われてて、当分それでいくと思うの。」
「そうね。まだ16歳だしね。」
「絵梨、笑わないで、聞いてくれる?」
「うん。わらわない。」
「あたし、ほんとは、もっといん・らんで、心の中ではすごいこと考えてるの。」
「例えば?」
「ロープで、体縛られて、動けないところを、丘されるとか。」
「つまり、SMのことね。」
「まあ、そうなの。」
「映画じゃなく、本気でしたいのね。」
「うん。絵梨がしてくれたら、最高。」
「いいよ。あたし、あんまり経験ないけど、ビデオで見たし。」
「ほんと?笑わない?」
「約束。笑わない。ロープある?」
「うん。ある。」
「それから、もっと楽なワンピに着替えてきて。」

真理はダンボール一杯のロープをもってきた。
そして、ノースリーブの水色のワンピースに着替えて来た。

絵梨は、真理をジュウタンの上に正座させ。
ちぶさをさけて、ロープを横巻きに6重に巻いた。
「ああ、これを夢見てたの。だって、一人じゃできないでしょう?」
「そうね。一人じゃできないわね。」
絵梨は、真理の両手を後ろ手に取り、手を重ねて、縛った。
その手を、背中の横のロープに近づけて行くと、
上腕が開いて、横のロープにきつく食い込む。
手を縛ったロープの余りを、背中のロープに連結する。
「わあ、すごい。上半身がびくともできない。」
「今日は、初めてだから、このくらいにしましょう。」
「うん。」
「じゃあ、立って、ベッドに行くの。」
絵梨は、ベッドに真理を連れていき、その上に寝かせた。
「ショーツは、ぬごうね。」
絵梨は、そう言って、真理のショーツを取った。
「これ、『放置プレイ』っていうの。
 真理は、この状態で、30分くらいここでじっとしているの。
 いいこと。」
「何か、起こるの?」
「何もおこらないわ。でも、真理のイメージが、真理を丘すかもね。
 じゃあ、あたし、30分後に来るわ。」
絵梨は、ベッドル・ームの戸を閉めて、電気を消した。

絵梨がいってしまってから、5分くらい何も起こらなかった。
真理は、少しつまらないなと思っていた。
長目のスカートの中は、なんの防備もない。
もし、今誰かが来て、ス・カートをめくられたら、自分は何もできない。
そして、自分の男の証をあいぶされても、何もできない。
もし、それが、醜悪な男の手でも、自分は何もできない。
ああ、あそこが大きくなってきた。
あたしは、それを望んでいるのだろうか。
醜悪な男が、あたしのものをよだれを垂らしながら、くわえる。
いやん、やめて、あなたなんかきらい。向こうへ行って。
男は、好色な笑みを浮かべて、どんどん口を使って攻めて来る。
ああ、あたしのあそこが、どんどん固くなって来る。
いや、いや、あんな男に大きくさせられるなんて。
でも、どうして?どうして?こんなに嫌がっているのに…。
あたしのあそこは、固く大きくなっていくの?
もう一人、醜悪な男がきた。男はあたしにキ・スをする。
長い舌で、あたしの喉の奥を舐める。
そして、あたしの体中を舐めまわす。
ちぶさは、やめて。
その先端は、やめて。
男は、あたしのものを手であいぶしはじめた。
あたしは、動けない。
これが、明るい外であったら、耐えられない。
ああ、ここは、駅前のベンチ。
あたしは、縛られ、男の膝の上で横になっている。
人々がみんな見ている。
女のあたしに、男のものがあることを、みんな、にやにやして見ている。
その男の部分を、あたしは、天に向かって大きくさせてる。
ああ、耐えられない。いや、いや、誰も見ないで。
あたしは女。でも、あたしは、あそこを丸出し。
人々が笑って入る。
そのうちの何人かの男が来て、あたしの体に触る。
いやー、やめて、いやー。
ああ、感じる。どうして感じるの?
こんな恥ずかしいのに、感じる。
いや、いや、誰か助けて、いやー。
ああ、あたし、いきそう、いきそう、
なぜ?なぜ?ああ、でもほんとに、いきそうなの、
あああ、だめ、あ……………あ。

最後の声を聞いて絵梨は、真理のところへ行った。
真理は、半分白目を向いて、ぐったりしていた。
真理は、放出していた。
絵梨は、真理の出したものをティッシュで拭いた。

「真理、放置プレイってまんざらでもないでしょ。」
絵梨は、いたずらな目をして、そう言った。


つづく(次は、「二人の写真集」です。)

She-Male 片桐絵梨③「ピアノ教師VS生徒」

ここは、かなり大きなお屋敷のピアノ室である。
外は200坪の芝生が広がり、
ピアノ室の窓ガラスから、芝生と、色とりどりの花が見える。
美しいピアノの音が聞こえる。
カメラは、そこを映して、ピアノ室に接近する。

ピアノの四角い椅子に腰かけている絵梨は、
いわゆるお嬢様服を着ている。
白いワンピース。胸の空いた大きな丸襟。
膝くらいのスカート。
ノーメイク。
そして、前髪のある長いストレートのかつらを被っている。
その横で、丸椅子に座った真理がいる。
メイクさんは、忙しく二人の間を動いている。
真理は、20歳以上に見えるメイクをしている。
髪は、セミショートで、7:3に分け、おでこを見せている。
光沢のある半袖のブラウスに、黒いタイトミニスカートを履いている。
ミニであるので、丸椅子に座ると、ももの半分が見えている。

