新レンタルビデオ店・聡美の体験―青い林檎の香り―

「脇の下フェチ」ってあるのでしょうか。(私、そうです。)
そんな方がいらしたら、今日のは、きっと喜んでいただけると思います。
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新レンタルビデオ店・聡美の体験―青い林檎の香り―


聡美は、眼鏡をかけた。
「青いリンゴの香」を再生。

ああ、自分は、友達の宏美の部屋にいる。
大きいお金持ちの家だ。
宏美は、ちょっと大人びたセクシーな子だ。
「彩夏、汗かいてるでしょう。今日、家留守だから、シャワー浴びて。」
と宏美。
「いいの?でも、着替え持って来てないわ。」と彩夏。
「あたしのでよければ、着て。ショーツだけ、新しいのにしとく。
バスタオル置いておくから。」
「じゃあ、浴びてこようかな。」
聡美は、主人公彩夏になっている。
ポニーテイルの髪を後ろでまとめて、小さいネットでまとめる。
服を脱ぐときはっとした。
女の子の裸が見えてしまう。
聡美は、他所を見ながら、服を脱いで、シャワーを浴びた。

出て来たとき、あこがれの、バスタオルの女の子巻きをした。
ああ、感動。胸があるから、タオルが落ちない。
ヒップのところがくびれていて、超ミニのワンピースのようになっている。
びっくりするほど、まっすぐで長い脚が出ている。
宏美が新しいショーツを出してくれている。
履いた。フラットになっている股間に感動。
(男のときは、股間に回したりしている。)
宏美のブラをつけ、スリップを被った。
袖なしの生成りのワンピースを着る。
すごく、さっぱりした気分だ。

「ありがとう、宏美、すごくさっぱりした。」彩夏は、言った。
次、宏美もシャワーに言った。
ソファーに座って、聡美は考えていた。
こうやって、ビデオの中で、自分が主人公となり、
いろいろ考えることが出来るのが、不思議だ。
でも、シュミレーション・ゲームを考えるとさほど不思議はない。
これは、2300年のマシンなんだから。

宏美は、上がキャミソールになったワンピースを着て来た。
そして、彩夏の隣に座った。
「ね、彩夏、彩夏の脇の下見せて。」
「いやよ。恥ずかしいわよ。」
「いいじゃない。ちょっとだけ。」
「じゃあ、ちょっとだけ。」
彩夏は、腕を上げた。
「きれい、どうやってるの?」
「あたしは、脱毛クリーム使うよ。」
「あれ、時間かかって、うまくいかなくない?」
「メーカによるわよ。あたしの、1分でOKよ。」
「あたしは、カミソリなんだけど、綺麗な肌色にならない。見て?」
宏美が、腕を上げて、彩夏に、脇の下を見せに来た。
(聡美としては、なんだか、とってもえっちな気分になった。)
「綺麗じゃない。OKだよ。」
「近くで見ても、平気?」
「うん、完全に大丈夫。」

宏美は、両手で、彩夏の脇の下に手を入れてきた。
「あたし、綺麗な脇の下の子見ると、触りたくなるの。
 ね、彩夏。腕を頭の後ろに組んで。」
「こうお?」
「うん。」
宏美は、彩夏に脇に顔を近づけて来て、なめた。
「ああん、宏美。何するの。」
「お願い。舐めさせて。」
彩夏は、舐めさせながら、
「どうして、そんなことするの。」彩夏は聞いた。
「脇の下に神経を集中するの。
 そうしたら、気持ちがよくなるから。」
彩夏は、しばらくされていた。
その内、本当に感じて来てしまったのだ。
「だめ、もう止めて。」彩夏は、言って脇を閉じた。
「じゃあ、今度あたしを舐めて。」宏美は言った。
「うん、いいよ。」
彩夏は、宏美の脇の下を舐めた。
(聡美としては、相当に燃えていた。)
「う~ん、ステキ。両方舐めて。」
彩夏のそばに、顔が来たとき、
宏美は、彩夏の顔に両手を添え、キスをした。
彩夏は、はっとして、宏美を押しのけた。
「宏美、あたし達、女同士じゃない。」
「だから、いいんじゃない。」
「どうして?」
「男と女じゃ、そこで二人はできてしまうじゃない。
 それから、彼、彼女の関係ができて、お互い束縛される。
 女同士なら、遊びですむわ。」
宏美はそういった。
彩夏にも、性への憧れがあった。
「わかった、遊びよ。」彩夏は言った。

