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2060年の大発明①「白川佐和子の場合」

2060年の2大発明①「白川佐和子の場合」


2060年、時を同じくして、性的少数派の人々にとって、
革命的発明が発表された。

一つは、男脳を女脳に変える錠剤および、女脳を男脳に変える錠剤。
性別違和の治療として、昔は、心を男から女へ、女から男へ変える試みがなされた。
だが、世界に1つも、心を変えることに成功した例はなかった。
そこで、心は変えられないと結論され、身体の方を、異性に近づける治療が、
一般的となった。

ところが、A博士による2060年の発明は、心を変えられるものであった。

時を同じくして、B博士の発明は、画期的な性ホルモンであった。
これは、例えば女性になりたい男性に投与すれば、性機能に影響を与えず、
他の部分だけ女体化させる。副作用が、ほとんどない。
何より大きいのが、いつでも止めることができること。
また、元の性に戻れること。つまり、女性ホルモンを投与しながら、
途中から男に戻りたいと思ったとき、男性ホルモンを打てば、
男性に戻れる。こういう、発明である。

さて、A博士の発明と、B博士の発明の、どちらの需要が多くあったかと言えば、
圧倒的にB博士の新・性ホルモンだった。

男の体を持ちながら、女の脳を持っているために、
多くの生活上の困難を抱えている人も、
「男脳に変えたいか」と問われれば、多くの当事者は、やはり、女の心を持っていたいと、
希望したのだ。そして、B博士の新ホルモンに救いを求めた。

『そんなものなのかなあ。』とA博士は、スタッフに聞いた。
『そうなんでしょうね。やっぱり、心を変えるって、怖いことでなんですよ。』
と、あるスタッフが言った。

一方、B博士の新ホルモンは、大変な需要であった。
性別違和の人ばかりでなく、女装子、自己女性化愛好症の人達にとって、
大望のホルモンであった。
・性機能・性欲の減退。
・一度打ち始めたら、一生続けなければならないということ。
・元の性に戻るのが困難ということ。
・副作用が強いということ。
こういう理由で、従来の女性ホルモンの投与をあきらめて来た人は、
新ホルモンを大いに歓迎した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

朝は、あわただしい。
中2の真里菜は、母・佐和子に言う。
「お母さん。あたし、部活の朝練があるから、もう行く。」
「あら、ダメよ。空き腹は、体に悪いわ。」
「平気、じゃあね。」

それから、二人の妹と弟が、学校に出ていく。
「佐和子も大変だね。毎日。」と、夫の武夫がいう。
「あなたが、ねぎらってくれるから、うれしいわ。」
佐和子は、にっこりしながら言う。
武夫は、ほっそりしていて、どこか女性的でハンサムだ。
佐和子は、そういう男性が好きだ。

やがて、夫の武夫も、出て行った。
白川佐和子は、35歳。背が168cm。美人でスタイルがよかった。
中学の頃から、ずっとクラスのマドンナだった。
モテる女の子の仕草や、性格を心得ていた。

夫の武夫はやさしく、佐和子をいつも思いやってくれる。
佐和子から見て、95点の夫だった。
佐和子は、テーブルに座り、短くしている髪をかき上げた。

佐和子は、思っていた。
子供の頃から、ずっと本当の自分を表に出したことはない。
(例外が一人いるが。)
ずっと、苦しい毎日を送って来た。
佐和子は、物心がついてから、ずっと自分は「男」だと思って来た。
男の子のする遊びは、全部したかった。
だが、小学校に上がり、可愛かった佐和子は、
周囲から、ちやほやされ、可愛くて、女らしい子とのイメージで見られた。
佐和子は、その周囲の目に、負けた。
周囲の目に応えるように、可愛く、女の子らしく振舞って来た。

いつか、男らしく・・と思っていた。
反面、女の心でいられれば、楽なのにと思った。
結婚すれば、女の心になれるかも知れない。
子供ができたら、母として、女の心になれるかも知れない。
そう思いながら、心は、いつまでも男のままであり、
結局、今も、しとやかな妻、女らしい母を演じている。

心の中は、男なのだ。
女の子を抱きたい。
男言葉を使い、男の中で、仕事をしたい。
ダンプの運転手や、漁船に乗って、漁に出たい。

一時間ほど、キッチンで考え事をしているとき、
スマホのベルがなった。
「久美?」
佐和子は、電話に出た。
「佐和、今一人。」
「ああ。」
「会える?レンタルルーム予約してあるの。」
「俺、午前中に帰って来なくちゃ。」
久美が相手だと、自然に言葉が男になる。
「大丈夫よ。」
佐和子は、電話を切った。
梅原久美は、佐和子にとって一人だけ男になれる恋人だ。
小柄で、セクシーな唇をしている。
LGBTIの懇親会で出会った。
久美は、男っぽいレズビアンの女性が好きだ。
佐和子と久美は、相互に求める相手が一致した。

佐和子は、自分の箪笥の奥に隠してある、衣類を取り出した。
さっと、シャワーを浴びに行った。
スカートをジーンズに変えた。
黄色のブラウスを、白のTシャツに変えた。
その上に、皮のブルゾンを着た。
野球帽を深く被った。
黒縁の眼鏡をかけた。
靴箱の奥のスニーカーを出し、履いて、
手をブルゾンのポケットに突っ込んで、外に出た。
お尻が小さ目な佐和子は、その格好で、男性に見えた。


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Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
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