ビックリ・スタッフ騙される②「ビックリ隊顔面蒼白」


ビックリ・スタッフ騙される②「ビックリ隊顔面蒼白」


道夫は参っていた。
あれで、男子なのか。
ビックリのプロ側を憎んでいたが、ルミは到底憎めそうもない。

ルミは、赤い半袖のワンピースできた。
袖の周りがフリルになっていて、ボブヘアーの髪に赤い花をつけていた。
たまらなく可愛い。
ビックリ隊3人は、局のバンを喫茶店前に移し、
二人を観察していた。
二人は、いい感じで話している。
ルミが言った。
「あたし、人を騙すのって嫌いなので、道夫さんに何もかも言います。
 今、テレビ局の人が、あなたをはめようと、見張っています。
 あたし、実は、男なんです。」
「うそ!ほんと?信じられない。」
こう驚いて見せるのが、礼儀だと思った。
実際、信じられないほど、可愛いい。
「それで、道夫さんが、あたしをラブホに連れていき、
 そのときその子は男だ、ビックリ、ビックリっていう訳なんです。
 道夫さんのシナリオも、あたしをラブホに誘うことになってませんか。」
「うん。なってる。103号室。」
「あたしも、103です。」
「じゃあ、『びっくり隊』を逆にびっくりさせてやるか。」
「そんなことできるの?」
「一か八かね。あ、ルミさんは、女装子同士がいいの?
 相手が、俺みたいな男でもいいの。」
「道夫さんに一目惚れです。」ルミは、少し微笑み言った。

指定のラブホ「あずさ」に来た。
かっぷくのいい女将がいる。
道夫は、前払いの2時間5000円とあと2000円をそっと渡した。
そして、女将になにやらこそこそと話した。
「OKよ。あたしも、ビックリ大嫌いだから。」
女将はそう言って、ウィンクをした。
ルミは、部屋に入ってメールを打った。
『これから、103に入ります。』

車の中のびっくり隊は、焦りに焦った。
「何よ、部屋に入るところを、『びっくり、びっくり』じゃない。
 もう、部屋に入っちゃうじゃない。早く、あずさに行って。」とチーフの邦子。
「それが、『あずさ』が、見つからないんすよ。」運転の啓二。
「これで、この企画失敗だな。」カメラマンの健二。
「あった!」啓二が見つけた。

部屋に入ったルミと道夫は、部屋に入るなり、抱き合った。
道夫の巧みな抱擁に、ルミは、とろけそうになった。
「ルミ、可愛いよ。俺にとっては、女の子以上なんだ。」
「道夫さんこそ、すてき。あたし、幸せ。」
道夫は、ルミに厚いキスをした。
あああああとルミは体を震わせた。
「あたし、男性とするの初めてなの。」
「そう、悪くない?」
「最高。」
ルミはそういうと、しゃがんで、道夫のベルトを緩めた。
道夫のパンツを下げて、道夫の大きくなっているものを頬ばった。
「ああ、ルミにそんなことされたら、俺、一片でいっちゃうよ。」
「道夫になら、なんでもできる。」
「ルミ、交代。俺にルミの見せて。」
「恥ずかしいけど・・。」

道夫は、ルミを立たせ、ルミのスカートに手を入れた。
ルミのショーツの中深くに手を入れた。
「待って。あたし、あそこ、大きくなってるの。それが恥かしい。」
「俺は、そういうルミが好き。純女は、おもしろくない。」
「ほんと?じゃあいい。あたしのショーツ脱がせて。」
道夫は、ルミのショーツを脱がせた。
「いやん。やっぱりはずかしい。」ルミが掌で顔を隠した。
ルミに、女の子にあるはずのないものがある。すでに大きくなっている。
それが、道夫を一層興奮させる。

「ねえ、ルミの恥ずかしいものを、鏡に映して、ルミを辱めたい。」
「やん。絶体恥ずかしい。」
「ルミが、スカートあげて、恥ずかしいと思ったら、いつでも下げていい。」
「・・いいわ。」
ルミが鏡を向き、ルミの背中に道夫は立った。
ルミがスカートをあげていく。
ルミのものが映った。
ルミが、真っ赤になる。
そして、ルミの男の印は、さらに膨張していく。そして、上を向いていく。
「やん。あたしが興奮してることばれちゃう。」
「もう少し。もう少し見せて。
 ルミは、こうやって恥ずかしいものを、男に見られるのが好き?」
道夫は、ルミの恥ずかしいものをそっとつかんだ。
「やん、道夫。死ぬほど恥ずかしいの。」
ルミは、そう言いながら、道夫の愛撫が、ものすごくうまくて、拒絶できない。
ルミは、立っているのが、やっとだった。

道夫は、ルミを抱いて、ベッドに連れて行った。
そして、ルミの上にかぶさり、方々にキスをした。
ルミは、どんどん高まり、セクシーな声を上げる。
『ルミは、完全に女の子だ。ああ、たまらない。』道夫は心で言った。
道夫が、ルミのスカートに手を入れて、太ももを撫でると、
ルミは、あああああと声を上げ、ぶるぶると体を震わせた。
「ルミは、感じやすいんだね。」
「道夫にされてるからよ。
 ああん、すてき、こんなの初めて。」
二人は、激しく絡み合った。