それから、宏美は、何度も彩夏にキスをし、
やがて、彩夏の胸を撫でてきた。
彩夏には、すでに快感が生じて来て、拒めなかった。
声が出てしまいそうだった。

宏美は、彩夏のスカートの中に手を入れて来た。
ぞくぞくする快感が襲って来た。
「ああん、宏美。たまらない。やめて。」
「彩夏の、その顔ステキだわ。」
宏美は、彩夏の太ももをたっぷりと撫でて、
やがて、ショーツの中に手を入れてきた。
彩夏は、ショーツの中を濡らしていることが、恥ずかしかった。
「宏美、あたし、感じてるの。はずかしいわ。」
「恥ずかしくないわ。当然の女の体の反応よ。」
宏美は、そう言って、ショーツの中の、
彩夏の一番感じるところに、指を当てた。

「あああ。」と彩夏は、背を反らせた。
「感じるのね。いいのね。」宏美は言う。
「う、うん。あああ。」
彩夏は、体をくねらせた。
「もっと、もっと、感じるのよ。彩夏の表情ステキよ。」
彩夏は、それから、大きな声を上げてしまった。

自分一人でやるよりも、数倍の気持ちよさだった。
「ああ、ああん、宏美、もう、あたしだめ。
 なんだか、イってしまいそうなの。宏美、あたし、たまらない。」
「いいわよ。どんな大きい声上げても。今日は、家中留守なの。」
「あああ、いや、あたし、イっちゃう。だめ、イっちゃう。
あああああああ。」

彩夏は、体を痙攣させて、アゴを突き出しながら、果てて行った。

聡美は、ビデオを止めて、メガネをとった。
はあ、はあ、荒い息をついていた。
聡美も、ビデオの彩夏といっしょに果ててしまった。
「ああ、すごかった。どうしよう。
 トランクス、よごしちゃった。」
聡美は、ポケットティッシュで、トランクスの中を拭いた。
『そうだ、家出のつもりで来たんだ。
 替えの、トランクスがある。』

聡美は、やっとすっきりした。
ビデオを、もうこれ以上見る気持ちになれなかった。
もう、十分。
(それにしても、これがアダルトじゃないの?)そう思った。

このビデオ屋さんが、プリクラに相当するってよくわかった。
両方いい勝負だなあ。

「レトロタウン2010」と「レトロタウン2010K」は、
姉妹都市なんだなと思った。
こんなに簡単に行き来できるなんて。

カウンターのおじさんにビデオを返した。
「これ、1日何本も借りていいんですか。」と聞いた。
「いや、1本だけや。1本を家で何回も見るのはありや。」とおじさん。
「1回見れば十分でした。全部はとても見られませんでした。」と聡美。

「ははは。全部は、とても見れへんやろな。
 普通のビデオなら、どんな激しい場面でも、眺めとればそれでええ。
 しかし、新型ビデオは、実際、自分が、戦うたりするんやさかい、疲れるがな。」
「ぼく、プリクラのあるところから来たんですけど、
 プリクラと、このビデオと、おじさんはどっちが好きですか。」