絵梨が、ふとピアノの手を止める。
「先生。少し疲れちゃった。お休みしてもいい。」と絵梨。
「そうねえ。ちょうど1時間経ったし。」
絵梨は、椅子をたって、先生の後ろから、先生の首に腕を絡ませる。
「先生。あたし、悩みがあるの。」
「なあに、なんでもおっしゃって。」
「先生、あたし、最近エッ・チな夢ばかり見るの。」
「エッチってどんな夢。」
「好きな男の子に、抱かれている夢や、キ・スされてる夢。」
「絵梨さんは、もう6年生だからそんな夢見ることもあると思うわ。」
「あたし、すごく嫌で、朝になると落ち込むの。」
「落ち込む必要ないわ。大人になったら、だれでも見ることよ。
 自然なことだわ。」

「じゃあ、先生もそんな夢みるの。」
「それは…。」
「だって自然なことって先生言ったわ。」
「キ・スされるくらいの夢は、見るわ。」
「あたし、キ・スだけじゃないの。」
絵梨はそう言って、真理の首に回している腕を、伸ばして、
先生の胸に触る。
『あっ。』と思う先生。

「夢の中で、男の子が、あたしの胸をもむの。こんな風に。」
絵梨は、先生の胸を揉み始める。
「絵梨さん。やめて。お願い。」
「先生、気持ちいい?あたし夢の中でこうされると気持ちいいの。
 これ、変・たい?」
「変・たいじゃないけど、小学生の絵梨さんにしては、少し早いわ。」
「さっき、小学6年なら、自然なことって先生言ったわ。」
「ええ。そんな夢も見ると思うわ。」
「先生は見る?」
「それは…。」

先生の顔が、羞・恥で赤くなる。
カメラは、それをしっかりと撮る。
「どっち。」
「見るわ。」
「こんな風に?」
そう言って、絵梨は、先生の胸をブラウスの上から揉み始める。
「彼の手が、胸から入ってくるの。こんなふうに。」
絵梨は、前開きの先生のブラウスの胸から手をいれる。
「絵梨さん。お願いだからやめて。」
「先生、自然なことって言ったわ。」
絵梨の手は、先生のブラの中に入ってきて、
胸の先端をとらえ、そこをくりくりと揉み始める。

「あああ…。」
先生は、小さく叫び、体を小刻みに震わせる。
「先生、震えてる。どうして?気持ちがいいから?」
「少し?」
「じゃあ、もっとたくさん。」
絵梨は、両腕をブラの中にいれて、
両方の先端を、くりくりともみはじめる。
「あああ・・。」
と先生が、小さな声をあげる。
「先生、気持ちがいいのね。」

「え、ええ。」
「もう、あそこ、ぬれてしまってる。あたしは、今びしょびしょ。
 先生もぬれてないと、あたし一人みじめな気がする。」
「たっぷりぬれてるわ。」
「ほんと。じゃあ、証拠に、ショ・ーツを脱いで見せ合いましょう。」
「そんな。あたし、パンストも履いているし。」
「こんな暑い日に、そんなの脱いでしまって。
 先生。お願い。あたしに恥をかかせないで。」
「いいわ。でも後ろを向いていて。」

先生は立った。絵梨も後ろを向いて、ショ・ーツをぬいだ。
先生は、パンストごとショーツを抜いた。
先生は、恥ずかしそうに、絵梨にショ・ーツを渡す。
絵梨からショ・ーツを受け取る。
「思ったほどぬれてないわ。」と絵梨。
「そ、それは…。」
「先生、直接触って、確かめてもいい?」
「だめ、そんなことだめ。」
先生は、膝を固く閉じる。

「先生、気持ちよさが足りないんだわ。」
絵梨はそういうと、先生のブラウスのボタンを全部はずしてしまう。
そして、ブラのホックをはずして、
先生のちぶさを下から、揉みあげる。
快感に震える先生の顔を、カメラはしっかり捕らえる。

ミニスカにショーツのない下半身で、
先生のスカートに異変が始まっている。
スカートのある部分がスカートを上に持ちあげている。
先生は、それを絵梨が気がつかぬように祈る。
絵梨は、先生の胸の先端を、両の指で、同時にもみはじめる。
「ああ、絵梨さん、やめて。あたし、あたし…。」
「なあに?あたし…なんなの。」
絵梨はそう言って、先生の視線を負う。
それは、スカート。一部が盛り上がっている。
「先生。男の子が、よくこうなっているわ。
 先生、待って、触らせて。」

「ああん、やめて!」
先生の声より絵梨の手が早い。
絵梨の驚く顔。
羞・恥に顔をそむける先生。
絵梨は、そうっと、先生のスカートの中に手を入れる。
「先生…。男の人だったの?それに、ここ、こんなに大きく固くしてる。」
「あなたを騙すつもりはなかったの。あたしは、女の格好の方が似合うだけなの。」
「わかるわ。先生。あたし、先生の気持ちわかるの。言い訳なんていらないわ。
 先生。ソファーに移ってくださる。」と絵梨。