ビックリ隊は、車から降り、受付に行って、ショックを受けた。
打ち合わせをしたのは、おじさんだった。
だが今ここに、女将がいる。
「あの、テレビ局の者ですが、この前、ここにいらした男性は、
 いらっしゃらないのでしょうか。」チーフの邦子。
「あの人は、ときどき来るだけよ。あたしが、ここのオーナー。」
「あの、何か伝言は、ありませんか。」
「何にもないわよ。」
「あのう、103号に誰か入って行きましたか。」邦子。
「そんなこと言えませんよ。あなた、局の秘密を言えますか。」
「背の高い男の子と赤い服を着た女の子。
 それだけでいいんです。教えてください。」
「確かに入りましたね。15分くらい前にね。
 でも、103なら、初めからお客様が入ってますよ。
 だから、3Pやってるんじゃない。」
「はじめからいた方って、どんな方ですか。」健二。
「内の大得意の方。縄師の神様って方よ。
 来てくださるだけで、光栄な方。大先生だから。」
「縄師って?」健二。
「マスコミの方が知らないの。麻紐で、女をぐるぐる縛る方よ。
 103だけ、天井から女を吊るしたりする器具がありますからね。」
「ちょー、まずいっすよ。あの学生と大先生はぐるで、
 学生は、確実に女の子連れて来れるから、大先生を呼んだんですよ。
 ルミは、今頃、ぐるぐる巻きにされて、天井から吊るされて、
 アナルに、バイブ入れられて、泣いてますよ。」と啓二。

「ああ、どうしよう。あたし達の責任よ。
 ルミのご両親になんて謝ればいいの?」邦子。
「ご両親の前に、ルミ本人にでしょう。」健二。
3人は青ざめて震えていた。
「ねえ、そこで震えてないで、外に行ってくれない。」と女将に言われ、
3人は、外に出て、万事休すとしゃがんだ。

(次回は、『ビックリ隊、騙されたと知る』です。)

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ビックリ・スタッフ騙される

ビックリ・スタッフ騙される


よく女顔の学生に女装をさせ、その変身ぶりを楽しむという番組がある。
光に顔に当てられた椅子に座り、
「さあ、〇〇くんは、どんな女の子になっているでしょう。」と司会がいうと、
カーテンが上がる。
すると、ゲストや観客の女の子たちが、「かわいい!」などと叫ぶ。

観客、ゲスト達が、大絶叫したのは、大学1年の山中圭一が出たときだった。
カーテンが上がったとき、みんな大絶叫。
過去最高と思われる女の子ぶりだった。
司会に前に呼ばれて、出ていくときの歩き方が、女の子そのもの、
ちょっとした仕草も女の子。
背は、160cmほどである。
そして、何より、声が誰が聞いても、女の子の声だった。

「圭一さん、男の格好で大学行くと、ジロジロ見られるでしょう。」と司会。
「はい、だから、ときどき女で行きます。」
すると、観客たちは、きゃー!。
「女で行った方が、ええですよ。」
「もう、まるっきり女の子ですもん。」
とゲスト達は、言った。

山中圭一の女振りのほとぼりが冷めたころ、
「ビックリ!でした!」という、出演者が聴取者を面白がらせる番組があった。
山中圭一は、その番組のスタッフに呼ばれた。
その頃は、ルミという女名前も使っていた。
女性のディレクターが説明した。
「ルミさんに、メイド喫茶の店員になってもらいます。
 もちろん、男の子とばれずにね。
 客に超イケメンの男の子が来ます。背は、176cm。
 筋肉も程よくある。
 その男の子には、ルミが、軽くナンパできる女の子だと言っておきます。
 そこで、男の子は、ルミちゃんをナンパして、ラブホテルに行きます。
 そのとき、私達「びっくり隊」は、プラカードをもってあらわれ、
「残念、その子は、男の子でした。」といって、びっくり、びっくり。
 男の子の驚く顔を楽しみます。
ラブホには、あらかじめ、連絡して、打ち合わせておきます。」
こんな話だった。
ルミは、気が進まぬままOKした。

男側の柴崎道夫、大学3年にも、別の場所で説明した。
「メイド喫茶で、メイド服を着た、めちゃめちゃ可愛い女の子がいます。
 あなたが、コーヒーを頼んだとき、それを運んでくる子です。
 あなたは、超イケメンで、女の子のナンパが得意です。
 その子は、喜んでナンパされます。そういう子を選んでいます。
 女の子は、見かけによらず、遊び好きで、
 あなたの誘いで、簡単にラブホについてきます。
 ラブホは、103号室を取ってください。
 ホテルの人は、分かってますので、103の鍵をくれます。
 で、ホテルのドアを開けて入る。そこまででいいんです。」
道夫「それだけで、どこがびっくりなんですか。」と聞いた。
ディレ「ビックリのときわかります。」
とスタッフは、くすくすっと笑った。