「どっちもどっちやな。ビデオもええけど、プリクラもええな。
 その場、そのときの気分で使い分けるこっちゃ。」
「そうですね。」
「プリクラと新ビデオは、それぞれの街の名物商品やから、
 お互い機械の売り買いはせん。
 お互い、お客さんが欲しいよってにな。」
「ああ、そうですね。じゃあ。」
「毎度おおきに。ありがとう。」
「はい。」
聡美は、晴れやかな気分になって、店を後にした。

聡美は、外へ出て、大阪に似たこの街を見て歩いた。
「毎度、おおきに。」
と、何度も言われて、この言葉が好きになった。
温かい言葉だ。

この街も、いいな。
聡美は、そう思った。


<おわり>

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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』

少し長くなりました。読んでくださるとうれしいです。
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謎の「完パス」キャンデー②『好美、謎の少女に会う』


好美は、さらに考えた。
女子とは限らない。
キャンデーを舐めずに学校に来て、
学校が終わったら、キャンデーで女の子になる。
そうなると、クラスの男子も全員怪しい。

好美が、キャンデーをなめたのは、午後の1時頃。
好美が、自分の変化が見えるのは、午後の7時。
夕食時だ。
好美は自分の顔が早く見たくて、部屋の鏡の前で待っていた。
するとその内見えて来た。
好美は、「はあ~~~~~!」と、お驚きで息を吸い込んだ。
『女の子だ。自分の顔には、何の変化もないのに、女の子に見える。
 家族が驚いて当たり前だ。誰が見たって、女の子だ。
 どうしよう・・。』

好美は、家族にはもう見られていることに気が付いた。
『でも、みんな心配しているだろうな。』そう思った。
ご飯よーの母の声が聞こえて、そっと下に降りて行った。
いただきますの後、みんな、黙っていた。

好美は、そろっと言った。
「さっき見た。自分の顔。ぼくは、6時間遅れて、
 自分の顔がわかるんだって。
 これ、まずいよね。」
妹の美沙が言った。
「お兄ちゃん。女の子が男装してるって感じ。
 それも、男っぽい女の子がじゃなくて、
 女の子女の子した子が、男の子の服着てる感じ。」

「美沙、止めなさい。好美だって、困ってるようだし。」と母の紀子。
「お父さんどう思ってるの。」と美沙が聞いた。
「心が女の子なら、神様の贈り物だと思うけどな。
 好美は、小さいときから必ず好きな女の子がいたから、心は男だろう。」

『女装子は、女の子も好きなんだよ。』と好美は、言いたかったが、止めた。

「まあ、様子を見ようよ。一時的なことかも知れないし。」
義男が言って、みんなは、いつものように食べ始めた。
さすが、お父さんだと思った。

翌日、日曜日の朝。
朝食を終えて、好美は、例のコンビニに行った。
あの女の子がいるかも知れない。
すると、いた。
赤いキャミワンピースを着て、帽子をかぶっていた。
かごは持っていなかった。

「あのう、君、昨日キャンデーくれたでしょ。
 ぼく、女の子に見えちゃって、困っているの。」好美はそう言った。
「わあ、キャンデーが効いてる。今、女の子に見えるよ。
 あのキャンデーが効くの、女装子だけなのよ。あなた、女装子でしょ。」
「そんな、大きな声で言わないでよ。
 ドーナツでもおごるから、ちゃんと話をして。」

ドーナツ店で、二人は隣合って座った。
ひそひそ話ができるように。
「あたしは、エミ。」
「ぼくは、好美。エミは、魔女っ子でしょ。」
「そう。魔女っ子で、女装子よ。」
「じゃあ、男の子なの。」
「そうよ。」
「わあ、ぼく、興奮する。」
「あたしも、好美見て、興奮したわ。」

「あのキャンデー、ぼくに、渡すとき、ちゃんと言ってくれないと困るよ。」
「食べる前に、説明書読むと思ったのよ。」
「でも、24時間は長過ぎだよ。2時間で十分。」
「今、午前10時。あと3時間で切れる。
 じゃあ、その前に、女装しちゃおう。
 あたし、マンションに一人住まいだから。」