先生は、うつむきながら、ソファーに移る。
「先生。脚を広げて。」と絵梨。
「いや。恥ずかしいものが見えてしまうわ。」
「はずかしくないわ。」
先生は、少しだけ膝を開く。
絵梨が、力で、先生の膝をガーと大きく開く。
スカートがまくれて、先生の全てが露になる。
「ああ、いや。やめて。」先生は恥ずかしくて顔をそむける。
絵梨は、先生の大きくなったものを口の中に入れる。
「だめ。絵梨さん、そんなことやめて。」
絵梨は、先生のものをほおばり、抜いたり入れたりする。
しかし、カメラは、絵梨の顔の後ろからとっていて、先生のあそこは見えない。

「先生、気持ちいい?」
「ええ、いいわ。」
「もっと?」
「ええ、もっと。」
絵梨はしばらく続けて、それを止めると、
先生のソファーに、先生をまたぐようにしてたった。
「あたしも、先生をだましていたの。先生、見て。」
絵梨は、スカートを上にあげて、股・間のものを先生にみせた。

目を丸くする先生。
「絵梨さん…。あなた…。」
先生は、絵梨の顔と股・間のものを何度も見比べる。
「先生。怒る?騙されたと思う?」
「思わない。だって絵梨は女の子の方が似あうから。」
「ありがとう先生。あたしの、くわえてくださる。」
「…ええ…。」

先生は、絵梨のものをくわえ、ゆっくり前後運動をする。
「ああ…。」絵梨がうっとりと声をあげる。
次第に、絵梨が前後に腰を使い始める。
「ああ、先生、先生のこと好き。たまらまく好き。
 先生にお△ん△んがあったときうれしかった。
 あたしのことわかってくれる人に初めて会った。
 ああ、気持ちいい、今日興奮したからすぐいっちゃう。
 先生、いい、いってもいい。ああ、あ…………あ。」
絵梨は、立ったまま痙・攣して、
先生の口の中に、絵梨の液体が放出された。
それを飲み込む先生。

先生の脚をソファーに乗せ、M・開きにして、
絵梨が、先生のものを加えて、あいぶしている。
「ああ、絵梨さん気持ちがいいわ。ああ、感じる。
 絵梨さん上手だわ。あああ、あたしもいきそう。
 絵梨さんのあそこに男の子のものがあったから、
 あたしも興奮したの。それだけで、いきそうになってしまったの。
 ああ、いい、あああ、いくわ、いく、絵梨さんいかせて。
 ああ、あ……………あ。」
先生は、お腹を上下して、ぶるぶると震えながら、果てていった。

「はい、カーット!上出来、上出来。」監督の神崎は上機嫌で言った。
「ああ、興奮したなあ。これ、本気でしょう。」とカメラの青年が言った。

絵梨と真理は、ぐったりして、二人並んでソファーに沈んだ。
「すごく興・奮しちゃった。」と真理が言った。
「あたしも。なんか、ずーーーと本気でした。」と梨奈。

「いやあ、二人ともいいね。初めからシナリオなんてないからな。
 君ら二人に全部任せてよかったよ。製作費用あんまり使わんで済みそうだから、
 余った分で、わーと行こうか。」と監督は言った。
「監督、この二人は未成年ですよ。お酒は早いすよ。」とカメラの青年。
「お酒が悪いなら、こんな映画に出てること自体、もっと悪いだろ。」
と監督が言ったので、一同で笑った。



こうして、2つのシーンができて、後の2シーンは、少し大掛かりに俳優を使い、
4シーンのオムニバス映画ができた。
二人のあの部分は撮さないというのが、マネージャー小川の強い要請で、
そのような映画になった。
ただ、ある一瞬だけ、二人の女優の男の部分を映した。
これも、小川と監督の作戦による。

映画は、さすが第一線で活躍中の監督らしく、
音効が入り、編集の効果で、歯切れのいい作品に仕上がった。
カメラは常にアップと標準の2つが使われ、その組み合わせも見事に編集されていた。

こうして、シーメール界の金字塔ともなる第1級の映画が、満を持して誕生した。


つづく(次は、「映画が起こす波紋」です。)

==============================

ここから、第4話となります。

==============================

できたDVDは、「シーメール二人の秘密」というタイトルで、
流通に乗った。それには、レンタル・ビデオ店では、
女装コーナーとしては、異例の横置き1枚と縦置き4枚の
5つが並んだ。
こうすると、その愛好家だけ出なく、一般の客も見て、好奇心で借りていく。

ネット界では、大々的に宣伝がなされ、
「女装」「ニュー・ハーフ」「シー・メール」と関連の言葉で、
必ず出てくるように宣伝費を使った。

また、海外にも出回り、主にアメリカとヨーロッパ圏、
そして、アジア圏にも多数流通させた。

ビデオとしての反響は、ツイッター、Face Book、2チャンネルなどで、
例を見ない数にのぼった。

マネージャー小川の狙い通り、反響の3割は、
シーメ・ールとしての、2人の自然な可愛さ、女子と区別のつかないプロポーション、
そして、映画の芸術的な出来のよさを讃えていた。