柴崎道夫は、自分では女装をしないが、
女装子が大好きという青年だったことが、局側の大誤算だった。

当日である。
スタッフ3人と、カメラがメイド喫茶に入っていた。
道夫は、女の子が来るのは、いつかいつかと待っていた。
男の娘でなくても、女の子も好きである。
その内、黒いメイド服を着た子が来た。
道夫は、女の子を見て、胸がドキンとした。
まさか!
その子は、道夫が好きでたまらない山中圭一または、ルミだった。
あれほど会いたいと思っていたルミを間違えるはずがない。
道夫は、コーヒーを頼んで、少し考え、全てがわかった。
『俺に、ルミをナンパさせ、ラブホあたりに誘おうとするのを、
 びっくり!その子は男の子でーす!』
こんなところだ。

道夫は、「ビックリ系」の番組が大嫌いだった。
プロがプロに仕掛けるのはまだいい。
道夫は、プロが素人に仕掛けるびっくりを見た。
作家志望の女性(25歳)に、偽の大先生から連絡があり、
あなたの作品を見たいから、来てほしいと言われる。
女性は、飛び上がって喜ぶ。
大先生の部屋で2人、大先生は、女性の作品を誉めちぎる。
女性が、最高に幸せな気持ちになったとき、びっくり隊がヘルメットと、
プラカードを持って、「ビックリです。ごめんなさーい!」とやって来る。

道夫はそのとき、女性が、失望と怒りに、涙を浮かべているのを見た。
それから、びっくりを絶対許せないと思った。

山中ルミと自分の場合、自分が素人、騙される側。
ルミは、微妙な位置だ。プロではない。しかし、プロの側である。

ルミが、コーヒーをもってきた。
ここで、道夫がナンパする。
「あ、ちょっと君。めっちゃめちゃ可愛くて、俺のタイプなんだけど。」
「お客様も、ステキです。」
「うそ。ほんとにそう思ってくれてるの?」
「本気です。」
「仕事いつ終わるの?」
「お客様のコーヒーを運んで終わりです。」
「じゃあ、外で待ってるからさ、近くの喫茶店で、お話ししない。」
「はい。うれしいです。」
ルミは、そう言ってにっこりして引っ込んだ。

(次回は、「ビックリ隊顔面蒼白」です。)

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クイズ大会のあとがき

クイズ大会のあとがき


今回のクイズ大会を書き終えることができて、ほっとしています。
クイズ大会は、これまで、今回を入れて3回書きました。
初めは、開明高校のミユとリリ。
どうやって、男子校から女子が出られるようにするか、苦労しました。
2つ目は、スーパー洋子で書きました。
東大生、京大生の二人が圧倒的な強さで、これでは面白くないという
視聴者の声を受けて、スーパー洋子に白羽の矢が放たれます。

そして、今回です。
国立大塚というのは、架空の学校です。今では、養護の施設になっているそうです。
教育大付属大塚校というのが、ありまして、教育大付属駒場校と双璧でした。
大塚校は、男女共学で、実は私は、小6のときに受けました。
見事落ちました。

クイズ大会は、問題が命ですので苦労しました。
私は、木工にはまっているときがあり、ノルウェイ木材を始めから知っていました。
歌詞の中では、安くて低級な木材としてでてきますが、
そんなにひどい木材ではありません。安くて優秀な木材だと思っています。

ビートルズの歌の歌詞、
♪男が女の部屋を開けると、そこは「ノルウェイの森だった」。

これでは、意味不明ですよね。ファンタジーの世界になってしまいます。
しかし、未だに「ノルウェイの森だった。」と訳されているのが、
たくさんあるそうです。
初めに手にした東芝の翻訳係が誤訳だったと、謝罪してから、
「ノルウェイの森だった」は、少なくなりました。

数列の問題ですが、「究極のクイズこれ1冊」という本に出ていました。
円を、辺で分割していくもので、正解も7本の線で57分割している図がありました。
ところが、私の塾時代、最高クラスの可愛い男の子に解かせたら、
ほんの30秒で正解57を出し、私が目を丸くしていると、
物語では天才君の解き方を教えてくれました。
問題にできたのは、彼のおかげです。

今回は、大塚校に思い入れがあり、
ついつい大塚校に、たくさん正解をさせてしまいました。
途中で、困ったなあ~となりましたが、
5点問題のラスト問題を、5校全部が正解するという風にして、
みんなで喜ぶことができる・・としました。

新入学生に真っ先に読ませたいのは、「カラマーゾフの兄弟」との
アンケ―トに答えたのは、東大であるようです。
物語が「4日間」の出来事であるのは、驚嘆に値する。
と、書いてあったのは、本のあとがきです。
念のため、ネットで調べましたところ、5日が多く、そちらを取りました。

クイズの物語は、けっこう気を遣い、終わってホッとしています。
今回、少しでも楽しんでくださったのなら、うれしいです。


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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