好美は、魔女っ子エミのペースにどうしてもはまってしまうのだった。
エミのアパートの中は、ふつうの部屋だった。
「魔女っ子の部屋だから、もっと気持ちの悪いものがあるんだと思った。」
「あたし、高校生やっているからね。気持ち悪いものは、隠してあるの。」
「どこに?」
「押し入れの中全部。見ない方がいいわよ。」
「見ろって言われても、見ない。」好美は、くすっと笑った。

「じゃあ、あと、3時間しかないわ。
 好美は、女の子になるのよ。」
エミは、そういって、好美のTシャツを脱がせ、
ブラを着け、スリップを着せて、黄色い可愛いワンピースを着させた。
ジーンズとパンツを脱がせ、ショーツを女の子風に履かせた。
ドレッサーに座らせ、ものすごい速さで、メイクを仕上げ、
頭にネットを被せ、ベージュに近い色のボブヘアーのかつらを被せた。

あれよ、あれよという間に、女の子にされた。
髪の色で、少しハーフがかって見える。
キャンデーが効いていて、完全な女の子だ。しかも、可愛い。

こんなに自分が女の子に見えたことはなく、好美は、興奮していた。
エミと並んで、鏡を見た。
エミの方が2cmほど背が高かった。165cmくらい。

「ね、1時間、遊びに外に出て、帰って来て1時間セックスしよう。」
セックスなどという言葉を、簡単に聞いて、好美は、ドギマギした。
「男の子同士のセックスよ。リラックス、リラックス。」
エミは、そう言った。
その後ちょっと考えて、
「ね、女の子の心を体験してみる?
男の心と違うわよ。体験しておくと、女の子の気持ちがわかるようになるわ。」
「じゃあ、2時間だけにして。」と好美。
エミは、豆粒ほどの小さな塊を、好美の口の中に入れた。

好美の胸の中に、早や変化が現れた。
好美は立って、両手を胸に当て、目をつぶった。
「ああ、ステキ。心の中が7色のシャボン玉で埋まっている感じ。
 あたし、こんな気持ち初めて。」
好美は、自分が女言葉をしゃべっていることに気が付いてなかった。
2時間の効き目の間、多分、好美は、最後まで気づかない。

「それ、女の子の心の『いいとこ取り』してるから、多分幸せでいられるわ。」
「いや~ん。女の子ってステキ。」
好美は、身振りや動作、表情まで、女の子になっているのだった。
キャンデーの力と相まって「超女の子」になりつつあった。

「ねえ、お姉様。あたし、髪にリボンつけたいの。」
と、すっかり女の子になった好美は言った。
「じゃあ、これで、いい。」
エミは、黄色い花のついた、カチューシャをさした。
好美は、喜んでいた。

外へ出るとき、好美は言った。
「ねえ、外で、エミのこと『お姉様』って呼んだら、レズだって思われる?」
「たっぷり、レズビアンしましょう。通りの人に見せつけてやるのよ。」
「きゃー!うれしい。」と好美は、黄色い声を上げた。
(キャーは、男なら、絶対出ない声だ。)

マンションの外に出ると、好美は、さっそくエミの腕を抱いた。
ときどき、頭をエミの肩に乗せる。
一目見て、できている2人の女の子だ。

少し歩くと、すぐ、賑やかな通りになった。
そのとき、向うから、柄の悪そうな男子高校生が3人来た。
超女の子の好美は、すぐ反応して、頭を真っ直ぐにして、エミの後ろに隠れ、
エミの服を摘まんだ。

高校生3人は、歩を止めた。
「おうおう、なんだよ。黄色い姉ちゃんよ。何で隠れんだよ。」
「昼間っから、お熱いじゃねーか。」
「なんてんだっけ?レスビアン、レズビアン、どっちだ?」