一方、残りの7割は、「絵梨」に対して、本当のシーメ・ールなのかとの疑いであった。
朝比奈真理については、すでにいくつかのDVDが今まで流れていて、
シーメ・ールを疑うものはいなかった。
それが、片桐絵梨は新人であり、見た人は、朝比奈真理以上の「女の子」を
感じさせた。こんな子がシーメールであるはずがない。
現に、絵梨の男の証は、巧妙に隠されている。
それとも、俗に「ふた・なり物」のように、ゴム細工でごまかしたものである。
この点で、真実が知りたいという、購読者の声が世界中で湧き起こった。

DVDを製作したネプチューン社の社長大垣とマネージャー小川、監督の神崎は、
その反響を、待ってましたとばかり受け止め、ほくそ笑んだ。

そこで、ネプチューン社では、次は、ビデオではなく、
二人の写真集を出すと、世界に公表した。
レンタル・ビデオの価格競争が激しくなり、
レンタル・ビデオ産業は、存続の危機に見舞われていた。
それに比べて、本は、まだまだ、すたれていない。
写真集は、話題さえあれば、売れるのである。

ネプチューン社は、業界で人を撮ってはトップクラスの写真家である、後藤アキラに
すでに話を通してあった。

時は遡り、ビデオ撮影がおわり、簡単な打ち上げのとき、
真理と絵梨は、早目に失礼をした。

「絵梨、今日、あたしのマンションに泊まっていかない?」
と真理は言った。
「いく、いく。まだ真理のマンション知らないし。
 あたしの部屋、1DKだし。」
「家は、一応3LDKだから、少し広いかな?」と真理が言った。

真理の部屋に来た。
「コーヒーがいい?ジュースがいい?」と真理が言う。
「あ、コーヒーがいい。」絵梨は答えた。

絵梨は、真理の部屋で、自分も早くこんなマンションに住みたいと思った。

コーヒーテーブルを前に、
二人は並んで、ソファーにもたれていた。
「あたしね。」と真理はいい始めた。
「あたし、シーメ・ールでも、なんていうか、清純派で通っているのね。」
「うん、そうだね。真理のDVD5本見たよ。」
「まだまだ清純派でいけるって思われてて、当分それでいくと思うの。」
「そうね。まだ16歳だしね。」
「絵梨、笑わないで、聞いてくれる?」
「うん。わらわない。」
「あたし、ほんとは、もっといん・らんで、心の中ではすごいこと考えてるの。」
「例えば?」
「ロープで、体・しばられて、動けないところを、丘されるとか。」
「つまり、S・Mのことね。」
「まあ、そうなの。」
「映画じゃなく、本気でしたいのね。」
「うん。絵梨がしてくれたら、最高。」
「いいよ。あたし、あんまり経験ないけど、ビデオで見たし。」
「ほんと?笑わない?」
「約束。笑わない。ロープある?」
「うん。ある。」
「それから、もっと楽なワンピに着替えてきて。」

真理はダンボール一杯のロープをもってきた。
そして、半袖のノースリーブのワンピースに着替えて来た。

絵梨は、真理をジュウタンの上に正座させ。
ちぶさをさけて、ロープを横巻きに6重に巻いた。
「ああ、これを夢見てたの。だって、一人じゃできないでしょう?」
「そうね。一人じゃできないわね。」
絵梨は、真理の両手を後ろ手に取り、手を重ねて、縛った。
その手を、背中の横のロープに近づけて行くと、
上腕が開いて、横のロープにきつく食い込む。
手を縛ったロープの余りを、背中のロープに連結する。
「わあ、すごい。上半身がびくともできない。」
「今日は、初めてだから、このくらいにしましょう。」
「うん。」
「じゃあ、立って、ベッドに行くの。」
絵梨は、ベッドに真理を連れていき、その上に寝かせた。
「ショ・ーツは、ぬごうね。」
絵梨は、そう言って、真理のショーツを取った。
「これ、『放・置プレイ』っていうの。
 真理は、この状態で、30分くらいここでじっとしているの。
 いいこと。」
「何か、起こるの?」
「何もおこらないわ。でも、真理のイメージが、真理を丘す・かもね。
 じゃあ、あたし、30分後に来るわ。」
絵梨は、ベッドルームの戸を閉めて、電気を消した。