「あんた達だって、似たようなもんじゃない。」とエミ。
「どこがよ?威勢がいいじゃねえか。この姉ちゃんはよ。」
「ちょっとお仕置きしちゃおうかな?」

「お仕置きは、あたしが先よ。」
エミは、そういって、パチンと指を鳴らした。
その途端、男3人は、赤、黄、青のボディコンを着た、
えらくセクシーな美少女に変わった。
髪の色が、ドレスの色と同じに染まっている。
超ミニから出た脚が長くて色っぽい。

「え?何?あたし達。」と3人はきょろきょろした。
「ね、ミカ、あたし達、女だったっけ?」
「女よ。だって、あたし達、3人レズじゃない。」
「そ、そうよね。」
「ね、ルミ、この二人なあに。」
「超可愛いじゃない。」
「いやん、あたし、胸キュン。」
「浮気は、だめよ。でも、あたし、赤いキャミワンピの子に胸キュン。」
「あたしは、黄色の子。超可愛い。」
「二人ともどうかしてない。あたし達、この子達に意地悪するところだったのよ。」
「どうして?こんな可愛い子に?」
「そうよ。あ、ジェラシーなの?」
「まさか。あたしは、誰よりもセクシーなのよ。違う?」
「違う。」
「違う。」

エミは、好美の手を取って、3人の横を通って行った。
「エミ、もう少し見ていたかったと思わない?」
「そうね。」エミは笑った。
「ね。あの3人、いつまで女の子のままなの。
 ちょっとセクシーだったから、あたし、少し萌えちゃった。」
「3人を女の子にするなんて、あたしだって無理。
 3人にああ見える幻覚を与えたの。
 それから、見て楽しいように、あたし達二人にもね。」
「わあ、じゃあ、他の人には、男3人に見えるの?」
「そう。」エミは、にこっと笑った。
「わあ、それ、もっと見てみたい。」と好美は笑った。

(次回は、「エミとのセックス」です。)

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謎の「完パス」キャンデー①「好美、キャンデーをもらう」

前に、似た話を書きましたが、書き直しのつもりで、書きたいと思います。
よくあるメルヘン物です。読んでくださるとうれしいです。
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謎の「完パス」キャンデー


高坂好美(男子)は、高校2年。
自分の名前が、女名前にも思えるので、それを少し気にしていた。
反面、この名前を気に入っていた。
名前を見て、ときどき、女の子に間違えられる。
好美は、女装の願望があった。
女の子に間違えられることは、その願望を、わずかに喜ばせるのだった。
名は、人を表すと言うのか、
高坂好美は、よく女の子に間違えられた。

髪は、ちょっと長め。耳が全部隠れるくらい。
可愛い目鼻立ち。
背は、163cm。
クラスの女の子達は、好美を、クラスのマスコットだと思っている。
クラスのもてない男達は、好美を女の子と見なして、
よくそばに寄って来る。
好美は、そう言うのを少しも気にしない。
天下のお人好しだった。

高2になって、3か月余り。
もうすぐ、待望の夏休みである。
土曜の午後、好美は、学生カバンをリュックのように背負って、
コンビニの前に来た。
すると、店の前で、可愛い女の子が、メルヘン風な洋服で立っている。
前を通る人に、キャンデーと、ビラを配っている。
キャンデーは、一つだ。

好美が、前に来ると、その子は、キャンデーを鷲づかみにして、
「あなたには、たくさんあげるわ。」
そう言って、好美の胸のポケットにたくさん入れてくれた。
そして、ビラの代わりに、たくさん字が書いてある紙をくれた。
「あの、どうして、ぼくだけ、こんなにくれるの。」
と好美は聞いた。
「あなた、あたしのタイプだから、おまけしたの。」
「そう。」と言って、好美は、キャンデーの包みをやぶって1つ口に入れ、
「ありがとう。」と、にっこり言って、歩き始めた。