絵梨がいってしまってから、5分くらい何も起こらなかった。
真理は、少しつまらないなと思っていた。
長目のスカートの中は、なんの防備もない。
もし、今誰かが来て、スカートをめくられたら、自分は何もできない。
そして、自分の男の証をあいぶされても、何もできない。
もし、それが、醜・悪な男の手でも、自分は何もできない。
ああ、あそこが大きくなってきた。
あたしは、それを望んでいるのだろうか。
醜・悪な男が、あたしのものをよだれを垂らしながら、くわえる。
いやん、やめて、あなたなんかきらい。向こうへ行って。
男は、好色な笑みを浮かべて、どんどん口を使って攻めて来る。
ああ、あたしのあそこが、どんどん固くなって来る。
いや、いや、あんな男に大きくさせられるなんて。
でも、どうして?どうして?こんなに嫌がっているのに…。
もう一人、醜悪な男がきた。男はあたしにキ・スをする。
長い舌で、あたしの喉の奥を舐める。
そして、あたしの体中を舐・めまわす。
ちぶさは、やめて。その先端は、やめて。
男は、あたしのものを手であいぶしはじめた。
あたしは、動けない。
これが、明るい外であったら、耐えられない。
ああ、ここは、駅前のベンチ。
あたしは、縛られ、男の膝の上で横になっている。
人々がみんな見ている。
女のあたしに、男のものがあることを、みんな、にやにやして見ている。
その男のものを、あたしは、天に向かって大きくさせてる。
ああ、耐えられない。いや、いや、誰も見ないで。
あたしは女。でも、あたしは、あそこを丸出し。
人々が笑って入る。
そのうちの何人かの男が来て、あたしの体に触る。
いやー、やめて、いやー。
ああ、感・じる。どうして感・じるの?
こんな恥ずかしいのに、感じる。
いや、いや、誰か助けて、いやー。
ああ、あたし、いきそう、いきそう、
なぜ?なぜ?ああ、でもほんとんい、いき・そうなの、
あああ、だめ、あ……………あ。

最後の声を聞いて絵梨は、真理のところへ行った。
真理は、半分白目を向いて、ぐったりしていた。
真理は、放出していた。
絵梨は、真理の出したものをティッシュで拭いた。

「真理、放・置プレイってまんざらでもないでしょ。」
絵梨は、いたずらな目をして、そう言った。

She-Male 片桐絵梨②「朝比奈真理との撮影」

撮影は、学校が終わり、
二人が腕を組んで校門から出てくるところから再開した。
横断歩道を渡り、ガードレールに沿って二人は歩く。
その内、真理が立ち止まって、真理がアップに映る。

「ねえ、今日、家留守なんだ。あたし一人でお留守番。
 絵梨、よかったらこのまま、あたしの家来ない?」
「わあ、いくいく。真理の部屋見てみたいし。」
「じゃあ、決定。」
二人が歩いて行く姿を映す。

真理の部屋に入ってくる二人。
そこは典型的なファンシーな部屋。
絵梨「わあ、涼しい。」
真理「タイマーで冷房効かせといたの。」
絵梨「そんなことできるの?」
真理「簡単よ。今、飲み物入れてくる。ベッドに座っていて。」

飲み物を持ってきた真理。お絞りを絵梨に渡す。
「これで、顔を拭いて。」
「わあ、ありがとう。つめたーい。」
「冷蔵庫で冷やしておいたの。

飲み物を空にして、二人はベッドにくっついて座っている。
真理の顔がアップになる。
「あたしね、絵梨のことが好きなんだ。」
「あたしだって、真理のこと好きだよ。」
真理は、少し考える。
「例えばさ、女の子が男の子に、『好き。』って言ったら、
 それ、特別の意味じゃない?」
「うん。そうだね。」
「あたしが今絵梨に言ったの、それ特別の意味の方なの。」
絵梨は、軽くショックを受けた表情。

「ありがとう。でも、あたし自分の体に秘密持ってるから、
 真理の言葉受けられないと思う。」
「体の秘密なら、あたしも持ってる。でも、これ絵梨に知られたら、
 絵梨、きっと私を嫌いになる。」
「あたしの秘密も同じ。それ知ったら、真理あたしを嫌いになる。」
「あたしから、絵梨に打ち明ける。それで、嫌われても、あたし覚悟してるから。」
真理は、絵梨の手を取った。
それをスカートの中に入れ、ショー・ツの中に入れた。
はあーと、ショックを受ける絵梨の顔。

「真理は、男の子…。クラスで一番の美少女で、みんなの憧れの真理が…。」
真理は、うつむいている。
「時々、みんなを騙していることに、良心が咎めるの。」
うなだれている真理を絵梨は見つめる。
絵梨は、真理の手を取って、スカートの下に入れた。
そして、ショ・ーツの中に。
絵梨は、真理の男の証に触れて、感激して興奮していた。
そして、あそこが膨張し、大きくなってしまっていた。
絵梨は、それを真理に触らせた。

真理は、目を大きく見開いた。
「うそー!だって、絵梨は、クラスで一番女の子女の子した子じゃない。
 絵梨も私と同じ…。」真理は、ショックを隠せない顔をした。
「あたしの好きなのは、男の子でも女の子でもなくて、
 女の子だけど、あそこだけ男の子のものを持っている子。
 つまり、真理は、あたしがずーと捜し求めていた人。」絵梨は言った。
「あたしもそう。絵梨みたいな子が、理想なの。一番萌えるの。
 今、すごく興奮してる。」
「あたしも、興奮しちゃって、死にそう。」絵梨は言った。

「ね、今ショ・ーツ取ろうよ。」と絵梨が言った。
「うん。ハレンチごっこね。」真理が言った。
「いやん、恥ずかしい。スカートの一部が盛り上がってる。」と真理。
「ね、二人並んで、鏡を見てみない。」と絵梨。
二人は並んで、姿見の前に立った。
そして、スカートを少しずつ上にあげていった。
カメラは、二人を後ろから映していて、その物が見えないようにしている。
監督は、この映画を通じて、その物が直接見えないように撮るつもりいる。

スカートをおへそまで上げたとき、
「や~ん。恥ずかしい。一人だと平気だけど、二人だと興奮しちゃう。」真理が言う。
「真理の上を向いて来たわよ。」と絵梨。
「やだ。言わないで。あ、絵梨のも上を向いてきた。」真理。

絵梨と真理は、スカートを上げたまま、向きあって、
上を向いているもの同士を擦り合わせた。
そして、そっと抱き合った。
「絵梨、あたし、ものすごく興奮して来た。」
「あたしも。」
絵梨はそういうと、膝立てになって、真理のスカートを頭にかぶり、
真理のものをくわえた。
カメラには中が見えない。
「ああん。絵梨、そんなことしてくれるの。ああ、可愛い絵梨が、あたしのものを…。」
絵梨が途中で止めて、真理と交代する。
「ああん、してもらうとすごくいい。」絵梨が言う。
しばらくして、真理が立ち上がって言った。
「絵梨。ベッドで、あたし何していいかわからないの。初めてなの。」
「あたしも初めて。でも、いこ。」絵梨はそう言った。

ベッドの上で見つめ合う二人。
「真理。」
「なあに。」
「真理はさ。ベッドの上では、可愛がられたいタイプじゃない?」
「どうしてわかるの?」
「真理みたいなしっかりしている子に限ってそうなの。」
「絵梨は学校でみんなに甘えているから、ベッドではお姉様なの?」
「そうよ。あたしがお姉様。いいこと?」
「うん。」
絵梨は、真理の髪の毛を梳いた。
だんだん真理の上になり、そっと唇を合わせた。
「真理の唇やわらかい。」
「お姉様のもの。」
「女の子同士はさ、こうやって、いちゃいちゃするの。」
絵梨はそう言って、なんども唇を合わせては離しをくり返した。
そのうち、舌の先を真理の唇の中に入れた。
真理がそれを受け入れる。
真理の舌先が出る。それを絵梨が舐める。

絵梨は、真理の顔中にキ・スをしていく。
絵梨の唇が首筋に来たとき、真理は、小さな声をあげた。

絵梨が、真理の白いブラウスのボタンに手をかけ、
ブラウスの前を開いた。
純白のブラが現れる。
絵梨は、真理の背中に手を入れ、ブラのホックをはずす。
ゆるくなったブラを上にあげて、
真理の豊な胸に口・づけをする。
手で全体を揉んで、絵梨はその先端に歯をたてた。
「あ……あ…。」と真理が、背中を反らせる。

真理の下半身では、茶と赤と黒のチェックのスカートの一部が、
テントを張るように山ができている。
ショーツは、さっき脱いでしまった。

絵梨に胸の先端をたっぷりあいぶされ、真理は呼吸を乱していた。
「真理、感じてる?」
「うん。」
「ぬれてきちゃった?」
「もう、とっく。」
「じゃあ、ちょっと触ってみるわね。」
絵梨は、真理のスカートの中に手をいて、
熱くなっているものを少し触った。
「あ……あん。」と真理がのけ反った。

絵梨は、自分のブラウスをぬいだ。
そして、ブラもとった。
Cカップの胸は、絵梨の身長には、十分に大きい。
絵梨は真理のブラウスもぬがせ、ブラも取った。
そして、真理の胸の上に、自分の胸を合わせた。
そして、擦るように、体を動かした。
「ああん、ステキ。お姉様の胸やわらかい。」
「真理のは、もっとやわらかいわ。」
今二人の少女は、スカート1つを履いているだけだった。

胸を擦り合わせるうち、真理の声が変わった。
「ああ、お姉様。あたし、たまらない。お願い。」と真理。
「まだ、早いわ。」
「だめなの。お姉様の体見たから、もう、たまらなくなってる。お願い。」
「じゃあ、いいわ。」
絵梨は、身を起こし、真理のスカートに手をかけ、それを降ろそうとした。
「ああ、お姉様。恥ずかしい。」と真理は、それを止めた。
「あたししか見てないわ。」
そう言って、絵梨もスカートを脱ぐ。
カメラは、男のものを映さないように、上手くアングルをとっている。
二人とも、裸になった。

絵梨は、そばにあったベビーオイルを、真理のお腹に塗る。
そうして、真理にかぶさる。
2つのPは、二人のお腹にはさまれている。
カメラは、それを上からとっている。
完全に女性体形である二人の姿を見て、誰が、それを男子二人だと思うだろうか。

絵梨は、2つのPをお腹で挟んだまま、体を上下に動かした。
「ああ、お姉様。ステキ。お姉様のも感じる。」
「真理の大きくてステキ。」
「いや、言わないで。」
絵梨は、体の上下を運動を激しくして行く。
「ああ、今日は、刺激的過ぎて、あたし、すぐいっちゃう。」
「あたしだってそう。真理のあそこ見ちゃったもの。もう、いきそう。」
「ああ、お姉様。いい?いっていい?」
「あたしも、いくわ。いっしょにいきましょう。」
「ええ、でも、あたし、もういく。限界。」
「あたしも、いく。ああああ、いく。」
「あたしも、あああああ。」
「真理。」
「お姉様。」
二人は、ぎゅっと抱きあったまま、体を痙・攣させた。