『あんな、可愛い子に、タイプだって言われた。』
好美は、うきうきさた。
『生まれて、初めて。』

好美は、キャンデーを頬張りながら、歩いていた。
そのうち、小さくなったキャンディーを、ガリガリっと噛んで呑みこんだ。
そのときからだ、道ですれ違う人が、自分を見ていく。
振り返りながらいていく人もいる。
『ぼく、服のどこかが変なのかなあ。』と好美は思い始めた。
ショーウィンドを見た。
どこも変ではない。

すれ違う人々は、逆に、見てはいけないというように、
あえて見ない人もいる。

土曜は、午前授業なので、家で昼食をとる。
中3の妹美沙は、もう帰っている。
好美は、自分の部屋に行き、ジーンズとTシャツを着て、
下に降りて行った。
キッチンテーブルに座ったとき、美沙が自分を見た。
そして、不思議そうに、好美を見る。
「変だなあ。お兄ちゃんは、いつものお兄ちゃんなのに、
 女の子に見える。」
「うそ!いつもと同じだよ。」
母の紀子が見た。
「まあ、ほんとだ。女の子に見えるわ。」
土曜休日の父義男も好美を見て、
「あっ。」と言った。

妹の美沙が言った。
「あの、首からアゴへのラインなんか、まるで女の子。
 お兄ちゃん、まさか、胸があったりして。」
美沙が、胸を触った。
「胸は、異常なし。」

「そんなに、女の子に見えるの?」好美は、女装子であるが、不安になって聞いた。
「見えるわ。好美であることは、間違いないのに。
女の子が、ジーンズ履いて、Tシャツ着てる感じ。」

好美は、急いで昼食を食べて、2階の自分の部屋に行った。
『そうだ。説明書みたいのもらった。』

<説明書>
これは、「完パスキャンデー」と言って、
女装が終わって、1つ口に入れると、女の子オーラが出て、
誰もが、あなたを女の子だと見てくれます。
あなた自身が、自分の女の子オーラを見られるのは、
6時間後ですが、周りの人は、すぐにあなたの女の子オーラを感じます。
このキャンデーの効き目は、24時間です。

好美は推理した。
コンビニの前であの子が配っていたのは、ふつうのキャンデー。
ぼくにだけは、完パスキャンデーをたっぷりくれた。
あの子は、ぼくが女装子だと、一目でわかった。
ぼくがもらった説明書は、特別なもの。
他の人は、ただの広告をもらった。

あの女の子は、魔法使い。
ぼくは、不思議なことを信じるタイプ。
あの女の子は・・・ちょっと待った。
女の子じゃない。
あの子は、男の子。完パスキャンデーを舐めていたんだ。
ぼくを知っていた。
きっと、ぼくと友達になりたいんだ。
クラスメートの女の子の中の一人。
その子は、きっと男の子。
魔法使いなら、なんでもできる。

好美は、クラスの女の子の顔を、一人一人思い描いた。
自然と、男っぽい女の子を選んでいた。
『ちがう、ちがう。魔法使いだから、
 可愛い女の子になってるはず。』

好美は、自分が好きでたまらない、清水絵里奈を、最後に思い浮かべた。
勉強が一番出来、超美人で、男どもが、そばへ近づきもできない、高嶺の花。
『もし、清水絵里奈さんだったら、ぼく、気絶する。
 清水絵里奈さんだけは、絶対に違う。』
好美は、ここで、考えを打ち切った。

(次回は、『好美、謎の女装子に出会う』です。)


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プロフィール

ラック

Author:ラック
上は若いときの写真です。ISなので、体は、かなり女子に近く発育しました。でも、胸はぺったんこです。戸籍は男子。性自認も男子、そして女装子です。アメリカの大学で2年女として過ごしました。私の最も幸せな2年でした。そのときの自叙伝を書いています。また、創作女装小説を書いています。毎日ネタが浮かばず、四苦八苦しています。ほぼ、毎日更新しています。
どうぞ、お出でください。

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