「カーット!」監督が叫んだ。
「いいねえ。二人とも。演技指導いらないじゃない。これは、最高だ。」
「カメラのオレも、興奮しちゃいましたよ。」
「これで、20分かあ。こういうの、あと4本取ったら出来上がりだ。
 何せ、被写体がいいよ。」

真理と絵梨は、お腹を拭いて、バスタオルで、体を覆った。
「絵梨のあそこみたのは、真理とここのスタッフだけだ。
 これは、儲けたな。」と監督は言った。
「ええ、びっくりしましたよ。」とカメラの人。
「よーし、明日は、真理がピアノの先生。23歳。絵梨が、その生徒で小学生だ。
 衣装はこちらで用意する。今日は、解散!」

真理と絵梨は、顔を見合わせた。
また明日こんなことが出来ることに、二人は、ぞくぞくとした。



つづく(次回は、映画第2シーン。ピアノ教師と生徒の巻」です。)

She Male 片桐絵梨①「朝比奈真理との出会い」

女塾の第3話です。しつこく、このテーマから離れません。(他にネタがないんです。)
前作より、少し多くラブ・シーンがあります。読んでくださるとうれしいです。

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片桐絵梨。20歳。蘇生後の年齢16歳。
10人の女塾卒業生の中で、ただ一人男のものを残した塾生。
絵梨は、小柄な可愛い女の子になることを望み、自分の背を低くした。
大体の変化は次の通り。
身長168cm→155cm
体重65kg→42kg
ヒップ85cm→88cm
バスト80cm→87cm(Cカップ)

絵梨の理想は、まるで小学生に見える童顔で、
小柄で、抱きしめたくなるタイプ。
髪をおかっぱにすると、大きな目をした小学4年生くらいに見える。
しかし、小顔で、Cカップ、ウエストのくびれがあり、脚がとても長い。
髪型を変えて、濃いメイクし、10cmのハイヒールを履くと、
八頭身の20歳くらいの女性にも見える。

下半身に特別な工夫が施されている。
2つのボールが、体内に完全に収まるように、
その部分の骨盤の凹みを大きくしてある。
また、Pは、平静時は、親指くらい。
興奮すると、その4倍くらいになって、大人の男子の平均的大きさになる。
そして、特別に、Pの付け根の周りの骨盤を削り、
平常の大きさなら、そのまま、中に押し込み、陥没させることができる。
こうして、ショーツを履けば、Pの膨らみは全くわからなくなり、
女の子のフラットな股間と見分けがつかなくなる。
興奮すると、陥没しているPが、大きく外に出てくる。

絵梨は、主にアダルト業界で収入を得ることを望んでいた。
マネージャとして、小川正弘という男がついた。
見かけはハンサムな30歳代だか、実年齢52歳のベテランであった。

小川は絵梨に言った。
「私は、絵梨を安くは売らないからね。
 君は希少価値から言うと、今世界1のシーメールだ。
 ゆっくり、世間を驚かせていこうよ。」
「はい。よろしくお願いします。」
と絵梨は、期待にわくわくしながら言った。



ここは、ホテルの一室。撮影の現場である。
ベッドに二人の女性が抱き合い絡んでいる。
「ああ、お姉様、ゆるして、あたし、もうだめ。」小柄な少女の方が言う。
「まだよ。下半身は、何もしていないわ。」少し年上の女が言う。
「ああ、じらさないで、お願い、行かせて。」
「じゃあ、いいわ。」
女は、少女のショーツに指を入れ、手を入れる。
そこで、顔色を変える。
「真理、うそ?あなた、あなた、男の子だったの。」
「お姉様、知ってると思った。知らなかったの。」
「あなたみたいな可愛い人、男だ何て思うはずない。」
少女は起き上がる。
「お姉様、あたしを嫌いになった?」
「いいわ。こんな武器がある女の子だと思うわ。」
お姉様は、少女にキスをして、少女の男自身を手であいぶする。

やがて、少女のあえぎ声。
「ああん、お姉様。あたしだめ、いっちゃう、いっちゃう。」
「いきなさい。いいわよ。すきなだけ出しなさい。」
「ああ、いく、いくううううう。」
少女はもだえ、体を大きく反らせ、男のものを丸出しにして、
ある液体を放射した。

「はい、カート!」野球帽を被った監督は言った。
「はい、お疲れ。」

お姉様だった女優辻村恭子は、カットと共に、表情を変えた。
体にバスタオルを巻くと、もう一人の朝比奈真理に冷たい視線を向けた。
「あああ、あたしも、オ△マとやるようになっちゃ終わりよね。」
そう聞こえよがしに言って、バスに歩いて行った。

監督、カメラの連中が、呆れたように、辻村を目で負う。
「気にするな。シーメールの真理の方が人気があるんで、焼いてんだ。
 真理には絶対的なファンがいるからな。何せ、十年に1人のシーメールだからな。」
マネージャーの吉村は、そう言った。

真理は、バスが空くのを待つ間、バスタオルで体を覆っていた。
真理が、元男子だと誰が思うだろう。
くびれたハイウエスト。豊なピップ。Dカップの胸。
身長は160cm。足が長いので、背はずっと高く見える。
長いサラサラの髪。切れ長の目に聡明そうな額をしている。
ベッドシーンでメイクを少なめにしているが、
メイクをきちんどするれば、近寄り難いほどの美人になる。
1番に、朝比奈真理は、礼儀正しく、人柄がよかった。

マネージャーの吉村は言った。
「真理、明日、いい子に合わせるよ。10年に1人の君でも驚くと思う。
 その子は、30年に一人の逸材だ。」
「あの、あたしと同じシーメールなんですか。」真理は聞いた。
「ああ。真理は、その子にジェラシーする前に、好きになってしまうと思うよ。
 次のビデオは、真理とその子のダブル・シーメールでいく。
 監督は、もぐりでドラマの一流監督を頼んである。
 初めは全部を見せない映画にする。
 そして、物議をかもそうという寸法なんだ。」
吉村はニヤリとして、そう言った。



片桐絵梨は、もちろんのこと朝比奈真理を知っていた。
知っているどころか、絵梨が憧れて止まないシーメールだった。
一人で自分を慰めるとき、朝比奈真理の姿を思い浮かべることがほとんどだった。
あんな綺麗な子に、男のものがある。
そう思うだけで、興奮してしまった。

翌日、撮影現場であるある中学校にマネージャの小川に連れられて、
絵梨は、スタッフに会いに言った。
その中に真理がいるはずだった。
絵梨は、幼く見えるのが売りだったため、
その日も、おかっぱの髪に、黄色いピンをつけて、
額を一部のぞかせ、ノーメイク。
上にブラウス、下に黄色い吊り紐のあるスカートを履いていた。

「さあ、来たよ。真理、ご対面と行こうか。」吉村が言った。
やあ、と挨拶をして、小川が、絵梨を連れてきた。
真理は、絵梨を見た。
『まさか、この子?小学生に見えるけど・・・。』と真理はためらった。
「あはは、真理でさえ、驚いてるな。この子は片桐絵梨。
 君と同じシーメーエール。16歳で同い年。
 あ、表向きは二人とも20歳だよ。」と小川は言った。
真理と絵梨は握手をした。
『うそ、うそ、絶対女の子。信じられない。だって、片桐さんから女の子オーラ感じる。』
真理はまだ驚いて興奮していた。
「お会いできて光栄です。真理さんにずっと憧れて、この業界へ来たんです。」
絵梨は言った。

「うれしい、お友達になってくれる?
 マネージャーさん言ってたの。
 ジェラシーより先に好きになっちゃうだろうって。
 なんか、その通りになりそう。」
絵梨はにっこりして、真理の耳元でささやいた。
「朝比奈真理さんは、ずっとあたしのオ・ナペ・ットなの。」
真理が、くすくすと笑った。
「今日から、あなたが、あたしのオナペット。」
絵梨がくすくすと笑った。

更衣室になったトラックで、二人は、女子中学生の夏服に着替えた。
映画の設定では、二人の女子中学生になっている。
監督の神崎は、お忍びで監督になっており、
「オレが撮るからには、金がかかるよ。」と言った。
事務所は、一流の映画にしたかったので、500万までOKをした。
「500万か。ケチケチでいってどうにかだな。」

学校は休みの日曜日。
神崎は、20人のエキストラを、校門に配置して、
真理と絵梨が二人、手をつないで、校門から出てくるところを撮った。
そこの門には、△△中学校とある。
さらに、1教室を借りて、
エキストラを上手く座らせ、授業中、
真理が、絵梨を見ているシーンをとった。
後でこれは、真理の妄想シーンが入り、
真理が、絵梨を抱いて、ちぶさをあいぶしている画面が入る。
夏が近くセミの音、少女達の汗の描写まで入れる。

一事が万事、このように、一般のAVドラマとは、
一味違ったリアリティをもって、撮影された。


(つづく 次は、「佳境に入る映画撮影」です。)

雑感

今日は、まだ物語が出来ていなくて、雑感を書こうと思います。
私が物語を作っていて、一番残念なのは、その話を終えると、
主人公にもさよならをしなくてはならないことです。

主人公の設定や、性格など考えて、書きながらやっとその主人公の
個性が決まります。主人公だから、どことなく魅力的にならないといけない。
そうして、物語を書いていき、やっと主人公の個性が書けた頃、
物語は終わりとなり、主人公にお別れします。

そんなことで、今回は、女塾の主人公悠子について、2シリーズで
書くことにしました。お別れが、忍びなかったのです。

同様に、女塾で書いた一人一人にも愛着があって、
女塾を終わりにせずに、その人物を変えて、もう少し書こうかなと
いう気持ちもあります。
多分、一人だけ、手術で男性自身を残した、絵梨について書きたいなあと
思っています。彼女は、AV界に進出します。

いろんなことを物語ごとに変えたくないので、
新宿と言えば、ラーメン酒場の典子ママと助手の加奈またはナナをだします。
これ、私のご愛嬌なので、お許しくださいね。

さあ、次は何を書こうか、今日一日ゆっくり考えてから書こうと思います。
はじまったら、また読んでやってくださいませ。
ではでは。
プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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